2015/12/09(Wed)
【栗東】
◆ミッキーロケット(牡、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄に札幌ダート1700mで未勝利を勝っているマイフリヴァ(父Smart Strike)がいる血統。2014年セレクトセール当歳にて、9200万円で落札されている。本馬は11月7日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩している。
 12月2日の坂路では、古馬1000万下のタッチシタイと併せて3馬身先着。4F53.8秒、1F12.8秒をマークしている。「乗り味はかなりいいみたいですね。乗り込み量も十分なので、初戦から力を出してくれると思います」と音無秀孝調教師。12月12日(土)阪神芝1800mを浜中俊騎手でデビューする予定となっている。

◆オモロイシャチョウ(牡、父スズカマンボ、母ミヤジプロスパー、栗東・野中賢二厩舎)
 半兄に芝1200mで5勝を挙げたミヤジエムジェイ(父キングカメハメハ)やダートで4勝(うち3勝は1400m)を挙げているミヤジマッキー。母も現役時代は1200m以下の距離で芝を3勝。「母も兄も短距離で活躍する血統。この馬もそんな感じですね」と野中賢二調教師。
 本馬は12月3日にCWで併せ馬。他厩舎の2歳新馬に先行する形だったが、最後まで抜かれることなく、手応え優勢で先着。5F66.7秒、1F12.5秒は非常に優秀な時計。「時計はもっと遅くなる予定でしたが、楽に出ましたね。やりながら良くなっている段階ですが、現状でも十分に動けそう」と同師。デビュー戦は12月13日(日)阪神芝1200mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ダッシャークワトロ(牡、父キングカメハメハ、母ストリートスタイル、栗東・安田隆行厩舎)
 母は現役時代に1400m以下の芝で4勝。おばのブロードストリートは2009年ローズSを優勝し、同年秋華賞でレッドディザイアの2着という実績を残している。
 本馬について、安田隆行調教師は「なかなか体が絞れなくて、ここまで入念に乗り込んできました。ようやく動ける体になって、11月26日の追い切りでは4F53.6秒、1F12.5秒と終いがしっかりした動きでした。スタートもそこそこ速いので、この距離で使います」ということで、12月13日(日)阪神芝1200mでのデビューを予定。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

◆スマートメダリオン(牡、父ゴールドアリュール、母ウッドウインド、栗東・吉田直弘厩舎)
全兄スマートダイバーは同厩舎でデビュー(現在は古賀史生厩舎)して、阪神ダート1800mの新馬戦を勝っているが「兄は弱いところがありましたが、この馬は馬格がありますね」と高島調教助手。
 12月3日のCWでは、2歳未勝利を大きく追走していたが、直線では馬なりで追いついて、6F82.3秒という好時計をマークしている。「しっかりしているので、強い調教を課しても応えてくれますね」と同助手。デビュー戦は兄と同じ舞台、12月13日(日)阪神ダート1800mを予定。鞍上は田辺裕信騎手を予定している。

【美浦】
◆アルカサル(牡、父ドリームジャーニー、母アビラ、美浦・大竹正博厩舎)
 今年のエルムSを制したジェベルムーサの半弟。9月下旬にゲート試験を受け、その後は福島県のノーザンファーム天栄で調整されてきた。じっくりと脚元が落ち着くのを待ち、11月17日に再入厩。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマークした。遅れはしたが、時計的にも合格点を与えられる。「現状では扱いやすいさがセールスポイント。ジェベルムーサよりは軽さもあるし、芝向きだと思う。まだグッと来るところがないけど、500キロを超す大型馬でもあるし、少しずつ良くなってくれれば…。長い目で見ていきたいですね」と大竹正博調教師。12月12日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆コパノマリーン(牝、父ヴィクトワールピサ、母ヴォークリンデ、美浦・斎藤誠厩舎)
 母はダート1200mで1勝。4歳上の半兄グラーネは芝の中距離で2勝している。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマーク。まだ実質的な追い切りは2本だけだが、仕上がりの良さを印象づける。「入厩してから追い切りの本数は多くないけど、時計的にも水準以上に動けている。整った馬格をしているし、いいところがありそうです」と斎藤誠調教師。12月13日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆サンクロワ(牡、父ハービンジャー、母サンヴィクトワール、美浦・斎藤誠厩舎)
 祖母のヴィクトリーバンクはマーメイドS2着、エリザベス女王杯5着など活躍。叔父に京都新聞杯2着、ステイヤーズS2着のユニバーサルバンクがおり、現4歳の半姉サンソヴールは1600万下に在籍している。6月に函館競馬場でゲート試験を受け、その後は北海道のノーザンファーム早来で調整。11月に再入厩してからは坂路を中心に追い切りの本数を重ね、じっくりと態勢を整えてきた。「まだ体質的に弱いところがあるけど、乗り込みは十分。背中が良くて操縦性もあるし、動き自体には及第点を与えられると思います」と斎藤誠調教師。12月12日、中山の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ポンテファブリチオ(牡、父ダイワメジャー、母ローマンブリッジ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 叔父にニュージーランドTを制したサンライズプリンスがいる。11月29日にはオープン馬のネオブラックダイヤと併せ、優勢の手応え。12月2日にも古馬と併せるなど順調に乗り込まれており、気配の良さが目につく。「500キロぐらいの馬格で見た目はパワフル。一時期は体力不足で体調が上がってこなかったけど、だいぶ動けるようになってきた。速いところに行くと軽い走りをするし、初戦から楽しみ」と鹿戸雄一調教師。12月12日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/09(Wed) 15:14コメント(0) ]
2015/12/01(Tue)
【栗東】
◆サトノマルス(牡、父ディープインパクト、母ゴッドフェニックス、栗東・池江泰寿厩舎)
 祖母ロンドンブリッジはデビューから3連勝でファンタジーSを制し、桜花賞ではファレノプシスの2着という実績を残している。おばには2004年オークスを勝ったダイワエルシエーロがいる血統。ちなみに父、母ともに池江泰寿調教師の父である池江泰郎元調教師が管理していた。
 本馬は11月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路、CWの他にDPを追い切りで使用するなど、いろんな場所での追い切りを行っている。11月26日のCWではダノンシャルマンと併せて、なんとか同入という感じ。時計は全体が6F87.8秒と遅いものの、ラスト1F12.5秒は決して悪くない。あとは最終追い切りでどの程度の動きを見せるかといったところ。12月5日(土)阪神芝2000mでデビューする予定。

◆エアショウ(牝、父ディープスカイ、母トークショウ、栗東・野中賢二厩舎)
 半姉に同厩舎で管理され、芝で3勝を挙げているベッラヴォーチェ(父アドマイヤムーン)がいる血統。「まだ動き出すまでに少し時間のかかるところがありますが、スピードに乗ってからはいい走りをしてくれますよ。これから、もっと良くなっていきそう」と野中賢二調教師。
 入厩してからの追い切り本数は多くないが、11月26日のCWでは新馬モズビリーブと併せて、ラスト1Fは12.3秒。全体の時計は遅かったが、それなりには動けており、今週の追い切りではもっと動けるのではないだろうか。デビュー戦は12月6日(日)阪神芝1400mを四位洋文騎手で予定している。

◆フェザリータッチ(牡、父ダイワメジャー、母カメリアローズ、栗東・吉田直弘厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げているダローネガ、半姉に芝で2勝を挙げているノーブルリーズン(父ネオユニヴァース)がいる血統。本馬は9月10日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されており、11月13日に栗東へ再入厩している。
 11月19日のCWでは2歳未勝利を追走して、最後はきっちり先着。一杯に追う相手に対して馬なりで先着しているだけに、その動きは時計うんぬんを抜きにして評価してよいだろう。そもそも、6F84.9秒、1F12.2秒という数字は速く、時計からも評価できる。デビュー戦は12月6日(日)中京芝1400mをC.ルメール騎手を予定している。

