2015/11/03(Tue)
【栗東】
◆ダイワウィズミー(牝、父キングカメハメハ、母ダイワスカーレット、栗東・松田国英厩舎)
 当初は11月7日(土)京都芝1600m(牝)をM.デムーロ騎手でデビューする予定だったが、先週のレースでM.デムーロ騎手が騎乗停止。これには注目しているファンもそわそわしたと思うが、2日午前に松田国英調教師へ確認したところ、11月7日(土)東京芝1400m(牝)を戸崎圭太騎手でデビュー予定とのこと。
 本馬が栗東へ入厩したのは5月。それからは1度も放牧へ出ず、ずっと栗東で調整していた。ひと昔前なら、このようなタイプも珍しくなかったが、ゲート試験に合格すれば放牧という近年のトレンドから考えると非常に珍しい。これには「ダイワスカーレットもゲート試験までにじっくり時間を費やしたので、この馬にも丁寧に調整していきたかった」と師。追い切りで目立って速い時計は出ていないが、本数は十分すぎるくらいこなしている。まずはその初戦に注目したい。

◆ロイカバード(牡、父ディープインパクト、母アゼリ、栗東・松永幹夫厩舎)
 すでに「2億対決」ということで注目を集めているレースが、11月8日(日)京都芝2000m。1頭は2013年セレクトセール当歳にて、2億3000万円で落札されたサトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。もう1頭が2013年セレクトセール当歳にて、2億4000万円で落札された本馬。
 10月28日のCW追い切りでは、レースで騎乗予定の武豊騎手が跨って併せ馬。アムールブリエを追走したが、内からきっちりと先着してゴール。6F84.5秒は2歳新馬として水準クラスの数字だが、ラスト1F12.1秒は水準以上。この動きに「ようやく、動けるようになりましたね。これだけ高額な馬ですから、初戦だからとか言ってられないレベル。きっちり結果にこだわりたい」と松永幹夫調教師。

◆ラルク(牝、父ディープインパクト、母ライラックスアンドレース、栗東・松永幹夫厩舎)
 今週の松永幹夫厩舎はもう1頭の「億ホース」がデビュー予定。それが2014年セレクトセール1歳にて、1億4500万円で落札された本馬。母系には5連勝でNHKマイルCを制したミッキーアイルがいる血統で、父はディープインパクト。金額、血統ともに注目されて当然の存在。
 10月21日のCWではロイカバードと併せて地味な動きだったが、10月28日のCW追い切りにはレースで騎乗予定の武豊騎手が跨った。ゴッドフロアーとの併せ馬で、追い出されてから重心を下げて伸びており、上々の動き。6F83.3秒、1F11.9秒は文句ない動きだった。「これまでの動きから、デビュー予定を延ばした方がいいかなとも考えましたが、この動きなら大丈夫ですね」と松永幹夫調教師も笑み。デビュー戦は11月7日(土)京都芝1600m(牝)を予定している。

◆サトノシンゲキ(牡、父エンパイアメーカー、母ホームスイートホーム、栗東・池江泰寿厩舎)
 半兄バーディバーディ(父ブライアンズタイム)は2010年ユニコーンSなど地方交流を含むダート重賞で2勝を挙げている。バーディーイーグル(ダート4勝)、サトノアルバトロス(ダート3勝)など、ダートでの活躍が期待される血統だろう。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩。中間のCWでの併せ馬では遅れが目立っているが、これはバーディバーディのデビュー前と同じ。最終追い切りこそ、DPで追い切って併せ馬先着した兄だったが、CWでは遅れを連発していた。そういった意味では兄に似ていると判断できるし、坂路とCWを併用して十分に追い切られているので中身は出来ているだろう。11月8日(日)福島ダート1700mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ケルベロス(牡、父ディープインパクト、母モーニングタイド、美浦・大江原哲厩舎)
 京成杯AHを連覇するなど、芝1600mの重賞を3勝したマイネルモルゲンの異父弟。いとこにはナリタキングオー(京都新聞杯など重賞3勝)やキングストリート(東京新聞杯2着)がいる。「背は小さいけど、お尻の幅がある。これから筋肉がついてくれば、トモの緩さも改善してくると思う。ディープインパクト産駒らしい悍性の強さと芝向きの軽さがあるし、追い切りの雰囲気からは切れる脚を使えそう。血統的にも楽しみ」と大江原哲調教師。11月8日、東京の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆ゼーヴィント(牡、父ディープインパクト、母シルキーラグーン、美浦・木村哲也厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はバーデンバーデンCのレコード勝ちなど、芝1200メートルのオープン特別を3勝した。伯母にブライアンズイブ(ファンタジーS3着)、いとこにシセイオウジ(カペラS3着)がいる。「ゲート試験に合格後も在厩して乗り込んできた。やり始めの頃は体力的にも動き切れていなかったけど、だいぶ形になってきたし、ひと追い毎に良くなっている。現状、ゆったりと走れる距離の方が良さそう。初戦は芝の中距離で適性を見てみたいですね」と木村哲也調教師。11月8日、東京の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。

 木村哲也厩舎からはドイツ産馬のエラクレーア(牝、父Raven's Pass、母Elle Gala)もスタンバイ。こちらは11月8日、東京の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆レッドエトワール(牝、父ワークフォース、母フレンチノワール、美浦・久保田貴士厩舎)
 フレンチデピュティ産駒の母はダートで4勝。本馬が初仔になる。5月にゲート試験をクリアしたが、その後は成長を促すために牧場で調整。10月10日に再入厩した。じっくりと進めてきた効果もあり、追い切りでは古馬を相手に好気配の動きを見せている。「ひと追い毎に良くなってきたし、しっかりと動けている。気性的にも素直だし、いい感じに仕上がってきていると思う」と久保田貴士調教師。11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。

◆レディカリーナ(牝、父ゴールドアリュール、母レディクラシック、美浦・相沢郁厩舎)
 現8歳の半兄グランドシチーはマーチSの勝ち馬。先週のダート1400mを除外(非当選)になったが、「そのぶん、追い切りを積めるのはプラスだと思う。この時期の兄よりも見た目の馬っぷりはいいし、距離にも融通が利きそうな感じ。いいところがありそう」と相沢郁調教師。11月7日、東京のダート1600mを石川裕紀人騎手で予定している。

 相沢郁厩舎からはショコラーチ(牝、父キンシャサノキセキ、母ウイッチ)もスタンバイ。こちらは11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を石川裕紀人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/03(Tue) 04:55コメント(0) ]
2015/10/26(Mon)
【栗東】
◆フォーアライター(牡、父ハービンジャー、母デグラーティア、栗東・宮本博厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、3連勝で小倉2歳Sを制覇。その後は阪神JFや桜花賞に駒を進めたが、結果は出ず、最終的には芝1200mで4勝という成績。これに父が中長距離に適性があるハービンジャーなので、本馬の距離適性について頭を悩ませるところだが、宮本博調教師は「短いところではないと思うので、まずはマイルを使ってみます」ということで、10月31日(土)京都芝1600mでのデビューを予定。
 すでに10本を超える追い切り本数を消化しており、10月8日には新馬勝ちしたボールライトニングと併せ馬を行っている。「ボールライトニングの併せ馬のパートナーを務めるという役割だったので、遅れましたが、追っていれば同入していたと思いますよ。ここまで十分すぎるくらい乗り込んでいるので、初戦からの気持ちです」と同師。なお、鞍上は浜中俊騎手を予定している。

