2013/05/29(Wed)
【栗東】
◆サトノバリアント(牡、父キングカメハメハ、母ミルフィオリ、栗東・安田隆行厩舎)
安田師期待のサトノバリアント

安田師期待のサトノバリアント

 半兄に芝で4勝を挙げているミルドリーム、おじにフジキセキがいる良血で、2012年セレクトセール2歳では、9200万円で落札されている。セール翌週に安田隆行調教師が「本当にいい馬なんですよ」と興奮気味にコメントした期待馬でもある。

 栗東へ入厩してから、順調に調教が進み、4月26日にゲート試験に合格。5月に入ってから、坂路で本格的な追い切り時計を出し、5月22日には、レースで騎乗予定の岩田康誠騎手が跨って、坂路での追い切り。新馬マダムリシェスと併せて、4F53.8~1F13.6秒、ゴールでは少し遅れるような感じだった。

 動きについて「まだまだ非力なところがあって、坂路では動き切れていない感じですね。来週はCWコースで追い切ります」と同師。6月1日(土)阪神芝1600mでのデビューを予定。

 なお、マダムリシェスは6月2日(日)阪神芝1200mを松山弘平騎手でデビューする予定となっている。

◆ラインハート(牝、父ステイゴールド、母チェルカ、栗東・須貝尚介厩舎)
動きが良化しているラインハート

動きが良化しているラインハート

 今年の栗東は2歳馬の入厩が全体的に遅くなっていたが、そんな中、比較的早い、4月12日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩したのが、この馬。

 入厩当初は頼りない面もあったが、坂路でのキャンターを重ねるうちに、しっかりと歩けるようになり、次第に環境にも慣れてきたという感じ。5月15日、5月22日と、坂路で新馬レッドリヴェールと併せて、手応えがやや見劣っているという印象を受けたが、その動きも徐々に良化している。「素直な気性ですし、楽しみにしています」と須貝尚介調教師。デビュー戦は6月1日(土)阪神芝1600mをC.ウィリアムズ騎手で予定している。

◆ダンスールクレール(牡、父ブラックタイド、母スーパーバレリーナ、栗東・松永昌博厩舎)
ウインバリアシオンの半弟ダンスールクレール

ウインバリアシオンの半弟ダンスールクレール

 同厩舎で管理され、半兄に2011年青葉賞を勝ち、日本ダービー2着、菊花賞2着になったウインバリアシオンがいる血統。ただ「体型的に長い距離が向いていた兄よりも、マイルから中距離くらいが良さそう」と松永昌博調教師はコメント。

 5月16日の坂路では武豊騎手が跨って、4F55.9秒だったが、動きがやや緩慢な印象。5月22日の坂路でも、4F56.4秒と全体的な時計、ラスト1Fの伸びともにひと息。予定では、6月1日(土)阪神芝1600mのデビューということになっているが「まだまだ馬が良くなる途上なのかも知れません。来週の追い切りで様子を見て、デビューを決めたいと思います」と同師。

◆タガノハヤテ(牡、父ゴールドアリュール、母アイチャンルック、栗東・五十嵐忠男厩舎)
ダッシュ力もまずまずのタガノハヤテ

ダッシュ力もまずまずのタガノハヤテ

 きょうだいに目立った活躍馬はいないが、祖母に1990年エリザベス女王杯2着のトウショウアイがいる血統。栗東へは4月20日に入厩している。

 5月3日にゲート試験を受けて、即合格。入ること、出ることもともにスムーズで、ダッシュ力もまずまず。5月23日には、CWコースでマイネルハルカゼと併せて、追走遅れ。ただ、そのマイネルハルカゼは先週の3歳500万下を快勝しており、遅れたとはいえ、その追い切り内容は高く評価できる。ちなみに、時計は6F85.3~1F12.2秒。なお、デビューは6月2日(日)東京芝1600mを福永祐一騎手で予定している。

【美浦】
◆イスラボニータ(牡、父フジキセキ、母イスラコジーン、美浦・栗田博憲厩舎)
 母は米2勝。一族に目立つ活躍馬こそいないが、5月22日に坂路で4F51.0-37.0-11.8の好時計をマークするなど気配の良さが目につく。「素直な気性で入厩後も順調に乗れているし、ひと追いごとに良くなっている。フットワークがいいし、動きにも及第点を与えられると思います」と栗田博憲調教師。6月2日、東京の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ホトトヤエ(牝、父サクラバクシンオー、母タイキジャンヌ、美浦・矢野英一厩舎)
 母はデビュー戦を8馬身差で圧勝。おじにアドマイヤコジーンがおり、父母系の両方からスピードとパワーを受け継いでいる。4月末から坂路で時計を出し始め、早くから新馬戦の開幕週に目標を定めてきた。先週の5月22日には初めてウッドチップコースで追われ、順調な仕上がりを見せている。「キャンターの走りが大きいし、なおかつスピード感もある。いろいろと教え込んでいる段階だけど、坂路では楽に動けているからね。初戦から楽しみ」と矢野英一調教師。6月1日、東京の芝1400mを蛯名正義騎手で予定している。

◆モントボーゲン(牝、父ゼンノロブロイ、母レーゲンボーゲン、美浦・牧光二厩舎)
 4歳上の全姉アニメイトバイオはローズSの勝ち馬。阪神JF2着や秋華賞2着など牝馬のGI路線でも活躍した。3歳上の半姉ホーマンフリップ、1歳上の全兄ドラゴンレジェンドも新馬勝ちを飾っており、兄姉は早い時期から結果を出している。4月中にゲート試験を受け、こちらも早くから東京デビューを目標に乗り込まれてきた。「そんなに上とは似ていないけど、意外と心肺機能が良さそう。牝馬にしてはタフだし、だいぶ気持ちの面もピリッとしてきた。すごく順調に来ています」と牧光二調教師。6月2日、東京の芝1600mをクレイグ・ウィリアムズ騎手で予定している。

 牧厩舎からはドリスバローズ(牝、父ハーツクライ、母ダイイチボタン)もスタンバイ。こちらは前日の6月1日、東京の芝1400mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/05/29(Wed) 07:37コメント(0) ]
2013/05/24(Fri)

