2013/02/28(Thu)
●カミノタサハラ(美浦・国枝・牡、ディープインパクト×クロウキャニオン)
好メンバーが揃っていた2走前を3着した後、自己条件に挑んで快勝。トビが大きく広いコース向きの印象を受ける。前走後は放牧に出さず厩舎でジックリと調整。ここ2週ピッチを上げて、17日にはウッドチップコースで、ヒラボクディープと併せ馬を行い、717-564-414-137を馬なりでマークして併入。24日にもウッドチップコースで、サトノアポロと併せ馬を行い、689-541-398-127を馬なりでマークして併入。一追い毎に反応が良くなり、体もスッキリ見せている。今週の一追いでキッチリ仕上がりそうである。「この馬のセールスポイントはオンとオフの切り替えが確り出来る処ですね。ですから、競馬では余計な事をせず、常に全力を出してくれるんです。コース適性については、何とも言えない処はありますが、頭の良い馬ですし、中山も2度目になりますから、対処してくれると思いますよ。メンバーは揃いましたが、ダービーを目指している馬ですから、ここでもやれる手応えはありますよ」と調教師。

●サトノネプチューン(美浦・堀・牡、シンボリクリスエス×アンナヴァン)
口向きの悪さや、気性の難しさを抱えながらの2連勝は非凡の一言。前走のホープフルステークスでは、今回人気の一角のカミノタサハラを問題にしなかった事も、この馬のポテンシャルの高さが窺える。その後は一旦放牧に出して、2月上旬に美浦に帰厩。2月7日からウッドチップコースで時計を出し始め、ラルゴスパーダと併せ、679-542-402-133を馬なりでマークして併入。21日にもウッドチップコースで、キングレオポルドと併せ馬を行い、683-525-390-130を強めに追って併入。ヤンチャな面と口向きの悪さを解消するために、やせ歯(過剰歯)を抜歯したところ、口向きの悪さは解消され、なおかつ飼い葉食いも良くなり、その効果は絶大だ。「これまでの2戦だけで評価は決められない部分はありますが、やせ歯を抜いた事で力を遮るモノはなくなりましたからね。能力全開ならと言う気持ちは当然ありますよ。前走と同じ舞台ですし、この馬の力量を試すには、ベストのメンバーだと思いますよ」と橋本助手。

●ダービーフィズ(美浦・小島太・牡、ジャングルポケット×マンハッタンフィズ)
兄弟にコロンバスサークルや、アプリコットフィズ等が居る厩舎縁の血統。陣営も初となる牡馬を預かり、慎重にここまで成長を促しながら使っている。前走の若竹賞も休養効果でトモが一回り成長し馬体重も増えて理想的な体になってきた。レースも初の中山を難なくこなし快勝。陣営の課題を一つずつクリアし、いよいよ本番前の一戦の弥生賞に備える。前走後は短期の放牧に出して2月6日に美浦に帰厩。10日から坂路で時計を出し始め、13日には坂路で515-373-123を馬なりでマーク。20日にも坂路で531-378-121を馬なりでマークして順調さをアピール。時計が地味だったのは下が緩かったためで、以前に比べパワーアップは明らかで更なる成長が期待できる。「本格化はまだ先になりそうですが、現段階での力は出してくれると思いますよ。素質の高さは間違いなくクラシック級ですし、その辺りは、うちの馬を選択した蛯名騎手でも分かると思いますよ。最大目標のダービーに向けて、恥ずかしいレースは出来ませんね」と調教師。関東期待の星である。

[ ナリティー at 2013/02/28(Thu) 10:31コメント(0) ]
2013/02/28(Thu)
●アルスヴィズ(牡 栗東・池江泰寿 父ジャングルポケット、母アルスノヴァ)
 母アルスノヴァは屈腱炎で早期引退したものの、2歳時に牝馬ながらエリカ賞(500万下)を勝ったようにきわめて高い素質を秘めていた。それもそのはず、母の兄弟にはオルフェーヴル(年度代表馬)、ドリームジャーニー(最優秀2歳牡馬、最優秀4歳以上牡馬)という2頭の名馬がいる。これらを産んだ名繁殖牝馬オリエンタルアートの初孫にあたるのが本馬。どんな競走馬になるのか興味深い。父ジャングルポケットはダービー馬、母の父ダンスインザダークは菊花賞馬、2代母の父メジロマックイーンも菊花賞馬と、3代連続で中長距離のクラシックホースが交配されている。ステイヤーとして開花するのを楽しみに待ちたい。