◆ミュゲプリンセス(牝、父エンパイアメーカー、母カワカミプリンセス、栗東・西浦勝一厩舎)
 すでに当欄でも紹介した馬だが、デビューがかなり延びてしまった。とはいえ、紹介した当時から「いろんなことを教えている段階なので、もっと時間をかけた方がいいタイプ」と西浦昌一調教助手がコメントしていただけに、万全を期して、ここまで待ったという解釈でよいだろう。母は同厩舎で管理され、オークス、秋華賞とG1で2勝。半姉ミンナノプリンセス(父コマンズ)はここまで5戦2勝と結果を残しており、本馬に対する期待も自然と大きくなってくる。
 11月に入ってからの坂路での追い切りは地味。26日の併せ馬でも、4F54.6秒という時計。全体は目立たないが、2F25.4秒は終いがしっかりしていることを示すし、追走して同入まで持ち込んだ動きも評価できる。結果が求められるだろうが、まずは12月6日(日)阪神芝1400m(牝)のデビュー戦でどのような走りを見せてくれるか注目したい。なお、鞍上は国分優作騎手を予定している。

【美浦】
◆カリアティード(牝、父カジノドライヴ、母リビングデイライツ、美浦・武井亮厩舎)
 フジキセキ産駒の母は新馬勝ちを含む5勝。おばにケープリズバーン(TCK女王盃)、ジェダイト(忘れな草賞)、いとこにサナシオン(東京ハイジャンプ)、ガイヤースヴェルト(毎日杯2着)などの活躍馬がいる一族だ。当初は10月にデビューさせるプランもあったが、ひとまず牧場(ノーザンファーム天栄)に戻して体力強化を図った。再入厩後は順調に乗り込まれており、11月23日と27日にウッドチップコースで長めから時計を出している。「ひと追い毎に息遣いが良化しているし、だいぶ動けるようになってきました。気性的にも初戦から力を出せると思います」と武井亮調教師。12月5日、中山のダート1200m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆ギャラントグリフ(牡、父ホワイトマズル、母ビコーガイア、美浦・牧光二厩舎)
 5月のHBAトレーニングセールに上場され、842万4000円(税込)で取り引きされた。母系を遡ると3代母の半兄にボールドラツド、一族にはアジュディケーティングやゲーリックチューン(シンボリインディの母)の名がある。追い切りでは古馬を相手に上々の動きを見せており、時計的にも及第点だ。「息はしっかりとできていると思う。走りにも軽さがある。いい感じに動けているし、初戦から楽しめそう」と牧光二調教師。12月6日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ユニバーサルソング(美浦・奥村武厩舎、牡、父ネオユニヴァース、母ソングオブプライズ)
 祖母のTorocaは伊G3・セルジオクマーニ賞の勝ち馬。叔父のサトノプリンシパルはレパードS2着などダート路線で活躍している。当初は秋の中山デビューを予定していたが、動きがピリッとしなかったために牧場で立て直した。再入厩してからはヒプノティストや古馬と併せるなど順調に追い切りを重ねており、放牧前に比べると気配が良化している。「雄大な馬格をしているし、ネオユニヴァースの子にしては特に気難しいところはない。切れるというより、しぶとそうなタイプ。長めの距離が合うと思います」と奥村武調教師。12月6日、中山の芝2000mを伊藤工真騎手で予定している。

◆ラグルーラ(牡、父ディープインパクト、母アドアード、美浦・加藤征弘厩舎)
 Galileo産駒の母は愛G3・ブルーウインドSの勝ち馬。3歳上の半兄シェイクザバーレイ、1歳上の全兄ウェルブレッドは新馬勝ちを飾っている。当初は東京の最終週に使うプランもあったが、まだ動きが物足りなかったために予定を延ばした。「ひと追い毎に良化している。今ひとつ反応が鈍かったので延ばしたけど、だいぶ軽さが出てきた。中山だと勝負どころで小脚を使えるかどうかがポイントになりそうだけど、血統的にも能力はあると思う」と加藤征弘調教師。12月6日、中山の芝2000mをトミー・ベリー騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/01(Tue) 05:23コメント(0) ]
2015/11/25(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤキズナ(牡、父ハービンジャー、母アドマイヤオウカ、栗東・友道康夫厩舎)
 母系には2010年ジャパンカップなどG1で2勝を挙げたローズキングダムがいる血統。ハービンジャー産駒はこれが2世代目になるが、初年度産駒であるスティーグリッツやエトランドルは同厩舎の管理馬。前者は菊花賞にも出走しており、父産駒には実績がある厩舎といってよいだろう。
 友道康夫調教師は「ハービンジャー産駒っぽくなくて、軽い感じのコンパクトな馬体。追い切りでもいい感じで動けているので、デビュー戦から楽しみなタイプですね」と評価。個人的には先週デビューした同厩舎のアドマイヤダイオウよりは追い切りの動きが地味に見えるので、そのあたりがどうか。11月19日のDPでは5F63.9秒で動けていたので、ウッドチップでもこのくらい動けるようなら。11月29日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビューする予定となっている。

◆ノンゼロサム(牡、父Speightstown、母Winendynme、栗東・西園正都厩舎)
 5月には栗東でゲート試験に合格。デビュー戦も決まっていたが、成長痛のようなもので無理をせずに一旦放牧に出て様子を見ることになった。11月に栗東へ戻ってきているが、順調に追い切りを積むことができている。
 11月15日の坂路では4F53.8秒をマーク。「5月の時点で出たとこ勝負だと思っていた馬ですからね。これくらい動けて当然だとは思いますが、一旦緩めるところがあって、最初の追い切りでこの数字を出しているのですから立派。20日にはゲートの確認も行いましたが問題ありません」と西園正都調教師。11月28日(土)京都ダート1400mを戸崎圭太騎手でデビューする予定。

◆サンテルモ(牡、父ヴィクトワールピサ、母エヴィータアルゼンティーナ、栗東・高野友和厩舎)
 半姉サンタエヴィータ(父Smart Strike)はダート1800mで2勝。母は現役時代にオールウェザーのG1を制している。
 本馬は9月24日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月27日にノーザンファームしがらきから再入厩している。11月から坂路での追い切りを積み重ねており、11月18日には坂路で一杯に追われて、4F54.6秒、2F24.8秒をマーク。追い切るごとに2F時計を詰めており、徐々に態勢が整ってきたという感じ。デビュー戦は11月29日(日)京都芝1800mを武豊騎手で予定している。

