2015/09/28(Mon)
【栗東】
◆アドマイヤビスタ(牡、父ネオユニヴァース、母レインボークォーツ、栗東・友道康夫厩舎)
 おじに2014年マイラーズCを優勝したワールドエース(父ディープインパクト)がいる血統で、2013年セレクトセール当歳にて、2700万円で落札されている。
 本馬は函館競馬場でゲート試験に合格し、一旦牧場へ戻って調整して、栗東へはノーザンファーム天栄を経て、9月4日に入厩。陣営が「あまりやるつもりはなかった」という、9月13日の坂路では4F53.0秒をマーク。この時点で能力の高さを見せていたが、それを確固たるものにしたのは9月24日のCWでの3頭併せ。前にアドマイヤバラード、後ろからシュヴァルグランと格上に挟まれた状態で道中を進んで、最後はアドマイヤバラードと並んで一杯に追われて、やや遅れ。それでも6F81.9秒という数字は時計を要する馬場状態だったこと、新馬ということを考慮すればトップレベル。坂路だけでなく、トラック馬場で速い時計が出た点も評価できるし、これで初戦から能力全開の走りを見せることができるだろう。10月3日(土)阪神芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆サラザン(牡、父ハーツクライ、母エービーヌードル、栗東・須貝尚介厩舎)

 全姉に東京芝1400mで新馬勝ちし、芝で3勝を挙げたセコンドピアットがいる血統。須貝尚介厩舎のハーツクライ産駒といえば、ジャスタウェイの印象が強すぎるせいか、どうしても期待してしまう。
 5月に栗東へ入厩して、ゲート試験に合格。その後は「成長を促す意味での放牧」(須貝尚介調教師)を挟んで、栗東へ再入厩した。坂路での追い切りを順調に積み重ねた後、9月24日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの併せ馬。マオウを追走して、最後はきっちり先着。6F83.7秒は一見すると平凡な数字だが、時計を要する馬場だったことを考慮すると速い部類。6月の坂路での併せ馬では遅れが目立っていただけに、そういった意味での成長は確実にありそう。デビュー戦は10月3日(土)阪神芝1800mを予定している。

◆トウカイメジャー(牡、父ダイワメジャー、母トウカイミステリー、栗東・安田隆行厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、2011年北九州記念を優勝。近親に2009年シルクロードSを勝ったアーバンストリート(父スウェプトオーヴァーボード)がいる血統。
 9月11日のゲート試験合格後、坂路でオウケンビリーヴとの併せ馬を繰り返しており、9月24日はレースでも騎乗予定の北村友一騎手が跨っての坂路追い切り。追走した分、最後は半馬身ほど遅れるような形だったが、時計は4F54.0秒、1F12.3秒と悪くない。母は新馬勝ちできなかったが、その初仔は勝ち負けできる状態に仕上がりつつある。10月4日(日)阪神芝1400mでデビューする予定。

◆ルドルフィーナ(牡、父シンボリクリスエス、母アメーリア、栗東・松永昌博厩舎)

 おばに2001年スワンSなど重賞3勝のビハインドザマスク(父ホワイトマズル)、近親に2007年ヴィクトリアMを優勝したコイウタ(父フジキセキ)がいる血統。
 どちらもマイル以下の重賞で活躍したということもあり、松永昌博調教師も入厩当初はそのあたりの番組を検討していたが、追い切りを重ねるごとに長い距離にも対応できるということでデビュー予定は10月3日(土)阪神芝1800mに決定。9月24日、芝馬場での追い切りでは5F64.7秒をマーク。併せたメイショウシッポウにはきっちり先着している。馬場状態の違いはあるが、同じ芝馬場で追い切った1週前に比べると動きはしっかりしてきた。この距離でどのようなレースぶりを見せてくるか楽しみなところ。

【美浦】
◆アウェイク(牝、父ディープインパクト、母オールザウェイベイビー、美浦・斎藤誠厩舎)
 半兄ゴスホークケンは朝日杯FSの勝ち馬。6月下旬に函館でゲート試験を受け、夏場は北海道のノーザンファーム早来で成長を促した。9月上旬に再入厩してからは順調に乗り込まれ、24日の追い切りは既にデビューしている僚馬を追走して先着。テンションを上げすぎないように調整されているが、仕上がり自体は早そうな印象だ。「お姉ちゃんのディアマイベイビーは気性的な難しさがあったし、そこに気をつけながら進めてきました。今のところは許容範囲。カイバの食いが細いのは女の子らしいけど、ある程度は動けています。背中の感じがいいし、血統的にも楽しみ」と斎藤誠調教師。10月3日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆エレクトロポップ(牡、父マンハッタンカフェ、母ロリポップガール、美浦・小島太厩舎)
 現6歳の全姉ラフレーズカフェは新馬勝ちを含め、芝1200mと芝1400mで4勝。一族からは目黒記念を連覇した他、有馬記念2着、ジャパンC2着、メルボルンC2着など国内外で活躍したポップロックが出ている。ここ2週は坂路で4F54秒台をマークしており、陣営の評価も高まっている。「力の要るタフな坂路を余力十分に上がってくる。目一杯に追ったわけじゃないし、これだけ動ければ十分。まだ緩さがあるけど、稽古通りなら走ると思う」と小島良太調教助手。10月4日、中山の芝1800mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ディクタム(牡、父メイショウサムソン、母マストビーラヴド、美浦・木村哲也厩舎)
 半姉ラインクラフトは桜花賞とNHKマイルCの変則2冠を含め、重賞5勝。現8歳の半兄アドマイヤロイヤルはプロキオンSを勝っており、叔父に高松宮記念など重賞3勝のアドマイヤマックスがいる。「種馬が違うぶん、1歳上のバルブランシュよりも扱いやすい。どっしりとしたところがあるし、稽古を積んでいってもテンションが上がらないのはいいですね。コントロールも利くし、芝の中距離にフィットしそうなイメージ。デビュー前としては体力的にも十分だと思います」と木村哲也調教師。10月4日、中山の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆スマートアリシア(牝、父ファルブラヴ、母スマートダイス、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 伯父にアーリントンC、京成杯AHとマイルの重賞を2勝したステキシンスケクンがいる。「ファルブラヴ産駒の牝馬らしく、ピリッとした気性で前向き。ちょっと馬体の線が細っこいけど、気性的には初戦から動けそうなタイプだと思う」と鹿戸雄一調教師。10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
 また、鹿戸厩舎からはシーサイドチャペル(牝、父シンボリクリスエス、母チャペルコンサート)もスタンバイ。同じく10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/28(Mon) 20:06コメント(0) ]
2015/09/24(Thu)
【栗東】
◆エルリストン(牡、父マンハッタンカフェ、母アスペンアベニュー、栗東・須貝尚介厩舎)
 近親に2008年桜花賞を制したレジネッタがいる血統で、半兄アスペンツリー(父スペシャルウィーク)は東京ダート1600mの新馬戦を制している。
 本馬は8月15日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。本格的に追い切られたのは9月10日だったが、この時に坂路4F53.9秒を馬なりでマーク。併せ馬に先着し、ラスト1F12.6秒も評価できる内容だった。「心臓がいい。軽いフットワークをする馬で、いかにも瞬発力がありそうなタイプ」と須貝尚介調教師の評価も高い。9月16日の坂路ではレースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、また併せ馬で馬なり先着している。9月27日(日)阪神芝2000mのデビュー戦が楽しみ。