◆プロジェクト(牡、父ハービンジャー、母ブリリアントベリー、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄カンパニー(父ミラクルアドマイヤ)は同厩舎で管理され、2009年に天皇賞(秋)、マイルCSとG1を連勝。2004年アルゼンチン共和国杯を制した半兄レニングラード(父トニービン)も同厩舎で、音無秀孝厩舎を支えてきた血統といってもよい。
 9月5日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩し、毎回坂路での併せ馬を行っているが「目立って速い時計は出ない」と音無秀孝調教師。「時計が出ないからといってこのまま調教ばかりやっていても仕方ない。もう中身は出来ているからね。予定通り、11月1日(日)東京芝1800mを福永祐一騎手でデビューします」と同師。

◆オースミハナチャン(牝、父ハーツクライ、母オースミリンド、栗東・宮本博厩舎)
 母の初仔ナリタジューン(父フジキセキ)から、ずっと宮本博厩舎で管理されているゆかりの血統。ナリタスプリング(父フジキセキ)はダートで5勝を挙げている。
 本馬は9月にゲート試験に合格した後、坂路とCWを併用しての仕上げ。10月22日はCWで新馬エクロジオンと併せて同入。「レースで騎乗予定の小牧太騎手に跨ってもらいました。感触は掴んでもらいましたし、ダートは走る血統なので」と宮本博調教師。10月31日(土)京都ダート1800mでデビュー予定。

◆ダノンスパーク(牡、父ヴィクトワールピサ、母スターアイル、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄は2014年NHKマイルCを制したミッキーアイル(父ディープインパクト)なので、芝適性の高いスピードタイプをイメージしがちだが「タイプは全然違う」と音無秀孝調教師。確かに半姉ヨゾラニネガイヲ(父アドマイヤムーン)はダートの短距離馬だったので、父によってタイプが変わってくるのかも知れない。
 厩舎にしては珍しくCWでの追い切りが続いているが、10月15日はラストは止まったものの、6F80.3秒とスピードを見せる追い切り内容。10月21日は前半ゆっくり、後半しっかりの追い切り内容になって、余裕ある動き。追い切り本数を考えても、十分に力を出せる態勢は整っている。デビュー戦は10月31日(土)京都ダート1800mを松若風馬騎手で予定している。

【美浦」
◆アーチキング(牡、父Archarcharch、母Profitability、美浦・木村哲也厩舎)
 アメリカのバレッツセールで購買され、シルクホースクラブで追加募集された。Arch産駒の父は米G1・アーカンソーダービー(ダート9F)を勝っている。3代母は米G1を3勝。一族からは現1600万下で活躍中のノウレッジ(新潟2歳S2着)が出ている。「トレーニングセールの出身。米国産馬らしく、いかにもダートに向きそう。ウッドチップコースでもしっかりと動けているし、ひと追い毎に良くなってきている。まだ体質的に緩いところがあるけど、いいモノはありそう」と木村哲也調教師。10月31日、東京のダート1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ネバーリグレット(牡、父ダイワメジャー、母グッドゲーム、美浦・木村哲也厩舎)
 母は米G3・ヴァリーヴューS(芝8・5F)の勝ち馬。兄姉は期待ほどの結果を残せていないが、「いかにもダイワメジャー産駒らしい雰囲気があるし、気持ちの面や動きは少しずつ良くなってきている。ちょっと不器用なところがあるけど、そのあたりが成長してきてくれれば…」と木村哲也調教師。10月31日、東京の芝1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ベアインマインド(牝、父ディープインパクト、母ウルトラブレンド、美浦・加藤征弘厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、6800万円で落札された。母は米G1・クレメント.ハーシュS(AW8.5F)を勝っている。先週の追い切りではGIウイナー(ジャパンダートダービー)のノンコノユメを追走して併入と時計以上の負荷をかけた。「いかにもディープインパクト産駒の牝馬らしいタイプ。素軽い反応で身のこなしがいいし、心肺機能も高そう」と加藤征弘調教師。11月1日、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ルフォール(牝、父キングカメハメハ、母レクレドール、美浦・堀宣行厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は重賞2勝(ローズS、クイーンS)。京成杯を勝ち、菊花賞(6着)に出走したベルーフの半妹にあたる。近親には伯父のステイゴールドをはじめ、ショウナンパンドラ、ドリームパスポート、ラウンドワールドなどの活躍馬が並ぶ。先週の追い切りはウッドコースで強めに負荷をかけ、ひと追い毎に態勢が整ってきた。「牝馬で真面目な性格だし、ためて切れそうな感じがあります」と厩舎サイド。11月1日、東京の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/26(Mon) 20:30コメント(0) ]
2015/10/20(Tue)
【栗東】
◆ヴィブロス(牝、父ディープインパクト、母ハルーワスウィート、栗東・友道康夫厩舎)
2013年、2014年にヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナの全妹。姉も担当した安田調教助手は「同じ時期のヴィルシーナに比べると、飼葉をしっかり食べてくれます。体型などはよく似ていますね」とのこと。
 10月15日にはCWで新馬勝ちしたアドマイヤビスタと併せ馬。大きく先行していたこともあって、ゴールまで前に出て先着。時計は6F83.0秒、1F12.4秒なので、新馬としては水準以上の数字。追うごとに動きが良化している印象なので、レース週の追い切りで更に動いてくるようなら、姉と同じデビュー勝ちを決めることができそう。10月24日(土)京都芝1600mをC.デムーロ騎手でデビューする予定。

◆ファスナハト(牡、父マンハッタンカフェ、母フェスタデルドンナ、栗東・庄野靖志厩舎)
 半兄に2010年セントライト記念を勝ったクォークスター(父アグネスタキオン)がおり、母系にはヴァーミリアン、ダイワメジャー、ダイワスカーレットといったG1ホースが名を連ねている。
 8月29日にグリーンウッドから栗東へ入厩。ゲート試験に合格した後はCWでの追い切りを中心に行っているが「まだまだ緩いところはあるけど、ようやく動けるようになってきました」と庄野靖志調教師。その言葉通り、10月15日のCW追い切りでは古馬500万下を2馬身追走して、最後はきっちりと捕まえて先着。時計は6F83.4秒とそれなりの数字が出ている。「本当に良くなるのは先だと思いますが、馬体にメリハリが出てきましたし、初戦からきっちり能力を出してくれるでしょう」と同師。デビュー戦は10月25日(日)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆スマートアルファ(牝、父アグネスデジタル、母ディスイズザライフ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母系に2010年フィリーズレビューを制したサウンドバリアーや2002年スプリンターズSなどスプリントG1で2勝を挙げたビリーヴなどがいる血統。本馬は8月20日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、9月26日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩している。
 10月7日のCWでは既走馬イリデッセンスを相手に馬なりで同入。10月15日はゲートからの追い切りだったが、スタートこそ普通だが、スピード乗りは上々。デビュー予定は10月24日(土)京都ダート1400mだが、スタートの芝で後手を踏まなければ、スムーズなレースがイメージできる調教だった。鞍上は武豊騎手が予定されている。

◆ミュゲプリンセス(牝、父エンパイアメーカー、母カワカミプリンセス、栗東・西浦勝一厩舎)
 母は同厩舎で管理され、無敗でオークス、秋華賞を制している。半姉ミンナノプリンセス(父コマンズ)は函館芝1200mで勝ち上がっているが、これは短距離で活躍馬を輩出している父の影響が大きいのではないだろうか。
 本馬は9月3日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩。当初は「調教でいろんなことを教えている段階。いいものを持っているのは間違いないと思います」と西浦昌一調教助手も話していたが、追い切りを重ねるごとにそれなりに動けるようになっている。10月25日(日)京都芝1400m(牝)を幸英明騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆ウォリアーズクロス(牡、父Warrior's Reward、母Dattts Cool、美浦・国枝栄厩舎)
 今春のOBSマーチセールで落札され、シルクホースクラブで募集された。Medaglia d'Oro産駒の父は米G1・カーターH(ダート7F)を勝っている。9月4日に入厩し、16日にゲート試験をパス。以来、順調に追い切りの本数を重ねてきた。先週はダノンプラチナと併せるなど質の高いメニューをこなしており、体力的にも十分だ。「ひと追い毎に良くなっているし、いい感じ。落ち着いているし、アメリカ産馬らしいパワフルな動きでスピードもありそう」と国枝栄調教師。10月25日、東京のダート1600mを柴山雄一騎手で予定している。