◆エスニックジュエル(牝、父キングカメハメハ、母ペニーブラック、栗東・安田隆行厩舎)
 母系に2008年天皇賞(春)を制したアドマイヤジュピタや2006年日本ダービー2着のアドマイヤメインがいる血統。
 本馬について「牝馬にしては馬格があるタイプ。繋ぎの立っている馬なので、ダート適性があると思います。20日にはゲートの駐立を確認しましたが、素直で大人しく対応していましたね」と安田隆行調教師。11月19日の坂路では、同じ2歳新馬と併せてきっちり先着、4F53.8秒をマークしている。11月28日(土)京都ダート1400mを鮫島克駿騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ジェロディ(牡、父ディープインパクト、母アイランドファッション、美浦・手塚貴久厩舎)
 2歳上の半姉パシフィックギャルは夏の福島で新馬勝ちを飾り、アルテミスS2着、フラワーC2着と早くから重賞戦線で活躍した。3歳上の半姉アイズーオンリーも新馬勝ちを飾っており、4歳上の半兄オーシャンドライブはダートで3勝した。「500キロを超す大型馬で少し余裕がある感じだけど、馬っぷりはいいですね。稽古の動きにも合格点を与えられます。ノドの弱さが気になるけど、そこを除けば水準以上の能力を持っていると思いますよ」と手塚貴久調教師。デビュー戦は11月29日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆スカイホープ(牡、父キングカメハメハ、母メイウインド、美浦・国枝栄厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は経験馬を相手にデビュー勝ちを飾った。一族には重賞2勝(函館記念、新潟記念)のトランスワープ、AJCC2着のインテレット、さらに遡れば2002年のマイルCSを制したトウカイポイントなどの活躍馬がいる。先週の追い切りでは評判馬のケイブルグラム(21日のメイクデビュー東京で5着)を相手に優勢の動きを見せていた。「バランスのいい体つきをしているし、稽古の反応も良かった。いつも元気で前向きな気性だし、初戦から動けるんじゃないかな」と国枝栄調教師。11月28日、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ソーアメージング(牡、父ネオユニヴァース、母ソーマジック、美浦・田村康仁厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母はアネモネSを勝ち、桜花賞でも3着に好走した。9月中旬に入厩してから約2カ月、じっくりと調教を重ねてきた。ひと追い毎に時計を積めてきており、動き自体も良化している。「口向きの矯正を含め、長く厩舎に置かせてもらって十分に乗り込んできました。まだ緩さがあるけど、初仔にしては母譲りの立派な馬格をしています。いいモノを持っていることは確かだし、先を見据えて大事に育てていきたいですね」と田村康仁調教師。11月29日、東京の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ピックミータッチ(牡、父ゼンノロブロイ、母レジェンドトレイル、美浦・藤沢和雄厩舎)
 一昨年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。母の半姉に1993年のマイルCSを制したシンコウラブリイがおり、一族にはキングストレイルやコディーノなど藤沢和雄厩舎で活躍した馬たちがズラリと並ぶ。「春に入厩したときは心身ともに頼りなかったし、牧場に戻して秋まで待機しました。ずいぶんと逞しくなったし、別馬のように良くなりましたね。いいスピードがありそうです」と津曲大祐調教助手。11月29日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/25(Wed) 10:04コメント(0) ]
2015/11/18(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤダイオウ(牡、父ディープインパクト、母アドマイヤマリン、栗東・友道康夫厩舎
 おじに地方交流重賞の北海道スプリントCを優勝するなどダート戦で活躍するアドマイヤサガスがおり、全兄アドマイヤスターも京都ダート1800mでデビュー勝ち。てっきりダート向きかと思えば「顔つきが全然違いますよ。スターはディープっぽくない顔で、いかにもクロフネが出た感じ。けどダイオウは小さくていかにもディープっぽい。だから芝は大丈夫だと思います」と友道康夫調教師。
 追い切りの動きからもそれを感じさせたのが、11月12日のCW。レースで騎乗予定のC.ルメール騎手が跨ったが、先行していた2歳未勝利をあっさりと交わして先着。道中で脚をためて、直線で切れるという走り方はいかにも芝向き。時計が地味だっただけに、あまり注目されていないかも知れないが、初戦から勝ち負けクラス。11月22日(日)京都芝2000mのデビュー戦、内容次第では先々まで楽しみな馬になるはず。

◆レッドアヴァンセ(牝、父ディープインパクト、母エリモピクシー、栗東・音無秀孝厩舎
 兄にリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパン。すべて4勝以上を挙げており、重賞戦線でも活躍している。もちろんPOG的にも注目を集めていたが、10月1日にノーザンファームしがらきから満を持しての入厩。「たぶん走ると思うし、走ってもらわないと困る馬」と音無秀孝調教師の期待も大きい。
 11月5日の坂路での追い切り時計が予定よりも遅くなった分、11月8日の坂路ではある程度時計を出す追い切り。この過程を経て、11月12日の坂路では4F51.2秒をマーク。前週同様、古馬アクションスターを追走したが、馬なりの相手に遅れた前週に対して、今回は一杯に相手に先着。ガラリ一変とはこのこと。追い切り本数も十分なだけに、最終追い切りはあまり時計を出さないかも知れないが、すでにエンジンは温まっている。デビュー戦は11月21日(土)京都芝1600mを松若風馬騎手で予定している。

◆ブランカ(牝、父ディープインパクト、母スプリングチケット、栗東・安田隆行厩舎
 同厩舎で管理され、2011年スプリンターズS、2012年高松宮記念を優勝したカレンチャン(父クロフネ)の半妹。しかし、安田隆行調教師は「馬体が全然違いますね。カレンチャンは474キロでデビューしているように、牝馬にしては大きめの馬体でしたが、こちらは430キロくらい。全姉カレンシェリーメイよりも大きいというのはよいことだと思いますが」とコメント。
 現時点での動きに関しては「乗り手の評価が高い」とのことで、11月12日の坂路では4F54.4秒をマーク。まだそこまで速い時計は出ていないが、同師は「現状はマイルでもいいくらいの馬」ということなので、阪神ダート1200mでデビューしたカレンチャンとはタイプも違っているのだろう。11月23日(月)京都芝1400m(牝)をC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎
 これまで2回、栗東トレセンに入厩して、デビューまで調教を進めていたが、いずれもアクシデントがあり、放牧で立て直しをいう状況。ここまで大事をとってきたのは、音無秀孝調教師が素質の高さを感じているからこそ。その背景には、同厩舎で管理された全姉ブラボーデイジーが2009年ヴィクトリアMで2着するなど、G1でも好勝負していたという実績があるからだろう。
 11月に入ってから時計を出し始めているため、この中間だけを見ると追い切り本数は少なめ。しかし、前記したようにここまで入念に調教を積んでいるので、その点は心配なし。11月23日(月)京都芝1400m(牝)を松若風馬騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アルスフェルト(牝、父キングカメハメハ、母アルスノヴァ、美浦・尾関知人厩舎)
 ダンスインザダーク産駒の母は芝2000mで2勝。おじに有馬記念などGIを3勝したドリームジャーニー、クラシック3冠などGIを6勝したオルフェーヴルがいる。ゲート試験に合格後は山元トレセンで乗り込み、10月22日に再入厩。11月12日の追い切りはウッドチップコースで長めから追われ、既走馬を追走して併入と水準以上の動きを見せた。「まだ少し気持ちが入り過ぎてしまうところはあるけど、しっかりと動けていたと思う。牝馬にしてはパワーもある。能力を感じさせるし、血統的にも距離には融通が利きそう」と尾関知人調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。

◆ケイブルグラム(牡、父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、美浦・国枝栄厩舎)
 きさらぎ賞を勝ち、オークス2着、エリザベス女王杯4着など活躍しているルージュバックの異父弟。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月28日に再入厩した。先週の11月11日にはウッドチップコースで長めから時計を出しており、ひと追い毎に態勢を整えてきている。「ディープインパクトの子にしては馬格があるタイプ。まだ走り方なんかを見ると子供っぽさがあるけど、段々と良くなっている。乗り込むに連れて動きも体つきも少しずつシャープになってきたし、いい方向に進んでいると思う」と国枝栄調教師。11月21日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆クイックモーション(牝、父ディープインパクト、母クイックリトルミス、美浦・木村哲也厩舎)
 ディープインパクト産駒の牝馬にしては立派な馬体の持ち主。10月7日に入厩してからはゲート練習に時間を要したが、じっくりと乗り込まれている。先週の11月11日には3頭併せの最後方から追いかけさせる調教で負荷をかけた。「まだ全体的に良くなる余地を残しているけど、まずまずの動き。馬格がいいし、しっかりとしてくれば楽しみ」と木村哲也調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を柴山雄一騎手で予定している。

