2013/08/20(Tue)
【栗東】

内田博幸騎手でデビュー予定のディルガ
内田博幸騎手でデビュー予定のディルガ
◆ディルガ(牝、父Curlin、母Baghdaria、栗東・矢作芳人厩舎)
 日本で活躍する父産駒には、先日の小倉ダート1000mを勝ち上がったセトアローや阪神芝1800mの未勝利戦を勝ち上がったエーシンエポナなどがいる。
 本馬は8月7日にCWコースで追い切られ、8月14日は坂路でタイセイクルーズとの併せ馬。併走して、最後まで一杯に追われて、ゴールでは1馬身ほど先着。時計は4F53.4~1F13.2秒とまずまずだが、併せた相手は、8月18日の新潟芝1800mの新馬戦で3着。それを考えると、十分に動けているだろう。デビュー戦は8月25日(日)新潟芝1600mを内田博幸騎手で予定されている。

◆ピクニックソング(牝、父ファスリエフ、母コウユーノミチ、栗東・境直行厩舎)

ピクニックソングは小倉芝1200mでデビュー予定
ピクニックソングは小倉芝1200mでデビュー予定
 1998年にシンザン記念、チューリップ賞を勝ったダンツシリウスや、新馬戦を芝1200mで勝った後、ダートで5勝(JRA全6勝)を挙げたウインセイヴァーなどがいる血統。
 本馬は8月14日に坂路で単走追い切りを行って、4F54.8~1F12.3秒と終いの伸びは目立っていた。また、8月8日にはゲートから追い切られて、2F目に11.2秒をマーク。「ゲートはセンスが良くて速いですよ」と担当する石川勝己厩務員。中間の調教内容から、スタートが良く、終いもしっかりしているので、デビュー予定の8月25日(日)小倉芝1200mでの走りが楽しみ。なお、鞍上は水口優也騎手が予定されている。

◆ラヴィオリ(牝、父サクラバクシンオー、母バンビーナピノ、栗東・鈴木孝志厩舎)
 アドマイヤコジーン産駒の半姉クリノタカラチャンは芝1000mと芝1200mで1勝ずつ挙げており、祖母リトミコバンブーも芝短距離で3勝と、母系は短い距離での活躍馬が目立つ。
 本馬は7月24日に宇治田原優駿ステーブルより栗東へ入厩。8月2日にはゲート試験に合格と順調に調整が進んでいる。8月7日のCWコースでの追い切りでは、動きが緩慢だったが、8月14日のDPコースの併せ馬では相手を4馬身近く突き離して先着。ここにきて、素軽い動きも目立ってきた。デビュー戦は8月25日(日)小倉芝1200mを中井裕二騎手で予定している。

◆サンライズアルブル(牡、父ウォーエンブレム、母ラブリープリンセス、栗東・石坂正厩舎)
 半兄ペガサスヒーローはダート1400mで3勝を挙げており、近親にはダートで9勝を挙げたサンライズキング、1999年京成杯AHを勝ったサンライズアトラスなどがいる血統。
 本馬は7月4日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。ゲート試験に合格してからは、坂路での追い切りを重ねており、8月14日の坂路では、レースで騎乗予定の藤岡康太騎手が跨り、古馬サンライズワールドと併せて同入、4F56.8~1F13.2秒をマークしている。8月25日(日)小倉芝1200mでのデビューを予定している。

【美浦】
◆サクセスコード(牡、父ファスリエフ、母コードネーム、美浦・武藤善則厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は芝1200mで3勝。その全弟にマイルのG1(マイルCS、香港M)を2勝したハットトリックがいる。先週の追い切りは坂路で4F50.8-37.3-24.9-12.9の好タイム。デビュー戦5着のオメガベントレーに先着と軽快な動きを見せた。「ひと追い毎に良くなってきた。いい馬っぷりをしているし、スナップの利いた走りで手先が軽い。いいスピードを持っていそうなタイプだし、初戦から動けると思う」と武藤善則調教師。8月24日、新潟の芝1400mを石橋脩騎手で予定している