●ハイデッカー(美浦・戸田、牡、マンハッタンカフェ×ルシルク)
 半兄に現在ダートの短距離で活躍しているクロムレックがいる。兄は父がスマートストライクのためにやや距離に限界があるが、同馬は父がマンハッタンに代わって、体形からもそうであるが、距離の融通はある。現時点で馬体重が560キロと超大型馬で簡単には絞れてこないが、その馬体は一際目につく。「これだけの大型馬ですから、ジックリ育てていきますが、馬っぷりの良さには惚れてしまいますね。父がマンハッタンカフェですから芝は当然ですが、パワフルなフットワークからダートも間違いなく走ると思いますよ。大型馬ですが意外に器用なところも持ってますし、地方のダート戦もこなしてくれそうです。色々、選択の幅がある馬だと思いますし、大物感は十分で先々も楽しみですね」と調教師。

●ツクバアスリート(美浦・戸田、牡、チチカステナンゴ×ノブレスオブリッジ)
 育成先の牧場で、田中博騎手がその乗り味を絶賛。背中のクッションが良く、バランスの取れた馬体。順調に調教をメニューをこなし、牧場先での評価はうなぎ登りだ。母の父のサンデーサイレンスの良さが出ているとのことで、身のこなしの良さはその辺りから出ているのであろう。気性の方も乗り手に従順で手が掛からず、仕上がりには手間取らないタイプ。美浦の入厩もそう遠くはないだろう。「完成度の高い馬だと思いますね。追ってから実にしっかりしてますし、フォームがブレません。前向きな気性も良いですし、実戦で更に良さが出てくれると思いますよ。ムキになる処もないですから、距離はある程度もつと思います。素質の高さを感じますし、非常に楽しみですね」と調教師。

●レッドリベリオン(美浦・戸田、牡、ステイゴールド×ハトシェプスト)
 メジロドーベルの近親。早くから牧場で乗り込まれており、日毎に動きは良化。父のステイゴールドに気性が似ていて、ワガママなところがあると言う事だが、フットワークは実に力強く切れ味は抜群。血統や体形からも距離の幅は広く、クラシックにとその期待は高い。既に、馬体はスッキリと見せており、近々美浦に入厩の予定。体質はしっかりしており、戸田厩舎のハードな調教にも耐えてくれそうだ。「ワガママな面があると言っても、人を落としたり、暴れたりする悪さはないですからね。ちょっと自己主張が強い位の方が競走馬としては良いですからね。綺麗なフォームで走りますし、末脚は確かなモノがあると思います。デビュー戦も早そうで、新潟辺りで出走も可能だと思います」と調教師

●Mintの11(牡)
 毎年、外国産馬での活躍が目立つ厩舎で、今年の目玉は、キーンランドセールで約67万ドルで落札されたIce Mintの11(牡)。「父は近年では欧州最強と言われるシーザースターズ。大きな可能性を秘めた種牡馬だし、期待は大きいね」と師は楽しみにしていた。オーナーは、エーシンの冠号で知られる平井氏。昨年は、このタッグからは、エーシントップが出ており今回も目が離せない。

●サトノブレゲ(アドマイヤムーン×スマイルトゥモロー、牡)
「母はオークス馬で、将来性は感じる。馬体から距離の融通性もありそう」とのことで、母と同じくオークス向きのようだ。 

●エレイン(キングカメハメハ×サマーナイトシティ)は、サダムパテックの半妹。「骨量が多く、兄よりも幅のある馬体」と高評価だった。

●スズカグランデ(キングカメハメハ×スズカグレイス)
半兄には1勝馬のスズカキングダムがいるくらいだが、母の近親にはサイレンスズカやラスカルスズカがいて血統的な下地はある。「走り方は素軽いし、兄より良さそう。しっかり育成されているし、このまま順調に行きそう」と師は期待していた。
 
●スズカローラー(スズカマンボ×ローマンスズカⅡ、牝)
早めのデビューを予定している1頭。大物こそ出ていないが、コンスタントに走っている血統でもあり、同馬にも期待がかかる。「兄や姉はダートで走ったけど、この馬は素軽い走りなので芝向きだと思う。成長力も感じる」と評価は高かった。

●ウオッカの11(父シーザスターズ)
かなりの大型馬で3月の時点で560キロまで成長している。吉澤ステーブルの鷲尾副場長は「体も大きいが、負けずにスケールも大きい。大型馬らしくなく、走りも素軽い」とベタ褒め。デビューはまだ未定だが、今から待ち遠しい。
 
●エピファネイアの全妹ロザリンド(シンボリクリスエス×シーザリオ、牝)
「牝馬らしからぬ馬体。力強さがあるし、雰囲気がある」とノーザンファームの岡厩舎長は目を細めていた。
体質もしっかりしているし、兄に負けない活躍したい。

●ウインドインハーヘアの11(父ネオユニヴァース、牡)
「バネがあっていい。兄に似ている」と、ノーザンファームの横手厩舎長も期待していた。
 
●ディスキーダンス(美浦・手塚、牡、ステイゴールド×ダンスフォーママ)
 同厩舎で活躍している、エチゴイチエの異父弟。父がステイゴールドに替わり、より芝向きの印象を受ける。少し我が強く気性に難しさがあるが、これも走るステイゴールド産句の特徴である。牧場先で順調に乗り込まれ、評価は上々。スピードタイプと言うよりは、長く良い脚が使えそうで、広いコースが向いている。「スラリとしていますし、距離の融通はきくと思います。雰囲気が凄く良いですし、奥を感じますね。まだ、トモのあたりに頼りなさは残しますが、パンとすれば、オープンまでいける器だと思っています。広いコースを意識して、新潟でデビュー出来たらと思っています。良い馬なのは間違いないないですよ」と調教師
 
●シャドウカラーズ(美浦・田中剛、牝、キングカメハメハ×シャドウストリーム)
 今、飛ぶ鳥を落とす勢いの田中剛厩舎。入厩馬のレベルも格段に上がり、注目度はグッとアップ。同馬は近親にダイヤモンドステークスを勝ったモンテクリスエスがいる。キングカメハメハ産句らしく、持続性あるスピードを既に牧場先で披露し、評価はうなぎ登り。牝馬らしくよい意味でカリカリしており、仕上がりには手間取らないタイプ。ゲートの出も良く、学習能力が高くセンスは十分で、近々美浦に入厩予定だが追い切りが非常に楽しみである。「まとまりが良く、センスを感じますね。ややスピードが勝っている処はありますが、一介の短距離馬にはならないと思いますね。力強いフットワークをしますからダートも案外面白いと思います。夏の新潟が函館でデビュー戦を予定しています」と調教師。

