2013/07/30(Tue)
【栗東】
◆エイシンエルヴィン(牡、父Shamardal、母La Ina、栗東・中尾秀正厩舎)

中尾調教師も期待するエイシンエルヴィン
中尾調教師も期待するエイシンエルヴィン
 日本で活躍する父産駒には、今年の府中S(1600万下)で5勝目を挙げたゴールデングローブがいる。普段、あまり強気な言葉を口にしない中尾秀正調教師が「新馬とはいえ、初戦から結果を出してもらわないと困る、そのくらい期待の大きな馬」と評価の大きさを言葉で表している。その期待に応えるごとく、7月24日のCWでの追い切りでは、エーシンハッブルを追走して、最後は突き放す動き。6F83.2~1F12.5秒と鋭い動きを見せた。さすがにこの動きに、師も笑顔。「うん、思った通りに仕上がってきましたね」とのこと。頭数の揃いそうな、8月4日(日)小倉芝1800mでのデビュー予定だが、その中でも注目を集める一頭。なお、鞍上は24日の追い切りにも跨った浜中俊騎手を予定。

◆クイーンズシアター(牝、父ディープインパクト、母センボンザクラ、栗東・安田隆行厩舎)

クィーンスプマンテの半妹、クイーンズシアター
クィーンスプマンテの半妹、クイーンズシアター
 新潟競馬の開幕週に、ラヴィーネを送り込んで新馬勝ちを決めた安田隆行厩舎。その安田隆行厩舎が今週、新潟に遠征するのは、2009年エリザベス女王杯を勝ったクィーンスプマンテの半妹。本馬は6月下旬から、坂路で時計を出し始めており、7月17日、7月24日にはCWコースでラヴィーネと併せ馬。先週は後方から大きく追走したため、遅れてしまったが、その反応の良さは目立った。「牝馬にしては飼葉食いがしっかりしていますし、臨戦態勢は整いました」と安田隆行調教師。7月26日には、ゲートを出す練習を行ったが、その速さは上々。デビュー戦は8月4日(日)新潟芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆シシャモオージ(牡、父タイキシャトル、母テンザンストーム、栗東・松永昌博厩舎)

マジェスティハーツの近親、シシャモオージ
マジェスティハーツの近親、シシャモオージ
 栗東には4月に入厩。順調に調教を進めて、函館でのデビューが予定されていたが、一旦放牧。牧場で態勢を整えて、今度は直接、函館競馬場へ入厩している。7月になって、追い切り時計を出し始めているが、7月24日の芝コースでの追い切りでは、同じ新馬に2馬身ほど遅れてしまった。「少し内にもたれたみたいですね。これで変わってくれると思いますよ」とは松永昌博調教師。同厩舎で管理されている近親マジェスティハーツはこの秋、菊花賞路線を目指しているが、本馬も2歳路線の最前線で活躍できる能力は秘めている。8月3日(土)函館芝1200mを松田大作騎手でデビューする予定。

◆ブレイヴリー(牡、父キングカメハメハ、母ブルーリッジリバー、栗東・宮徹厩舎)

近親にはGIホースが並ぶブレイヴリー
近親にはGIホースが並ぶブレイヴリー
 母は現役時代にアローキャリーが勝った2002年桜花賞で2着。近親にはダイワメジャー、ダイワスカーレット、ヴァーミリアンといった、GIホースが並ぶ、超がつく良血。本馬は栗東に入厩し、ゲート試験に合格。7月10日には、坂路で一杯に追う新馬を追走して、楽に先着。4F53.2秒をマーク。その後、函館競馬場へ移動し、7月24日に芝コースで追い切り。オールステイと併せて、持ったままの互角の動きだったが、相手は先週新馬勝ちを決めているだけに、追い切りでの動きの良さは栗東でも函館でも変わっていない。デビュー戦は8月4日(日)函館芝1800mを津村明秀騎手で予定している。

