2013/03/30(Sat)
●ヤマニンアルゴシー(土曜日 中山5R)
小倉で3走と使い込んできたが、稽古の動きをみるかぎり疲れは皆無。1週前に併せ馬を消化し直前は単走だが、Wコースの8分を通って6Fから84秒7-68秒7-53秒1-39秒2-12秒5を一杯に追ってマーク。終い重点とはいえ、外めを通ってラスト1F12秒台は立派だし、反応も実にシャープ。前走で課題のゲートも克服したように充実一途。力をつけた今なら中山の急坂も問題ないだろう。

●スリーデーモン(土曜日 中山9R)
500kgを悠に超す青鹿毛馬。マンガの北斗の拳に登場する黒王を思わせる迫力だが、走らせると実に素軽く、見るものの眼を惹き付ける。新馬戦を快勝後はすぐに乗り込みを開始し、2週間後には坂路で時計を出して好調をアピール。ここ2週はWコースで6Fから意欲的に追われたが、馬体が締まったことで道中の加速が一変して息の入りも良化。今週は先週より6Fで約2秒、5Fで約1秒も時計を詰めたため終いの1Fは13秒4とかかったが、しっかりした足どりで駆ける姿はキャリア2戦目の馬とは思えないほどで、三浦騎手がつきっきりになるのも納得。昇級しても好勝負になるはずだ。

●トーセンメンソーレ(日曜日 中山2R)
デビューから4戦したが、すべてが2ケタ着順。成績的には強調できないのだが、この中間は好調教を連発。今回は古馬1000万下のトーホウベストを4馬身先行したとはいえ、ゴール前で粘り腰を見せ半馬身先着。走りに集中できるようになり、トモにも力がついている。まだ適性をつかめていない現状だが、ちょっと狙ってみたい馬である。

●レッドキュラス(日曜日 中山4R)
アカ抜けた馬体で見栄えがいいのだが、これに実が入って動きもしっかりしてきた。小柄で体が仕上がっているために、今週はWコースで未勝利馬2頭を先導する形から5F71秒8-55秒2-39秒6-12秒8とタイムは地味だが、ゴールまで手応えには余裕があり、背中がしっかりしたことで完歩も大きくなった。前走は出遅れたが、差す形だと終いの伸びが良いことがわかった。脚質に幅を増し、初勝利がグッと近くなった。

●ナムラマンジロウ(土曜・阪神3R 3歳未勝利)
前回の新馬戦も調教内容が良く推奨したが、結果は2着。調教では素晴らしい動きを披露するが、レースでは終始ズブい面を見せていた。今週の調教も引き続き抜群のタイムを記録しているだけに、おそらく前回は内枠が影響した可能性が高そう。それだけに、今回は外枠が希望。デビュー前から調教をつけてきた幸騎手がドバイに遠征しているが、今回は福永騎手に依頼しており万全の態勢で挑む。
[ ナリティー at 2013/03/30(Sat) 06:33コメント(0) ]
2013/03/30(Sat)

●アンテインテッド(牝 栗東・松元茂樹 父Speightstown、母Lizzy Cool)
 父Speightstownは現役時代にブリーダーズCスプリント(米G1・ダ6f)など重賞を4勝した一流馬で、04年に米最優秀スプリンターに選出された。日本ではドスライス(OP)、エーシンジェイワン(OP)、グリフィンゲート(準OP)など、少ない産駒からコンスタントに活躍馬が誕生しており、日本向きの適性に定評がある種牡馬だ。本馬の半兄Cool BulletはコモンウェルスS(米G2)2着の活躍馬。やや一本調子なところはあるものの、仕上がりが早くスピードもあり、母方にはKey to the Mintがあるので底力も感じられる。ダート1200~1400mがベスト。

●サクラモンストール(牡 美浦・田島俊明 父サクラバクシンオー、母サクラブラッサム)
 全兄サクラゼウスは未勝利戦-500万下と連勝して臨んだファルコンS(GIII)で、果敢にハナを切って3着に粘った。2勝目の500万下は前半3ハロン33秒1という超ハイペースで逃げ切ったように、優に重賞級の能力を秘めていた。残念ながらファルコンSのあと屈腱炎を発症。約2年10ヵ月の休養後に高知競馬で復帰し、かの地で一度も敗れることなく12連勝を記録して引退した。現在は種牡馬となっている。「サクラバクシンオー×Seattle Slew」という硬質なスピード血統で、3代母サングはバブルカンパニー(バブルガムフェロー、Candy Stripesの母)の全妹にあたり、Hyperion 5×5・5というクロスを持つ。サクラバクシンオー産駒はHyperionの強い血と相性がいい。兄同様の活躍を期待したい。

