2017/10/20(Fri)
東京芝2000m。注目されるのは藤沢和厩舎のディープインパクト産駒、オブセッション(牡2、美浦・藤沢和厩舎)だ。「乗り込むにつれて動きが良くなってきた。素質を感じるし、長い条件で良さが出そう」と津曲助手。鞍上はルメール騎手を予定。春の段階で高い評判になっていたが、その後も順調に調整が進み、美浦トレセンに入厩。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、美浦ウッドで5F68秒前半の時計を楽にマークし、2歳500万のゴーフォザサミットに先着した。藤沢厩舎の新馬にしては時計が出ている。

全兄は、セレクトセールで1億円の値がついたトーセンゲイル。池江厩舎&島川氏のラインで、POGでも上位人気になったが、一度も5着以内にすら入れず期待を裏切った。兄に続いて弟もPOGで指名した人は、兄のぶんも頑張って欲しいところだろう。調教時点で不安だらけだった兄に比べ、こちらは順調。初戦からいいレースをしてくれると見る。

ここは2000m戦らしく、他にも血統、調教のバランスがいい馬が目立つ。エイムアンドエンド(牡2、美浦・二ノ宮厩舎)は、母がロフティーエイム(福島牝馬S)。2週前までは平凡だったが、1週前は美浦ウッドで5F68秒、1F12秒後半でまとめており、変わり身を見せてきている。1週延ばす可能性もあるダークナイトムーン(牡2、美浦・尾関厩舎)だが、美浦ウッド5F67秒台を出しており、今週出ても大丈夫な仕上がりにある。半兄はサダムパテック(マイルCS)、全姉はジュールポレール(ヴィクトリアマイル3着)と、血統的にも期待は高まる。

同日の東京芝1600m戦に出走のマルケッサ(牝2、栗東・池江寿厩舎)は、半兄が菊花賞馬サトノダイヤモンドで、POGでも人気になった一頭だ。2週前はCWで5F69秒、上がり12秒半ばと、この厩舎にしては平凡。変則開催の影響なのか1週前は強いところをやっていないので、直前でどれだけの時計を出してくるか。鞍上はルメール騎手を予定。

ローザフェリーチェ(牝2、美浦・木村厩舎)は、母がローズバド(GⅠ2着3回)、半兄がローズキングダム(ジャパンC)。かつてはPOGでも人気の一族だったが、最近は目立った活躍馬も少なく、人気も落ち来てしまった。美浦ウッドで5F69秒台も、上がり12秒後半を馬ナリなら悪くはない。鞍上はデムーロ騎手を予定。

京都では芝1600m戦。調教が目立つのはカツジ(牡2、栗東・池添兼厩舎)だ。2週前にCWで6F81秒、5F65秒半ばの速い時計をマークした。少しやり過ぎたと考えたのか、1週前は軽めに終始している。「ディープ産駒らしく、いい切れ味がありそう。初戦から楽しみ」と陣営も力が入る。鞍上は松山騎手。母はメリッサ(北九州記念)で、全兄は現在2勝も素質を感じさせるミッキーグローリー。マイル戦も合いそうだ。

ブレイニーラン(牡2、栗東・須貝尚厩舎)は、半姉がGⅠウイナーのローブティサージュ(阪神JF)。CW5F67秒前半で、上がりは12秒後半。最終調教では、もう少し上がりを速くしたい。鞍上は川田騎手。シールヴィクトリー(牝2、栗東・平田厩舎)は、母がヴィクトリーマーチ(エルフィンS2着)。CW5F70秒と平凡だが、馬ナリで上がり12秒前半なら気にすることはない。

レリカリオ(牝2、栗東・矢作厩舎)は、『POG青本』で、巻頭の8頭の中に採り上げられた一頭。ノースヒルズでも、牝馬の中では一番との評価も出ていた馬である。ただ調教は坂路53秒1-13秒3と、可もなく不可もなくといった状況。直前にどれだけ詰めてくるか。

同日京都芝1400m牝馬限定戦は、まず挙げたいのがスイートレモネード(牝2、栗東・須貝尚厩舎)。半兄には、萩Sで後のダービー馬ワンアンドオンリーを破ったデリッツァリモーネがいる。「前向きな走りをする。春まではマイルくらいは保ってほしいが、スピードがあるのでこのくらいの距離は良さそう」と須貝師。鞍上は松山騎手を予定。1週前はCW5F71秒台と軽めだったが、2週前には坂路54秒0-12秒7を出しており、仕上がりは進んでいる。

グリエルマ(牝2、栗東・矢作厩舎)は、母がアズマサンダース(桜花賞2着)。馬ナリでCW68秒台後半、上がり13秒台と大人しい内容だが、まだまだ余裕は窺える。ノッテステラータ(牝2、栗東・鈴木孝厩舎)は、ダイナカール一族。母のカノーロは新馬を快勝。将来が期待されたが、2戦目のクイーンCで故障し、そのまま引退している。坂路56秒3-13秒6(いっぱい)と動きはまだまだなので、使って行って変わり身を見せたい。

日曜日は、東京で芝1400m戦。ルソンデュレーヴ(牝2、美浦・萩原厩舎)は、半兄にダービー馬ロジユニヴァースがいる。1週前調教は朝霧のため最後がギリギリ見えるような状況で全体時計は分からないが、芝コースで余裕をもって古馬1600万の馬に先着しており、動きは良かったようだ。

東京ダート1600m戦は、外国産馬のスウィングビート(牡2、美浦・加藤征厩舎)に注目が集まる。「芝でも面白そうだが、血統的にダートは間違いないと思う。しっかり乗り込んできたので、いきなりから楽しみ」と加藤征師。鞍上は内田博騎手を予定。時計は目立たないが、師のコメント通り調教本数は多く、仕上がりは進んでいる。

ベストフィックス(牡2、美浦・新開厩舎)は、半姉がロフティーエイム(福島牝馬S)、全姉にメーデイア(交流重賞6勝)がいる。美浦ウッド5F67秒をマークし、初戦から勝負になる。

