2016/06/13(Mon)
【栗東】
◆モンドキャンノ(牡、父キンシャサノキセキ、母レイズアンドコール、栗東・安田隆行厩舎)
 入厩当初から「オーナーの要望もあって、6月19日(日)函館芝1200mを戸崎圭太騎手でデビューする予定です」(安田隆行調教師)と目標が決まっていた馬。1回目のゲート試験には落ちてしまったが、4月から入厩していたこともあり、スケジュールに狂いはない。むしろ、栗東で北村友一騎手が跨ったゲート練習では抜群のスタートを決めている。
 6月に函館競馬場へ移動しているが、栗東での追い切りではCWで古馬1600万下に先着したり、坂路では馬なりで古馬500万下に併入したりと2歳らしからぬ動きを見せている。函館へ移動してからも順調に追い切りを消化しており、出走態勢は万全に整っている。

◆ゴールドケープ(牝、父ワークフォース、母ジュエルオブナイル、栗東・荒川義之厩舎)
 母は同厩舎で管理され、小倉2歳Sを優勝。そのイメージからスプリンターに思われがちだが「ワークフォース産駒ということもあって、決してスプリンターというタイプではありません。むしろ距離はマイルよりも長くてもいいくらい」と荒川義之調教師。ということで、当初は来週の阪神芝1800mでのデビューを視野に入れていたようだが、順調に追い切りを積んだこともあって、6月19日(日)阪神芝1600mを蛯名正義騎手でデビューする予定となった。
 中間はDPで15-15程度の追い切りを重ねており、負荷の強い追い切りは坂路といった感じ。6月8日の坂路では新馬ガウディを1秒以上追走して、最後は馬なりで先着。時計は4F55.5秒と遅いが、数字以上に中身ある動きだったと判断したい。

◆メモリートニック(牡、父タニノギムレット、母メモリーソフィア、栗東・角田晃一厩舎)
 目立った活躍馬のいない血統だが、5月6日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩してからの動きは目立っている。5月19日の坂路では先週デビューしたアダムバローズと併せて、手応え優勢で同入。楽に4F55.1秒をマーク。そして、6月1日の坂路ではこの日の2歳一番時計となる4F52.2秒をマークしている。「坂路では本当に動きますね。CWでの動きが物足りないように、まだ頼りない面もありますが、スピードは明らかに水準以上なので」と角田晃一調教師。
 トラック馬場では動けなかったが、函館Wでは6月10日に古馬500万下に先着しており、問題はなかった様子。あとはゲートさえ決まれば。デビュー戦は6月19日(日)函館芝1200mを古川吉洋騎手でデビューする予定となっている。

◆タマモヒナマツリ(牝、父マツリダゴッホ、母チャームナデシコ、栗東・木原一良厩舎)
 母は同厩舎で管理されて、ダートで5勝。サウスヴィグラス産駒の半姉タマモスズランも同厩舎で管理されて小倉ダート1000mを勝ち上がっている、厩舎ゆかりの血統。本馬に関しては「ダートで活躍する血統ですが、この馬に関してはマツリダゴッホ産駒ということもあって、芝でも十分にやれそうな感じ」と木原一良調教師。
 6月8日のCWでは先週デビューしたエスピリトゥオーゾに先行して、追いついてくる相手を馬なりで抑え込んだ。体重の軽い見習い騎手が跨っていたとはいえ、外を回って6F83.2秒は評価したい時計。「ゲートは標準程度だけど、減量騎手(荻野極)を起用するし、ちょっと楽しみにしています」と同師。6月19日(日)阪神芝1600mでデビュー予定。

【美浦】
◆ゴロウマルウィン(牡、父クロフネ、母スイートピグレット、美浦・栗田徹厩舎)
 JRAブリーズアップセールに上場され、1000万円(税抜)で落札された。祖母が重賞2勝のクロカミ。いとこにカミノタサハラ(弥生賞)、ボレアス(レパードS)、マウントシャスタ(毎日杯2着)、ベルキャニオン(共同通信杯2着)などの活躍馬がいる。オーナーがラグビーの五郎丸歩選手と親友であり、このネーミングからも話題性を持った1頭だ。「素直な気性だし、入厩後も順調に乗り込んでいる。500キロ前後の大型馬。まだまだ良くなりそうだし、もう少しトモに力がついてくれば先々まで楽しみ」と栗田徹調教師。6月18日(土)、東京のダート1400mを予定している。

◆スプリングゲイル(牝、父キンシャサノキセキ、母サンスプリング、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 母はアルゼンチンで4勝しており、芝1000mのGIを勝っている。近親にも同国のGI馬が並ぶ。仕上がりの早さが目につき、入厩後の追い切りでは1000万下の古馬と併せるなど体力的にも水準以上だ。「見るからに短距離向きの体つきをしているし、いいスピードがありそう。ゲートの出は普通だけど、ダッシュ力があるし、勢いさえつけばビュンと行く。十分に乗り込んできたし、初戦から動けると思う」と鹿戸雄一調教師。6月18日(土)、函館の芝1000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆バリンジャー(牡、父ステイゴールド、母バイユーストーム、美浦・奥村武厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、2500万円(税抜)で落札された。半兄にメテオロロジスト(佐賀記念)がいる。「ピリッとした性格で仕上がりは順調。どっちかと言うと母系(母の父ストームキャット)の血が出ているような感じだけど、しっかりとしてくれば芝に対応できそうな軽さもある。牧場でも早い時期から動いていたし、いいところがありそう」と奥村武調教師。6月18日(土)、東京のダート1400mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆レッドオーガー(牡、父カジノドライヴ、母アドヴァーシティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 祖母はケンタッキーオークスなどアメリカのGIを4勝した名牝。兄姉はレッドバリオス、レッドエクスプレス、ルノンキュールなどがコンスタントに勝ち上がっている。ゲート試験に合格後は徐々に調教のピッチを上げ、仕上がりの良さが目につく。「素直な気性で扱いやすい。この時期に古馬と併せても楽に動けているぐらいだし、前向きさがある。いいフットワークで走るし、どんなものか楽しみ」と藤沢和雄調教師。6月19日(日)、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/13(Mon) 19:29コメント(0) ]
2016/06/06(Mon)
【栗東】
◆フュージョンロック(牡、父ステイゴールド、母シャピーラ、栗東・須貝尚介厩舎)
 まだ入厩して間もない頃、須貝尚介調教師が「毛色こそ違うけど、歩く姿がゴールドシップそっくり」と話していたステイゴールド産駒。4月には栗東へ入厩していて、すぐにゲート試験にも合格。「ゴールドシップと同じように、しっかり体力をつけるために栗東の坂路で乗り込んできたい」という話だったが、その通り、ここまで入念な追い切りを積み重ねている。
 6月1日にはCWで追い切られているが、併せたムテキングスが一杯に追うところを内で馬なりの同入。坂路での追い切りでも先週デビューのサトノホルス(2着)に楽に先着していたので、追い切りを見るかぎりは初戦からきっちり結果を出してくれそう。デビュー戦は6月12日(日)東京芝1800mを予定している。

◆アダムバローズ(牡、父ハーツクライ、母チャチャリーノ、栗東・角田晃一厩舎)
 おじに1200mで4勝を挙げたダイワシークレットがいる血統だが、全兄デンコウセキトバは阪神芝1600mで未勝利を勝ち上がっている。
 本馬は5月4日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。5月11日にゲート試験に合格すると、その後は毎週のように僚馬メモリートニックと坂路で併せ馬を行っている。そこでは遅れていたが、6月1日、レースでも騎乗する浜中俊騎手が跨ってのCW追い切りでは6F82.4秒をマーク。「坂路では動けなかったけど、CWでは水準以上の動きを見せてくれました。スタートが速いし、1頭でも気を抜かずにしっかりと走れるタイプ。初戦から楽しみにしています」と角田晃一調教師。6月11日(土)阪神芝1400mでのデビュー戦が楽しみ。