●キネオスイトピー(牝 栗東・清水久詞 父アドマイヤムーン、母スエヒロジョウオー)
 母スエヒロジョウオーは阪神3歳牝馬S(GI)の勝ち馬。9番人気だったこともあり、またその後1勝もできなかったことからフロック視する向きも多かったが、初子のスエヒロコマンダー(父コマンダーインチーフ)が鳴尾記念(GII)と小倉大賞典(GIII)を勝ったことで、自身の価値を証明してみせた。本馬はその半妹。父アドマイヤムーンは現役時代にジャパンC(GI)、ドバイデューティーフリー(GI)、宝塚記念(GI)などを制し、年度代表馬に輝いた名馬ながら、産駒はスピードタイプに出ている。Sadler's WellsやShirley Heightsと好相性を示しているように、ヨーロッパ型の重厚な血とフィットしている。本馬の母の父トウショウペガサスは父と案外合うのではないかと思われる。芝向きのマイラーだろう。

●ダノンマイティ(牡 栗東・音無秀孝 父アグネスタキオン、母スープリムゴディス)
 母スープリムゴディスは現役時代に2戦して勝てなかったが、リルダヴァル(NHKマイルC-GI・3着)の半姉にあたり、2代母ヴェイルオブアヴァロンはディープインパクト、ブラックタイド、オンファイア、レディブロンドの半姉にあたる良血。本馬とリルダヴァルはいずれもアグネスタキオン産駒なので、両者は4分の3同血の関係となる(父が同じで母同士が親子)。アグネスタキオンとウインドインハーヘアの牝系を組み合わせると、Alcide≒Highlightという相似な血のクロスが生じるためか、コンスタントに走る傾向がある。リルダヴァルの他にも、ダノンパッション、ニュービギニング、カイシュウタキオンなどが出ている。もちろん本馬にも期待できる。芝向きの中距離タイプだろう。

●ヒシカツチンギス(牡 美浦・久保田貴士 父キングカメハメハ、母フランダース)
 母フランダースは現役時代に5戦して未勝利に終わったものの、名スプリンターとして鳴らしたビリーヴ(02年スプリンターズS-GI、03年高松宮記念-GIなど重賞4勝)の全妹にあたる良血なので、繁殖牝馬としては楽しみがある。本馬の全兄クレバーアポロ(父キングカメハメハ)は現在1000万条件。2代母グレートクリスティーヌは、Northern Dancer≒Icecapade 2×2、Olympia 5×4、Petition 4×5、Fighting Fox 5×5と、絵に描いたような父母相似配合。これがビリーヴの圧倒的なスピードの源泉となっていたと思われるので、この活力がうまく孫の代でONになればおもしろい。芝・ダート兼用のスピードタイプ。
[ ナリティー at 2013/03/30(Sat) 06:30コメント(0) ]
2013/03/23(Sat)
●ナムラコンジョウ(土曜日 中山1R)
デビュー前は調教タイムが詰まらず動きも緩慢だったが、休養していた間に馬体がしっかりして走るフォームが変わってきた。この中間はWコースと坂路を併用しているが、先週の日曜日に同格のプラチナアックスに1秒先着すると、今週は坂路で51秒5-36秒7-23秒5-12秒0の好時計。調整が軌道に乗ってからは終いの1Fで12秒台をマークするのが当たり前になり、夏とは別馬のような印象。質が落ち始めた今の未勝利なら素質自体も上位だ。

●サインヴィクトリー(土曜日 中山5R)
小柄な牝馬で太め感こそないデビュー戦だったが、本数はこなしても終い重点の調教が中心だったぶんゴールまで息がもたなかった。しかし、ひと叩きされた上積みは大きく、Pコースで古馬500万下のキボウダクリチャンをアオって計時したタイムは5F68秒1-52秒2-38秒3-11秒8。前回と違い長めからしっかり追えたのは収穫だし、手応えが怪しくなる相手を尻目に、こちらは最後まで馬なりのまま。前走で軽快な先行力を見せたようにレースセンスは抜群。今回はラストまで足が止まることはない。

●ヘイローフォンテン(日曜日 中山6R)
昇級戦の前走は2番人気を裏切ってしまったが、稽古の動きを見ていると調子が落ちているということはない。これまでは成長に合わせて坂路を中心に追われていたが、この中間はWコースでしっかり負荷をかけ馬体を絞ることにも成功。3頭併せの真ん中で楽な動きを見せたのはその表れだろう。今回は初めての芝になるが、足抜きの良いダートで未勝利を圧勝した実績からすると、意外と適性はあるかも。人気が落ちるここが絶好の狙い目。