●アクレイムド(牡 栗東・角居勝彦 父アグネスタキオン、母ジェニーリンド)
 新馬戦から3連勝でヒヤシンスS(OP)を制したフリートストリートの半弟。Mr.Prospector系のストリートセンスからサンデー系のアグネスタキオンに父が替わったので、タイプはまったく異なるだろう。ダートで強さを発揮した兄とは異なり、芝中距離で持ち味を活かすタイプとなるはずだ。「アグネスタキオン×Singspiel」はデボネア(11年京成杯-GIII・2着、10年弥生賞-GII・3着、10年皐月賞-GI・4着)と同じ。両馬ともドバイのモハメド殿下の所有馬である点も共通している。デボネアはスパッと切れる脚こそないものの、タフな流れに強い芝中距離タイプだった。本馬もそれに近いタイプとなるだろう。2代目にサンデーサイレンスとSingspielを並べた配合は昨年の2歳牡馬チャンピオンに輝いたロゴタイプと同じ。芝1600~2000mあたりで本領を発揮しそうだ。

●キラキラムーン(牝 栗東・荒川義之 父アドマイヤムーン、母サイコーキララ)
 母サイコーキララはデビューから4連勝で4歳牝馬特別・西(G2・芝1400m)を制した活躍馬。リンドシェーバー産駒ということで芝のクラシックを勝つだけの底力は無かったが、軽快なスピードには見どころがあった。繁殖牝馬としては芝短距離で準OPまで出世したアグネスヨジゲン(父アグネスタキン)を産んでいる。母方の奥にはHerbager、セントクレスピン、アポッスル、Wild Riskといった重厚な血が入っているので、そうした血と相性のいい父アドマイヤムーンは悪くない交配相手だろう。芝向きのスプリンター~マイラー。

●ソーミラキュラス(牝 美浦・萩原清 父フジキセキ、母ソーラアート)
 母ソーラアートはダート短距離で準OPまで出世した。本馬は「フジキセキ×エリシオ」という組み合わせ。これはマイルCS(GI)、弥生賞(GII)など重賞を4勝したサダムパテックと同じ。本馬とサダムパテックは母方の奥にMr.Prospectorを抱えているところまで同じで、これらの血はニックスの関係にあるので好ましい。Mr.Prospectorは素軽さの担保となる名血で、この血が入るからこそエリシオの底力や重厚さが活きる。芝向きのマイラーだろう。

●モシモシ(牝 美浦・高橋祥泰 父ジャングルポケット、母ワナ)
 母ワナは新潟2歳S(GIII)をレコードで快勝し、その半兄ロロはダートでOPクラスまで出世した。本馬の半兄キョウジ(父キングカメハメハ)はダート1700~1800mで計3勝したパワータイプだった。本馬の父はジャングルポケット。Nureyev 3×4のクロスが発生するなど全体的に力強い配合で、芝の高速決着や切れ味勝負にはやや不安がある。荒れ馬場、洋芝、道悪などパワーが活きる馬場で狙いたい。ダート向きの可能性もある。いずれにしても中距離で本領を発揮するタイプだろう。
[ ナリティー at 2013/02/28(Thu) 10:28コメント(0) ]
2013/02/27(Wed)
シシリアンキング(牡3、栗東・庄野厩舎)
父:ネオユニヴァース母:ベネヴェント母父:トニービン

一発長打が魅力のネオユニヴァースが父。ヴィクトワールピサ(ドバイワールドC、有馬記念、皐月賞)を筆頭に、スーパーホースを送り出している。世界の頂点を極めた実績が評価され、この世代は繁殖レベルがぐんとアップ。クラシック戦線でも目が離せない。母ベネヴェント(その父トニービン)は3勝をマーク。祖母が七夕賞を制したダイナシュート(アドマイヤマックスの母)である。同馬の姉兄にプリマフォルツァ(3勝)、コルノグランデ(現3勝)がいる。馬主を対象に出資を募る社台オーナーズにラインナップ。募集総額は2000万円だった。ノーザンファーム空港での育成時より素質の高さを評価されていた同馬は、9月13日、NFしがらきへ。10月10日、栗東に移動した。11月2のゲート試験をパスしたものの、フレグモーネを発症してしまい、いったん立て直しを図ることとなった。12月27日の再入厩後は丁寧にペースアップされる。先週の坂路ではタガノギャラクシー(3歳500万下)を1秒3追走し。コンマ2秒の遅れ。降雨により悪化した馬場にもかかわらず、ラストまでしっかりと脚を伸ばしている。3月2日(土)、阪神の芝1600mに向う。鞍上はウィリアム・ビュイック騎手を確保している。
[ ナリティー at 2013/02/27(Wed) 07:39コメント(0) ]
2013/02/27(Wed)