【美浦】
◆アポロダイナスティ(牡、父アポロキングダム、母サレラ、美浦・岩戸孝樹厩舎)
 半兄に地方競馬の大井と佐賀で通算19勝を挙げたオーミヤボレロ、近親に現1600万下のサザンブレイズ、障害の重賞を2勝しているシゲルジュウヤクなどがいる。「見た目の体形こそ今ひとつだけど、トモが発達していて稽古は抜群に動く。ゲートの出も速いし、ダートの短距離向きだと思う」と岩戸孝樹調教師。7月25日の追い切りに騎乗した戸崎圭太騎手も「すごくパワフル」と舌を巻いていた。8月3日、新潟のダート1200mを予定している。

◆クラリティシチー(牡、父キングカメハメハ、母タイキクラリティ、美浦・上原博之厩舎)
 祖母のタイキダイヤはクリスタルCを制した他、阪神牝馬特別2着などスプリント~マイル路線で活躍。一族からはタイキフォーチュン(NHKマイルC)、タイキリオン(ニュージーランドT)といった重賞ウイナーも出ている。7月24日の追い切りには田中勝春騎手が跨り、年長馬を追走して先着と上々の動きを見せた。「結構な本数を乗り込んできたし、動きも水準以上。いい感じに仕上がっているし、しっかりと走ってくれそう」と上原博之調教師。8月3日、新潟の芝1800mを予定している。

◆マイネルシェルト(牡、父ディープインパクト、母パツィエンザ、美浦・上原博之厩舎)
 伯父にCape Cross(英G1・ロッキンジS)、いとこにディクタット(GI・安田記念2着)がいる。ここ2週はウッドチップでビシッと追われており、「ひと追い毎に良くなっているし、動き自体は悪くない。小柄で気のいいタイプだし、軽い芝なら初戦から走れそう」と上原博之調教師。8月4日、新潟の芝1600mを予定している。

◆バウンスシャッセ(牝、父ゼンノロブロイ、母リッチダンサー、美浦・藤沢和雄厩舎)
 現1600万下に在籍しているホーカーテンペスト、今年のオークスで5着に健闘したフロアクラフトの半妹。函館競馬場に入厩後も順調に乗り込まれており、7月20日にデビュー勝ちを飾ったサトノフェラーリを相手に優勢の手応えで動くなど素質の高さを見せている。「入厩した翌週にはゲート試験をパス。ひと追い毎に良くなっているし、素直な気性で身体能力が高そう」と厩舎サイドの評価は高い。8月4日、函館の芝1800mを予定している。
[ ナリティー at 2013/07/30(Tue) 15:31コメント(0) ]
2013/07/23(Tue)
【栗東】
◆ライトニングロアー(牡、父ステイゴールド、母ソブストーリー、栗東・佐々木晶三厩舎)
福永騎手が騎乗予定のライトニングロアー

福永騎手が騎乗予定のライトニングロアー

 ノースヒルズ生産、佐々木晶三厩舎は、今年の日本ダービーを勝ったキズナと同じ。それだけに、注目を集めているが、入厩からゲート試験に合格するまで、相当長い道のりだった。

 少し怖がりなところがあり、ゲートが開く音に驚き、隣りの馬が出たところで再び驚くという、ゲートを出るにあたって、マイナスが重なっていた。そのようなこともあり、じっくりとゲート練習。レースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨るようになり、ようやくゲート試験を受ける態勢が整い、試験を無事にパスした。

 その後、坂路での追い切りを消化しているが、7月17日に坂路4F53.7~1F12.8秒をマーク。19日には、念のため、ゲートを再度練習したが、その時は少し出遅れるといった程度。時間は要したが、陣営が馬本位の仕上げに徹したことで、大きな期待を持って、7月28日(日)新潟芝1600mのデビュー戦を迎えることができそうだ。

◆ラヴィーネ(牝、父ゼンノロブロイ、母レディイン、栗東・安田隆行厩舎)
イチオクノホシ全妹ラヴィーネ

イチオクノホシ全妹ラヴィーネ

 全姉イチオクノホシは新馬、サフラン賞と連勝し、阪神JFでも4着と2歳戦から活躍。本馬は6月13日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、姉同様、早い時期から走れそうな動きを見せている。