最後に京都芝2000m。レイエスプランドル(牡2、栗東・吉田厩舎)は10月14日のダート戦デビューの話もあったが、芝のここへ延ばしてきた。「能力は確か。スタミナもある」と陣営の期待も高い。10月9日のCWでは6F81秒台、5F66秒の好時計を出し、初戦から行ける構えだ。

今週は目立った新規入厩が少なかったが、その中で注目はウムラオフ。半兄に4勝、皐月賞、菊花賞にも出走したウムブルフがいる。その兄同様に堀厩舎に所属。ゲート試験後に放牧の可能性もあるが、できればこのまま在厩し、ムーア騎手が来日したときにデビューさせたい。
[ ナリティー at 2017/10/20(Fri) 06:52コメント(0) ]
2017/10/10(Tue)
土曜日、東京の芝1600m戦もなかなかの好カード。マウレア(牝2、美浦・手塚厩舎)は、全姉に桜花賞アユサンがいる。「姉よりも馬体はコンパクトだが走りはいいし、血統の良さを感じる。クラシックに乗せていきたい」と手塚師。鞍上は戸崎騎手を予定。1週前(以降も、調教は主に1週前のもの)の美浦ウッドは5F70秒とかかったが、2週前は同じウッドで5F67秒台、上がりも12秒後半でまとめ、オープン馬のマイネルスフェーン先着している。姉のアユサンも同時期の新馬戦を快勝。勝って姉に続き、クラシックを目指したい。

調教で目立つのはグラマラスライフ(牝2、美浦・田村厩舎)。美浦ウッド5F66秒台、1F12秒台前半で上がり、古馬オープンのロンギングダンサーと併入している。半兄は競走中止を挟んで4連勝のアンタラジー、若葉Sでハナ差2着のエクレアスパークルなど素質馬がおり、この馬も上を目指せる器だ。

インヴィジブルワン(牝2、栗東・藤原英厩舎)はディープインパクト産駒の期待馬だが、調教内容は物足りず、ここを叩いてからか。コロンバスデイ(牝2、美浦・小笠厩舎)は、母がコロンバスサークル(5勝)。母の弟にダービーフィズ、クレスコグランド、母の妹にアプリコットフィズと重賞ウイナーが並ぶ。美浦ウッド70秒1は平凡だが余裕があるので、まだまだ詰められる。

東京ダート1400m戦は、成功例の多い手塚厩舎&馬場幸夫オーナーラインの外国産馬アイキャンフライ(牡2、美浦・手塚厩舎)に注目。美浦ウッドで67秒台と水準の時計は出ている。

京都では芝1200m戦。プンタレオナ(牝2、栗東・寺島厩舎)は半姉がベルレンケッテ(5勝)。CWで5F67秒が出ており、順調に調整は進んでいる。ピュールフォルスは、半姉にピュアブリーゼ(オークス2着)。姉はスタミナ&パワー色が強かったので、芝1200mがどう出るか。

日曜日は、東京で芝が2戦。芝1800m戦はトラソニャータ(牝2、美浦・奥村武厩舎)。近親にジャパンC、有馬記念で2着したポップロックがいる。美浦ウッド4F52秒後半、上がり12秒後半なら水準にはある。鞍上は内田騎手。カヴァル(牡2、美浦・勢司厩舎)は、母がペニーホイッスル(オープン特別2勝)、半兄にファドーグ(4勝)がいる。調教時計は地味だが、陣営の評価は悪くない。鞍上は柴山騎手。

東京芝1600m牝馬限定戦は、POGでお馴染みの一族レーヴドリーブ(牝2、栗東・高野厩舎)がデビュー。半姉のレーヴディソール(阪神JF)、青葉賞勝ち馬のアプレザンレーヴ、レーヴミストラルを含め、兄姉8頭は全て重賞、オープン特別で好走経験を持つハズレなしのきょうだいだ。CWでは6F81秒台、5F66秒の速い時計をマーク。テンが速かったため上がりは13秒近くかかったが、この一本で馬も気合が入ったことだろう。鞍上は戸崎騎手。

オハナ(牝2、美浦・堀厩舎)は、全兄がキロハナ(4勝)、祖母に名牝ノースフライト(GⅠ2勝)がいる。調教は目立たないが、堀厩舎仕上げで、まだまだ変わる余地はある。ライレローズ(牝2、美浦・古賀慎厩舎)は、半兄がアジュールローズ(プリンシパルS)。ウッド5Fは70秒近いが、上がりは12秒台を出している。鞍上は北村宏騎手。クリームヒルト(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)は、母がクロフォード(新潟2歳S3着)。1週前ウッドは70秒台だったが、2週前には67秒台を楽にマークしており、上位を狙える。

そして最後に京都芝1800m戦。POG上位人気のピボットポイント(牡2、栗東・友道厩舎)がデビューを迎える。全兄は青葉賞2着のワールドインパクト、5勝してオープンまで行ったダノンジェラート、半兄に今年の菊花賞に出走予定のトリコロールブルーがいる。早くにここを目標にし、ルメール騎手を確保と、ノーザンFの期待の高さも伺える。「追い切りを重ねて重苦しさも抜けてきたし、息遣いが徐々に良くなってきた。血統的にも芝の中距離が合っている」と友道師。

ただCWの時計はなかなか詰まらず1週前も70秒台。実際に調教をつけたルメール騎手も「少し重い」と話しているように、まだまだ万全とは言い難いようだ。もともと成長の遅い一族で、陣営もゆっくり作っていきたいと話していた馬。新馬戦の結果に拘らず、長い目で見たい。

アプルーヴァル(牡2、栗東・音無厩舎)は、オルフェーヴル産駒の中でも特に評判になっていた一頭。一族にはフサイチコンコルド、ヴィクトリー、アンライバルドらGⅠ馬が並び、近いところではアドミラブルが活躍馬である。「モノは悪くない。気性的な強さがあるが、それがいい方に向かっていけるように調整していきたい」と音無師。鞍上は横山典騎手。1週前の坂路は53秒5-13秒6とかかったが、時計の出にくい時間帯だった影響もあった。レッドラウダに0.5秒遅れたが、同馬は坂路で51秒前後の時計も出せる馬。しかも追走したもので、これでは遅れるのも仕方がない。