土曜阪神3R
3歳新馬
ダ1400m
勝ちタイム1.26.5
アドマイヤシェル(牡3、フジキセキ・栗東・中尾厩舎)

新馬戦もこの1月かぎり。短いところは除外馬が出る程に盛況。ルーシーブライドが軽快に逃げて、直線も交わされそうで何とか逃げ切ったと思った残り100メートル。追い上げてきたアドマイヤシェルが、外へもたれながらも抜き去って2馬身差をつけ、デビュー戦を飾った。1番人気のサクセスカッシーナが3着だった・・。

パトロール・ビデオを見上げている傍に藤岡佑Jが来て『いい心臓していますわ〜。終わってもフーッとも言わない。たった2本しかやってないんですのにね〜』と語る。そのパトロール・ビデオでは、直線で内からステッキを入れた後で外へ逃げ気味となっているアドマイヤシェルの映像が流れていた。2頭出し厩舎が3セット。除外が出る程の出走だっただけに、思わぬ処での身内決戦があった。逃げたルーシーブライドも、4コーナーで上がってきた僚馬のサクセスカッシーナの勢いに屈するのではと思えたものだった。しかし直線半ばで《あ〜あ、どうやら大丈夫、振り切った・・》と勢いが同じになった処で、勝利の芽も出てきたと思わず脳裏によぎったものだった。ところが、内から外へ出したアドマイヤシェルの勢いがあまりにも良すぎた。3,4頭分の外をそれこそ《脚が違うよ〜》とばかりの勢いで通り過ぎて行った・・。

最後の1ハロン13.6が示す。この時計の半分はルーシーブライドの起点である。しかしゴールはアドマイヤシェルのもの。だからルーシーブライドは、実際は14.0ぐらいに失速しているかも知れぬ。前半3ハロンを35.5で通過。1ハロン前で1.12.9とかなりの速いラップで推移していたのだから。それでも押し切れるかもの勢いだったが、ただ1頭アドマイヤシェルが強すぎたという新馬戦であった様だ・・。まだまだいる素質馬と思える瞬間であった・・。
[ ナリティー at 2013/02/27(Wed) 07:37コメント(0) ]
2013/02/22(Fri)
<阪神>
【日曜=芝内2000メートル】
好素材の揃う藤原英厩舎の中でも高い将来性を感じさせるのがマトリックスコード(牡=父ハーツクライ、母シークレットコード)。
20日のウッドでの追い切りは古馬1600万下のセイルラージが相手で少々遅れたが、上がり3ハロン39.7―12.9秒でまとめているなら問題はない。
「ここ2週続けてびっしりと追った。先週あたりから動きが素軽くなってきたよ。500キロ近くあるが、馬体に太めは感じない。うまく流れに乗ってしぶとさを生かせれば」と田代助手。
母のシークレットコードは新馬勝ち直後のGⅠ阪神JFでテイエムプリキュアの2着と非凡な資質を秘めていたが、順調さを欠いて大成はしなかった。
その無念は初子となるこの馬が晴らしてくれそうだ。

【土曜=ダ1400メートル】
先週の東京ダ1400メートルを除外されたものの「それも計算の内。思った通りにいきました」と不敵な笑みを浮かべるのがブラッキーピサ(牝=父タイキシャトル、母サヤカ)の今野調教師。
20日のウッドでの3頭併せではマルカプレジオ(古馬オープン)にしぶとく食い下がって併入。
上がり3ハロン38.6―12.2秒なら今の重い馬場を考えれば優秀な部類だ。
「行かせればある程度行けると思いますが、コントロールの利く馬。上手に競馬をしてくれると思います。新馬戦としては特に不安らしい不安はない」と同師は自信満々。

<中山>
【日曜=芝内2000メートル】

シュガーパイン(牡=父Indian Charlie 母オリジナルスピンⅡ)が盤石の態勢を整えた。
精鋭厩舎の先輩たちの胸を借りて何度も併せ馬を消化。
ひと追いごとに動きに鋭さが増し、体もすっきりと仕上がっている。
橋本助手は「ダート色の濃い血統かもしれないが、動き自体は素軽いので芝でも問題なさそう。初戦から走れる状態にあるし、素質的にいきなり勝ち負けになっていい」と新馬Vを狙う。