 7月17日にCWコースで、アウトシャイン、クイーンズシアターを追走する3頭併せの追い切り。先頭アウトシャインとは2秒近く差があったため、ゴールでは追いつくことができなかったものの、この馬自身は1F11.7秒と鋭い伸びを見せた。デビュー戦は、7月28日(日)新潟芝1400mを福永祐一騎手で予定している。

◆ハッピーロングラン(牝、父ネオユニヴァース、母ハッピーラン、栗東・安田隆行厩舎)
武豊騎手でデビュー予定のハッピーロングラン

武豊騎手でデビュー予定のハッピーロングラン

 近親に2009年函館2歳Sを制したステラリードがいる血統で、本馬は、7月3日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩している。ちなみに、レースでの騎乗が予定されている武豊騎手は母が現役時代のデビュー戦(3歳未勝利)に騎乗しており、3着だった。

 本馬は7月17日に坂路で先週デビューしたレッドアルヴィス(3着)と併せ馬。2馬身ほど遅れる形だったが、こちらも余力あり、4F53.0~1F12.6秒は決して悪くない数字。目一杯に追われて、同じような時計だった、7月10日よりも動きは良化している。7月28日(日)小倉芝1200mでのデビュー戦を予定。

◆カシノタロン(牝、父バゴ、母カシノエスケイプ、栗東・梅内忍厩舎)
初戦向きのカシノタロン

初戦向きのカシノタロン

 半兄カシノランナウェイは昨年の九州産限定の2歳新馬を2着に3馬身差をつける完勝。その後のひまわり賞(オープン)でも2着している。

 本馬について、梅内忍調教師は「追い切りの動きはいいですよ。ゲートも速いので、初戦向きだと思います」とのこと。7月18日のCWでは、新馬クリノプリムラとの併せ馬。レースでも騎乗予定の国分優作騎手が跨って、併走の外、しっかり追われて、6F82.3~5F66.5~4F52.8~3F39.3~1F13.6秒。終いは時計を要したが、全体時計は新馬として水準以上。兄同様、新馬勝ちの期待も十分可能だろう。

【美浦】
◆パリーアーク(牡、父ディープインパクト、母ムーンライトダンス、美浦・加藤征弘厩舎)
 現5歳の全兄ムーンリットレイクは同じく加藤征弘厩舎で管理され、通算8戦5勝のオープン馬。今後、さらなる飛躍が期待されている。本馬は5月31日に入厩し、じっくりと調教を進められてきた。「心肺機能がいいし、入厩して時計を出し始めてから良さを見せ始めてきた。ちょっとモノが違う感じだし、初戦からは勿論、先々まで期待の1頭です」と加藤征弘調教師。ここ2週の追い切りに騎乗した戸崎圭太騎手も能力を感じており、デビュー戦のレースぶりに注目したい。7月28日、函館の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ヒーラブズミー(牝、父ディープインパクト、母ロリータ、美浦・矢野英一厩舎)
 母は独1000ギニーの勝ち馬で同国の3歳牝馬チャンピオンに輝いた。母の父Lavircoも独ダービーの勝ち馬で血統的な魅力がある。3歳上の半兄フェアユースはダート1200mで1勝しており、この馬もスピードタイプのイメージだ。「気のいい牝馬で1頭でもしっかりと走れる性格。その前向きさを考慮して色々と教え込んでいきたい。しまいに脚を使えるよう、うちの厩舎で言えばイチオクノホシのようなタイプに育てていきたいですね」と矢野英一調教師。7月28日、新潟の芝1400m(牝)を吉田豊騎手で予定している。