◆ダイワアンビシャス(牡、父ダイワメジャー、母ダイワパッション、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 フォーティナイナー産駒の母は重賞2勝(フェアリーS、フィリーズR)の実績を残した。その産駒は現4歳の全兄ダイワインスパイアが2勝、現3歳の全兄ダイワフェームもデビュー4戦目に勝ち上がっている。先週の追い切りはウッドチップで5F65秒台を叩き出しており、併せたギブアンドテイクに先着した。「じっくりと乗り込んできたし、随分と良くなってきた。上は短い距離で走っているけど、マイルぐらいのほうがいいんじゃないかと思う」と二ノ宮敬宇調教師。8月25日、新潟の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆トップオブスターズ(牡、父Sea The Stars、母Exhibit One、美浦・戸田博文厩舎)
 Silver Hawk産駒の母はイタリアのG3を2勝。近親には英2000ギニーなど欧州のGIを3勝したザフォニック、種牡馬として凱旋門賞馬のザルカヴァを輩出したザミンダーがいる。ひと追い毎に体つきが引き締まり、8月8日には本馬場で5F65秒台の時計をマーク。どちらかと言うと欧州血脈のパワータイプだが、少しずつ素軽さが出てきた印象だ。「血統的にも期待の1頭。だいぶ気持ちの面がピリッとしてきたし、まだまだ良くなってくると思う」と厩舎サイド。8月25日、新潟の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ヒカルカミヒコーキ(牡、父ヨハネスブルグ、母ヒカルキャンディー、美浦・栗田博憲厩舎)
 先週、函館と新潟で新馬戦を3勝したヨハネスブルグ産駒。先週の追い切りは坂路で4F50.5-36.9-24.5-12.9の好タイムを馬なりで余力十分にマークした。「これだけの時計で動ければ十分だし、いいスピードがありそう。素直な性格でオンとオフの切り替えもできているし、あとは競馬に行って稽古の良さを出せれば…」と栗田博憲調教師。8月24日、新潟の芝1400mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/08/20(Tue) 06:35コメント(0) ]
2013/08/12(Mon)
【栗東】
◆エイシンキサナドゥ(牡、父Distorted Humor、母River's Prayer、栗東・野中賢二厩舎)
 日本で活躍するDistorted Humor産駒といえば、JRA在籍時にダートで5勝を挙げたエーシンクールディや芝で2勝、ダートで2勝を挙げたドローアウターなど、比較的、ダート戦での勝ち鞍が多いが、本馬に関しては、決してダートに適性が高いという感じはない。
 むしろ「スピード能力が相当高い」と野中賢二調教師で、芝向きの素軽い動きを見せている。7月31日の坂路では、4F51.9秒と2歳新馬としてはトップレベルの時計をマークしているが「無理しないでやったので、やれば、51秒は楽に切りそう」と同師。8月7日はCWで松山弘平騎手(レースでは浜中俊騎手が騎乗)が跨り、1秒以上後方から3歳馬を追走したにも関わらず、最後は追いついて先着。6F83.0~1F11.9秒は全体時計、終い時計ともに優秀。調教馬場問わずに動けているあたり、センスの良さを感じるし、デビュー予定は8月17日(土)小倉芝1200mだが、今後はマイルの距離にも対応してくれそう。

◆エクストレミティー(牡、父ハーツクライ、母エクソセット、栗東・梅田智之厩舎)

父ハーツクライのエクストレミティー
父ハーツクライのエクストレミティー
 近親に新馬、500万下と連勝し、アドマイヤコジーンが勝った1998年朝日杯3歳S(現朝日杯FS)で3着したバイオマスターがいる血統。2012年セレクトセール1歳にて、2100万円で落札されている。
 本馬は坂路とCWを併用して調整されており、8月8日は浜中俊騎手が跨って、CWでの追い切り。古馬1600万下のエドノヤマトを追走する内容で、直線では追いつくのがやっと。相手の手応えがかなり優勢だったが、仕方のないところだろう。6F87.1~1F12.4秒と数字的には目立たない時計だが、中身を評価したい。8月18日(日)小倉芝1800mでデビューする予定となっている。

◆ウインフルブルーム(牡、父スペシャルウィーク、母ハナノメガミ、栗東・宮本博厩舎)
 半兄コーナーストーンは中山芝1600mで新馬勝ちし、その後、芝で3勝を挙げている。近親には、2002年アルゼンチン共和国杯を勝ったサンライズジェガーなどがいる血統。
 本馬は8月4日の小倉芝1800mに出馬投票して除外。その後、同じ条件の8月18日(日)小倉芝1800m(騎手は柴田大知騎手を予定)までデビューを延期。「1200mにも対応できそうな気性ですから、初戦向き」と宮本博調教師。