◆ベストレート(牝、父ゼンノロブロイ、母プロモーション、美浦・牧光二厩舎)
 毎日杯と青葉賞を勝ち、ダービー2着や菊花賞3着などクラシック戦線で活躍したアドマイヤメインの異父妹。9月25日に入厩し、じっくりと時間をかけて調教を進めてきた。先週の11月11日にはウッドチップコースで年長馬のディアデルレイと併せて先着しており、上々の気配だ。「まだ少しトモが甘いけど、牝馬とは思えないような馬っぷりをしている。ゆったりと走れる距離がいいと思うし、血統的にも将来性は高そう」と牧光二調教師。11月21日、東京の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/18(Wed) 05:42コメント(0) ]
2015/11/11(Wed)
【栗東】
◆ピースマインド(牡、父ディープインパクト、母マイティーカラー、栗東・宮徹厩舎)
 母は芝中距離で5勝を挙げており、半兄にはダートで4勝を挙げているブライトアイディア(父ゴールドアリュール)がいる血統だが、母、そしてその仔はすべて宮徹厩舎で管理されており、まさに厩舎ゆかりの血統と言えるだろう。ちなみに担当者も母や兄を担当した荻須恭一郎調教助手。
 中間の調教は坂路で時計を出し始めて、10月28日の芝馬場での3頭併せは目立った動きではなかった。ただ、11月4日のCWでは古馬1600万下に先行していたとはいえ、最後まで楽な手応えで同入。6F81.1秒は新馬としては十分な時計をマークした。当初は先週デビューも視野に入っていたようだが、先週の追い切りを消化して、今週さらに動けるようになれば、デビュー戦から期待できそう。11月15日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビュー予定。

◆ノボリクラウン(牡、父ジャングルポケット、母ミュージックアワー、栗東・松永昌博厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げたオメガキングティー、おじにディープインパクトが勝った天皇賞(春)で3着だったストラタジェムがいる血統。本馬は2013年セレクトセール当歳にて、2200万円で落札されている。
 10月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩。10月21日の坂路では、4F55.0秒と目立った時計は出なかったが、11月4日のCWでは3頭併せを後方から追走して、最後は同入。古馬500万下を相手にそれなりに動き、時計は6F82.4秒をマークした。松永昌博調教師は「それなりに動けるようになってきた。将来的には長い距離も視野に入っている馬ですが、初戦はマイルから」ということで、11月14日(土)京都芝1600mを武豊騎手でデビューする予定となっている。

◆ナーウル(牝、父ブラックタイド、母プリティアンブレラ、栗東・音無秀孝厩舎)
 おじに同厩舎で管理され、ダート1400mで5勝を挙げたトラバントやダート1400mで3勝を挙げているアドマイヤシェルがいる血統。ちなみに母は現役時代に橋口弘次郎厩舎で管理され、ダート1200mで1勝を挙げている。
 本馬はゲート試験に合格した後、坂路で追い切りを重ねて一旦放牧。10月21日にグリーンウッドから栗東へ再入厩している。11月5日の坂路では4F53.1秒と、これまでで最も速い時計をマークしており、追うごとに時計を詰めている印象。今週の追い切りでもう少し終いの踏ん張りが利けば。デビュー戦は11月14日(土)京都ダート1800mを浜中俊騎手で予定している。

 なお、以前に当欄で紹介したカンパニーの半弟プロジェクト(父ハービンジャー)は、11月15日(日)京都芝1800mを松山弘平騎手でデビューする予定となっている。

◆エイシンリベラル(牡、父マンハッタンカフェ、母エイシンパンサー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代にダートで1勝、芝で3勝を挙げており、2歳時には阪神JFに出走した経験もある。父産駒は天皇賞(春)を優勝したヒルノダムールやNHKマイルCを優勝したジョーカプチーノなど、距離、芝ダート問わず、G1ホースを輩出しているだけに、使い出しに注目していたが「母の実績(1400m以下で4勝)を考えて、この番組に」ということで、デビュー戦は11月15日(日)東京芝1400mを池添謙一騎手に決まった。
 11月1日の追い切りは坂路で4F54.5秒と少し地味。しかし、池添騎手が跨った11月5日のCWでは外にいたタムロダイチに食い下がる動きを見せて6F82.8秒。ラスト1Fも12.2秒と伸びており、トラックコースでのセンスの良さを見せた形。最終追い切りは坂路になるかも知れないが、4F時計が詰まってくれば、CWでの追い切り効果があったと考えたい。

【美浦】
◆アフェクテューズ(牡、父ディープインパクト、母オールウェイズウィリング、美浦・手塚貴久厩舎)
 現3歳の全姉ショウナンアデラは昨年の阪神JFを勝ち、最優秀2歳牝馬に輝いた。当初は夏の新潟デビューも視野に入れていたが、軽い筋肉痛を発症したために大事を取って再調整。じっくりと立て直してきた。先週はウッドチップコースで長めから追われ、ひと追い毎に気配が良化している。「見た目にズングリムックリの体形で緩さも残っているけど、その気になれば動く。十分に量を乗ってきたし、中身はできていると思う。テンから進んでいくような感じではないけど、しまいに切れる脚を使えそうなイメージがある」と手塚貴久調教師。11月15日、東京の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。

◆オーダードリブン(牡、父ディープインパクト、母コマーサント、美浦・加藤征弘厩舎)
 4歳上の全兄ベストディールは京成杯の勝ち馬。7月末にゲート試験を合格後は山元トレセンで調整され、10月10日に再入厩した。先週、先々週とノンコノユメを相手に時計を出しており、仕上がりは順調だ。「牧場で乗り込み、しっかりとしてきた。フットワーク、息遣いともに良好。いいモノを持っている」と加藤征弘調教師。11月14日、東京の芝2000mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 3歳上の全兄コディーノは重賞2勝(札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳S)。兄姉は全て勝ち上がっており、コンスタントに走る血統だ。当初は夏の札幌デビューを予定していたが、まだ動きが物足りなかったために仕切り直した。10月17日に再入厩後は順調に乗り込まれており、坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ねている。「1歳上の半姉カービングパスとは違い、わりと穏やかな性格。牧場でもしっかりと乗り込んできたし、仕上がりは良さそう。早い時期から走れる一族だし、1回目から動けると思う」と藤沢和雄調教師。11月15日、東京の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ハートレー(牡、父ディープインパクト、母ウィキッドリーパーフェクト、美浦・手塚貴久厩舎)
 母は米GIアルシバイアディーズSの勝ち馬。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月22日に再入厩した。11月4日の追い切りでは3歳馬のデュアルメジャーを追走し、抜群の好気配だ。「まだ気持ちの面が散漫で分かっていないようなところもあるけど、息遣いやフットワークはいい。古馬を相手にしても楽に動けるのは能力の高さ。さすがは牧場でも評判になっていた通り、相当なポテンシャルを感じる」と手塚貴久調教師。11月14日、東京の芝2000mをライアン・ムーア騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/11(Wed) 06:46コメント(0) ]
2015/11/03(Tue)
【栗東】
◆ダイワウィズミー(牝、父キングカメハメハ、母ダイワスカーレット、栗東・松田国英厩舎)
 当初は11月7日(土)京都芝1600m(牝)をM.デムーロ騎手でデビューする予定だったが、先週のレースでM.デムーロ騎手が騎乗停止。これには注目しているファンもそわそわしたと思うが、2日午前に松田国英調教師へ確認したところ、11月7日(土)東京芝1400m(牝)を戸崎圭太騎手でデビュー予定とのこと。
 本馬が栗東へ入厩したのは5月。それからは1度も放牧へ出ず、ずっと栗東で調整していた。ひと昔前なら、このようなタイプも珍しくなかったが、ゲート試験に合格すれば放牧という近年のトレンドから考えると非常に珍しい。これには「ダイワスカーレットもゲート試験までにじっくり時間を費やしたので、この馬にも丁寧に調整していきたかった」と師。追い切りで目立って速い時計は出ていないが、本数は十分すぎるくらいこなしている。まずはその初戦に注目したい。

