2016/08/23(Tue)
【栗東】
◆ヴァナヘイム(牡、父キングカメハメハ、母グルヴェイグ、栗東・角居勝彦厩舎)
 母は同厩舎で管理され、2012年マーメイドSを制覇。本馬はその初仔となるが、母系には昨年の二冠馬ドゥラメンテや2012年クイーンエリザベス2世カップを優勝したルーラーシップなどが名を連ねる良血。

 6月10日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月5日にノーザンファームしがらきから栗東へ再入厩。8月17日に初めてCWで追い切られたが、古馬1600万下のハッピーモーメントを追走して僅かに遅れた。とはいっても手応えには余裕があったし、いきなり準オープン相手にこれだけ動けるのだから、さすが素質馬といった感じ。デビュー戦は8月28日(日)小倉芝1800mを浜中俊騎手で予定している。

◆ビミコウフク(牝、父メイショウボーラー、母ナゾ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母のナゾはもちろん、その仔で芝2勝、ダート2勝を挙げたニザエモン(父フジキセキ)や先週の北九州記念に出走したオウノミチ(父オレハマッテルゼ)など、JRAに競走馬登録した馬はすべて佐々木厩舎で管理されている血統。

 本馬は入厩して1週間でゲート試験に合格するセンスのよさを見せ、それ以降も至って順調に追い切りを重ねてきた。8月11日の坂路ではデビュー戦3着だったトーヨーエースに先行して、相手に追いつかれることなく先着。8月17日の坂路での併せ馬は同入だったが、1F12.3秒をマーク。全体時計は遅いが、追い切りではあまり動かないのが、この血統の特徴。8月19日にはゲート練習を行い、スタート動作も確認済み。デビュー予定の8月27日(土)小倉芝1200mでどのような走りを見せてくれるか楽しみ。なお鞍上は浜中俊騎手が予定されている。

◆ブリラーレ(牡、父ディープブリランテ、母メジロルバート、栗東・斎藤崇史厩舎)
 半姉メジロツボネ(父スウェプトオーヴァーボード)は芝で4勝を挙げており、本馬は2015年セレクトセール1歳にて2400万円(税抜)で落札されている。父ディープブリランテは新種牡馬だが、ディーパワンサが新馬、中京2歳Sを連勝しており、すでに注目を集めている。

 本馬は8月20日の新潟芝1400mに出馬投票するも除外。デビュー戦を8月27日(土)新潟芝1600mにスライドすることとなった。8月10日のCWでは3歳未勝利を内から追走してしっかり追いつき、6F81.0秒をマーク。そして8月17日のCWではオウケンゴールドに先行して、相手に抜かせない走りができた。個人的には1400mよりも1600mの方が能力を発揮しやすい印象があるだけに、除外が良い方へ向く可能性があると思っている。

◆ライトオブピース(牡、父ゼンノロブロイ、母グッバイマイラブ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の半兄ゴービハインドはダートで4勝、障害で1勝とパワータイプの印象だが、本馬に関しては追い切りの動きを見るかぎり、芝向きの素軽さを持っている。そのあたりは父ゼンノロブロイの影響が出ているのかも知れない。

 追い切り一発目から軽快な動きを見せていて、それが7月28日のCW。3歳未勝利との併せ馬だったが、追う相手に対して馬なりで同入。それ以降もCWでの追い切りは常に併せ馬で手応え優勢。8月11日に鮫島克駿騎手が跨った(レースは石橋脩騎手が騎乗予定)CW追い切りでは攻め駆けするセントラルルークを相手に先着している。時計は目立たないが、追い切り本数も十分なだけに、最終追い切りもさほど時計を出さなくても大丈夫。8月27日(土)新潟芝1600mでデビュー予定だが、どんな走りを見せてくれるか注目したい。

【美浦】
◆アルジャントゥイユ(牡、父ダイワメジャー、母アンプレショニスト、美浦・畠山吉宏厩舎)
 エアジハード産駒の母はアネモネS2着の戦歴。現4歳の半兄ロンバルディアは2歳の夏に新馬戦で勝ち上がっている。

「まだ気持ちの面で幼いところがあるけど、よく言えば落ち着いているタイプ。しっかりと乗れているし、ひと追い毎に良くなっている。兄たちは前進気勢が強かったけど、この血統にしては穏やかな気性だし、ゆったりと走れるような距離が良さそう」と畠山吉宏調教師。8月27日(土)、新潟の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆キングファースト(牡、父ナカヤマフェスタ、母アンダルシア、美浦・相沢郁厩舎)
 2歳上の半姉スマートプラネットは現3勝。祖母の半弟に現種牡馬のアッミラーレがいる。既走馬や年長馬と併せるなどして負荷を掛けており、8月10日にはウッドチップコースで5F66秒台の時計をマークした。姉は1400mを得意にしているが、もう少し長い距離の方が良さそうとのこと。「いい感じ。しっかりと乗り込んでいるし、時計的にも十分に動けている。調教どおりなら走ると思う」と相沢郁調教師は好感触だ。8月27日(土)、新潟の芝1600mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ショウナンアエラ(牡、父ショウナンカンプ、母ショウナンタイリン、美浦・奥村武厩舎)
 キングカメハメハ産駒の母は2勝。1歳上の半兄ショウナンサスケは現1勝、昇級戦の村上特別でも2着と好走した。ウッドチップコースで週2本の追い切りを順調にこなしており、体力的には十分。8月21日には新潟2歳Sに出走予定のイブキと併せ、互角に動いている。

「ショウナンカンプの子で筋肉質だし、いかにもスピードが勝ったタイプ。短距離向きだと思うけど、脚長の体形でマイルぐらいまでは対応できそう。初戦から楽しみです」と奥村武調教師。8月28日(日)、新潟の芝1200mを予定している。

◆ダノンハイパワー(牡、父ダノンシャンティ、母ダノンボンジュール、美浦・菊沢隆徳厩舎)
 昨秋のJBCレディスクラシックを制したホワイトフーガの近親にあたる。先々週の8月11日に本馬場(芝)で長めから追われ、先週の18日にはウッドチップコースで横山典弘騎手が騎乗して感触を確かめた。古馬を追走して併入と好気配だ。

「ひと追い毎に良くなっている。軽さより、パワー型のイメージで短い距離が良さそうな体つき。気性的にも素直で変な悪さをしないし、いいところがありそう」と菊沢隆徳調教師。8月28日(日)、新潟の芝1200mを横山典弘騎手で予定している。

◆ハットラブ(牝、父ワークフォース、母ミルルーテウス、美浦・菊沢隆徳厩舎)
 千葉サラブレッドセールに上場され、2700万円(税抜)で落札された。アグネスタキオン産駒の母は1勝。伯父に1994年の朝日杯3歳Sを制したフジキセキ、伯母にシャイニンレーサー(マーメイドS)、いとこにシャイニンルビー(クイーンC)やノボリディアーナ(府中牝馬S)など一族には重賞ウイナーが並ぶ。

「そんなに目立った時計は出していないけど、自分からグッとハミを取って行く。前向きな性格だし、いいスピードがありそうなタイプ。もう少し重心が起きて走れるようになれば理想的だけど、初戦から動けそう」と菊沢隆徳調教師。8月27日(土)、札幌の芝1200mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/23(Tue) 14:36コメント(0) ]
2016/08/16(Tue)
【栗東】
◆マジョラム(牝、父ストーミングホーム、母プリュネル、栗東・宮本博厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、ダートで4勝を挙げている。ただ、父産駒にはティーハーフやマコトブリジャールなど、芝重賞を勝った産駒もいるだけに、一概にダート向きというわけでもなさそう。

 本馬について「ゲートの出が悪くて、ここまで時間を要した。追い切りも並行しながら調整して、ゲート合格の後も練習に行きましたが、そこでは水準の出を見せてくれました。十分に乗り込んでいますし、初戦から力を発揮してくれると思います」と宮本博調教師。デビュー戦は8月20日(土)小倉芝1200mもしくは8月21日(日)小倉芝1200m(牝)を和田竜二騎手で予定している。