◆カズマデプレシャン(牡、父アイルハヴアナザー、母レディーメグネイト、栗東・西浦勝一厩舎)
 父は新種牡馬、母は現役時代に未勝利、りんどう賞と連勝した馬。本馬は2015年北海道セレクションセール1050万円で落札されている。
 ゲート試験に合格後、週2本のペースで坂路追い切りをこなしているが、追うごとに動きが良化。特に6月1日の坂路ではアルマレイモミに先行して、最後は相手を突き放しての先着。4F54.1秒は特筆するほど速い数字ではないが、非常に力強い走り、そしてリラックスしてこの時計が出ているという点でスピードのコントロールが利きそう。デビュー戦は6月12日(日)阪神芝1200mを池添謙一騎手で予定している。

◆ブルベアヘッジ(牡、父カジノドライヴ、母バンブーインディゴ、栗東・高橋康之厩舎)
 祖母が2000年秋華賞を制したティコティコタックという血統で、2015年北海道サマーセールにて500万円で落札されている。
 入厩当初から馬体の良さが目立っていたが、ここにきて追い切りでの動きも良化。5月25日のCWではレースで騎乗予定の幸英明騎手が跨って、6F82.9秒という好時計をマーク。「速い時計は多くありませんが、普段からCWでのキャンターを乗っていて、徐々にしっかりしてきましたね。5月25日の追い切り後、さすがに疲れも出て、その後は軽めにしていますが、ここまで順調です」と高橋康之調教師。デビュー戦は6月11日(土)阪神芝1400mを予定している。

【美浦】
◆アズールムーン(牝、父Malibu Moon、母ターシャズスター、美浦・斎藤誠厩舎)
 半姉エスメラルディーナは関東オークスの勝ち馬。昨春には韓国のトゥクソムCも勝っている。6月1日にはウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入れ、鞍上の指示にスムーズな反応を見せた。「ひと追い毎に動きが変わってきているし、体つきも締まってきた。ダート向きの血統ではあるけど、ストライドの大きな走りをするし、芝にも対応できそうな軽さがある。期待の1頭です」と斎藤誠調教師。6月12日、東京の芝1600m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

◆ニシノキッカセキ(牡、父サニングデール、母ニシノヒナギク、美浦・手塚貴久厩舎)
 3代母が桜花賞などGIを3勝したニシノフラワー。近親にはニシノマナムスメ(マイラーズC2着、愛知杯2着)、ニシノセイリュウ(若駒S1着)、ニシノミチシルベ(アルテミスS3着)などの活躍馬がいる。ここ2週の追い切りは3歳馬を相手に優勢の手応えで動いており、仕上がりの良さが目につく。「血統的にもスピードタイプ。楽に動けているし、センスが良さそう。ジョッキーも手応えをつかんでいるみたいだし、初戦から楽しみです」と手塚貴久調教師。6月11日(土)、東京の芝1400mを松岡正海騎手で予定している。

 手塚厩舎ではハッピーランラン(牝、父ワークフォース、母ハッピーラン)もスタンバイ。こちらは6月12日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆マイネルクラース(牡、父ステイゴールド、母マイネヌーヴェル、美浦・高木登厩舎)
 母はフラワーCの勝ち馬。叔父にマイネルネオス(中山GJ)、マイネルアワグラス(シリウスS)、マイネルチャールズ(弥生賞、京成杯)がいる。5月11日に入厩し、20日にゲート試験をパス。坂路とウッドチップコースを併用して意欲的に追われており、仕上がりは順調だ。「まだ気性的に幼いところもあるけど、だいぶ息遣いが良くなってきた。フットワークがいいし、芝で切れる脚を使えそう。血統的にも長めの距離が合うと思います」と高木登調教師。6月12日、東京の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆レジェンドセラー(牡、父ルーラーシップ、母トップセラー、美浦・木村哲也厩舎)
 2代母プロモーションはクイーンSの勝ち馬。叔父にアドマイヤメイン(青葉賞、毎日杯)がおり、一族からは天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタも出ている。6月1日にはウッドチップコースで長めから追われ、しっかりと負荷を掛けてきた。「牧場にいたときから健康優良児という感じだったし、見た目の馬っぷりは素晴らしい。まだ若い馬で成長の余地があるけど、フットワークの質は高いですね。早くから6月の東京デビューを視野に入れてきたし、血統的にも期待しています」と木村哲也調教師。6月12日、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/06(Mon) 20:39コメント(0) ]
2016/06/01(Wed)
【栗東】
◆ダブルスプリット(牡、父アイルハヴアナザー、母ハートノイヤリング、栗東・西園正都厩舎)
 今年4月のブリーズアップセールで落札された即戦力。中山競馬場から栗東へ直接入厩しているが、ゲート試験を受けた5月6日の動きは抜群。4頭いて、最も速いスタートでその走りはいかにもセンスを感じるもの。坂路での追い切りを開始してからも、スピードがあるところを見せている。
「デュランダルがおじにいる良血。血統馬らしいスピードを見せているし、ここまで順調に来ています。追い切り本数は多くないけど、現状で十分に動けているし、当然初戦から期待していますよ」と西園調教師。デビューは6月5日(日)阪神芝1400mを浜中俊騎手で予定している。

◆メイトサン(牡、父ダイワメジャー、母ボシンシェ、栗東・安田隆行厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の半兄グレンツェントは先日の青竜Sを勝ってダートで3勝目。2015年セレクトセール1歳では、3400万円で落札されている。いつも、同じ時期に栗東へ入厩したモンドキャンノと併せ馬を行っているが、当初はこちらが見劣ることが多かった。しかし「追い切りを重ねるごとに動けるようになってきました」と安田隆行調教師。
 先々週、先週とCWでの4F追い切りを行っている。古馬プレイズエターナルとモンドキャンノの3頭併せだが、遅れることなく、しっかりとついてきて、ラスト1Fは11秒台。全体時計は遅いが、終いの伸びは上々。6月4日(土)東京芝1400mをC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆アルメリアブルーム(牝、父ドリームジャーニー、母アルメーリヒ、栗東・高橋康之厩舎)
 2012年金鯱賞、2014年中山金杯を勝ったオーシャンブルーがおじにいる血統。本馬は4月21日にノーザンF天栄から栗東へ入厩しているが、5月6日にゲート試験合格と順調。5月20日の坂路での追い切りが初時計だったが、馬なりで坂路4F54.5秒をマーク。スピードがあるところを見せている。
 入厩当初はかなり煩い仕草を見せることもあったが、ここ最近は環境にも慣れたのか、以前に比べると大人しくなっている。「気性が前向きで、スピードがあるタイプ。すでに体もできているので、初戦から力を発揮してくれると思います」と高橋康之調教師。デビュー戦は6月4日(土)阪神芝1600mを川田将雅騎手で予定している。

