2016/07/20(Wed)
【栗東】
◆サトノマサムネ(牡、父ゼンノロブロイ、母エリドゥバビロン、栗東・西園正都厩舎)
 西園正都調教師が「明日、入ってくるから」と入厩前からの期待馬。母系に日本で目立った活躍馬はいないものの、2014年セレクトセール当歳にて3600万円で落札されている。6月17日にノーザンファームしがらきから入厩しているが、師のテンションが上がったのは、7月7日のCWでの追い切り。

 NHKマイルCで6着したハクサンルドルフを相手に同入。これだけでもすごいことだが、注目はその時計。6F79.7秒、5F63.8秒には師も興奮気味。7月13日の坂路ではスマートニンバスを追走して遅れているが、相手は先週の福島ダート1150mでデビューして2着。トラック馬場の方が動いているという事実は今後の路線を考える上でも、むしろプラスではないだろうか。7月24日(日)中京芝1600mを和田竜二騎手でデビューする予定となっている。

◆ショウナンサニー(牡、父キンシャサノキセキ、母ショウナンカルメン、栗東・須貝尚介厩舎)
 母系にダートで5勝を挙げたサダムグランジュテがいる血統だが、いかにも芝が向いている柔らかいフットワークをする馬。デビュー戦は7月23日(土)中京芝1400mを中谷雄太騎手で予定しているが、距離に関してはもっと延びても対応できそうな肢長タイプ。

 体型的なこともあってか、7月7日の坂路では併せたアディラートに遅れてしまったが、7月14日のCWでは追いかけてきたサージェントバッジと互角の手応えで同入。全体時計は6F86.6秒と遅かったが、ラストは1F12.0秒の伸び。ゲート試験では1F目に12秒を切るラップをマークしており、初戦から楽しみ。

◆クライムメジャー(牡、父ダイワメジャー、母クライウィズジョイ、栗東・池江泰寿厩舎)
 同じ厩舎で管理され、日経新春杯など重賞4勝を挙げたサトノノブレスの半弟ということで注目していたが、5月19日にノーザンファームしがらきから入厩して以降、さほど目立った動きは見せていなかった。

 ところが、7月14日の坂路での併せ馬。ソーグリッタリングとともにテンから飛ばし気味のラップを踏んでいくも最後まで止まることなくフィニッシュ。時計は4F50.2秒と素晴らしいものだったが、それより評価したいのはラップの踏み方。12.8秒から始まり、12.7秒、12.5秒と続いて、最後は12.2秒。通常なら、最後は13秒台でもおかしくないところを伸びたのだから、スピードの持続力は相当なもの。この追い切りのまま動くことができれば、7月24日(日)中京芝1600mのデビュー戦も圧勝して不思議ないだろう。

◆アドマイヤミヤビ(牝、父ハーツクライ、母レディスキッパー、栗東・友道康夫厩舎)
 半兄グランアルマダは芝中長距離で4勝を挙げており、本馬は2014年セレクトセール当歳にて4100万円で落札されている。5月にゲート試験を合格し、その後一旦放牧に出されて、6月22日にノーザンファームしがらきから再入厩している。

 CWでの追い切りが中心になっているが、7月13日は先週デビューしたルタンデュボヌール、トリコロールブルーとの併せ馬。内を回っていたとはいえ、6F82.3秒と全体は速い数字。最後も一杯に追われて、1F11.7秒の伸び。週を追うごとに動きが良化している。担当者も相当な手応えを感じているようなので、牡馬の強力メンバーが揃う7月24日(日)中京芝1600mだが、互角の戦いができそう。なお、鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【美浦】
◆アンネリース(牝、父ヴィクトワールピサ、母マンバラ、美浦・尾関知人厩舎)
 異父姉のコスモバルバラは同じく尾関知人厩舎で管理され、通算4勝&マーメイドS2着など活躍した。7月14日の追い切りはウッドチップコースで年長馬を相手に3頭併せ。長めからビッシリと追われ、しっかりと併入した。「コースで追ったのは2本目。ついていくのにモタつくところがあったけど、ラスト1Fを12秒台でまとめてきたし、いい負荷を掛けられた。お姉ちゃんに比べると馬格があるし、精神的にもドシッとしているタイプ。いいところがありそうだし、まだまだ良くなってくると思います」と尾関知人調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を柴田大知騎手で予定している。

◆エイプリルミスト(牝、父ディープインパクト、母スターダムバウンド、美浦・手塚貴久厩舎)
 Tapit産駒の母はBCジュヴェナイルフィリーズ、サンタアニタオークスなど米GIを5勝した。異父兄にシーサイドバウンド(現1勝)、キングカヌヌ(現2勝)、いとこにカウニスクッカ(現4勝)、ダイトウキョウ(現3勝)がいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整して再入厩。7月13日には古馬オープンのモンドインテロと併せ、長めから負荷を掛けた。「体つきは小さくても背中がいい。まだ少し反応が鈍いけど、このひと追いで変わってきそう。いいキレがありそうだし、血統的にも期待しています」と手塚貴久調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

 また、手塚貴久厩舎からはペラッチ(牡、父タートルボウル、母ルーシーショー)もスタンバイ。こちらは7月23日、福島の芝1200メートルを石川裕紀人騎手で予定している。

◆キングズラッシュ(牡、父ルーラーシップ、母リコリス、美浦・久保田貴士厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母は同じく久保田貴士厩舎で管理され、通算4勝。じっくりと乗り込まれ、古馬オープンのストロングサウザーと併せるなど調整過程は順調だ。7月13日の追い切りでも年長馬に先着しており、水準以上の動きを見せている。「ここまで順調に乗り込んできたし、ひと追い毎に緩さが解消してきた。500キロを超す大型馬でトビが大きいし、ゆったりと走れる距離に向きそう」と久保田貴士調教師。7月24日、福島の芝2000mを柴田善臣騎手で予定している。

◆スターストラック(牡、父トーセンホマレボシ、母クルンプホルツ、美浦・栗田博憲厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母は通算2勝。一族からは2010年の中山牝馬Sを制したニシノブルームーンが出ている。先週(7月13日)の追い切りでは17日の福島で新馬勝ちを飾ったサルヴェレジーナ、同2着のディバインコードと併せており、この馬も同等の素質がありそうだ。「ストライドが大きなタイプ。いい走りをするし、ひと追い毎に良くなってきている。長めの距離が良さそう」と栗田博憲調教師。7月24日、福島の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ペイドメルヴェイユ(牝、父ローエングリン、母ミスティックリバー、美浦・藤沢和雄厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は通算3勝。おじにGIを3勝(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップ)したヴィクトワールピサ、安田記念を制したアサクサデンエン、小倉記念を制したスウィフトカレントがいる。「早くから山元トレセンに移動して乗り込んでいたし、入厩後も仕上がりは順調。素直な気性だし、距離には融通が利きそう」と藤沢和雄調教師。7月23日、福島の芝1800m(牝馬)を杉原誠人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/20(Wed) 06:33コメント(0) ]
2016/07/12(Tue)
【栗東】
◆ルタンデュボヌール(牡、父マンハッタンカフェ、母アドマイヤハッピー、栗東・友道康夫厩舎)
 母系に昨年の二冠馬ドゥラメンテなどがいる血統で、半兄には芝で5勝を挙げたキタサンアミーゴやアンタレスSを勝ったウォータクティクスがいる血統。本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、6月11日にノーザンFしがらきから栗東へ再入厩している。
 7月7日はCWでアドマイヤミヤビ、トリコロールブルーとの3頭併せ。レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、最後の直線は最内。追い比べで見劣ったが、ゴールを過ぎてから肩鞭が入っての伸びは上々。このひと追いで反応も良くなってくるだろう。7月16日(土)中京芝1600mでデビューする予定。
 なお、7月7日に一緒に併せたトリコロールブルーは7月17日(日)中京芝2000mを福永祐一騎手でデビューする予定となっている。
◆ペプチドホープ(牡、父ハーツクライ、母ペプチドモアー、栗東・木原一良厩舎)
 同厩舎で管理される半姉ペプチドサプルは阪神JF4着、オークス5着などG1でも健闘を見せており、忘れな草賞2着という実績から、秋の活躍も期待される。本馬について、木原一良調教師は「目標レースを決めてしまうと、それに合わせて調教してしまうので、馬に合わせた調教でいきたい」と入厩当初から話していた。
 坂路とCWを併用して仕上げられ、7月6日はレースで騎乗予定の松田大作騎手が跨って、CWでの併せ馬。イヴレアにきっちり先着し、6F81.7秒と好時計をマーク。無理なく調教を進めてきた結果がこの動きに出ていると思われるだけに、デビュー予定の7月17日(日)中京芝2000mでのパフォーマンスが楽しみ。