◆マイネルスパイアー(牡、父Dixie Union、母Committed Actress、美浦・国枝栄厩舎)
 祖母のコミッティドはアベイユドロンシャン賞など英仏米でGIを3勝。従兄弟にBCターフなど米GIを6勝したイングリッシュチャンネルがいる。先週の17日には坂路で4F52秒8をマーク。それほど時計的には目立たないが、常に余裕十分の手応えで動いている。国枝栄調教師が「仕上がりは順調。いいところがありそう」と言えば、「全てにおいてズバ抜けている。先々は大きいところを意識できそうな素質を感じるし、初戦から楽しみでしかないですね」と松岡正海騎手もポテンシャルの高さを絶賛。7月28日、新潟の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。

◆シュタインベルガー(牡、父ディープインパクト、母ロイヤルファンタジー、美浦・国枝栄厩舎)
 母は独セントレジャーの勝ち馬。Galileo産駒の半兄ミッションモードは新馬戦や葉牡丹賞など3勝している。当初は前週の福島でデビューさせるプランもあったが、広い馬場を求めて新潟にスライドした。「まだ気性的な幼さがあるけど、馬格もあるし、いいモノは持っている。現状は広いコースのほうが良さそう」と国枝栄調教師。こちらも7月28日、新潟の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/07/23(Tue) 05:22コメント(0) ]
2013/07/16(Tue)
【栗東】
◆レッドアルヴィス(牡、父ゴールドアリュール、母チャールストンハーバー、栗東・安田隆行厩舎)
レッドアルヴィスは「かなりパワーもありそう」

レッドアルヴィスは「かなりパワーもありそう」

 父がダイワメジャーの半兄カレンブラックヒルは2012年NHKマイルCを優勝。本馬は父がゴールドアリュールということもあり「かなりパワーもありそうな馬体をしています」と安田隆行調教師。ちなみに、2012年セレクトセール1歳にて、5000万円で落札されている。

 中間の調教は先週デビューしたロードストーム(3着)と行われていたが、7月3日の坂路での併せ馬では、ロードストームを追走して同入。4F51.3秒と新馬離れした好時計をマークしている。先週のCWでは、ロードストームに遅れてしまったが、時計自体は相変わらず水準以上の数字をマークしており、スピードのあるところを見せている。デビュー戦は7月20日(土)中京芝1600mを福永祐一騎手で予定されている。

◆フェルメッツァ(牡、父ディープインパクト、母スキッフル、栗東・松永幹夫厩舎)
フラガラッハ半弟フェルメッツァ

フラガラッハ半弟フェルメッツァ

 半兄に2012年中京記念を優勝したフラガラッハ、半姉に阪神芝1600mで新馬勝ちしているイリュミナンスがいる血統。兄はデュランダル産駒だが「タイプは違いますよ。こちらの方が、前の馬を追いかけていこうという前向きさがありますし、コンパクトなわりに、パワーがありますね」と松永幹夫調教師。

 7月10日には、CWで古馬プリフォンテインを追走する併せ馬。1秒近く追走していたが、ゴールでは僅かに先着している感じでゴール。6F84.1~1F12.3秒と、新馬としては水準以上の時計をマークしており「いい感じで動けていました。最終追い切りは自分が騎乗して、感触を確かめようと思います」と同師。7月20日(土)中京芝1600mを武豊騎手でデビューする予定。

◆マイネルアミークス(牡、父コンデュイット、母ダイイチコパン、栗東・西園正都厩舎)
和田騎手でデビュー予定のマイネルアミークス

和田騎手でデビュー予定のマイネルアミークス

 半兄マイネルバシリコスは芝中距離で4勝を挙げている。本馬について「身のこなしが柔らかくて、骨格もしっかりしている馬。父の長所がしっかりと表れていると思います」と西園正都調教師。

 7月11日にCWで3頭併せを行ったが、サンレーンには少し遅れてしまう内容。ただ、直線半ばで置かれそうになりながらも、追われると、再度伸びを見せて、ゴールを過ぎたところでは追いついていたあたり、渋太い脚が使える印象。6F83.0秒も決して悪い時計ではない。デビュー戦は好メンバーが揃いそうな、7月20日(土)中京芝1600mが予定されているが、追い切り内容からヒケをとることはないだろう。なお、鞍上は和田竜二騎手を予定。