 また、国枝栄厩舎からはブレイクマイハート(牝、父ディープインパクト、母シンコウノビー)、ロジインパクト(牡、父ディープインパクト、母ボンバルリーナ)の2頭もスタンバイ。前者は10月24日の芝1600mを松岡正海騎手で予定。後者は24日の芝2000mを内田博幸騎手で予定している。

◆マイティーゴールド(牡、父ゴールドアリュール、母マイティースルー、美浦・尾関知人厩舎)
 伯母にフラワーC2着のスルーレート、その産駒に札幌2歳S3着のハイアーレートがいる。6月にゲート試験をクリアしたが、やや疲れが出たこともあり、じっくりと成長を促して9月20日に再入厩した。ここ2週はウッドチップコースで長めから追われ、しっかりと負荷をかけている。「春に入厩した時に比べるとカイバも食べるようになったし、しっかりとしてきました。大型馬でパワフルな走り方をするし、血統通りにダート向きでしょう。気持ちの面も前向きだし、いいところがあると思います」と尾関知人調教師。10月25日、東京のダート1600mを吉田豊騎手で予定している。

 また、尾関知人厩舎からはアルジャンテ(牝、父ディープインパクト、母ナイキフェイバー)もスタンバイ。こちらは10月25日の芝1400mを吉田豊騎手で予定している。

◆レッドゼルク(牡、父カジノドライヴ、母サセッティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 伯母に愛オークス馬のWinona、半姉に阪神JF3着のレッドセシリア(現1600万下)がいる。坂路を中心に追い切りの本数を重ね、10月9日にはダートコースでゲートから流すなど十分に乗り込まれてきた。「お父さんに似た感じで大きな馬だけど、古馬と併せても一緒に動けているし、だんだんと良くなってきた。カジノドライヴの子は何頭も勝ち上がっているからね。この馬も能力はありそうだし、楽しみにしています」と藤沢和雄調教師。10月25日、東京のダート1600mを柴田善臣騎手で予定している。

◆ルナディミエーレ(牝、父ファルブラヴ、母ハニーハント、美浦・黒岩陽一厩舎)
 祖母が桜花賞3着のホーネットピアス。G1馬のラインクラフトやアドマイヤマックスの近親に当たる。「ファルブラヴ産駒らしく、ガッチリとした体つき。スピードタイプで気性的にも前向きだし、初戦から動けると思います」と黒岩陽一調教師。10月25日、東京の芝1400mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/20(Tue) 05:25コメント(0) ]
2015/10/13(Tue)
【栗東】
◆マカヒキ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ、栗東・友道康夫厩舎)
 全姉ウリウリは2014年京都牝馬S、2015年CBC賞で重賞2勝。おじには芝中長距離で5勝、障害で1勝したトパンガがおり、決して短いところに適性高い母系というわけでもない。この馬自身も10月18日(日)京都芝1800mでデビューする予定。
 函館競馬場でゲート試験に合格した後、夏場を北海道で過ごし、9月18日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩。ここまで順調に追い切りを消化しており、10月8日はレースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの追い切り。ココファンタジアを追走したが、楽に先着して、6F82.2秒、1F12.3秒と新馬としてはトップクラスの時計をマークした。追い切り後、鞍上からどんな褒め言葉が出るかと期待したが、その一言は「コドモ」。つまり、まだまだジョッキーとしては物足りない感覚だという意味だろうが、なら完成したら、どれだけ走るのか。初戦のパフォーマンス次第では、来春が楽しみになる素質馬だろう。

◆ライラムーン(牝、父キングカメハメハ、母ライラプス、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母は現役時代に2005年クイーンCを優勝。おじのフサイチリシャールは4連勝でG1の朝日杯FSを制している。本馬は9月4日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。9月24日のゲート試験合格後は、坂路で順調に追い切りを積み重ねている。
 10月7日の坂路ではジェントルハートに先行するも、最後は置かれて遅れ。4F54.8秒と時計も地味だが、相手は先週の未勝利戦で快勝。この追い切りが刺激になったのか、10月11日の坂路ではグランノーブルと併せて、きっちり先着している。デビュー戦は10月17日(土)京都芝1200mを予定。ゲートさえスムーズなら、レースの流れに乗るスピードは持っているだけに、スタート次第といったところ。なお、鞍上は浜中俊騎手を予定している。

◆ホッコーフウガ(牡、父ゴールドアリュール、母マダムチェロキー、栗東・西浦勝一厩舎)
 半兄は同厩舎で管理され、2015年帝王賞、2014年チャンピオンズCなどダートG1で9勝を挙げているホッコータルマエ(父キングカメハメハ)。注目を集めて当然の血統だが「やっぱりお兄ちゃんの成績が偉大すぎるから、それと比べるとちょっとかわいそう」と西浦勝一調教師。ただ「まだまだ緩いところはあるけど、タルマエもそんな感じで実戦では結果残しているので、同じような感じかも知れない」とのこと。
 10月7日のCWではミュゲプリンセスと併せて、少し遅れる形。ただ、時計的には1F12.6秒とそれなりに動いており、気になるところはない。それよりも順調に追い切りを積み重ねている点を評価すべきだろう。10月17日(土)京都ダート1800mを幸英明騎手でデビューする予定となっている。

◆チュウワメジャー(牡、父ダイワメジャー、母ケイティーズベスト、栗東・大久保龍志厩舎)
 母系には2008年スプリンターズSを制したスリープレスナイトがいる血統で、本馬は2013年セレクトセール当歳にて、2200万円で落札されている。
 10月8日はレースで騎乗予定の岩田康誠騎手が跨って、CWでの併せ馬。2歳新馬を大きく追走する内容だったが、4コーナーで内を回ったこともあり、直線ではきっちり追いついて、最後は2馬身ほど先着。道中、相手は行きたがるような仕草を見せたが、こちらは折り合いがついていたし、6F83.0秒は優秀。10月18日(日)京都ダート1200mでデビュー予定。

【美浦】
◆アグレアーブル(牝、父マンハッタンカフェ、母プリティカリーナ、美浦・斎藤誠厩舎)
 祖母の半弟BernardiniはプリークネスSなど米GIを3勝、同国の3歳牡馬チャンピオンに輝いた。この馬自身はシルクホースクラブでの募集総額が2500万円。現3歳の半兄アンタラジー(父ディープインパクト)はセレクトセールで1億1000万円、現1歳の半弟(父ハーツクライ)も8000万円の高値で落札されている。7日の追い切りは古馬のヒュウマ(現オープン)と併せ、追走して3馬身ほど先着。牝馬離れした雄大な馬格が目立つ存在だ。「まだ高脚を使ったりして走り方はバラバラになるけど、背中がいいし、年長馬と併せても互角に動けています。見た目どおりに大物感があるし、しっかりしてくれば将来的にも楽しみですね」と斎藤誠調教師。10月17日、東京の芝1800mを岩田康誠騎手で予定している。