●アペルトゥーラ(美浦・国枝、牡、マツリダゴッホ×フサイチリニモ)
 新種牡馬マツリダゴッホは同厩舎で管理していた、大変ゆかりのある血統。父は幅広い距離で活躍していたが、同馬はガッチリした体形をしており、いかにもマイラー向きと言ったイメージを受ける。体質は非常に強く、ハードな調教にもケロリとしているとのこと。ゲートのセンスも良く、二の足も速い。体の使い方も良く完成度は高い。予定通りのメニューをこなしすこぶる順調で、美浦の入厩が楽しみである。「バネの利いた良い走りをしますね。体も強く負けん気も強いですから、実戦にいけば更に良さが出ると思いますね。マツリダゴッホの初年度産駒だけに、結果を残して繁栄させていきたいですね」と調教師。

●ボージェスト(キングカメハメハ×アドマイヤグルーヴ、牝)
オープンで活躍しているアドマイヤセプターの全妹。「姉と違っておっとりした気性。体はひと回り大きな感じで乗り味も良さそう。今はうるさい面が出てくるのを注意しながら調整している段階」と友道師。入厩は秋以降になるとのこと。
 
●アゼリナガッキ(ゼンノロブロイ×アゼリ、牡)
母は米GⅠで11勝を挙げた名牝。02年には年度代表馬に輝いている。同馬は12年1歳セレクトセールにて8400万円で取引された。「距離はあった方が良さそうだけど、遅生まれでまだ緩いところがある。これも秋以降の入厩になるかな。体重は500キロぐらい」と同師。

[ ナリティー at 2013/05/24(Fri) 05:41コメント(0) ]
2013/05/24(Fri)
●デルカイザー(牡 美浦・藤沢和雄 父キングカメハメハ、母シェリール)
 半兄ムスカテール(父マヤノトップガン/13年日経新春杯-GII・2着、12年アルゼンチン共和国杯-GII・2着)、プールマシェール(父ジャングルポケット/1戦1勝)、全兄アヴェカムール(現1000万下)という血統。母シェリールはダイワカーリアン(重賞3勝)の半妹で、チューリップ賞(GIII)6着、忘れな草賞(OP)3着とそれなりの競走実績を残しており、繁殖牝馬としても優秀だ。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」という組み合わせで、2代母ジェドゥーザムールはヨーロッパのスタミナ血統。芝の中長距離に強そうだ。

●オベリスク(牡 美浦・田中剛 父フジキセキ、母コンポステラ)
 母コンポステラはCharedi≒Great Above 4×3で、In Reality≒Great Above 5・4×3と見ることもできる。偏った配合構成なので繁殖牝馬としての可能性を感じる。これにフジキセキを交配した本馬は、ミルレーサー≒Gana Facil 2×4、Marston's Mill≒Image of Reality 3×4。父にはIn Realityが含まれるので前記のクロスもしっかり継続している。フジキセキとUnbridledの組み合わせは、少ないサンプルからアカンサス(12年福島牝馬S-GIII・3着)、トーホウアマポーラ(12年チューリップ賞-GIII・6着)、ロードクルセイダー(13年伏竜S-OP・2着)などが出ており成功している。ミルレーサー≒Gana Facilという組み合わせクロスの威力だろう。本馬はそれを一歩進めた配合(母の父エンパイアメーカーはUnbridledの息子)なのでおもしろい。ダート向きのスピードタイプとして期待十分。

●トリビューン(牡 栗東・野中賢二 父コマンズ、母トリプルピルエット)
 父コマンズはDanewin(現役時代に豪G1を5勝し種牡馬としても成功)の全弟で、オーストラリアの歴史的名馬Octagonalの甥でもある良血。現役時代はG3を勝った程度だったが、種牡馬としては兄Danewinを上回り、04-05年のシーズンから豪種牡馬ランキングベスト10を外したことがない。09-10年のシーズンからはベスト5以内に定着している。本馬の母トリプルピルエットは「サンデーサイレンス×ミスタープロスペクター」という日本向きの血統。父コマンズは日本ではあまり成功していないデインヒル系だが、それをジャパナイズする働きがあるだろう。芝向きのマイラー。

●マサマサ(牡 美浦・伊藤正徳 父ロードアルティマ、母レディアドバンス)
 父ロードアルティマは名種牡馬Gone Westの4分の3弟。Gone Westだけでなく、その全弟Lion Cavern、伯父Known Factなどもレベルの高い種牡馬であり、そうした資質が伝わっているのか、ロードアルティマは現役時代に重賞での実績がなかったにもかかわらず、種牡馬として素質の片鱗を見せている。初年度産駒わずか3頭のうち2頭が勝ち上がった。本馬の母レディアドバンスは未勝利馬だが、2代母サラトガデューは米G1を2勝した名牝で、その孫、つまり本馬の従兄弟には名スプリンターのロードカナロア(13年高松宮記念-GI、12年香港スプリント-GI、12年スプリンターズS-GI)がいる。スピード値の高い好配合馬で、1600m以下でいいところがありそうだ。

●レッドウォーリア(牡 美浦・藤沢和雄 父ゼンノロブロイ、母ダンスーズデトワール)
 アルゼンチン共和国杯(GII)を勝ったルルーシュの全弟、ジュニアC(OP)を勝ったオメガホームランの4分の3弟。母ダンスーズデトワールはマルセルブサック賞(仏G1)の2着馬。父ゼンノロブロイはアメリカ血統過多ともいえる血統構成なので、ヨーロッパ血統が豊富なこの母は好ましい。サンデー系は総じてダンシングブレーヴと相性がよく、また、ゼンノロブロイはRivermanと相性がいいので、ふたつの好配合パターンを併せ持つ本馬は配合的に高く評価できる。芝向きの中距離タイプで大物感がある。
[ ナリティー at 2013/05/24(Fri) 05:33コメント(0) ]
2013/05/16(Thu)

●アペルトゥーラ(美浦・国枝、牡、マツリダゴッホ×フサイチリニモ)
新種牡馬マツリダゴッホは同厩舎で管理していた、大変ゆかりのある血統。父は幅広い距離で活躍していたが、同馬はガッチリした体形をしており、いかにもマイラー向きと言ったイメージを受ける。体質は非常に強く、ハードな調教にもケロリとしているとのこと。ゲートのセンスも良く、二の足も速い。体の使い方も良く完成度は高い。予定通りのメニューをこなしすこぶる順調で、美浦の入厩が楽しみである。「バネの利いた良い走りをしますね。体も強く負けん気も強いですから、実戦にいけば更に良さが出ると思いますね。マツリダゴッホの初年度産駒だけに、結果を残して繁栄させていきたいですね」と調教師。