◆ガンサリュート(牡、父ダノンシャンティ、母ベネディーレ、栗東・安田隆行厩舎)
 おじに2015年小倉記念を勝ったアズマシャトルがいる血統で、父の代表産駒には今年の京都新聞杯を勝ったスマートオーディンがいる。本馬は2015年セレクションセールにて、1500万円(税別)で落札されている。

 ゲート試験合格後は坂路とCWを併用しての仕上げ。8月11日はレースでも騎乗を予定している北村友一騎手が跨っての追い切りだったが、先行していたサトノサンシャインを外から交わして先着。時計は4F54.7秒、1F11.7秒と終いの伸びが目立った。「追い切るごとに動きが良くなっていますね。11日の追い切りでは、ジョッキーが手応えを感じてくれたようで、デビュー戦に向けて態勢が整ったといった感じです」と安田隆行調教師。8月21日(日)小倉芝1800mでのデビューが予定されている。

◆ピンクガーベラ(牝、父ディープインパクト、母ルシュクル、栗東・中竹和也厩舎)
 同厩舎で管理されている全姉ブランボヌールは新馬、函館2歳Sと連勝。その比較について「姉は前進気勢旺盛で、重心を低くして走るので、いかにも短い距離という感じ。こちらは追い切りでも目立った時計が出ていないように、距離に融通が利きそう」と中竹和也調教師。

 8月10日の坂路ではカルムパシオンを追走して、最後は一杯に追われて、なんとか追いついたという感じ。時計が4F55.7秒と地味ではあるが、追われるごとに時計を詰めているのが現状。同師は「距離に関しては、実際にレースで走ってみないことにはなんとも言えない部分もあると思うので、まずはマイルから」ということで、8月21日(日)新潟芝1600m(牝)でのデビューを予定。なお、鞍上は石川裕紀人騎手が予定されている。

◆タムロセレッサ(牝、父ダイワメジャー、母タムロイーネー、栗東・西園正都厩舎)
 ディープインパクト産駒の半兄タムロミラクルはダート中距離で4勝を挙げているが、こちらはダイワメジャー産駒ということもあり芝の短いところといったイメージ。この中間は先週デビューしたルパルクと併せ馬を行っている。

 8月10日のCWでは、直線でふらつく相手を尻目に大きく先着。ルパルクはレースでも気難しいところを見せていたので、その分の先着だったとも解釈できるが、8月14日の坂路では4F56.3秒、1F12.1秒をマーク。この時計なら初戦から楽しみにしたいところ。デビュー戦は8月21日(日)小倉芝1200m(牝)を酒井学騎手で予定している。

【美浦】
◆エディフィス(牝、父ステイゴールド、母シーズオールエルティッシュ、美浦・尾関知人厩舎)

 兄姉はアドマイヤオウジャ(現1600万下)、エルビッシュ(現1000万下)など4頭とも勝ち上がっている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整されて再入厩。先週の8月11日には戸崎圭太騎手が手綱を取り、初めてウッドチップコースで追い切られた。3歳馬のステイパーシストに遅れはしたが、「これがウッドチップでの1本目。併せた相手も動く馬だし、しっかりと長めから負荷を掛けられたのは良かったと思います。わりとリラックスして走れていたし、ジョッキーは『乗りやすい』と言ってくれました。速いところに行ったときの格好もいいし、軽い芝なら違うと思います」と尾関知人調教師。8月21日(日)、新潟の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆スマイルフラワー(牝、父ステイゴールド、母ダノンスズラン、美浦・奥村武厩舎)

 今春のJRAブリーズアップセールに上場され、1400万円(税抜)で落札された。牧場で十分に基礎体力を強化してから入厩させ、じっくりと乗り込まれてきた。「小柄な牝馬で素軽いし、いいスピードがありそう。気持ちも前向きだし、いいバネをしています。いかにも軽い芝に向きそうなタイプだと思います」と奥村武調教師。8月21日(日)、新潟の芝1600m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。

◆ベストアドバンス(牡、父ヴィクトワールピサ、母ジェイズジュエリー、美浦・田村康仁厩舎)

 2008年の天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタの異父弟。昨年のセレクトセールに上場され、4100万円(税抜)で落札された。「まだ少し線の細さがあるけど、今のところは折り合い面の心配もないし、いいバランスで走れています。奥手の血統で本当に良くなるのは先だと思うけど、いいモノを持っているし、立ち回りひとつで楽しみ」と高木調教助手。8月20日(土)、新潟の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆アルトリウス(牡、父キングカメハメハ、母レジネッタ、美浦・藤沢和雄厩舎)

 フレンチデピュティ産駒の母は2008年の桜花賞馬。初仔の半兄レジメンタルは現1勝。美浦で十分に乗り込み、函館に移動後も順調に乗り込まれている。「雄大な馬格をしているし、いい馬だよ。素直な気性でコントロールも利く。牧場(追分ファーム)の期待馬だし、楽しみだね」と藤沢和雄調教師。8月21日(日)、札幌の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/16(Tue) 07:41コメント(0) ]
2016/08/08(Mon)
【栗東】
◆デザートストーム(牡、父ストーミングホーム、母レディオブパーシャ、栗東・西浦勝一厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理されて、芝1勝、ダート1勝で終わっているが、おじが芝で4勝を挙げているサドンストームや2015年函館SSを勝っているティーハーフという血統。本馬は7月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、当初から坂路での動きが目立っていた。

 7月20日の坂路は先週デビューしたデュパルクカズマとの併せ馬だったが、追いかけてくる相手を馬なりの手応えで突き放した。7月27日の坂路ではブルドッグボスとの併せ馬。さすがの相手に最後は手応えで見劣ったが、その時計は4F52.5秒、1F12.4秒なので、新馬としてはトップクラス。これだけ動けば、当然デビュー戦から注目してみたいところ。8月14日(日)小倉芝1200mの初陣が楽しみ。なお、鞍上は国分優作騎手が予定されている。

◆ジャーミネイト(牡、父ハービンジャー、母クラックシード、栗東・中尾秀正厩舎)
 母系に1996年秋華賞を勝ったファビラスラフインや2012年阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライがいる血統。母は現役時代に中山芝1600mで新馬、500万下と連勝している。

 先週の小倉芝1800mに出馬投票したが、除外になってしまった。それについて「追い切りは軽めだったので、その影響はありませんね。ハービンジャー産駒は緩い馬が多いけど、この馬はコンパクトな分、しっかりしています。追い切りを重ねるごとにギアチェンジも上手になってきたので、初戦から楽しみ」と中尾秀正調教師。8月14日(日)新潟芝1600mをM.デムーロ騎手でデビューする予定。

 なお、同厩舎で管理されているエイシンヴァラーやエイシンバッケンの半妹のエイシンムーは、8月14日(日)小倉芝1200mを太宰啓介騎手でデビューする予定となっている。

◆タガノアルーア(牡、父キングズベスト、母アルーア、栗東・角田晃一厩舎)
 母は現役時代に未勝利で終わったが、祖母アルーリングアクトは小倉芝1200mの新馬戦を勝ち、その勢いで小倉3歳S(現2歳S)を連勝。その後も阪神JFや桜花賞といったG1レースに出走した。

 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月21日に宇治田原優駿Sから栗東へ帰厩。そこから本格的な追い切りを行っているが、今のところは目立って速い時計が出ているわけではない。「時計は地味ですが、母系は芝ダート問わず短い距離で活躍した馬が多い血統なので、いいものは持っていますよ」と角田晃一調教師。デビュー戦は8月14日(日)小倉芝1200mを藤岡佑介騎手で予定している。

◆ランドジュピター(牡、父サマーバード、母フィールザファン、栗東・安達昭夫厩舎)
 おじにダートで5勝、カゼノコが勝った2014年ジャパンダートダービーで3着などの実績があるフィールザスマートがいる血統。本馬は2016年北海道トレーニングセールにて、760万円(税抜)で落札されている。