◆ロライマ(牡、父キングカメハメハ、母ミルフィオリ、栗東・松田国英厩舎)
 父、母ともに現役時代に松田国英厩舎で管理されたマツクニ血統。また同厩舎では、先週デビューしたスマートオーディンが阪神芝1800mの新馬戦を圧勝している。
 本馬は7月16日に社台ファームから栗東へ入厩。ということで、2ヶ月以上、トレセンで乗り込んでのデビューとなる。その効果なのだろうか、9月16日のCWでは、時計を要する馬場状態にも関わらず、持ったままの手応えで追走した相手に同入。ラスト1Fは12.3秒という時計。これには「全体時計は遅いけど、この馬場であれだけ軽快な動きができるんだから、ちょっとスゴイよね」と松田国英調教師も興奮気味。デビュー戦は9月27日(日)阪神芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ランドストーリア(牡、父ブラックタイド、母アズサトップレディ、栗東・安達昭夫厩舎)
 2015年北海道トレーニングセールにて、550万円で落札されており、近親に地方交流重賞の2014年兵庫チャンピオンシップを優勝したエキマエがいる血統。
 8月13日のゲート試験に合格しているが、その時のラップが12.1秒。非常にダッシュ力がある印象だったが、ここまでじっくりと時間をかけて仕上げられている。9月16日の坂路では新馬ブラックジョーを追走して、馬なりで先着。時計は4F55.0秒、1F13.1秒と地味だが、動きはスピード感があって悪くない。「中間にはCWでも追い切りができていますし、出走態勢は整いました」と安達昭夫調教師。9月26日(土)阪神芝1200mを北村友一騎手でデビューする予定。

◆マイネルラック(牡、父オレハマッテルゼ、母トーワフォーチュン、栗東・梅田智之厩舎)
 母系に2002年新潟記念を優勝し、同年ファインモーションが優勝したエリザベス女王杯で4着したトーワトレジャーがいる血統。
 本馬は8月21日にビッグレッドファーム鉾田から栗東へ入厩。8月28日のゲート試験に合格すると、その後は坂路での追い切りを積み重ねた。9月16日はCWで古馬1000万下との併せ馬。さすがに格上が相手だったこともあり、手応えが見劣った上に遅れてしまったが、5F69.7秒でラスト1F13.1秒は新馬として決して悪くない数字。9月26日(土)阪神芝1200mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆マツリダバッハ(牡、父ディープインパクト、母ムーンレディ、美浦・国枝栄厩舎)
 2010年のダービー、2012年の天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュの異父弟。5月の千葉サラブレッドセールに上場され、1億9000万円(税抜)で落札された。当初は夏の新潟デビューを目指していたが、成長を促すために山元トレセンで再調整。9月2日に再入厩して態勢を整えてきた。16日の追い切りではディープジュエリー(ローズSに出走して7着)を相手に先行して併入。前進気勢を維持したフォームで駆け抜けた。「ジョッキー(蛯名正義騎手)とも相談して立て直すことにしたけど、だいぶ力強さが出てきた。放牧前に比べれば馬が良くなっているし、あとは実戦に行ってどうか。当然、血統的にも走ってもらいたいと思っている」と国枝栄調教師。9月27日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆プールアンレーヴ(牡、父Pour Moi、母Logjam、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 Montjeu産駒の父は2008年の英ダービー馬。一族にも欧州のGIウイナーなど活躍馬が並ぶ。9月16日には柴田大知騎手が跨り、ウッドチップコースで初時計をマーク。20日にも軽く時計を出している。入厩後の追い切り本数は少ないが、「牧場でも乗り込んでいたし、性格は素直。血統からイメージしていた手先の重たさは感じないし、意外と軽い走りをする」と鹿戸雄一調教師。9月27日、中山の芝2000mを視野に入れている。

◆シュペルミエール(牡、父ステイゴールド、母ヒカルアモーレ、美浦・木村哲也厩舎)
 クロフネ産駒の母は新馬勝ちを含め、通算2勝。現5歳の半姉グランデアモーレも新馬勝ちを含め、4勝をマークしている。おじには現オープンのアーデントがおり、血統的にも素質を秘めている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、9月4日に再入厩した。「まだ気持ちの面を含めて走り方を分かっていないようなところがあるけど、いいモノはある。現状、ゆったりと走れる長めの距離が良さそう。先を見据えて育てていきたいですね」と木村哲也調教師。9月27日、中山の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。

◆コウソクライン(牡、父ダイワメメジャー、母ウィンドハック、美浦・畠山吉宏厩舎)
 セレクトセールの出身。現3歳の半兄ブランドベルグは新馬勝ちを含め、芝の中距離で2勝している。「与えたメニューを順調にこなしているし、動き自体も水準以上。大きな馬体や悍性の強さは父譲り。いいスピードがありそうだし、稽古通りなら初戦から楽しみ」と畠山吉宏調教師。9月26日、中山の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/24(Thu) 05:40コメント(0) ]
2015/09/15(Tue)
【栗東】
◆スマートオーディン(牡、父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、栗東・松田国英厩舎)
 父ダノンシャンティは現役時代に同厩舎で管理され、2010年NHKマイルCをレコードタイムで優勝。今年の2歳世代が初産駒となるが、ルノートルが福島芝1800mを新馬勝ち、レッドカーペットが小倉2歳S4着など、すでに活躍を見せている。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩。レースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨った、9月3日のCWでは新馬を追走してあっさりと先着したが、そのラスト1Fが11.7秒と切れのある動きを見せた。9月20日(日)阪神芝1800mでデビューする予定。

◆ラベンダーヴァレイ(牝、父ディープインパクト、母クロウキャニオン、栗東・藤原英昭厩舎)
 全兄に2013年弥生賞を制したカミノタサハラ、2011年レパードSを制したボレアスなどの重賞ウイナーがいる血統。母クロウキャニオン、その仔である7頭はすべて、馬主が金子真人ホールディングス株式会社という、金子血統でもある。
 本馬は7月30日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。9月3日のCWでは併せたトーホウカンナに楽な手応えで先着。9月10日の芝馬場での追い切りでは同じ相手に遅れているが、これは後方から追走したものなので問題ない。むしろ、余力ある状態で極悪の芝を6F81秒まとめた点を評価したい。デビュー戦は9月20日(日)中山芝1600m(牝)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎)
 同厩舎で管理された母は未勝利で現役時代を終えたが、仔には2009年福島牝馬S、2010年エンプレス杯といった芝とダートの重賞を制したブラボーデイジーいる。本馬はその全弟になるが「デイジーも芝、ダートどちらも走れたように、この馬に関してもどちらに適性があるとは言い切れない感じ。デイジーは550キロ前後でレースをした超大型馬でしたが、この馬は470キロくらいでレースになるでしょう」と音無秀孝調教師。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されての再入厩。9月9日に坂路で追い切られて、ラクアミと併せたが僅かに遅れた。とはいえ、雨の影響で時計を要する馬場状態で4F53.8秒は評価できる数字。9月21日(月)阪神芝1600m(牝)を松若風馬騎手で予定している。