◆アーバンキッド(牡、父ハーツクライ、母コックニー、美浦・斎藤誠厩舎)
 母の半弟(叔父)にセントライト記念を制したダイワワイルドボア、祖母の半兄に凱旋門賞馬のSuave Dancerがいる。「ハーツクライ産駒にしてはコロッとした体形。ピッチ走法でもあるし、距離的には1400mから1600mぐらいが良さそう。気持ちも前向きだし、初戦から動けそうなタイプです」と斎藤誠調教師。10月18日、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆クレーデリンテ(牝、父ダイワメジャー、母オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
 昨年のオークスを制したヌーヴォレコルト(父ハーツクライ)の半妹。当初は前開催の中山や東京の開幕週も視野に入れられていたが、まだ動きに物足りなさがあったため、予定を先延ばしにして乗り込んだ。「ひと追い毎に良くなってきています。ダイワメジャー産駒ということもあり、お姉ちゃんとは体形が違いますね。マイラータイプだと思います」と斎藤誠調教師。10月17日、東京の芝1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆キングオブアームズ(牡、父ディープインパクト、母アーマイン、美浦・藤沢和雄厩舎)
 一昨年のセレクトセールにて9400万円で落札された。母は米GI馬。現3歳の全兄コートオブアームズは1勝、現4歳の半兄キネオワールドは2勝している。「血統馬らしく、入厩した当初から素質の高さを見せていました。古馬と併せても目を惹く動きをしているし、スピードに乗ったときのアクションがいいですね。調教で乗った人の評価が総じて高いし、能力はあると思います」と津曲大祐調教助手。10月17日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/13(Tue) 19:48コメント(0) ]
2015/10/05(Mon)
【栗東】
◆オウケンビリーヴ(牝、父クロフネ、母ビスクドール、栗東・安田隆行厩舎)
 おばに2001年エリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー、近親には2014年皐月賞2着トゥザワールドや今年の秋華賞に出走予定のトーセンビクトリーなど活躍馬の多い血統。本馬は2013年セレクトセール当歳にて、1600万円で落札されている。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩したのが、9月8日。そこから順調に坂路での追い切りを積み重ねているが、特筆すべきは9月30日のマートンパークとの併せ馬。僅かながら先着したことも評価できるが、それ以上に4F50.3秒と素晴らしく速い時計をマークした。
「まだまだ課題のある中で、これだけの時計をマークするのだから、スピードがありますね。レース週には岩田康誠騎手に跨ってもらって、感触を確かめてもらう予定です」と安田隆行調教師。10月10日(土)京都芝1600m(牝)でデビューする予定となっている。

◆バティスティーニ(牡、父キングカメハメハ、母バプティスタ、栗東・松田国英厩舎)
 全兄に今年の中山金杯3着、中日新聞杯2着などの実績があるデウスウルトがいる。本馬は7月22日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、9月2日にノーザンファーム天栄から栗東へ再入厩してる。
 9月30日のCWでは新馬スマートガルーダを追走して先着。時計は6F87.6秒と遅かったが、かなり余裕を持った手応えだった。「いろんな環境で調教しているけど、まだ緩さが残っている状況。それでもいいものは持っていると思いますし、初戦からある程度能力を発揮してくれると思います」と松田国英調教師。デビュー戦は10月12日(月)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ジェミナ(牝、父ハービンジャー、母ジェルミナル、栗東・野中賢二厩舎)
 母は2009年フェアリーSを制しており、同年の桜花賞とオークスで3着という実績を残した。初仔の半姉ジェルヴェーズは未勝利で競走馬登録を抹消しているが、父がハービンジャーに替わったことがどのように影響するか注目したいところ。
 9月2日に栗東へ入厩して、9月18日にゲート試験に合格。そして、10月10日(土)京都芝1600m(牝)でデビュー予定という日程は野中賢二厩舎にしては短い調整期間になるが、追い切りを重ねるごとに動きが良化。10月1日のCWではネヴァーハーツと併せ馬を行って、時計は5F70.8秒と地味だったが、外から迫る相手を追い抜かせまいと踏ん張った根性に見どころがあった。「(調教に跨った)大下騎手もいい動きだったと評価しているし、これで大丈夫でしょう」と野中賢二調教師も手応えを掴んでいる。なお、レースにはM.デムーロ騎手が騎乗する予定となっている。

◆ラフェデビジュー(牝、父スペシャルウィーク、母スパークルジュエル、栗東・須貝尚介厩舎)
 同厩舎で管理された半兄クリーンエコロジー(父キングカメハメハ)は新潟芝1800mの新馬戦でデビュー勝ちを決めている。同馬は古馬になって、短距離での活躍だったが、父がスペシャルウィークに替わったことで、クラシック路線の王道での活躍が期待される。
 本馬は7月16日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、再入厩の形。坂路での追い切りが中心だが、9月30日の坂路ではレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、4F52.3秒をマーク。アドマイヤゴッドを追走して、結局追いつくことはできなかったが、それは仕方ないところだろう。10月10日(土)京都芝1600m(牝)でのデビューを予定している。

【美浦】
◆アウアウ(牝、父カネヒキリ、母ネネグース、美浦・奥村武厩舎)
 当初は8月の新潟デビューを予定していたが、抽選で除外(非当選)の不運に…。その後は9月の中山デビューに目標を切り替えたものの、脚元に疲れが出たため、無理せずに仕切り直した。「予定は延びましたが、ひと息入れて立て直したぶん、しっかりとしてきました。カネヒキリ産駒の大型馬で推進力があるし、血統通りにパワー型ですね」と奥村武調教師。10月11日、東京のダート1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ウムブルフ(牡、父ディープインパクト、母ウミラージ、美浦・堀宣行厩舎)
 現4歳(1000万下)の半兄ヴォルケンクラッツはダートで3勝している。Monsun産駒の母は独1勝。3代母の産駒に独G1を4勝したUngaroがいる。ゲート試験に合格後は山元トレセンで乗り込み、9月4日に再入厩した。9月24日にはモーリスとの併せ馬を消化。10月1日の追い切りでは行きたがる面を見せたが、古馬のアルバートを相手にビシッと追われた。陣営は「反応の良さ」を評価している。あとは気持ちのコントロールがポイントになりそうだ。10月11日、東京の芝2000mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆キャニオンロード(牡、父ネオユニヴァース、母ロレットチャペル、美浦・古賀慎明厩舎)
 同じく古賀慎明厩舎に所属していた全姉チャーチクワイアは芝で4勝。現3歳(1000万下)の全兄アルターはダートと芝で2勝している。一族からシンコウラブリイをはじめ、キングストレイル、ハッピーパス、コディーノなどの重賞ウイナーが出ている優秀な牝系だ。「いい馬格をしているし、きょうだいのなかでは一番だと思う。まだ前に出るとキョロキョロしたりして子供っぽいけど、ひと追い毎に良くなっている。ゆっくりと成長していく血統だし、しっかりとしてくれば先々まで楽しみ」と古賀慎明調教師。10月12日、東京のの芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