◆ロイカバード(牡、父ディープインパクト、母アゼリ、栗東・松永幹夫厩舎)
 すでに「2億対決」ということで注目を集めているレースが、11月8日(日)京都芝2000m。1頭は2013年セレクトセール当歳にて、2億3000万円で落札されたサトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。もう1頭が2013年セレクトセール当歳にて、2億4000万円で落札された本馬。
 10月28日のCW追い切りでは、レースで騎乗予定の武豊騎手が跨って併せ馬。アムールブリエを追走したが、内からきっちりと先着してゴール。6F84.5秒は2歳新馬として水準クラスの数字だが、ラスト1F12.1秒は水準以上。この動きに「ようやく、動けるようになりましたね。これだけ高額な馬ですから、初戦だからとか言ってられないレベル。きっちり結果にこだわりたい」と松永幹夫調教師。

◆ラルク(牝、父ディープインパクト、母ライラックスアンドレース、栗東・松永幹夫厩舎)
 今週の松永幹夫厩舎はもう1頭の「億ホース」がデビュー予定。それが2014年セレクトセール1歳にて、1億4500万円で落札された本馬。母系には5連勝でNHKマイルCを制したミッキーアイルがいる血統で、父はディープインパクト。金額、血統ともに注目されて当然の存在。
 10月21日のCWではロイカバードと併せて地味な動きだったが、10月28日のCW追い切りにはレースで騎乗予定の武豊騎手が跨った。ゴッドフロアーとの併せ馬で、追い出されてから重心を下げて伸びており、上々の動き。6F83.3秒、1F11.9秒は文句ない動きだった。「これまでの動きから、デビュー予定を延ばした方がいいかなとも考えましたが、この動きなら大丈夫ですね」と松永幹夫調教師も笑み。デビュー戦は11月7日(土)京都芝1600m(牝)を予定している。

◆サトノシンゲキ(牡、父エンパイアメーカー、母ホームスイートホーム、栗東・池江泰寿厩舎)
 半兄バーディバーディ(父ブライアンズタイム)は2010年ユニコーンSなど地方交流を含むダート重賞で2勝を挙げている。バーディーイーグル(ダート4勝)、サトノアルバトロス(ダート3勝)など、ダートでの活躍が期待される血統だろう。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩。中間のCWでの併せ馬では遅れが目立っているが、これはバーディバーディのデビュー前と同じ。最終追い切りこそ、DPで追い切って併せ馬先着した兄だったが、CWでは遅れを連発していた。そういった意味では兄に似ていると判断できるし、坂路とCWを併用して十分に追い切られているので中身は出来ているだろう。11月8日(日)福島ダート1700mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ケルベロス(牡、父ディープインパクト、母モーニングタイド、美浦・大江原哲厩舎)
 京成杯AHを連覇するなど、芝1600mの重賞を3勝したマイネルモルゲンの異父弟。いとこにはナリタキングオー(京都新聞杯など重賞3勝)やキングストリート(東京新聞杯2着)がいる。「背は小さいけど、お尻の幅がある。これから筋肉がついてくれば、トモの緩さも改善してくると思う。ディープインパクト産駒らしい悍性の強さと芝向きの軽さがあるし、追い切りの雰囲気からは切れる脚を使えそう。血統的にも楽しみ」と大江原哲調教師。11月8日、東京の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆ゼーヴィント(牡、父ディープインパクト、母シルキーラグーン、美浦・木村哲也厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はバーデンバーデンCのレコード勝ちなど、芝1200メートルのオープン特別を3勝した。伯母にブライアンズイブ(ファンタジーS3着)、いとこにシセイオウジ(カペラS3着)がいる。「ゲート試験に合格後も在厩して乗り込んできた。やり始めの頃は体力的にも動き切れていなかったけど、だいぶ形になってきたし、ひと追い毎に良くなっている。現状、ゆったりと走れる距離の方が良さそう。初戦は芝の中距離で適性を見てみたいですね」と木村哲也調教師。11月8日、東京の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。

 木村哲也厩舎からはドイツ産馬のエラクレーア(牝、父Raven's Pass、母Elle Gala)もスタンバイ。こちらは11月8日、東京の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆レッドエトワール(牝、父ワークフォース、母フレンチノワール、美浦・久保田貴士厩舎)
 フレンチデピュティ産駒の母はダートで4勝。本馬が初仔になる。5月にゲート試験をクリアしたが、その後は成長を促すために牧場で調整。10月10日に再入厩した。じっくりと進めてきた効果もあり、追い切りでは古馬を相手に好気配の動きを見せている。「ひと追い毎に良くなってきたし、しっかりと動けている。気性的にも素直だし、いい感じに仕上がってきていると思う」と久保田貴士調教師。11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。

◆レディカリーナ(牝、父ゴールドアリュール、母レディクラシック、美浦・相沢郁厩舎)
 現8歳の半兄グランドシチーはマーチSの勝ち馬。先週のダート1400mを除外(非当選)になったが、「そのぶん、追い切りを積めるのはプラスだと思う。この時期の兄よりも見た目の馬っぷりはいいし、距離にも融通が利きそうな感じ。いいところがありそう」と相沢郁調教師。11月7日、東京のダート1600mを石川裕紀人騎手で予定している。

 相沢郁厩舎からはショコラーチ(牝、父キンシャサノキセキ、母ウイッチ)もスタンバイ。こちらは11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を石川裕紀人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/03(Tue) 04:55コメント(0) ]
2015/10/26(Mon)
【栗東】
◆フォーアライター(牡、父ハービンジャー、母デグラーティア、栗東・宮本博厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、3連勝で小倉2歳Sを制覇。その後は阪神JFや桜花賞に駒を進めたが、結果は出ず、最終的には芝1200mで4勝という成績。これに父が中長距離に適性があるハービンジャーなので、本馬の距離適性について頭を悩ませるところだが、宮本博調教師は「短いところではないと思うので、まずはマイルを使ってみます」ということで、10月31日(土)京都芝1600mでのデビューを予定。
 すでに10本を超える追い切り本数を消化しており、10月8日には新馬勝ちしたボールライトニングと併せ馬を行っている。「ボールライトニングの併せ馬のパートナーを務めるという役割だったので、遅れましたが、追っていれば同入していたと思いますよ。ここまで十分すぎるくらい乗り込んでいるので、初戦からの気持ちです」と同師。なお、鞍上は浜中俊騎手を予定している。

◆プロジェクト(牡、父ハービンジャー、母ブリリアントベリー、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄カンパニー(父ミラクルアドマイヤ)は同厩舎で管理され、2009年に天皇賞(秋)、マイルCSとG1を連勝。2004年アルゼンチン共和国杯を制した半兄レニングラード(父トニービン)も同厩舎で、音無秀孝厩舎を支えてきた血統といってもよい。
 9月5日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩し、毎回坂路での併せ馬を行っているが「目立って速い時計は出ない」と音無秀孝調教師。「時計が出ないからといってこのまま調教ばかりやっていても仕方ない。もう中身は出来ているからね。予定通り、11月1日(日)東京芝1800mを福永祐一騎手でデビューします」と同師。

