2012/12/20(Thu)
ケイアイアリエーテ(美浦・加藤征、牝、シンボリクリスエス×リヴァプール)
夏に一度美浦に入厩してゲート試験を一発で合格。その後は成長を促がすためにジックリと牧場で調整。先々週に美浦に再入厩してからはまだ速い時計は出していないが、キャンターは実に軽快で、走りに柔らかみがある。落ち着いた気性で手が掛からないと評判で頭も良いとの事。これから調教のペースを上げて行くが、やればいくらでも時計が出そうであり身体能力の高さがうかがえる。「芝でもやれそうですが、ダートの方がより良さが出ると思います。血統的にも距離に不安はありませんし、幅広く活躍できると思いますよ。センスを感じますし、デビューは年明けになりますが期待して良いと思います」と調教師。

レッドエンブレム(美浦・戸田、牡、ウォーエンブレム×キャスケードブーケ)
ウッドチップコースを中心に乗り込まれている。先月29日にはそのウッドチップコースで併せ馬を行い、69秒9-55秒4-41秒5-13秒5をマーク。遅れはしたが、回転の良いフットワークが目立ち、動き自体は合格点。今月の12日にもウッドチップコースで併せ馬を行い、85秒8-71秒7-58秒3-44秒2-14秒6を長目からマーク。終始馬なりだったため時計は平凡だが、動きに力強さが加わり、迫力が伝わってきた。長く良い脚が使えそうで、スタミナはある。クセのない馬で乗りやすいと評判。馬っぷりも良く素質は感じる。「パワフルですね。大型馬ですが反応は良いですし、気の強いところがありますから砂を被っても平気でしょう。調教通りなら勝ち負けになって良いと思います」と調教師。中山8日目、ダート1800mを岩田騎手で予定している。推定体重500キロ。

ブラボーデジタル(栗東・音無、牝、アグネスデジタル×ブラボーサンライズ)
半姉に2009年の福島牝馬Sを制したブラボーデイジー、1つ上の兄に1000万→準オープンを連勝したブラボースキーがいる厩舎ゆかりの血統馬。先週の木曜日にゲート試験をパスし、今週は軽快に坂路を登坂。徐々に調整のピッチも上がってきた。「うるさい血統だけど、この馬に関してはおとなしくて非常に扱いやすい。体の割には跳びが大きくて走りっぷりがいいし、兄(ブラボースキー)より距離の融通は利きそう」と担当の塩津助手。デビューは年明けの1回京都2日目芝2000m戦を予定している。鞍上は今のところ調整中とのこと。推定体重450キロ。

ストームジャガー(栗東・安田、牡、アフターマーケット×トレイヴレイター)
父は米GⅠを含む重賞6勝をマーク。アメリカのOBSスプリングセールにて27、5万ドルで落札された。11月下旬にゲート試験をパスし、今週の追い切りでは僚馬(スマートパレード)に先着。ここまで目一杯に追った本数は少ないが、水準以上の動きを見せている。「走法的なものか坂路はもうひとつだけど、ゲート試験の時計がすごく速かったし、実戦に行って良さそうなタイプ。外国産馬らしくパワーがあって、いかにもダート向き」と安田景助手。デビューは5回中山7日目ダート1200m戦を内田博騎手で予定している。推定体重500キロ。

リグヴェーダ(栗東・池江、牡、ディープインパクト×ニキーヤ)
半兄には、ダートGⅠ4勝やダービー5着のゴールドアリュール、オープンで活躍中のゴールスキーがいる。サンデーサイレンス系との相性は抜群で、中でも牡馬に出るとほぼオープンまで出世しているようだ。当馬も期待十分。
ここまで7本とじっくり乗り込まれ、先週あたりからCWも併用して追い切られている。今週はCWで5F69秒0ー12秒2をマーク。一杯に追われる僚馬を尻目に余裕残しでゴールした辺りに大物感が出ている。「お兄さんたちとは、少しタイプが違うみたいだけど能力は感じる。ディープ産駒らしいバネのある走りをしているよ」と師の感触も上々。阪神9日目の芝1800m戦を岩田騎手で予定。推定体重は440キロ。
[ ナリティー at 2012/12/20(Thu) 18:41コメント(0) ]
2012/12/20(Thu)
【栗東】
◆ストームジャガー(牡、父After Market、母Travelator、栗東・安田隆行厩舎)
安田師期待のストームジャガー

安田師期待のストームジャガー

 入厩する前から、安田隆行調教師が「凄く迫力ある馬体をしていて、いかにもダート短距離という筋肉量ですよ」と話していた本馬。

 入厩してまもなく、ゲート試験に合格しているが、その時のラップが馬なりで12秒台。「新馬と一緒にゲート試験を受けましたが、こちらは馬なりで12秒台のラップ。ゲートはかなり速いですね」と師。この中間は坂路での調教が中心になっているが、時計自体は目立って速くない。「坂路だとあまり時計が出ないタイプなのかも知れません。レース週はトラック馬場で追い切ってみます」とのこと。デビュー戦は12月22日(土)中山ダート1200mを内田博幸騎手で予定している。

◆ダイワレーヌ(牝、父チチカステナンゴ、母ダイワスカーレット、栗東・松田国英厩舎)
仕切り直しの初陣、ダイワレーヌ(中)

仕切り直しの初陣、ダイワレーヌ(中)

 母は現役時代に12戦してパーフェクト連対。桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯の牝馬限定G1に加えて、2008年有馬記念も制した記録にも記憶にも残る名牝。その初仔ということで、ファンの間でも非常に注目度の高い存在になっている。

 京都開催でのデビューが予定されていたが、直前に熱発を発症して自重。「症状は軽かったので、すぐにデビューするための調教もできる状況でしたが、一旦リセットして、一からやり直すという過程を選択しました」とは松田国英調教師。坂路での15-15から再開し、CWでの併せ馬を積み重ねて、12月12日にはCWでワイルドフラッパーと併せて少し遅れる感じだったが、6F82.0~1F12.1秒と時計は上々。母とは違った体型ではあるが、スピード能力は十分に素質を感じさせる。12月22日(土)阪神芝1600m(牝)を福永祐一騎手でデビューする予定。