【土曜=ダ1800メートル】
昨年11月のデビュー戦を左寛跛行のため出走取消となったエムオータイガー(牡=父サウスヴィグラス、母ステファニーモモ)だが、放牧→再入厩後は順調に稽古を積んできた。
20日は坂路4ハロン53.6―38.9―12.8秒を楽々マークして上々の仕上がりをアピール。
土谷助手は「動きは水準以上だし、馬体もできている。気のいいタイプでいきなり走っても不思議はない」と好感触。

<小倉>
【日曜=芝1800メートル】

デインツリー(牡=父スペシャルウィーク、母デインスカヤ・長浜)が主役。
全兄デルフォイは現オープンで京都新聞杯2着。
半兄シックスセンスはダービー3着で京都記念を勝っている。
「気性が前向きで、体も細いくらいに仕上がった。ゲートセンスもいい。兄たちとは体形が違うが、血統的にも走ってもらわないとね」と影山助手。
[ ナリティー at 2013/02/22(Fri) 16:35コメント(0) ]
2013/02/22(Fri)
●クラウンストラーダ(土曜日 中山1R)
2週続けて追い切りが目についた馬。デビュー時は気性が前向き過ぎて坂路のみでの調整だったが、精神面が成長し折り合いをつけやすくなったこの中間はWコースでしっかりと負荷をかけることができている。タイム自体は5Fで69秒~71秒前後と平凡だが、走りの燃費が良くなったことで爆発力をラスト1Fに集約できるようになっている。中山ダートに良績があるアルデバランII産駒。狙いは配当的な妙味がある今回。

●セキショウ(土曜日 中山6R)
今週は阪急杯に出走するレオアクティブと併せ馬。美浦屈指の調教駆けのパートナーを務めただけでその期待度を計り知ることができる。Pコースでの追い切りはレオアクティブを1秒先行する形で進んだが、見どころは最後の直線。大抵の馬たちはあっさり置き去りにされるが、セキショウは一杯になりながらも最後まで食い下がり併入。これは、この中間から装着したチークピーシーズの効果でゴールまで集中できたため。レースは使い込んでいるが、ユルかった背中がしっかりしてまだ上積み十分。このハードな稽古を結果に結び付けたい。

●シュガーパイン(日曜日 中山6R)
遅れてきた大物。そんな表現がピッタリな馬だ。新馬ながらに1週前の追い切りでフェブラリーSに出走したイジゲンと併せ馬を行っただけでも規格外だが、さすがに離されはしたもののその差は1馬身。スケールの大きさは負けていなかった。抽選除外で出走は延びたが、そのぶんもうひと追いできたのは好材料。血統的にはダート向きだが、雲の上を走るような走法から芝が合わないはずがない。

●カオスモス(土曜・阪神11R アーリントンカップ)
今週の1番時計はロードカナロアになるが、2番時計にあたる52.8秒を記録したのは同馬。重い坂路で4F52秒台を記録したのはこの2頭のみで、それだけに相当価値は高い。また、ロードカナロアと同じく、これを馬なりで記録したことからも、能力の高さがうかがえる。重賞では3戦して3着が最高だが、同条件の千両賞を制しておりこの舞台はベスト。重賞制覇へ今回は絶好のチャンス。

●レッドアリオン(土曜・阪神11R アーリントンカップ)
同じ橋口厩舎に所属しているリディル(重賞2勝)、クラレント(重賞3勝)の弟にあたる。「何とか、追いつかないとね。ここでも好勝負できる馬だと思う」と甲斐助手は期待を寄せる。未勝利戦を勝った直後に臨んだシンザン記念が、0秒4差の5着。先行馬が残りやすい馬場状態で、しぶとく後方から追い上げ、存在感を示した。「昨年の夏から、ずっと厩舎に置いてコンスタントに使ってきたけど、疲れた様子はない」と甲斐助手は状態の良さを強調する。初勝利は、同じ阪神のマイル戦でマーク。シンザン記念2着馬のヘミングウェイに2馬身半差をつけ、橋口調教師はJRA通算900勝を達成した。「前走時と変わらない。引き続き重賞だが、どこまでやれるか楽しみ」とトレーナー。厩舎ゆかりの良血馬が、重賞ウイナーの仲間入りを果たすか注目だ。
[ ナリティー at 2013/02/22(Fri) 16:34コメント(0) ]
2013/02/22(Fri)
●タッチザターゲット(美浦・田村、牡、クロフネ×タッチザピーク)
とにかくパワフルな動きが目立つ。2月7日には、ブラックファントムとウッドチップで併せ馬を行い、863-698-550-410-142を馬なりでマークして先着。13日にも、ブラックファントムとウッドチップで併せ馬を行い、675-529-384-127をゴール前強めに追って併入。クロフネの子供らしくガッチリした体型で明らかにダートが合いそう。乗り手に従順で道中掛かる仕草も見せないところから距離の融通はある。今年の3歳馬が好調な田村厩舎から、また一頭楽しみな逸材が誕生しそうだ。「無駄な動きは一切しませんし、頭の良い子ですね。動きは水準以上のモノがありますし、ダートならかなり活躍が見込めると思います。常に一生懸命走りますから、実戦に行って更に良さが出ると思いますよ」と調教師。中山一週目、ダート1800を予定している。推定体重480キロ。