◆マイネルブランブル(牡、父マンハッタンカフェ、母スターオブサファイア、栗東・西園正都厩舎)
 近親に新馬、プラタナス賞と連勝して、今春にはUAEダービーに出走(5着)したタップザットがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、1850万円で落札されている。
 ゲート試験に合格すると、すぐに坂路での追い切りを開始。9月10日は坂路でヴァリアシオンを追走する併せ馬だったが、追いついて突き放す動きで古馬1000万下に先着した。「育成時にも追い切りの動きが目立っていた馬。ゆったりしたところがあるので、長い距離がいいと思います。欲を言えば、馬格の割に筋肉量が物足りないので、これから成長してくれば、もっと動ける馬になると思いますよ」と西園調教師。9月21日(月)阪神ダート1800mを和田竜二騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アポロリベリオン(牡、父Medaglia d'Oro、母Ocicat、美浦・堀井雅広厩舎)
 アメリカのファシグティプトンオクトーバーセールに上場され、10万ドルで落札された。Storm Cat産駒の母は未出走だが、祖母の全弟にケンタッキーダービーを制したFusaichi Pegasusがいる。「フットワークが大きいし、気性も素直。距離が延びても大丈夫そうだし、これは走ると思いますよ。アポロソニック(ダービー3着)のようになってくれたらいいですね」と堀井雅広調教師。9月19日、中山の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆トップライセンス(牝、父キンシャサノキセキ、母キャリアコレクション、美浦・尾関知人厩舎)
 近親に新馬戦とエリカ賞を連勝し、きさらぎ賞2着のバンドワゴンがいる。ゲート試験に合格後は牧場で調整。再入厩後も順調に乗り込まれ、仕上がりの良さを感じさせる。「疲れが出たので立て直したけど、その間に成長して馬体に伸びが出てきました。稽古の動きにも余力があるし、前向きな気性でスピードとパワーを兼ね備えたタイプ。しっかりと追い切りをこなせているし、初戦から走ってくれると思います」と尾関知人調教師。9月21日、中山の芝1200mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆レッドシルヴィ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ダンスーズデトワール、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 半兄にアルゼンチン共和国杯を制したルルーシュがいる。坂路や本馬場(芝)で順調に追い切りを積み、ひと追い毎に良化してきた。「小さいけど、稽古では動けている。まだ良くなりそうだし、素直で実戦向きだと思う。血統的に奥手かもしれないけど、いいところがありそう」と鹿戸雄一調教師。9月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ヴィータファン(牡、父マンハッタンカフェ、母オカノハーモニー、美浦・黒岩陽一厩舎)
 母は福島2歳Sの勝ち馬。近親にエリザベス女王杯を制したリンデンリリー、フィリーズレビューを制したヤマカツリリーがいる。新潟で使うプランもあったが、万全を期して中山まで待機した。「じっくりと乗り込んできたし、仕上がりとしては十分。いいスピードがありそうだし、気もいいので初戦から楽しめると思います」と黒岩陽一調教師。9月19日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆リアリゾンルレーヴ(牝、父Lemon Drop Kid、母Arrested Dreams、美浦・池上昌和厩舎)
 アメリカのOBSマーチセールに上場され、8万5000ドルで落札された。祖母はハリウッドオークスを勝っている。新潟のダート1200mを除外され、ここまで待機。そのぶん、仕上がりは十分だ。「トレーニングセールの出身でスピードとパワーを兼ね備えています。気性的にも血統的にもダートの短距離向きでしょう」と池上昌和調教師。9月19日、中山のダート1200mを予定している。
[ ナリティー at 2015/09/15(Tue) 05:45コメント(0) ]
2015/09/07(Mon)
【栗東】
◆ラニ(牡、父Tapit、母Heavenly Romance、栗東・松永幹夫厩舎)
 母ヘヴンリーロマンスは松永幹夫調教師がジョッキーの時に2005年天皇賞・秋を制したG1ホース。同厩舎で管理されている半姉アムールブリエ(父Smart Strike)はエンプレス杯、ブリーダーズゴールドCとダート地方交流重賞を連勝している。
 7月に栗東でゲート試験に合格したが、適当なデビュー戦がないことや馬体の成長を促すという意味も込みで、大山ヒルズに放牧へ出されていた。帰厩してからは、CWで入念に乗り込まれている。9月2日のCWではピオネロに大きく先行していたが、最後は懸命に追われて同入だった。「まだまだ走る気持ちが前向きではありませんね。やっぱり雰囲気を持っている馬なので、素質は間違いないと思います。ただ、初めてのレースともなれば、レースの流れに乗っていけるか。そこが鍵になりそうです」と同師。デビュー戦は9月13日(日)阪神芝2000mを武豊騎手で予定されている。

◆アマルティア(牝、父アドマイヤムーン、母エミネントシチー、栗東・安達昭夫厩舎)
 半兄は同厩舎で管理され、ダートG1を9勝(地方交流含む)を挙げたエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)。本馬の担当者である森崎教太調教助手はエスポワールシチーの担当者だったが「運動中に肩から体を当ててきたり、負けん気の強いところなんかが似ていますね」とコメント。
 ゲート試験合格後は、DP、CWで時計を出しているが、いずれも単走での追い切り。調教ではゆったりと走ることが出来ているので、距離に関しては、予定されている9月12日(土)阪神芝1600mがベストマッチに思える。ただ「エスポワールシチーも徐々に完成されてきた馬。そういった意味では、本当に良くなるのは先だと思います」と安達昭夫調教師は冷静なコメントを出している。

◆ナタリーバローズ(牝、父メイショウサムソン、母ルビーレジェンド、栗東・角田晃一厩舎)
 先週の当欄でも紹介した同厩舎のヒルトンヘッドはデビュー戦を完勝。ヒルトンヘッドの取材時に「この馬もいいよ」と角田晃一調教師の頬が緩んだのが本馬。8月26日の坂路で4F53.7秒をマークして、2F24.8秒、1F12.4秒と終いもしっかりしていたことが評価の要因。「母父アグネスタキオンのスピードがうまく伝わったんでしょうね」と同師。
 9月2日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、トウショウピストとの併せ馬。前半をかなりゆったり進めたので、全体時計は遅くなったが、ラストの反応はしっかり。9月12日(土)阪神芝1400m(牝)でデビューする予定なので、あとはゲートを出て、流れに乗ってレースをできるかどうかだろう。

◆コンゴウノカガヤキ(牡、父ハービンジャー、母プロヴィナージュ、栗東・宮徹厩舎)
 母は現役時代にブラックエンブレムの勝った、2008年秋華賞で3着。本馬はその初仔であり、2014年セレクトセール1歳にて、2100万円で落札されている。
 7月上旬から坂路で時計を出し始めており、2ヶ月以上、みっちりと追い切りを消化。「時間をかけた方がいいタイプだと判断したので、じっくりと仕上げてきましたが、徐々に動けるようになってきましたね」と宮徹調教師。9月2日はレースで騎乗予定の松山弘平騎手が跨って、古馬500万下との併せ馬。追走した分、遅れてしまったが、このひと追いでまた上昇してくるだろう。9月13日(日)阪神芝2000mでデビュー予定。

【美浦】
◆サドルオン(牡、父ステイゴールド、母ケリーケイズプレジャー、美浦・武藤善則厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、2500万円で落札された。当初は6月の東京デビューを目指していたが、ソエが出たために大山ヒルズで立て直して再入厩。坂路、ウッドチップ、芝で追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に良化している。「まだ緩いけど、馬っぷりはいい。本馬場(芝)の動きが良かったし、現状は軽い馬場で良さそう。いいモノは持っている」と武藤善則調教師。9月12日、中山の芝2000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ノンシュガー(牡、父ダイワメジャー、母クリームオンリー、美浦・戸田博文厩舎)
 現3歳の半兄に東スポ杯2歳S3着のソールインパクトがいる。ここまで7-8本の追い切りを重ねており、乗り込み量は豊富だ。「ひと追い毎に反応が良くなってきたし、だいぶ馬体も締まってきた。兄に比べると性格的にも乗りやすい」とのこと。9月13日、中山の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。