●バッドボーイ(土曜・阪神11R 毎日杯)
ラジオNIKEEI杯で2着以降はなかなか結果が出ていない。それでも引き続き状態自体は良好で、今週はCWで6F80.6秒と前半から速いラップを刻み続け、直線でも勢いは衰えることなくラスト1Fも12.0秒。過去の成績を見ると、どうやらコーナー2回の競馬の方が向くようだ。今回は阪神外回りでコーナーは2回。まだまだ見限らないほうがいい。
[ ナリティー at 2013/03/23(Sat) 07:56コメント(0) ]
2013/03/23(Sat)
●オースミフェアリー(牝 栗東・中尾秀正 父シンボリクリスエス、母オースミコスモ)
 母オースミコスモは関屋記念(GIII)、中山牝馬S(GIII)、福島牝馬S(GIII)を制した名牝で、半兄にオースミブライト(重賞2勝)、近親にシャダイカグラ(89年桜花賞-GI)がいる良血。産駒のなかで唯一競馬場で走ったオースミツバキ(父ファルブラヴ)は残念ながら未勝利に終わったが、母は並の牝馬ではないので、今後の繁殖成績には大いに期待できる。「シンボリクリスエス×フジキセキ」はアリゼオ(10年毎日王冠-GII、10年スプリングS-GII)と同じ。芝向きの中距離タイプだろう。

●アマルコルド(牝 栗東・角居勝彦 父ハーツクライ、母フローラルグリーン)
 半兄にダノンヨーヨー(10年富士S-GIII)、近親にマツリダゴッホ(07年有馬記念-GIなど重賞6勝)、ナリタトップロード(99年菊花賞-GIなど重賞7勝)がいる良血。2代母フローラルマジックは優れた活力を伝えており、孫の代に入っても活発にファミリーを伸ばしている。本馬は母の父がフォーティナイナーで、母がRaise a Native 3×4なので豊かなスピードを秘めており、半兄ダノンヨーヨーはダンスインザダーク産駒ながらマイラーとなった。本馬の父はハーツクライ。05年以降、芝2400m戦で50走以上した種牡馬のなかで、ハーツクライは唯一連対率が30%を超えている(33.1%)。それほどの優れた長距離適性を誇る種牡馬だが、この母との組み合わせでは、牝馬ということもあり芝1600~1800mあたりを得意とするタイプが出るだろう。

●カネトシアルガルベ(牝 栗東・大根田裕之 父キングカメハメハ、母フラワータテヤマ)
 半兄ヴァンクルタテヤマ(父フォーティナイナー)はプロキオンS(GIII)などダート重賞4勝。2代母ワンボールドビッドの全兄にギャロップダイナ(85年天皇賞・秋-GI、86年安田記念-GI)がおり、血統的には一本筋が通っている。「キングカメハメハ×ブライアンズタイム」はハタノヴァンクール、グランドシチー、シセイオウジなどダート向きの活躍馬が続出している組み合わせ。ダート中距離で堅実に走る配合で、牝馬なのでマイル適性もあるだろう。

●ダノンルージュ(牝 栗東・藤原英昭 父サクラバクシンオー、母フォトジェニー)
 「母の父スペシャルウィーク」といえば皐月賞を狙う有力馬エピファネイアが出ている。ただ、同馬の母は名牝シーザリオで、母のポテンシャルが尋常でないという点は考慮する必要がある。一般的にスペシャルウィーク肌の産駒は素軽さに乏しく、鈍重さを伝えるところが見られるので、父方からスピードを補う配合が必須。本馬の父はサクラバクシンオーなので悪くない。バクシンオーはNijinskyを含んだ繁殖牝馬と相性良好。スペシャルウィークの母の父はマルゼンスキー(その父Nijinsky)なのでセオリーどおりだ。「サクラバクシンオー×スペシャルウィーク」はこれまでに7頭がデビューして3頭が勝ち上がっているのでまずまず悪くない。本馬の2代母の父がHyperion色の強いNureyevであるという点も強調材料だ。サクラバクシンオー産駒はこうした血が入ると信頼性が高まる。芝・ダート兼用のスピードタイプだろう。

●ビジンダネ(牝 美浦・和田雄二 父ホワイトマズル、母マルスフラウ)
 母マルスフラウは未勝利馬だが、その母ニアリーウェッドは名種牡馬Blushing Groomの半妹という良血。「ホワイトマズル×マルゼンスキー」はクイーンC(GIII)3着、フラワーC(GIII)5着のラドランファーマと同じ。同馬は芝で走ったが、パワー兼備の配合だけにダートでも楽しみがある。母のQuill≒Prince John 3×4を継続する形で、本馬はFlight Table≒Quill≒Prince John 4×4・5。地味ながら配合は悪くないのでいいところがありそうだ。
[ ナリティー at 2013/03/23(Sat) 07:50コメント(0) ]
2013/03/20(Wed)