ショウナンラヴィ(牝2、栗東・梅田智厩舎)は、近親にショウナンマイティ(大阪杯)。1週前は芝で軽い内容だったが、2週前は坂路で54秒0-12秒3と速い上がりをマークしており、仕上がりは進んでいる。

入厩状況に大きな動きがあったのは堀厩舎。サンデーR期待のブレステイキングがようやく美浦に入って来た。本来は夏に入りゲート試験を終えておく予定だったが、脚部や体調に不安があり入厩が遅れていた。まずはゲート試験合格が目標で、その後は再度放牧の可能性もある。

すでにゲート試験を終え、デビューを目指しての再入厩はエストスペリオル(牡2、美浦・堀厩舎)と、ステラーインパクト(牝2、美浦・堀厩舎)。後者はセレクトセールで1億円を超える額のついた高額馬である。

他厩舎で目立ったのはシンハラージャ。オークス馬シンハライトを始め、兄姉はアダムスピーク、リラヴァティ、ミリッサなど活躍馬が多数出ている。体に弱いところがあり、順調に行ってほしいものだ。
[ ナリティー at 2017/10/10(Tue) 07:12コメント(0) ]
2017/10/03(Tue)
東京芝1400m戦に出走予定のキャンディケイン(牝2、美浦・鹿戸雄厩舎)は、半姉にスナッチマインド(5勝、京都牝馬S3着)がいる。「いい動きをするし、走ってきそう。前向きな性格で母系の血筋からこのくらいの距離が合っているのでは」と鹿戸雄師。鞍上はルメール騎手。

1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は美浦ウッドで5F69秒8(馬ナリ)と目立たないが、時計を出さない鹿戸厩舎なので心配なし。古馬1000万のダイワドレッサーと併入し、動きは上々だ。

ウェストレー(牝2、美浦・斎藤誠厩舎)は、半兄にリルダヴァル(6勝)、ヴォルシェーブ(6勝)、おじにディープインパクトがいる。ウッド4F52秒台なら悪くないが、馬体重が400キロに届かない小柄な馬。馬体の維持が鍵となる。

京都では芝1400m戦。プリンセステソーロ(牝2、栗東・吉村厩舎)は外国産馬。1週前に坂路53秒7-12秒8、2週前はCWで5F66秒台、上がり12秒を余裕をもって出している。初戦から好勝負になりそうだ。

日曜日は、東京で芝2000m戦。この日は東京で毎日王冠が行われるので、主力騎手も関東へ。これに合わせて遠征してくる関西馬が多いようだ。

その関西勢から、まずはブラゾンダムール(牡2、栗東・松永幹厩舎)。CW6F82秒台、5F67秒台、1F12秒前半と水準をクリアしている。鞍上はデムーロ騎手。スワーヴアラミス(牡2、栗東・須貝尚厩舎)は、セレクトセールで7460万円(税込)ついた馬。坂路54秒8-12秒7(一杯)と全体時計は遅いものの、12秒台で上がっていれば格好はつきそう。

ジェシー(牡2、栗東・中内田厩舎)は、3代母がオークス馬ダイナカールで、一族にはエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテらGⅠ馬が並ぶ。芝コースなので判別は難しいが5F63秒台なら評価していいだろう。

関東勢も負けていられない。コズミックフォース(牡2、美浦・国枝厩舎)は、母がミクロコスモス(阪神JF3着)。調教は1週前まで緩めの内容だが、国枝厩舎のこと。恥ずかしい仕上げの出走はあるまい。

この日は京都でも芝2000m戦が行われる。ダノンフォワード(牡2、栗東・藤原英厩舎)は、セレクトセールで8640万円(税込)の高額馬。「弾むようなフットワークで、ジョッキーも乗り味の良さを感じている。芝の長い条件が合っていそう」と田代助手。鞍上は福永騎手。CWで5F68秒、上がり12秒を軽々マークと、時計も良好。半姉ダノンアイリスは短距離馬だが、この馬は陣営の話通り距離の融通もききそうなタイプ。初戦から楽しみだ。

調教の動きならドミナートゥス(牡2、栗東・宮本厩舎)も負けていない。CWで67秒台、上がりも12秒前半でまとめ、古馬500万の馬に先着している。母は新馬、オープン、小倉2歳Sと3連勝したデグラーティアで、早熟性も見込める。

3日間開催の最後。月曜日は、東京で芝1600m戦。シルフィウム(牡2、美浦・手塚厩舎)は、一つ上がナイトバナレット(ジュニアC)、二つ上がアルシャンテ(3勝)と勢いがある。美浦ウッド68秒台も、馬ナリで上がり12秒台なら悪くない。

トランスパレント(牡2、美浦・上原厩舎)は、母がダノンベルベール(阪神JF2着)。美浦ウッド68秒後半の時計を馬ナリでマークしたが、時計はもっと詰められそうだ。

そして京都。こちらは芝1800m、1600mの牝馬限定戦が用意されているが、どちらも注目のレースだ。

芝1800m戦は、POGで大人気となった評判馬サトノエターナル(牡2、栗東・池江寿厩舎)が出陣。母はアメリカのGⅠホースで、セレクトセールでは1億円以上の値がついている。「血統馬らしく凄いバネをしている。力強さも出てきたし、先々まで楽しみにしている」と兼武助手。鞍上はルメール騎手。

CW5F68秒台で、上がりは12秒を切る時計をマーク。池江厩舎の期待馬としては普通の時計だが、少々重い馬場だけに評価できる。軽いイメージで、京都の馬場も合いそうだ。

この評判馬に対抗するのがハーツフェルト(牝2、栗東・角居厩舎)。半姉には今年のフローラSで1番人気になったホウオウパフュームがいる。CWで6F82秒、5F65秒、上がりも12秒でまとめる速い時計を出し、未勝利戦を大楽勝したヘンリーバローズにクビ差遅れも、こちらは大きく追走したもの。調教内容はサトノエターナルに負けていない。鞍上はデムーロ騎手。

エポカドーロ(牡2、栗東・藤原英厩舎)は母がフェアリーS、フィリーズレビューと2連勝したダイワパッション。CWで67秒台、上がり1F12秒で、ダノンフォワードと併入している。「とにかく動きがいい」と陣営の評価も高く、この馬も上位争い必至。この新馬戦はハイレベルな戦いが予想される。