●友道厩舎
 母系にGⅠ馬がズラリと名を連ねるボージェスト(キングカメハメハ×アドマイヤグルーヴ、牝)はオープンで活躍しているアドマイヤセプターの全妹。「姉と違っておっとりした気性。体はひと回り大きな感じで乗り味も良さそう。今はうるさい面が出てくるのを注意しながら調整している段階」と友道師。入厩は秋以降になるとのこと。
 
アゼリナガッキ(ゼンノロブロイ×アゼリ、牡)の母は米GⅠで11勝を挙げた名牝。02年には年度代表馬に輝いている。同馬は12年1歳セレクトセールにて8400万円で取引された。「距離はあった方が良さそうだけど、遅生まれでまだ緩いところがある。これも秋以降の入厩になるかな。体重は500キロぐらい」と同師。

●大久保龍厩舎
 ラディーア(ディープインパクト×レトⅡ、牝)から。半姉は、まだ1勝馬だが札幌での新馬戦を1番人気で快勝している。POG向きの血統であることは間違いない。「スラッとした体型で、いかにもディープ産駒らしい。いいバネを持っていそう」と、師の評価も高かった。

半姉には忘れな草賞を勝ったセレブリティモデルがいるハリウッドセレブ(ジャングルポケット×マンハッタンセレブ、牝)は「まだ調教のペースが上がってこないけど、これから良くなっていくはず。父のいい面を受け継いでいるし、長い距離が合いそう」とのことで、オークス向きかも。

牡馬では、キャッツプライドの11(父ステイゴールド、牡)が面白そう。「やんちゃな面のある馬だが、言い換えれば、ステイゴールド産駒らしいということ。走ってきそう」と高評価だった。

●池江厩舎
 昨年の皐月賞で2着だったワールドエースの半妹にあたるマンデラの11(父ネオユニヴァース、牝)。「父が代わったけど、見た目や雰囲気はお兄さんに似ている。クラシックに出したいね」と、師は将来の活躍を期待していた。

良血馬トゥザグローリーの全弟にあたるのがトゥザワールド(キングカメハメハ×トゥザヴィクトリー、牡)。「やはりこの血統はスケールの大きさを感じさせる。大型馬だったお兄さんに比べると、バランスが取れている」とのこと。年内のデビューを目指して調整中だ。今年の桜花賞馬アユサンや、ダービーの有力候補キズナと同じ配合になるサトノアラジン(ディープインパクト×マジックストーム、牡)も「芝向きのスピードがある。馬っぷりもいいね」と評価は高かった。

●チョコレートバイン(美浦・加藤征、牝、ディープインパクト×シャンクシー)
 ハングリージャック、ピクシーダストの異父妹。この血統はクズを出さない事でも有名であり、同馬の評価も上々。現在460キロとバランスの良い馬体をしており、ディープインパクト産駒の牝馬にしては、しっかりしている。時折ヤンチャな面を覗かせるが、これ位の方がディープインパクト産駒は走る。兄弟はややスピードに勝っているところはあるが、父のオールマイティーさが程よく中和され、距離はある程度もつと思われる。順調に調整され美浦の入厩も近い。「一言で表現するとまとまりの良い馬だと思いますよ。軽い身のこなしをしますし、仕掛けてからの反応も良いですね。マイルから2000mくらいが一番合っていると思いますよ。早ければ夏にもデビューさせられると思いますし、出たとこ勝ちも夢ではありませんね」と調教師

[ ナリティー at 2013/05/16(Thu) 05:48コメント(0) ]
2013/05/16(Thu)
●エイシンオルドス(牝 栗東・坂口正則 父フジキセキ、母アルカイックレディ)
 新馬戦、ダリア賞(2歳OP)を連勝したエイシンキンチェムの全妹。母の父Mr.Greeleyは仕上がり早のスピード血統で、その2代父Mr.Prospectorと父フジキセキは相性がいい。母はMr.ProspectorとSeattle Slewを近い世代に併せ持っているが、このパターンは前向きな気性、仕上がりの早さ、スピードを伝える。いかにも2歳夏からガンガン走ってきそうな配合で、My Dear Girl=Treasure Chest 5×4という鮮やかな全きょうだいクロスもおもしろい。姉と同じくまずは新馬勝ちと行きたい。

●ナムラマサシゲ(牡 栗東・目野哲也 父カンパニー、母ナムラシゲコ)
 ナムラビクター(父ゼンノロブロイ/12年レパードS-GIII・2着)の半弟。母ナムラシゲコは1勝馬だが、その半兄にナムラコクオー(94年NHK杯-GIIなど重賞4勝)、マイネルヤマト(92年京成杯-GII・2着)、ヘイセイクラウド(94年東海ゴールドC、94年ウインター争覇…いずれも東海重賞)がいる良血。2代母ケイジョイナーの父はノーザンテーストの全弟サドンソー。父カンパニーの母の父はノーザンテーストなので、本馬はノーザンテースト=サドンソー3×3という全きょうだいクロスを持っている。ユニークなパターンだ。母の父エンドスウィープは仕上がり早のスピードタイプで、自身はMr.Prospector 5×4というスピード型のクロスを持っている。仮に父カンパニーが晩成型であっても早くから活躍できそうだ。芝・ダート兼用のマイラー。

●フェルメッツァ(牡 栗東・松永幹夫 父ディープインパクト、母スキッフル)
 母スキッフルは現役時代、1戦してしんがり負けを喫した見どころのない競走馬だったが、繁殖牝馬としては素晴らしく、フラガラッハ(父デュランダル/12年中京記念-GIII)、イリュミナンス(父マンハッタンカフェ/13年クイーンC-GIII・3着)を産んでいる。本馬の父はディープインパクト。Hyperionをベースとした重厚な配合で、2代母の父Nureyevは父ディープインパクトと相性がいい。Mr.Prospectorのような分かりやすいスピード血脈が1本でも入っていれば配合の輪郭がもっとはっきりしていたと思われるが、この配合でも素軽さがあれば十分やれる。古馬になって一段と強くなるタイプだ。