●マンインザムーン(美浦・藤沢和、牡、チチナステナンゴ×ダンスインザムード)
血統は超一流。動きの方もさすがの一言。2月6日には、レッドフォルツァとポリトラックで併せ馬を行い、698-548-401-137を馬なりでマークして併入。時計自体は平凡であるが、力強いフットワークで非常にバランスが取れている。14日にはレッドレガーロとウッドチップで併せ馬を行い、711-559-413-129を馬なりでマークして併入。やり過ぎるとテンションが上がるので、この時計で十分だろう。母譲りの気性の難しさはあるが、爆発力も受け継いでいる。
「先週の新馬戦を除外になりましたが、影響はなく順調に来ていますよ。これだけの血統ですからね。周りの期待も大きいですが、かなりの奥のある馬だと思います。お母さんは距離に限界がありましたが、この馬はある程度距離はもつと思います。末脚は切れますし、センスもありますから、コースは問わないと思います」と葛西助手。中山一週目、芝2000をブノワ騎手で予定している。推定体重470キロ。

●デインツリー(栗東・長浜、牡、スペシャルウィーク×デインスカヤ)
半兄には05年の皐月賞2着、ダービー3着のシックスセンスがいる。その他に、1つ上の兄も2つ上の姉もオープンまで出世しており優秀な血統だといえる。13日にはCWで併せ馬を行い、4F51秒6ー12秒0を計時。自身の伸びはしっかりしていたが、コンマ5秒ほど遅れてしまった。少し追い足りない印象だったので、17日の新馬戦を除外されたのはプラスに出るはず。「血統馬らしく雰囲気のある馬」と坂本助手も期待度も高かったし、来週以降の追い切りには注目したい。仕切り直しのデビューだが、順調ならおそらく阪神の2日目になる公算が高い。推定体重は490キロ。

●レッドジェラルド(栗東・橋田、牡、アグネスタキオン×アドヴァーシティ)
中央でデビューした異父兄の2頭はいずれも新馬勝ちをしており、POG向きの血統だといえる。ここまでコース、坂路を併用してじっくり乗り込まれてきた。13日の坂路では岩田を背に併せ馬を消化。ゴール前のみ気合をつけられ4F56秒2ー13秒7をマークし楽に1馬身先着した。その併せた相手が、現準OPで重賞でも実績のあるアドマイヤブルー。まだ帰厩して間もなかったとはいえ、価値のある追い切りだった。「口向きの悪さが解消され、ケイコの動きは良くなってきた」と師も満足していた。阪神2日目の芝2000m戦を予定している。推定体重は480キロ。

●シュガーパイン(美浦・堀、牡、インディアンチャーリー×オリジナルスピン)
筋肉隆々な馬体。走りも非常にパワフルで、1月31日にはウッドチップコースでラルゴスパーダと併せ馬を行い、709-556-408-139を馬なりでマークし併入。2月7日にもウッドチップコースでインプロヴァイズと併せ馬を行い、686-530-389-129を一杯に追って併入。大型馬にありがちな重苦しい処が一切なく機敏で、仕掛けてからの反応が早く乗り手に従順。ゲートの早さも特質で素質の高さは十分だ。馬体もスッキリと見せており仕上がりも上々である。「東京でデビューさせる予定でいますが、芝かダートかまだ迷っています。馬体からはダートは間違いなく走ると思いますが、芝でもキレそうなイメージがあるんですよ。奥のある馬だと思いますし、掛かる馬ではないので、距離もある程度はもつと思います。デビュー勝ちを狙える器だと思います」と橋本助手。東京4週目、芝の1800かダートの1400を予定している。推定体重500キロ。