芝1600mの牝馬限定戦も良血馬が並ぶ好カード。ソシアルクラブ(牝2、栗東・池添学厩舎)は、母がGⅠ6勝のブエナビスタ。CWで68秒、上がり12秒前半と時計は上々。鞍上は岩田騎手。サトノルーリー(牝2、栗東・須貝尚厩舎)は、全兄がサトノノブレス(重賞4勝)。調教も最初は平凡だったが、ここへ来て坂路54秒5-12秒6の時計をマークし徐々に良化してきた。

ゴルトキルシェ(牝2、栗東・平田厩舎)は、半兄が新馬、500万と2連勝したサトノキングダム。坂路53秒3-13秒4と1週前は目立たなかったが、2週前には53秒5-12秒7と水準レベルの時計は出している。

新規入厩の注目は、ルナステラ。半兄にスワーヴリチャード(ダービー2着)、バンドワゴン(鳴尾記念)がいる。父がディープインパクトに変わり期待は高まる。レッドサクヤは、半姉がエイジアンウインズ(ヴィクトリアマイル)。こちらも父がディープインパクトで、姉よりも距離は持ちそうだ。

ホウオウシックスは、POG本取材時に岡田スタッドで評判だったオルフェーヴル産駒。同牧場で大評判だったザスリーサーティはデビューが遅くなるので、そのぶんも頑張って欲しいところ。

再入厩では藤沢厩舎のオブセッション(牡2、美浦・藤沢和厩舎)が東京デビューを目指す。サラキア(牝2、栗東・池添学厩舎)は一度函館に入厩したが、気性の問題もあってゲート試験を受けずに再放牧されていた。まずはゲート試験合格を目指す。
[ ナリティー at 2017/10/03(Tue) 06:52コメント(0) ]
2017/09/25(Mon)
土曜日の阪神芝1800m戦から見ていこう。POG人気馬とは、ここに出走予定のアドマイヤキング(牡2、栗東・友道厩舎)だ。母アドマイヤテンバの弟に2冠馬ドゥラメンテ、祖母はエリザベス女王杯勝ち馬アドマイヤグルーヴ、曾祖母は天皇賞・秋、オークスの勝ち馬エアグルーヴ、4代母はオークス馬ダイナカールと筋の通った一族である。

友道師「大きくて見栄えのする馬で、力強さと持久力があり、長く脚を使えそうなタイプ。血統的な背景からも期待は大きい」と評価する。鞍上はM.デムーロ騎手。大型馬で完成度は低く、CWでの調教は目立たないが、2週前の芝調教では軽快な動きを見せた。初戦向きとは思えないので、いきなりデビュー勝ちとはならないかもしれないが、先々まで注目したい一頭だ。

ポジティブスタンド(牡2、栗東・高橋亮厩舎)は、母が7勝したスタンドオンエンド。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)はCWで4Fから51秒台も、上がりは13秒台とかかってしまった。ただ2週前にはCWで5F65秒台、上がりは12秒半ばでまとめており、水準以上のものはある。レッドゼノビア(牝2、栗東・大久龍厩舎)は、半姉に今年のスイートピーSを勝ったブラックスビーチがいる。CWで67秒台は悪くないが、上がりは13秒台。もう少し速い上がりが欲しい。

続いて阪神ダート1800m戦。カレンガリアード(牡2、栗東・安田隆厩舎)は、兄姉にオープン馬はいないものの、6頭中5頭が勝ち上がっている。調教はCW4F53秒台で、上がりは12秒を切る時計。2週前には坂路で54秒6-12秒2を出しており、初戦から期待できる。ダージリンクーラー(牡2、栗東・石坂厩舎)は、近親に菊花賞、天皇賞・春2着のアルナスラインがいる。CWで5F72秒台、上がりは12秒後半。ベストウォーリアに遅れたが、相手を考えれば仕方がない。

中山では牝馬限定の芝1600m戦。ムーンライトナイト(牝2、美浦・久保田厩舎)は、シルクレーシング期待の牝馬だ。「もう少し全体に力がついてくるといいが、背中や乗り味はいい馬。距離はもっとあっても良さそうだが、牝馬同士の初戦なら範囲内では」と池内助手。鞍上は大野騎手。美浦ウッドで5F68秒台、上がり12秒台を余裕をもってマークし、水準レベルの動きにはある。

日曜日は、阪神で芝1400m戦。バレンタインジェム(牝2、栗東・橋田厩舎)は、近親にアドマイヤムーン、ヒシアマゾン、スリープレスナイトらGⅠ馬がいるお馴染みの一族。坂路53秒1-12秒5を馬ナリでマークし、期待は高まる。アルモニカ(牝2、栗東・西村厩舎)は、母の兄にワールドエース(皐月賞2着)。坂路54秒1-13秒3は物足りないが、2週前の坂路では12秒台で上がっており、心配はなさそうだ。

中山では芝1800m戦。ミッキーハイド(牡2、美浦・菊沢厩舎)は、セレクトセールで5400万円(税込)で落札されたロードカナロア産駒。「馬っぷりもいいし、芯がしっかりしてくればいいところまでいけそう。マイルから1800mの条件が合うと思う」と菊沢師。鞍上は横山典騎手。美浦ウッド5F68秒台で、同厩のディープ産駒リバーブレーションを煽り、上々の動きを披露した。アエロリット、ミッキースワロー、ダイワキャグニーと3歳勢が活躍している菊沢厩舎。今年の2歳はこの馬か。

グローリーヴェイズ(牡2、美浦・尾関厩舎)は、母がメジロツボネ(4勝)。美浦ウッドで5F68秒台を馬ナリで出している。デムーロ騎手でデビューに期待感が見える。関西から遠征はメールドグラース(牡2、栗東・清水久厩舎)。母の兄にグラスボンバー(福島記念)がいる。CWで5F66秒台、上がりも12秒前半の時計を出し、9月23日の未勝利戦を楽勝したビッグスモーキーに先着。鞍上は福永騎手を予定している。