◆アウォーディー(牡、父ジャングルポケット、母Heavenly Romance、栗東・松永幹夫厩舎)
 9月の阪神開催でのデビューを目標に、栗東で調教を積んでいたが、在厩中に捻挫したことでデビューを延期。その後は大山ヒルズで調整され、11月8日に栗東へ再入厩する形となった。

 以前から「上(コードゼットやウイニングサルート)と違って、素軽さがあって、芝向きのスピードがありますよ」と話していた松永幹夫調教師。この中間の調整過程でもその様子は変わらないようで、12月12日のCWでも全体の時計は遅かったものの、ラスト1Fは12.1秒と鋭い伸びを見せている。12月24日(月)阪神芝1800mを武豊騎手でデビューする予定となっている。

 なお、フラガラッハの半妹イリュミナンスは12月22日(土)阪神芝1600m(牝)をC.ルメール騎手でデビュー予定。「まだ幼い面や牝馬らしい繊細なところはありますが、素軽い動きで切れる脚を使えそうなタイプです」と松永幹夫調教師。

◆レッドフォーチュン(牝、父クロフネ、母スギノフォルモーザ、栗東・友道康夫厩舎)
ウイリアムズ騎手鞍上レッドフォーチュン

ウイリアムズ騎手鞍上レッドフォーチュン

 母はダート1800mで3勝を挙げているが、オークスにも出走し、シルクプリマドンナの10着(0.9秒差)と決して芝がこなせなかったわけではない。そのあたりは半兄ナンデヤネンが東京芝1800mで1勝を挙げているあたりからも納得できる。

 本馬はゲート試験に合格してから一旦放牧に出され、12月6日に再び栗東へ入厩している。「第一段階はゲート試験に合格させることを目標に入厩。それから成長を促す意味で放牧に出していましたが、逞しくなって帰ってきましたよ。体は小さいけど、全身を使って走る馬です」と友道康夫調教師。12月22日(土)阪神芝1600m(牝)をC.ウィリアムズ騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アンナチュラル(牝、父Proud Citizen、母Sahara Star、美浦・古賀慎明厩舎)
 Gone West産駒の父はケンタッキーダービーでウォーエンブレムの2着。Green Desert産駒の母は芝5Fの英G3(モールコムS)を勝っており、祖母も芝6Fの仏G1(ジュライC)で2着の戦歴を持つ。11月中旬に入厩してから順調に乗り込まれ、わりと仕上がりが早そうなタイプだ。「ゲートのセンスもあるし、すごく素直で手が掛からない。動きもいいし、この感じなら初戦から楽しみ」と厩舎サイド。12月24日、中山の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。

 僚馬のタイキロマネスク(牝、父ジャングルポケット、母ゲイルマイラブ)は12月22日、中山の芝2000mを視野に入れている。こちらは「血統的にも長めの距離が良さそう」とのこと。

◆エグゼビア(牡、父ゼンノロブロイ、母エグジジェ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 米国産の母はダートの短距離で3勝。その産駒は大物こそ出ていないが、現2勝のピーエムヘクターなどデビューした3頭とも勝ち上がっている。春に一度は入厩したものの、ソエの影響から牧場に戻して立て直しを図った。12月12日には坂路で4F50秒9の好時計をマーク。16日にも4F53秒4の時計を出しており、ここに来て上昇気配だ。

「無理せずに休ませたぶん、だいぶ馬がしっかりとした。ひと追いごとに反応が良くなってきたし、まだまだ変わってくると思います」と厩舎サイド。当初は年明けを目標にしていたが、態勢が整ってきたことから12月22日の中山・芝2000mでのデビューも視野に入れている。

◆ファイアマーシャル(牝、父ディープインパクト、母ブッシュファイヤー、美浦・国枝栄厩舎)
 母はエイコーンSなど米G1を3勝した。夏の札幌でデビューを目指していたが、軽い骨折で休養することに…。10月31日に再入厩してからはゲート試験に予想以上の時間がかかり、11月30日に3度目の受験で合格した。そこから調教のピッチを上げ、ここ2週は坂路で4F52秒台の時計をマーク。乗り込み自体は十分すぎるほど。今週はウッドチップコースで追い切る予定になっており、このひと追いで態勢が整いそうだ。

「その気になればもっと動けそうだけど、まずまずといったところ。ディープ産駒の牝馬らしい軽さがあるし、札幌にいた頃に比べれば馬自体は良くなっている。春先から期待していた馬だし、能力的にも楽しみにしています」と国枝栄調教師。12月24日、中山の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ワンダーロード(牡、父マンハッタンカフェ、母シルキーステラ、美浦・尾形充弘厩舎)
 11月8日に入厩して以来、じっくりと乗り込まれてきた。先週の12月12日には坂路で4F52秒0―37秒0―24秒1―11秒7と素軽い動きを披露。陣営のトーンも急上昇している。「古馬と併せても反応よく動けるし、いいモノを持っている。当初はダートを考えていたけど、この動きなら芝から行ってみます。かかる気性ではないし、距離もこなせるはず。いい形で送り出せると思います」と尾形充弘調教師。12月22日、中山の芝2000mを吉田隼人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2012/12/20(Thu) 18:27コメント(0) ]
2012/12/19(Wed)
リグヴェーダ
(牡2、栗東・池江厩舎)
父:ディープインパクト
母:ニキーヤ
母父:Nureyev

「兄たちとはタイプは異なりますね。バネの利いた軽い走りはいかにもディープインパクト。現時点の動きはそう目立ちませんが、芝での切れ味を見込んでいます」(池江泰寿調教師)