 また、同じレースには、ディープスカイ産駒のアーブルも出走を予定(騎手は小牧太騎手を予定)。「こちらは気がのんびりしているタイプですが、徐々に良くなってきています。ゲートの出が良くて、センスがありますね」と同師。最終追い切りは坂路で2頭の併せ馬が行われる予定となっている。

◆パラディドル(牝、父キングカメハメハ、母ヤマノボンディール、栗東・坂口正則厩舎)

パラディドルは小倉で最終追いを行う
パラディドルは小倉で最終追いを行う
 近親に2003年川崎記念を勝ったカネツフルーヴ、2001年JBCクラシックを勝ったレギュラーメンバー、2001年朝日CCを勝ったイブキガバメントなどがいる血統。
 本馬は8/1に坂路で4F53.5~1F13.3秒の時計で古馬1000万下に先着、8/8は坂路で4F53.3~1F12.7秒と新馬としては水準以上の時計をマークしているが「本来はもう少し動けると思いますよ」と坂口正則調教師のジャッジは辛口。血統的背景から、評価が厳しくなるのは当然かも知れないが、現状の仕上がりでも十分に勝ち負けできそう。8/18(日)小倉芝1200m(牝)を太宰啓介騎手でデビューする予定だが、すでに小倉競馬場へ移動しており、最終追い切りは現地で行う予定。

【美浦】
◆キュリオスティー
(牝、父ディープインパクト、母キュー、美浦・戸田博文厩舎)
 先週の更新でも紹介したが、抽選で除外の憂き目に…。7日に行われた追い切りにはレースでも騎乗予定の福永祐一騎手が騎乗。「まだウッドチップでは体を上手に使い切れない感じだけど、芝向きの軽いフットワーク。お兄ちゃんのエネアドに比べると性格も素直だし、いいモノを持っていると思う」と素質を感じ取った様子。8月17日、新潟の芝1400mで仕切り直しの初陣を迎える。

◆レッドリベリオン
(牡、父ステイゴールド、母ハトシェプスト、美浦・戸田博文厩舎)
 トワイニング産駒の母は未勝利だが、一族にメジロドーベルがいる名牝系。8日の追い切りは本馬場(芝)で軽快な動きを見せ、楽な手応えで好時計をマークした。「少し体を持て余しているようなところがあったけど、ひと追い毎に締まってきた。だいぶピリッとしてきたし、動きもしっかりとしています」と戸田博文調教師。8月18日、新潟の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆メイソヴリン
(牝、父スウェプトオーヴァーボード、母プレシャスライフ、美浦・松山康久厩舎)
 今年5月の千葉サラブレッドセールにて1100万円で落札された。半姉にオープン勝ち(クロッカスS)のシーブリーズライフ、いとこにトレンドハンター(フラワーC)、スティールパス(スパーキングレディーC)、一族からはスプリントGI2勝のビリーヴなども出ている。2週前のダート1200mを除外され、今週の芝1200mに目標を切り替えた。「いい動きを見せてくれているし、気性も前向き。血統的にも新馬向きのタイプだと思う」と松山康久調教師。8月17日、新潟の芝1200mを松岡正海騎手で予定している。

◆ライアンセンス
(牡、父ジャングルポケット、母メジロルルド、美浦・田村康仁厩舎)
 昨年のセレクトセールにて2400万円で落札された。メジロドーベルの孫にあたり、母系の底力は魅力だ。「500キロを越す大型馬だけど、ジャンポケ産駒らしく背中がゆったりとした体形。血統的には長めの距離が良さそう。性格もいいし、初戦から楽しみにしています」と田村康仁調教師。8月18日、新潟の芝1800mを石橋脩騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/08/12(Mon) 19:43コメント(0) ]
2013/08/05(Mon)
【栗東】
◆プライマリーコード(牝、父クロフネ、母インディスユニゾン、栗東・佐々木晶三厩舎)
 半姉に芝短距離で4勝を挙げているリーチコンセンサス、近親に2005年朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールなどがいる血統。それだけでも十分に注目に値するところだが、入厩前から「たぶん、走ると思うよ」という、佐々木晶三調教師のコメントもあった馬。
 函館競馬場に入厩し、追い切りを重ねているが、ここ2週の併せ馬では先着。その相手は先週デビューしており、シシャモオージは2着、サトノロブロイは4着と、初戦から勝ち負けを演じている馬たち。特に先週の函館Wでの併せ馬では、サトノロブロイとの手応えが違いすぎる動き。8月11日(日)函館芝1800mを三浦皇成騎手でデビューする予定となっている。