◆オミキ(牡、父カンパニー、母ブリリアントミスト、栗東・宮徹厩舎)
新種牡馬カンパニー産駒のオミキ

新種牡馬カンパニー産駒のオミキ

 半兄クラクエンスキーは芝とダートの中距離で計4勝を挙げており、半姉トウカイオスカーは芝1600mで3勝、芝2000mで2勝を挙げている。本馬は新種牡馬カンパニーの産駒だが、宮徹調教師は「距離は長ければ長い方が良さそうですが、ゲートも速いので、マイルなら十分に対応できると思います」と、デビュー戦に7月20日(土)中京芝1600m(鞍上は武幸四郎騎手)を選択した理由を説明。

 7月10日の坂路では新馬ブレイヴリーと併せて、時計は4F53.8秒。2馬身ほど遅れてしまったが「初めて一杯に追ったことを考えると上々の動きです」と同師。

【美浦】
◆キングタケショウ(牡、父キングカメハメハ、母タケショウレジーナ、美浦・国枝栄厩舎)
 母系は国枝栄厩舎にゆかりの血統。母(5勝)、祖母(4勝)ともに短距離路線でコンスタントに活躍した。入厩後は順調に乗り込まれており、先週の7月10日に坂路で4F53.4-37.8-24.4-12.3と時計的にも上々の動きを見せている。「まずまずの動きをしているし、体つきもまとまっている感じ。マイルから中距離ぐらいが合いそうだし、この条件はいいんじゃないかな」と国枝栄調教師。7月21日、福島の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆サトノフェラーリ(牡、父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 愛国産の母は1勝。現4歳の全兄サトノヒーローは2勝している。美浦で十分に乗り込み、7月に入ってから函館に移動。コンパクトな体つきからもディープインパクト産駒らしいバネを感じさせる。

「お母さんや兄貴は500キロを越す大型馬だったけど、この馬は中型サイズ。じっくりと乗り込んだし、ちょうどいい感じに仕上がりそう。わりと気持ちの面も落ち着いているほうだし、いいところがありそう」と藤沢和雄調教師。7月20日、函館の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆シュターツオーパー(牡、父シンボリクリスエス、母ディーバ、美浦・大久保洋吉厩舎)
 現7歳の全兄サンカルロは阪神Cを連覇するなど重賞4勝、高松宮記念でも2年連続2着など短距離路線で活躍している。5月に入厩して以来、坂路を中心に乗り込みは十分すぎるほど。ここ2週は3F37秒台-1F12秒台と時計的にも上々の動きを見せており、先週末に函館入りした。「まずまずといった感じで順調に来ている。わりと胴が長めの体つきに出たし、距離には融通が利きそう。ゆかりの血統だし、初戦から楽しみにしている」と大久保洋吉調教師。7月20日、函館の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆パッシオーネラヴィ(牝、父スウェプトオーヴァーボード、母ラヴィーズラヴィン、美浦・手塚貴久厩舎)
 祖母はアメリカで重賞5勝している。血統的にも短距離向きのスピードとパワーを兼ね備えた配合だ。ここ2週は松岡正海騎手が手綱を取り、スピード感のある軽快なフットワークを見せている。「ガッチリとした体つきでスピードタイプ。動きもいいし、初戦から楽しめそう」と手塚貴久調教師。7月20日、福島の芝1200mを松岡正海騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/07/16(Tue) 05:11コメント(0) ]
2013/07/09(Tue)
【栗東】
◆ロードストーム(牡、父マンハッタンカフェ、母レディブラッサム、栗東・安田隆行厩舎)
偉大な兄を持つロードストーム

偉大な兄を持つロードストーム

 同厩舎で管理される半兄ロードカナロアは、2012年スプリンターズSを筆頭に、国内外のG1レースを4勝。それだけに「現時点で、偉大な兄と比べるのはかわいそう」と安田隆行調教師は常に控えめなコメントだったが、ここにきて「徐々に良くなってきましたよ」とトーンが上がり始めている。