◆アローシャトル(牡、父タイキシャトル、母メイクハピネス、栗東・高橋康之厩舎)
 母系には2011年函館2歳Sを制したファインチョイスなどがいる血統で、2015年北海道サマーセールにて、400万円で落札されている。6月23日に芝コースで追い切った時には「ゲート試験に合格したばかりで、初めての追い切り。もう少し追い切りをやってみて、デビュー戦を決めます」と高橋康之調教師。
 その後、順調に進み、7月7日はCWで併せ馬。追い切りについて、同師は「動く馬と併せて手応えは劣勢。でも時計は速いし(6F82.3秒)、この馬も十分に動いていると思います。追い切り本数が少ない点がどうかですが、現時点での完成度は高く、そういった意味で期待しています」と評価している。7月16日(土)中京芝1600mを松田大作騎手でデビューする予定となっている。

◆グランドガール(牝、父メイショウサムソン、母イサミステルス、栗東・岩元市三厩舎)
 母系に同厩舎で短距離で5勝(芝4勝、ダート1勝)を挙げたボストンオーがいる血統。北海道トレーニングセールで1450万円で落札されているが、栗東に入厩してからはさすがの動きを見せている。

 特に7月8日のCWは併せ馬は圧巻。ユキエファルコンの外を並走していたが、最後の直線は大外に位置して、持ったままの手応えで同入。6F82.2秒はかなり価値のある時計だし、ラスト1F12.3秒は追っていれば、11秒台もイメージできる脚色。道中行きたがるところがある馬だけに、距離適性は短くなると思うが、レースでどんなスピードを見せてくれるか楽しみ。デビュー戦は7月17日(日)中京芝1200mを和田竜二騎手で予定。

【美浦】
◆ヴァンクールシルク(牡、父ヴィクトワールピサ、母ルシルク、美浦・木村哲也厩舎)
 昨年のニュージーランドT2着、NHKマイルC5着などマイル路線で活躍しているグランシルクの異父弟。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、6月23日に再入厩した。坂路とウッドチップコースを併用して追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に動きが良化している。「皮膚病が出たりする時期もあったけど、再入厩後は順調に乗れています。520キロぐらいの大型馬で見栄えのする体つき。のんびりとした性格で1本目の追い切りでは動き切れなかったけど、だいぶ動けるようになってきました。血統的にも走ってくると思います。先々を見据えて大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆スッチェッソ(牝、父アイルハヴアナザー、母ダンサーズブロンド、美浦・畠山吉宏厩舎)
 ゴールドアリュール産駒の母はダートで3勝。一族からはアドマイヤメジャー(朝日CC3着)、エルマンボ(現オープン)、ティンバレス(エンプレス杯3着)などが出ている。先週の7月7日には坂路で追われ、4F51.9―37.7―24.7―12.4の1番時計をマークした。「当初は福島の開幕週を視野に入れていたけど、脚元がモヤッとしたので予定を延ばしました。検査しても特に問題はなかったし、もう大丈夫でしょう。入厩後の調教量は十分。いいスピードがありそうだし、稽古通りなら初戦から動けると思います」と畠山吉宏調教師。7月16日(土)、福島のダート1150mを柴田大知騎手で予定している。

◆ディバインコード(牡、父マツリダゴッホ、母ツーデイズノーチス、美浦・栗田博憲厩舎)
 現3歳の異父姉ワンスインナムーンは新馬勝ちを含む2勝。ヘクタープロテクター産駒の母はオープン特別のアネモネSを勝ち、桜花賞&オークスにも参戦している。6月22日にゲート試験をパス。先週の7月6日にはウッドチップコースで初めてビシッと追われ、3頭併せで鋭い動きを見せた。「ちょっと繊細なところがあるけど、だいぶトレセンの環境には慣れてきた感じ。反応がいいタイプだし、そういう意味では競馬に行っても頑張って走ってくれるんじゃないかな。牧場のほうでも期待されている馬だし、いいところはありそう。新馬戦は走ってみなければ分からないけど、ここまで順調に来ているし、ちょうどいい感じに仕上がると思います」と栗田博憲調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを柴田善臣騎手で予定している。

◆メリークン(牡、父ゼンノロブロイ、母ツーオブハート、美浦・田村康仁厩舎)
 メジロマックイーン産駒の母は短距離で3勝。現4歳の異父姉モアニケアラはダートで3勝している。先々週(6月29日)の追い切りではデビュー戦2着のファストソレルを相手に大きく先着。先週(7月7日)はウッドチップコースで5F66.5と水準以上の時計をマークした。「その気になれば、いくらでも動きそう。ストライドが大きくて乗り手の評価も高いし、この感じなら初戦から勝ち負けの競馬になると思います」と田村康仁調教師。7月17日(日)、福島の芝1800mを嘉藤貴行騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/12(Tue) 07:17コメント(0) ]
2016/07/04(Mon)
【栗東】
◆ビッグディザイア(牡、父キングカメハメハ、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、2009年秋華賞を制覇。桜花賞やオークスでも常にブエナビスタと五分に戦ってきたレースぶりは今でも印象に残るファンが多いはず。残念ながら5月20日に出産後に腹膜炎を発症して死亡したため、そのスピリットを受け継ぐ仔も本馬を合わせて、2頭ということになってしまった。
 560キロという大型馬ということもあって、入厩当初は大きさばかりが目立っていたが、ゲート練習を積むとともに体もシェイプアップ。「現時点では540キロくらい。レースでは530キロくらいで出走できそうです」と松永幹夫調教師。6月29日の坂路では先週デビューしたジャコマルと併せて遅れ。時計も4F55.0秒と地味だが「まだ動きに緩慢なところもあって、速い時計は出ていませんが、走りそうな雰囲気は変わっていませんし、実戦で良さを見せてくれれば」と同師。デビュー戦は7月9日(土)中京芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ベルウッドカペラ(牡、父キンシャサノキセキ、母スイートカルタゴ、栗東・高橋康之厩舎)
 2015年北海道サマーセールにて、850万円で落札された馬だが、当初は高橋康之調教師が管理する予定ではなかった。「競り落とすことができなかったのですが、本当にいい馬だと思っていたので、その成長を見たくて牧場に通っていたら、それを伝え聞いたオーナーが預けてくれました」と同師。
 入厩当初は「口向きに難しい部分があって、それを修正していきます」ということだったが、その後はスムーズ。6月29日のCWでレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨っての追い切り。追い切りを終えたジョッキーの口からは「カッコイイネ」という言葉が出た。「終い速い時計(1F12.3秒)が出ましたが、まだ緩いところがある現状。しっかりしてくれば、もっと走れると思います。道中で頭を上げるようなところがあったように、気性面での課題もあるものの、さすがジョッキーがしっかりと乗りこなしてくれました。スタートも速いので、初戦から楽しみにしています」と同師。7月10日(日)中京芝1400mでデビューする予定となっている。