●ダブルアクセル(美浦・堀、牝、アグネスタキオン×ホクトペンダント)
母系はクズを出さない事で有名であり、同厩舎にも、ビーナスラインや、ベルベットロードが在籍しており縁の血統。1月31日から本格的な調教を開始して、ウッドチップコースで乗り込まれる。同日、スペクトルライトと併せ、712-567-413-129を馬なりでマークし併入。2月7日にもウッドチップコースでスペクトルライトと併せ馬を行い、702-548-406-139を馬なりでマークし併入。時計自体は平凡であるが、キレのある動きを見せており、末脚勝負の脚質である。バランスが非常に取れておりフォームが安定しているのも、走る馬のそれである。「血統がしっかりしている馬ですから、結果は出してくれると思いますよ。兄弟も距離に限界がありましたが、この馬もマイル位がベストだと思います。もう少し乗り込んでからのデビューになりそうですが、次開催の中山には間に合うと思いますよ」と橋本助手。推定体重 450キロ。

●ブラックファントム(牡、父マンハッタンカフェ、母グリーンインディ、母の父エーピーインディ)
美浦・田村康仁厩舎、中山芝2000m,蛯名正義騎手予定、2週続けて、上々の追い切りを消化。先週は美浦Wコースで一杯に追われて、5ハロン67秒4をマーク。パワフルな動きを見せており、臨戦態勢はだいぶ整ってきた。「あの動きなら初戦から期待できそう。ここにきてしっかりしてきたし、馬体の良さから将来も楽しみ」と田村調教師は期待する。バランスのとれた好馬体の持ち主で、素質の良さは明らか。デビューが待ち遠しい1頭だ。

●ラッフルズチョイス(牡、父ネオユニヴァース、母アーティストチョイス、母の父ジャイアンツコーズウェー)
美浦・木村哲也厩舎=24日、中山、芝2000メートル、北村宏司騎手予定 【中山】入退厩を何度か繰り返して、ようやくデビューできることになった。それだけひ弱さがつきまとっていたということだが、乗り込み量は豊富。調教の動きも良く、臨戦態勢は整っており、木村調教師は「少し余裕ある体つきだが、後々かならず走ってくる」と素質の良さを強調する。確かに、440キロと牡馬にしては小柄ながらバランスのとれた好馬体は印象的だ。「しまいが切れそうなタイプ。長めの距離が合いそう」(同師)だといい、注目したい。
[ ナリティー at 2013/02/22(Fri) 16:27コメント(0) ]
2013/02/20(Wed)
●スリーブラック(牝 美浦・田中剛 父ブラックタイド、母イシノグレイス)
 母イシノグレイスは芝のスプリント路線で出世し、アイビスサマーダッシュ(GIII)4着という実績がある。母の父ロイヤルアカデミーはロイヤルスズカ(98年スワンS-GII)、イルバチオ(03年アイビスサマーダッシュ-GIII)、Bullish Luck(06年安田記念-GI)などマイル以下で良績を挙げている。父ブラックタイドはデイープインパクトの全兄にあたる良血で、初年度産駒からテイエムイナズマ(12年デイリー杯2歳S-GII)を出した。ディープインパクトはスプリント血統と相性がよく、ブラックタイドも似たような傾向はあるだろう。したがってスプリント重賞での実績があるイシノグレイスは悪くないはずだ。父が持つHalo≒Sir Ivor 2×4を継続して自身は3・5×4とし、父と相性のいいRound Tableを持つ点も評価できる。芝向きのマイラー。

●ノードブライティア(牝 栗東・橋口弘次郎 父アグネスタキオン、母スプリングネヴァー)
 半兄にダイタクリーヴァ(00年スプリングS-GIIなど重賞5勝/父フジキセキ)、ダイタクバートラム(03年阪神大賞典-GII、04年ステイヤーズS-GII、04年北九州記念-GIII/父ダンスインザダーク)、シャイニーナイト(10年毎日杯-GIII・4着/父フジキセキ)、シャイニーホーク(OP/父フジキセキ)がいる良血。母スプリングネヴァーはネヴァービート3×2という強度のクロスを持っており、これが安定した繁殖成績の鍵となっているのだろう。本馬の父はアグネスタキオン。全兄シャイニータキオンは4戦未勝利だが、「アグネスタキオン×サクラユタカオー」はロジック(06年NHKマイルC-GI)を出している組み合わせなので期待できる。芝向きのマイラー。