◆マイネルドラグーン(牡、父ストーミングホーム、母マイネカプリース、美浦・尾関知人厩舎)
 半兄に昨年のスプリンターズSを制したスノードラゴンがいる。9月2日の追い切りでは古馬に食い下がり、上々の動きを見せた。「本当に良くなるのは先だと思うけど、まずまずの動き。ゲート試験を含め、入厩後も順調に来ています。前向き過ぎる気性面に注意しているけど、パワーとスピードを兼ね備えたタイプ。血統的にも先々は短い距離にシフトしていくかもしれません。芝から使っていくか、ダートにするのかはオーナーサイドとも相談して考えていきます」と尾関知人調教師。9月13日、中山の芝1600mとダート1800mの両にらみで検討している。

◆レッドリュンヌ(牝、父ゼンノロブロイ、母リーチフォーザムーン、美浦・手塚貴久厩舎)
 おじにアグネスデジタル、シェルゲーム、ジャリスコライトといった活躍馬がいる。仕上がり次第で夏場のデビューも視野に入れていたが、じっくりと中山の開幕週に目標を定めてきた。「ひと追い毎に良くなっているし、動きも悪くはない。今のところは2000m前後の中距離が良さそう。あとは気性的にカイ食いや馬体重の維持が課題になってきそうけど、まだまだ変わってくると思う」と手塚貴久調教師。9月12日、中山の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/07(Mon) 20:06コメント(0) ]
2015/08/31(Mon)
【栗東】
◆イリデッセンス(牝、父ダイワメジャー、母スペリオルパール、栗東・佐々木晶三厩舎)
 ディープインパクト産駒の半兄ラストインパクトは2014年京都大賞典など重賞3勝を挙げており、母系には1994年の三冠馬ナリタブライアンや1994年天皇賞(春)を制したビワハヤヒデがいる血統。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月5日にノーザンファームしがらきから栗東へ再入厩。8月19日は坂路で4F55.1秒をマークし、1週前追い切りとなる8月27日はCWで川田将雅騎手(レースでも騎乗予定)が跨っての追い切り。手前を替えないなど、まだまだ課題も多い動きだったが、時計自体は6F85.0秒、1F12.1秒とまずます。デビュー予定の9月6日(日)小倉芝1800mでどのような走りを見せてくれるか注目したい。

◆ヒルトンヘッド(牡、父ダイワメジャー、母アシュレイリバー、栗東・角田晃一厩舎)
おじに2012年NHKマイルCを制したカレンブラックヒル、2014年ユニコーンSを制したレッドアルヴィスがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、5000万円で落札されている。
 血統的背景やセリ価格から注目を集めて当然の馬ではあるが、それに大きな付加価値が加わったのが、8月26日の坂路での追い切り。4F50.4秒はこの日の三番時計であり、2歳では図抜けて一番時計。「普段は大人しいので、どのくらい動けるのか確認する意味でも僕が騎乗してみたんですが、行き出すとすごいスピード。結果的に2F続けて11秒台になりましたが、最後は12秒台とバッタリ止まらなかったのがいいですね。距離の融通は利かないと思うので、ヒシアケボノみたいになってくれれば」と角田晃一調教師。ジョッキー時代に騎乗してスプリンターズSを制した馬名が出てくることで、期待の大きさが分かる。9月5日(土)新潟芝1400mをM.デムーロ騎手でデビューする予定となっている。

◆パーリオミノル(牝、父ディープインパクト、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン、栗東・北出成人厩舎)
 半兄に芝で2勝を挙げているサトノロブロイ(父ゼンノロブロイ)がいるが、全姉ジニアスミノルは先週までの時点で8戦して未勝利。「牧場(フジワラファーム)からもジニアスのことはいろいろ聞いていますが、馬体が小さくて、調整が難しいようですね。パーリオはそういった意味で馬体の心配はありません」と北出成人調教師。
 ただ「気難しいところがあって、そういった意味での調整の難しさがあります。ただ、追い切りには藤岡康太騎手(レースでも騎乗予定)に跨ってもらったり、いろんな工夫をして、少しずつ改善しています。動き自体はいいので、この雰囲気でデビューできれば」とのこと。デビュー戦は9月5日(土)札幌芝1500mを予定している。

◆タムロゴーゴー(牡、父ネオユニヴァース、母タムロイーネー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理されて、ダートで4勝を挙げている。ディープインパクト産駒の半兄タムロミラクルは先週の未勝利戦を単勝1.2倍の支持に応えて完勝している。
 8月7日に宇治田原優駿Sから栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、追い切りを開始。8月26日のCWでは3歳未勝利に少し遅れたが、食らい付く動きは見せており「ここまでの追い切り本数が多くないし、CWでは初めての追い切りだった割にはしっかり動けたのでは」と西園正都調教師。9月6日(日)小倉芝1800mを酒井学騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆タマワイドベガ(牝、父エンパイアメーカー、母ウメノファイバー、美浦・相沢郁厩舎)
 サクラユタカオー産駒の母は1999年のオークスを勝ち、相沢郁厩舎にGI初制覇をもたらした。本馬が9番仔となる。ゲート試験に約1カ月の時間を要したが、合格後は順調に追い切りの本数を重ねてきた。「ウメノファイバーの子では一番かもしれない。ゲート試験では気難しいところを見せていたけど、背中や全体のバランスがいい。稽古の感じからも現状では芝向きだと思う」と相沢郁調教師。9月6日、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆シュートラヴ(牝、父ゼンノロブロイ、母ジョイチャイルド、美浦・相沢郁厩舎)
 こちらは祖母がウメノファイバー。シンボリクリスエス産駒の母は地方競馬の笠松で3勝した。本馬が初仔になる。8月26日の追い切りではタマワイドベガと併せて先着しており、ひと追い毎に気配が上向いてきた。「こっちは素直だし、思っていた以上に動く。体つきからも距離的には短めの方が良さそう」と相沢郁調教師。9月5日、新潟の芝1400mに田辺裕信騎手で予定している。

◆ミライヘノサイン(牝、父ブラックタイド、母ジョリーン、美浦・武藤善則厩舎)
 新潟2歳Sを圧勝したロードクエストと同様、昨年のHBAサマーセールで取り引きされた。ここ2週は力の要るウッドチップコースで追われ、上々の動きを見せている。「自分でも乗ってみたけど、すごく乗り味がいい。操縦しやすくて気持ちのオンとオフもしっかりとしているし、ちゃんと加速していく。どちらかと言えば、長く脚を使いそうなタイプですね」と武藤善則調教師。9月6日、新潟の芝1800mを吉田隼人騎手で予定している。馬名は武藤調教師の長女・彩未さん(アイドル歌手)の楽曲、『未来へのSign』に由来しているという。