◆アンジュシャルマン(牝、父マンハッタンカフェ、母シーズアン、栗東・佐々木晶三厩舎)
 半姉に札幌芝1800mの新馬戦を勝ち、芝で3勝を挙げたシーズンズベストや同じく芝で3勝を挙げたアドマイヤディープが半兄にいる血統。本馬は4月21日にノーザンF天栄から栗東へ入厩。ゲート試験に合格した翌週に本格的な追い切り(5月12日)を坂路で行ったが、その時計が馬なりで4F53.1秒。
 追い切り直後の佐々木晶三調教師は「もう少し遅い指示だったんだけどね」と苦笑いするも「やっぱりスピードがあるね」と能力の高さを再確認。その後はCWでの追い切りを併用して順調に仕上げられている。6月5日(日)阪神芝1400mを鮫島克駿騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アンティノウス(牡、父クロフネ、母ミクロコスモス、美浦・国枝栄厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の母は通算4勝、阪神JF3着や秋華賞5着などG1でも活躍した。本馬が初仔となる。4月29日にゲート試験をパス。ここまで順調に追い切りの本数を重ね、先週はウッドチップコースで長めから上々の動きを見せた。「クロフネの仔にしては軽さがある。馬格があって丈夫そうだし、わりと性格も素直。平均点が高そうなタイプかな」と国枝栄調教師。6月5日、東京の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。

◆マイネルズイーガー(牡、父アイルハヴアナザー、母マイネカンナ、美浦・国枝栄厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は福島牝馬Sの勝ち馬。伯父に天皇賞・春を制したマイネルキッツがいる。こちらは5月12日にゲート試験をパス。同じく順調に追い切りの本数を重ね、先週はウッドチップコースで軽快な動きを見せた。「入厩前から牧場でビシビシと乗り込んでいたぐらいだし、デビュー前としては十分に動けている。この馬も丈夫は丈夫だし、いいところがありそう」と国枝栄調教師。6月5日、東京の芝1600mを柴田大知騎手で予定している。

◆ホットセット(牡、父マンハッタンカフェ、母デュアルストーリー、美浦・手塚貴久厩舎)
 End Sweep産駒の母は短距離で4勝。現8歳の半兄にデュアルスウォード(中央5勝、地方1勝)、いとこにレッドクラウディア(クイーン賞)がいる。5月6日にゲート試験をパス。先週はウッドチップコースで活発な動きを見せた。「開幕週のデビューを目標にしてきたし、追い切りの動きは水準以上。これなら初戦から勝ち負けのレベルにあると思う。ちょっとゲートの出が遅そうな感じだけど、しっかりと練習していきたい。マンハッタンカフェの仔でアクションも大きいし、この血統にしては距離に融通が利きそう」と手塚貴久調教師。6月4日、東京の芝1400mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆メモリーミネルバ(牝、父トーセンファントム、母トーセンミネルバ、美浦・田村康仁厩舎)
 キングカメハメハ産駒の母はダート1200mで1勝。全兄に現2勝のハレルヤボーイ、伯母にコスモフォーチュン(北九州記念)、コスモプラチナ(マーメイドS)がいる。「馬のデキとしてはハレルヤボーイと比べても遜色ない。3月のアタマにはゲート試験をクリア。6月の東京デビューを目標に乗り込んでききたし、ひと追い毎に良くなっている」と田村康仁調教師。6月5日、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ロードミュートス(牡、父ロードアルティマ、母レディミューズ、美浦・高柳瑞樹厩舎)
 祖母がマイルCSを制したシンコウラブリイ。ティンバーカントリー産駒の母は3勝、チューリップ賞2着やオークス4着など牝馬のクラシック戦線でも活躍した。半姉にシンメイフジ(新潟2歳S、関東オークス)がいる。「どちらかと言えばスピードタイプ。切れるというよりは持久力型で長く脚を使えそう。おっとりとした感じだし、ロードアルティマの仔にしては距離にも融通が利くと思う」と高柳瑞樹調教師。6月5日、東京の芝1600mをトミー・ベリー騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/01(Wed) 09:31コメント(0) ]
2015/12/25(Fri)
【栗東】
◆フラジョレット(牡、父クロフネ、母ポップコーンジャズ、栗東・池江泰寿厩舎)
 キングカメハメハ産駒の半兄ラブリーデイは今年になって覚醒。宝塚記念、天皇賞(秋)といったG1を制しており、今週の有馬記念でも有力馬の一頭になっている。ちなみに全兄は2頭いて、ビーチランデブーが中京芝2000mで新馬勝ち(その後はダート1800mで1勝)、シーサイドジャズが中山ダート1800mを勝ち上がっている。
 本馬は11月25日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。12月17日はCWで新馬と併せて先行していたが遅れ。ラスト1F12.5秒なので、相手が走ったという見方もできるし、12月9日のCWでの併せ馬に比べると動けるようになってきた。初戦からというタイプではないかも知れないが、いずれにせよ、最終追い切りの動きは注目。12月26日(土)中山芝2000mでデビューする予定。

◆コイスルキセキ(牝、父キンシャサノキセキ、母マチカネホレルナヨ、栗東・西園正都厩舎)
 半兄オレニホレルナヨ(父サクラバクシンオー)は芝短距離で4勝を挙げているが、父がキンシャサノキセキなので、短距離に適性が高そうなイメージは変わっていない。
 本馬は12月3日のゲート試験に合格した後、坂路での追い切りを重ねており、12月16日のCWでは同厩舎の他3頭と実戦のような併せ馬になったが、直線では真っ先に抜けてゴール。6F82.5秒はもちろん、1F12.5秒は速く、騎乗していた田中克典調教助手も「この追い切りでもっと良くなってきそう」とコメント。この動きを見ていると、単なる短距離馬という印象でもないだけに、デビュー予定の12月26日(土)阪神芝1400mが楽しみ。なお鞍上は内田博幸騎手が予定されている。

◆ハイドロフォイル(牡、父クロフネ、母レースウィング、栗東・友道康夫厩舎)
 同厩舎で管理された半兄ポイマンドレース(父マヤノトップガン)や全兄グリッターウィングがいる血統。どちらもダート中距離で勝ち鞍を挙げているが、追い切りを見た印象では2頭ほどの重苦しさはない。
 12月17日はマーティンボロが先行して、それを追いかけるCWでの併せ馬だったが、道中の感じは楽。コーナーで急にペースが上がってからは対応するのに戸惑ったが、これは経験不足なだけで全く問題ない。むしろ引き離されずに食い下がったあたりに見どころがあったし、この追い切りが良い経験になったはず。デビュー戦は12月27日(日)阪神芝1800mが予定されているが、ダート血統だと軽視しない方がよいだろう。鞍上は藤岡康太騎手を予定している。

◆ベルクリア(牝、父ヴァーミリアン、母プレシャスライフ、栗東・吉田直弘厩舎)
 半姉シーブリーズライフ(父アドマイヤジャパン)は新潟芝1400mを新馬勝ちし、芝レースで計3勝を挙げている。近親にはウオッカの勝った2009年安田記念で3着したファリダット(父Kingmambo)がいる血統。
 本馬は11月27日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。12月16日はCWでカキナダ、キクノサージとの併せ馬を行っているが、内を回ったとはいえ、きっちり先着して、6F82.9秒をマーク。初めてのCW追い切りでこの時計を出せるのは潜在能力の高さを示すし、1F12.5秒の伸びも上々。12月26日(土)阪神ダート1800mのデビュー戦から楽しみ。鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