●レッドラウディー(牡 美浦・国枝栄 父マンハッタンカフェ、母スタイルリスティック)
 半姉レッドジゼル(父アグネスタキオン)は矢車賞(3歳500万下)の勝ち馬。父マンハッタンカフェとStorm Catはニックスの関係にあり、ショウナンマイティ、マッハヴェロシティ、アンシェルブルー、トレンドハンター、エーシンミズーリなど多くの活躍馬が出ている。母スタイルリスティックは、Nathaniel(11年キングジョージ6世&クイーンエリザベスS-英G1)、Great Heavens(12年愛オークス-G1)、Playful Act(04年フィリーズマイル-英G1)などの半姉にあたる超良血。本馬とトレンドハンター(11年フラワーC-GIII、11年桜花賞-GI・3着)は、父が同じで母方にStorm Cat、Roberto、Icecapadeが共通するので、きわめてよく似た配合構成となっている。底力あふれる血で構成されたスケールの大きな好配合馬で、気性は相当激しいようだが、それがいい方に出ればかなり楽しみ。

●レッドリヴェール(牝 栗東・須貝尚介 父ステイゴールド、母ディソサード)
 父が17歳、母が20歳時の産駒ではあるが、一発の可能性を秘めている。サンクスアロット(父サンデーサイレンス/準OP)の4分の3妹。母の父Dixieland Bandは現役時代にアメリカでG2を勝った程度で、当初は種牡馬としてもそれほど期待された存在ではなかったが、アスコットゴールドC(英G1・芝20f)2連覇のドラムタップスを皮切りにコンスタントに活躍馬を送り出し、やがて名種牡馬と評価されるに至った。母の父としてはさらに優秀で、04年に米リーディングブルードメアサイアー(母の父ランキング首位)に輝いている。Hyperionを主体とする底力あふれるスタミナ血統で、こうした血と相性がいい父ステイゴールドとの組み合わせは大いに期待が持てる。芝向きの中距離タイプ。
[ ナリティー at 2013/05/16(Thu) 05:28コメント(0) ]
2013/05/10(Fri)
●アールプロセス(牡 美浦・萩原清 父ネオユニヴァース、母マチカネハツシマダ)
 半兄にダークシャドウ(父ダンスインザダーク/11年毎日王冠-GII、11年エプソムC-GIII)、チョイワルグランパ(父マンハッタンカフェ/10年シリウスS-GIII・3着)、ユノナゲット(父フォーティナイナー/OP)、ダノンブライアン(父ブライアンズタイム/準OP)などがいる。母マチカネハツシマダは繁殖牝馬としての能力が高いので何を付けてもそこそこ走ってしまう。ネオユニヴァースとの組み合わせはHalo≒Sir Ivor 3×4が生じ、2代母の父Danzigは父と相性のいいのでおもしろい。芝向きの中距離タイプ。

●アンヴェイルド(牡 美浦・戸田博文 父ディープインパクト、母ヴァイオレットラブ)
 半姉コイウタ(父フジキセキ)はヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬で、全兄ベールドインパクトは京都記念(GII)や京都新聞杯(GII)で2着の成績がある。本当に良くなるのは古馬になってからかもしれないが、早くに完成するようなら兄以上の成績も。

●サングレアル(牝 栗東・松田博資 父ゼンノロブロイ、母ビワハイジ)
 ブエナビスタ(父スペシャルウィーク/11年ジャパンC-GIなどGIを6勝)、ジョワドヴィーヴル(父ディープインパクト/11年阪神ジュベナイルフィリーズ-GI)、アドマイヤオーラ(父アグネスタキオン/07年弥生賞-GIIなど重賞3勝)、アドマイヤジャパン(父サンデーサイレンス/05年京成杯-GIII)、トーセンレーヴ(父ディープインパクト/12年エプソムC-GIII)の半妹にあたる良血。「ゼンノロブロイ×Caerleon」は過去に成功例がないものの、繁殖牝馬として別格のビワハイジ産駒なのでそうした例にあてはまらない可能性も。

●シュターツオーパー(牡 美浦・大久保洋吉 父シンボリクリスエス、母ディーバ)
 阪神C(GII)2連覇など4つの重賞を勝ったサンカルロの全弟。半兄にはヘルデンテノール(セントポーリア賞-3歳500万下)がおり母の能力の高さがうかがえる。父シンボリクリスエスはMr.Prospector、セクレトと相性が良好。全兄と同様の活躍を期待したい。

●タマモビッグプレイ(牡 栗東・南井克巳 父フジキセキ、母ホットプレイ)
 タマモホットプレイ(04年スワンS-GII、シルクロードS-GIII)、タマモベストプレイ(13年きさらぎ賞-GIII)など5頭の全きょうだいは例外なく走っている。フジキセキとPrincely Giftのニックスに加えて、Le Fabuleux≒Worden 3×5が生じる効果が大きいからだろう。この馬も確実に走ってきそう。

●ハリウッドセレブ(牝 栗東・大久保龍志 父ジャングルポケット、母マンハッタンセレブ)
 忘れな草賞(OP)を勝ったセレブリティモデル(父キングカメハメハ)の半妹で、新馬戦でミッドサマーフェアを破った素質馬サトノグロリアスの全妹にあたる。母はマンハッタンカフェの全妹で繁殖牝馬としてハイレベルな資質を誇る。アプリコットフィズ(重賞2勝)とは父が同じで母同士が全姉妹の関係。

●パリーアーク(牡 美浦・加藤征弘 父ディープインパクト、母ムーンライトダンス)
 全兄ムーンリットレイクは脚が丈夫ならとっくに重賞を勝っているだろう。母ムーンライトダンスは愛インターナショナルS(愛G3)の勝ち馬で、その半兄に愛ダービー馬Grey Swallowがいる良血。この時期に馬名登録できるのは脚もとに異状がない証拠で、兄よりもはるかに順調にきているので楽しみ。

●ブロンシェダーム(牝 栗東・橋口弘次郎 父ディープインパクト、母スリープレスナイト)
 母スリープレスナイトはスプリンターズS(GI)を含めて3つの重賞を制した名牝。父ディープインパクトは短距離型の牝馬と相性がよく、「ディープ×クロフネ+Nureyev」なのでチューリップ賞(GIII)3着のメデタシと似ている。メデタシの母は未勝利馬だが、こちらはG1馬で、なおかつKatiesにさかのぼる名牝系なのでメデタシのはるか上を行く可能性は十分。

●ボージェスト(牝 栗東・友道康夫 父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ)
 母アドマイヤグルーヴ(03、04年エリザベス女王杯-GI)、2代母エアグルーヴ(年度代表馬)、3代母ダイナカール(83年オークス)という超良血。ルーラーシップ(12年クイーンエリザベスC-香G1など重賞5勝)の4分の3同血で、「キンカメ×サンデー×トニービン×ノーザンテースト」なのでミッキードリーム(10年毎日杯-GIII・2着、11年毎日王冠-GII・3着)と配合が酷似している。全姉アドマイヤセプターは気性の難しさゆえに短距離向きとなっているが、それでも重賞で上位争いを繰り広げているので素質は高い。気性に問題がなければ期待大。