 古賀厩舎ではキャットコインの全妹、ワンブレスアウェイ(牝、父ステイゴールド、母ストレイキャット)にも注目が集まる。こちらは10月10日、東京の芝1600m(牝馬)を柴山雄一騎手で予定している。また、アジュールローズ(牡、父ヴィクトワールピサ、母ヴィアンローズ)の感触も上々だ。こちらは10月11日、東京のダート1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆ステイパーシスト(牡、父ステイゴールド、母ロマンシエール、美浦・尾関知人厩舎)
 一族からオグリローマン、オグリキャップが出ている牝系。アグネスデジタル産駒の母はダートで2勝している。坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ね、10月1日にはステラウインドと併せて負荷を掛けた。「走りが軽いし、性格的にも前向き。ステイゴールド産駒で気持ちの面に注意しながら進めているけど、今のところは大丈夫そうですね。そこまで難しいところは見せていないし、稽古通りなら初戦から期待できると思います」と尾関知人調教師。10月11日、東京の芝2000mをM.デムーロ騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/05(Mon) 18:04コメント(0) ]
2015/09/28(Mon)
【栗東】
◆アドマイヤビスタ(牡、父ネオユニヴァース、母レインボークォーツ、栗東・友道康夫厩舎)
 おじに2014年マイラーズCを優勝したワールドエース(父ディープインパクト)がいる血統で、2013年セレクトセール当歳にて、2700万円で落札されている。
 本馬は函館競馬場でゲート試験に合格し、一旦牧場へ戻って調整して、栗東へはノーザンファーム天栄を経て、9月4日に入厩。陣営が「あまりやるつもりはなかった」という、9月13日の坂路では4F53.0秒をマーク。この時点で能力の高さを見せていたが、それを確固たるものにしたのは9月24日のCWでの3頭併せ。前にアドマイヤバラード、後ろからシュヴァルグランと格上に挟まれた状態で道中を進んで、最後はアドマイヤバラードと並んで一杯に追われて、やや遅れ。それでも6F81.9秒という数字は時計を要する馬場状態だったこと、新馬ということを考慮すればトップレベル。坂路だけでなく、トラック馬場で速い時計が出た点も評価できるし、これで初戦から能力全開の走りを見せることができるだろう。10月3日(土)阪神芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆サラザン(牡、父ハーツクライ、母エービーヌードル、栗東・須貝尚介厩舎)

 全姉に東京芝1400mで新馬勝ちし、芝で3勝を挙げたセコンドピアットがいる血統。須貝尚介厩舎のハーツクライ産駒といえば、ジャスタウェイの印象が強すぎるせいか、どうしても期待してしまう。
 5月に栗東へ入厩して、ゲート試験に合格。その後は「成長を促す意味での放牧」(須貝尚介調教師)を挟んで、栗東へ再入厩した。坂路での追い切りを順調に積み重ねた後、9月24日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの併せ馬。マオウを追走して、最後はきっちり先着。6F83.7秒は一見すると平凡な数字だが、時計を要する馬場だったことを考慮すると速い部類。6月の坂路での併せ馬では遅れが目立っていただけに、そういった意味での成長は確実にありそう。デビュー戦は10月3日(土)阪神芝1800mを予定している。

◆トウカイメジャー(牡、父ダイワメジャー、母トウカイミステリー、栗東・安田隆行厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、2011年北九州記念を優勝。近親に2009年シルクロードSを勝ったアーバンストリート(父スウェプトオーヴァーボード)がいる血統。
 9月11日のゲート試験合格後、坂路でオウケンビリーヴとの併せ馬を繰り返しており、9月24日はレースでも騎乗予定の北村友一騎手が跨っての坂路追い切り。追走した分、最後は半馬身ほど遅れるような形だったが、時計は4F54.0秒、1F12.3秒と悪くない。母は新馬勝ちできなかったが、その初仔は勝ち負けできる状態に仕上がりつつある。10月4日(日)阪神芝1400mでデビューする予定。

◆ルドルフィーナ(牡、父シンボリクリスエス、母アメーリア、栗東・松永昌博厩舎)

 おばに2001年スワンSなど重賞3勝のビハインドザマスク(父ホワイトマズル)、近親に2007年ヴィクトリアMを優勝したコイウタ(父フジキセキ)がいる血統。
 どちらもマイル以下の重賞で活躍したということもあり、松永昌博調教師も入厩当初はそのあたりの番組を検討していたが、追い切りを重ねるごとに長い距離にも対応できるということでデビュー予定は10月3日(土)阪神芝1800mに決定。9月24日、芝馬場での追い切りでは5F64.7秒をマーク。併せたメイショウシッポウにはきっちり先着している。馬場状態の違いはあるが、同じ芝馬場で追い切った1週前に比べると動きはしっかりしてきた。この距離でどのようなレースぶりを見せてくるか楽しみなところ。

【美浦】
◆アウェイク(牝、父ディープインパクト、母オールザウェイベイビー、美浦・斎藤誠厩舎)
 半兄ゴスホークケンは朝日杯FSの勝ち馬。6月下旬に函館でゲート試験を受け、夏場は北海道のノーザンファーム早来で成長を促した。9月上旬に再入厩してからは順調に乗り込まれ、24日の追い切りは既にデビューしている僚馬を追走して先着。テンションを上げすぎないように調整されているが、仕上がり自体は早そうな印象だ。「お姉ちゃんのディアマイベイビーは気性的な難しさがあったし、そこに気をつけながら進めてきました。今のところは許容範囲。カイバの食いが細いのは女の子らしいけど、ある程度は動けています。背中の感じがいいし、血統的にも楽しみ」と斎藤誠調教師。10月3日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆エレクトロポップ(牡、父マンハッタンカフェ、母ロリポップガール、美浦・小島太厩舎)
 現6歳の全姉ラフレーズカフェは新馬勝ちを含め、芝1200mと芝1400mで4勝。一族からは目黒記念を連覇した他、有馬記念2着、ジャパンC2着、メルボルンC2着など国内外で活躍したポップロックが出ている。ここ2週は坂路で4F54秒台をマークしており、陣営の評価も高まっている。「力の要るタフな坂路を余力十分に上がってくる。目一杯に追ったわけじゃないし、これだけ動ければ十分。まだ緩さがあるけど、稽古通りなら走ると思う」と小島良太調教助手。10月4日、中山の芝1800mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ディクタム(牡、父メイショウサムソン、母マストビーラヴド、美浦・木村哲也厩舎)
 半姉ラインクラフトは桜花賞とNHKマイルCの変則2冠を含め、重賞5勝。現8歳の半兄アドマイヤロイヤルはプロキオンSを勝っており、叔父に高松宮記念など重賞3勝のアドマイヤマックスがいる。「種馬が違うぶん、1歳上のバルブランシュよりも扱いやすい。どっしりとしたところがあるし、稽古を積んでいってもテンションが上がらないのはいいですね。コントロールも利くし、芝の中距離にフィットしそうなイメージ。デビュー前としては体力的にも十分だと思います」と木村哲也調教師。10月4日、中山の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆スマートアリシア(牝、父ファルブラヴ、母スマートダイス、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 伯父にアーリントンC、京成杯AHとマイルの重賞を2勝したステキシンスケクンがいる。「ファルブラヴ産駒の牝馬らしく、ピリッとした気性で前向き。ちょっと馬体の線が細っこいけど、気性的には初戦から動けそうなタイプだと思う」と鹿戸雄一調教師。10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
 また、鹿戸厩舎からはシーサイドチャペル(牝、父シンボリクリスエス、母チャペルコンサート)もスタンバイ。同じく10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/28(Mon) 20:06コメント(0) ]
2015/09/24(Thu)
【栗東】
◆エルリストン(牡、父マンハッタンカフェ、母アスペンアベニュー、栗東・須貝尚介厩舎)
 近親に2008年桜花賞を制したレジネッタがいる血統で、半兄アスペンツリー(父スペシャルウィーク)は東京ダート1600mの新馬戦を制している。
 本馬は8月15日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。本格的に追い切られたのは9月10日だったが、この時に坂路4F53.9秒を馬なりでマーク。併せ馬に先着し、ラスト1F12.6秒も評価できる内容だった。「心臓がいい。軽いフットワークをする馬で、いかにも瞬発力がありそうなタイプ」と須貝尚介調教師の評価も高い。9月16日の坂路ではレースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、また併せ馬で馬なり先着している。9月27日(日)阪神芝2000mのデビュー戦が楽しみ。