◆ディーマジェスティ(牡、父ディープインパクト、母エルメスティアラ、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 母の産駒はコンスタントに勝ち上がり、セイクレットレーヴ(ニュージーランドT2着)、ワールドレーヴ(札幌日経オープン3着)、ホクラニミサ(現2勝)などが活躍している。目立つ時計こそ出していないが、函館競馬場のウッドチップや本馬場(芝)など様々なパターンで追い切りの本数を重ねてきた。「育成場の評判が良かったし、だいぶ成長して馬体重も増えてきた。全姉のホクラニミサなんかに比べるとバランスがいい」とのこと。9月5日、札幌の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/31(Mon) 20:34コメント(0) ]
2015/08/25(Tue)
【栗東】
◆レッドディヴェル(牝、父ハービンジャー、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)
 先週も当欄で紹介しているが、再び登場した理由は先週の新潟芝1600m牝馬限定戦を除外されたから。距離区分がいろいろある新潟の新馬戦はこのところ除外馬が続出しており、本馬が出馬投票したレースも7頭の除外が出た。しかし、これで優先出走権を得たため、予定されている8月29日(土)新潟芝1600mには優先的に出走できる。
 松永幹夫厩舎は前々週のクレマンダルザスに続き、2週連続で新馬戦で除外。「こればっかりは」と松永幹夫調教師も苦笑いするしかなかったが、馬自体は「今朝(21日)もCWを乗りましたが、問題ないですね。スライドしますが、そのレースを使って、入厩からちょうど1ヶ月ですから」と体調面に対する大きな変化はない。

◆ブレイキングザロウ(牡、父ゴールドアリュール、母シーザバッドガール、栗東・友道康夫厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の半兄デモニオはデビューこそ京都芝2000mだったが、勝ち上がったのは京都ダート1800m。兄も管理する友道康夫調教師は「兄は芝でもやれると思いましたが、やっぱりダートでしたね。この馬はゴールドアリュールだから、間違いなくダート適性が高いと思います」と、7月に函館競馬場でゲート試験に合格した後は一旦放牧に出されて、デビュー戦の照準を8月29日(土)札幌ダート1700mに定めていた。
 8月20日の函館Wでは、シュヴァルグランとの併せ馬。先行していたとはいえ、最後まで抜かれることなく同入。時計は5F67秒台でラスト1Fを12秒台にまとめており、見た目にも数字的にも優秀な内容。なお、鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

◆タガノキングパワー(牡、父エンパイアメーカー、母タガノサムアップ、栗東・宮徹厩舎)
 おじに2014年京都大賞典などを制しているラストインパクト、近親には1994年の三冠馬ナリタブライアンや1993年菊花賞などG1で3勝を挙げたビワハヤヒデなどがいる良血。
 本馬は6月24日に宇治田原優駿Sから栗東へ入厩。最初は坂路で時計を出して乗り込まれ、ここ2週はCWでの追い切り。8月19日は新馬コンゴウノカガヤキを追走して、きっちり先着する動きを見せた。「思い描いた通りに良くなってきていますね。最終追い切りは坂路で予定していますが、たぶん4F52秒くらいは楽に出ると思います」と宮徹調教師。8月30日(日)小倉芝1800mを藤岡佑介騎手でデビューする予定。

◆マルカベッカム(牡、父ワークフォース、母ナショナルホリデー、栗東・羽月友彦厩舎)

 近親に1998年ステイヤーズSを制したインターフラッグや2014年新潟2歳Sを制したミュゼスルタンがいる血統で、2014年セレクトセール1歳にて、3100万円で落札されている。
 本馬は7月16日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、毎週のようにCWで時計を出しており、8月19日は3歳未勝利を追走して大差で先着。6F79.8秒とこれまでで最も速い時計をマークした。羽月友彦調教師も「ダイナミックなフットワークが魅力。乗り込みも十分なので、初戦から力を出せるのでは」とコメント。デビュー戦は8月30日(日)小倉芝1800mを幸英明騎手で予定している。

【美浦】
◆アンナトルテ(牝、父エンパイアメーカー、母クーヴェルチュール、美浦・奥村武厩舎)
 ブラックホーク産駒の母はキーンランドCの勝ち馬。奥村武調教師にとっては国枝栄厩舎の調教助手時代に携わっていた活躍馬の産駒として思い入れのある血統だ。当初は前開催の福島でデビューさせる予定だったが、軽い熱発があったために無理をせずに仕切り直した。「いいスピードがありそうだし、従順な性格で扱いやすい。両親の良さを兼ね備えているし、稽古での走り方なんかを見てもマイルぐらいまでは対応できそう」と奥村武調教師。8月30日、新潟の芝1200mを北村宏司騎手で予定している。

◆エディクト(牡、父キングカメハメハ、母サンクスノート、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 サクラバクシンオー産駒の母は京王杯SCの勝ち馬。その初仔となる。追い切りを開始した段階では体を上手に使い切れていないようなところもあったが、ひと追い毎に素質の片鱗を見せ始めた。8月12日にはウッドチップで5F65秒台の好時計をマークしており、ここに来ての良化度が目につく。「顔つきや体つきは母似だし、父のキンカメよりもサクラバクシンオーの方が強く出ている感じ。いい感じに動けているし、だいぶ息遣いの方も良くなってきた」と二ノ宮敬宇調教師。8月29日、新潟の芝1600mを田辺裕信騎手で予定している。

◆クリスタルスカル(牡、父ファルブラヴ、母ナスカ、美浦・高柳瑞樹厩舎)
 半姉のアロマティコは通算6勝、秋華賞3着などの活躍馬。母の半兄インティライミは重賞3勝、ダービー2着や宝塚記念3着などの実績を残した。「550キロほどの大型馬でストライドが大きな走りをする。水準以上には動くし、いいところがありそう。本当に良くなるのは先だと思うけど、血統的にも楽しみ」と高柳瑞樹調教師。8月29日、新潟の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ストライクショット(牝、父ファルブラヴ、母タイトルパート、美浦・加藤征弘厩舎)
 昨年のセレクトセールにて2300万円(税抜)で落札された。母の半姉に通算5勝でオープン入りを果たしたキャッチータイトルがおり、近親には欧州の重賞ウイナーが並ぶ。ゲート試験に合格後は牧場で調整されて再入厩。仕上がりは順調に進んでいる。「女馬らしくないし、そこは母父のアグネスタキオンが出ている感じ。坂路を引っ張り切りの手応えで上がってくるし、デビュー前の2歳馬としては体力的にも抜けている」と加藤征弘調教師。8月29日、新潟の芝1600mを石川裕紀人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/25(Tue) 06:18コメント(0) ]
2015/08/17(Mon)
【栗東】
◆レッドディヴェル(牝、父ハービンジャー、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、2009年秋華賞を制覇。ドバイではアル・マクトゥームチャレンジラウンド3を勝っており、ファンの多い馬だった。その初仔となるが「体型は母よりも父(ハービンジャー)に似ていますね」と松永幹夫調教師。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月29日にグリーンウッドから栗東へ再入厩。8月12日は2歳新馬クレマンダルザスと坂路での併せ馬。先行していたこともあるが、一杯になる相手に馬なりで先着。4F55.3秒、1F12.5秒という時計をマーク。週2本のペースで追い切りをこなせており、8月23日(日)新潟芝1600m(牝)のデビュー戦には、きっちり態勢を整えて出走することができそう。なお、鞍上は田中勝春騎手が予定されている。

◆ドラゴンシュバリエ(牡、父ダイワメジャー、母シェルズレイ、栗東・角田晃一厩舎)
 6月20日にエポックが新馬勝ちした時に「北海道でも期待している新馬がいるんですよ」と角田晃一調教師が話していたのが本馬。2014年セレクトセール1歳にて、6600万円で落札されており、半兄シャイニングレイ(父ディープインパクト)は新馬、ホープフルSと連勝したのだから、期待されて当然かも知れない。
 7月29日から追い切りにはレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、3週連続で札幌ダートの併せ馬を行っているが、8月12日はエルムSに出走したカチューシャと併せて同入。これなら、予定されている8月22日(土)札幌芝1500mで評判通りの走りを見せてくれるのではないだろうか。