 7月3日の坂路で、来週デビュー予定のレッドアルヴィスと併せて同入。その時計は4F51.5~1F12.6秒と、2歳新馬にしては、ずば抜けて速い数字。ここ最近、時計の出やすい栗東坂路ではあるが、スピード能力がなければ、ここまで速い数字は出せない。この追い切りからは、現時点でも大きな期待ができそう。7月14日(日)中京芝1400mを浜中俊騎手でデビューする予定。

◆アルーリングアイズ(牝、父ネオユニヴァース、母アルーリングアクト、栗東・藤岡健一厩舎)
アルーリングボイスの妹、アルーリングアイズ

アルーリングボイスの妹、アルーリングアイズ

 母アルーリングアクトが1999年小倉3歳S(現小倉2歳S)、半姉アルーリングボイスが2005年小倉2歳Sを制している、早い時期から活躍できる血統。母も含めて、気性的に難しい血統という印象もあるが「現時点では、目立って悪いこともしないし、問題ありませんよ」と藤岡健一調教師。

 7月3日の坂路では、古馬エーシンハーバーと併せて、2馬身ほど遅れたが、4F54.9~1F12.9秒と動きはしっかり。5月にゲート試験に合格してから、しっかりと坂路で乗り込まれており、仕上がり状態に関しては万全。デビュー戦は、7月13日(土)中京芝1200mが予定されている。

◆キルフェボン(牝、父タイキシャトル、母フィールソーナイス、栗東・佐々木晶三厩舎)
川田騎手でデビュー予定のキルフェボン

川田騎手でデビュー予定のキルフェボン

 半兄に2006年京阪杯など、芝短距離で6勝を挙げているアンバージャックがおり、近親にも、芝ダート問わず、短距離で活躍する馬が多い血統。

 本馬は6月20日にゲート試験に合格。その翌週から本格的な追い切りが始まったため、先週、7月4日の坂路での古馬ヒシガーネットとの併せ馬では、どの程度動くか、注目されたが、半馬身ほど先着して、その時計は4F54.1~3F39.0~2F25.0~1F12.1秒。この動きに「動くなあ」と佐々木晶三調教師も満面の笑み。追い切り本数は多くないが、すでに動ける態勢は整っている。7月13日(土)中京芝1200mを川田将雅騎手でデビューする予定となっている。

◆ハープスター(牝、父ディープインパクト、母ヒストリックスター、栗東・松田博資厩舎)
 全兄ピュアソウルは芝1600mで2勝。近親の1993年桜花賞、オークスを制したベガ、2004年フェブラリーSを制したアドマイヤドンなどが、本馬と同じ松田博資厩舎で管理されている、厩舎ゆかりの血統。

 本馬は7月3日にCWで古馬タガノエンブレムと併せ馬。先行していたこともあるが、最後まで相手を抜かせないで、6F83.1~1F12.9秒の時計をマーク。新馬としては、水準以上の動きを見せている。デビュー戦は、7月14日(日)中京芝1400mが予定されている。

【美浦】
◆ツクバビューティ
(牝、父ゼンノロブロイ、母エスユーエフシー、美浦・戸田博文厩舎)
 5歳上の半兄にオープン特別2勝、函館記念3着など活躍しているミッキーパンプキン。3歳上の半兄に現2勝のインプレザリオがいる。先週の7月4日は横山典弘騎手を背に本馬場(芝)で追われ、時計以上に素軽い動きを見せた。「軽いフットワークで前向きな気性。動きもいいし、血統的には長めの距離が良さそう」と戸田調教師。7月14日、福島の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆ハイアーレート
(牡、父ゼンノロブロイ、母スルーレート、美浦・大久保洋吉厩舎)
 フレンチデピュティ産駒の母はGIIIフラワーC2着、交流GIIIクイーン賞3着など活躍した。姉の2頭は未勝利だが、母の産駒としては初めての牡馬ということで陣営の期待も高い。坂路とウッドチップで入念に追い切りを消化しており、調教量は十分だ。「まだ緩いところがあるけど、少しずつ良くなってきた。動き自体はまずまずといったところ。いい体つきをしているし、ゆかりの血統で期待している。何とかクラシックに行きたいね」と大久保洋吉調教師。7月14日、福島の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆ミュゼキングダム
(牡、父キングカメハメハ、母ラフォルトゥナ、美浦・大江原哲厩舎)
 昨年の北海道市場セレクションセールにて3255万円で取り引きされた。父キンカメ×母の父SSの配合はローズキングダムをはじめ、トゥザグローリー、コディーノ、アドマイヤロイヤルなどが活躍している。春先に入厩して以降、ここまで時間をかけて十分に乗り込んできた。「坂路より、コースに入れると動きが変わる。段々と良くなってきたし、ゆったりと走れる距離が合いそう」と大江原調教師。7月14日、福島の芝1800mを田辺騎手で予定している。