◆ロライマ(牡、父キングカメハメハ、母ミルフィオリ、栗東・松田国英厩舎)
 父、母ともに現役時代に松田国英厩舎で管理されたマツクニ血統。また同厩舎では、先週デビューしたスマートオーディンが阪神芝1800mの新馬戦を圧勝している。
 本馬は7月16日に社台ファームから栗東へ入厩。ということで、2ヶ月以上、トレセンで乗り込んでのデビューとなる。その効果なのだろうか、9月16日のCWでは、時計を要する馬場状態にも関わらず、持ったままの手応えで追走した相手に同入。ラスト1Fは12.3秒という時計。これには「全体時計は遅いけど、この馬場であれだけ軽快な動きができるんだから、ちょっとスゴイよね」と松田国英調教師も興奮気味。デビュー戦は9月27日(日)阪神芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ランドストーリア(牡、父ブラックタイド、母アズサトップレディ、栗東・安達昭夫厩舎)
 2015年北海道トレーニングセールにて、550万円で落札されており、近親に地方交流重賞の2014年兵庫チャンピオンシップを優勝したエキマエがいる血統。
 8月13日のゲート試験に合格しているが、その時のラップが12.1秒。非常にダッシュ力がある印象だったが、ここまでじっくりと時間をかけて仕上げられている。9月16日の坂路では新馬ブラックジョーを追走して、馬なりで先着。時計は4F55.0秒、1F13.1秒と地味だが、動きはスピード感があって悪くない。「中間にはCWでも追い切りができていますし、出走態勢は整いました」と安達昭夫調教師。9月26日(土)阪神芝1200mを北村友一騎手でデビューする予定。

◆マイネルラック(牡、父オレハマッテルゼ、母トーワフォーチュン、栗東・梅田智之厩舎)
 母系に2002年新潟記念を優勝し、同年ファインモーションが優勝したエリザベス女王杯で4着したトーワトレジャーがいる血統。
 本馬は8月21日にビッグレッドファーム鉾田から栗東へ入厩。8月28日のゲート試験に合格すると、その後は坂路での追い切りを積み重ねた。9月16日はCWで古馬1000万下との併せ馬。さすがに格上が相手だったこともあり、手応えが見劣った上に遅れてしまったが、5F69.7秒でラスト1F13.1秒は新馬として決して悪くない数字。9月26日(土)阪神芝1200mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆マツリダバッハ(牡、父ディープインパクト、母ムーンレディ、美浦・国枝栄厩舎)
 2010年のダービー、2012年の天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュの異父弟。5月の千葉サラブレッドセールに上場され、1億9000万円(税抜)で落札された。当初は夏の新潟デビューを目指していたが、成長を促すために山元トレセンで再調整。9月2日に再入厩して態勢を整えてきた。16日の追い切りではディープジュエリー(ローズSに出走して7着)を相手に先行して併入。前進気勢を維持したフォームで駆け抜けた。「ジョッキー(蛯名正義騎手)とも相談して立て直すことにしたけど、だいぶ力強さが出てきた。放牧前に比べれば馬が良くなっているし、あとは実戦に行ってどうか。当然、血統的にも走ってもらいたいと思っている」と国枝栄調教師。9月27日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆プールアンレーヴ(牡、父Pour Moi、母Logjam、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 Montjeu産駒の父は2008年の英ダービー馬。一族にも欧州のGIウイナーなど活躍馬が並ぶ。9月16日には柴田大知騎手が跨り、ウッドチップコースで初時計をマーク。20日にも軽く時計を出している。入厩後の追い切り本数は少ないが、「牧場でも乗り込んでいたし、性格は素直。血統からイメージしていた手先の重たさは感じないし、意外と軽い走りをする」と鹿戸雄一調教師。9月27日、中山の芝2000mを視野に入れている。

◆シュペルミエール(牡、父ステイゴールド、母ヒカルアモーレ、美浦・木村哲也厩舎)
 クロフネ産駒の母は新馬勝ちを含め、通算2勝。現5歳の半姉グランデアモーレも新馬勝ちを含め、4勝をマークしている。おじには現オープンのアーデントがおり、血統的にも素質を秘めている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、9月4日に再入厩した。「まだ気持ちの面を含めて走り方を分かっていないようなところがあるけど、いいモノはある。現状、ゆったりと走れる長めの距離が良さそう。先を見据えて育てていきたいですね」と木村哲也調教師。9月27日、中山の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。

◆コウソクライン(牡、父ダイワメメジャー、母ウィンドハック、美浦・畠山吉宏厩舎)
 セレクトセールの出身。現3歳の半兄ブランドベルグは新馬勝ちを含め、芝の中距離で2勝している。「与えたメニューを順調にこなしているし、動き自体も水準以上。大きな馬体や悍性の強さは父譲り。いいスピードがありそうだし、稽古通りなら初戦から楽しみ」と畠山吉宏調教師。9月26日、中山の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/24(Thu) 05:40コメント(0) ]
2015/09/15(Tue)
【栗東】
◆スマートオーディン(牡、父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、栗東・松田国英厩舎)
 父ダノンシャンティは現役時代に同厩舎で管理され、2010年NHKマイルCをレコードタイムで優勝。今年の2歳世代が初産駒となるが、ルノートルが福島芝1800mを新馬勝ち、レッドカーペットが小倉2歳S4着など、すでに活躍を見せている。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩。レースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨った、9月3日のCWでは新馬を追走してあっさりと先着したが、そのラスト1Fが11.7秒と切れのある動きを見せた。9月20日(日)阪神芝1800mでデビューする予定。

◆ラベンダーヴァレイ(牝、父ディープインパクト、母クロウキャニオン、栗東・藤原英昭厩舎)
 全兄に2013年弥生賞を制したカミノタサハラ、2011年レパードSを制したボレアスなどの重賞ウイナーがいる血統。母クロウキャニオン、その仔である7頭はすべて、馬主が金子真人ホールディングス株式会社という、金子血統でもある。
 本馬は7月30日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。9月3日のCWでは併せたトーホウカンナに楽な手応えで先着。9月10日の芝馬場での追い切りでは同じ相手に遅れているが、これは後方から追走したものなので問題ない。むしろ、余力ある状態で極悪の芝を6F81秒まとめた点を評価したい。デビュー戦は9月20日(日)中山芝1600m(牝)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎)
 同厩舎で管理された母は未勝利で現役時代を終えたが、仔には2009年福島牝馬S、2010年エンプレス杯といった芝とダートの重賞を制したブラボーデイジーいる。本馬はその全弟になるが「デイジーも芝、ダートどちらも走れたように、この馬に関してもどちらに適性があるとは言い切れない感じ。デイジーは550キロ前後でレースをした超大型馬でしたが、この馬は470キロくらいでレースになるでしょう」と音無秀孝調教師。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されての再入厩。9月9日に坂路で追い切られて、ラクアミと併せたが僅かに遅れた。とはいえ、雨の影響で時計を要する馬場状態で4F53.8秒は評価できる数字。9月21日(月)阪神芝1600m(牝)を松若風馬騎手で予定している。