◆ラインスピリット(牡、父スウェプトオーヴァーボード、母リボンストライプ、栗東・松永昌博厩舎)

近親にウイニングチケットがいるラインスピリット
近親にウイニングチケットがいるラインスピリット
 2012年北海道サマーセールにて、700万円で落札されている馬だが、半兄に2005年新潟大賞典を勝ったエアセレソン、近親には1993年日本ダービーを制したウイニングチケットがいる血統。
 この中間は坂路を中心に、ポリトラックコース、芝コースと様々な馬場を使って追い切られている。7月31日は坂路でヒカリセットとの併せ馬。一杯に追う相手を後方から追走して、余力十分に同入。時計は4F56.0秒と目立たないが、常に時計よりも手応えに余裕がある。「血統的な背景はしっかりしているし、追い切りでも素軽い動きが目立ちますね」と松永昌博調教師。デビューは8月10日(土)小倉芝1200mを森一馬騎手で予定している。

◆タマモリド(牝、父ワイルドラッシュ、母ムーランルージュ、栗東・小原伊佐美厩舎)
 母は現役時代に芝1200mで2勝、近親には2011年武蔵野Sなど、ダートで9勝を挙げているナムラタイタンがいる血統。
 本馬は8月1日にCWで新馬シゲルヒダカとの併せ馬。道中は3馬身ほど後方から進めたが、4コーナー手前で外から並びかけると、直線では、3馬身ほど突き放す伸びを見せた。5F67.5~1F12.4秒と全体の時計はさほど速くないが、終いの時計は優秀。「攻め馬では常に余裕がある動きをしているし、ゲートも速いので、初戦から楽しみ」と小原伊佐美調教師。8月11日(日)小倉ダート1000mを幸英明騎手でデビューする予定となっている。

◆クイーンズシアター(牝、父ディープインパクト、センボンザクラ、栗東・安田隆行厩舎)

クイーンズシアターは横山典騎手が騎乗予定
クイーンズシアターは横山典騎手が騎乗予定
 先週の当欄で紹介しているが、予定していたレースは抽選に外れて除外。1週スライドする形で、8月11日(日)新潟芝1600m(牝)での仕切り直しとなるが、先週出馬投票した際の横山典弘騎手が騎乗予定。安田隆行厩舎とジョッキーの相性は素晴らしく、先週も2戦1勝2着1回だった。
 7月31日の坂路での追い切りは古馬カレンシェリーメイを追走する内容だったが、ゴールでは同入。時計は4F56.6~1F11.9秒と、終い重点ながら、新馬としては水準以上の数字をマークしている。「飼葉をしっかり食べてくれていますし、除外の影響はないと思います。むしろ、1週余分に追い切れる分、プラスかも知れません」と安田隆行調教師の考えも前向きだ。

【美浦】
◆キミノナハセンター(牡、父ディープインパクト、母グレイトサンライズ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 半姉レッドディザイアは秋華賞の勝ち馬。昨年のセレクトセールに上場され、1億5000万円で落札された。名付け親が乃木坂46の白石麻衣さんということでも話題を集めている。6月27日に入厩後は美浦で入念に乗り込み、先週の7月31日に初めてウッドチップコースで追い切られた。古馬2頭の真ん中に入れ、実戦を想定した3頭併せを消化。徐々に調教のピッチを上げ、良血馬らしい雰囲気を漂わせている。「まだ若い子で甘えたりするところもあるけど、ディープの子にしては穏やかな気性。体つきもちょうどいいサイズだし、いい馬ですよ」と藤沢和雄調教師。先週末に函館競馬場に移動しており、8月11日の函館・芝1800mを四位洋文騎手で予定している。