●マナオラナ(牝 栗東・石坂正 父キングカメハメハ、母スカーレットレディ)
 全兄ソリタリーキング(父キングカメハメハ)は東海S(GII)、日本テレビ盃(Jpn2)の勝ち馬。半兄ヴァーミリアン(父エルコンドルパサー)はダートGIを8勝した希代の名馬で、ほかにサカラート(父アフリート/ダート重賞4勝)、キングスエンブレム(父ウォーエンブレム/シリウスS-GIII)、スカーレットベル(父エリシオ/5勝)など兄姉は父を問わず走りまくっている。母スカーレットレディは中距離向きのダート適性を伝えるが、本馬は牝に出たので芝をこなす可能性も。

●レーヴデトワール(牝 栗東・松田博資 父ゼンノロブロイ、母レーヴドスカー)
 レーヴディソール(父アグネスタキオン/10年阪神ジュベナイルフィリーズ-GI)、アプレザンレーヴ(父シンボリクリスエス/09年青葉賞-GII)、レーヴダムール(父ファルブラヴ/10年阪神ジュベナイルフィリーズ-GI・2着)、レーヴドリアン(父スペシャルウィーク/10年きさらぎ賞-GIII・2着)、ナイアガラ(父Fantastic Light/06年すみれS-OP)と、上は全頭漏れなく走っている。体質の弱さを伝えるのは玉に瑕だが、母レーヴドスカーの繁殖牝馬として特別な能力を備えている。父ゼンノロブロイと相性がいいRiverman、Blushing Groomを抱えているので本馬は確実に走ってくると思われる。GIを狙える素材だろう。

●ダイワレジェンド(牝 美浦・国枝栄 父キングカメハメハ、母ダイワスカーレット)
 母ダイワスカーレットは有馬記念(GI)、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)を制した女傑。その4分の3兄にダイワメジャーがいる。初子のダイワレーヌ(父チチカステナンゴ)はイマイチだが、本馬の父は名牝相手に無難に結果を出しているキングカメハメハなので楽しめそうだ。芝向きの中距離タイプ。

●テスタメント(牡 美浦・小島茂之 父ディープインパクト、母ブラックエンブレム)
 母ブラックエンブレムは秋華賞(GI)を勝った名牝。父としてのウォーエンブレムはそれなりの活躍馬を出しているが、“母の父”としてはまだ実績を残していない。ただ、本馬の3代母の父Vaguely Nobleは父ディープインパクトと相性抜群で、この組み合わせからカミノタサハラ、トーセンラー、レッドオーヴァル、ボレアスなど多くの活躍馬を出している。芝中距離でしっかり活躍しそう。
[ ナリティー at 2013/05/10(Fri) 05:42コメント(0) ]
2013/05/03(Fri)
スマッシュハート(美浦・堀、牝、キングカメハメハ×ビーナスライン)
堀厩舎縁の血統。兄のアストライオスはサクラバクシンオーをつけて、姉のビーナスジュエリーはシンボリクリスエス。今回はマイルから中距離型のキングカメハメハを種付けし、注目されている。育成先の牧場では、順調に調整メニューを消化。兄と、姉は気性に難しいところがあるが、同馬は素直で手が掛からないと評判。馬体も牝馬らしからぬ、ガッシリとしており、スピードもあると牧場での評判も上々。教えた事は一度で覚える頭の良さで、品がある。まだ具体的な入厩は決まっていないが、素質馬揃いの堀厩舎でも、注目したい一頭である。「兄と姉とはタイプは違いますね。キングカメハメハの持続性あるスピードと、母の末脚のキレがうまくマッチしてくれるかと思っています。そう言う意味では、バランスの取れている配合かと思いますね。今から美浦に入厩してくるのが楽しみですよ」と橋本助手。

トップオブスターズ(美浦・戸田、牡、Sea The Stars ×イクジビットワン)
バランスの取れた馬体は育成先の牧場では、一際目に付いている。品があって、立ち振舞いは走る馬のそれ。生産者や調教師の評価が非常に高く、クラシックを意識しているとのこと。動きは、しなやかで良い意味で走りに遊びがある為に、距離に融通が利く。体質も確りしており、順調な調整を積んでいる。頭が良く、手が掛からず、今のところは悪い話しは一切ない。今年の注目の一頭になりそうである。「何度も牧場で見てますが、高い評価は変わらないですね。動きに無駄がありませんし、非常にセンスを感じます。近い内に美浦の方に入厩させますが、どんな動きを見せてくれるか今から楽しみですね。無事にクラシック戦線を戦わせたいですね」と、調教師。デビューは早目で夏を目指している。現在の馬体重は460キロ。

キュリオスティー(美浦・戸田、牝、サンデーサイレンス×キュー)
全兄に同厩舎で現在準オープンで活躍している、エネアドがいる。兄は小柄であるが、同馬は兄より一回り大きく、牝馬らしからぬ馬体をしていると評判。現在は牧場で調整中であるが、順調にメニューをこなし、乗り込み量も十分。やや、気難しさを残し、時折折り合いを欠くところは兄譲りか。この辺りは、今後の課題になりそうだが、同厩舎であれば、対処は敏速であろう。「脚捌きが軽く、バネがありますね。兄はスパッと、切れますが、こちらは長く良い脚を使ってくれそうですね。母系はクズを出しませんし、奥がありますからね。後は、いかにして距離をもたせるか、どうかですね。兄のエネアド同様に、早い時期にデビュー出来ると思いますね。無事に行けば、兄以上の活躍が、見込めると思いますよ」と、調教師。現在の馬体重は460キロ。

音無厩舎
兄が新馬-500万特別を連勝。その全妹にあたるエルノルテ(牝)。「見た目が良くてディープ産駒の割には体もある。これは期待馬だね」と音無師の評価は高い。順調に調整も進んでいるようで、早い段階での入厩もありそうだ。グレナディアーズ(ネオユニヴァース×ヴィートマルシェ、牡)は祖母に97年桜花賞馬キョウエイマーチがいる血統。「これも悪くない。ただ、この産駒なので典型的なダート馬になるかもしれないね。近親にインペリアルマーチがいるから、距離はマイルぐらいまでかな」とのこと。グレースアドマイヤ11(父ディープインパクト、牝)はリンカーン、ヴィクトリーなど活躍馬を多数輩出した名牝の仔。厩舎ゆかりの血統でもある。「今で420キロ。父に似て小柄だけど、これからどう成長するか楽しみな馬。秋ぐらいに450~60キロ台になってくれれば」と期待を注いでいた。