こちらもディープインパクトが送る大物候補。母ニキーヤ(その父ヌレイエフ、仏3勝)は偉大な繁殖であり、半兄にゴールドアリュール(フェブラリーSなどG1を4勝)、ニルヴァーナ(6勝)、ゴールスキー(現5勝)らがいるエリートだ。社台サラブレッドクラブにラインナップ。総額1億円で募集された。

成長に合わせ、追分ファームリリーバレーでじっくり調整された同馬は、9月27日、宇治田原優駿ステーブルに移動。坂路コースでの15−15を消化したうえ、11月9日、栗東に入厩した。29日のゲート試験をパスし、ウッドコースでの本格的な追い切りに移行する。丁寧に磨かれてきただけあって、しっかりしたフットワーク。体もすっきりとできている。

12月24日(月・祝)、阪神の芝1800mでベールを脱ぐ。岩田康誠騎手がエスコートする。
ディオジェーヌ
(牝2、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:フォーシンズ
母父:Sinndar

「すばらしい馬だよ。ディープの特徴を受け継いで小柄だけど、筋肉がしなやか。鋭い決め手を秘めていそうだね」(石坂正調教師)

牝馬3冠に輝き、日本最高峰のジャパンCも制したジェンティルドンナ、ダービー馬となったディープブリランテをはじめ、2世代目がさらにスケールアップし、今季の総合リーディングを確実なものにしているディープインパクトが父。来春のクラシックにも多頭数で臨むこととなろう。

母フォーシンズ(その父シンダー)はドイツ産で、G2のブランドフォードSをはじめ、イギリスで3勝。英オークスでも4着に食い込んでいる。サンデーサラブレッドクラブにラインナップ。募集総額は3000万円だった。

ノーザンファーム空港でも軽快な走りを披露していた同馬は、8月10日、NFしがらきへ。9月11日、栗東に入厩した。28日のゲート試験に合格したが、左前を軽く捻挫してしまい、いったん放牧に出て回復を待つ。11月14日に帰厩すると、順調にピッチが上げられる。初戦から勝負できる前向きな気性。全身を使ったダイナミックなフォームを見れば、かなりのスケールも見込まれる。

12月22日(土)、阪神の牝馬限定・芝1600mに向かう。鞍上は岩田康誠

サトノテイオウ
(牡2、美浦・堀厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤフッキー
母父:フジキセキ

昨年、2年連続となるリーディングサイアーに輝いたキングカメハメハが父。様々なカテゴリーに勝ち馬を送り出しているうえ、大舞台向きの底力にも富む。この世代も一流の繁殖を集め、信頼度は断然である。コディーノ(札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳S)に続くクラシック候補も登場するに違いない。

母アドマイヤフッキー(その父フジキセキ)は3勝をマーク。祖母トキオリアリティ(3勝)の産駒にはアイルラヴァゲイン(オーシャンSなど7勝)、リアルインパクト(安田記念など現2勝)らがいる。セレクトセール(1歳)での落札価格は4900万円だった。

ノーザンファーム空港での基礎固めを経て、NFしがらきでペースアップ。10月13日、美浦に移動した。24日のゲート試験をパスすると、いったん放牧を挟んで心身を整え直す。11月30日の帰厩後は順調に追い切りを消化。バランスが整った好馬体が光り、反応も上々である。

「イライラしがちな気性が鍵となるでしょうが、仕上がりは良好です。とても伸びやかなフットワーク。大物感がありますよ」(堀宣行調教師)

12月22日(土)、中山の芝2000mにスタンバイ。ライアン・ムーア騎手が手綱を取る。
[ ナリティー at 2012/12/19(Wed) 08:03コメント(0) ]
2012/12/19(Wed)
ケーティ

日曜阪神5R
2歳新馬
芝外1600m
勝ちタイム1.36.8
ケイティープライド(牡2、父ディープインパクト・栗東・角田厩舎)

前の2頭が並び加減で先行はしているが、そんなに速くない流れ。その3番手を進んだケイティープライド。直線に入っては、もうその前2頭を吸収して先頭。追い出してから手前を替えたりと幼いところを随所に出している感じだったが、ステッキは1発も入らないでのゴール。ここでは、ちと物が違った様子だった・・。

スタートで2頭がダッシュがつかない。外のキュウジツジュリアと、関東からの参戦のサトノピアーだ。内からパワーローランとジョウノグロリアが前へと出ていく。緩いペースでの先行で、最初の1ハロンの入りが13.0である。そこをロングローアが前へ取りつき、パワーローランと2頭で先行する。前は7頭が一団。そこから5馬身ぐらい離れてサトノピアーが続く。絶好の3番手をキープしたケイティープライド。

3ハロンを36.3と、芝ではユッタリな流れで進む前2頭。ケイティープライドはそこから3馬身ぐらい開いた3番手キープ。やや好位から下がったゴールデンリーフが後ろから3頭目。その後ろにサトノピアーだ。4コーナーに入る時には、先頭の2頭とケイティープライドとの差が一気になくなってくる。カーヴを廻る時にはゴールデンリーフにサトノピアーも馬群に取りついてきた。

直線に入って生垣を過ぎたあたりで、ケイティープライドはもう先頭となる勢いだ。外のオウケンシスターに、ステッキが入っているのに涼しい顔である。そのまま後続を引き連れて先頭に立っていく。残り1ハロンを通過する時には、鞍上の川田Jはオーロラビジョンをチラっと観て、その後は左後ろを肉眼で見て確認。追いこんでくる馬の勢いを見たのだろうか。手綱をしごくだけの所作も、ゴールが近づくにつれてやめて、最後はほとんど馬なりの感じで初陣を終えた。

2着争いが面白く、先行して粘るロングローアに追いついたゴールデンリーフとサトノピアーも加わる。3頭の真ん中のゴールデンリーフが2着に上がったのがゴールだった。最後の2ハロンが11.6〜12.0。これはほとんど勝ち馬ケイティープライドの刻んだもの。しかし最後は追ってないし、直線で手前を何度も替えているのをみると、まだまだ伸びしろはかなりあるはず。まずは初陣を無事突破が課題だったはずであろう・・・。
[ ナリティー at 2012/12/19(Wed) 08:01コメント(0) ]
2012/12/19(Wed)
タブレット