●ダブリングキューブ(牝 栗東・安田隆行 父ネオユニヴァース、母ピサノグレース)
「ネオユニヴァース×フレンチデピュティ」は、スーブルソー(準OP)、アドマイヤジャガー(準OP)、チャーチクワイア(1000万下)、ミッキーナチュラル(1000万下)などコンスタントに走っている。確実性に欠けるところがあるネオユニヴァース産駒のなかでは評価できる配合だ。加えて、母方にドクターデヴィアスを持つネオユニヴァースにはユニバーサルバンク(11年京都新聞杯-GII・2着、11年共同通信杯-GIII・2着)がいる。ドクターデヴィアスの父Ahonooraはネオユニヴァースと相性がよく、ロジユニヴァース、イタリアンレッドがこの配合パターンを持っている。近親にはこれといった大物はいないものの、しっかり走ってきそうな配合だ。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●トウカイルノン(牡 栗東・田所秀孝 父ジャングルポケット、母トウカイパステル)
 トウカイエール(準OP/父ソウルオブザマター)、トウカイカムカム(06年天皇賞・春-GI・5着/父トウカイテイオー)、トウカイルナ(08年愛知杯-GIII・5着/父エルコンドルパサー)、トウカイオーロラ(準OP/父トウカイテイオー)の半弟。兄姉には重賞勝ち馬こそいないもののコンスタントに上級クラスの活躍馬が誕生しており、本馬にもその期待が掛かる。「ジャングルポケット×サンデーサイレンス」はジャガーメイル、トールポピー、アヴェンチュラなど多くの重賞勝ち馬が出現しているニックス。芝向きの中長距離タイプだろう。

●リリートゥモロー(牝 栗東・平田修 父ジャングルポケット、母エイプリルヒロイン)
 全兄ギリギリヒーローは札幌2歳S(GIII)5着馬。2歳夏の短距離新馬戦から追い込んで勝った個性派で、3歳春は重賞戦線を歩んだ。半姉チェリーヒロイン(父キングカメハメハ)も追い込みタイプで1000万条件の上位勢力として頑張っている。おそらく本馬も追い込みタイプになるだろう。2代母クイーンソネットは新潟記念(GIII)2着、ローズS(GII)5着などの成績があり、一族にはミリオンディスク(09年カペラS-GIII)など多くの活躍馬がいる。質の高いファミリーなので、ジャガーメイルやダイワファルコンと8分の7まで同じ「ジャングルポケット×サンデーサイレンス×ノーザンテースト」という配合も活きるだろう。
[ ナリティー at 2013/02/20(Wed) 07:37コメント(0) ]
2013/02/19(Tue)
マトリックスコード(牡3、栗東・藤原英厩舎)
父:ハーツクライ母:シークレットコード母父:Fusaichi Pegasus
有馬記念、ドバイシーマクラシックを制したハーツクライの産駒。初年度のギュスターヴクライ(阪神大賞典)、ウインバリアシオン(青葉賞)、アドマイヤラクティ(ダイヤモンドS)に続き、現4歳ではジャスタウェイ(アーリントンC)、カポーティスター(日経新春杯) が重賞ウイナーとなった。この世代でも早速、コレクターアイテム(アルテミスS)とフェイムゲーム(京成杯)がタイトルを奪取。成長力に富む血脈であり、そろそろG1ホースが誕生しそうな予感がする。母シークレットコード(その父フサイチペガサス)は1勝のみで引退したものの、阪神ジュベナイルフィリーズを2着した素質馬。待望の初仔となる。祖母マジックコードがカナダの古牝馬チャンピオンに輝いた名牝だ。社台サラブレッドクラブにて総額4000万円で募集された。社台ファームで順調に乗り込まれ、9月12日、栗東に入厩。ただし、500キロ超の大型ゆえにまだ芯が入っていない段階だった。いったん山元トレセンへ移動して態勢を整え直した。週に2回のペースで15−15を消化したうえ、1月9日に帰厩。坂路でタイムをマークしながらゲート練習も進め、2月7日の試験をクリアする。先週のウッドコースでは3歳500万下のレッドジャイヴを追走し、コンマ3秒の先着。ラストは目を見張る伸びを見せた。パワフルであるとともに、瞬発力もかなりなものである。多数の希望馬が予想され、除外の可能性も高いが、2月24日(日)、阪神の芝2000mに投票する。鞍上は川田将雅騎手で。


セノーテルシータ(牝3、栗東・松田国厩舎)
父:チチカステナンゴ母:プリンセスルシータ母父:サンデーサイレンス
チチカステナンゴのファーストクロップ。フランス時代の種牡馬成績が評価され、社台グループが約7億円で導入した期待の血筋である。サンデーサイレンス系を中心として豪華繁殖に配合されているだけに、いずれはトップクラスも登場するはずだ。母プリンセスルシータ(その父サンデーサイレンス)は5勝をマーク。その半兄にイタリアで20勝を量産し、G3・伊セントレジャーにも勝ったペイミーバック、宝塚記念をはじめ重賞5勝のメイショウドトウらがいる。同馬の半兄が現1勝のプリンシペアスール。社台サラブレッドクラブの所属となり、総額2000万円で募集された。社台ファームでの基礎固めを経て、8月31日に山元トレセンへ。丹念にスピードメニューを消化した。12月1日には栗東近郊のグリーンウッド・トレーニングに移動して入厩に備えた。1月12日にトレセン入りすると、2月1日、2回目の挑戦でゲート試験に合格した。豊富な調教量をこなしても体調は安定。順当に反応が上向いてきた。先週に除外され、優先出走権を確保。2月23日(土)、阪神のダート1400mに向かう。