◆レッドグルック
(牡、父メイショウサムソン、母クラシカルテースト、美浦・手塚貴久厩舎)
 今春のファルコンSを勝ち、NHKマイルC2着など活躍しているインパルスヒーローの異父弟。伯父に重賞3勝のイブキマイカグラがいる。ゲート試験に合格後はポリトラックやウッドチップで意欲的に時計を出しており、ひと追い毎に動きも良化している。「サムソン産駒だし、スパッと切れるというよりは長く脚を使えそうなタイプ。丈夫でビシビシと追えているし、初戦から動けると思う」と手塚調教師。7月14日、福島の芝1800mを内田博幸騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/07/09(Tue) 05:03コメント(0) ]
2013/07/02(Tue)
【栗東】
◆トラディション(牝、父ゴールドアリュール、母シネマスコープ、栗東・安田隆行厩舎)
鞍上武豊でデビューのトラディション

鞍上武豊でデビューのトラディション

 半兄トランセンドは2010年、2011年とJCダートを連覇。ダートG1で4勝を挙げ、2011年ドバイWCでは2着、現在はアロースタッドで種牡馬になっている。そんな兄との比較では「トランセンドは芝でも走れそうな雰囲気がありましたし、実際に新馬戦(京都芝1800m)では2着でした。ただ、この馬は父がゴールドアリュールということもあって、かなりダート適性が高そうですね」と安田隆行調教師。6月26日の坂路では、3歳未勝利と併せて同入だったが、その時計は4F53.8~1F12.4秒とかなり速い。早い時期にゲート試験に合格し、7月6日(土)中京ダート1400mのデビュー戦を目標に順調に乗り込まれており、初戦から楽しみな仕上がり。なお、鞍上は武豊騎手を予定している。

◆ファイヤーロック(牡、父キングカメハメハ、母ディアマンブルー、栗東・村山明厩舎)
追い切りでは古馬に先着したファイヤーロック

追い切りでは古馬に先着したファイヤーロック

 近親に1996年報知杯4歳牝馬特別(現報知杯フィリーズレビュー)を勝ったリトルオードリーや2007年弥生賞2着のココナッツパンチなどがいる血統。本馬は4月26日にノーザンFしがらきより入厩。坂路で順調に調教を積み重ねており、6月27日にはレースでも騎乗予定の川田将雅騎手が跨って坂路での追い切り。古馬ドリームチャージを追走して先着する動きを見せており、時計は4F54.7~1F12.6秒。「追い切りの動きは合格点。あとは競馬にいって動けるかどうかですね」と村山明調教師。デビュー戦は7月7日(日)中京芝1400mが予定されている。

◆アームストロング(牡、父Bluegrass Cat、母ケープコーラル、栗東・須貝尚介厩舎)
ダート適性が高そうなアームストロング

ダート適性が高そうなアームストロング

 近親にダートで5勝を挙げたタガノインディーがいる血統だが、本馬について「父がBluegrass Catなので、血統的にもダート適性が高いと思いますし、動きを見ていても、ダート向きですね」と須貝尚介調教師。6月26日の坂路では、レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、新馬ウッドフォードとの併せ馬。こちらが3馬身近く追走したが、ゴールでは2馬身以上先着。時計は4F57.3~1F13.2秒と目立って速くないが、動きには余裕があった。「中間もさほど速い時計は出ていませんが、目一杯に追っていないだけで、スピードは十分にありますよ」と同師。予定している、7月6日(土)中京ダート1400mには、この番組を目標にしているダート適性の高い素質馬が多数集まりそうだが、本馬もその中心的存在になるだろう。