 7月27日の坂路では、単走ながら一杯に追われて4F53.9秒、1F13.2秒をマークしている。安達昭夫調教師は「サマーバード産駒でダート適性は高そう。あとは距離に対応して息がもつかどうか。最終追い切りには和田竜二騎手に騎乗してもらって、感触を確かめてもらいます」と評価。8月14日(日)新潟ダート1800mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆オメガジェルベーラ(牡、父ジャングルポケット、母クインリーグレイス、美浦・斎藤誠厩舎)

 千葉サラブレッドセールの出身(取引価格2376万円)。祖母のクイーンモードは仏G1ヴェルメイユ賞の勝ち馬。スペシャルウィーク産駒の母は新馬勝ちを飾っており、その兄姉にキングアーサー(障害含め5勝)、ハイソサエティー(4勝)、シーキングマイラブ(3勝)などがいる。8月4日の追い切りは坂路で4F52.7-38.4-24.9-12.3の好時計をマークした。「乗り込みは十分。やや瞬発力に欠けるけど、持久力型で長く脚を使えそう。うちの厩舎で例えれば、同じくジャンポケ産駒のプランスシャルマンに似たタイプ。稽古も動くし、奥がありそうです」と斎藤誠調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆フローレスマジック(牝、父ディープインパクト、母マジックストーム、美浦・木村哲也厩舎)

 一昨年のエリザベス女王杯を制したラキシス、今年の京王杯SCを制したサトノアラジンの全妹として早くから注目を集めていた存在。ゲート試験をパスしてからはノーザンファーム天栄で基礎体力の強化を図り、再入厩後も順調に乗り込まれてきた。時計以上に質の高い併せ馬を消化しており、8月7日の日曜追いも坂路でラスト1F11.9秒の速いラップを刻んだ。

「強めの調教をしてもヘコたれないし、しっかりとした体つき。もともとの身体能力が高いし、やればいくらでも動けちゃう。気持ちがグンと入りやすいので精神的に詰め込み過ぎないように気をつけて進めてきたけど、能力があることは確か。冷静に走れるように教えながら大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。8月14日(日)、新潟の芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。

◆レッドエレノア(牝、父ハーツクライ、母サビアーレ、美浦・木村哲也厩舎)

 全兄に2013年の日経新春杯を制したカポーティスターがいる。「こちらも馬っぷりがいいし、いい動きをする。女の子にしては気持ちの面がドッシリとしたタイプで体つきも力強い。じっくりと乗り込んだし、初戦から楽しみにしています」と木村哲也調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mをC.ルメール騎手で予定している。

◆サトノアレス(牡、父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、美浦・藤沢和雄厩舎)

 愛国産の母は1勝。全兄にサトノヒーロー(通算4勝)、サトノフェラーリ(現3勝)がいる。美浦で十分に追い切りの本数を重ねてから札幌に移動。8月3日の追い切りは本馬場で古馬のエポワスと併せ、軽快な動きを見せた。「まだ気性的に若い馬だけど、じっくりと乗り込んで順調に来ている。ディープの子で軽い走りをするし、いいところはある」と藤沢和雄調教師。8月14日(日)、札幌の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。

 藤沢和雄厩舎からはラユロット(牝、父エンパイアメーカー、母ユメノオーラ)もスタンバイ。こちらは8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)をJ.モレイラ騎手で予定している。

◆ステレオグラム(牝、父ローエングリン、母ステレオタイプ、美浦・田中剛厩舎)

 2012年の朝日杯FS、2013年の皐月賞、今年の安田記念とG1を3勝しているロゴタイプの全妹。美浦でゲート試験を受け、7月20日に函館入り。先週の8月3日にはウッドチップコースでビシッと追われ、しっかりと負荷を掛けた。

「おっとりしたところがあるけど、女の子にしては馬格もあるし、いい心臓をしている。まだ上と比べるのはかわいそうだけど、ひと追い毎に良くなっています」とのこと。8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/08(Mon) 20:23コメント(0) ]
2016/08/02(Tue)
【栗東】
◆ノーティカルマイル(牡、父Cape Cross、母オーシャンウェイ、栗東・野中賢二厩舎)
 日本で活躍する父産駒は少ないが、海外ではSea The StarsやGolden Hornなど凱旋門賞馬を輩出している。本馬は母系に新馬、紫菊賞を連勝したティルナノーグがいる血統。

 6月24日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。7月8日にはゲート試験に合格している。7月27日のCWでは藤岡康太騎手(レースはM.デムーロ騎手が騎乗予定)が跨って、フォーチュンラックとの併せ馬。追走していたが、きっちり同入して5F69.2秒。全体時計は遅いが、ラスト1Fは余裕を持った動きを見せている。「まだ緩いところはありますが、徐々にしっかりしてきましたし、素質を感じさせる馬」と野中賢二調教師。8月6日(土)新潟芝1600mでデビューする予定。

◆メイショウハチク(牡、父マンハッタンカフェ、母エガオヨシ、栗東・南井克巳厩舎)
 母系にダートで5勝を挙げたカーティスバローズがいる血統で、2015年オータムセール1歳にて、1100万円(税抜)で落札されている。

 7月22日の坂路ではメイショウハバネラと併せて手応え劣勢。4F53.9秒と時計もさほど目立っていなかったが、7月28日のCWでその印象が一変。ミキノヘラクレスとの併せ馬だったが、内を回ったとはいえ6F81.7秒、1F12.0秒は非常に優秀。外から並びかけてくる相手に交わされなかったところを見ても勝負根性を感じる。デビュー戦に関しては「8月7日(日)小倉芝1800mを予定していますが、状況を見ながら、8月6日(土)小倉芝1200mを使うことも考えています。距離適性に関しては融通が利くと思うので」と南井克巳調教師。鞍上はどちらのレースになっても義英真騎手が予定されている。

◆デュパルクカズマ(牡、父エンパイアメーカー、母フェザーレイ、栗東・西浦勝一厩舎)
 半兄サムソンズプライド(父メイショウサムソン)は芝中長距離で5勝を挙げており、2013年日本ダービーにも出走。そして、母系には昨年の二冠馬で先日現役引退を発表したドゥラメンテがいる血統。

 本馬は7月20日の坂路で抜群に走るデザートストームと併せて遅れていたが、7月27日のCWでは素晴らしい動き。カズマペッピーノを追走する内容だったが、ゴール前ではあっさりと交わして、最後は外から追いかけてくるマインシャッツとの併せ馬。内を回っていたとはいえ、最後は1F11.7秒でまとめているだけに、さすがの相手も追いつかない。追い切り本数は十分なので、初戦からきっちり力を出せそう。デビュー戦は8月7日(日)小倉芝1800mを幸英明騎手で予定している。

◆レーヌミノル(牝、父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル、栗東・本田優厩舎)
 全姉ダイワプロパーは京都芝1400mで新馬勝ち、現時点で2勝を挙げている。兄姉は堅実に勝ち上がっているが、オープンや重賞でバリバリ活躍しているというわけでもない。しかし、本馬の追い切りを見ていると、デビュー戦だけでなく、それ以降の活躍も期待したくなる動きを見せている。

 まず7月21日はCWで3頭併せの大外ながら、6F82.2秒、1F12.3秒の時計で相手を突き放した。これを余裕を持った走りでマークするのだから、その性能は相当なもの。7月27日のCWではレースで騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、古馬1000万下を突き放した。この動きが実戦にどのようにつながってくるのか。デビュー予定の8月7日(日)小倉芝1200m(牝)には注目したい。