◆オースミハナチャン(牝、父ハーツクライ、母オースミリンド、栗東・宮本博厩舎)
 母の初仔ナリタジューン(父フジキセキ)から、ずっと宮本博厩舎で管理されているゆかりの血統。ナリタスプリング(父フジキセキ)はダートで5勝を挙げている。
 本馬は9月にゲート試験に合格した後、坂路とCWを併用しての仕上げ。10月22日はCWで新馬エクロジオンと併せて同入。「レースで騎乗予定の小牧太騎手に跨ってもらいました。感触は掴んでもらいましたし、ダートは走る血統なので」と宮本博調教師。10月31日(土)京都ダート1800mでデビュー予定。

◆ダノンスパーク(牡、父ヴィクトワールピサ、母スターアイル、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄は2014年NHKマイルCを制したミッキーアイル(父ディープインパクト)なので、芝適性の高いスピードタイプをイメージしがちだが「タイプは全然違う」と音無秀孝調教師。確かに半姉ヨゾラニネガイヲ(父アドマイヤムーン)はダートの短距離馬だったので、父によってタイプが変わってくるのかも知れない。
 厩舎にしては珍しくCWでの追い切りが続いているが、10月15日はラストは止まったものの、6F80.3秒とスピードを見せる追い切り内容。10月21日は前半ゆっくり、後半しっかりの追い切り内容になって、余裕ある動き。追い切り本数を考えても、十分に力を出せる態勢は整っている。デビュー戦は10月31日(土)京都ダート1800mを松若風馬騎手で予定している。

【美浦」
◆アーチキング(牡、父Archarcharch、母Profitability、美浦・木村哲也厩舎)
 アメリカのバレッツセールで購買され、シルクホースクラブで追加募集された。Arch産駒の父は米G1・アーカンソーダービー(ダート9F)を勝っている。3代母は米G1を3勝。一族からは現1600万下で活躍中のノウレッジ(新潟2歳S2着)が出ている。「トレーニングセールの出身。米国産馬らしく、いかにもダートに向きそう。ウッドチップコースでもしっかりと動けているし、ひと追い毎に良くなってきている。まだ体質的に緩いところがあるけど、いいモノはありそう」と木村哲也調教師。10月31日、東京のダート1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ネバーリグレット(牡、父ダイワメジャー、母グッドゲーム、美浦・木村哲也厩舎)
 母は米G3・ヴァリーヴューS(芝8・5F)の勝ち馬。兄姉は期待ほどの結果を残せていないが、「いかにもダイワメジャー産駒らしい雰囲気があるし、気持ちの面や動きは少しずつ良くなってきている。ちょっと不器用なところがあるけど、そのあたりが成長してきてくれれば…」と木村哲也調教師。10月31日、東京の芝1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ベアインマインド(牝、父ディープインパクト、母ウルトラブレンド、美浦・加藤征弘厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、6800万円で落札された。母は米G1・クレメント.ハーシュS(AW8.5F)を勝っている。先週の追い切りではGIウイナー(ジャパンダートダービー)のノンコノユメを追走して併入と時計以上の負荷をかけた。「いかにもディープインパクト産駒の牝馬らしいタイプ。素軽い反応で身のこなしがいいし、心肺機能も高そう」と加藤征弘調教師。11月1日、東京の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ルフォール(牝、父キングカメハメハ、母レクレドール、美浦・堀宣行厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は重賞2勝(ローズS、クイーンS)。京成杯を勝ち、菊花賞(6着)に出走したベルーフの半妹にあたる。近親には伯父のステイゴールドをはじめ、ショウナンパンドラ、ドリームパスポート、ラウンドワールドなどの活躍馬が並ぶ。先週の追い切りはウッドコースで強めに負荷をかけ、ひと追い毎に態勢が整ってきた。「牝馬で真面目な性格だし、ためて切れそうな感じがあります」と厩舎サイド。11月1日、東京の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/26(Mon) 20:30コメント(0) ]
2015/10/20(Tue)
【栗東】
◆ヴィブロス(牝、父ディープインパクト、母ハルーワスウィート、栗東・友道康夫厩舎)
2013年、2014年にヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナの全妹。姉も担当した安田調教助手は「同じ時期のヴィルシーナに比べると、飼葉をしっかり食べてくれます。体型などはよく似ていますね」とのこと。
 10月15日にはCWで新馬勝ちしたアドマイヤビスタと併せ馬。大きく先行していたこともあって、ゴールまで前に出て先着。時計は6F83.0秒、1F12.4秒なので、新馬としては水準以上の数字。追うごとに動きが良化している印象なので、レース週の追い切りで更に動いてくるようなら、姉と同じデビュー勝ちを決めることができそう。10月24日(土)京都芝1600mをC.デムーロ騎手でデビューする予定。

◆ファスナハト(牡、父マンハッタンカフェ、母フェスタデルドンナ、栗東・庄野靖志厩舎)
 半兄に2010年セントライト記念を勝ったクォークスター(父アグネスタキオン)がおり、母系にはヴァーミリアン、ダイワメジャー、ダイワスカーレットといったG1ホースが名を連ねている。
 8月29日にグリーンウッドから栗東へ入厩。ゲート試験に合格した後はCWでの追い切りを中心に行っているが「まだまだ緩いところはあるけど、ようやく動けるようになってきました」と庄野靖志調教師。その言葉通り、10月15日のCW追い切りでは古馬500万下を2馬身追走して、最後はきっちりと捕まえて先着。時計は6F83.4秒とそれなりの数字が出ている。「本当に良くなるのは先だと思いますが、馬体にメリハリが出てきましたし、初戦からきっちり能力を出してくれるでしょう」と同師。デビュー戦は10月25日(日)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆スマートアルファ(牝、父アグネスデジタル、母ディスイズザライフ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母系に2010年フィリーズレビューを制したサウンドバリアーや2002年スプリンターズSなどスプリントG1で2勝を挙げたビリーヴなどがいる血統。本馬は8月20日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、9月26日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩している。
 10月7日のCWでは既走馬イリデッセンスを相手に馬なりで同入。10月15日はゲートからの追い切りだったが、スタートこそ普通だが、スピード乗りは上々。デビュー予定は10月24日(土)京都ダート1400mだが、スタートの芝で後手を踏まなければ、スムーズなレースがイメージできる調教だった。鞍上は武豊騎手が予定されている。

◆ミュゲプリンセス(牝、父エンパイアメーカー、母カワカミプリンセス、栗東・西浦勝一厩舎)
 母は同厩舎で管理され、無敗でオークス、秋華賞を制している。半姉ミンナノプリンセス(父コマンズ)は函館芝1200mで勝ち上がっているが、これは短距離で活躍馬を輩出している父の影響が大きいのではないだろうか。
 本馬は9月3日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩。当初は「調教でいろんなことを教えている段階。いいものを持っているのは間違いないと思います」と西浦昌一調教助手も話していたが、追い切りを重ねるごとにそれなりに動けるようになっている。10月25日(日)京都芝1400m(牝)を幸英明騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆ウォリアーズクロス(牡、父Warrior's Reward、母Dattts Cool、美浦・国枝栄厩舎)
 今春のOBSマーチセールで落札され、シルクホースクラブで募集された。Medaglia d'Oro産駒の父は米G1・カーターH(ダート7F)を勝っている。9月4日に入厩し、16日にゲート試験をパス。以来、順調に追い切りの本数を重ねてきた。先週はダノンプラチナと併せるなど質の高いメニューをこなしており、体力的にも十分だ。「ひと追い毎に良くなっているし、いい感じ。落ち着いているし、アメリカ産馬らしいパワフルな動きでスピードもありそう」と国枝栄調教師。10月25日、東京のダート1600mを柴山雄一騎手で予定している。