土曜阪神5R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.03.6
タブレット牡2、ディープインパクト・栗東・音無厩舎)

1000メートル通過が1.02.8と新馬戦としてはけっこう流れている。その3番手を進んだ圧倒的人気のタブレット。馬場の比較的外目を選んでの直線では、いち早く反応して伸びていく。内と真ん中から伸びる2、3着馬を後目に外目を伸びていく。やや外へ逃げる様な感じではあったのだろうが、馬自身は真っ直ぐな伸び。特にゴール前の30メートルぐらいのエンジンのかかり方は違っていた。

スタンド前からのスタート。注目のディープインパクト産駒のタブレットも悪くないスタート。すっと前の位置につけられている。ラインノーブルが出ていって、もう1頭のディープインパクト産駒ピエナインパクトが2番手。その後の内ラチ沿いにタブレットがつけてカーヴを廻っていく。次の2コーナーを過ぎていく時には、先頭からドンジリまで等間隔で2馬身ずつ10頭が、ほぼ縦長に続いていく。終始12秒台をキープして流れていく。5番手に超高馬のトーセンリュー。その後ろにヒュラース。後ろにアウトオブシャドウである。向こう正面の1000メートル標識あたりでペースダウンした先頭のラインノーブルだったが、その間に好位グループが一気に間合いを詰めていく。3コーナーを廻る時には、最後尾までが8馬身以内と隊列は随分と短くなる。

さらに馬群は凝縮されて、4コーナーが近づいていく。絶好の3番手の外のタブレット。カーヴを廻る時に、左手に持つムチで少し促すスミヨンJ。そこがゴーサインだった様子。直線へ向いた時には、もう先頭に立って鞍上も追い出している。
残り300で2馬身と出た様子。内ラチ沿いから少し外へ出して先行馬を抜くヒュラース。その外をトーセンリューが追い出してきた。馬場の4分どころにいたタブレットだが、いつの間にか7分どころまで出てきている。それでも後続にはまだ抜かせてない。
小さく追っていた右手のステッキを左に持ち替えたスミヨンJ。そこからもうひとつグーンと伸びだす勢いのタブレット。ゴールに入る時は、余す勢いを納めるスミヨンJであった。2馬身差で内のヒュラースが2着、半馬身差でトーセンリューが続き、アウトオブシャドウが1馬身差4着。2番手を先行したピエナインパクトが5着。

同じ506キロの数字であるタブレットとトーセンリュー。しかし見た目にはスッキリとしているタブレットだった。平均に流れた新馬戦だっただけに、直線でド派手な数字にはならなかったが、切れは十分に見せていた。若さはあるが、それも許容範囲。また1頭素質馬が出てきた感であった・・。
[ ナリティー at 2012/12/19(Wed) 07:58コメント(0) ]
2012/12/14(Fri)
●マイネライムライト(土曜日 中山3R)
夏のデビューから休まず使われ今回で7戦目。ひと頃は歩様がゴツゴツして本来の走りをできずにいたが、冬場が合うのか、ここへきて気配はグングン上昇。馬体はあらかた仕上がっているので、追い切りはWコースで70-40程度を消化するだけだが、馬体に張りがあり、なにより足運びがスムーズなのが良い。ここは好調馬ぞろいだが、ゆえに能力よりも人気にならない。上がりがかかる今の中山も大歓迎だ。

●ジョーヌドール(土曜日 中山5R)
08年のダービー馬・ディープスカイの全弟。9月の半ばからWコースを中心に十分な調教をこなしたものの時計が詰まらずにいたが、2週前と今週がWコースで67秒台、そして1週前にPコースで63秒1-48秒9-35秒6-12秒0の好時計をマークし念願のデビューとなった。兄よりひと回り小さく、まだスケールでは劣るが、バネの良さに血筋が出ているし、追われての反応がシャープでセンスが高い。人気先行の心配はないだろう。

●キャバーン(日曜日 中山6R)
坂路で時計を出し始め、ここ3週はコース追い。菊沢厩舎は速いタイムを出さないので目立つ時計はないが、とにかく並んでからがしぶとい。今週の追い切りは1000万下のダイワフェリスを3馬身先行する形だったが、外から並ばれるとハミをガチっと取って併入。ダイワも稽古は動くので手応えは劣ったが、外国産馬らしい筋肉質の栗毛馬が上級馬に食い下がる姿は迫力満点。早く実戦での走りが見たい。

●コディーノ(朝日杯FS)
無理のないローテーションで疲れが残ることもなくレースを迎えることができた。今週の追い切りはWコースのハロー明け1番乗りで、500万下のバンスタンウォルツと1000万下のホーカーテンペストを追走する形から内へ潜り込み5F66秒9-52秒3-38秒3-12秒8をマークして馬なりで先着。そのまま飛んで行きそうなほどバネが利き、道中の動きにもまったくムダがない。2歳馬とは思えないくらい完成度が高く、よほどのアクシデントでもない限り負けることはないだろう。

●エーシントップ(日曜・中山11R 朝日杯FS)
坂路コースでは常に動く調教巧者で、前回の京王杯2歳ステークス時は4F50.2秒-1F12.2秒と同日2位タイとなるタイムを記録。今週も抜群の動きで4F51.2秒-1F12.5秒の同日1番時計を記録している。額面上は前回のほうがいいものの、今週の坂路コースはまだ時計が掛かる馬場状態で、前回の状況とはまるで違うことは理解しておく必要がある。外国産馬で筋骨隆々の馬体は迫力十分で、坂路コースを駆け上がる姿勢からは中山競馬場の急坂はむしろ歓迎。デビュー4連勝へ向けて万全の態勢で東の無敗馬に挑む。