日曜阪神3R3歳新馬ダ1800m勝ちタイム1.55.5
レッドセイリング(牝3、父ゼンノロブロイ・栗東・藤原英厩舎)

いよいよ関西最後の新馬戦となった。ナムラマンジロウと人気を二分したレッドセイリング。ダッシュを決めて先頭に立つと、マイペースに落としての逃げを展開。4コーナー手前では、外をマクってきたノヴォパンゲアらが並んできたが余力十分。むしろ直線では後続を離し気味となって、最後は5馬身差での勝利。ナムラマンジロウが何とか追い上げて2着となった…。水曜の追い切りで跨った感触では《後脚が甘いしどうかな〜》とあまりいいコメントではなかったのだが、実戦ではそんな気持ちが吹っ飛ぶ様な快勝ぶり。『これであれだけ走れたのだから、もっともっと良くなってくるわ〜』と感嘆しきりであった。パドックで馬を観て、電光掲示板を見上げて馬体重を知る。牝馬が4頭出ているがカエナポイントが一番少ない462キロ。レッドセイリングは、腹目が薄い感じの馬体ながら490キロもある。やはりダートの1800戦は大柄な馬が多い。

スタートはスタンド前、レッドセイリングは出てからの二の脚が速かった。外からスーッと内へと寄せていって、先頭となって行ったのだが2ハロンめで11.5と脚を見せる。1コーナーを廻ってからすぐにペースダウン出来た様子。1番人気のナムラマンジロウは、中団のポジションで内ラチ沿いを追走する。向こう正面に入って13秒台をキープ。1000を1.04.0と、これ以上ないペースで3コーナーを廻って行く。一旦外へ出して進出するのかと思えたナムラマンジロウだが、後ろからマクってきた馬の勢いに押されたか、また内へと入っていく。2コーナーでは最後方にいたノヴォパンゲアが一気にマクって上がってくる。カツトラマンが順位を上げるのと同時の動きとなって、前は3頭が雁行して4コーナーへと入る。レッドセイリングが内、中にカツトラマン。その外へノヴォパンゲアでカーヴを廻る。

コーナーリングで貯めていたレッドセイリングが離して行く。1馬身、2馬身と後続との差を広げる。やっとナムラマンジロウが内ラチ沿いから脚を伸ばし始める。残り1ハロンで3馬身後ろまで迫って2番手グループのトップになったのだが、そこからまたレッドセイリングは伸びて行く。最後の1ハロンが13.0は悪くない。それも残り50メートルは流し気味であったから。2着ナムラマンジロウで5馬身。3着には3コーナーでドンジリにいたトゥヴァビエンが、ノヴォパンゲアを交して上がった。(言いにくい馬名ばかりですな〜)。

これで最終週の新馬戦の2鞍とも、藤原英厩舎が勝ち名乗りをあげた。3歳馬の出走に対する勝ち上がりが凄いな〜と思って調べてみたら角居、池江厩舎とそんなに変わらないが少し下だった。ところがである、凄いのが松田博厩舎で半端じゃない高率で勝ち上がっている。勝ち数はこの3厩舎のほぼ倍。いや〜上には上がいるもんですな〜…と感心しきりでありました。
[ ナリティー at 2013/03/20(Wed) 08:34コメント(0) ]
2013/03/20(Wed)

土曜阪神6R3歳新馬芝外1800m勝ちタイム1.49.9
ラストグルーヴ(牝3、ディープインパクト・栗東・藤原英厩舎)

昨年夏から始まった2010年生まれの新馬戦。3歳となった今年の芝での戦いもこれで終わり。その最後を飾ったのが、エアグルーヴの子供ラストグルーヴ。直線では、同じディープインパクトを父とするスリーベラミとの切れ味勝負をも制しての初戦勝ち。桜花賞は間に合わない時間だが、オークスは十分に行ける。ファンも1番人気に支持した様に、スターホースを待っているのだ…。このレースを物語るのが最後3ハロンのラップ。11.6〜11.4〜11.9と切れ味勝負の一戦となったものだが、最後の1ハロンがほぼラストグルーヴがマークしたもの。最後の2完歩は流し気味だったのだから、凄い切れをマークしているのを証明している。1頭取り消しがあって15頭、しかしそのうち牡馬はたった1頭。後は牝馬と珍しい組み合わせ。C.デムーロJ騎乗のナイスキャッチが先手、好発の外国産馬ハクサンナチュラルが2番手。ラストグルーヴも6番手ぐらいにつけて前半3ハロンを迎える。36.9とゆったりの入りだ。ラストグルーヴを観る形でモモイロアゲハ、スリーベラミと縦に続く。3コーナーを過ぎてスリーベラミが前と少しあがる。