【美浦】
◆ホウオウパフューム(牝、父ハーツクライ、母マチカネタマカズラ、美浦・奥村武厩舎)
 2015年のセレクトセールに上場され、5200万円(税抜)で落札された。Kingmambo産駒の母は通算2勝、クイーンC3着の戦歴がある。順調に追い切りのピッチを上げ、先週の7月27日には田辺裕信騎手を背にウッドチップコースでビシッと追われた。古馬1000万下のシルクブルックリンに先着しており、雨で力の要る馬場を思えば全体の時計的にも上々だ。「いい動きだったし、これだけの時計が出れば十分。まだ緩いところがあるけど、走りそうな雰囲気をしている。ためていけば切れそうだし、血統的にも距離は融通が利くと思う。春先から期待していた馬だし、初戦から楽しみ」と奥村武調教師。8月7日(日)、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ランガディア(牡、父キングカメハメハ、母マリーシャンタル、美浦・木村哲也厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は通算4勝。ご存じ、ダイナカール一族の優秀な牝系。近親にはエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテなどの名馬が並ぶ。ゲート試験をクリアしたあとは牧場(ノーザンファーム天栄)で調整され、7月に入ってから再入厩。意識的に速い時計は出していないが、じっくりと乗り込んで態勢を整えてきた。「まだ子供っぽくて馬が若いし、走りが雑なところもあるけど、ひと追いごとに良くなっている。血統的にも能力があることは確かだと思うし、どれだけフットワークの質を高めていけるかでしょう」と木村哲也調教師。8月7日(日)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆レッドローゼス(牡、父ステイゴールド、母リヴィアローズ、美浦・国枝栄厩舎)
 Galileo産駒の母は未勝利だが、牝系を遡るとイブキパーシヴ(クイーンC1着、桜花賞2着)の名がある。7月27日の追い切りは蛯名正義騎手を背にウッドチップコースで3頭併せ。古馬を相手に馬なりで併入と好気配の動きを見せた。「順調に乗り込んできたし、まずまずの動き。だいぶ体力がついてきたし、気性も前向き。いいところがありそう」と国枝栄調教師。8月6日(土)、新潟の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ヴァルツァー(牝、父ジャングルポケット、母マツリダワルツ、美浦・小島茂之厩舎)
 現3歳の半兄ロードクエストは新潟2歳Sを勝ち、NHKマイルC2着など活躍している。函館と札幌で順調に追い切りの本数を重ねており、仕上がり自体は順調そうだ。「小柄な牝馬でロードクエストとは違ったタイプ。まだ兄と比べるのはかわいそうだけど、仕上がり早でゲートの出も良さそうだし、いいモノを持っていると思います」と小島茂之調教師。8月6日(土)、札幌の芝1200mを長岡禎仁騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/02(Tue) 08:11コメント(0) ]
2016/07/25(Mon)
【栗東】
◆トーヨーエース(牡、父キンシャサノキセキ、母フラワーアーチ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 半姉に2008年フィリーズR2着のベストオブミーがいる血統。6月23日のゲート試験では12.4秒と速いラップを刻んでおり、スタートセンスは上々。7月6日の坂路では3歳未勝利を追走して楽に先着。4F54.0秒と水準の時計をマークしている。

 そして、7月20日はCWでの併せ馬。2歳新馬にとって、6Fから時計を出すと最後は苦しくなるものだが、6F82.8秒で最後は1F12.9秒と踏ん張った。併せた相手オドラニャソンソンには遅れているが、このひと追いが実戦形式のいい調教だったのではないだろうか。追い切りを見守った佐々木晶三調教師も「いいフットワークをしている」と納得。デビュー戦は7月30日(土)か7月31日(日)の小倉芝1200mを鮫島克駿騎手で予定している。

◆ボクハチャーリー(牡、父Myboycharlie、母ダルシャ、栗東・安田隆行厩舎)
 2015年セレクトセール1歳にて、4300万円で落札されているMyboycharlie産駒。ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、6月22日にグリーンウッドから再入厩。この中間は坂路でグレープブランデーと併せたり、CWでカレンケカリーナと併せるなど、古馬オープンの胸を借りての追い切りをこなしている。

 7月15日に札幌競馬場へ移動し、22日には札幌ダートで追い切り。この動きについて「まだ泥を被ると嫌がるところがあったり、新馬らしい若さはありますが、入念に乗り込んでいますし、初戦から力を出せるはず」と安田隆行調教師。7月31日(日)札幌ダート1700mをC.ルメール騎手でデビューする予定。

◆ヴェルディアーナ(牝、父Perfect Soul、母La Comete、栗東・中竹和也厩舎)
 海外で活躍する父産駒にはBCフィリー&メア・ターフを優勝したPerfect Shirlがいる。本馬は7月1日にゲート試験に合格しているが、その翌週となる7日には坂路で4F54.3秒をマーク。この動きには「いきなりから動いたね。仕上がりの早いタイプだと思いますが、血統的な裏付けもしっかりしているので、その素質の高さにも期待している」と中竹和也調教師。

 その後は毎週のように4F54秒台が続いており、一見すると時計が詰まっていないように思えるかも知れないが、その走りには余裕が出ている。単走ということもあるし、追えばもっと時計自体は詰まってくるだろう。デビュー戦は7月31日(日)新潟芝1600mを蛯名正義騎手か吉田隼人騎手で予定している。

◆ユアスイスイ(牝、父ダイワメジャー、母ケイティーズベスト、栗東・友道康夫厩舎)
 2014年セレクトセール当歳にて、2300万円で落札されており、母系には先日の函館記念で2着したケイティープライドがいる血統。本馬は牧場から直接、函館競馬場へ入厩している。

 中間は函館Wでの併せ馬を消化しているが、7月21日は来週デビュー予定のインヴィクタを追走して先着。5F66.0秒は新馬として水準以上の時計。「牝馬にしては馬格があって、逞しさがありますね」と友道康夫調教師。7月30日(土)札幌芝1500mを福永祐一騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ソウルスターリング(牝、父Frankel、母スタセリタ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 Galileo産駒の父はフランスで14戦14勝、うちGIを10勝した歴史的名馬。Monsun産駒の母も英米でGIを6勝している。美浦でゲート試験を受け、札幌競馬場に移動してからも順調にメニューを消化。先週の7月21日には本馬場でオークス2着のチェッキーノと併せ、余力十分の動きを見せた。「輸送で少し馬体重を減らしたけど、この感じなら大丈夫そう。立派な馬格をしているし、ここまで順調に来ている。まだ気性的にも若いところがあるけど、いいストライドで走るし、素晴らしい馬ですよ」と藤沢和雄調教師。7月31日(日)、札幌の芝1800mをC.ルメール騎手で予定している。

 藤沢和雄厩舎からはファーブルトン(牡、父Congrats、母セレブレイションキャット)もスタンバイ。こちらは前日の7月30日、札幌の芝1500mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ドラゴンランス(牝、父ドリームジャーニー、母カレイジャスミン、美浦・田村康仁厩舎)
 タヤスツヨシ産駒の母はフローラS2着の活躍馬。一族からはエアジハードが出ている。「まだ腰がしっかりとしていないせいか、コースで追うとフワッとするところもあるけど、筋肉質の体つきで見た目はケチのつけようがない。もう少し気持ちの面がピリッとしてくれば走ってくると思います」と町田調教助手。7月31日、新潟の芝1600mをM.デムーロ騎手で予定している。

 田村康仁厩舎からはニーマルサンデー(牡、父ネオユニヴァース、母ソーゴル)もスタンバイ。同じく7月31日、新潟の芝1600mを予定している。

 また、チャーミングヤッコ(牝、父ベーカバド、母ハネダテンシ)も好気配だ。こちらは7月31日(日)、新潟の芝1400m(牝馬)を予定している。

◆プライマルフェア(牡、父キンシャサノキセキ、母スカーレットリング、美浦・木村哲也厩舎)
 牝系はスカーレットインクに遡り、母の半弟にダノンリバティ、祖母の半弟にヴァーミリアン、ソリタリーキングなど一族から多数の活躍馬が出ている。ゲート試験に合格してからは牧場(ノーザンファーム天栄)に戻し、じっくりと乗り込まれてきた。「再入厩後も順調に乗っているし、あまり気持ちを追い込み過ぎないように意識しています。フレームの大きさはブルードメア(母の父)のシンボリクリスエスが出ている感じ。もう少し集中力が出てきてほしいけど、ひと追い毎に良化しているし、すこぶる健康で肌ツヤがいいですね。血統的にも期待しています」と木村哲也調教師。7月30日(土)、新潟の芝1400mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆メロディーア(牝、父ディープブリランテ、母メジロフォーナ、美浦・尾形和幸厩舎)
 ナリタトップロード産駒の母は3勝。一族からはメジロライアン、メジロティターンが出ている。20日には坂路で4F52.8-38.7-25.5-12.8をマーク。古馬のブラゾンドゥリス(23日の桶狭間Sを快勝)と併せ、ビッシリと負荷を掛けた。「相手には馬なりで待ってもらったけど、何とか食らいついて並ぶところまでいきましたからね。デビュー前としては時計的にも十分でしょう。まだ力が付き切っていないようなところがあるし、きれいな馬場の新潟を目標にしてきました。いいモノを持っていると思います」と尾形和幸調教師。7月31日(日)、新潟の芝1600mを予定している。
[ ナリティー at 2016/07/25(Mon) 19:00コメント(0) ]
2016/07/20(Wed)
【栗東】
◆サトノマサムネ(牡、父ゼンノロブロイ、母エリドゥバビロン、栗東・西園正都厩舎)
 西園正都調教師が「明日、入ってくるから」と入厩前からの期待馬。母系に日本で目立った活躍馬はいないものの、2014年セレクトセール当歳にて3600万円で落札されている。6月17日にノーザンファームしがらきから入厩しているが、師のテンションが上がったのは、7月7日のCWでの追い切り。