●アットウィル(日曜・中山11R 朝日杯FS)
こちらも京王杯2歳ステークス時に推奨した一頭。その前回は1週前、そして本追い切りで2週続けて自己ベストを更新するという抜群の動きを見せていたが、レースでは12着と案外な結果。休み明けでプラス10キロだったことが堪えたよう。京王杯2歳ステークス以降は調教を坂路コースからCWコース中心に変更し、今週は6F79.5秒-1F12.2秒のタイムを記録と状態の良さをうかがわせる。前回同様、調教から岩田騎手が跨っているのは経験の少ない2歳馬にとってはプラスに作用する可能性が高く、引き続き注目したい。

●タブレット(土曜・阪神5R 2歳新馬)
父ディープインパクト×母はスカーレット。近親にはリンカーンやヴィクトリーが該当し、馬主である近藤英子氏ゆかりの血統。先週はCWコースで6F82.3秒-1F12.6秒と速めのタイムを記録し、今週は坂路コースで4F53.4秒ー1F13.5秒を記録。額面上はそこまで速いタイムではないものの、まだ時計が掛かっている坂路コースで2歳新馬としては十分な水準。母父シンボリクリスエスでやや重厚な血統でも、父譲りの瞬発力を感じるので、初戦からでも期待できる。
[ ナリティー at 2012/12/14(Fri) 17:55コメント(0) ]
2012/12/13(Thu)
◆日曜中山11R・朝日杯FS(GI)
・エーシントップ
「前走(京王杯2歳S1着)は緩いペースでもいい位置で折り合って進められたし、着差以上に強い勝ち方をしてくれました。以前よりも体が大きくなって成長を感じるし、中間も順調。1週前追い切りでは坂路で1番時計をマークしているように、やはりいいスピードを持っていますね。中山コースでも対応できると思っているし、ここでも楽しみです」(西園調教師)

・クラウンレガーロ
「前走(デイリー杯2歳S2着)はここを目標に厩舎で調整してきました。ここまで順調に乗り込めていますし、時計を出し始めてからもいい感じで来ています。1週前追い切りも重い馬場でも終いしっかり12秒台をマークしていますし、体はほぼできているとみていいでしょう。相手はそろっていますが、いい競馬を期待しています」(日吉調教師)

・テイエムイナズマ
「前走(京王杯2歳S9着)はコーナーでかなり外を回ってしまったのが痛かった。この中間は順調に調整できているし、1週前追い切りの動きもいいですね。スタートがあまり良くないことが課題になるけれど、うまく流れに乗れれば。距離が延びるのはプラスだと思っているので、ここでも期待したいですね」(福島信調教師)

・ラブリーデイ
「前走(京王杯2歳S2着)は、直線で勝ち馬に離されてから、最後またじりじりと差を詰めているように、悪い内容ではなかったと思っています。レース後は短期放牧に出してリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。順調に調整できています。1週前追い切りも動きは良かったし、あとは当週のひと追いで態勢は整うでしょう」(池江調教師)

・コディーノ
3戦3勝、いずれも危なげのない圧勝劇。問題は状態だけに絞られそうだが、前走後、中1週で調教を再開。1週前はウッドチップで68秒7~39秒3、馬をなだめながらの入線でラスト1ハロンを12秒5。追えばいくらでも伸びて行きそうな勢いのある走りは鋭さ満点、黒光りさせた体には迫力も備わってきた。中山マイル戦は枠順が大きな鍵を握るが、スタートセンス良く、どこからでも競馬ができるこの馬にすれば、それだけ嫌う理由にはならない。状態万全、現時点では頭2つほど抜けた存在。4連勝で2歳牡馬の頂点に立つ。

・ディアセルヴィス
前走福島2歳Sは16頭立ての16番人気。この不人気で気楽に乗れたこともあるが、意を決めた後方待機策から、直線外へ持ち出すと矢のような伸び脚でゴボウ抜きを決め快勝。1200mの勝ち時計1分10秒5は不満でも、馬場悪化の中を差してきた末脚はGIといえ通用する素材確か。11月29日の2週前追いでは格下に遅れたが、12月5日の1週前追いになると、同じ相手を1.8秒追走から、ゴール前半馬身程抜け出す勝負強さを見せつけており、多少余裕があった馬体も、この2週連続ハード内容消化でキッチリ絞れてくるはず。1200mから1600mへ2F延長の距離も、前半巧く流れに乗れれば十分に克服可能で、スタミナ面の心配皆無。勢いと成長力なら負けない存在だけに、再度の大駆けは十分にありそうだ。

・ノウレッジ
前走京王杯2歳Sはスタート後手を挽回できず5着に終わったが、それでもメンバー中上がり3Fは最速の33秒4。残り300mからの末脚は際立っていた。その後はここ目標に入念に乗り込みを消化し、中間計4本追い切りをかける意欲さ。5日の1週前追いは3頭併せの中に入り、内・外の古馬勢2頭を一気に突き放す豪快な伸び脚。5F67秒0~3F39秒3~1F13秒3はウッドコースの外めを回ったことを考えるとかなり優秀なタイム。これで多少余裕があった馬体が絞れてくるはずで、最終追い切りでもう一度キチッと追ってくれば最高の状態に持って行けそうだ。とにかく末脚の切れ味は上位の存在。中山1600mでも乱ペースにさえなればチャンスは十分にある。

・フラムドグロワール
前走いちょうSは、久々を叩いてプラス6キロの体重で少し太めに映ったが、スタートを決めて2番手からの正攻法の競馬。直線はタイミングを計って抜け出して快勝。着差以上に強い内容。中間ひと息入れたが、ここを目標に入念な調整。そして1週前の追い切りでは古馬1600万下のダンスファンタジアを絶好の手ごたえで圧倒。時計のかかるウッドコースで大外を回り5F68秒1~上がり38秒5も文句なし。スケールの大きい気迫満点の走りは同厩舎のコディーノを遜色ない能力を感じさせる。