◆ダンビュライト(牡、父ルーラーシップ、母タンザナイト、栗東・音無秀孝厩舎)
 アグネスデジタル産駒の半姉モルガナイトは芝中距離で4勝。現在は斉藤崇史厩舎で管理されている半兄ラブラドライトも同厩舎で管理されていた時に芝長距離で4勝を挙げている。それだけに当初は中京芝2000mでのデビューが視野に入っていたが「ここまですごく順調で、追い切りで時計が出すぎるくらいなので」と前倒しする形で、7月9日(土)中京芝1600mでデビューする運びとなった。
 それを決定付けた6月29日の坂路での追い切り。古馬ラクアミを追走して、一杯に追われると前に追いついて同入。時計は4F51.6秒で同日の2歳一番時計となった。ラスト1Fが13.0秒なので、現状ではスピードのコントロールに課題がありそうだが、スピード能力は一級品。あとはレースでどんな走りを見せてくれるか。鞍上は松若風馬騎手が予定されている。

◆ジューヌエコール(牝、父クロフネ、母ルミナスポイント、栗東・安田隆行厩舎)
 同厩舎で管理された全兄ルミナスウイングはダートで4勝を挙げており、シンボリクリスエス産駒の半姉ルミナスパレードも全4勝のうち、3勝がダート。「血統的にはダートという感じもしますが、芝でもやれると思うんです」と安田隆行調教師。
 先々週、先週をCWでの4F追い切りを行っているが、明らかに動きが良化してきた。6月29日のCW4F時計は51.8秒、ラスト1Fも11.9秒で余力十分だった。7月1日にはレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、ゲートを確認。「念のための練習でしたが、全く問題ありませんでしたね。スタートは上手ですし、流れに乗って競馬できれば」と同師。デビュー戦は7月10日(日)中京芝1400mを予定している。

【美浦】
◆キュイキュイ(牝、父ハービンジャー、母スナップショット、美浦・手塚貴久厩舎)
 昨年のアーリントンCを制したヤングマンパワー(現オープン)の異父妹。先週の追い切りでは古馬に先着しており、キビキビとした動きが印象的だ。「お兄ちゃんより首を使ったフォームで走るし、キレのある動き。ゲートも普通に出るし、馬にヤル気がある。この雰囲気なら初戦から楽しみ」と手塚貴久調教師。7月10日(日)、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆マツリダダイキチ(牡、父マルカシェンク、母ヘヴンリーソング、美浦・国枝栄厩舎)
 5月の千葉サラブレッドセールに上場され、5000万円(税抜)で落札された。当日の騎乗供覧では2F23秒8-11秒1の好タイム。その動きが評価され、全体で2番目となる高値まで競り上がった。現3歳の異父兄に小倉2歳S3着のレッドラウダがいる。先週の追い切りでは上々の反応を見せ、3歳馬を相手に先着した。「トレーニングセールの出身で気持ちも前向きだし、元気がいい。追い切りでも楽な感じで動けている」と佐藤調教助手。7月10日(日)、福島の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆マイネルスフェーン(牡、父ステイゴールド、母マイネジャーダ、美浦・手塚貴久厩舎)
 母は芝で3勝。2歳上の異父兄に未勝利→コスモス賞を連勝したマイネルサクセサーがいる。6月22日から函館入りしており、その2日後にはゲート試験をパス。その後も順調に追い切りの本数を重ねており、「そんなに大きくないけど、いいバネをしている。牧場でも動いていたし、420キロぐらいの体つきで仕上がりは良さそう。初戦から楽しみ」と手塚貴久調教師。7月10日(日)、函館の芝1800mを吉田隼人騎手で予定している。

◆ラーナアズーラ(牝、父パイロ、母グロッタアズーラ、美浦・畠山吉宏厩舎)
 近親にラジオたんぱ杯2歳S2着、京都新聞杯3着のミスティックエイジがいる。6月22日に美浦の坂路で55.4-39.7-24.4-11.8の好タイムをマークしており、函館に移動後の29日には本馬場で軽快な動きを見せた。「ジョッキーに感触を確かめてもらったけど、いい動きだったみたい。素直で前向きな性格だし、いいスピードがありそう」と畠山吉宏調教師。7月9日(土)、函館の芝1200mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/07/04(Mon) 20:30コメント(0) ]
2016/06/28(Tue)
【栗東】
◆ブルックリンソウル(牡、父アドマイヤムーン、母ベストマテリアル、栗東・小崎憲厩舎)
 母系に目立った活躍馬がいるわけではないので、当初は4月の早期入厩という程度で注目していた。しかし6月9日の追い切りを見て、個人的な評価は急上昇。初めてのCW、トラックでの追い切りだったが、ヴィクトリアマンボを追走してほぼ同入。時計も6F83.1秒と新馬としては水準以上の動き。追い切り直後の小崎憲調教師は「そんなにやるつもりはありませんでしたが、動きましたね。レースまでまだ時間があるので、じっくり調整していきます」と話していた。
 その後もCW、坂路で好時計を連発。6月23日の坂路では川田将雅騎手が跨って、コルボノワールを追走してほぼ同入。4F53.2秒と全体時計は水準程度だが、1F12.3秒が評価できる。これだけ動けば、デビュー予定の7月3日(日)中京芝1600mで主役級の扱いになることは間違いないだろう。

◆ドロウアカード(牝、父ダイワメジャー、母アスドゥクール、栗東・角田晃一厩舎)
 先日の函館SSで重賞2勝目を挙げたソルヴェイグの全妹。旬な血統と言うことができるが、6月23日のCWでは抜群の動きを披露。C.ルメール騎手が跨って、マールデルプラタを追走したが、最後は内から手応え優勢。6F83.4秒は少し時計を要するこの日の馬場では速い部類の数字。なにより実質初めての6F追いでこれだけ動けたところが評価できる。
 担当する上村調教助手は「ゲートに時間を要しましたが、その分、しっかりと調教を積むことができました。ソルヴェイグを担当している(鮫島一歩厩舎の)松浦調教助手から『こっちの方が体つきはいいよ』と言われました」とのこと。ダイワメジャー産駒の牝馬でルメール騎手といえば、阪神JFを勝ったメジャーエンブレムがイメージできるし、デビュー予定の7月3日(日)中京芝1400m(牝)でどんなパフォーマンスを見せてくるか楽しみ。

◆ジャコマル(牡、父ダノンシャンティ、母ピュアウィンク、栗東・松永幹夫厩舎)
 ダノンシャンティ産駒はスマートオーディンが今年の京都新聞杯を優勝。ダートで未勝利、500万下を連勝したサトノスピードオーもいて、いろんなタイプが出ている。この馬は半兄に同厩舎で管理されて芝1600mを勝ったジャコスキーがいるということもあり、松永幹夫調教師は「芝のマイルがいいでしょうね」ということで、7月3日(日)中京芝1600mでのデビューを予定。
「6月24日にゲート練習をしましたが、無難に出ました。速い時計は出ていませんが、それなりに動けています」ということだが、6月22日の追い切りが実質初めての目一杯なので、最終追い切りではもっと動きが良くなってくるだろう。なお、鞍上は和田竜二騎手を予定している。

◆ジャンダラリン(牝、父ダイワメジャー、母パチャママ、栗東・宮本博厩舎)
 母系には芝中距離で4勝を挙げたタカラサンデーがいる血統。本馬について「ゲート試験合格に時間を要したように難しいところがある馬」と宮本博調教師。「ただ気持ちが走る方に向けば、かなり走ってくると思う」と現時点での手応えを教えてくれた。
 実際、6月22日の坂路では4F54.2秒、1F12.3秒と終い鋭い動きを披露。24日の取材時時点で「来週、レースで騎乗を予定している森裕太朗騎手に乗ってもらって、トラック馬場で追い切るつもり。その感触を見て、7月3日(日)中京芝1400m(牝)でデビューするかどうかを決めたいと思います」と同師。その動向には注目してみたい。