レッドジェラルド(牡3、栗東・橋田厩舎)
父:アグネスタキオン母:アドヴァーシティ母父:Seeking the Gold
内国産として51年ぶりとなるリーディングサイアーを獲得し、一時代を築いたアグネスタキオンの産駒。ラストクロップとなる3歳世代からも、ぜひダイワスカーレットやディープスカイらに続くスターの出現を期待したい。母アドヴァーシティ(その父シーキングザゴールド)はアメリカ生まれ。半兄にベータトロン(米3勝)、レッドバリオス(1勝)、レッドエクスプレス(現1勝)らがいて、コンスタントに勝ち上がっている。祖母のディスピュートはスピンスターSなど米G1を3勝した名牝であり、その半兄にアジュディケーティング、タイムフォーアチェインジといった種牡馬がいる名牝系だ。東京サラブレッドクラブにラインナップ。募集総額は3400万円だった。社台ファームで大切に育成された同馬は、11月6日、山元トレセンに移って定期的にスピードメニューを消化。12月19日、栗東に入厩した。坂路での乗り込みと並行してゲート練習を進め、2月1日、2回目の挑戦で試験をパスする。まだトモの緩さが残っているものの、新馬向きの前向きな性格。調教の反応も上々である。2月24日(日)、阪神の芝2000mに投票。岩田康誠騎手に依頼している。
[ ナリティー at 2013/02/19(Tue) 18:00コメント(0) ]
2013/02/15(Fri)
●スティレット(土曜日 東京5R)
ゲートを互角に出た2戦目で変わり身を見せたが、その前走3着は自分で競馬を作ってのものだけにフロックではない。今回はそれ以来の実戦になるが、併せ馬が3本と少し寂しい臨戦過程。ただ、格上の古馬と併せ馬をこなすなど内容は濃くて馬体はしっかりできているし、寒い時季とは思えないくらい毛づやも良い。道中の折り合いも休養前よりスムーズで、気性面の成長もかなり大きい。

●スズノフウジン(土曜日 東京6R)
デビューからコンスタントに使われているが、この中間もハードに追われて地力強化を図っている。意欲的な併せ馬をこなす高橋裕厩舎だが、2週前は古馬500万下のヘンリーフォンテンと、そして今週は1600万下のアラフネの胸を借りて直線はビッシリと追われてきた。特に今回はラスト1F12秒9とこれまでにない反応の良さで、これは厳しい調教が実になっていることの証明といえる。単なる早熟馬ではないところを見せてくれるはずだ。

●アンブリッジローズ(土曜日 東京9R)
新馬勝ちが超スローペースだっただけに、2戦目の若竹賞は昇級のペースに戸惑ったようだ。しかしこの経験は大きかったようで、前走後は調教で目立つ時計こそ出していないものの、しっかりハミを取って推進力の大きな走りを見せている。デビュー時の線の細さも解消し、雰囲気も牡馬らしくなってきた。ガラリ一変があってもおかしくはない。

●レイヌドネージュ(日曜日 東京1R)
昨秋はまだひ弱さがありプールを取り入れていた馬だが、この休養で体質が強くなり、坂路を混ぜて調教できるようになった。今週の追い切りはWコースで6Fから88秒8-72秒3-56秒3-40秒9-13秒1と平凡なタイムだが、前に2頭を先行させて併入した動きには迫力があったし、仕掛けられてからの反応もこれまでで一番良かった。スタートにも進歩が見られるだけに、人気のない今回が狙い目だ。

●タガノミュルザンヌ(日曜・小倉10R 日田特別)
前走は-12キロの体重減でデビュー以来最低の396キロ。さすがにこれではつらく、1秒差の13着と大敗を喫した。そこから休養に入り、1月末に帰厩。帰厩後はよほど調子がいいのか、以前と比べてフォームも柔らか味を増した。今週の調教はCWコースで6F83.5秒-1F12.2秒を記録。2週前には自己ベストを更新しており、状態良化は顕著。
[ ナリティー at 2013/02/15(Fri) 16:06コメント(0) ]