4コーナーに入るあたりでは、前は3頭が並び加減。3番手だったビットビエントが先頭グループに加わる。後続馬もすぐ後ろまで迫ってきて、4コーナーを廻る。ラストグルーヴの内へモモイロアゲハが入る。スリーベラミはラストグルーヴの外へと上がる。ベストビエントが先頭となっているが、内でナイスキャッチも粘っている。残り1ハロンを過ぎるあたりで、スリーベラミを外に連れたラストグルーヴが、前を上廻る脚色で迫って行く。スリーベラミと並んでいた時は左ステッキだったラストグルーヴの福永Jだが、前を捕えて先頭に立った時には右に持ち替えて1,2発促して残り100を通過。後はもう流し気味でゴールを過ぎて行った。

母に似てけっこう大きなストライドである。母はデビュー戦の札幌での体重が460キロの体だった。ラストグルーヴもそう変わらない456キロ。全姉のグルヴェイグが成し遂げれなかったオークス制覇。是非ともやって欲しいものだ。夢が今日からスタートした、そんな感慨であった・・。
[ ナリティー at 2013/03/20(Wed) 08:33コメント(0) ]
2013/03/16(Sat)
【土曜=芝外1800メートル】
今世代の新馬最終週にふさわしい馬がデビューを迎える。それがエアグルーヴの子、ラストグルーヴ(牝=父ディープインパクト)だ。体質の弱さから入厩までに時間がかかったが、2月中旬に栗東入りするとそこからは順調。当初稽古の動きは目立つものではなかったが、陣営は地道に基礎体力強化に努め、追い切るたびに動きが良化。今週はウッドの併せ馬で古馬相手に踏ん張って先着した。ラスト3ハロン37.8―12.1秒からも瞬発力は非凡だ。田代助手は「血統的なものから求められるものが大きいけど、水準以上は動けている。フットワークはさすがと思わせるもの。血統からも初戦から力を出してくれるようなので」。
馬名通りの“最終便”Vに意欲的だ。

【日曜=ダ1800メートル】
除外でデビューが延びたカエナポイント(牝=父ダイワメジャー、母シルバーコースト)だが、今週の追い切りを見る限りは“吉”と出たようだ。ウッドの併せ馬で経験馬に互角の走りを披露。ここまで動きが目立ってはいなかったが、1ハロン12.1秒(5ハロン71.4―55.1―40.1秒)と末脚にも磨きがかかってきた。「まだ体は緩いが、完成すれば走ってきそう。除外の分、乗り込みができたのはプラスだろうし、稽古の感じからもいいレースができそう」と清山助手。

【日曜=ダ1800メートル】
デビューから2連勝した厩舎の先輩ガムランの半弟、コナピーベリー(牡=父キングカメハメハ、母スカーレットベル)が好追い切りを連発している。今週は坂路で4ハロン51.7―37.8―24.6―11.9秒をマーク。反応上々で、馬っぷりの良さもひときわ目立っている。「まだ良くなる余地を残しているが、態勢は整ったし、稽古の動きも水準以上。先々はかなり上までいけそう」と国枝調教師の評価も高い。血統的背景からも初戦突破は濃厚だ。

【土曜=ダ1200メートル】
こちらも国枝厩舎のショウナンヤマト(牡=父キングカメハメハ、母ショウナンアンジュ)が確勝級だが、稽古でスピード感たっぷりの動きを見せているカワキタプラウド(牡=父ファンタスティックライト、母ロイヤルディナー)も負けず劣らずの逸材だ。「先週の予定を延ばして正解。動きがさらに良くなってきたし、スタート、二の脚ともに上々。気のいいタイプなので初戦からやれそう」と高橋祥調教師も手応え十分だ。
[ ナリティー at 2013/03/16(Sat) 10:28コメント(0) ]
2013/03/16(Sat)
●モンビジュー(土曜日 中山3R)
デビュー前の追い切りではゴール前で頭が上がり体力不足を感じさせたが、ひと叩きされて一変。1週前に自身のベストタイムを短縮するWコース5F67秒8-53秒6-40秒5-13秒9をマークすると息の入りが良化。今週は終い重点で同4F54秒9-39秒9-13秒4と平均的な時計だが、最後までフォームが崩れなかったことは評価していい。新馬戦は出遅れたものの終いはしっかり足を使っていただけに、変わり身があってもおかしくない。