 また、国枝栄厩舎からはブレイクマイハート(牝、父ディープインパクト、母シンコウノビー)、ロジインパクト(牡、父ディープインパクト、母ボンバルリーナ)の2頭もスタンバイ。前者は10月24日の芝1600mを松岡正海騎手で予定。後者は24日の芝2000mを内田博幸騎手で予定している。

◆マイティーゴールド(牡、父ゴールドアリュール、母マイティースルー、美浦・尾関知人厩舎)
 伯母にフラワーC2着のスルーレート、その産駒に札幌2歳S3着のハイアーレートがいる。6月にゲート試験をクリアしたが、やや疲れが出たこともあり、じっくりと成長を促して9月20日に再入厩した。ここ2週はウッドチップコースで長めから追われ、しっかりと負荷をかけている。「春に入厩した時に比べるとカイバも食べるようになったし、しっかりとしてきました。大型馬でパワフルな走り方をするし、血統通りにダート向きでしょう。気持ちの面も前向きだし、いいところがあると思います」と尾関知人調教師。10月25日、東京のダート1600mを吉田豊騎手で予定している。

 また、尾関知人厩舎からはアルジャンテ(牝、父ディープインパクト、母ナイキフェイバー)もスタンバイ。こちらは10月25日の芝1400mを吉田豊騎手で予定している。

◆レッドゼルク(牡、父カジノドライヴ、母サセッティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 伯母に愛オークス馬のWinona、半姉に阪神JF3着のレッドセシリア(現1600万下)がいる。坂路を中心に追い切りの本数を重ね、10月9日にはダートコースでゲートから流すなど十分に乗り込まれてきた。「お父さんに似た感じで大きな馬だけど、古馬と併せても一緒に動けているし、だんだんと良くなってきた。カジノドライヴの子は何頭も勝ち上がっているからね。この馬も能力はありそうだし、楽しみにしています」と藤沢和雄調教師。10月25日、東京のダート1600mを柴田善臣騎手で予定している。

◆ルナディミエーレ(牝、父ファルブラヴ、母ハニーハント、美浦・黒岩陽一厩舎)
 祖母が桜花賞3着のホーネットピアス。G1馬のラインクラフトやアドマイヤマックスの近親に当たる。「ファルブラヴ産駒らしく、ガッチリとした体つき。スピードタイプで気性的にも前向きだし、初戦から動けると思います」と黒岩陽一調教師。10月25日、東京の芝1400mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/20(Tue) 05:25コメント(0) ]
2015/10/13(Tue)
【栗東】
◆マカヒキ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ、栗東・友道康夫厩舎)
 全姉ウリウリは2014年京都牝馬S、2015年CBC賞で重賞2勝。おじには芝中長距離で5勝、障害で1勝したトパンガがおり、決して短いところに適性高い母系というわけでもない。この馬自身も10月18日(日)京都芝1800mでデビューする予定。
 函館競馬場でゲート試験に合格した後、夏場を北海道で過ごし、9月18日にノーザンファーム天栄から栗東へ入厩。ここまで順調に追い切りを消化しており、10月8日はレースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの追い切り。ココファンタジアを追走したが、楽に先着して、6F82.2秒、1F12.3秒と新馬としてはトップクラスの時計をマークした。追い切り後、鞍上からどんな褒め言葉が出るかと期待したが、その一言は「コドモ」。つまり、まだまだジョッキーとしては物足りない感覚だという意味だろうが、なら完成したら、どれだけ走るのか。初戦のパフォーマンス次第では、来春が楽しみになる素質馬だろう。

◆ライラムーン(牝、父キングカメハメハ、母ライラプス、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母は現役時代に2005年クイーンCを優勝。おじのフサイチリシャールは4連勝でG1の朝日杯FSを制している。本馬は9月4日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。9月24日のゲート試験合格後は、坂路で順調に追い切りを積み重ねている。
 10月7日の坂路ではジェントルハートに先行するも、最後は置かれて遅れ。4F54.8秒と時計も地味だが、相手は先週の未勝利戦で快勝。この追い切りが刺激になったのか、10月11日の坂路ではグランノーブルと併せて、きっちり先着している。デビュー戦は10月17日(土)京都芝1200mを予定。ゲートさえスムーズなら、レースの流れに乗るスピードは持っているだけに、スタート次第といったところ。なお、鞍上は浜中俊騎手を予定している。

◆ホッコーフウガ(牡、父ゴールドアリュール、母マダムチェロキー、栗東・西浦勝一厩舎)
 半兄は同厩舎で管理され、2015年帝王賞、2014年チャンピオンズCなどダートG1で9勝を挙げているホッコータルマエ(父キングカメハメハ)。注目を集めて当然の血統だが「やっぱりお兄ちゃんの成績が偉大すぎるから、それと比べるとちょっとかわいそう」と西浦勝一調教師。ただ「まだまだ緩いところはあるけど、タルマエもそんな感じで実戦では結果残しているので、同じような感じかも知れない」とのこと。
 10月7日のCWではミュゲプリンセスと併せて、少し遅れる形。ただ、時計的には1F12.6秒とそれなりに動いており、気になるところはない。それよりも順調に追い切りを積み重ねている点を評価すべきだろう。10月17日(土)京都ダート1800mを幸英明騎手でデビューする予定となっている。

◆チュウワメジャー(牡、父ダイワメジャー、母ケイティーズベスト、栗東・大久保龍志厩舎)
 母系には2008年スプリンターズSを制したスリープレスナイトがいる血統で、本馬は2013年セレクトセール当歳にて、2200万円で落札されている。
 10月8日はレースで騎乗予定の岩田康誠騎手が跨って、CWでの併せ馬。2歳新馬を大きく追走する内容だったが、4コーナーで内を回ったこともあり、直線ではきっちり追いついて、最後は2馬身ほど先着。道中、相手は行きたがるような仕草を見せたが、こちらは折り合いがついていたし、6F83.0秒は優秀。10月18日(日)京都ダート1200mでデビュー予定。

【美浦】
◆アグレアーブル(牝、父マンハッタンカフェ、母プリティカリーナ、美浦・斎藤誠厩舎)
 祖母の半弟BernardiniはプリークネスSなど米GIを3勝、同国の3歳牡馬チャンピオンに輝いた。この馬自身はシルクホースクラブでの募集総額が2500万円。現3歳の半兄アンタラジー(父ディープインパクト)はセレクトセールで1億1000万円、現1歳の半弟(父ハーツクライ)も8000万円の高値で落札されている。7日の追い切りは古馬のヒュウマ(現オープン)と併せ、追走して3馬身ほど先着。牝馬離れした雄大な馬格が目立つ存在だ。「まだ高脚を使ったりして走り方はバラバラになるけど、背中がいいし、年長馬と併せても互角に動けています。見た目どおりに大物感があるし、しっかりしてくれば将来的にも楽しみですね」と斎藤誠調教師。10月17日、東京の芝1800mを岩田康誠騎手で予定している。