◆土曜中山9R・ひいらぎ賞(500万下)
・ヘルデンテノール
デビュー戦は出遅れぎみのスタートで後方からの競馬になったが、直線で外に持ち出すと、モノが違うという伸び脚で、アッサリ抜け出した。勝ちっぷりの良さから、朝日杯FSを視野に入れて調整してきたが、今年は賞金上位馬が多数いて出走は不可能。自己条件へ向かいそうだ。今週も外めを通って能力の高さを感じさせる動き。大物感も漂っており、来年が楽しみな1頭だ。
[ ナリティー at 2012/12/13(Thu) 05:53コメント(0) ]
2012/12/13(Thu)

【栗東】
◆トーセンリュー(牡、父キングカメハメハ、母マイケイティーズ、栗東・大久保龍志厩舎)
アドマイヤムーンの半弟トーセンリュー

アドマイヤムーンの半弟トーセンリュー

 2007年に宝塚記念、ジャパンCを制したアドマイヤムーンの半弟。2011年セレクトセール1歳では2億6000万円という超高額で落札されている。ちなみにアドマイヤムーンも同セール(当歳)で取引されているが、その価格は1600万円。

 本馬は10月31日に北海道ノーザンFから栗東へ入厩。その後、まもなくゲート試験に合格し、それからも順調に調整が進められている。11月29日にはレースで騎乗が予定されているC.ルメール騎手が跨ってCWでの追い切り。古馬スマートマーズを追走して先着する動きを見せた。12月5日にもCWで追い切られており「追い切るたびに動きが良化していますね。切れるスピードというよりはパワータイプでしょう」とは大久保龍志調教師。12月15日(土)阪神芝2000mでデビューする予定となっている。

◆ダノンリュウオー(牡、父キングカメハメハ、母ヴィアラクテア、栗東・松田国英厩舎)
 近親に2002年阪神牝馬S(阪神芝1600m)など、牝馬限定重賞を4勝したダイヤモンドビコーがいる血統で、本馬は2010年セレクトセール当歳にて5300万円で落札されている。

 12月5日にCWで先週デビューしたハギノブシドウとの併せ馬を行っているが、相手が一杯になるところを馬なりの手応えで先着。馬場の内目を回ったとはいえ、新馬として6F81.4秒は水準以上の時計と言える。12月16日(日)中京ダート1800mを川須栄彦騎手でデビューする予定。

◆ラジアントカット(牡、父ロージズインメイ、母プリンセスカット、栗東・中竹和也厩舎)
ネオヴァンドームの半弟ラジアントカット

ネオヴァンドームの半弟ラジアントカット

 半兄ネオヴァンドームは2010年きさらぎ賞を優勝、叔父タスカータソルテは2008年札幌記念を制している。マイルから中距離の芝で活躍馬が多い血統だが、本馬に関しては「中距離というよりはマイルに適性がありそう」と中竹和也調教師。

 12月5日の坂路ではシャガールバローズと併せて僅かに遅れて4F58.1秒。「馬場が重かったこともあって、時計は遅くなりましたが、動きは悪くなかったと思います」と同師。デビュー戦は12月16日(日)中山芝1600mをC.ルメール騎手で予定されている。

◆タブレット(牡、父ディープインパクト 、母スカーレット、栗東・音無秀孝厩舎)
 伯父に芝長距離重賞で3勝挙げたリンカーンや2007年皐月賞を制したヴィクトリーがいる血統で、先日デビュー(3着)したトルストイも叔父にあたる。

 そのトルストイ、デビュー前から音無秀孝調教師の評価が高かった一頭だが、それと比較して「トルストイよりも動けるかも」というのがこの中間の手応えのよう。それを動きで証明したのが、12月5日のCWでの追い切り。レコンダイトとの併せ馬だったが、直線相手の脚色が悪くなるところを、力強い伸びで2馬身ほど先着。追われていたが、まだまだ余力十分という感じで、その走りは力強い。時計も6F82.5秒と新馬としては水準以上をマークしており、厩舎の期待に応える走りが見られそう。12月15日(土)阪神芝2000mをC.スミヨン騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆インナーアージ(牝、父ディープインパクト、母ミュージカルウェイ、美浦・国枝栄厩舎)
 母は仏GIIドラール賞(芝1950m)を勝ち、香港C3着などGIでも好走した。入厩後はゲート試験に時間を要したが、11月29日に合格。先週の12月5日には蛯名正義騎手を背にウッドチップコースで速めの時計を出し、9日にも坂路でラスト1Fを軽く伸ばした。「はじめのうちはフワフワと浮いてしまうところがあったけど、乗り込むに連れて良くなってきたし、いいバネを持っている。ディープ産駒の牝馬で軽さがあるし、初戦から動けると思います」と国枝栄調教師。12月16日、中山の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

 同じレースにはヒシエメラルド(牝、父ネオユニヴァース、母ヒシショウコ)も出走予定。こちらの鞍上は田中勝春騎手を予定している。

◆マツリダデンカ(牡、父ジャングルポケット、母トーセンアモーレ、美浦・国枝栄厩舎)
 一族からはセイウンワンダー(朝日杯FS)をはじめ、マルブツサンキスト(小倉記念)、メリッサ(北九州記念)などの重賞ウイナーが出ている。昨年のセレクトセールにおいて2100万円で落札された。12月5日の追い切りには内田博幸騎手が跨がり、古馬との併せ馬を消化。ひと追い毎に時計を詰めており、仕上がりは上々だ。

「この馬も最初の頃は上に浮いちゃうところがあったけど、乗り込むに連れて解消されてきた。能力はありそう」と国枝栄調教師。12月15日、中山の芝1800mを内田博幸騎手で予定している。

 同じレースにはミエノワンダー(牡、父グラスワンダー、母トリプレックス)も出走予定。こちらの鞍上は北村宏司騎手を予定している。

◆コスモマートレット(牡、父マイネルラヴ、母シルクスウィフト、美浦・高橋裕厩舎)
 この厩舎の2歳世代は3頭がデビュー勝ちしており、スズノネイロが新馬→つわぶき賞を鮮やかな決め手で連勝。最低人気の福島2歳Sで大波乱を演じたディアセルヴィスは今週の朝日杯FSに参戦する。本馬は春に開催されたHBAトレーニングセールの出身だが、じっくりと芯が入ってくるのを待ち、11月に入厩。先週の12月5日には坂路で52.3~37.4~23.5~11.5秒と出色の伸び脚を見せた。