【美浦】
◆アークアーセナル(牡、父ダイワメジャー、母ディスカバリングビューティー、美浦・国枝栄厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、2000万円で落札された。伯母にGold Beauty(エクリプス賞最優秀スプリンター)、いとこにDayjur(欧州年度代表馬)がいる。当初は8月の札幌デビューを予定していたが、レースの直前にソエが出たために自重。じっくりと回復を待ち、立て直しを図った。「予定が延びたけど、再入厩後は順調。脚元の方も落ち着いている。ダイワメジャーの子で気持ちは前向き。距離的にはマイルぐらいがいいんじゃないかな」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆サトノキングダム(牡、父ディープインパクト、母ダリシア、美浦・国枝栄厩舎)
 5歳上の半兄Animal Kingdomはケンタッキーダービー、ドバイワールドCの勝ち馬。現3歳の半兄サトノメサイアは2勝している。これまで何度か入退厩を繰り返したが、じっくりと成長を待ち、ようやく態勢が整ってきた。「春に入厩した頃は体力不足だったし、その後も体質や蹄が弱かったから無理せずに待った。だいぶ良くなったし、今はウッドチップコースでも十分に動けている。距離にも融通が利きそうだし、いいモノはあると思う」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆イマジンザット(牡、父ディープインパクト、母シャンラン、美浦・斎藤誠厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。半兄にショウナンアルバ(共同通信杯)、半姉にショウナンタレント(フラワーC)がいる。11月18日に入厩して以来、ここまで順調に乗り込まれてきた。12月16日にはウッドチップコースで長めから追われ、軽快な動きを見せている。「血統的に少しヤンチャなところがあるけど、ひと追い毎に良くなっています。いいフットワークをしているし、ディープインパクト産駒らしさがありますね」と鈴木調教助手。12月27日、中山の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆マイティーゴールド(牡、父ゴールドアリュール、母マイティースルー、美浦・尾関知人厩舎)
 伯母にフラワーC2着のスルーレート、いとこに札幌2歳S3着(現2勝)のハイアーレートがいる。夏の札幌や秋の東京あたりで使い出すプランもあったが、大型馬だけに脚元の状態を慎重に確認しながら進められてきた。「仕切り直すことになったけど、脚元の状態は思っていた以上に早く回復しました。血統的にもダート馬らしい体つきで見るからにパワフル。毛色(栗毛)からも父のゴールドアリュールを彷彿させるし、ダート路線での活躍を期待しています」と尾関知人調教師。12月27日、中山のダート1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/25(Fri) 10:56コメント(0) ]
2015/12/17(Thu)
【栗東】
◆トウカイミーロ(牝、父ワークフォース、母トウカイティアラ、栗東・安田隆行厩舎)
 おじは1991年の日本ダービーを優勝し、1993年には1年ぶりの有馬記念で劇的な復活勝利を収めて引退したトウカイテイオーがいる血統。
 本馬は11月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路での追い切りが中心だが、本数を重ねるごとに時計を詰めており、12月9日の坂路では4F53.1秒と新馬としては水準以上の数字をマーク。ただ、ラスト1Fが13.7秒要したこともあり「もう少し終いがしっかりしないと」と安田隆行調教師の評価は辛口。ただ、この追い切りで更に上昇する可能性も十分あるので、最終追い切りに注目したい。12月20日(日)中山芝1600m(牝)を津村明秀騎手でデビューする予定。

◆ショパン(牡、父キングカメハメハ、母エアグルーヴ、栗東・角居勝彦厩舎)
 母は1997年天皇賞(秋)を優勝、半姉アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)はエリザベス女王杯を連覇。全兄ルーラーシップは同厩舎で管理され、クイーンエリザベス2世Cを優勝している、言わずと知れた超良血。
 本馬は11月13日にノーザンF天栄から栗東へ入厩して、11月26日にはゲート試験に合格するという順調さ。12月9日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、坂路で追い切られており、4F55.7秒という時計をマーク。この追い切りが単走だったことや、角居厩舎の主調教場所であるCWでなかったことは気になるものの、着々とデビューに向けての調教は進んでいる。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

◆スワーヴアーサー(牡、父ヴィクトワールピサ、母メイキアシー、栗東・庄野靖志厩舎)
 2013年セレクトセール当歳にて、1億1000万円で落札された馬ということもあり、入厩以前から庄野靖志調教師が期待馬として名前を挙げていた。もちろん、入厩してからもその評価は変わっておらず「速い時計を出そうと思えば、いくらでも出ると思うけど、じっくりやっていきたい」と話していた。
 その言葉通り、ゲート試験を10月に合格して、11月から時計を出し始めて、坂路とCWを併用して、ここまで順調に仕上げている。12月9日にはCWで新馬と併せ馬を行って同入。5F67.5秒、1F11.8秒という動きを見せている。ここまで入念に仕上げられていると、強い相手でも初戦から期待して当然だろう。12月20日(日)阪神芝2000mを四位洋文騎手でデビュー予定。

 なお、9日の併せ馬のパートナーだったショークールは、12月19日(土)中京ダート1800mを加藤祥太騎手でデビューする予定となっている。

◆ゴールデンティアラ(牝、父ハーツクライ、母ルビーマイディア、栗東・松永昌博厩舎)
 半兄アドマイヤカリブ(父サクラバクシンオー)はクロッカスSを勝ち、NHKマイルCにも出走(9着)。きょうだいに姉は2頭いるが、いずれも勝ち上がっている。
 本馬は坂路での追い切りを積み重ねて、12月9日に初めてCWで追い切った。レースでも騎乗予定の岩田康誠騎手が跨っていたが、古馬500万下を追走して、半馬身ほど遅れ。相手の手綱が全く動いていなかったことを考えれば、物足りない内容だが、決して脚色一杯という感じではなく、初めての追い切り場所に多少戸惑いがあったと判断した方がよいだろう。最終追い切り場所は決まっていないが、もしCWになるようなら、そこで動きを見極めたい。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

【栗東】
◆アースコレクション(牡、父アンブライドルズソング、母アスペングロー、美浦・尾関知人厩舎)
 アメリカのファシグティプトン・フロリダセールに上場され、12万ドルで落札された。ノーザンファーム天栄で乗り込み、10月29日に入厩。じっくりと追い切りの本数を重ねてきた。既に勝ち上がっているステイパーシストやブロワを相手に優勢の動きを見せており、ひと追い毎に気配が上向いている。「欲を言えば息遣いの面で物足りないところはあるけど、ここまで順調に乗り込んできたし、気持ちも前向き。米国産の大型馬にしては芝をこなせそうな馬っぷりをしているし、本馬場に入れたときの動きも良かった。初戦から楽しみにしています」と尾関知人調教師。12月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆クードヴァン(牝、父ディープインパクト、母マイネヌーヴェル、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はフラワーCを勝ち、福島牝馬S2着、中山金杯2着など重賞戦線で活躍した。叔父にマイネルネオス(中山グランドジャンプ)、マイネルアワグラス(シリウスS)、マイネルチャールズ(弥生賞)がいる。夏場に腱鞘炎を発症したために始動は遅れたが、じっくりと立て直して11月22日に再入厩。12月9日の追い切りでは古馬を相手に強めの負荷を掛けた。「はじめに入厩させた頃は頼りなかったけど、ここまで待って正解。ようやく馬が良くなってきたし、稽古でも動けるようになった。だいぶ気持ちも乗ってきたし、走りには軽さがある」と鹿戸雄一調教師。12月19日、中山の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆デナリ(牡、父マンハッタンカフェ、母ランフォザドリーム、美浦・田村康仁厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、3600万円で落札された。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着の活躍馬。半姉にフィーユドゥレーヴ(函館2歳S)、オウケンサクラ(フラワーC)がいる。ここ2週はウッドチップコースで5F65秒台をマークしており、時計的にも目立つ動きを見せた。「走ると思いますよ。能力があることは確か。セレクトセールで買っていただいた馬ですし、血統的にも楽しみにしています」と田村康仁調教師。12月19日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆レッドゲルニカ(牡、父カジノドライヴ、母エポカブラヴァ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 現4歳の半兄スワーヴカイザーはダートの中距離で3勝。近親にはテンザンデザート(オープン特別2勝、ファンタジーS2着)、メジャーアスリート(全日本2歳優駿2着)がいる。坂路を中心に乗り込み、12月9日にはウッドチップコースで古馬を相手に長めから負荷を掛けた。「ここまで徐々に調教のピッチを上げてきたし、しっかりと動けている。ちょっと硬さがあるけど、大型馬のわりに前向きでゲートの出も速そうだし、ひと追いごとに良くなってきていると思います」と津曲大祐調教助手。12月19日、中山のダート1800mを柴田善臣騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/17(Thu) 11:04コメント(0) ]
2015/12/09(Wed)
【栗東】
◆ミッキーロケット(牡、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄に札幌ダート1700mで未勝利を勝っているマイフリヴァ(父Smart Strike)がいる血統。2014年セレクトセール当歳にて、9200万円で落札されている。本馬は11月7日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩している。
 12月2日の坂路では、古馬1000万下のタッチシタイと併せて3馬身先着。4F53.8秒、1F12.8秒をマークしている。「乗り味はかなりいいみたいですね。乗り込み量も十分なので、初戦から力を出してくれると思います」と音無秀孝調教師。12月12日(土)阪神芝1800mを浜中俊騎手でデビューする予定となっている。