【美浦】
◆アメイズミー(牡、父タートルボウル、母アルーリングアクト、美浦・栗田博憲厩舎)
 母は小倉3歳Sの勝ち馬。半姉のアルーリングボイスも小倉2歳S、ファンタジーSを勝っており、仕上がり早の一族だ。ゲート試験に合格後も順調に乗り込まれ、6月22日の追い切りでは古馬のシャイニープリンスを相手に互角の動きを見せた。「いい感じに仕上がっている感じだし、あとはサラッと息を整えれば十分。血統的にも体形的にもスピードタイプで短めの距離が合いそう」と栗田博憲調教師。7月2日、福島の芝1200mを蛯名正義騎手で予定している。

◆イタリアンホワイト(牝、父ステイゴールド、母リリウム、美浦・相沢郁厩舎)
 全姉にオークス3着のアイスフォーリスがいる。6月22日の追い切りはウッドチップコースで古馬と併せ、しっかりと負荷をかけた。「姉よりも立派な体つきをしているし、いい動きをしている。馬に柔らかみもあるし、距離には融通が利きそう。いいところがありそうだし、血統的にも楽しみ」相沢郁調教師。当初は2週目のデビューを視野に入れていたが、仕上がりの進み具合が順調なことから予定を早めてきた。7月3日、福島の芝1800mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆トワイライトライフ(牝、父ゴールドアリュール、母ラプターセイハート、美浦・黒岩陽一厩舎)
 叔母にオークス3着のアイスフォーリスがいる。6月に入ってから本格的に乗り込み、坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ねてきた。「しっかりと乗り込んだし、仕上がりは順調。血統的にダート向きだけど、素軽い走りをするし、いいスピードがありそう」と黒岩陽一調教師。7月2日、福島のダート1150mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ノーブルムーン(牝、父アドマイヤムーン、母フェートデュヴァン、美浦・田村康仁厩舎)
 半兄に重賞2勝(京成杯、セントライト記念)のフェイトフルウォーがいる。ここ2週はウッドチップコースで長めから追われ、いずれも併せ馬で先着。ひと追い毎に時計を詰めており、仕上がりの良さが目につく。「女の子にしては馬っぷりがいいし、入厩後も順調に乗り込んできました。前向きな気性だし、稽古通りなら初戦から動けると思います」と田村康仁調教師。7月3日、福島の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/28(Tue) 07:38コメント(0) ]
2016/06/21(Tue)
【栗東】
◆アカカ(牝、父クロフネ、母クイーンカアフマヌ、栗東・音無秀孝厩舎)
 半姉に芝中距離で2勝を挙げているリリコイパイなどがいる血統。本馬は5月11日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。デビュー戦については追い切りを重ねてから吟味する傾向のある音無秀孝厩舎にしては、早々に6月26日(日)阪神芝1800mをM.デムーロ騎手でデビューする予定。それだけ牧場での動きも良かったのだろうと想像していたが、実際にその通りだった。
 6月2日の坂路ではアルマンディンを追走して、馬なりで同入。4F52.4秒をマークして「ちょっと速すぎた」と音無秀孝調教師も苦笑いだったが、その後は単走で追い切ったりして、オーバーワークにならないように調整。1週前追い切りにあたる6月15日はジョッキーが騎乗して、4F51.9秒をマーク。追い切り本数はもちろん、それぞれの追い切りが中身の濃い内容になっており、初戦から態勢万全での出走となりそう。

◆スマートアムール(牝、父ダイワメジャー、母ラーナック、栗東・須貝尚介厩舎)
 母系に1400m以下の距離で4勝を挙げたバイオマスターがいる血統。本馬は4月22日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。5月に入ってからゲート試験に合格し、坂路で時計を出して、順調に追い切りを重ねているが、入厩当初から「スプリンターというよりも1400、1600mもこなせそうなタイプなので、力のいる函館の芝が合う」と須貝尚介調教師。
 その言葉通り、6月には函館競馬場へ移動し、1週前追い切りの芝コースではショウナンアヴィドと互角の手応えで軽快な動きを見せている。ここまでの調教過程を見ても不安はなく、あとはスタートを決めて流れに乗ったレースができるかどうか。6月25日(土)函館芝1200m(牝)を岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆ロードエフェクト(牡、父ハービンジャー、母エアジュリアード、栗東・西園正都厩舎)
 クロフネ産駒の半姉アルセナーレは中山ダート1800mの未勝利、500万下を連勝し、先日の関東オークスで3着という結果を残している。本馬は5月20日にゲート試験に合格しているが、ここまで入念に乗り込み。5月26日のCWでは終いの動きがひと息だったが、追い切りを重ねるごとに動けるようになっている。
 6月15日の坂路ではマイネルチャンプに先行して、ゴールでは大きく先着。時計は4F54.2秒と地味だが、ストライドの大きな馬で坂路で数字が出るタイプではないだろう。「6月17日はCWを1周乗った後にゲートから1Fだけ時計を出しました。ここまで順調です」と西園正都調教師。デビュー戦は6月26日(日)阪神芝1800mを和田竜二騎手で予定している。

◆サーカムスタンス(牡、父ハービンジャー、母レティセントガール、栗東・池添学厩舎)
 おじにスワンSなど重賞4勝を挙げたプリサイスマシーンがいる血統。ハービンジャー産駒は現2歳が3世代目になるが、初年度産駒ベルーフが京成杯、2年目産駒ドレッドノータスが京都2歳Sと各世代で重賞ウイナーが出ている。
 本馬は5月27日にゲート試験に合格し、6月に入ってから本格的な時計を出し始めており、1日の坂路では馬なりで4F55.7秒をマーク。当時は併せたキラリジェームスに遅れていたが、15日のCWではきっちり先着。時計も6F84.3秒、1F12.2秒と終いしっかりした動きを見せている。6月26日(日)阪神芝1800mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アンノートル(牡、父アイルハヴアナザー、母タイキシャイン、美浦・池上昌弘厩舎)
 半兄に現3勝のサウンドアプローズ、叔父に東京新聞杯3着のヒットジャポットがいる。先週の追い切りはウッドチップコースで5F65秒台とパワフルな動きを見せた。「牧場にいた頃から動いていたし、すごく気持ちが強い子。どちらかと言うとパワータイプですね。ある程度は先行して力で押し切る競馬が合いそうなイメージ。期待している馬だし、どんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」と松岡正海騎手。6月25日(土)、東京の芝1600mを予定している。

◆ウインブライト(牡、父ステイゴールド、母サマーエタニティ、美浦・畠山吉宏厩舎)
 1歳上の全姉に阪神JF2着、新潟2歳S2着のウインファビラスがいる。先週の追い切りは坂路でキレのある動きを見せ、併せた3歳馬を子供扱い。4F53.4-38.5-24.9-12.3の加速ラップを刻んだ。「お姉ちゃんに比べると脚長で体高があるし、気性的にも扱いやすいですね。調教通りなら初戦から楽しみ。折り合いが付くし、先々は距離を延ばしていっても大丈夫だと思います」と畠山吉宏調教師。松岡正海騎手も「動きは申し分ないですね。現時点で注文を付けるところはないし、まだまだ奥行きもありそうです」と素材を絶賛している。6月26日(日)、東京の芝1800mを予定している。