「瞬発力が桁違い。1頭になると集中力を欠くところがあるけど、競馬に行けば大丈夫でしょう。走ると思います」と騎乗予定の松岡正海騎手。12月16日、中山の芝1600mを予定している。

◆ジョーヌドール(牡、父アグネスタキオン、母アビ、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 2008年に変則二冠制覇(NHKマイルC、ダービー)を成し遂げたディープスカイの全弟。昨年のセレクトセールにおいて5000万円で落札された。ゲート試験を合格したのち、暑い時期は無理させずに牧場で調整され、9月に再入厩した。なかなかピリッとして来なかったが、10月中旬からはコース追いで長めからビシビシと乗り込まれている。ひと追い毎に時計を詰め、先週の12月5日にはポリトラックコースで5F63秒前後の速い時計をマーク。ここまで予定を先延ばしにしてきたが、この馬なりに徐々に上向いている。

「ウッドチップでは今ひとつ動き切れないけど、ポリトラックでは動いた。現状では軽い馬場のほうが良さそう」と厩舎サイド。今週の追い切りでは騎乗予定の蛯名正義騎手が感触を確かめる予定。今のところは12月15日、中山の芝1800mを視野に入れている。

◆マイネルオリンポス(牡、父ディープインパクト、母ハナノメガミ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 半兄に新馬勝ちを含めて4勝したコーナーストーン、近親に2002年のアルゼンチン共和国杯を勝ち、翌年の天皇賞・春で2着に好走したサンライズジェガーがいる。先週の12月5日には本馬場で古馬のブルームーンピサと併せて軽快な動きを披露。小柄な馬体で仕上がり早のタイプだ。

「牧場では気の悪さを見せていたようだけど、ゲートからの反応も抜群だし、すごくいい動きを見せている。走りそうな雰囲気があるし、初戦から楽しみ」と鹿戸雄一調教師。12月15日、中山の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。
[ ナリティー at 2012/12/13(Thu) 05:50コメント(0) ]
2012/12/13(Thu)

ヒカリマサムネ(美浦・池上、牡、アグネスデジタル×ヒカリブラッシア)
ウッドチップコースで入念に乗り込まれる。先月の21日には併せ馬で、69秒9ー54秒4ー39秒9ー13秒4をゴール前強目に追って併入。28日には、3頭併せを行い、69秒4ー53秒7ー39秒5ー12秒8を一杯に追って最先着。21日の段階では、余計な脂肪がついていたが、かなり馬体もスッキリして素軽さが出てきた。抜かせない様にする勝負根性を秘めており、調教より実戦にいって良さが出るタイプ。馬格があって走りはパワフル。大型馬にありがちな重苦しいところはなく、器用さも兼ね備えている。将来性も十分で期待の一頭である。「兄弟のなかでは馬格があって丈夫ですね。ですから、ビシビシやれるんでしょうね。短距離向きのいいスピードがありますし、確り折り合いも付きますよ。デビュー戦はダートで卸しますが、芝も大丈夫だと思います。スタートは速いですし、うまく先手が取れれば押し切れるハズですよ」と調教師。 中山2週目、ダート1200を蛯名騎手で予定している。推定体重500キロ。

 パシャドーラ(美浦・藤沢和、牝、ハーツクライ×アルゼンチンスター)
 坂路、ポリトラック、ウッドチップコースと多様な場所で追い切りを重ねている。先月の25日はポリトラックで70秒4-54秒4-40秒1-12秒9と全くの馬なりだったが、躍動感溢れる動きを披露。28日にはウッドチップコースで3頭併せを行い、71秒3-55秒4-41秒9-13秒4を馬なりで先着。藤沢和流で時計は出さないが、質の高い馬と併せ仕上がりは上々。身のこなしが柔らかく、追って実に確りしている。ムキになるところがなく、乗り手に従順である為、距離の融通は利くだろう。豊富な2歳を抱えている藤沢和厩舎であるが、この馬の質も非常に高い。「良い感じに仕上がっていますね。仕掛けてからの反応の良さがセールスポイントになりますね。どこからでも競馬が出来そうですし、センスを感じますからね。デビュー勝ちを狙える逸材だと思いますよ」と葛西助手。中山3~4週目の芝の中距離戦を予定している。

ライズトゥフェイム(美浦・加藤征、牡、ゼンノロブロイ×バラファミー)
坂路とウッドチップコースで乗り込まれる。先月の28日にはウッドチップコースで併せ馬を行い、69秒5-53秒5-39秒7-12秒9を馬なりでマーク。外目を回った分時計自体は平凡であるが、仕掛けてからの反応が良く、終いは切れていた。追い切り後はプール調教も取り入れて心肺機能を高めているが、その効果は十分で息使いが格段に良化。スタミナもだいぶついてきた。フォームを見る限り手先が軽く芝向きの印象。少し気が勝っているところがあり、距離はマイル位がベストであろう。「全体的にまとまりの良い馬ですね。走るフォームは確りしていますし、折り合えれば、かなり良い脚を使ってくれそうです。順調に仕上がっていますし、能力も水準のモノがありますからね。初戦から良い競馬が出来ると思っていますよ」と調教師。中山2週目、芝1600mを石橋脩騎手で予定している。推定体重470キロ。

トーセンリュー(栗東・大久保龍、牡、キングカメハメハ×マイケイティーズ)
半兄には、2歳時から活躍を続け最終的には国内外のGⅠを3勝したアドマイヤムーン(父エンドスウィープ)がいる。それ以来、走った馬はいないが、今回は久々にムーンと同じくミスタープロスペクター系の種牡馬との配合。大物に育つ可能性は十分だ。コースを中心に長めから乗られ素軽い動きを連発。今週はCWで3頭併せを行い、6F84秒1ー12秒8の好タイムを計時。他の2頭に3馬身半先着と上々の動きを見せた。「フットワークは力強いし、追うごとに確実に良くなっている。まだ気性は幼いが、いいものはある」と大久保龍師の期待は大きい。阪神5日目の芝2000m戦をルメール騎手で予定。推定体重は480キロ。