◆オモロイシャチョウ(牡、父スズカマンボ、母ミヤジプロスパー、栗東・野中賢二厩舎)
 半兄に芝1200mで5勝を挙げたミヤジエムジェイ(父キングカメハメハ)やダートで4勝(うち3勝は1400m)を挙げているミヤジマッキー。母も現役時代は1200m以下の距離で芝を3勝。「母も兄も短距離で活躍する血統。この馬もそんな感じですね」と野中賢二調教師。
 本馬は12月3日にCWで併せ馬。他厩舎の2歳新馬に先行する形だったが、最後まで抜かれることなく、手応え優勢で先着。5F66.7秒、1F12.5秒は非常に優秀な時計。「時計はもっと遅くなる予定でしたが、楽に出ましたね。やりながら良くなっている段階ですが、現状でも十分に動けそう」と同師。デビュー戦は12月13日(日)阪神芝1200mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ダッシャークワトロ(牡、父キングカメハメハ、母ストリートスタイル、栗東・安田隆行厩舎)
 母は現役時代に1400m以下の芝で4勝。おばのブロードストリートは2009年ローズSを優勝し、同年秋華賞でレッドディザイアの2着という実績を残している。
 本馬について、安田隆行調教師は「なかなか体が絞れなくて、ここまで入念に乗り込んできました。ようやく動ける体になって、11月26日の追い切りでは4F53.6秒、1F12.5秒と終いがしっかりした動きでした。スタートもそこそこ速いので、この距離で使います」ということで、12月13日(日)阪神芝1200mでのデビューを予定。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

◆スマートメダリオン(牡、父ゴールドアリュール、母ウッドウインド、栗東・吉田直弘厩舎)
全兄スマートダイバーは同厩舎でデビュー(現在は古賀史生厩舎)して、阪神ダート1800mの新馬戦を勝っているが「兄は弱いところがありましたが、この馬は馬格がありますね」と高島調教助手。
 12月3日のCWでは、2歳未勝利を大きく追走していたが、直線では馬なりで追いついて、6F82.3秒という好時計をマークしている。「しっかりしているので、強い調教を課しても応えてくれますね」と同助手。デビュー戦は兄と同じ舞台、12月13日(日)阪神ダート1800mを予定。鞍上は田辺裕信騎手を予定している。

【美浦】
◆アルカサル(牡、父ドリームジャーニー、母アビラ、美浦・大竹正博厩舎)
 今年のエルムSを制したジェベルムーサの半弟。9月下旬にゲート試験を受け、その後は福島県のノーザンファーム天栄で調整されてきた。じっくりと脚元が落ち着くのを待ち、11月17日に再入厩。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマークした。遅れはしたが、時計的にも合格点を与えられる。「現状では扱いやすいさがセールスポイント。ジェベルムーサよりは軽さもあるし、芝向きだと思う。まだグッと来るところがないけど、500キロを超す大型馬でもあるし、少しずつ良くなってくれれば…。長い目で見ていきたいですね」と大竹正博調教師。12月12日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆コパノマリーン(牝、父ヴィクトワールピサ、母ヴォークリンデ、美浦・斎藤誠厩舎)
 母はダート1200mで1勝。4歳上の半兄グラーネは芝の中距離で2勝している。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマーク。まだ実質的な追い切りは2本だけだが、仕上がりの良さを印象づける。「入厩してから追い切りの本数は多くないけど、時計的にも水準以上に動けている。整った馬格をしているし、いいところがありそうです」と斎藤誠調教師。12月13日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆サンクロワ(牡、父ハービンジャー、母サンヴィクトワール、美浦・斎藤誠厩舎)
 祖母のヴィクトリーバンクはマーメイドS2着、エリザベス女王杯5着など活躍。叔父に京都新聞杯2着、ステイヤーズS2着のユニバーサルバンクがおり、現4歳の半姉サンソヴールは1600万下に在籍している。6月に函館競馬場でゲート試験を受け、その後は北海道のノーザンファーム早来で調整。11月に再入厩してからは坂路を中心に追い切りの本数を重ね、じっくりと態勢を整えてきた。「まだ体質的に弱いところがあるけど、乗り込みは十分。背中が良くて操縦性もあるし、動き自体には及第点を与えられると思います」と斎藤誠調教師。12月12日、中山の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ポンテファブリチオ(牡、父ダイワメジャー、母ローマンブリッジ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 叔父にニュージーランドTを制したサンライズプリンスがいる。11月29日にはオープン馬のネオブラックダイヤと併せ、優勢の手応え。12月2日にも古馬と併せるなど順調に乗り込まれており、気配の良さが目につく。「500キロぐらいの馬格で見た目はパワフル。一時期は体力不足で体調が上がってこなかったけど、だいぶ動けるようになってきた。速いところに行くと軽い走りをするし、初戦から楽しみ」と鹿戸雄一調教師。12月12日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/09(Wed) 15:14コメント(0) ]
2015/12/01(Tue)
【栗東】
◆サトノマルス(牡、父ディープインパクト、母ゴッドフェニックス、栗東・池江泰寿厩舎)
 祖母ロンドンブリッジはデビューから3連勝でファンタジーSを制し、桜花賞ではファレノプシスの2着という実績を残している。おばには2004年オークスを勝ったダイワエルシエーロがいる血統。ちなみに父、母ともに池江泰寿調教師の父である池江泰郎元調教師が管理していた。
 本馬は11月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路、CWの他にDPを追い切りで使用するなど、いろんな場所での追い切りを行っている。11月26日のCWではダノンシャルマンと併せて、なんとか同入という感じ。時計は全体が6F87.8秒と遅いものの、ラスト1F12.5秒は決して悪くない。あとは最終追い切りでどの程度の動きを見せるかといったところ。12月5日(土)阪神芝2000mでデビューする予定。

◆エアショウ(牝、父ディープスカイ、母トークショウ、栗東・野中賢二厩舎)
 半姉に同厩舎で管理され、芝で3勝を挙げているベッラヴォーチェ(父アドマイヤムーン)がいる血統。「まだ動き出すまでに少し時間のかかるところがありますが、スピードに乗ってからはいい走りをしてくれますよ。これから、もっと良くなっていきそう」と野中賢二調教師。
 入厩してからの追い切り本数は多くないが、11月26日のCWでは新馬モズビリーブと併せて、ラスト1Fは12.3秒。全体の時計は遅かったが、それなりには動けており、今週の追い切りではもっと動けるのではないだろうか。デビュー戦は12月6日(日)阪神芝1400mを四位洋文騎手で予定している。