●トーセンハルカゼ(土曜日 中山5R)
ここ2戦はレース間隔のわりに物足りない内容だったが、この中間は実に意欲的。特に今週はWコースで6Fから15秒0-13秒0のペースで飛ばし82秒5-67秒5-54秒5-41秒1-14秒9を強めに追って計時。さすがに終いは時計を要したが、古馬500万下のトーセンアスカを2馬身追走し3馬身置き去りにした一瞬の足は見どころ十分。勝ち切れないレースが続いているが、しっかり攻めた今回は結果を出せるはず。

●エバーブロッサム(土曜日 中山11R)
入厩当初は“?”という稽古の動きだったが、休養した効果と実戦を経験した上積みもあって調教の動きがガラリ。前走の未勝利勝ちはその結果だが、さらに動きは良化。戸崎騎手と初コンビだった先週こそズブさを見せたが、鞍上が手の内に入れた今週は終い重点にWコース4F52秒9-37秒9-12秒9。ゴール前の伸びは数字以上に鋭かった。GIIIといっても大半が1勝馬のここなら十分に通用する。

●ブロンドヒロイン(日曜日 中山3R)
脚元を含め全体的に弱さがあり復帰は遅れたが、3月に入ってから稽古の動きに鋭さが出てきた。気持ちが前向きすぎる面は相変わらずだが、しっかりハミを取り、回転の速いフットワークで駆ける姿は良血馬のそれ。1週前にビシっと追ったので今週は終い重点に反応を確かめた程度だが、トモに力がついて馬体も成長。未勝利にいる馬ではない。

●コスモマートレット(日曜日 中山6R)
関西遠征の前走は長距離輸送がこたえたのか[16]着と大敗したが、この休養で立て直しに成功。牧場でも乗り込んできたため帰厩後の追い切りは2本だが、先行の形とはいえオープンのディアセルヴィスと互角に渡り合ったここ2週の動きは迫力満点。本来の行きっぷりの良さも取り戻しており、今回は自分の競馬ができるだろう。上がりのかかる今の中山もプラス。久々のここが狙いどころ。

●サーストンニュース(日曜日 中山11R)
未勝利を勝ち上がるのに時間を要したが、ここへきて2連勝。ムキになる面があるだけに上級のペースが合うのだろう。この中間も若さを前面に出した走りを見せているが、好走続きの疲れはなく毛ヅヤはピカピカ。初コンビになる戸崎騎手との息も合い、これまでの稽古の中で折り合いはもっともスムーズ。粗削りでもレースセンス自体は高いだけに小回り1800mも問題なし。勢いに便乗したい。

●カラフルブラッサム(土曜・中山11R フラワーカップ)
一週前にはCWで6F80.4秒-1F12.4秒の好タイムを記録。和田騎手が騎乗して、しっかりと負荷を掛けられた。そして、今週の追い切りは坂路で行われ、馬なりで終いを纏める形で4F54.9秒-1F12.7秒を記録した。馬なりで時計は平凡だが、内容は悪くない。デビュー戦はシンザン記念で2着のヘミングウェイ相手に勝利、阪神JFでも5着と実績でもリードしている。

●プレイズエターナル(土曜・中京11R ファルコンステークス)
開門直後のCWに登場。クルージンミジーを0.6秒追走する形で、6F81.0秒-1F11.9秒を記録。直線は外から迫るも、相手も調教で走るタイプだけにアタマ差ほど届かなかった。それでも、最後まで詰めたことは勝負根性をうかがわせる。父アドマイヤムーン×母メイビーフォーエヴァーで、兄弟にはエクセルシオールがいる血統。デビュー以来4戦全て上がり最速を記録しており、長い直線の中京で前進に期待。

●アドマイヤドバイ(土曜・阪神11R 若葉ステークス)
きさらぎ賞は3着で賞金加算できず、若葉ステークスで権利を狙うべくここ2週は坂路で4F52秒台前半を記録。密度の高い調教が施されている。また、同馬もそれに応えるように状態を上げていき、今週はラスト1Fも12.5秒とさらにラップを上げている。実際にフットワークも力強く映り、ここは期待したい。