ファーザモア(栗東・池江、牡、アグネスタキオン×ファーザ)
先日、今年限りで引退を発表したGⅠ6勝馬、フリオーソの半弟。アグネスタキオンのラストクロップということもあり、馬主のこの馬にかける意気込みは大きいようだ。今週の追い切りでは、坂路で4F57秒8ー14秒4を計時。馬なりだったとはいえ、少しかかってしまったし動き自体にも重さが見えた。「ダートの合いそうなタイプだし能力も感じるけど、現時点ではまだピリッとしていない。使いつつ良くなる馬だと思うので、長い目で見てほしい」と兼武助手も控え目だった。ただ、先々につながるいい競馬は見せてほしいものだ。阪神7日目のダート1800mをスミヨン騎手で予定されている。

アウォーディー(栗東・松永幹、牡、ジャングルポケット×ヘヴンリーロマンス)
 母は天皇賞(秋)など重賞3勝を挙げた名牝。期待されての繁殖入りだったが、まだ目立った産駒は出現していない。しかし、今回は意外性のある種牡馬ジャングルポケットとの配合。期待できそうだ。坂路を中心に乗り込まれ、ひと追いごとに動きは良化。今週の追い切りでは、渋太く伸びて4F56秒4ー13秒7をマークした。重たい馬場だったことを考えると悪くない内容だった。「ここまで順調に調整できた。今日は時計がかかったけど、手先が軽い走りなので芝の実戦に行って良さそう」と齋藤助手も本番を楽しみにしていた。阪神9日目の芝1800m戦を武豊騎手で予定。推定体重は500キロ。

イノチノリユウ(美浦・尾形、牡、ハーツクライ×ニシノナースコール)
母、ニシノナースコールは同厩舎で活躍し厩舎ゆかりの血統。ニシノナースコール同様に、イノチノリユウも担当するのが高石調教厩務員。当然、思い入れも人一倍強い。坂路とウッドチップコースで十分に乗り込まれて来たが、特にここ2週の動きが素晴らしく、先月の28日にはウッドチップコースで3頭併せを行い、一杯に追って69秒6-54秒8-40秒4-12秒7をマークし先着。今月5日にもウッドチップコースで3頭併せを行い、67秒8-52秒2-38秒1-12秒6を馬なりで楽々とマークして、同馬に騎乗していた田中勝騎手も乗り味を絶賛。仕掛けてからの反応が良く、しかもフォームはブレず、しっかりとしている。母を彷彿とさせる末脚が魅力で追えば追うだけ伸びそうである。父がハーツクライなら距離の融通も利き、クラシックを意識させる逸材だ。「動きは水準以上だと思います。手が掛からず扱いやすいですし、今の所は欠点らしい欠点はありません。無事なら大きいところを狙える器だと思いますから、デビュー戦が非常に楽しみですね」と高石調教厩務員。

 

[ ナリティー at 2012/12/13(Thu) 05:44コメント(0) ]
2012/12/13(Thu)
シンデレラ

土曜阪神5R
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.23.0
シンデレラボーイ(牡2、マンハッタンカフェ・栗東・矢作厩舎)

シンデレラボーイが伸びる、伸びる、逃げ切りだ・・!!

スタートはそんなに速くなかったが、二の脚がまずまず速く逃げていったシンデレラボーイ。前半3ハロンを34.8とまずまずのペースでの先行。やや出の悪かったケイアイヴァーゲが、内ラチ沿いを追い上げて絶好の3番手をキープ。直線では前にいるシンデレラボーイを追って、一瞬は前をも上廻る勢いだった。しかしシンデレラボーイがもう一度伸びていき、3馬身差の勝利。結局は、前々で競馬をした3頭での決着となった・・。

1番人気のフェリーチェレガロが一番いいぐらいのスタート。しかしあまり行く気がないのか、内の馬がダッシュをつけ前へと出て行く。サンキストロード、さらに内からシンデレラボーイが先頭となる。シゲルカラスザ、外からグロシュラライトも上がって並び、1ハロン通過。内ラチ沿いをケイアイヴァーゲが進出して3番手で2ハロン通過。シンデレラボーイは単独で1馬身のリード。2番手サンキストロードでユックリと3ハロンを通過。フェリーチェレガロは6番手でちょうど真ん中の位置だ。さらにシンデレラボーイは息を入れながら800メートルを通過。当然にサンキストロードとの差はなくなって4コーナーのカーヴへと入って行くが、そこらでやや外へ逃げ気味なサンキストロード。内のケイアイヴァーゲの手応えがいい。
直線に入ってきたが、シンデレラボーイが先頭。残り300のオレンジ棒を過ぎる時に藤岡佑Jのステッキが1発入る。サンキストロードの内からケイアイヴァーゲが出てくる勢いだ。

先頭のシンデレラボーイは、むしろゴールが近づくにつれて加速していく感じ。鞍上の藤岡佑Jの小出しのステッキに反応していく。最後は3馬身もの差がついていた。一旦は残り1ハロンぐらいでいい伸び脚を見せたケイアイヴァーゲだが、最後はそう目立つ感じの脚色ではなくなり、流れこんで2着。サンキストロードが3着で、フェリーチェレガロがゴール前でグロシュラライトを捕えて4着であった。

やはり馬場がいいだけに内有利、先行有利のコンディションである。最後の1ハロンは12.2。そう際立って速くないのに、後ろから目立つ脚を使った馬がいなかった。先行策を取りペースを握った、藤岡佑Jの鞍だった・・。
[ ナリティー at 2012/12/13(Thu) 05:22コメント(0) ]