中山芝1200m戦は、メルトポイント(牡2、美浦・斎藤誠厩舎)。古いファンしかピンと来ないかもしれないが、天馬トウショウボーイを出したソシアルバターフライの一族で、祖母は重賞2勝のマザートウショウ、曾祖母に名牝エイティトウショウがいる。坂路55秒9-13秒3を一杯と調教は地味。貴重な牝系の馬なので、この先変わって欲しいものだ。

例年クラシック候補が続々現れる10、11月開催を迎え、POG人気馬が続々入ってきている。

新規入厩では、キャロットファーム期待のヴェルテアシャフト。全兄にステファノスがいるフィニフティのディープインパクト産駒2頭が目に付く。他の産駒では、アヴェンチュラ(秋華賞)の初仔になるデサフィアンテ、ドナウブルー(重賞2勝)の初仔イシュトバーン、ファンディーナの半弟グランソードが血統的に面白いところ。

再入厩では、堀厩舎のディープ産駒で半姉にパシフィックギャルがいるサトノソルタス(牡2、美浦・堀厩舎)、半兄にアンタラジーがいるグラマラスライフ(牝2、美浦・田村厩舎)は、ともにPOGでも人気になった馬。グラマラスライフのほうは、東京の2週目デビューを予定している。
[ ナリティー at 2017/09/25(Mon) 05:10コメント(0) ]
2017/09/19(Tue)
中山芝1600m戦は、グランドピルエット(牝2、美浦・田村厩舎)。母はザレマ(京成杯AH)、半兄に4連勝したミッキーオリビエがいる。「稽古は古馬と併せても見劣らない走りをしている。新馬はもちろん、先々まで楽しみ」と高木助手。鞍上は田辺騎手。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)はウッドで5F69秒台と時計は目立たないが、古馬オープンのセンチュリオンに先着し、動きはいいようだ。

ベリータ(牝2、美浦・水野厩舎)は、母がマイネイサベル(重賞3勝)。南Dコース(ダート)で5F64秒前半の時計を出し、初戦から行ける構えだ。ショウナンバリウス(牡2、美浦・奥村武厩舎)は、半兄にフェイトフルウォー(京成杯、セントライト記念)。ウッド68秒前半の時計なら悪くない。

阪神では芝1200m戦。メジャーレート(牡2、栗東・斉藤崇厩舎)は、近親にブルミラコロ(5勝)、ハクサンルドルフ(4勝)がいる。CWで6F80秒台の速い時計を出し、仕上がりは進んでいる。鞍上は川田騎手。ヘヴンリーブライド(牝2、栗東・浜田厩舎)は、近親にパッションダンス(重賞3勝)、アドマイヤキッス(重賞4勝)。以前のCWではバタバタになったが、芝では63秒台を出しており、軽い馬場向きなのかもしれない。

日曜日は、中山で芝2000m戦。ドーファン(牡2、美浦・中川厩舎)は近親にハリーズコメット(5勝)。ウッドで66秒を楽にマークし、初戦から勝負だ。鞍上は柴山騎手。マイネルプリンチペ(牡2、美浦・畠山吉厩舎)は、母がマイネプリンセス(5勝)。ウッドでは70秒と遅いが、外目をまわったもので、上がりも12秒台半ばが出ているので及第点。シャープスティーン(牝2、美浦・武井厩舎)は、近親にミリオンベル(7勝)。ウッド4F56秒台はもう少し詰めたい。

中山ではダート1200m戦も。リードザウインド(牝2、美浦・小島茂厩舎)は、半兄に新馬、野路菊S、デイリー杯2歳Sと3連勝したオースミダイドウがいる。ウッドで4F54秒台も、馬ナリなら十分。

この日は阪神でも芝2000m戦。トーセンブレイヴ(牡2、栗東・池江寿厩舎)はセレクトセールで1億6740万円(税込)の高馬。母の姉にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯)がいるほか、一族には活躍馬が多数いる。「大型でパワーがあるが、芝でいけそうなタイプ。これだけの血統なので当然クラシックにのせていきたい」と池江師。鞍上はルメール騎手。2週前までは物足りない時計だったが、1週前はCWで6F82秒、5F66秒台で、上がり1F12秒半ばと詰めてきた。大型馬らしく変わり身は大きい。

レッドエクシード(牡2、栗東・松永幹厩舎)は、ディープインパクト×ストームキャットのニックス配合。近親にマンボツイスト(重賞2勝)がいる。「まだ体が成長段階なのでスッと反応できないが、スピードに乗るといい伸びを見せる。やれば動くし、持っている素質は高い」と松永幹師。。まだ成長途上というが、それでもCWで上がり12秒を切っていたように、早くも能力の一端を見せている。

エタリオウ(牡2、栗東・友道厩舎)は、セレクトセールで1億円近い値がついた馬。母はアメリカでGⅠを勝っている。芝調教では同厩の新馬アドマイヤキング(来週デビュー予定)に遅れたが、相手も評判馬だけに仕方がない。

阪神では、ダート1400m戦も。スーブレット(牝2、栗東・石坂厩舎)は半兄にベストウォーリア(南部杯2勝)。坂路53秒8(一杯)は物足りないが、少し重いようなので、まだまだ変わり身を期待したい。エンジェルウィング(牝2、栗東・牧田厩舎)は、半兄がグリッターウイング(5勝)。坂路56秒8は平凡も、上がりは12秒台でまとめている。

続いては、新規入厩。サトノシリウスを挙げておこう。セレクトセール7344万円(税込)のディープインパクト産駒で、母のパールシャドウはデビューから2連勝しており、新馬から楽しみ。

再入厩では、POGで大人気になったサトノエターナル(牡2、栗東・池江寿厩舎)。栗東に入ってすぐにCWでいい動きを見せ、評判は上々だ。デビューは京都開幕週を予定している。
[ ナリティー at 2017/09/19(Tue) 05:32コメント(0) ]
2017/08/18(Fri)
札幌芝1500m戦では、ミスエルテの半妹ミカリーニョ(牝2、美浦・木村厩舎)がデビュー。当初は1800m戦を予定していたが、気性を考慮し距離短縮してきた。調教も気性を考えたか1週前は(以降も調教は主に1週前のもの)函館ウッド5F71秒台と軽いもの。直前にどれだけ時計を出してくるかで、現状の精神状態も分かるのではないか。最終調教も軽いようだと、ちょっとレースが心配になる。