◆マイネルブランブル(牡、父マンハッタンカフェ、母スターオブサファイア、栗東・西園正都厩舎)
 近親に新馬、プラタナス賞と連勝して、今春にはUAEダービーに出走(5着)したタップザットがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、1850万円で落札されている。
 ゲート試験に合格すると、すぐに坂路での追い切りを開始。9月10日は坂路でヴァリアシオンを追走する併せ馬だったが、追いついて突き放す動きで古馬1000万下に先着した。「育成時にも追い切りの動きが目立っていた馬。ゆったりしたところがあるので、長い距離がいいと思います。欲を言えば、馬格の割に筋肉量が物足りないので、これから成長してくれば、もっと動ける馬になると思いますよ」と西園調教師。9月21日(月)阪神ダート1800mを和田竜二騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アポロリベリオン(牡、父Medaglia d'Oro、母Ocicat、美浦・堀井雅広厩舎)
 アメリカのファシグティプトンオクトーバーセールに上場され、10万ドルで落札された。Storm Cat産駒の母は未出走だが、祖母の全弟にケンタッキーダービーを制したFusaichi Pegasusがいる。「フットワークが大きいし、気性も素直。距離が延びても大丈夫そうだし、これは走ると思いますよ。アポロソニック(ダービー3着)のようになってくれたらいいですね」と堀井雅広調教師。9月19日、中山の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆トップライセンス(牝、父キンシャサノキセキ、母キャリアコレクション、美浦・尾関知人厩舎)
 近親に新馬戦とエリカ賞を連勝し、きさらぎ賞2着のバンドワゴンがいる。ゲート試験に合格後は牧場で調整。再入厩後も順調に乗り込まれ、仕上がりの良さを感じさせる。「疲れが出たので立て直したけど、その間に成長して馬体に伸びが出てきました。稽古の動きにも余力があるし、前向きな気性でスピードとパワーを兼ね備えたタイプ。しっかりと追い切りをこなせているし、初戦から走ってくれると思います」と尾関知人調教師。9月21日、中山の芝1200mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆レッドシルヴィ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ダンスーズデトワール、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 半兄にアルゼンチン共和国杯を制したルルーシュがいる。坂路や本馬場(芝)で順調に追い切りを積み、ひと追い毎に良化してきた。「小さいけど、稽古では動けている。まだ良くなりそうだし、素直で実戦向きだと思う。血統的に奥手かもしれないけど、いいところがありそう」と鹿戸雄一調教師。9月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ヴィータファン(牡、父マンハッタンカフェ、母オカノハーモニー、美浦・黒岩陽一厩舎)
 母は福島2歳Sの勝ち馬。近親にエリザベス女王杯を制したリンデンリリー、フィリーズレビューを制したヤマカツリリーがいる。新潟で使うプランもあったが、万全を期して中山まで待機した。「じっくりと乗り込んできたし、仕上がりとしては十分。いいスピードがありそうだし、気もいいので初戦から楽しめると思います」と黒岩陽一調教師。9月19日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆リアリゾンルレーヴ(牝、父Lemon Drop Kid、母Arrested Dreams、美浦・池上昌和厩舎)
 アメリカのOBSマーチセールに上場され、8万5000ドルで落札された。祖母はハリウッドオークスを勝っている。新潟のダート1200mを除外され、ここまで待機。そのぶん、仕上がりは十分だ。「トレーニングセールの出身でスピードとパワーを兼ね備えています。気性的にも血統的にもダートの短距離向きでしょう」と池上昌和調教師。9月19日、中山のダート1200mを予定している。
[ ナリティー at 2015/09/15(Tue) 05:45コメント(0) ]
2015/09/07(Mon)
【栗東】
◆ラニ(牡、父Tapit、母Heavenly Romance、栗東・松永幹夫厩舎)
 母ヘヴンリーロマンスは松永幹夫調教師がジョッキーの時に2005年天皇賞・秋を制したG1ホース。同厩舎で管理されている半姉アムールブリエ(父Smart Strike)はエンプレス杯、ブリーダーズゴールドCとダート地方交流重賞を連勝している。
 7月に栗東でゲート試験に合格したが、適当なデビュー戦がないことや馬体の成長を促すという意味も込みで、大山ヒルズに放牧へ出されていた。帰厩してからは、CWで入念に乗り込まれている。9月2日のCWではピオネロに大きく先行していたが、最後は懸命に追われて同入だった。「まだまだ走る気持ちが前向きではありませんね。やっぱり雰囲気を持っている馬なので、素質は間違いないと思います。ただ、初めてのレースともなれば、レースの流れに乗っていけるか。そこが鍵になりそうです」と同師。デビュー戦は9月13日(日)阪神芝2000mを武豊騎手で予定されている。

◆アマルティア(牝、父アドマイヤムーン、母エミネントシチー、栗東・安達昭夫厩舎)
 半兄は同厩舎で管理され、ダートG1を9勝(地方交流含む)を挙げたエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)。本馬の担当者である森崎教太調教助手はエスポワールシチーの担当者だったが「運動中に肩から体を当ててきたり、負けん気の強いところなんかが似ていますね」とコメント。
 ゲート試験合格後は、DP、CWで時計を出しているが、いずれも単走での追い切り。調教ではゆったりと走ることが出来ているので、距離に関しては、予定されている9月12日(土)阪神芝1600mがベストマッチに思える。ただ「エスポワールシチーも徐々に完成されてきた馬。そういった意味では、本当に良くなるのは先だと思います」と安達昭夫調教師は冷静なコメントを出している。

◆ナタリーバローズ(牝、父メイショウサムソン、母ルビーレジェンド、栗東・角田晃一厩舎)
 先週の当欄でも紹介した同厩舎のヒルトンヘッドはデビュー戦を完勝。ヒルトンヘッドの取材時に「この馬もいいよ」と角田晃一調教師の頬が緩んだのが本馬。8月26日の坂路で4F53.7秒をマークして、2F24.8秒、1F12.4秒と終いもしっかりしていたことが評価の要因。「母父アグネスタキオンのスピードがうまく伝わったんでしょうね」と同師。
 9月2日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、トウショウピストとの併せ馬。前半をかなりゆったり進めたので、全体時計は遅くなったが、ラストの反応はしっかり。9月12日(土)阪神芝1400m(牝)でデビューする予定なので、あとはゲートを出て、流れに乗ってレースをできるかどうかだろう。

◆コンゴウノカガヤキ(牡、父ハービンジャー、母プロヴィナージュ、栗東・宮徹厩舎)
 母は現役時代にブラックエンブレムの勝った、2008年秋華賞で3着。本馬はその初仔であり、2014年セレクトセール1歳にて、2100万円で落札されている。
 7月上旬から坂路で時計を出し始めており、2ヶ月以上、みっちりと追い切りを消化。「時間をかけた方がいいタイプだと判断したので、じっくりと仕上げてきましたが、徐々に動けるようになってきましたね」と宮徹調教師。9月2日はレースで騎乗予定の松山弘平騎手が跨って、古馬500万下との併せ馬。追走した分、遅れてしまったが、このひと追いでまた上昇してくるだろう。9月13日(日)阪神芝2000mでデビュー予定。

【美浦】
◆サドルオン(牡、父ステイゴールド、母ケリーケイズプレジャー、美浦・武藤善則厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、2500万円で落札された。当初は6月の東京デビューを目指していたが、ソエが出たために大山ヒルズで立て直して再入厩。坂路、ウッドチップ、芝で追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に良化している。「まだ緩いけど、馬っぷりはいい。本馬場(芝)の動きが良かったし、現状は軽い馬場で良さそう。いいモノは持っている」と武藤善則調教師。9月12日、中山の芝2000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ノンシュガー(牡、父ダイワメジャー、母クリームオンリー、美浦・戸田博文厩舎)
 現3歳の半兄に東スポ杯2歳S3着のソールインパクトがいる。ここまで7-8本の追い切りを重ねており、乗り込み量は豊富だ。「ひと追い毎に反応が良くなってきたし、だいぶ馬体も締まってきた。兄に比べると性格的にも乗りやすい」とのこと。9月13日、中山の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。