 NHKマイルCで6着したハクサンルドルフを相手に同入。これだけでもすごいことだが、注目はその時計。6F79.7秒、5F63.8秒には師も興奮気味。7月13日の坂路ではスマートニンバスを追走して遅れているが、相手は先週の福島ダート1150mでデビューして2着。トラック馬場の方が動いているという事実は今後の路線を考える上でも、むしろプラスではないだろうか。7月24日(日)中京芝1600mを和田竜二騎手でデビューする予定となっている。

◆ショウナンサニー(牡、父キンシャサノキセキ、母ショウナンカルメン、栗東・須貝尚介厩舎)
 母系にダートで5勝を挙げたサダムグランジュテがいる血統だが、いかにも芝が向いている柔らかいフットワークをする馬。デビュー戦は7月23日(土)中京芝1400mを中谷雄太騎手で予定しているが、距離に関してはもっと延びても対応できそうな肢長タイプ。

 体型的なこともあってか、7月7日の坂路では併せたアディラートに遅れてしまったが、7月14日のCWでは追いかけてきたサージェントバッジと互角の手応えで同入。全体時計は6F86.6秒と遅かったが、ラストは1F12.0秒の伸び。ゲート試験では1F目に12秒を切るラップをマークしており、初戦から楽しみ。

◆クライムメジャー(牡、父ダイワメジャー、母クライウィズジョイ、栗東・池江泰寿厩舎)
 同じ厩舎で管理され、日経新春杯など重賞4勝を挙げたサトノノブレスの半弟ということで注目していたが、5月19日にノーザンファームしがらきから入厩して以降、さほど目立った動きは見せていなかった。

 ところが、7月14日の坂路での併せ馬。ソーグリッタリングとともにテンから飛ばし気味のラップを踏んでいくも最後まで止まることなくフィニッシュ。時計は4F50.2秒と素晴らしいものだったが、それより評価したいのはラップの踏み方。12.8秒から始まり、12.7秒、12.5秒と続いて、最後は12.2秒。通常なら、最後は13秒台でもおかしくないところを伸びたのだから、スピードの持続力は相当なもの。この追い切りのまま動くことができれば、7月24日(日)中京芝1600mのデビュー戦も圧勝して不思議ないだろう。

◆アドマイヤミヤビ(牝、父ハーツクライ、母レディスキッパー、栗東・友道康夫厩舎)
 半兄グランアルマダは芝中長距離で4勝を挙げており、本馬は2014年セレクトセール当歳にて4100万円で落札されている。5月にゲート試験を合格し、その後一旦放牧に出されて、6月22日にノーザンファームしがらきから再入厩している。

 CWでの追い切りが中心になっているが、7月13日は先週デビューしたルタンデュボヌール、トリコロールブルーとの併せ馬。内を回っていたとはいえ、6F82.3秒と全体は速い数字。最後も一杯に追われて、1F11.7秒の伸び。週を追うごとに動きが良化している。担当者も相当な手応えを感じているようなので、牡馬の強力メンバーが揃う7月24日(日)中京芝1600mだが、互角の戦いができそう。なお、鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【美浦】
◆アンネリース(牝、父ヴィクトワールピサ、母マンバラ、美浦・尾関知人厩舎)
 異父姉のコスモバルバラは同じく尾関知人厩舎で管理され、通算4勝&マーメイドS2着など活躍した。7月14日の追い切りはウッドチップコースで年長馬を相手に3頭併せ。長めからビッシリと追われ、しっかりと併入した。「コースで追ったのは2本目。ついていくのにモタつくところがあったけど、ラスト1Fを12秒台でまとめてきたし、いい負荷を掛けられた。お姉ちゃんに比べると馬格があるし、精神的にもドシッとしているタイプ。いいところがありそうだし、まだまだ良くなってくると思います」と尾関知人調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を柴田大知騎手で予定している。

◆エイプリルミスト(牝、父ディープインパクト、母スターダムバウンド、美浦・手塚貴久厩舎)
 Tapit産駒の母はBCジュヴェナイルフィリーズ、サンタアニタオークスなど米GIを5勝した。異父兄にシーサイドバウンド(現1勝)、キングカヌヌ(現2勝)、いとこにカウニスクッカ(現4勝)、ダイトウキョウ(現3勝)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整して再入厩。7月13日には古馬オープンのモンドインテロと併せ、長めから負荷を掛けた。「体つきは小さくても背中がいい。まだ少し反応が鈍いけど、このひと追いで変わってきそう。いいキレがありそうだし、血統的にも期待しています」と手塚貴久調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

 また、手塚貴久厩舎からはペラッチ(牡、父タートルボウル、母ルーシーショー)もスタンバイ。こちらは7月23日、福島の芝1200メートルを石川裕紀人騎手で予定している。

◆キングズラッシュ(牡、父ルーラーシップ、母リコリス、美浦・久保田貴士厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母は同じく久保田貴士厩舎で管理され、通算4勝。じっくりと乗り込まれ、古馬オープンのストロングサウザーと併せるなど調整過程は順調だ。7月13日の追い切りでも年長馬に先着しており、水準以上の動きを見せている。「ここまで順調に乗り込んできたし、ひと追い毎に緩さが解消してきた。500キロを超す大型馬でトビが大きいし、ゆったりと走れる距離に向きそう」と久保田貴士調教師。7月24日、福島の芝2000mを柴田善臣騎手で予定している。

◆スターストラック(牡、父トーセンホマレボシ、母クルンプホルツ、美浦・栗田博憲厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母は通算2勝。一族からは2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンが出ている。先週(7月13日)の追い切りでは17日の福島で新馬勝ちを飾ったサルヴェレジーナ、同2着のディバインコードと併せており、この馬も同等の素質がありそうだ。「ストライドが大きなタイプ。いい走りをするし、ひと追い毎に良くなってきている。長めの距離が良さそう」と栗田博憲調教師。7月24日、福島の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ペイドメルヴェイユ(牝、父ローエングリン、母ミスティックリバー、美浦・藤沢和雄厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は通算3勝。おじにGIを3勝(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップ)したヴィクトワールピサ、安田記念を制したアサクサデンエン、小倉記念を制したスウィフトカレントがいる。「早くから山元トレセンに移動して乗り込んでいたし、入厩後も仕上がりは順調。素直な気性だし、距離には融通が利きそう」と藤沢和雄調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を杉原誠人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/20(Wed) 06:33コメント(0) ]
2016/07/12(Tue)
【栗東】
◆ルタンデュボヌール(牡、父マンハッタンカフェ、母アドマイヤハッピー、栗東・友道康夫厩舎)
 母系に昨年の二冠馬ドゥラメンテなどがいる血統で、半兄には芝で5勝を挙げたキタサンアミーゴやアンタレスSを勝ったウォータクティクスがいる血統。本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、6月11日にノーザンFしがらきから栗東へ再入厩している。
 7月7日はCWでアドマイヤミヤビ、トリコロールブルーとの3頭併せ。レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、最後の直線は最内。追い比べで見劣ったが、ゴールを過ぎてから肩鞭が入っての伸びは上々。このひと追いで反応も良くなってくるだろう。7月16日(土)中京芝1600mでデビューする予定。
 なお、7月7日に一緒に併せたトリコロールブルーは7月17日(日)中京芝2000mを福永祐一騎手でデビューする予定となっている。
◆ペプチドホープ(牡、父ハーツクライ、母ペプチドモアー、栗東・木原一良厩舎)
 同厩舎で管理される半姉ペプチドサプルは阪神JF4着、オークス5着などG1でも健闘を見せており、忘れな草賞2着という実績から、秋の活躍も期待される。本馬について、木原一良調教師は「目標レースを決めてしまうと、それに合わせて調教してしまうので、馬に合わせた調教でいきたい」と入厩当初から話していた。
 坂路とCWを併用して仕上げられ、7月6日はレースで騎乗予定の松田大作騎手が跨って、CWでの併せ馬。イヴレアにきっちり先着し、6F81.7秒と好時計をマーク。無理なく調教を進めてきた結果がこの動きに出ていると思われるだけに、デビュー予定の7月17日(日)中京芝2000mでのパフォーマンスが楽しみ。