◆ナンゴクハルネット(牝、父ダイワメジャー、母ナンゴクプラネット、栗東・高橋康之厩舎)

 母は現役時代に短距離で活躍、芝で3勝、ダートで1勝を挙げている。おじのマイネルプライゼンはイーグルカフェ産駒で芝1600mで2勝(全4勝)を挙げているので、父の距離適性次第では、マイルまでこなせるのではないだろうか。
 本馬は8月13日にレースでも騎乗予定の和田竜二騎手が跨って、CWでの併せ馬(写真左)。新馬シゲルホオジロザメを追走していたが、直線で追い比べになると僅かに先着してゴール。6F87.2秒、1F12.4秒と時計は少し地味だが「芝で変わってくる実戦タイプ」と普段の調教に跨る松水浩明調教助手。母と同じ小倉芝1200m牝馬限定戦(8月23日)でのデビューとなるが、3着だった母以上の結果を残すことができるか。

◆インカンターレ(牝、父ステイゴールド、母マジカルウーマン、栗東・佐々木晶三厩舎)

 2007年シリウスSを制したドラゴンファイヤーや2006年ユニコーンSを制したナイキアースワークなど、父がブライアンズタイムの半兄はダート重賞を勝っているが、全兄ドラゴンマジックは京都芝2000mの未勝利を勝ち上がっているように、本馬も芝に対する適性は十分にありそう。
 8月12日の坂路では古馬1000万下に2馬身遅れる動きとなってしまったが、8月6日の坂路では、4F55.6秒、1F12.9秒を馬なりでマーク。追いかけてきた3歳未勝利にきっちり先着している。「12日の動きはまだ力をつけている段階だから、遅れは想定していたこと。なにより、ここまで十分に乗り込めたし、初戦からちょっと楽しみ」と佐々木晶三調教師。8月23日(日)小倉芝1800mでデビューする予定。

【美浦】
◆オールプリュネル(牝、父ステイゴールド、母ディアウィンク、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 宝塚記念を勝ち、凱旋門賞2着など国内外で活躍したナカヤマフェスタの全妹。6月26日にゲート試験をクリアし、7月に入ってから本格的な追い切りを開始した。8月12日の追い切りはウッドチップコースで5F65秒台をマーク。3頭併せの外で遅れたが、ビシッと負荷をかけた。「女の子ということもあるし、馬の様子を見ながら徐々に動かしてきた。気性的な難しさも見せていないし、この時期としては悪くない。どちらかというと長めの距離が合いそう」と二ノ宮敬宇調教師。8月22日、新潟の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ケルフロイデ(牡、父キングカメハメハ、母ケルアモーレ、美浦・加藤征弘厩舎)
 Dubawi産駒の半姉ケルシャンスは現1勝。ここ2週は実戦を想定した併せ馬を消化しており、ひと追い毎に良化している。「上とは馬格が違うし、しっかりとした体つき。いい感じに動けているし、距離的には1600メートルから2000メートルぐらいが良さそう。血統的にも楽しみ」と加藤征弘調教師。8月22日、新潟の芝2000mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ミュゼウェルズ(牡、父ディープインパクト、母ノーブルストーン、美浦・大江原哲厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、4305万円(税込)で取り引きされた。父ディープインパクトの祖母Burghclereの3×4のクロスがある。「まだフワフワとしたりして気性的に幼いところがあるけど、芝で切れる脚を使えそうな感じはある。基本的にはマイル前後が合いそう」と大江原哲調教師。8月22日、新潟の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ウインフィロソフィ(牝、父ステイゴールド、母コウエイソフィア、美浦・奥村武厩舎)
 伯母にコウエイロマン(小倉3歳S)、叔父にコウエイトライ(障害重賞8勝)がいる。「ステイゴールド産駒らしく、いいバネがあるし、背中もいいんですけどね。動きの方が思っていたよりもピリッとしてこない現状。芝の実戦に行って変わってくれれば…」と奥村武調教師。8月23日、新潟の芝1600mを大野拓弥騎手で予定している。

◆プロイエット(牝、父キングカメハメハ、母レッドステラーノ、美浦・手塚貴久厩舎)
 祖母が桜花賞2着馬のロンドンブリッジ、母の半姉にオークス馬のダイワエルシエーロがいる。「もう少し体を起こして走れるようなれば理想だけど、まずまずの動き。体つきは仕上がっているし、気性もいい。入厩前から牧場(下河辺牧場)の評価が高かったし、血統的にも楽しみ」と手塚貴久調教師。8月23日、新潟の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/17(Mon) 21:01コメント(0) ]
2015/08/10(Mon)
◆サトノサンシャイン(牝、父ステイゴールド、母ノーブルステラ、栗東・安田隆行厩舎)

 半姉ノーブルジュエリー(父Smarty Jones)は2014年洛陽Sなど、芝で6勝を挙げており、それ以外のJRAでデビューした兄や姉もすべて勝ち上がっているという血統。本馬は栗東でゲート試験に合格し、一旦放牧に出されてから札幌競馬場へ入厩している。
 8月5日は札幌芝でレッドオーヴァルと新馬ダノンエールとの3頭併せ。先行しているレッドオーヴァルを追いかける形だったが、直線に向くと、並びかけようとする意思がはっきりとした走り。相手はG1でも好走歴のある馬だけに、手応えでは完全に見劣ったが、このひと追いで上向いてくるだろう。8月15日(土)札幌芝1500m(牝)を福永祐一騎手でデビューする予定となっている。
 なお、ダノンエールは8月16日(日)札幌芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定。

◆テゾーロミノル(牡、父アサクサキングス、母ピエナアマゾン、栗東・北出成人厩舎)


 2014年北海道サマーセールにて、1000万円で落札されているが、その1ヶ月前の函館2歳Sを勝っているのが、同厩舎で管理されている半兄アクティブミノル(父スタチューオブリバティ)。同馬は後に朝日杯FSで5着しているように、決してスプリンターというわけではないのだろう。
 函館デビューの兄とは違って、本馬は栗東でじっくり調整。8月5日の坂路では4F53.1秒と新馬としては水準以上の時計をマークしているが「まだまだ成長の余地を残している段階。それでもこれだけ動けるのですから、やっぱり潜在能力が高いと思いますし、もっと良くなってくると思いますよ」と北出成人調教師。デビュー戦は8月16日(日)小倉芝1200mを鮫島克駿騎手で予定している。

◆ディープエクシード(牡、父ディープインパクト、母オールアイキャンセイイズワウ、栗東・松永昌博厩舎)
 全姉に芝中距離で2勝を挙げているキネオダンサーがいる血統。本馬は栗東へは入厩せず、函館競馬場に直接入厩し、調整が進められている。
 8月5日に岩田康誠騎手が跨って、函館Wで併せ馬を行っているが、追走したこともあり、手応えが見劣った上に遅れる内容。「血統馬だし、初戦からきっちり結果を残したい馬。8月16日(日)札幌芝1800mでのデビューを予定していますが、最終追い切りを行って、その動きで使うか延期するかを慎重に判断したいと思います」と松永昌博調教師。

◆クレマンダルザス(牡、父ワイルドラッシュ、母シャンパンマリー、栗東・松永幹夫厩舎)

 7月3日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩し、ここまで順調に追い切りを消化。母系には今年の日本ダービーを優勝したドゥラメンテもいる血統だが「母はダート1000mで連勝したようですが、この馬に関しては馬格もあって、距離はあった方がいいタイプ。繋ぎの形からしても、ダート適性が高いと思います」と松永幹夫調教師。
 7月29日に坂路4F55.5秒だった時計が、8月5日には坂路4F54.3秒に詰まっており、追うごとに動ける状態になっている。