◆フェザリータッチ(牡、父ダイワメジャー、母カメリアローズ、栗東・吉田直弘厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げているダローネガ、半姉に芝で2勝を挙げているノーブルリーズン(父ネオユニヴァース)がいる血統。本馬は9月10日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されており、11月13日に栗東へ再入厩している。
 11月19日のCWでは2歳未勝利を追走して、最後はきっちり先着。一杯に追う相手に対して馬なりで先着しているだけに、その動きは時計うんぬんを抜きにして評価してよいだろう。そもそも、6F84.9秒、1F12.2秒という数字は速く、時計からも評価できる。デビュー戦は12月6日(日)中京芝1400mをC.ルメール騎手を予定している。

◆ミュゲプリンセス(牝、父エンパイアメーカー、母カワカミプリンセス、栗東・西浦勝一厩舎)
 すでに当欄でも紹介した馬だが、デビューがかなり延びてしまった。とはいえ、紹介した当時から「いろんなことを教えている段階なので、もっと時間をかけた方がいいタイプ」と西浦昌一調教助手がコメントしていただけに、万全を期して、ここまで待ったという解釈でよいだろう。母は同厩舎で管理され、オークス、秋華賞とG1で2勝。半姉ミンナノプリンセス(父コマンズ)はここまで5戦2勝と結果を残しており、本馬に対する期待も自然と大きくなってくる。
 11月に入ってからの坂路での追い切りは地味。26日の併せ馬でも、4F54.6秒という時計。全体は目立たないが、2F25.4秒は終いがしっかりしていることを示すし、追走して同入まで持ち込んだ動きも評価できる。結果が求められるだろうが、まずは12月6日(日)阪神芝1400m(牝)のデビュー戦でどのような走りを見せてくれるか注目したい。なお、鞍上は国分優作騎手を予定している。

【美浦】
◆カリアティード(牝、父カジノドライヴ、母リビングデイライツ、美浦・武井亮厩舎)
 フジキセキ産駒の母は新馬勝ちを含む5勝。おばにケープリズバーン(TCK女王盃)、ジェダイト(忘れな草賞)、いとこにサナシオン(東京ハイジャンプ)、ガイヤースヴェルト(毎日杯2着)などの活躍馬がいる一族だ。当初は10月にデビューさせるプランもあったが、ひとまず牧場(ノーザンファーム天栄)に戻して体力強化を図った。再入厩後は順調に乗り込まれており、11月23日と27日にウッドチップコースで長めから時計を出している。「ひと追い毎に息遣いが良化しているし、だいぶ動けるようになってきました。気性的にも初戦から力を出せると思います」と武井亮調教師。12月5日、中山のダート1200m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆ギャラントグリフ(牡、父ホワイトマズル、母ビコーガイア、美浦・牧光二厩舎)
 5月のHBAトレーニングセールに上場され、842万4000円(税込)で取り引きされた。母系を遡ると3代母の半兄にボールドラツド、一族にはアジュディケーティングやゲーリックチューン(シンボリインディの母)の名がある。追い切りでは古馬を相手に上々の動きを見せており、時計的にも及第点だ。「息はしっかりとできていると思う。走りにも軽さがある。いい感じに動けているし、初戦から楽しめそう」と牧光二調教師。12月6日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ユニバーサルソング(美浦・奥村武厩舎、牡、父ネオユニヴァース、母ソングオブプライズ)
 祖母のTorocaは伊G3・セルジオクマーニ賞の勝ち馬。叔父のサトノプリンシパルはレパードS2着などダート路線で活躍している。当初は秋の中山デビューを予定していたが、動きがピリッとしなかったために牧場で立て直した。再入厩してからはヒプノティストや古馬と併せるなど順調に追い切りを重ねており、放牧前に比べると気配が良化している。「雄大な馬格をしているし、ネオユニヴァースの子にしては特に気難しいところはない。切れるというより、しぶとそうなタイプ。長めの距離が合うと思います」と奥村武調教師。12月6日、中山の芝2000mを伊藤工真騎手で予定している。

◆ラグルーラ(牡、父ディープインパクト、母アドアード、美浦・加藤征弘厩舎)
 Galileo産駒の母は愛G3・ブルーウインドSの勝ち馬。3歳上の半兄シェイクザバーレイ、1歳上の全兄ウェルブレッドは新馬勝ちを飾っている。当初は東京の最終週に使うプランもあったが、まだ動きが物足りなかったために予定を延ばした。「ひと追い毎に良化している。今ひとつ反応が鈍かったので延ばしたけど、だいぶ軽さが出てきた。中山だと勝負どころで小脚を使えるかどうかがポイントになりそうだけど、血統的にも能力はあると思う」と加藤征弘調教師。12月6日、中山の芝2000mをトミー・ベリー騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/01(Tue) 05:23コメント(0) ]
2015/11/25(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤキズナ(牡、父ハービンジャー、母アドマイヤオウカ、栗東・友道康夫厩舎)
 母系には2010年ジャパンカップなどG1で2勝を挙げたローズキングダムがいる血統。ハービンジャー産駒はこれが2世代目になるが、初年度産駒であるスティーグリッツやエトランドルは同厩舎の管理馬。前者は菊花賞にも出走しており、父産駒には実績がある厩舎といってよいだろう。
 友道康夫調教師は「ハービンジャー産駒っぽくなくて、軽い感じのコンパクトな馬体。追い切りでもいい感じで動けているので、デビュー戦から楽しみなタイプですね」と評価。個人的には先週デビューした同厩舎のアドマイヤダイオウよりは追い切りの動きが地味に見えるので、そのあたりがどうか。11月19日のDPでは5F63.9秒で動けていたので、ウッドチップでもこのくらい動けるようなら。11月29日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビューする予定となっている。

◆ノンゼロサム(牡、父Speightstown、母Winendynme、栗東・西園正都厩舎)
 5月には栗東でゲート試験に合格。デビュー戦も決まっていたが、成長痛のようなもので無理をせずに一旦放牧に出て様子を見ることになった。11月に栗東へ戻ってきているが、順調に追い切りを積むことができている。
 11月15日の坂路では4F53.8秒をマーク。「5月の時点で出たとこ勝負だと思っていた馬ですからね。これくらい動けて当然だとは思いますが、一旦緩めるところがあって、最初の追い切りでこの数字を出しているのですから立派。20日にはゲートの確認も行いましたが問題ありません」と西園正都調教師。11月28日(土)京都ダート1400mを戸崎圭太騎手でデビューする予定。

◆サンテルモ(牡、父ヴィクトワールピサ、母エヴィータアルゼンティーナ、栗東・高野友和厩舎)
 半姉サンタエヴィータ(父Smart Strike)はダート1800mで2勝。母は現役時代にオールウェザーのG1を制している。
 本馬は9月24日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月27日にノーザンファームしがらきから再入厩している。11月から坂路での追い切りを積み重ねており、11月18日には坂路で一杯に追われて、4F54.6秒、2F24.8秒をマーク。追い切るごとに2F時計を詰めており、徐々に態勢が整ってきたという感じ。デビュー戦は11月29日(日)京都芝1800mを武豊騎手で予定している。