●ナムラマンジロウ(日曜・阪神3R 3歳新馬)
3週続けてCWで幸騎手が調教に騎乗。以前も調教では速いタイムを記録しているが、特に今週は6F79.5秒-1F12.3秒と秀逸な内容を記録した。兄弟や近親に活躍馬は出ていないが、調教でここまで動けるなら能力は高く期待できる。
[ ナリティー at 2013/03/16(Sat) 10:26コメント(0) ]
2013/03/13(Wed)
●アドマイヤオウジャ(栗東・橋田、牡)
前走は若駒Sを使われ5着。2走前は目の覚めるような末脚を見せただけに、物足りない内容だったが敗因はある。「マイル戦を使った後だからなのか、道中でかかってしまった。その分ラストの伸びを欠いた」と師は分析。力負けではないし、度外視していい1戦だということになる。6日に行われた1週前の追い切りは、坂路で4F52秒0ー13秒1と切れのある動きを披露。後ろから追ってきたアドマイヤドバイ(若葉Sに出走予定)をあっさり突き放した。ちなみに、この時計は当日の2番時計だった。「動きは抜群だった」と師も満足気だった。距離短縮も現状ではプラスに思えるし、当然変わり身はあるはず。

●アクションスター(栗東・音無、牡)
降雪のため1週スライドとなった京成杯で2着好走。関西馬には不利な再輸送を克服してのものだけに、負けて強しの内容と言えるだろう。中間は馬体回復に専念するため、近郊の牧場でリフレッシュ。トレセンには2月下旬に帰厩した。「馬なりだけど、放牧先の坂路でも時計を出していたほどで体は8割方できている。来週追えば態勢は整うと思うよ」と指揮官は仕上がりに自信をのぞかせていた。現時点で本賞金が1150万円。皐月賞出走のボーダーライン上にいるとあって、「今回は中団あたりで競馬をしてもらうつり。長くいい脚を使うので、持ち味が生きる形になればチャンスはある」と賞金加算へ意欲十分だった。先々を見据えてもここは落とせない一戦となりそうだ。

●カラフルブラッサム(栗東・鈴木孝、牝)
阪神JFでは、後方から長く脚を使って追い込んだものの⑤着。この1戦で師から出された結論は「マイルは距離が短い」ということだった。そしてその時点で、春の最大目標を桜花賞からオークスに切り替えられた。前走は2着と復帰戦としては及第点だったが、勝てなかったのは痛い。まだ1勝馬の身だけに、今回は賞金加算が絶対条件となる。6日の1週前追い切りでは、CWで6F80秒6ー12秒5の好時計をマーク。「ビッシリ追ったので、これでほぼ仕上がった。前走以上の出来で臨めると思う」と、師は笑顔で説明してくれた。輸送やコース変わりにも何の不安もないだけに、ここはきっちり結果を出してほしいところだ。

●マンボネフュー(美浦・国枝、牡)
前走の共同通信杯は、スローペースにハマり終始包まれてしまい、流れに乗れず消化不良の一戦になってしまった。前走後は放牧に出さず厩舎で調整。3月3日にはミエノワンダーとウッドチップコースで併せ馬を行い、542-397-128を馬なりでマークして併入。6日にはダートコースで、サイレントメロディと併せ馬を行い、634-487-363-123をマークして半馬身ほど遅れはしたが時計的には文句なく、ここまではすこぶる順調に来ている。3走前から着用しているメンコの効果もあって集中力も持続している。 最終追い切りも、ある程度攻める予定で、確実に権利を取りに来ている。「前走のダメージはなく、この中間は順調に来ていますね。東京コースでも好走はしていますが、中山は2戦2勝と得意にしていますからね。競馬が上手で、大崩はしないタイプですし、弥生賞を勝った、カミノタサラハと能力は互角ですからね。最低限、権利取りで、勝ちにいきますよ」と調教師