◆アローシャトル(牡、父タイキシャトル、母メイクハピネス、栗東・高橋康之厩舎)
 母系には2011年函館2歳Sを制したファインチョイスなどがいる血統で、2015年北海道サマーセールにて、400万円で落札されている。6月23日に芝コースで追い切った時には「ゲート試験に合格したばかりで、初めての追い切り。もう少し追い切りをやってみて、デビュー戦を決めます」と高橋康之調教師。
 その後、順調に進み、7月7日はCWで併せ馬。追い切りについて、同師は「動く馬と併せて手応えは劣勢。でも時計は速いし(6F82.3秒)、この馬も十分に動いていると思います。追い切り本数が少ない点がどうかですが、現時点での完成度は高く、そういった意味で期待しています」と評価している。7月16日(土)中京芝1600mを松田大作騎手でデビューする予定となっている。

◆グランドガール(牝、父メイショウサムソン、母イサミステルス、栗東・岩元市三厩舎)
 母系に同厩舎で短距離で5勝(芝4勝、ダート1勝)を挙げたボストンオーがいる血統。北海道トレーニングセールで1450万円で落札されているが、栗東に入厩してからはさすがの動きを見せている。

 特に7月8日のCWは併せ馬は圧巻。ユキエファルコンの外を並走していたが、最後の直線は大外に位置して、持ったままの手応えで同入。6F82.2秒はかなり価値のある時計だし、ラスト1F12.3秒は追っていれば、11秒台もイメージできる脚色。道中行きたがるところがある馬だけに、距離適性は短くなると思うが、レースでどんなスピードを見せてくれるか楽しみ。デビュー戦は7月17日(日)中京芝1200mを和田竜二騎手で予定。

【美浦】
◆ヴァンクールシルク(牡、父ヴィクトワールピサ、母ルシルク、美浦・木村哲也厩舎)
 昨年のニュージーランドT2着、NHKマイルC5着などマイル路線で活躍しているグランシルクの異父弟。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、6月23日に再入厩した。坂路とウッドチップコースを併用して追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に動きが良化している。「皮膚病が出たりする時期もあったけど、再入厩後は順調に乗れています。520キロぐらいの大型馬で見栄えのする体つき。のんびりとした性格で1本目の追い切りでは動き切れなかったけど、だいぶ動けるようになってきました。血統的にも走ってくると思います。先々を見据えて大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆スッチェッソ(牝、父アイルハヴアナザー、母ダンサーズブロンド、美浦・畠山吉宏厩舎)
 ゴールドアリュール産駒の母はダートで3勝。一族からはアドマイヤメジャー(朝日CC3着)、エルマンボ(現オープン)、ティンバレス(エンプレス杯3着)などが出ている。先週の7月7日には坂路で追われ、4F51.9―37.7―24.7―12.4の1番時計をマークした。「当初は福島の開幕週を視野に入れていたけど、脚元がモヤッとしたので予定を延ばしました。検査しても特に問題はなかったし、もう大丈夫でしょう。入厩後の調教量は十分。いいスピードがありそうだし、稽古通りなら初戦から動けると思います」と畠山吉宏調教師。7月16日(土)、福島のダート1150mを柴田大知騎手で予定している。

◆ディバインコード(牡、父マツリダゴッホ、母ツーデイズノーチス、美浦・栗田博憲厩舎)
 現3歳の異父姉ワンスインナムーンは新馬勝ちを含む2勝。ヘクタープロテクター産駒の母はオープン特別のアネモネSを勝ち、桜花賞&オークスにも参戦している。6月22日にゲート試験をパス。先週の7月6日にはウッドチップコースで初めてビシッと追われ、3頭併せで鋭い動きを見せた。「ちょっと繊細なところがあるけど、だいぶトレセンの環境には慣れてきた感じ。反応がいいタイプだし、そういう意味では競馬に行っても頑張って走ってくれるんじゃないかな。牧場のほうでも期待されている馬だし、いいところはありそう。新馬戦は走ってみなければ分からないけど、ここまで順調に来ているし、ちょうどいい感じに仕上がると思います」と栗田博憲調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを柴田善臣騎手で予定している。

◆メリークン(牡、父ゼンノロブロイ、母ツーオブハート、美浦・田村康仁厩舎)
 メジロマックイーン産駒の母は短距離で3勝。現4歳の異父姉モアニケアラはダートで3勝している。先々週(6月29日)の追い切りではデビュー戦2着のファストソレルを相手に大きく先着。先週(7月7日)はウッドチップコースで5F66.5と水準以上の時計をマークした。「その気になれば、いくらでも動きそう。ストライドが大きくて乗り手の評価も高いし、この感じなら初戦から勝ち負けの競馬になると思います」と田村康仁調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを嘉藤貴行騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/12(Tue) 07:17コメント(0) ]
2016/07/04(Mon)
【栗東】
◆ビッグディザイア(牡、父キングカメハメハ、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、2009年秋華賞を制覇。桜花賞やオークスでも常にブエナビスタと五分に戦ってきたレースぶりは今でも印象に残るファンが多いはず。残念ながら5月20日に出産後に腹膜炎を発症して死亡したため、そのスピリットを受け継ぐ仔も本馬を合わせて、2頭ということになってしまった。
 560キロという大型馬ということもあって、入厩当初は大きさばかりが目立っていたが、ゲート練習を積むとともに体もシェイプアップ。「現時点では540キロくらい。レースでは530キロくらいで出走できそうです」と松永幹夫調教師。6月29日の坂路では先週デビューしたジャコマルと併せて遅れ。時計も4F55.0秒と地味だが「まだ動きに緩慢なところもあって、速い時計は出ていませんが、走りそうな雰囲気は変わっていませんし、実戦で良さを見せてくれれば」と同師。デビュー戦は7月9日(土)中京芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ベルウッドカペラ(牡、父キンシャサノキセキ、母スイートカルタゴ、栗東・高橋康之厩舎)
 2015年北海道サマーセールにて、850万円で落札された馬だが、当初は高橋康之調教師が管理する予定ではなかった。「競り落とすことができなかったのですが、本当にいい馬だと思っていたので、その成長を見たくて牧場に通っていたら、それを伝え聞いたオーナーが預けてくれました」と同師。
 入厩当初は「口向きに難しい部分があって、それを修正していきます」ということだったが、その後はスムーズ。6月29日のCWでレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨っての追い切り。追い切りを終えたジョッキーの口からは「カッコイイネ」という言葉が出た。「終い速い時計(1F12.3秒)が出ましたが、まだ緩いところがある現状。しっかりしてくれば、もっと走れると思います。道中で頭を上げるようなところがあったように、気性面での課題もあるものの、さすがジョッキーがしっかりと乗りこなしてくれました。スタートも速いので、初戦から楽しみにしています」と同師。7月10日(日)中京芝1400mでデビューする予定となっている。