◆エスニックジュエル(牝、父キングカメハメハ、母ペニーブラック、栗東・安田隆行厩舎)
 母系に2008年天皇賞(春)を制したアドマイヤジュピタや2006年日本ダービー2着のアドマイヤメインがいる血統。
 本馬について「牝馬にしては馬格があるタイプ。繋ぎの立っている馬なので、ダート適性があると思います。20日にはゲートの駐立を確認しましたが、素直で大人しく対応していましたね」と安田隆行調教師。11月19日の坂路では、同じ2歳新馬と併せてきっちり先着、4F53.8秒をマークしている。11月28日(土)京都ダート1400mを鮫島克駿騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ジェロディ(牡、父ディープインパクト、母アイランドファッション、美浦・手塚貴久厩舎)
 2歳上の半姉パシフィックギャルは夏の福島で新馬勝ちを飾り、アルテミスS2着、フラワーC2着と早くから重賞戦線で活躍した。3歳上の半姉アイズーオンリーも新馬勝ちを飾っており、4歳上の半兄オーシャンドライブはダートで3勝した。「500キロを超す大型馬で少し余裕がある感じだけど、馬っぷりはいいですね。稽古の動きにも合格点を与えられます。ノドの弱さが気になるけど、そこを除けば水準以上の能力を持っていると思いますよ」と手塚貴久調教師。デビュー戦は11月29日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆スカイホープ(牡、父キングカメハメハ、母メイウインド、美浦・国枝栄厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は経験馬を相手にデビュー勝ちを飾った。一族には重賞2勝(函館記念、新潟記念)のトランスワープ、AJCC2着のインテレット、さらに遡れば2002年のマイルCSを制したトウカイポイントなどの活躍馬がいる。先週の追い切りでは評判馬のケイブルグラム(21日のメイクデビュー東京で5着)を相手に優勢の動きを見せていた。「バランスのいい体つきをしているし、稽古の反応も良かった。いつも元気で前向きな気性だし、初戦から動けるんじゃないかな」と国枝栄調教師。11月28日、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ソーアメージング(牡、父ネオユニヴァース、母ソーマジック、美浦・田村康仁厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母はアネモネSを勝ち、桜花賞でも3着に好走した。9月中旬に入厩してから約2カ月、じっくりと調教を重ねてきた。ひと追い毎に時計を積めてきており、動き自体も良化している。「口向きの矯正を含め、長く厩舎に置かせてもらって十分に乗り込んできました。まだ緩さがあるけど、初仔にしては母譲りの立派な馬格をしています。いいモノを持っていることは確かだし、先を見据えて大事に育てていきたいですね」と田村康仁調教師。11月29日、東京の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ピックミータッチ(牡、父ゼンノロブロイ、母レジェンドトレイル、美浦・藤沢和雄厩舎)
 一昨年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。母の半姉に1993年のマイルCSを制したシンコウラブリイがおり、一族にはキングストレイルやコディーノなど藤沢和雄厩舎で活躍した馬たちがズラリと並ぶ。「春に入厩したときは心身ともに頼りなかったし、牧場に戻して秋まで待機しました。ずいぶんと逞しくなったし、別馬のように良くなりましたね。いいスピードがありそうです」と津曲大祐調教助手。11月29日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/25(Wed) 10:04コメント(0) ]
2015/11/18(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤダイオウ(牡、父ディープインパクト、母アドマイヤマリン、栗東・友道康夫厩舎
 おじに地方交流重賞の北海道スプリントCを優勝するなどダート戦で活躍するアドマイヤサガスがおり、全兄アドマイヤスターも京都ダート1800mでデビュー勝ち。てっきりダート向きかと思えば「顔つきが全然違いますよ。スターはディープっぽくない顔で、いかにもクロフネが出た感じ。けどダイオウは小さくていかにもディープっぽい。だから芝は大丈夫だと思います」と友道康夫調教師。
 追い切りの動きからもそれを感じさせたのが、11月12日のCW。レースで騎乗予定のC.ルメール騎手が跨ったが、先行していた2歳未勝利をあっさりと交わして先着。道中で脚をためて、直線で切れるという走り方はいかにも芝向き。時計が地味だっただけに、あまり注目されていないかも知れないが、初戦から勝ち負けクラス。11月22日(日)京都芝2000mのデビュー戦、内容次第では先々まで楽しみな馬になるはず。

◆レッドアヴァンセ(牝、父ディープインパクト、母エリモピクシー、栗東・音無秀孝厩舎
 兄にリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパン。すべて4勝以上を挙げており、重賞戦線でも活躍している。もちろんPOG的にも注目を集めていたが、10月1日にノーザンファームしがらきから満を持しての入厩。「たぶん走ると思うし、走ってもらわないと困る馬」と音無秀孝調教師の期待も大きい。
 11月5日の坂路での追い切り時計が予定よりも遅くなった分、11月8日の坂路ではある程度時計を出す追い切り。この過程を経て、11月12日の坂路では4F51.2秒をマーク。前週同様、古馬アクションスターを追走したが、馬なりの相手に遅れた前週に対して、今回は一杯に相手に先着。ガラリ一変とはこのこと。追い切り本数も十分なだけに、最終追い切りはあまり時計を出さないかも知れないが、すでにエンジンは温まっている。デビュー戦は11月21日(土)京都芝1600mを松若風馬騎手で予定している。

◆ブランカ(牝、父ディープインパクト、母スプリングチケット、栗東・安田隆行厩舎
 同厩舎で管理され、2011年スプリンターズS、2012年高松宮記念を優勝したカレンチャン(父クロフネ)の半妹。しかし、安田隆行調教師は「馬体が全然違いますね。カレンチャンは474キロでデビューしているように、牝馬にしては大きめの馬体でしたが、こちらは430キロくらい。全姉カレンシェリーメイよりも大きいというのはよいことだと思いますが」とコメント。
 現時点での動きに関しては「乗り手の評価が高い」とのことで、11月12日の坂路では4F54.4秒をマーク。まだそこまで速い時計は出ていないが、同師は「現状はマイルでもいいくらいの馬」ということなので、阪神ダート1200mでデビューしたカレンチャンとはタイプも違っているのだろう。11月23日(月)京都芝1400m(牝)をC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎
 これまで2回、栗東トレセンに入厩して、デビューまで調教を進めていたが、いずれもアクシデントがあり、放牧で立て直しをいう状況。ここまで大事をとってきたのは、音無秀孝調教師が素質の高さを感じているからこそ。その背景には、同厩舎で管理された全姉ブラボーデイジーが2009年ヴィクトリアMで2着するなど、G1でも好勝負していたという実績があるからだろう。
 11月に入ってから時計を出し始めているため、この中間だけを見ると追い切り本数は少なめ。しかし、前記したようにここまで入念に調教を積んでいるので、その点は心配なし。11月23日(月)京都芝1400m(牝)を松若風馬騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アルスフェルト(牝、父キングカメハメハ、母アルスノヴァ、美浦・尾関知人厩舎)
 ダンスインザダーク産駒の母は芝2000mで2勝。おじに有馬記念などGIを3勝したドリームジャーニー、クラシック3冠などGIを6勝したオルフェーヴルがいる。ゲート試験に合格後は山元トレセンで乗り込み、10月22日に再入厩。11月12日の追い切りはウッドチップコースで長めから追われ、既走馬を追走して併入と水準以上の動きを見せた。「まだ少し気持ちが入り過ぎてしまうところはあるけど、しっかりと動けていたと思う。牝馬にしてはパワーもある。能力を感じさせるし、血統的にも距離には融通が利きそう」と尾関知人調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。