◆ジェネスレーヴ(牡、父ダノンシャンティ、母チェルカ、美浦・木村哲也厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、1900万円(税抜)で落札された。半姉に現4勝のラインハート、半兄に現2勝のアキトフォルテがいる。早い時期にゲート試験をパス。牧場で基礎体力の強化を図り、じっくりと乗り込まれてきた。「520~530キロの体つきでフレームが大きいですね。普段は大人しいけど併せればハミを取るし、ひと追い毎に上向いてきました。まだ若さを見せるところもあるけど、ここまで順調に来ています」と木村哲也調教師。6月26日(日)、東京の芝1800mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ハウメア(牝、父キングカメハメハ、母ダイヤモンドディーバ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 母はアメリカの重賞を2勝。ゲート試験に合格後も順調に進められ、先週の追い切りでは芝の走りを確かめた。年長馬を相手にシャープな動きを披露。前向きで反応にも素軽さがあり、好気配だ。「脚元に弱さがあった兄(ジュエルプラネット)とは違い、しっかりとしている。素直で操縦性も良さそうだし、早い時期から使えるのは何より。いいところがありそうだよ」と藤沢和雄調教師。6月25日(土)、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/21(Tue) 07:32コメント(0) ]
2016/06/13(Mon)
【栗東】
◆モンドキャンノ(牡、父キンシャサノキセキ、母レイズアンドコール、栗東・安田隆行厩舎)
 入厩当初から「オーナーの要望もあって、6月19日(日)函館芝1200mを戸崎圭太騎手でデビューする予定です」(安田隆行調教師)と目標が決まっていた馬。1回目のゲート試験には落ちてしまったが、4月から入厩していたこともあり、スケジュールに狂いはない。むしろ、栗東で北村友一騎手が跨ったゲート練習では抜群のスタートを決めている。
 6月に函館競馬場へ移動しているが、栗東での追い切りではCWで古馬1600万下に先着したり、坂路では馬なりで古馬500万下に併入したりと2歳らしからぬ動きを見せている。函館へ移動してからも順調に追い切りを消化しており、出走態勢は万全に整っている。

◆ゴールドケープ(牝、父ワークフォース、母ジュエルオブナイル、栗東・荒川義之厩舎)
 母は同厩舎で管理され、小倉2歳Sを優勝。そのイメージからスプリンターに思われがちだが「ワークフォース産駒ということもあって、決してスプリンターというタイプではありません。むしろ距離はマイルよりも長くてもいいくらい」と荒川義之調教師。ということで、当初は来週の阪神芝1800mでのデビューを視野に入れていたようだが、順調に追い切りを積んだこともあって、6月19日(日)阪神芝1600mを蛯名正義騎手でデビューする予定となった。
 中間はDPで15-15程度の追い切りを重ねており、負荷の強い追い切りは坂路といった感じ。6月8日の坂路では新馬ガウディを1秒以上追走して、最後は馬なりで先着。時計は4F55.5秒と遅いが、数字以上に中身ある動きだったと判断したい。

◆メモリートニック(牡、父タニノギムレット、母メモリーソフィア、栗東・角田晃一厩舎)
 目立った活躍馬のいない血統だが、5月6日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩してからの動きは目立っている。5月19日の坂路では先週デビューしたアダムバローズと併せて、手応え優勢で同入。楽に4F55.1秒をマーク。そして、6月1日の坂路ではこの日の2歳一番時計となる4F52.2秒をマークしている。「坂路では本当に動きますね。CWでの動きが物足りないように、まだ頼りない面もありますが、スピードは明らかに水準以上なので」と角田晃一調教師。
 トラック馬場では動けなかったが、函館Wでは6月10日に古馬500万下に先着しており、問題はなかった様子。あとはゲートさえ決まれば。デビュー戦は6月19日(日)函館芝1200mを古川吉洋騎手でデビューする予定となっている。

◆タマモヒナマツリ(牝、父マツリダゴッホ、母チャームナデシコ、栗東・木原一良厩舎)
 母は同厩舎で管理されて、ダートで5勝。サウスヴィグラス産駒の半姉タマモスズランも同厩舎で管理されて小倉ダート1000mを勝ち上がっている、厩舎ゆかりの血統。本馬に関しては「ダートで活躍する血統ですが、この馬に関してはマツリダゴッホ産駒ということもあって、芝でも十分にやれそうな感じ」と木原一良調教師。
 6月8日のCWでは先週デビューしたエスピリトゥオーゾに先行して、追いついてくる相手を馬なりで抑え込んだ。体重の軽い見習い騎手が跨っていたとはいえ、外を回って6F83.2秒は評価したい時計。「ゲートは標準程度だけど、減量騎手(荻野極)を起用するし、ちょっと楽しみにしています」と同師。6月19日(日)阪神芝1600mでデビュー予定。

【美浦】
◆ゴロウマルウィン(牡、父クロフネ、母スイートピグレット、美浦・栗田徹厩舎)
 JRAブリーズアップセールに上場され、1000万円(税抜)で落札された。祖母が重賞2勝のクロカミ。いとこにカミノタサハラ(弥生賞)、ボレアス(レパードS)、マウントシャスタ(毎日杯2着)、ベルキャニオン(共同通信杯2着)などの活躍馬がいる。オーナーがラグビーの五郎丸歩選手と親友であり、このネーミングからも話題性を持った1頭だ。「素直な気性だし、入厩後も順調に乗り込んでいる。500キロ前後の大型馬。まだまだ良くなりそうだし、もう少しトモに力がついてくれば先々まで楽しみ」と栗田徹調教師。6月18日(土)、東京のダート1400mを予定している。

◆スプリングゲイル(牝、父キンシャサノキセキ、母サンスプリング、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 母はアルゼンチンで4勝しており、芝1000mのGIを勝っている。近親にも同国のGI馬が並ぶ。仕上がりの早さが目につき、入厩後の追い切りでは1000万下の古馬と併せるなど体力的にも水準以上だ。「見るからに短距離向きの体つきをしているし、いいスピードがありそう。ゲートの出は普通だけど、ダッシュ力があるし、勢いさえつけばビュンと行く。十分に乗り込んできたし、初戦から動けると思う」と鹿戸雄一調教師。6月18日(土)、函館の芝1000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆バリンジャー(牡、父ステイゴールド、母バイユーストーム、美浦・奥村武厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、2500万円(税抜)で落札された。半兄にメテオロロジスト(佐賀記念)がいる。「ピリッとした性格で仕上がりは順調。どっちかと言うと母系(母の父ストームキャット)の血が出ているような感じだけど、しっかりとしてくれば芝に対応できそうな軽さもある。牧場でも早い時期から動いていたし、いいところがありそう」と奥村武調教師。6月18日(土)、東京のダート1400mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆レッドオーガー(牡、父カジノドライヴ、母アドヴァーシティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 祖母はケンタッキーオークスなどアメリカのGIを4勝した名牝。兄姉はレッドバリオス、レッドエクスプレス、ルノンキュールなどがコンスタントに勝ち上がっている。ゲート試験に合格後は徐々に調教のピッチを上げ、仕上がりの良さが目につく。「素直な気性で扱いやすい。この時期に古馬と併せても楽に動けているぐらいだし、前向きさがある。いいフットワークで走るし、どんなものか楽しみ」と藤沢和雄調教師。6月19日(日)、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/13(Mon) 19:29コメント(0) ]
2016/06/06(Mon)
【栗東】
◆フュージョンロック(牡、父ステイゴールド、母シャピーラ、栗東・須貝尚介厩舎)
 まだ入厩して間もない頃、須貝尚介調教師が「毛色こそ違うけど、歩く姿がゴールドシップそっくり」と話していたステイゴールド産駒。4月には栗東へ入厩していて、すぐにゲート試験にも合格。「ゴールドシップと同じように、しっかり体力をつけるために栗東の坂路で乗り込んできたい」という話だったが、その通り、ここまで入念な追い切りを積み重ねている。
 6月1日にはCWで追い切られているが、併せたムテキングスが一杯に追うところを内で馬なりの同入。坂路での追い切りでも先週デビューのサトノホルス(2着)に楽に先着していたので、追い切りを見るかぎりは初戦からきっちり結果を出してくれそう。デビュー戦は6月12日(日)東京芝1800mを予定している。