◆ウインボナンザ(牡、父コンデュイット、母コスモフォーチュン、栗東・宮徹厩舎)
 母は同厩舎で管理されて、2006年北九州記念を優勝。半姉マイネボヌールも同厩舎で管理され、芝で2勝を挙げている、厩舎ゆかりの血統。本馬は函館競馬場で調整を進めており、7月7日(日)函館芝1800mでのデビューを予定。6月27日にレースでも騎乗予定の松岡正海騎手が跨って、芝コースで追い切り。併せた相手に少し遅れて、5F69.7~1F12.3秒という時計だったが「少し反応が鈍かった分、遅れたようですね。この追い切りで変わってくるでしょうし、初戦から楽しみですよ」と宮徹調教師。育成時代に坂路で速い時計を出して、POGでも注目を集めている一頭だけに、どのような走りを見せてくれるか楽しみ。

【美浦】
◆シャドウカラーズ(牝、父キングカメハメハ、母シャドウストリーム、美浦・田中剛厩舎)
 祖母のケイウーマンはG3・京都4歳特別の勝ち馬。伯父にモンテクリスエス(ダイヤモンドS)、マチカネキララ(札幌記念3着)がいる。函館競馬場に入厩して以来、ひと追い毎に反応が良化。26日は既走馬を相手に優勢の手応えで先着と上々の動きを見せた。「牧場(社台ファーム)でも順調に乗り込んできたし、キンカメの子で期待している1頭。先々は距離を延ばしていけそうなタイプだし、初戦から楽しみにしています」と田中剛調教師。7月6日、函館の芝1200mを村田一誠騎手で予定している。

◆セイウンクロス(牡、父アグネスデジタル、母レガシーラベンダー、美浦・武藤善則厩舎)
 今春のHBAトレーニングセールに上場され、1575万円(税込)で取り引きされた。祖母のレガシーフィールドはG3・阪急杯を勝っており、従兄弟に現オープンのキョウエイストームがいる。6月23日に坂路で4F51.4秒をマーク。先週の26日には内田博幸騎手が跨がり、4F53.2秒-38.6-11.9秒とシャープな動きを見せた。「トレーニングセールの出身で仕上がりは順調。二の脚が速そうなタイプだし、初戦から楽しみ」と武藤善則調教師。7月7日、福島の芝1200mを予定している。

◆ボーノボーノ(牝、父ハーツクライ、母ゲストアスリート、美浦・水野貴広厩舎)
 母系を遡ると一族からは高松宮記念を制したサニングデールが出ている。入厩後は僚馬のトミケンムートス(牡、父メイショウボーラー、母トップロンシャン)と調教パートナーを組み、順調に追い切りの本数を重ねてきた。「芝向きの走りで動きはまずまずといったところ。前向きな性格でゲートのセンスが良さそうだし、小回りの福島でもスッと前に行けるタイプだと思う」と水野貴広調教師。7月7日、福島の芝1200mを田中勝春騎手で予定している。

◆ロサギガンティア(牡、父フジキセキ、母ターフローズ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 先週(6月30日)の福島戦を除外されたため、デビュー戦の舞台を函館に切り替えた。500キロを越す馬格があり、ここ2週の追い切りでは余力十分の手応えで動いている。「じっくりと長めを乗り込んできたし、ひと追い毎に気持ちが乗ってきた。いい馬だし、初戦から動けるんじゃないかな」と藤沢和雄調教師。7月7日、函館の芝1800mを予定している。
[ ナリティー at 2013/07/02(Tue) 07:58コメント(0) ]