◆ケイブルグラム(牡、父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、美浦・国枝栄厩舎)
 きさらぎ賞を勝ち、オークス2着、エリザベス女王杯4着など活躍しているルージュバックの異父弟。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月28日に再入厩した。先週の11月11日にはウッドチップコースで長めから時計を出しており、ひと追い毎に態勢を整えてきている。「ディープインパクトの子にしては馬格があるタイプ。まだ走り方なんかを見ると子供っぽさがあるけど、段々と良くなっている。乗り込むに連れて動きも体つきも少しずつシャープになってきたし、いい方向に進んでいると思う」と国枝栄調教師。11月21日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆クイックモーション(牝、父ディープインパクト、母クイックリトルミス、美浦・木村哲也厩舎)
 ディープインパクト産駒の牝馬にしては立派な馬体の持ち主。10月7日に入厩してからはゲート練習に時間を要したが、じっくりと乗り込まれている。先週の11月11日には3頭併せの最後方から追いかけさせる調教で負荷をかけた。「まだ全体的に良くなる余地を残しているけど、まずまずの動き。馬格がいいし、しっかりとしてくれば楽しみ」と木村哲也調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を柴山雄一騎手で予定している。

◆ベストレート(牝、父ゼンノロブロイ、母プロモーション、美浦・牧光二厩舎)
 毎日杯と青葉賞を勝ち、ダービー2着や菊花賞3着などクラシック戦線で活躍したアドマイヤメインの異父妹。9月25日に入厩し、じっくりと時間をかけて調教を進めてきた。先週の11月11日にはウッドチップコースで年長馬のディアデルレイと併せて先着しており、上々の気配だ。「まだ少しトモが甘いけど、牝馬とは思えないような馬っぷりをしている。ゆったりと走れる距離がいいと思うし、血統的にも将来性は高そう」と牧光二調教師。11月21日、東京の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/18(Wed) 05:42コメント(0) ]
2015/11/11(Wed)
【栗東】
◆ピースマインド(牡、父ディープインパクト、母マイティーカラー、栗東・宮徹厩舎)
 母は芝中距離で5勝を挙げており、半兄にはダートで4勝を挙げているブライトアイディア(父ゴールドアリュール)がいる血統だが、母、そしてその仔はすべて宮徹厩舎で管理されており、まさに厩舎ゆかりの血統と言えるだろう。ちなみに担当者も母や兄を担当した荻須恭一郎調教助手。
 中間の調教は坂路で時計を出し始めて、10月28日の芝馬場での3頭併せは目立った動きではなかった。ただ、11月4日のCWでは古馬1600万下に先行していたとはいえ、最後まで楽な手応えで同入。6F81.1秒は新馬としては十分な時計をマークした。当初は先週デビューも視野に入っていたようだが、先週の追い切りを消化して、今週さらに動けるようになれば、デビュー戦から期待できそう。11月15日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビュー予定。

◆ノボリクラウン(牡、父ジャングルポケット、母ミュージックアワー、栗東・松永昌博厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げたオメガキングティー、おじにディープインパクトが勝った天皇賞(春)で3着だったストラタジェムがいる血統。本馬は2013年セレクトセール当歳にて、2200万円で落札されている。
 10月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩。10月21日の坂路では、4F55.0秒と目立った時計は出なかったが、11月4日のCWでは3頭併せを後方から追走して、最後は同入。古馬500万下を相手にそれなりに動き、時計は6F82.4秒をマークした。松永昌博調教師は「それなりに動けるようになってきた。将来的には長い距離も視野に入っている馬ですが、初戦はマイルから」ということで、11月14日(土)京都芝1600mを武豊騎手でデビューする予定となっている。

◆ナーウル(牝、父ブラックタイド、母プリティアンブレラ、栗東・音無秀孝厩舎)
 おじに同厩舎で管理され、ダート1400mで5勝を挙げたトラバントやダート1400mで3勝を挙げているアドマイヤシェルがいる血統。ちなみに母は現役時代に橋口弘次郎厩舎で管理され、ダート1200mで1勝を挙げている。
 本馬はゲート試験に合格した後、坂路で追い切りを重ねて一旦放牧。10月21日にグリーンウッドから栗東へ再入厩している。11月5日の坂路では4F53.1秒と、これまでで最も速い時計をマークしており、追うごとに時計を詰めている印象。今週の追い切りでもう少し終いの踏ん張りが利けば。デビュー戦は11月14日(土)京都ダート1800mを浜中俊騎手で予定している。

 なお、以前に当欄で紹介したカンパニーの半弟プロジェクト(父ハービンジャー)は、11月15日(日)京都芝1800mを松山弘平騎手でデビューする予定となっている。

◆エイシンリベラル(牡、父マンハッタンカフェ、母エイシンパンサー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代にダートで1勝、芝で3勝を挙げており、2歳時には阪神JFに出走した経験もある。父産駒は天皇賞(春)を優勝したヒルノダムールやNHKマイルCを優勝したジョーカプチーノなど、距離、芝ダート問わず、G1ホースを輩出しているだけに、使い出しに注目していたが「母の実績(1400m以下で4勝)を考えて、この番組に」ということで、デビュー戦は11月15日(日)東京芝1400mを池添謙一騎手に決まった。
 11月1日の追い切りは坂路で4F54.5秒と少し地味。しかし、池添騎手が跨った11月5日のCWでは外にいたタムロダイチに食い下がる動きを見せて6F82.8秒。ラスト1Fも12.2秒と伸びており、トラックコースでのセンスの良さを見せた形。最終追い切りは坂路になるかも知れないが、4F時計が詰まってくれば、CWでの追い切り効果があったと考えたい。

【美浦】
◆アフェクテューズ(牡、父ディープインパクト、母オールウェイズウィリング、美浦・手塚貴久厩舎)
 現3歳の全姉ショウナンアデラは昨年の阪神JFを勝ち、最優秀2歳牝馬に輝いた。当初は夏の新潟デビューも視野に入れていたが、軽い筋肉痛を発症したために大事を取って再調整。じっくりと立て直してきた。先週はウッドチップコースで長めから追われ、ひと追い毎に気配が良化している。「見た目にズングリムックリの体形で緩さも残っているけど、その気になれば動く。十分に量を乗ってきたし、中身はできていると思う。テンから進んでいくような感じではないけど、しまいに切れる脚を使えそうなイメージがある」と手塚貴久調教師。11月15日、東京の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。

◆オーダードリブン(牡、父ディープインパクト、母コマーサント、美浦・加藤征弘厩舎)
 4歳上の全兄ベストディールは京成杯の勝ち馬。7月末にゲート試験を合格後は山元トレセンで調整され、10月10日に再入厩した。先週、先々週とノンコノユメを相手に時計を出しており、仕上がりは順調だ。「牧場で乗り込み、しっかりとしてきた。フットワーク、息遣いともに良好。いいモノを持っている」と加藤征弘調教師。11月14日、東京の芝2000mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 3歳上の全兄コディーノは重賞2勝(札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳S)。兄姉は全て勝ち上がっており、コンスタントに走る血統だ。当初は夏の札幌デビューを予定していたが、まだ動きが物足りなかったために仕切り直した。10月17日に再入厩後は順調に乗り込まれており、坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ねている。「1歳上の半姉カービングパスとは違い、わりと穏やかな性格。牧場でもしっかりと乗り込んできたし、仕上がりは良さそう。早い時期から走れる一族だし、1回目から動けると思う」と藤沢和雄調教師。11月15日、東京の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ハートレー(牡、父ディープインパクト、母ウィキッドリーパーフェクト、美浦・手塚貴久厩舎)
 母は米GIアルシバイアディーズSの勝ち馬。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月22日に再入厩した。11月4日の追い切りでは3歳馬のデュアルメジャーを追走し、抜群の好気配だ。「まだ気持ちの面が散漫で分かっていないようなところもあるけど、息遣いやフットワークはいい。古馬を相手にしても楽に動けるのは能力の高さ。さすがは牧場でも評判になっていた通り、相当なポテンシャルを感じる」と手塚貴久調教師。11月14日、東京の芝2000mをライアン・ムーア騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/11(Wed) 06:46コメント(0) ]