◆アダムバローズ(牡、父ハーツクライ、母チャチャリーノ、栗東・角田晃一厩舎)
 おじに1200mで4勝を挙げたダイワシークレットがいる血統だが、全兄デンコウセキトバは阪神芝1600mで未勝利を勝ち上がっている。
 本馬は5月4日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。5月11日にゲート試験に合格すると、その後は毎週のように僚馬メモリートニックと坂路で併せ馬を行っている。そこでは遅れていたが、6月1日、レースでも騎乗する浜中俊騎手が跨ってのCW追い切りでは6F82.4秒をマーク。「坂路では動けなかったけど、CWでは水準以上の動きを見せてくれました。スタートが速いし、1頭でも気を抜かずにしっかりと走れるタイプ。初戦から楽しみにしています」と角田晃一調教師。6月11日(土)阪神芝1400mでのデビュー戦が楽しみ。

◆カズマデプレシャン(牡、父アイルハヴアナザー、母レディーメグネイト、栗東・西浦勝一厩舎)
 父は新種牡馬、母は現役時代に未勝利、りんどう賞と連勝した馬。本馬は2015年北海道セレクションセール1050万円で落札されている。
 ゲート試験に合格後、週2本のペースで坂路追い切りをこなしているが、追うごとに動きが良化。特に6月1日の坂路ではアルマレイモミに先行して、最後は相手を突き放しての先着。4F54.1秒は特筆するほど速い数字ではないが、非常に力強い走り、そしてリラックスしてこの時計が出ているという点でスピードのコントロールが利きそう。デビュー戦は6月12日(日)阪神芝1200mを池添謙一騎手で予定している。

◆ブルベアヘッジ(牡、父カジノドライヴ、母バンブーインディゴ、栗東・高橋康之厩舎)
 祖母が2000年秋華賞を制したティコティコタックという血統で、2015年北海道サマーセールにて500万円で落札されている。
 入厩当初から馬体の良さが目立っていたが、ここにきて追い切りでの動きも良化。5月25日のCWではレースで騎乗予定の幸英明騎手が跨って、6F82.9秒という好時計をマーク。「速い時計は多くありませんが、普段からCWでのキャンターを乗っていて、徐々にしっかりしてきましたね。5月25日の追い切り後、さすがに疲れも出て、その後は軽めにしていますが、ここまで順調です」と高橋康之調教師。デビュー戦は6月11日(土)阪神芝1400mを予定している。

【美浦】
◆アズールムーン(牝、父Malibu Moon、母ターシャズスター、美浦・斎藤誠厩舎)
 半姉エスメラルディーナは関東オークスの勝ち馬。昨春には韓国のトゥクソムCも勝っている。6月1日にはウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入れ、鞍上の指示にスムーズな反応を見せた。「ひと追い毎に動きが変わってきているし、体つきも締まってきた。ダート向きの血統ではあるけど、ストライドの大きな走りをするし、芝にも対応できそうな軽さがある。期待の1頭です」と斎藤誠調教師。6月12日、東京の芝1600m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

◆ニシノキッカセキ(牡、父サニングデール、母ニシノヒナギク、美浦・手塚貴久厩舎)
 3代母が桜花賞などGIを3勝したニシノフラワー。近親にはニシノマナムスメ(マイラーズC2着、愛知杯2着)、ニシノセイリュウ(若駒S1着)、ニシノミチシルベ(アルテミスS3着)などの活躍馬がいる。ここ2週の追い切りは3歳馬を相手に優勢の手応えで動いており、仕上がりの良さが目につく。「血統的にもスピードタイプ。楽に動けているし、センスが良さそう。ジョッキーも手応えをつかんでいるみたいだし、初戦から楽しみです」と手塚貴久調教師。6月11日(土)、東京の芝1400mを松岡正海騎手で予定している。

 手塚厩舎ではハッピーランラン(牝、父ワークフォース、母ハッピーラン)もスタンバイ。こちらは6月12日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆マイネルクラース(牡、父ステイゴールド、母マイネヌーヴェル、美浦・高木登厩舎)
 母はフラワーCの勝ち馬。叔父にマイネルネオス(中山GJ)、マイネルアワグラス(シリウスS)、マイネルチャールズ(弥生賞、京成杯)がいる。5月11日に入厩し、20日にゲート試験をパス。坂路とウッドチップコースを併用して意欲的に追われており、仕上がりは順調だ。「まだ気性的に幼いところもあるけど、だいぶ息遣いが良くなってきた。フットワークがいいし、芝で切れる脚を使えそう。血統的にも長めの距離が合うと思います」と高木登調教師。6月12日、東京の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆レジェンドセラー(牡、父ルーラーシップ、母トップセラー、美浦・木村哲也厩舎)
 2代母プロモーションはクイーンSの勝ち馬。叔父にアドマイヤメイン(青葉賞、毎日杯)がおり、一族からは天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタも出ている。6月1日にはウッドチップコースで長めから追われ、しっかりと負荷を掛けてきた。「牧場にいたときから健康優良児という感じだったし、見た目の馬っぷりは素晴らしい。まだ若い馬で成長の余地があるけど、フットワークの質は高いですね。早くから6月の東京デビューを視野に入れてきたし、血統的にも期待しています」と木村哲也調教師。6月12日、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/06(Mon) 20:39コメント(0) ]
2016/06/01(Wed)
【栗東】
◆ダブルスプリット(牡、父アイルハヴアナザー、母ハートノイヤリング、栗東・西園正都厩舎)
 今年4月のブリーズアップセールで落札された即戦力。中山競馬場から栗東へ直接入厩しているが、ゲート試験を受けた5月6日の動きは抜群。4頭いて、最も速いスタートでその走りはいかにもセンスを感じるもの。坂路での追い切りを開始してからも、スピードがあるところを見せている。
「デュランダルがおじにいる良血。血統馬らしいスピードを見せているし、ここまで順調に来ています。追い切り本数は多くないけど、現状で十分に動けているし、当然初戦から期待していますよ」と西園調教師。デビューは6月5日(日)阪神芝1400mを浜中俊騎手で予定している。

◆メイトサン(牡、父ダイワメジャー、母ボシンシェ、栗東・安田隆行厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の半兄グレンツェントは先日の青竜Sを勝ってダートで3勝目。2015年セレクトセール1歳では、3400万円で落札されている。いつも、同じ時期に栗東へ入厩したモンドキャンノと併せ馬を行っているが、当初はこちらが見劣ることが多かった。しかし「追い切りを重ねるごとに動けるようになってきました」と安田隆行調教師。
 先々週、先週とCWでの4F追い切りを行っている。古馬プレイズエターナルとモンドキャンノの3頭併せだが、遅れることなく、しっかりとついてきて、ラスト1Fは11秒台。全体時計は遅いが、終いの伸びは上々。6月4日(土)東京芝1400mをC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆アルメリアブルーム(牝、父ドリームジャーニー、母アルメーリヒ、栗東・高橋康之厩舎)
 2012年金鯱賞、2014年中山金杯を勝ったオーシャンブルーがおじにいる血統。本馬は4月21日にノーザンF天栄から栗東へ入厩しているが、5月6日にゲート試験合格と順調。5月20日の坂路での追い切りが初時計だったが、馬なりで坂路4F54.5秒をマーク。スピードがあるところを見せている。
 入厩当初はかなり煩い仕草を見せることもあったが、ここ最近は環境にも慣れたのか、以前に比べると大人しくなっている。「気性が前向きで、スピードがあるタイプ。すでに体もできているので、初戦から力を発揮してくれると思います」と高橋康之調教師。デビュー戦は6月4日(土)阪神芝1600mを川田将雅騎手で予定している。