【栗東】
◆アウアウ(牝、父カネヒキリ、母ネネグース、美浦・奥村武厩舎)
 母は未勝利。半兄に現1600万下のロノ、半姉に現500万下のマカワオクイーンがいる。6日の追い切りには北村宏司騎手が跨り、時計以上に力強い動きを見せた。「大型馬だし、いかにもカネヒキリ産駒という感じでダート向きのパワーがありそう。早くから内地の牧場に持ってきて乗り込んでいたし、この時期としては体力も十分。いいモノを持っていると思います」と奥村武調教師。8月16日、新潟のダート1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆スケッチブック(牡、父Rip Van Winkle、母Divine Power、美浦・奥村武厩舎)
 2013年12月のタタソールズセールで落札された英国産馬。父はイギリスのG1を3勝(サセックスS、クイーンエリザベス2世S、英インターナショナルS)。近親にはワールドインパクトやダノンジェラートなど日本での活躍馬も名を連ねる。先週の5日には福島でデビュー勝ちしたフルオブスターズを相手に、ウッドチップコースで半マイルから51秒台と上々の動きを見せた。「1週前の追い切りは時計的にも上出来。暑さも乗り越えてくれているし、だいぶ体力をつけてきた感じですね。小脚を使えるような感じではなく、ダイナミックなフットワークで走るタイプ。スケールが大きそうだし、先々まで楽しみです」と奥村武調教師。8月15日、新潟の芝1800mを予定している。

◆サンセットトウホク(牡、父ディープインパクト、母マジックポーションII、美浦・加藤征弘厩舎)
 セレクトセールの出身。フサイチパンドラ(エリザベス女王杯、札幌記念)の近親にあたる。「ある程度、しっかりと乗れるだけの体力がある。息の入りや動き自体も悪くないし、あとは実戦に行ってどうかだけ」と加藤征弘調教師。8月15日、新潟の芝1800mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆スミレ(牝、父ダイワメジャー、母ラリズ、美浦・加藤征弘厩舎)
 こちらもセレクトセールの出身。半兄に現1000万下のミッキーシーガルがいる。美浦で乗り込んでから札幌入り。先週の追い切りは本馬場に入れ、ルメール騎手を背に軽快な動きを見せた。「牝馬にしてはタフだし、しっかりと乗れている。ゲートのセンスもいいし、スッと前に行けるスピードもありそう。調教の動き通りなら初戦から楽しみ」と加藤征弘調教師。8月15日、札幌の芝1500m(牝馬)をC.ルメール騎手で予定している。

◆チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、皐月賞3着など早い時期から活躍したコディーノの全妹。母の産駒は全て勝ち上がっており、血統的にも注目を集める存在だ。「入厩後も順調に来ているし、動きの方は少しずつ良くなってきています。上背がある体つきで気性も穏やかだし、コディーノや1歳上のカービングパス(父ハービンジャー)とは違ったタイプですね」とのこと。8月15日、札幌の芝1500m(牝馬)を杉原誠人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/10(Mon) 19:27コメント(0) ]
2015/08/03(Mon)
【栗東】
◆ペイザージュ(牝、父ダイワメジャー、母ネガノ、栗東・大久保龍志厩舎)

 半兄に2010年セントウルSなどスプリント重賞を3勝したダッシャーゴーゴー(父サクラバクシンオー)がいる血統。
 ゲート試験合格後はアオイプリンセスとともに追い切りを消化していたが、その僚馬は新馬勝ちを決めた。7月29日は併せ馬のパートナーが古馬500万下に代わったが、格上を相手に追走して先着する脚力を披露。4F52.5秒、1F12.3秒は新馬としては素晴らしい数字なので、ゲートさえ決まれば、その性能の高さを発揮してくれそうだ。8月9日(日)小倉芝1200m(牝)を浜中俊騎手でデビューする予定。

◆ギャディス(牡、父ハーツクライ、母ロックトニック、栗東・中竹和也厩舎)
 ブランボヌールが新馬、函館2歳Sと連勝し、先週はルグランフリソンが新潟芝1600mでデビュー勝ち。今年の中竹和也厩舎の2歳勢は絶好調だが、そのルフランフリソンと併せ馬のパートナーだったのが本馬。2014年セレクトセール1歳にて、1000万円で落札されている。

 7月22日の坂路での併せ馬では、ルグランフリソンに完敗するような内容だったが、パートナーが代わった7月29日の坂路では3歳未勝利と併せて2馬身先着。4F53.3秒は前週に出していた時計を3秒縮めたことになるので、徐々に動ける態勢が整っていることは間違いない。あとは最終追い切りでどの程度の動きを見せるか。デビュー戦は8月8日(土)新潟芝1600mを田中勝春騎手で予定している。

◆メイショウトキン(牡、父メイショウボーラー、母メイショウフェーヴ、栗東・安達昭夫厩舎)
 おじに芝中長距離で5勝を挙げ、2013年ダイヤモンドSで3着した実績もあるメイショウカドマツ(父ダイワメジャー)がいる血統だが、本馬に関しては「素直な気性ですが、父(メイショウボーラー)の特徴が出たスピードタイプなので、距離適性は短いところでしょう」と安達昭夫調教師。

 7月29日にはレースで騎乗予定の藤岡康太騎手が跨って、終い重点の動き。栗東でゲート試験を受け、坂路で時計を出してからの札幌入りだけに調教の中身は濃い。8月8日(土)札幌芝1200mでのデビュー予定だが、ゲートが水準程度ということなので、スタートが結果を左右してきそう。

◆ティルヴィング(牝、父ディープインパクト、母ストゥデンテッサ、栗東・松永幹夫厩舎)

 2013年セレクトセール当歳にて、7400万円で落札された馬。5月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月に再び栗東へ入厩。坂路で15-15の時計を出した後、札幌競馬場へ移動している。
 7月29日は札幌芝コースでの併せ馬。レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨っていたが、相手の新馬を追走して最後は余裕の手応えで併入。時計も5F65秒を切っているが「動きが良かったという報告を受けました。ここまで順調に進めることができているので、初戦から楽しみですね」と松永幹夫調教師。8月9日(日)札幌芝1800mでデビュー予定。

【美浦】
◆コーサー(牡、父バゴ、母シベリアンクラシカ、美浦・手塚貴久厩舎)
 同じく手塚貴久厩舎に在籍していた母は4勝。その2番仔になる。当初は1週目のデビューを予定していたが、じっくりと2週目まで待機。そのぶん、馬体は十分に仕上がっている。「バゴの子にしては難しいところがないし、むしろ落ち着いて走れている。お母さんに似た雰囲気があるし、初戦から動けそう」と手塚貴久調教師。8月9日、新潟の芝1400mを田中勝春騎手で予定している。