話題の血統馬がイルーシヴグレイス(牝2、美浦・堀厩舎)。一つ下の全弟は昨年のセレクトセールで3億円超え、二つ下の全弟は今年のセレクトセールで6億円超え(いずれも税込)と、びっくりするような高値で落札された。このおかげでイルーシヴグレイスの注目度も大きく増している。ただ現状は調教の動きも物足りなく、完成度は低いようだ。この状況でデビュー戦を勝つようなら大物だが。

スズカローレル(牝2、栗東・橋田厩舎)は、半兄にオープン馬スズカデヴィアス(4勝)がいる。調教時計は目立たないが、陣営は「走る雰囲気を持っている」と期待をかけている。ダノングレース(牝2、美浦・国枝厩舎)は、母がイタリアオークス勝ち馬で、セレクトセール8208万円(税込)。それほど強い調教はしていないが、内容は悪くないようだ。

新潟では2000m戦。ブリスフルデイズ(牝2、栗東・吉田厩舎)はマイル戦を予定していたが、もう少し距離があったほうがいいということで、今週の2000m戦に延ばしてきた。そのぶん調教量も増えて仕上がりは進み、CW6F82秒台、5F66秒台、上がりも12秒前半を余裕をもってマーク。いい状態でデビューを迎えられそうだ。

ミレフォリウム(牝2、美浦・中舘厩舎)は、母の兄にダービー馬ロジユニヴァース。調教時計は水準レベルだが、まだまだ変わりそうな雰囲気がある。プリマドンナ(牝2、美浦・菊沢厩舎)は、一族にフサイチコンコルド、アンライバルド、ヴィクトリー、リンカーン、アドミラブルと大物が並ぶ。将来性は高い。

土曜の新潟では1400m戦も行われる。アメリカンファクト(牡2、美浦・戸田厩舎)は、キーンランドセール出身の外国産馬。7月後半にはウッドで66秒台、1週前は同厩の期待馬プロトスターに先着と、動きは良好だ。

小倉では1200m戦。モズスーパーフレア(牝2、栗東・音無厩舎)もキーンランドセール出身の外国産馬。坂路52秒8-12秒4の好時計をマークし併せた新馬に先着と、初戦から期待大だ。

日曜日に移って、札幌芝1800m戦。POGでも人気になったルーカス(牡2、美浦・堀厩舎)が初陣となる。「精神的にもドッシリとして環境の変化に戸惑うところもなく、カイバもよく食べている。血統馬らしく動きも力強い」と金子助手。全兄は香港を含めGⅠ6勝のモーリスで、シルクレーシングの募集価格が1億円となれば期待されるのも当然。調教でも芝コースで5F64秒台を出し、古馬オープンのネオリアリズムと併入と動きも上々だ。鞍上にマジックマンことモレイラ騎手を迎え、デビュー勝ちへ向け準備は整っている。

ここは他にも血統馬が続々。リシュブール(牡2、栗東・藤原英厩舎)は、母が1戦1勝で引退したラストグルーヴ。その母の兄姉がアドマイヤグルーヴ、ルーラーシップ、フォゲッタブル、グルヴェイグと重賞ウイナーが並び、祖母が天皇賞馬エアグルーヴ、曾祖母がオークス馬ダイナカールと、競馬版華麗なる一族である。もう少し早いデビュー予定だったが、鞍上予定の福永騎手が騎乗停止となり、停止明けを待ってのレース。そのぶん調教が積めたので、仕上がりも更によくなっているだろう。

ゴーフォザサミット(牡2、美浦・藤沢和厩舎)は、半兄にショウナンマイティ(大阪杯)。札幌でレイエンダ、タワーオブロンドン、フラットレーと3頭が新馬で楽勝劇を演じている藤沢和厩舎。この馬も勢いに乗りたい。

新潟では牝馬限定の芝1600m戦。ディープインパクト産駒のノチェブランカ(牝2、美浦・国枝厩舎)は、母がドイツオークス馬。全兄のフォイヤーヴェルク(2勝)は、2年前のPOGで大人気になった。「時間をかけてじっくりと調整。まだ良くなるのは先だが、いいモノを持っているのは確か。マイルから中距離で良さそう」と国枝師。坂路54秒0-12秒9(馬なり)の時計が出たが速い本数は少なく、先を考えて緩めでのデビューとなるかもしれない。

デルニエリアリテ(牝2、美浦・栗田徹厩舎)は、半兄にリアルインパクト(安田記念)、ネオリアリズム(香港GⅠ勝ち)、アイルラヴァゲイン(7勝)がいる。「良血馬で稽古もやれば動くし、好時計も出ている。素質はかなり高く、初戦から期待は大きい」と栗田徹師。鞍上は戸崎騎手。2週前に坂路で51秒5-12秒3を出し、1週前もウッド51秒2と時計は文句なし。最近の兄姉はデビューが遅かったが、久々の早期デビューで期待が高まる。

バトルガラクシア(牝2、栗東・本田厩舎)は、半兄にザバトルユージロー(4勝)、近親にゴッドオブチャンス(京王杯SC)がいる。CW66秒台は合格点で、あとは上がりを速くしたい。ラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹厩舎)は、半姉にセレクトセールで1億5660万円(税込)の値がついたラルク(2勝)、近親にミッキーアイル、アエロリットのGⅠウイナーがいる。坂路57秒8-12秒4と全体時計は遅いが、これは追走した相手が走らなさすぎたため。まだ時計は大きく詰められる。

小倉では芝1800m戦。レゲンダアウレア(牡2、栗東・岡田厩舎)は、母がケイト(4勝)、母の兄にマジンプロスパー(重賞3勝)がいる。坂路53秒0-13秒2の時計はもう少し詰めたい。