◆アンジュシャルマン(牝、父マンハッタンカフェ、母シーズアン、栗東・佐々木晶三厩舎)
 半姉に札幌芝1800mの新馬戦を勝ち、芝で3勝を挙げたシーズンズベストや同じく芝で3勝を挙げたアドマイヤディープが半兄にいる血統。本馬は4月21日にノーザンF天栄から栗東へ入厩。ゲート試験に合格した翌週に本格的な追い切り(5月12日)を坂路で行ったが、その時計が馬なりで4F53.1秒。
 追い切り直後の佐々木晶三調教師は「もう少し遅い指示だったんだけどね」と苦笑いするも「やっぱりスピードがあるね」と能力の高さを再確認。その後はCWでの追い切りを併用して順調に仕上げられている。6月5日(日)阪神芝1400mを鮫島克駿騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アンティノウス(牡、父クロフネ、母ミクロコスモス、美浦・国枝栄厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の母は通算4勝、阪神JF3着や秋華賞5着などG1でも活躍した。本馬が初仔となる。4月29日にゲート試験をパス。ここまで順調に追い切りの本数を重ね、先週はウッドチップコースで長めから上々の動きを見せた。「クロフネの仔にしては軽さがある。馬格があって丈夫そうだし、わりと性格も素直。平均点が高そうなタイプかな」と国枝栄調教師。6月5日、東京の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。

◆マイネルズイーガー(牡、父アイルハヴアナザー、母マイネカンナ、美浦・国枝栄厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は福島牝馬Sの勝ち馬。伯父に天皇賞・春を制したマイネルキッツがいる。こちらは5月12日にゲート試験をパス。同じく順調に追い切りの本数を重ね、先週はウッドチップコースで軽快な動きを見せた。「入厩前から牧場でビシビシと乗り込んでいたぐらいだし、デビュー前としては十分に動けている。この馬も丈夫は丈夫だし、いいところがありそう」と国枝栄調教師。6月5日、東京の芝1600mを柴田大知騎手で予定している。

◆ホットセット(牡、父マンハッタンカフェ、母デュアルストーリー、美浦・手塚貴久厩舎)
 End Sweep産駒の母は短距離で4勝。現8歳の半兄にデュアルスウォード(中央5勝、地方1勝)、いとこにレッドクラウディア(クイーン賞)がいる。5月6日にゲート試験をパス。先週はウッドチップコースで活発な動きを見せた。「開幕週のデビューを目標にしてきたし、追い切りの動きは水準以上。これなら初戦から勝ち負けのレベルにあると思う。ちょっとゲートの出が遅そうな感じだけど、しっかりと練習していきたい。マンハッタンカフェの仔でアクションも大きいし、この血統にしては距離に融通が利きそう」と手塚貴久調教師。6月4日、東京の芝1400mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆メモリーミネルバ(牝、父トーセンファントム、母トーセンミネルバ、美浦・田村康仁厩舎)
 キングカメハメハ産駒の母はダート1200mで1勝。全兄に現2勝のハレルヤボーイ、伯母にコスモフォーチュン(北九州記念)、コスモプラチナ(マーメイドS)がいる。「馬のデキとしてはハレルヤボーイと比べても遜色ない。3月のアタマにはゲート試験をクリア。6月の東京デビューを目標に乗り込んでききたし、ひと追い毎に良くなっている」と田村康仁調教師。6月5日、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ロードミュートス(牡、父ロードアルティマ、母レディミューズ、美浦・高柳瑞樹厩舎)
 祖母がマイルCSを制したシンコウラブリイ。ティンバーカントリー産駒の母は3勝、チューリップ賞2着やオークス4着など牝馬のクラシック戦線でも活躍した。半姉にシンメイフジ(新潟2歳S、関東オークス)がいる。「どちらかと言えばスピードタイプ。切れるというよりは持久力型で長く脚を使えそう。おっとりとした感じだし、ロードアルティマの仔にしては距離にも融通が利くと思う」と高柳瑞樹調教師。6月5日、東京の芝1600mをトミー・ベリー騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/06/01(Wed) 09:31コメント(0) ]
2015/12/25(Fri)
【栗東】
◆フラジョレット(牡、父クロフネ、母ポップコーンジャズ、栗東・池江泰寿厩舎)
 キングカメハメハ産駒の半兄ラブリーデイは今年になって覚醒。宝塚記念、天皇賞(秋)といったG1を制しており、今週の有馬記念でも有力馬の一頭になっている。ちなみに全兄は2頭いて、ビーチランデブーが中京芝2000mで新馬勝ち(その後はダート1800mで1勝)、シーサイドジャズが中山ダート1800mを勝ち上がっている。
 本馬は11月25日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。12月17日はCWで新馬と併せて先行していたが遅れ。ラスト1F12.5秒なので、相手が走ったという見方もできるし、12月9日のCWでの併せ馬に比べると動けるようになってきた。初戦からというタイプではないかも知れないが、いずれにせよ、最終追い切りの動きは注目。12月26日(土)中山芝2000mでデビューする予定。

◆コイスルキセキ(牝、父キンシャサノキセキ、母マチカネホレルナヨ、栗東・西園正都厩舎)
 半兄オレニホレルナヨ(父サクラバクシンオー)は芝短距離で4勝を挙げているが、父がキンシャサノキセキなので、短距離に適性が高そうなイメージは変わっていない。
 本馬は12月3日のゲート試験に合格した後、坂路での追い切りを重ねており、12月16日のCWでは同厩舎の他3頭と実戦のような併せ馬になったが、直線では真っ先に抜けてゴール。6F82.5秒はもちろん、1F12.5秒は速く、騎乗していた田中克典調教助手も「この追い切りでもっと良くなってきそう」とコメント。この動きを見ていると、単なる短距離馬という印象でもないだけに、デビュー予定の12月26日(土)阪神芝1400mが楽しみ。なお鞍上は内田博幸騎手が予定されている。

◆ハイドロフォイル(牡、父クロフネ、母レースウィング、栗東・友道康夫厩舎)
 同厩舎で管理された半兄ポイマンドレース(父マヤノトップガン)や全兄グリッターウィングがいる血統。どちらもダート中距離で勝ち鞍を挙げているが、追い切りを見た印象では2頭ほどの重苦しさはない。
 12月17日はマーティンボロが先行して、それを追いかけるCWでの併せ馬だったが、道中の感じは楽。コーナーで急にペースが上がってからは対応するのに戸惑ったが、これは経験不足なだけで全く問題ない。むしろ引き離されずに食い下がったあたりに見どころがあったし、この追い切りが良い経験になったはず。デビュー戦は12月27日(日)阪神芝1800mが予定されているが、ダート血統だと軽視しない方がよいだろう。鞍上は藤岡康太騎手を予定している。

◆ベルクリア(牝、父ヴァーミリアン、母プレシャスライフ、栗東・吉田直弘厩舎)
 半姉シーブリーズライフ(父アドマイヤジャパン)は新潟芝1400mを新馬勝ちし、芝レースで計3勝を挙げている。近親にはウオッカの勝った2009年安田記念で3着したファリダット(父Kingmambo)がいる血統。
 本馬は11月27日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。12月16日はCWでカキナダ、キクノサージとの併せ馬を行っているが、内を回ったとはいえ、きっちり先着して、6F82.9秒をマーク。初めてのCW追い切りでこの時計を出せるのは潜在能力の高さを示すし、1F12.5秒の伸びも上々。12月26日(土)阪神ダート1800mのデビュー戦から楽しみ。鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