◆ドラゴンテリー(牡、父ディープインパクト、母コージーロージー、美浦・戸田博文厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、1億500万円(税抜)で落札された。母はアメリカで芝の重賞を3勝した他、G1・イエローリボンS2着の実績もある。じっくりと時間をかけて乗り込み、この新潟開催を目標に仕上げられてきた。7月30日には初めて本馬場に入れ、1F11秒台とシャープな動きを見せている。「それほど大きくないけど、均整の取れた体つき。ディープインパクト産駒らしい軽さがある」とのこと。8月8日、新潟の芝1600mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ボーンレガシー(牡、父ショウナンカンプ、母ボーンスター、美浦・小島茂之厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は1勝。同じく小島茂之厩舎に在籍していた半姉プロヴィナージュは阪神牝馬S2着、秋華賞3着など重賞戦線で活躍した。1歳上の全兄ナリタスターワンは新馬→白梅賞を連勝している。7月30日の追い切りは6月の東京で新馬勝ちを飾ったロードクエストに後ろから突かれる形で追われ、反応を促しながら併入した。「まだ緩さがあるけど、ひと追い毎に動き自体は良くなってきています。大きなストライドで走るし、距離には融通が利きそう」と小島茂之調教師。8月9日、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ミッキーグローリー(牡、父ディープインパクト、母メリッサ、美浦・国枝栄厩舎)
 ホワイトマズル産駒の母は北九州記念の勝ち馬。一昨年のセレクトセールに上場され、6800万円(税抜)で落札された。7月29日にはウッドチップコースで追われ、3頭併せの最内で軽快な動きを見せた。「まだ若いけど、エネルギーがありそう。軽い走りで身のこなしも悪くないし、ジワッと脚を使いそうなイメージですね」と北村宏司騎手の評価は上々だ。8月8日、新潟の芝1600mを予定している。

◆ヴィガーエッジ(牡、父キングカメハメハ、母エラドゥーラ、美浦・池上昌和厩舎)
 米国産の母は2勝。半兄シャンギロンゴは新馬勝ちを含めて3勝した。ゲート試験に合格後は牧場で成長を促し、函館競馬場に再入厩。7月22日から順調に追い切りの本数を重ねてきた。「だいぶ良くなって戻ってきました。兄と同様に体質は強くないけど、いい素質がありそう。しっかりとしてくれば楽しみです」と池上昌和調教師。8月9日、札幌の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/03(Mon) 19:17コメント(0) ]
2015/07/27(Mon)
【栗東】
◆アッパレドンキ(牝、父ディープインパクト、母トレノトマト、栗東・藤原英昭厩舎)

 母系には1993年日本ダービー優勝のウイニングチケットや重賞2勝のロイヤルタッチ、2005年新潟大賞典を制したエアセレソンなどがいる血統。今年のCBC賞で2着したダンスディレクターもこの母系なので、最近も活躍馬が出ている血統。
 調教欄を見ていただければ分かるが、全体的な時計の出方は地味。ただ、7月23日の芝コースでサトノキングリーと併せた追い切りでは手応え優勢の動き。これも時計が遅いだけに慎重に判断する必要があるが、あの動きなら最終追い切りでは更に機敏な動きを見せてくれそう。8月2日(日)新潟芝1400m(牝)を岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆ルグランフリソン(牡、父Smart Strike、母Leaning Tower、栗東・中竹和也厩舎)

 日本で活躍する父産駒には、2009年共同通信杯を勝ったブレイクランアウトや2015年エンプレス杯を制したアムールブリエがいる。
 本馬は入厩当初から「動けると思う」と中竹和也調教師が強調していたが、その通りの動きを見せたのが、7月22日の坂路での併せ馬。相手は新馬だったが、こちらが追走したにも関わらず、ゴール手前では楽に交わして先着。同じデビュー前の2歳にも関わらず、こちらの方が年上かと思わせるような動きだった。これには「やっぱり動きますね。最終追い切りは少し動く馬と併せる予定です」とのことなので、強い負荷でしっかり仕上げての出走となりそう。デビュー戦は8月2日(日)新潟芝1600mをM.デムーロ騎手で予定している。

◆キリシマオジョウ(牝、父スクワートルスクワート、母ラッキービクトリー、栗東・橋口弘次郎厩舎)

 本馬と同じく九州産の半兄キリシマホーマ(父ロドリゴデトリアーノ)は一般馬との対戦となってからも勝ち星を重ねており、現在3勝。十分な活躍を見せているし、これからの活躍も期待できるが、そんな兄を差し置いて「きょうだいの中でも馬体は一番」と橋口弘次郎調教師の評価は高い。
 それを裏付けたのは、7月22日のCWでの併せ馬。時計を出したのは4Fだけだが、4F53.6秒、1F12.0秒と動いた。兄の新馬戦は出遅れたが「スタートは普通だが、二の脚が速い」ということなので、いかにも初戦向き。まずは8月2日(日)小倉芝1200m(九)で結果を出し、次のステップへと進みたい。なお、鞍上は小牧太騎手。

◆タニノアーバンシー(牝、父Sea The Stars、母Vodka、栗東・角居勝彦厩舎)

 母ウォッカは2007年日本ダービーを筆頭にG1を7勝した名牝。本馬が3番仔になるが、先週までの時点で勝ち上がることはできていない。ただ、ファンの注目度はNo.1といってもよいくらいで、7月に8月2日のデビュー戦(新潟芝1600m、鞍上は岩田康誠騎手)が決まった時も各メディアでその報道がされたくらい。
 7月中旬あたりの動きはひと息に思われたが、追い切りを重ねるごとに動けるようになっている。7月22日はCWでハッピーモーメントを追走したが、馬なりの手応えで並びかけた。このくらい動けるようになってくれば、初戦から楽しみではないだろうか。

【美浦】
◆サトノスピリット(牡、父ネオユニヴァース、母ピュアティー、美浦・池上昌和厩舎)
 今年の千葉サラブレッドセールに上場され、3300万円で落札された。兄姉はロングシャドウ(現2勝)、パールシャドウ、ヒシハイグレードなどがコンスタントに走っている。7月22日には芝で5F65秒台(馬なり)をマーク。併せた相手に優勢の手応えで駆け抜け、陣営の感触は上々だ。「トレーニングセールの出身で前向きな性格だし、いい動きをしていました。マイルまではこなせるように育てていきたいですね」と池上昌和調教師。8月1日、新潟の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ダイワドレッサー(牝、父ネオユニヴァース、母リバティープリント、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 こちらも千葉サラブレッドセールに上場され、同じく3300万円で落札された。祖母エアリバティーはクイーンS2着、秋華賞5着の活躍馬。近親にはサトノプライマシー(現オープン)がいる。「牝馬にしては落ち着いているし、ある程度の時計で動けている。ゲート試験の出も速かったし、トレーニングセールの出身だから初戦向きだと思う」と鹿戸雄一調教師。8月2日、新潟の芝1400m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。

◆ミネット(牝、父ディープインパクト、母レッドキャット、美浦・藤沢和雄厩舎)
 ストームキャットの肌にディープインパクトの配合はキズナなどと同じ。重賞戦線でも活躍したダイレクトキャッチ、ステラロッサなどの半妹にあたる。タフな馬場の坂路で時計的には目立たないが、古馬を相手に質の高い追い切りを重ねてきた。「そんなに大きくないけど、いいスピードと瞬発力がありそう。コントロールも利きそうだし、いいモノを持っていると思う」とのこと。8月2日、新潟の芝1400m(牝馬)か芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ティソーナ(牡、父ダイワメジャー、母ラドラーダ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 母の半弟にゴルトブリッツ、祖母レディブロンドの半弟にディープインパクトがいる良血。函館競馬場で慎重にゲート練習を重ねながら乗り込まれ、札幌競馬場に移動。7月22日には本馬場で時計を出し、翌23日にゲート試験をパスした。「筋肉質の馬体をしているし、いいスピードがありそう。稽古の動きも上々。あとは馬の様子を見ながら使うかどうかを判断したい」とのこと。8月1日、札幌の芝1500mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/07/27(Mon) 18:22コメント(0) ]