日曜の小倉は牝馬限定の1200m戦もある。アンヴァル(牝2、栗東・藤岡健厩舎)は、半兄にオールザゴー(マーガレットS)。母アルーリングボイス、祖母アルーリングアクトは小倉2歳Sを勝っており、今回の舞台は得意なはず。初戦から勝ち負けだ。レッドランディーニ(牝2、栗東・石坂厩舎)は、祖母がヨークシャーオークス(英国GⅠ)勝ち馬。坂路54秒5-12秒6(一杯)だが、「まだ変わりそう」という陣営のコメントから、最終調教で更に時計を詰めてきそうだ。

新規入厩で目立つのはカザン。セレクトセールでは2億円を超える高値でキーファーズが落札し、池江寿厩舎に所属となった。6月には山元トレセンに来ていながら、なかなか入厩しないので心配していたが、これで安心。タピット産駒の半兄フォギーナイトはダートの素質馬だが、こちらは父がディープインパクトに変わり、目標はクラシック。というかキーファーズが馬主なら、大目標は武豊騎手を背に乗せての凱旋門賞か。

馬主から注目はエタリオウ。セレクトセールで1億円近い高額で、森岡幸人氏が購入。この馬主さんの登録名はGリビエールレーシングで、今年のPOGで話題になったジェネラーレウーノと同じだ。このジェネラーレウーノをはじめ、これまでの持ち馬は矢野厩舎が多かったが、セレクトで購入した馬のほとんどは友道、須貝厩舎に所属。現3歳のジェネシスを含め、特に高額馬は友道厩舎に入っている。このエタリオウも友道厩舎。今後、Gリビエールレーシング&友道厩舎&ノーザンFは、POGでも重要なラインになってくるかもしれないので、エタリオウの動向もよくチェックしておきたい。

再入厩組ではスターリーステージ(牝2、栗東・音無厩舎)。ミッキーアイルの全妹でPOGでも上位人気になった馬だ。既にゲート試験を終えており、今回はデビューへ向けての入厩。順調に行けば9月阪神の1、2週目のデビューとなろう。まだまだ暑いが、すでに秋競馬へ向けて準備は始まっている。
[ ナリティー at 2017/08/18(Fri) 05:00コメント(0) ]
2017/06/08(Thu)
土曜阪神でデビュー予定のステラローザ(牝、栗東・斉藤崇)は新種牡馬ロードカナロア産駒。近親には07年オークス2着のベッラレイアなどがいる血統だ。

 「体は420キロぐらいですね。追い切るごとに少しずつしっかりしてきました。今のところ、落ち着いていて手が掛かりませんね」と斉藤崇師は順調な調整ぶりを伝える。

 先週は栗東CWで、コンビを組む福永を背に3頭併せを行い、6F86秒5-39秒5-12秒3をマークした。「馬の間に入れてもひるんだりしません。素直で乗り役に従順。折り合いがつきやすいし、初戦から楽しみですね」。2週連続の新馬戦Vが懸かる福永を背に、初陣突破を目指す
[ ナリティー at 2017/06/08(Thu) 06:11コメント(0) ]
2017/06/08(Thu)
攻め馬から潜在能力の高さを誇示しているトーセンアンバー(牝、美浦・菊沢)は期待のディープインパクト産駒。横山典とコンビを組み、日曜の東京5R(芝1800メートル)か6R(芝1600メートル)で初陣Vを狙う。

 入厩当初から軽やかなフットワークが目立つ一頭だった。菊沢師は「この時期にしては十分に体力がついていて、いいバネを持っています」とうなずく。1日の美浦Wでは4F51秒5-37秒9-12秒9の好時計を馬なりで記録。抜群の気配をアピールした。

 今年のNHKマイルCを制し、厩舎に初G1タイトルをもたらしたアエロリットも、昨年6月の東京で新馬戦Vを飾った。「アエロリットとは馬のタイプが違いますが、ここまでの過程や仕上げなどは似た感じで来ていますよ」。G1ウイナーとなった先輩の背中を追い、出世街道をばく進する。
[ ナリティー at 2017/06/08(Thu) 06:10コメント(0) ]
2017/06/03(Sat)
来春のクラシックを目指し、今週から早くも2歳戦がスタートする。注目は初年度産駒がデビューを迎える新種牡馬。オルフェーヴルなど日本ダービー馬3頭がそろい、例年以上に豪華なラインアップとなっている。初週から素質馬がエントリーし、大攻勢の予感だ。

 新種牡馬でトップの産駒数を誇るのが、短距離王ロードカナロアだ。日本&香港でGI6勝をあげたスピードは産駒にもしっかりと受け継がれていそう。日曜の東京の芝1600メートル戦にスタンバイしているのはステルヴィオ(牡、美浦・木村厩舎)。母ラルケットは芝で4勝し、クイーンC3着と活躍した。

 先週24日のWコースで6F81秒4と2歳馬離れした好時計をマークし、「すごく乗りやすい。反応するまでに少し時間がかかるけど、マイルは問題ない。3歳、4歳くらいの雰囲気がある」と、ルメール騎手は操縦性を高く評価。「いいフットワークで走る。伸びやかな体つきをしていて、素質がありそう」と、木村調教師の期待も大きい。

 同レースにはローズキングダム産駒のジュンアンビション(牡、美浦・畠山厩舎、母パルステージ)も出走予定。ジャパンC馬の父は朝日杯FSも勝っており、早い時期から活躍できそう。おじには重賞2勝のダンスインザモアがおり、同期との併せ馬では常に手応え優勢だ。「小ぶりで太め感なく仕上がった。コントロールが利くし、素直に走ってくれるのがいい。初戦から力を出せるはず」と、トレーナーは好発進を誓う。
[ ナリティー at 2017/06/03(Sat) 07:07コメント(0) ]
2016/10/03(Mon)
【栗東】
◆リナーテ(牝、父ステイゴールド、母マルペンサ、栗東・須貝尚介厩舎)
 半兄は先週の神戸新聞杯を勝ち、きさらぎ賞を含めて重賞2勝を挙げているサトノダイヤモンド(父ディープインパクト)。POG取材時には兄が重賞を勝っていたこともあり、やや慎重なコメントをしていた須貝尚介調教師だったが、ここにきてトーンは上昇している。