◆ダンビュライト(牡、父ルーラーシップ、母タンザナイト、栗東・音無秀孝厩舎)
 アグネスデジタル産駒の半姉モルガナイトは芝中距離で4勝。現在は斉藤崇史厩舎で管理されている半兄ラブラドライトも同厩舎で管理されていた時に芝長距離で4勝を挙げている。それだけに当初は中京芝2000mでのデビューが視野に入っていたが「ここまですごく順調で、追い切りで時計が出すぎるくらいなので」と前倒しする形で、7月9日(土)中京芝1600mでデビューする運びとなった。
 それを決定付けた6月29日の坂路での追い切り。古馬ラクアミを追走して、一杯に追われると前に追いついて同入。時計は4F51.6秒で同日の2歳一番時計となった。ラスト1Fが13.0秒なので、現状ではスピードのコントロールに課題がありそうだが、スピード能力は一級品。あとはレースでどんな走りを見せてくれるか。鞍上は松若風馬騎手が予定されている。

◆ジューヌエコール(牝、父クロフネ、母ルミナスポイント、栗東・安田隆行厩舎)
 同厩舎で管理された全兄ルミナスウイングはダートで4勝を挙げており、シンボリクリスエス産駒の半姉ルミナスパレードも全4勝のうち、3勝がダート。「血統的にはダートという感じもしますが、芝でもやれると思うんです」と安田隆行調教師。
 先々週、先週をCWでの4F追い切りを行っているが、明らかに動きが良化してきた。6月29日のCW4F時計は51.8秒、ラスト1Fも11.9秒で余力十分だった。7月1日にはレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、ゲートを確認。「念のための練習でしたが、全く問題ありませんでしたね。スタートは上手ですし、流れに乗って競馬できれば」と同師。デビュー戦は7月10日(日)中京芝1400mを予定している。

【美浦】
◆キュイキュイ(牝、父ハービンジャー、母スナップショット、美浦・手塚貴久厩舎)
 昨年のアーリントンCを制したヤングマンパワー(現オープン)の異父妹。先週の追い切りでは古馬に先着しており、キビキビとした動きが印象的だ。「お兄ちゃんより首を使ったフォームで走るし、キレのある動き。ゲートも普通に出るし、馬にヤル気がある。この雰囲気なら初戦から楽しみ」と手塚貴久調教師。7月10日(日)、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆マツリダダイキチ(牡、父マルカシェンク、母ヘヴンリーソング、美浦・国枝栄厩舎)
 5月の千葉サラブレッドセールに上場され、5000万円(税抜)で落札された。当日の騎乗供覧では2F23秒8-11秒1の好タイム。その動きが評価され、全体で2番目となる高値まで競り上がった。現3歳の異父兄に小倉2歳S3着のレッドラウダがいる。先週の追い切りでは上々の反応を見せ、3歳馬を相手に先着した。「トレーニングセールの出身で気持ちも前向きだし、元気がいい。追い切りでも楽な感じで動けている」と佐藤調教助手。7月10日(日)、福島の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆マイネルスフェーン(牡、父ステイゴールド、母マイネジャーダ、美浦・手塚貴久厩舎)
 母は芝で3勝。2歳上の異父兄に未勝利→コスモス賞を連勝したマイネルサクセサーがいる。6月22日から函館入りしており、その2日後にはゲート試験をパス。その後も順調に追い切りの本数を重ねており、「そんなに大きくないけど、いいバネをしている。牧場でも動いていたし、420キロぐらいの体つきで仕上がりは良さそう。初戦から楽しみ」と手塚貴久調教師。7月10日(日)、函館の芝1800mを吉田隼人騎手で予定している。

◆ラーナアズーラ(牝、父パイロ、母グロッタアズーラ、美浦・畠山吉宏厩舎)
 近親にラジオたんぱ杯2歳S2着、京都新聞杯3着のミスティックエイジがいる。6月22日に美浦の坂路で55.4-39.7-24.4-11.8の好タイムをマークしており、函館に移動後の29日には本馬場で軽快な動きを見せた。「ジョッキーに感触を確かめてもらったけど、いい動きだったみたい。素直で前向きな性格だし、いいスピードがありそう」と畠山吉宏調教師。7月9日(土)、函館の芝1200mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/04(Mon) 20:30コメント(0) ]
2016/06/28(Tue)
【栗東】
◆ブルックリンソウル(牡、父アドマイヤムーン、母ベストマテリアル、栗東・小崎憲厩舎)
 母系に目立った活躍馬がいるわけではないので、当初は4月の早期入厩という程度で注目していた。しかし6月9日の追い切りを見て、個人的な評価は急上昇。初めてのCW、トラックでの追い切りだったが、ヴィクトリアマンボを追走してほぼ同入。時計も6F83.1秒と新馬としては水準以上の動き。追い切り直後の小崎憲調教師は「そんなにやるつもりはありませんでしたが、動きましたね。レースまでまだ時間があるので、じっくり調整していきます」と話していた。
 その後もCW、坂路で好時計を連発。6月23日の坂路では川田将雅騎手が跨って、コルボノワールを追走してほぼ同入。4F53.2秒と全体時計は水準程度だが、1F12.3秒が評価できる。これだけ動けば、デビュー予定の7月3日(日)中京芝1600mで主役級の扱いになることは間違いないだろう。

◆ドロウアカード(牝、父ダイワメジャー、母アスドゥクール、栗東・角田晃一厩舎)
 先日の函館SSで重賞2勝目を挙げたソルヴェイグの全妹。旬な血統と言うことができるが、6月23日のCWでは抜群の動きを披露。C.ルメール騎手が跨って、マールデルプラタを追走したが、最後は内から手応え優勢。6F83.4秒は少し時計を要するこの日の馬場では速い部類の数字。なにより実質初めての6F追いでこれだけ動けたところが評価できる。
 担当する上村調教助手は「ゲートに時間を要しましたが、その分、しっかりと調教を積むことができました。ソルヴェイグを担当している(鮫島一歩厩舎の)松浦調教助手から『こっちの方が体つきはいいよ』と言われました」とのこと。ダイワメジャー産駒の牝馬でルメール騎手といえば、阪神JFを勝ったメジャーエンブレムがイメージできるし、デビュー予定の7月3日(日)中京芝1400m(牝)でどんなパフォーマンスを見せてくるか楽しみ。

◆ジャコマル(牡、父ダノンシャンティ、母ピュアウィンク、栗東・松永幹夫厩舎)
 ダノンシャンティ産駒はスマートオーディンが今年の京都新聞杯を優勝。ダートで未勝利、500万下を連勝したサトノスピードオーもいて、いろんなタイプが出ている。この馬は半兄に同厩舎で管理されて芝1600mを勝ったジャコスキーがいるということもあり、松永幹夫調教師は「芝のマイルがいいでしょうね」ということで、7月3日(日)中京芝1600mでのデビューを予定。
「6月24日にゲート練習をしましたが、無難に出ました。速い時計は出ていませんが、それなりに動けています」ということだが、6月22日の追い切りが実質初めての目一杯なので、最終追い切りではもっと動きが良くなってくるだろう。なお、鞍上は和田竜二騎手を予定している。

◆ジャンダラリン(牝、父ダイワメジャー、母パチャママ、栗東・宮本博厩舎)
 母系には芝中距離で4勝を挙げたタカラサンデーがいる血統。本馬について「ゲート試験合格に時間を要したように難しいところがある馬」と宮本博調教師。「ただ気持ちが走る方に向けば、かなり走ってくると思う」と現時点での手応えを教えてくれた。
 実際、6月22日の坂路では4F54.2秒、1F12.3秒と終い鋭い動きを披露。24日の取材時時点で「来週、レースで騎乗を予定している森裕太朗騎手に乗ってもらって、トラック馬場で追い切るつもり。その感触を見て、7月3日(日)中京芝1400m(牝)でデビューするかどうかを決めたいと思います」と同師。その動向には注目してみたい。

【美浦】
◆アメイズミー(牡、父タートルボウル、母アルーリングアクト、美浦・栗田博憲厩舎)
 母は小倉3歳Sの勝ち馬。半姉のアルーリングボイスも小倉2歳S、ファンタジーSを勝っており、仕上がり早の一族だ。ゲート試験に合格後も順調に乗り込まれ、6月22日の追い切りでは古馬のシャイニープリンスを相手に互角の動きを見せた。「いい感じに仕上がっている感じだし、あとはサラッと息を整えれば十分。血統的にも体形的にもスピードタイプで短めの距離が合いそう」と栗田博憲調教師。7月2日、福島の芝1200mを蛯名正義騎手で予定している。