◆アーバンキッド(牡、父ハーツクライ、母コックニー、美浦・斎藤誠厩舎)
 母の半弟(叔父)にセントライト記念を制したダイワワイルドボア、祖母の半兄に凱旋門賞馬のSuave Dancerがいる。「ハーツクライ産駒にしてはコロッとした体形。ピッチ走法でもあるし、距離的には1400mから1600mぐらいが良さそう。気持ちも前向きだし、初戦から動けそうなタイプです」と斎藤誠調教師。10月18日、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆クレーデリンテ(牝、父ダイワメジャー、母オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
 昨年のオークスを制したヌーヴォレコルト(父ハーツクライ)の半妹。当初は前開催の中山や東京の開幕週も視野に入れられていたが、まだ動きに物足りなさがあったため、予定を先延ばしにして乗り込んだ。「ひと追い毎に良くなってきています。ダイワメジャー産駒ということもあり、お姉ちゃんとは体形が違いますね。マイラータイプだと思います」と斎藤誠調教師。10月17日、東京の芝1400mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆キングオブアームズ(牡、父ディープインパクト、母アーマイン、美浦・藤沢和雄厩舎)
 一昨年のセレクトセールにて9400万円で落札された。母は米GI馬。現3歳の全兄コートオブアームズは1勝、現4歳の半兄キネオワールドは2勝している。「血統馬らしく、入厩した当初から素質の高さを見せていました。古馬と併せても目を惹く動きをしているし、スピードに乗ったときのアクションがいいですね。調教で乗った人の評価が総じて高いし、能力はあると思います」と津曲大祐調教助手。10月17日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/13(Tue) 19:48コメント(0) ]
2015/10/05(Mon)
【栗東】
◆オウケンビリーヴ(牝、父クロフネ、母ビスクドール、栗東・安田隆行厩舎)
 おばに2001年エリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリー、近親には2014年皐月賞2着トゥザワールドや今年の秋華賞に出走予定のトーセンビクトリーなど活躍馬の多い血統。本馬は2013年セレクトセール当歳にて、1600万円で落札されている。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩したのが、9月8日。そこから順調に坂路での追い切りを積み重ねているが、特筆すべきは9月30日のマートンパークとの併せ馬。僅かながら先着したことも評価できるが、それ以上に4F50.3秒と素晴らしく速い時計をマークした。
「まだまだ課題のある中で、これだけの時計をマークするのだから、スピードがありますね。レース週には岩田康誠騎手に跨ってもらって、感触を確かめてもらう予定です」と安田隆行調教師。10月10日(土)京都芝1600m(牝)でデビューする予定となっている。

◆バティスティーニ(牡、父キングカメハメハ、母バプティスタ、栗東・松田国英厩舎)
 全兄に今年の中山金杯3着、中日新聞杯2着などの実績があるデウスウルトがいる。本馬は7月22日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、9月2日にノーザンファーム天栄から栗東へ再入厩してる。
 9月30日のCWでは新馬スマートガルーダを追走して先着。時計は6F87.6秒と遅かったが、かなり余裕を持った手応えだった。「いろんな環境で調教しているけど、まだ緩さが残っている状況。それでもいいものは持っていると思いますし、初戦からある程度能力を発揮してくれると思います」と松田国英調教師。デビュー戦は10月12日(月)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ジェミナ(牝、父ハービンジャー、母ジェルミナル、栗東・野中賢二厩舎)
 母は2009年フェアリーSを制しており、同年の桜花賞とオークスで3着という実績を残した。初仔の半姉ジェルヴェーズは未勝利で競走馬登録を抹消しているが、父がハービンジャーに替わったことがどのように影響するか注目したいところ。
 9月2日に栗東へ入厩して、9月18日にゲート試験に合格。そして、10月10日(土)京都芝1600m(牝)でデビュー予定という日程は野中賢二厩舎にしては短い調整期間になるが、追い切りを重ねるごとに動きが良化。10月1日のCWではネヴァーハーツと併せ馬を行って、時計は5F70.8秒と地味だったが、外から迫る相手を追い抜かせまいと踏ん張った根性に見どころがあった。「(調教に跨った)大下騎手もいい動きだったと評価しているし、これで大丈夫でしょう」と野中賢二調教師も手応えを掴んでいる。なお、レースにはM.デムーロ騎手が騎乗する予定となっている。

◆ラフェデビジュー(牝、父スペシャルウィーク、母スパークルジュエル、栗東・須貝尚介厩舎)
 同厩舎で管理された半兄クリーンエコロジー(父キングカメハメハ)は新潟芝1800mの新馬戦でデビュー勝ちを決めている。同馬は古馬になって、短距離での活躍だったが、父がスペシャルウィークに替わったことで、クラシック路線の王道での活躍が期待される。
 本馬は7月16日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、再入厩の形。坂路での追い切りが中心だが、9月30日の坂路ではレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、4F52.3秒をマーク。アドマイヤゴッドを追走して、結局追いつくことはできなかったが、それは仕方ないところだろう。10月10日(土)京都芝1600m(牝)でのデビューを予定している。

【美浦】
◆アウアウ(牝、父カネヒキリ、母ネネグース、美浦・奥村武厩舎)
 当初は8月の新潟デビューを予定していたが、抽選で除外(非当選)の不運に…。その後は9月の中山デビューに目標を切り替えたものの、脚元に疲れが出たため、無理せずに仕切り直した。「予定は延びましたが、ひと息入れて立て直したぶん、しっかりとしてきました。カネヒキリ産駒の大型馬で推進力があるし、血統通りにパワー型ですね」と奥村武調教師。10月11日、東京のダート1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ウムブルフ(牡、父ディープインパクト、母ウミラージ、美浦・堀宣行厩舎)
 現4歳(1000万下)の半兄ヴォルケンクラッツはダートで3勝している。Monsun産駒の母は独1勝。3代母の産駒に独G1を4勝したUngaroがいる。ゲート試験に合格後は山元トレセンで乗り込み、9月4日に再入厩した。9月24日にはモーリスとの併せ馬を消化。10月1日の追い切りでは行きたがる面を見せたが、古馬のアルバートを相手にビシッと追われた。陣営は「反応の良さ」を評価している。あとは気持ちのコントロールがポイントになりそうだ。10月11日、東京の芝2000mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆キャニオンロード(牡、父ネオユニヴァース、母ロレットチャペル、美浦・古賀慎明厩舎)
 同じく古賀慎明厩舎に所属していた全姉チャーチクワイアは芝で4勝。現3歳(1000万下)の全兄アルターはダートと芝で2勝している。一族からシンコウラブリイをはじめ、キングストレイル、ハッピーパス、コディーノなどの重賞ウイナーが出ている優秀な牝系だ。「いい馬格をしているし、きょうだいのなかでは一番だと思う。まだ前に出るとキョロキョロしたりして子供っぽいけど、ひと追い毎に良くなっている。ゆっくりと成長していく血統だし、しっかりとしてくれば先々まで楽しみ」と古賀慎明調教師。10月12日、東京のの芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

 古賀厩舎ではキャットコインの全妹、ワンブレスアウェイ(牝、父ステイゴールド、母ストレイキャット)にも注目が集まる。こちらは10月10日、東京の芝1600m(牝馬)を柴山雄一騎手で予定している。また、アジュールローズ(牡、父ヴィクトワールピサ、母ヴィアンローズ)の感触も上々だ。こちらは10月11日、東京のダート1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆ステイパーシスト(牡、父ステイゴールド、母ロマンシエール、美浦・尾関知人厩舎)
 一族からオグリローマン、オグリキャップが出ている牝系。アグネスデジタル産駒の母はダートで2勝している。坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ね、10月1日にはステラウインドと併せて負荷を掛けた。「走りが軽いし、性格的にも前向き。ステイゴールド産駒で気持ちの面に注意しながら進めているけど、今のところは大丈夫そうですね。そこまで難しいところは見せていないし、稽古通りなら初戦から期待できると思います」と尾関知人調教師。10月11日、東京の芝2000mをM.デムーロ騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/10/05(Mon) 18:04コメント(0) ]