松田博厩舎
師の期待が最も高かったのはレーヴデトワール(ゼンノロブロイ×レーヴドスカー、牝)。阪神JFを勝ったレーヴディソールを始め、兄姉は全てオープンで活躍した超優秀な血統。同馬も大成しそうな雰囲気は十分で「アカ抜けた馬体だし走りも素軽い。気性も素直」と現時点で、全く注文のつけようがないようだ。入厩時期も早いということだから、是非とも指名したい。ハープスター(母ヒストリックスター)・(父ディープインパクト・牝)もおすすめしたい1頭だ。全兄は、期待通りの活躍ができなかったが、これは掛かる気性と小柄な馬体が原因。その点、妹は「ゆったりした馬体をしているしおとなしい。いい意味で牝馬らしくない」と全くタイプは違うようだ。底力のある血統構成を持つだけに、大物に育つ可能性は十分ある。
[ ナリティー at 2013/05/03(Fri) 09:08コメント(0) ]
2013/05/03(Fri)
アンヴェイルド(美浦・戸田、牡、ディープインパクト×ヴァイオレットラブ)
全兄にすみれステークスを勝ち、京都新聞杯2着や、ゴールドシップが勝った菊花賞4着など、高いポテンシャルを見せていたベールドインパクトがいる。兄同様の品のある馬体で育成先の牧場での評価は上々。体質も確りしており、追い切りメニューを順調に消化。父譲りの飛ぶ様なフットワークを披露しセンスも上々と、今の処は賛辞しか聞こえず、クラシックを意識させる逸材。近々、美浦に入厩予定だが、今からスタッフは待ち遠し様である。「父の良い処を引き継いでいると思いますし、ベールインパクトより、スケールは上と評判ですからね。カリカリした処も、走るディープインパクトのそれですし、奥は十分にあると思いますからね。是非とも、クラシックに乗せたいですし、乗せないといけない馬ですね」と調教師。

アンヴェイルド(美浦・戸田、牡、ディープインパクト×ヴァイオレットラブ)
全兄にすみれステークスを勝ち、京都新聞杯2着や、ゴールドシップが勝った菊花賞4着など、高いポテンシャルを見せていたベールドインパクトがいる。兄同様の品のある馬体で育成先の牧場での評価は上々。体質も確りしており、追い切りメニューを順調に消化。父譲りの飛ぶ様なフットワークを披露しセンスも上々と、今の処は賛辞しか聞こえず、クラシックを意識させる逸材。近々、美浦に入厩予定だが、今からスタッフは待ち遠し様である。「父の良い処を引き継いでいると思いますし、ベールインパクトより、スケールは上と評判ですからね。カリカリした処も、走るディープインパクトのそれですし、奥は十分にあると思いますからね。是非とも、クラシックに乗せたいですし、乗せないといけない馬ですね」と調教師

安田厩舎
ダービー3着馬ブラックシェルの半弟にあたるゲットアテーブ(ディープインパクト×ブラックシェル、牡)。「ひとつ上のバジンガは体が薄かったけど、この馬はつくべきところに筋肉がついてブラックシェルに近いタイプ。現時点で15-15を消化しているし、ゴールデンウィーク過ぎには入厩できれば」と安田景助手。順調に調整の方は進んでいるようで、この血統にしては早めのデビューもありそうだ。ラヴィーネ(ゼンノロブロイ×レディイン、牝)は昨年のクイーンC2着馬イチオクノホシの全妹。「牧場の話によると同じ時期の姉よりいいみたいですね。コンスタントに時計が出ているので、早いうちにデビュー

矢作厩舎
今年の目玉になりそうなのはラングレー(ディープインパクト×ラヴズオンリーミー、牡)。桜花賞馬アユサンやキズナと同じく、ディープインパクトにストームキャットの肌という今が旬の血統構成。それだけでも十分だが「名牝ミエスクの血も入っていて底力もある。それに、馬っぷりもいい。最初から良く見えた」と、師の評価はかなり高い。秋頃の入厩を予定している。「今年は外国産馬もいい」と言っていたので、そちらも紹介したい。キーンランドのセールで約60万ドルで落札されたWeekend Whimの11(父Medaglia d’Oro、牡)。「今は15-15中心の育成だけど時計が出過ぎるらしいので、ペースを上げずに調整してもらっている」というくらいだし、気性はかなり前向きなようだ。「後半の函館あたりでデビューできれば」とのことだった。

松田博厩舎
松田博厩舎と言えば、まず思い浮かぶのはブエナビスタだろう。今年も国内屈指の超良血が入ってくる。サングレアル(ゼンノロブロイ×ビワハイジ、牝)だ。もちろん期待がかかるが「生まれが遅いので、まだ体が小さい」と師は控えめ。「ただ、これからが成長段階なのでそれは全く気にしていない。能力は感じる」とのことだし、これからどう成長するか楽しみだ。ビワハイジほどではないが、JC2着のドリームパスポートやラウンドワールドを兄に持つこの血統も優秀。グレートアイランド(マンハッタンカフェ×グレースランド、牡)だ。「体に柔らかみがあって、この血統の良さが出ている」と評価は高い。「顔つきが精悍に」なってきた」というウェーブゴールド(ステイゴールド×ジェリクル)も楽しみな1頭。
[ ナリティー at 2013/05/03(Fri) 09:03コメント(0) ]
2013/05/03(Fri)
G1・4勝を挙げたダイワスカーレットの2番目の子(牝、父キングカメハメハ)は、4月24日に美浦の国枝厩舎に入厩、環境に慣らしながら運動のピッチを上げていく。馬名はダイワレジェンドになる予定。馬体重は460〜70キロ前後。「まだ環境になじむ段階。馬の状態次第で使えるのなら使っていくつもり」と国枝調教師は早ければ6月の東京もしくは福島でデビューさせる意向だ。07年のNHKマイルCの覇者ピンクカメオの初子(牝、父ディープインパクト)も入厩済みで、馬名はブルーロータスで申請している。


美浦・小島太、牡、父ステイゴールド
オーナーサイドでも、今年の2歳馬ではトップクラスと言われている評判馬。雰囲気がオルフェーヴルに似ていて、毛色も一緒。普段からカリカリしているのは、走るステイゴールド産句のそれであり、フットワークは実に軽やか。順調に調教をこなしており、早目のデビューが期待できる。「凄く良いバネをしていますね。ダレージャパンの母系は一本筋が通っていますからね。それに今が旬のステイゴールドですからね。期待せずにはいられませんよ。スタミナもありそうですから、幅広く活躍してくれそうですし、クラシックも意識してしまいますね。間違いなく走ってくれると思います」と調教師。