◆イタリアンホワイト(牝、父ステイゴールド、母リリウム、美浦・相沢郁厩舎)
 全姉にオークス3着のアイスフォーリスがいる。6月22日の追い切りはウッドチップコースで古馬と併せ、しっかりと負荷をかけた。「姉よりも立派な体つきをしているし、いい動きをしている。馬に柔らかみもあるし、距離には融通が利きそう。いいところがありそうだし、血統的にも楽しみ」相沢郁調教師。当初は2週目のデビューを視野に入れていたが、仕上がりの進み具合が順調なことから予定を早めてきた。7月3日、福島の芝1800mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆トワイライトライフ(牝、父ゴールドアリュール、母ラプターセイハート、美浦・黒岩陽一厩舎)
 叔母にオークス3着のアイスフォーリスがいる。6月に入ってから本格的に乗り込み、坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ねてきた。「しっかりと乗り込んだし、仕上がりは順調。血統的にダート向きだけど、素軽い走りをするし、いいスピードがありそう」と黒岩陽一調教師。7月2日、福島のダート1150mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ノーブルムーン(牝、父アドマイヤムーン、母フェートデュヴァン、美浦・田村康仁厩舎)
 半兄に重賞2勝(京成杯、セントライト記念)のフェイトフルウォーがいる。ここ2週はウッドチップコースで長めから追われ、いずれも併せ馬で先着。ひと追い毎に時計を詰めており、仕上がりの良さが目につく。「女の子にしては馬っぷりがいいし、入厩後も順調に乗り込んできました。前向きな気性だし、稽古通りなら初戦から動けると思います」と田村康仁調教師。7月3日、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/28(Tue) 07:38コメント(0) ]
2016/06/21(Tue)
【栗東】
◆アカカ(牝、父クロフネ、母クイーンカアフマヌ、栗東・音無秀孝厩舎)
 半姉に芝中距離で2勝を挙げているリリコイパイなどがいる血統。本馬は5月11日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。デビュー戦については追い切りを重ねてから吟味する傾向のある音無秀孝厩舎にしては、早々に6月26日(日)阪神芝1800mをM.デムーロ騎手でデビューする予定。それだけ牧場での動きも良かったのだろうと想像していたが、実際にその通りだった。
 6月2日の坂路ではアルマンディンを追走して、馬なりで同入。4F52.4秒をマークして「ちょっと速すぎた」と音無秀孝調教師も苦笑いだったが、その後は単走で追い切ったりして、オーバーワークにならないように調整。1週前追い切りにあたる6月15日はジョッキーが騎乗して、4F51.9秒をマーク。追い切り本数はもちろん、それぞれの追い切りが中身の濃い内容になっており、初戦から態勢万全での出走となりそう。

◆スマートアムール(牝、父ダイワメジャー、母ラーナック、栗東・須貝尚介厩舎)
 母系に1400m以下の距離で4勝を挙げたバイオマスターがいる血統。本馬は4月22日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。5月に入ってからゲート試験に合格し、坂路で時計を出して、順調に追い切りを重ねているが、入厩当初から「スプリンターというよりも1400、1600mもこなせそうなタイプなので、力のいる函館の芝が合う」と須貝尚介調教師。
 その言葉通り、6月には函館競馬場へ移動し、1週前追い切りの芝コースではショウナンアヴィドと互角の手応えで軽快な動きを見せている。ここまでの調教過程を見ても不安はなく、あとはスタートを決めて流れに乗ったレースができるかどうか。6月25日(土)函館芝1200m(牝)を岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆ロードエフェクト(牡、父ハービンジャー、母エアジュリアード、栗東・西園正都厩舎)
 クロフネ産駒の半姉アルセナーレは中山ダート1800mの未勝利、500万下を連勝し、先日の関東オークスで3着という結果を残している。本馬は5月20日にゲート試験に合格しているが、ここまで入念に乗り込み。5月26日のCWでは終いの動きがひと息だったが、追い切りを重ねるごとに動けるようになっている。
 6月15日の坂路ではマイネルチャンプに先行して、ゴールでは大きく先着。時計は4F54.2秒と地味だが、ストライドの大きな馬で坂路で数字が出るタイプではないだろう。「6月17日はCWを1周乗った後にゲートから1Fだけ時計を出しました。ここまで順調です」と西園正都調教師。デビュー戦は6月26日(日)阪神芝1800mを和田竜二騎手で予定している。

◆サーカムスタンス(牡、父ハービンジャー、母レティセントガール、栗東・池添学厩舎)
 おじにスワンSなど重賞4勝を挙げたプリサイスマシーンがいる血統。ハービンジャー産駒は現2歳が3世代目になるが、初年度産駒ベルーフが京成杯、2年目産駒ドレッドノータスが京都2歳Sと各世代で重賞ウイナーが出ている。
 本馬は5月27日にゲート試験に合格し、6月に入ってから本格的な時計を出し始めており、1日の坂路では馬なりで4F55.7秒をマーク。当時は併せたキラリジェームスに遅れていたが、15日のCWではきっちり先着。時計も6F84.3秒、1F12.2秒と終いしっかりした動きを見せている。6月26日(日)阪神芝1800mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アンノートル(牡、父アイルハヴアナザー、母タイキシャイン、美浦・池上昌弘厩舎)
 半兄に現3勝のサウンドアプローズ、叔父に東京新聞杯3着のヒットジャポットがいる。先週の追い切りはウッドチップコースで5F65秒台とパワフルな動きを見せた。「牧場にいた頃から動いていたし、すごく気持ちが強い子。どちらかと言うとパワータイプですね。ある程度は先行して力で押し切る競馬が合いそうなイメージ。期待している馬だし、どんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」と松岡正海騎手。6月25日(土)、東京の芝1600mを予定している。

◆ウインブライト(牡、父ステイゴールド、母サマーエタニティ、美浦・畠山吉宏厩舎)
 1歳上の全姉に阪神JF2着、新潟2歳S2着のウインファビラスがいる。先週の追い切りは坂路でキレのある動きを見せ、併せた3歳馬を子供扱い。4F53.4-38.5-24.9-12.3の加速ラップを刻んだ。「お姉ちゃんに比べると脚長で体高があるし、気性的にも扱いやすいですね。調教通りなら初戦から楽しみ。折り合いが付くし、先々は距離を延ばしていっても大丈夫だと思います」と畠山吉宏調教師。松岡正海騎手も「動きは申し分ないですね。現時点で注文を付けるところはないし、まだまだ奥行きもありそうです」と素材を絶賛している。6月26日(日)、東京の芝1800mを予定している。

◆ジェネスレーヴ(牡、父ダノンシャンティ、母チェルカ、美浦・木村哲也厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、1900万円(税抜)で落札された。半姉に現4勝のラインハート、半兄に現2勝のアキトフォルテがいる。早い時期にゲート試験をパス。牧場で基礎体力の強化を図り、じっくりと乗り込まれてきた。「520~530キロの体つきでフレームが大きいですね。普段は大人しいけど併せればハミを取るし、ひと追い毎に上向いてきました。まだ若さを見せるところもあるけど、ここまで順調に来ています」と木村哲也調教師。6月26日(日)、東京の芝1800mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ハウメア(牝、父キングカメハメハ、母ダイヤモンドディーバ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 母はアメリカの重賞を2勝。ゲート試験に合格後も順調に進められ、先週の追い切りでは芝の走りを確かめた。年長馬を相手にシャープな動きを披露。前向きで反応にも素軽さがあり、好気配だ。「脚元に弱さがあった兄(ジュエルプラネット)とは違い、しっかりとしている。素直で操縦性も良さそうだし、早い時期から使えるのは何より。いいところがありそうだよ」と藤沢和雄調教師。6月25日(土)、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/21(Tue) 07:32コメント(0) ]