【美浦】
◆アークアーセナル(牡、父ダイワメジャー、母ディスカバリングビューティー、美浦・国枝栄厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、2000万円で落札された。伯母にGold Beauty(エクリプス賞最優秀スプリンター)、いとこにDayjur(欧州年度代表馬)がいる。当初は8月の札幌デビューを予定していたが、レースの直前にソエが出たために自重。じっくりと回復を待ち、立て直しを図った。「予定が延びたけど、再入厩後は順調。脚元の方も落ち着いている。ダイワメジャーの子で気持ちは前向き。距離的にはマイルぐらいがいいんじゃないかな」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆サトノキングダム(牡、父ディープインパクト、母ダリシア、美浦・国枝栄厩舎)
 5歳上の半兄Animal Kingdomはケンタッキーダービー、ドバイワールドCの勝ち馬。現3歳の半兄サトノメサイアは2勝している。これまで何度か入退厩を繰り返したが、じっくりと成長を待ち、ようやく態勢が整ってきた。「春に入厩した頃は体力不足だったし、その後も体質や蹄が弱かったから無理せずに待った。だいぶ良くなったし、今はウッドチップコースでも十分に動けている。距離にも融通が利きそうだし、いいモノはあると思う」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆イマジンザット(牡、父ディープインパクト、母シャンラン、美浦・斎藤誠厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。半兄にショウナンアルバ(共同通信杯)、半姉にショウナンタレント(フラワーC)がいる。11月18日に入厩して以来、ここまで順調に乗り込まれてきた。12月16日にはウッドチップコースで長めから追われ、軽快な動きを見せている。「血統的に少しヤンチャなところがあるけど、ひと追い毎に良くなっています。いいフットワークをしているし、ディープインパクト産駒らしさがありますね」と鈴木調教助手。12月27日、中山の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆マイティーゴールド(牡、父ゴールドアリュール、母マイティースルー、美浦・尾関知人厩舎)
 伯母にフラワーC2着のスルーレート、いとこに札幌2歳S3着(現2勝)のハイアーレートがいる。夏の札幌や秋の東京あたりで使い出すプランもあったが、大型馬だけに脚元の状態を慎重に確認しながら進められてきた。「仕切り直すことになったけど、脚元の状態は思っていた以上に早く回復しました。血統的にもダート馬らしい体つきで見るからにパワフル。毛色(栗毛)からも父のゴールドアリュールを彷彿させるし、ダート路線での活躍を期待しています」と尾関知人調教師。12月27日、中山のダート1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/25(Fri) 10:56コメント(0) ]
2015/12/17(Thu)
【栗東】
◆トウカイミーロ(牝、父ワークフォース、母トウカイティアラ、栗東・安田隆行厩舎)
 おじは1991年の日本ダービーを優勝し、1993年には1年ぶりの有馬記念で劇的な復活勝利を収めて引退したトウカイテイオーがいる血統。
 本馬は11月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路での追い切りが中心だが、本数を重ねるごとに時計を詰めており、12月9日の坂路では4F53.1秒と新馬としては水準以上の数字をマーク。ただ、ラスト1Fが13.7秒要したこともあり「もう少し終いがしっかりしないと」と安田隆行調教師の評価は辛口。ただ、この追い切りで更に上昇する可能性も十分あるので、最終追い切りに注目したい。12月20日(日)中山芝1600m(牝)を津村明秀騎手でデビューする予定。

◆ショパン(牡、父キングカメハメハ、母エアグルーヴ、栗東・角居勝彦厩舎)
 母は1997年天皇賞(秋)を優勝、半姉アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)はエリザベス女王杯を連覇。全兄ルーラーシップは同厩舎で管理され、クイーンエリザベス2世Cを優勝している、言わずと知れた超良血。
 本馬は11月13日にノーザンF天栄から栗東へ入厩して、11月26日にはゲート試験に合格するという順調さ。12月9日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、坂路で追い切られており、4F55.7秒という時計をマーク。この追い切りが単走だったことや、角居厩舎の主調教場所であるCWでなかったことは気になるものの、着々とデビューに向けての調教は進んでいる。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

◆スワーヴアーサー(牡、父ヴィクトワールピサ、母メイキアシー、栗東・庄野靖志厩舎)
 2013年セレクトセール当歳にて、1億1000万円で落札された馬ということもあり、入厩以前から庄野靖志調教師が期待馬として名前を挙げていた。もちろん、入厩してからもその評価は変わっておらず「速い時計を出そうと思えば、いくらでも出ると思うけど、じっくりやっていきたい」と話していた。
 その言葉通り、ゲート試験を10月に合格して、11月から時計を出し始めて、坂路とCWを併用して、ここまで順調に仕上げている。12月9日にはCWで新馬と併せ馬を行って同入。5F67.5秒、1F11.8秒という動きを見せている。ここまで入念に仕上げられていると、強い相手でも初戦から期待して当然だろう。12月20日(日)阪神芝2000mを四位洋文騎手でデビュー予定。

 なお、9日の併せ馬のパートナーだったショークールは、12月19日(土)中京ダート1800mを加藤祥太騎手でデビューする予定となっている。

◆ゴールデンティアラ(牝、父ハーツクライ、母ルビーマイディア、栗東・松永昌博厩舎)
 半兄アドマイヤカリブ(父サクラバクシンオー)はクロッカスSを勝ち、NHKマイルCにも出走(9着)。きょうだいに姉は2頭いるが、いずれも勝ち上がっている。
 本馬は坂路での追い切りを積み重ねて、12月9日に初めてCWで追い切った。レースでも騎乗予定の岩田康誠騎手が跨っていたが、古馬500万下を追走して、半馬身ほど遅れ。相手の手綱が全く動いていなかったことを考えれば、物足りない内容だが、決して脚色一杯という感じではなく、初めての追い切り場所に多少戸惑いがあったと判断した方がよいだろう。最終追い切り場所は決まっていないが、もしCWになるようなら、そこで動きを見極めたい。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

【栗東】
◆アースコレクション(牡、父アンブライドルズソング、母アスペングロー、美浦・尾関知人厩舎)
 アメリカのファシグティプトン・フロリダセールに上場され、12万ドルで落札された。ノーザンファーム天栄で乗り込み、10月29日に入厩。じっくりと追い切りの本数を重ねてきた。既に勝ち上がっているステイパーシストやブロワを相手に優勢の動きを見せており、ひと追い毎に気配が上向いている。「欲を言えば息遣いの面で物足りないところはあるけど、ここまで順調に乗り込んできたし、気持ちも前向き。米国産の大型馬にしては芝をこなせそうな馬っぷりをしているし、本馬場に入れたときの動きも良かった。初戦から楽しみにしています」と尾関知人調教師。12月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆クードヴァン(牝、父ディープインパクト、母マイネヌーヴェル、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はフラワーCを勝ち、福島牝馬S2着、中山金杯2着など重賞戦線で活躍した。叔父にマイネルネオス(中山グランドジャンプ)、マイネルアワグラス(シリウスS)、マイネルチャールズ(弥生賞)がいる。夏場に腱鞘炎を発症したために始動は遅れたが、じっくりと立て直して11月22日に再入厩。12月9日の追い切りでは古馬を相手に強めの負荷を掛けた。「はじめに入厩させた頃は頼りなかったけど、ここまで待って正解。ようやく馬が良くなってきたし、稽古でも動けるようになった。だいぶ気持ちも乗ってきたし、走りには軽さがある」と鹿戸雄一調教師。12月19日、中山の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆デナリ(牡、父マンハッタンカフェ、母ランフォザドリーム、美浦・田村康仁厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、3600万円で落札された。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着の活躍馬。半姉にフィーユドゥレーヴ(函館2歳S)、オウケンサクラ(フラワーC)がいる。ここ2週はウッドチップコースで5F65秒台をマークしており、時計的にも目立つ動きを見せた。「走ると思いますよ。能力があることは確か。セレクトセールで買っていただいた馬ですし、血統的にも楽しみにしています」と田村康仁調教師。12月19日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆レッドゲルニカ(牡、父カジノドライヴ、母エポカブラヴァ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 現4歳の半兄スワーヴカイザーはダートの中距離で3勝。近親にはテンザンデザート(オープン特別2勝、ファンタジーS2着)、メジャーアスリート(全日本2歳優駿2着)がいる。坂路を中心に乗り込み、12月9日にはウッドチップコースで古馬を相手に長めから負荷を掛けた。「ここまで徐々に調教のピッチを上げてきたし、しっかりと動けている。ちょっと硬さがあるけど、大型馬のわりに前向きでゲートの出も速そうだし、ひと追いごとに良くなってきていると思います」と津曲大祐調教助手。12月19日、中山のダート1800mを柴田善臣騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/17(Thu) 11:04コメント(0) ]