●フェイムゲーム(美浦・宗像、牡)
前走は雪のため、続行競馬の一戦で条件は楽ではなかったが、渋太い末脚を披露して重賞制覇。その後は一旦短期放牧に出し、2月中旬に美浦に帰厩。気性が子供でヤンチャな面を残している為に、プール調教を取り入れたり、コースでは併せ馬を中心に行う等の工夫の成果で、以前に比べると、だいぶ大人になってきた。3月3日には、ウインロザリーとウッドチップコースで併せ馬を行い、707-548-388-139を馬なりでマークして併入。6日にもウッドチップコースでレッドジャクソンと併せ馬を行い、684-545-402-135を馬なりでマークして併入。ここに来て馬体も締まってきており、馬の気配も上がってきた。中山の1800は正直忙しい気もしますが、元々後ろから行く馬なので、それほどマイナスにはならないと思います。まだトモ等が緩く、本格化は先になりそうですが、ここに来ての気性の成長は急ですからね。当然期待はしていますし、本番に向けて納得いくレースをして欲しいですね」と調教師。
[ ナリティー at 2013/03/13(Wed) 12:48コメント(0) ]
2013/03/13(Wed)
●アトランティード(牝 栗東・吉村圭司 父Curlin、母シャイニンルビー)
 母シャイニンルビーはクイーンC(GIII)を勝ち、桜花賞(GI)でも3着となった活躍馬で、07年の暮れにアメリカへ輸出された。父CurlinはドバイワールドC(首G1)、ブリダーズCクラシック(米G1)など7つのG1を制し、米年度代表馬に選ばれ、米歴代最多賞金獲得記録を樹立した名馬。現3歳世代が初年度産駒で、まだ重賞を勝った産駒は出ていないが、リズンスターS(米G2)3着のPalace Malice、ゴールデンロッドS(米G2)3着のLiveratedなどが出ている。「Mr.Prospector 系×Deputy Minister 系」というパワー満点のダート配合から誕生した種牡馬だが、血脈のなかにSir Ivorを持っており、本馬の母の父サンデーサイレンスとの組み合わせでは、Sir Ivor≒Halo 5×3という素軽いクロスが生じる。牝馬でもあるので、芝で走れないことはないだろう。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●アポロンバローズ(牡 美浦・尾形和幸 父マンハッタンカフェ、母カフェオペラ)
 アメリカで生まれた母カフェオペラは、現役時代はイギリスで1勝を挙げ、日本で繁殖牝馬となった。母方にSadler's Wellsを持つマンハッタンカフェ産駒には、レッドディザイア(09年秋華賞-GI)、ジョーカプチーノ(09年NHKマイルC-GI)、ゲシュタルト(10年京都新聞杯-GII)、ヤマニンウイスカー(13年京都金杯-GIII・3着)などの活躍馬がいる。また、母にNorthern Dancerの強いクロスを持つ配合は父の成功パターンで、前出のレッドディザイア、ジョーカプチーノ、ゲシュタルトの3頭はこれにも当てはまる。母カフェオペラはNorthern Dancer 2×4なのでこのパターン。Mr.Prospector が入るのも好ましい。芝中距離で無難に走ってくるだろう。

●サンレーン(牝 栗東・西園正都 父Oasis Dream、母プリムローズレーン)
 父Oasis Dreamはここ10年ほど盛んに勢力を伸ばしてきているGreen Desert系に属し、そのエース格ともいえる活躍ぶりで注目を集めている。現役時代はナンソープS(英G1・芝5f)、ジュライC(英G1・芝6f)、ミドルパークS(英G1・芝6f)などを勝ったスプリンターだった。当然、産駒はスピードタイプが多いが、配合次第ではMidday(09年BCフィリー&メアターフー米G1)のような中距離馬を出す能力がある。日本ではまだ活躍馬が出ていないが、日本に向かない血統ではないと思われるので期待してみたい。切り札となる血は母の父ダンシングブレーヴ。それに含まれるDroneはサンデーサイレンスの父Haloとニックスの関係にある。本馬の母の父はサンデーサイレンスなので、Drone≒Halo 5×3が生じる。これまで日本で走ったOasis Dream産駒のなかでこの配合パターンを持つ馬はいなかった。大きな期待を掛けられる配合馬だ。芝向きのマイラー。

●スマートレイアー(牝 栗東・大久保龍志 父ディープインパクト、母スノースタイル)
 母スノースタイルは芝短距離で1000万条件まで出世した。その父ホワイトマズルはダンシングブレーヴ産駒。ダンシングブレーヴとディープインパクトの母の父Alzaoは相似な血なので、Alzao≒ダンシングブレーヴ3×3という大胆なクロスを持つ。「ディープインパクト×ホワイトマズル」は過去マスクオフという馬が1頭のみデビューし、[1・3・1・0]という成績を残している。悪くない成績だ。本馬にも期待したい。芝向きの中距離タイプ。

●バルカローレ(牝 美浦・小島太 父クロフネ、母ベビーグランド)
 スプリンターズS(GI)など重賞を3勝したスリープレスナイトは母の半妹。スリープレスナイトと本馬はいずれもクロフネ産駒なので、両馬は4分の3同血の関係にある。また、「クロフネ×トニービン」の組み合わせは成功しており、カレンチャン(12年高松宮記念-GI、11年スプリンターズS-GI)を筆頭に、クロフネサプライズ(13年チューリップ賞-GIII)、フラムドパシオン(06年UAEダービー-G2・3着)、ポルトフィーノ(08年エルフィンS-OP)など、コンスタントに良駒が誕生している。高確率で走ってくるであろう好配合馬だ。芝・ダート兼用のマイラー。
[ ナリティー at 2013/03/13(Wed) 12:45コメント(0) ]