松田国厩舎
05年朝日杯FSを制したフサイチリシャールの半妹にあたるマラムデール(フレンチデピュティ×フサイチエアデール、牝)はサンデーサラブレッドクラブにて総額3000万円で募集された馬。「クラブですぐに満口になったほど。ここまで順調に調整が進んでいるし、欠点の少ないのがこの馬のいいところ」と松田国師は素質を絶讃していた。シェアエレガンスの11(父マンハッタンカフェ、牡)はGI馬ヒルノダムールの全弟にあたる厩舎期待の良血馬。馬主は驚異的な勝ち上がり率を誇る林正道氏。「重心が低くて筋肉も健康的にうまくついている。兄同様に芝の長丁場で楽しめそう」とのことで、こちらも期待して良さそうだ。

中竹厩舎
入厩馬のレベルは高く、年々勝ち上がり率も上がっていることから、いつ活躍馬が出てもおかしくはない。今年、最も期待していたのがジョーエクスカリバ(ディープインパクト×ジョープシケ、牡)。GⅠを勝ったジョーカプチーノ以来、これといった馬が出ていない血統だが「身のこなしは軽いし、気性もピリッとして走る雰囲気を備えている」(中竹師)とのことで、今回は違うようだ。ライヴの11(父ディープインパクト、牝)も感触は良かった。「体のラインがきれいな馬。走る馬特有のオーラを感じるし先々が楽しみ」と将来性もありそう。名牝であり名繁殖牝馬であるベガの一族になるナッハフォルガー(ウォーエンブレム×クリックヒア、牡)も「立ち姿に品がある」らしく楽しみにしていた。  

馬名未定(美浦・戸田、牝、チチカステナンゴ×キストゥヘヴン)
全兄に同厩舎のファミーユがいる。兄はやや体質が弱く、中々数を使えないでいるが、同馬は確りした体質で、ここまで順調に調教を消化。この血統特有のうるさい処はあるが、今は走る意欲に溢れ良い方向に出ている。兄は芝で走っているが、こちらは力強いフットワークでダートもこなせそうだ。父のチチカステナンゴが今一つ適性が掴めないが、体つきや、フットワークは母のキストゥヘヴンを彷彿させるモノがある為に、期待が高まる。「キストゥヘヴンには人一倍思い入れがありますからね。走って欲しいと切に願ってます。スピードタイプと言うよりは、キレ味で勝負する馬になると思います。気が強く勝負根性もありそうですからね。実戦にいって更に良さが出ると思います。仕上がりに手間取るタイプではないので、夏にはデビュー出来ると思いますよ。初戦からやれそうですね」と調教師。
[ ナリティー at 2013/05/03(Fri) 08:58コメント(0) ]
2013/05/03(Fri)
【2歳】
●イスラボニータ(牡 美浦・栗田博憲 父フジキセキ、母イスラコジーン)
 母イスラコジーンはミセスリヴィアS(米G2・芝8.5f)2着、ハニムーンH(米G2・芝9f))3着などの成績を残した。父フジキセキはCrafty Prospectorと相性がよく、この組み合わせからケアレスウィスパー(07年関東オークス-GII・2着)、ニューベリー(06年京都金杯-GIII・2着)などの活躍馬を出している。2代母が硬めの配合なので、母の父に瞬発力のあるCozzeneが入るのはバランス的に好感が持てる。芝向きのマイラー。

●クールオープニング(牡 栗東・橋口弘次郎 父マンハッタンカフェ、母ファレノプシス)
 母ファレノプシスは四冠馬ナリタブライアンとほとんど血統構成が同じという良血馬で、現役時代に桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)などを制した。繁殖牝馬としてはラナンキュラス(10年フィリーズレビュー-GII・2着)、アディアフォーン(08年ファンタジーS-GIII・3着)などを出している。ファレノプシスの半弟には毎日杯(GIII)を勝ったキズナがおり、依然として活力旺盛なファミリーだ。本馬は「マンハッタンカフェ×ブライアンズタイム×Storm Cat」という組み合わせなのでトレンドハンター(11年フラワーC-GIII、11年桜花賞-GI・3着)と同じ。底力十分の配合なのでハマれば楽しみ。すでに栗東に入厩して坂路に入っている。

●コウエイタケル(牡 栗東・山内研二 父ステイゴールド、母ケイアイエリザベス)
 ダートでOPクラスに出世しているセイカプリコーンの全弟。「ステイゴールド×フレンチデピュティ」は過去3頭がデビューし、いずれも勝ち上がっている。2代母の父には父と相性のいいNijinsky系が入る。兄セイカプリコーンは芝向きのスピードがなかったためダートに転じたが、決して芝をこなせない配合ではない。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●ボウキョウノネン(牡 美浦・伊藤圭三 父ヨハネスブルグ、母シキノイロドリ)
 母シキノイロドリはアフリートとNijinskyのニックスを持っている。このパターンからは過去にプリモディーネ(99年桜花賞-GI)、プリエミネンス(ダート重賞8勝)、ビッグウルフ(03年ジャパンダートダービー-GI)をはじめ多数の活躍馬が誕生しているので注目したい。さらに、近親にスズカマンボ(05年天皇賞・春-GI)がおり、Rainbow Quest、Key to the Mintといった底力あふれる血が入っているので、父ヨハネスブルグの軽さとバランスが取れている。Storm Bird≒Nijinsky 4×4もいい。POG向きで仕上がりが早いので楽しめそうだ。

●ユニコーンバローズ(牡 栗東・武田博 父マンハッタンカフェ、母カーメリタ)
 母カーメリタはブラックホーク(01年安田記念-GI、99年スプリンターズS-GI)、ピンクカメオ(07年NHKマイルC-GI)、カウアイレーン(10年クイーンS-GIII・3着)のきょうだいにあたる良血。半兄ウインプレミアム(父Cozzene)はダート短距離を中心に準OPまで出世した。本馬の父マンハッタンカフェは基本的にMr.ProspectorとNorthern Dancerを併せ持つ繁殖牝馬と相性がよく、母方にSilver Hawkが入るパターンはエーシンミズーリ(現OP)と同じ。芝向きの中距離タイプとして大成しそうだ。
[ ナリティー at 2013/05/03(Fri) 08:51コメント(0) ]