◆マイネルドラグーン(牡、父ストーミングホーム、母マイネカプリース、美浦・尾関知人厩舎)
 半兄に昨年のスプリンターズSを制したスノードラゴンがいる。9月2日の追い切りでは古馬に食い下がり、上々の動きを見せた。「本当に良くなるのは先だと思うけど、まずまずの動き。ゲート試験を含め、入厩後も順調に来ています。前向き過ぎる気性面に注意しているけど、パワーとスピードを兼ね備えたタイプ。血統的にも先々は短い距離にシフトしていくかもしれません。芝から使っていくか、ダートにするのかはオーナーサイドとも相談して考えていきます」と尾関知人調教師。9月13日、中山の芝1600mとダート1800mの両にらみで検討している。

◆レッドリュンヌ(牝、父ゼンノロブロイ、母リーチフォーザムーン、美浦・手塚貴久厩舎)
 おじにアグネスデジタル、シェルゲーム、ジャリスコライトといった活躍馬がいる。仕上がり次第で夏場のデビューも視野に入れていたが、じっくりと中山の開幕週に目標を定めてきた。「ひと追い毎に良くなっているし、動きも悪くはない。今のところは2000m前後の中距離が良さそう。あとは気性的にカイ食いや馬体重の維持が課題になってきそうけど、まだまだ変わってくると思う」と手塚貴久調教師。9月12日、中山の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/07(Mon) 20:06コメント(0) ]
2015/08/31(Mon)
【栗東】
◆イリデッセンス(牝、父ダイワメジャー、母スペリオルパール、栗東・佐々木晶三厩舎)
 ディープインパクト産駒の半兄ラストインパクトは2014年京都大賞典など重賞3勝を挙げており、母系には1994年の三冠馬ナリタブライアンや1994年天皇賞(春)を制したビワハヤヒデがいる血統。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月5日にノーザンファームしがらきから栗東へ再入厩。8月19日は坂路で4F55.1秒をマークし、1週前追い切りとなる8月27日はCWで川田将雅騎手(レースでも騎乗予定)が跨っての追い切り。手前を替えないなど、まだまだ課題も多い動きだったが、時計自体は6F85.0秒、1F12.1秒とまずます。デビュー予定の9月6日(日)小倉芝1800mでどのような走りを見せてくれるか注目したい。

◆ヒルトンヘッド(牡、父ダイワメジャー、母アシュレイリバー、栗東・角田晃一厩舎)
おじに2012年NHKマイルCを制したカレンブラックヒル、2014年ユニコーンSを制したレッドアルヴィスがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、5000万円で落札されている。
 血統的背景やセリ価格から注目を集めて当然の馬ではあるが、それに大きな付加価値が加わったのが、8月26日の坂路での追い切り。4F50.4秒はこの日の三番時計であり、2歳では図抜けて一番時計。「普段は大人しいので、どのくらい動けるのか確認する意味でも僕が騎乗してみたんですが、行き出すとすごいスピード。結果的に2F続けて11秒台になりましたが、最後は12秒台とバッタリ止まらなかったのがいいですね。距離の融通は利かないと思うので、ヒシアケボノみたいになってくれれば」と角田晃一調教師。ジョッキー時代に騎乗してスプリンターズSを制した馬名が出てくることで、期待の大きさが分かる。9月5日(土)新潟芝1400mをM.デムーロ騎手でデビューする予定となっている。

◆パーリオミノル(牝、父ディープインパクト、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン、栗東・北出成人厩舎)
 半兄に芝で2勝を挙げているサトノロブロイ(父ゼンノロブロイ)がいるが、全姉ジニアスミノルは先週までの時点で8戦して未勝利。「牧場(フジワラファーム)からもジニアスのことはいろいろ聞いていますが、馬体が小さくて、調整が難しいようですね。パーリオはそういった意味で馬体の心配はありません」と北出成人調教師。
 ただ「気難しいところがあって、そういった意味での調整の難しさがあります。ただ、追い切りには藤岡康太騎手(レースでも騎乗予定)に跨ってもらったり、いろんな工夫をして、少しずつ改善しています。動き自体はいいので、この雰囲気でデビューできれば」とのこと。デビュー戦は9月5日(土)札幌芝1500mを予定している。

◆タムロゴーゴー(牡、父ネオユニヴァース、母タムロイーネー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理されて、ダートで4勝を挙げている。ディープインパクト産駒の半兄タムロミラクルは先週の未勝利戦を単勝1.2倍の支持に応えて完勝している。
 8月7日に宇治田原優駿Sから栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、追い切りを開始。8月26日のCWでは3歳未勝利に少し遅れたが、食らい付く動きは見せており「ここまでの追い切り本数が多くないし、CWでは初めての追い切りだった割にはしっかり動けたのでは」と西園正都調教師。9月6日(日)小倉芝1800mを酒井学騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆タマワイドベガ(牝、父エンパイアメーカー、母ウメノファイバー、美浦・相沢郁厩舎)
 サクラユタカオー産駒の母は1999年のオークスを勝ち、相沢郁厩舎にGI初制覇をもたらした。本馬が9番仔となる。ゲート試験に約1カ月の時間を要したが、合格後は順調に追い切りの本数を重ねてきた。「ウメノファイバーの子では一番かもしれない。ゲート試験では気難しいところを見せていたけど、背中や全体のバランスがいい。稽古の感じからも現状では芝向きだと思う」と相沢郁調教師。9月6日、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆シュートラヴ(牝、父ゼンノロブロイ、母ジョイチャイルド、美浦・相沢郁厩舎)
 こちらは祖母がウメノファイバー。シンボリクリスエス産駒の母は地方競馬の笠松で3勝した。本馬が初仔になる。8月26日の追い切りではタマワイドベガと併せて先着しており、ひと追い毎に気配が上向いてきた。「こっちは素直だし、思っていた以上に動く。体つきからも距離的には短めの方が良さそう」と相沢郁調教師。9月5日、新潟の芝1400mに田辺裕信騎手で予定している。

◆ミライヘノサイン(牝、父ブラックタイド、母ジョリーン、美浦・武藤善則厩舎)
 新潟2歳Sを圧勝したロードクエストと同様、昨年のHBAサマーセールで取り引きされた。ここ2週は力の要るウッドチップコースで追われ、上々の動きを見せている。「自分でも乗ってみたけど、すごく乗り味がいい。操縦しやすくて気持ちのオンとオフもしっかりとしているし、ちゃんと加速していく。どちらかと言えば、長く脚を使いそうなタイプですね」と武藤善則調教師。9月6日、新潟の芝1800mを吉田隼人騎手で予定している。馬名は武藤調教師の長女・彩未さん(アイドル歌手)の楽曲、『未来へのSign』に由来しているという。

◆ディーマジェスティ(牡、父ディープインパクト、母エルメスティアラ、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 母の産駒はコンスタントに勝ち上がり、セイクレットレーヴ(ニュージーランドT2着)、ワールドレーヴ(札幌日経オープン3着)、ホクラニミサ(現2勝)などが活躍している。目立つ時計こそ出していないが、函館競馬場のウッドチップや本馬場(芝)など様々なパターンで追い切りの本数を重ねてきた。「育成場の評判が良かったし、だいぶ成長して馬体重も増えてきた。全姉のホクラニミサなんかに比べるとバランスがいい」とのこと。9月5日、札幌の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/31(Mon) 20:34コメント(0) ]