 須貝厩舎のステイゴールド産駒といえば、ゴールドシップとレッドリヴェールがG1を制しているが「雰囲気はレッドリヴェールにそっくり。馬体は華奢だったリヴェールよりもひと回りふた回りは大きいかな」と同師。調教後に坂路上の運動場で乗っていても堂々とした仕草が印象的。追い切りは9月22日に坂路4F53.1秒をマークし、9月29日の芝コースでの3頭併せでは古馬を追走して先着するという素晴らしい動きを見せている。デビューが予定されている10月10日(月)京都芝1600m(牝)でどのような走りを見せてくれるか楽しみ。

◆タイセイスターリー(牡、父マンハッタンカフェ、母スターアイル、栗東・矢作芳人厩舎)
 半兄ミッキーアイル(父ディープインパクト)は未勝利から5連勝でNHKマイルCを制し、古馬になってからも2016年阪急杯を制している。本馬は2015年セレクトセール1歳にて、8800万円(税抜)で落札されている。

 ゲート試験は9月9日に合格しているが、この時の2F目のラップが圧巻。締まったダート、体重の軽い坂井瑠星騎手が跨っていたとはいえ、11.4秒は特筆もの。そして、9月14日の坂路では古馬と併せて4F51.2秒をマーク。こちらも新馬としてはトップレベルの数字だろう。ちなみに、現在は4F50秒を切るような時計もマークする兄だが、さすがにデビュー前はここまでの時計を出していなかった。10月8日(土)京都芝1400mを川田将雅騎手でデビューする予定となっているが、まずは兄が果たせなかった新馬勝ちを決めたいところ。

◆ブレイヴバローズ(牡、父マンハッタンカフェ、母ネガノ、栗東・角田晃一厩舎)
 半兄ダッシャーゴーゴー(父サクラバクシンオー)は2010年セントウルSなどスプリント重賞で3勝を挙げている。デビュー戦は10月8日(土)京都芝1400mを和田竜二騎手で予定しているが、これは前記タイセイスターリーと同じ。短距離重賞で活躍した兄がいて、同じマンハッタンカフェ産駒という意味では興味深い対決となりそう。

 本馬は8月31日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩すると、1週間でゲート試験に合格。9月22日には坂路でジョッキーが跨り、古馬500万下を追走する併せ馬だったが、一杯に追われて先着。その時計は4F52.6秒と速く、新馬としての水準を楽に上回っている。9月29日のCWでは併せ馬を追走して遅れているが、相手がすでに勝ち上がっている2歳馬アダムバローズだったので仕方ない。むしろ、6F83.1秒、1F12.0秒という時計を評価したいところ。

◆シャンティローザ(牝、父ダノンシャンティ、母エポカローザ、栗東・松永幹夫厩舎)
 2014年セレクトセール当歳にて、1000万円(税抜)で落札されている。本馬について「9月14日の坂路では時計は4F56.6秒と遅かったけど、引っ張り切りの手応えで駆け上がってきました。これは初戦から動けそうですね」と松永幹夫調教師も手応えを掴んでいる。

 そして、これまでは同じ新馬での併せ馬だったが、こちらが動きすぎるので、9月28日の坂路追い切りでは古馬500万下と併せ。レースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨っていたが、4馬身ほど追走して、楽に2馬身ちょっと先着。しかも手応えが馬なりということもあって、陣営が求める以上の動きを見せているといった感じ。デビュー戦は10月8日(土)東京芝1600m(牝)が予定されている。

【美浦】
◆バスカヴィル(牡、父Bernardini、母Divalarious、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 8月20日に入厩し、翌週の26日には早々とゲート試験をパス。9月1から時計を出し始め、東京開幕週のデビューを目標に調教のピッチを上げてきた。ここ2週は蛯名正義騎手が跨がり、ウッドチップ(21日)とダート(28日)で5F追いを消化。いずれもラスト1F12秒台前半をマークしており、しまいの反応は上々だ。

「血統的にもダート向きだろうけど、いい走りをする。やり出してからも順調だし、ひと追い毎に素軽さが出てきた」と二ノ宮敬宇調教師。10月9日(日)、東京のダート1600mを蛯名騎手で予定している。

◆キタサンメジャー(牝、父ダイワメジャー、母ビッグテンビー、美浦・奥村武厩舎)
 異父兄に2009年の高松宮記念、スプリンターズSを制したローレルゲレイロがいる。9月28日にはウッドチップコースで初めて5Fから時計を出し、サウジアラビアロイヤルCに出走予定のバリンジャー、古馬1000万下のプリサイスエースと併入。しっかりと負荷をかけられた。

「いかにもダイワメジャー産駒という感じだし、すごく元気がいいですね。気性的にカッとなりやすいところがあるけど、そういう意味では初戦向き。スピードタイプの血統だけど、マイルまではこなしてくれると思います」と奥村武調教師。10月8日(土)、東京の芝1600m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆ミッキークロス(牝、父ハーツクライ、母ライジングクロス、美浦・国枝栄厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、4000万円で落札された。異父姉にアースライズ(フラワーC2着、オークス4着、愛知杯3着)がいる。9月2日にゲート試験をパス。目立つ時計こそ出していないが、ここまで順調に追い切りの本数を重ねてきた。

「気持ちに前向きさがあるし、動きもキビキビとしていて素軽い。そんなに大きくないけど、走ってきそうな雰囲気はある」と国枝栄調教師。10月8日(土)、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。

◆レイデオロ(牡、父キングカメハメハ、母ラドラーダ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 1歳上の異父兄に現3勝のティソーナがおり、ディープインパクトの近親に当たる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で体力強化に努め、秋の東京デビューを目標に再入厩。9月22日にはウッドチップコースで古馬のロサギガンティア(今週の毎日王冠に出走予定)と併入。28日にも坂路で古馬のレッドラジェルと併せるなど時計以上に中身の濃い調教メニューをこなしている。

「馴染みの血統になるけど、上のティソーナに共通するのは走ることに対して前向きなところ。稽古でも集中して走っているし、古馬と遜色ない手応えで回ってこられますからね。いい馬だし、持っている能力は高いと思います」と津曲調教助手。10月9日(日)、東京の芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/10/03(Mon) 21:03コメント(0) ]