◆キュリオスティー(牝、父ディープインパクト、母キュー、美浦・戸田博文厩舎)
 半兄ブレイクランアウトは共同通信杯の勝ち馬。全兄エネアドは新馬勝ちを含めて3勝している。6月28日にゲート試験をパス。先週の8月1日には本馬場に入れ、5F64秒台の速い時計をマークした。「芝に入れたら思っていた以上の時計が出たし、いい動きだった。この血統なのでテンションがカッとなり過ぎないように注意して進めてきたけど、ここまで順調にきています」と戸田博文調教師。今週の追い切りでは福永祐一騎手が感触を確かめることになっており、8月11日の新潟・芝1600m(牝馬)を予定している。

 戸田厩舎からはディープフォンテン(牡、父ディープスカイ、母ケイアイリュージン)もスタンバイ。こちらは8月10日の新潟・芝1600mを予定している。

◆サンタレジーナ(牝、父タニノギムレット、母ホーリーブラウン、美浦・高橋裕厩舎)
 全兄セイクリッドバレーは新潟大賞典の勝ち馬。半兄セイクリッドロードは2勝している。ここ2週はウッドチップでビシビシと追われており、ひと追い毎に気配が上向いてきた。「調教をしっかりとやってもカイ食いが落ちないし、牝馬にしては気持ちの切り替えができている。芝向きの軽いフットワークで稽古どおりに走れば初戦から楽しみ」と高橋裕調教師。8月11日の新潟・芝1600m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

◆ナンヨーコトネ(牝、父ダイワメジャー、母エリモロマンス、美浦・斎藤誠厩舎)
 母の半姉に通算6勝を挙げ、京都金杯2着など活躍したエリモファイナルがいる。昨年のセレクトセールにて650万円で落札された。「シュッと切れるというより、大トビでスピードの持続力がありそうなタイプ。追い切りに乗ってもらったジョッキー(戸崎圭太騎手)の評価も高かったし、いい素材だと思います」と斎藤誠調教師。8月11日の新潟・芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/08/05(Mon) 22:34コメント(0) ]
2013/08/02(Fri)
福島新馬戦を勝ったユールドゥー福島新馬戦を勝ったユールドゥー

今週は新潟で注目の2歳戦ダリア賞(オープン、芝1400メートル、8月3日)が行われる。福島の新馬戦を若駒らしからぬ差し切りで制したユールドゥー(牡、高橋祥)が、デビュー2連勝を狙う。父はSS×エアグルーヴの超良血サムライハート。母ナントカナルサの期待を受けてスター候補に躍り出るか。

ユールドゥーの馬主はオレハマッテルゼ、ワナ、エガオヲミセテなどユニークな馬名で知られる小田切有一氏。同馬の意味は「自分でやろう」。母ナントカナルサは1戦未勝利で繁殖に上がったが、息子はそれこそ「自分で」初勝利を勝ち取った。

福島の新馬戦。スタートはアオり気味に出たが、3角から追い通しで進出すると、直線は先行2頭の間を鋭く割って抜け出した。勝ち時計の1分11秒6は目立たないが、ほとんどが逃げ切り、先行抜け出しで決まる2歳1200メートル戦での差し切りは価値がある。しかも、馬群をこじあけての勝利だけになおさらだ。展開に恵まれて何とかなったのではなく、自力勝負で何とかした、のだ。

高橋祥師は「相手関係もあったと思う」と控えめだが、短距離戦で結果を出せたのは、陣営にとっても収穫だった。手綱を取った蛯名騎手(今回は北村宏)は「1200メートルで勝てたことが大きい」と内容を評価。中団から追い上げたレースぶりを見ても、新潟の1400メートルに距離が延びるのはプラスだ。

「普段はあまり良く見せないんだよね」と師が言うように、厩舎では“なんとかなるさ”的な雰囲気だそうだが、いざ競馬へ行くときっちり走る。「実戦と調教でメリハリが付くタイプなのかもしれない」。つかみどころがない分、未知の魅力は大きい。

1週前の24日は坂路で4ハロン52秒4。デビュー前の時計(同54秒3)を2秒近く詰めた。状態は確実に上がっている。「距離が延びるのはいいし、今回が試金石になるね」。相手は強くなるが、クラシックへの道は、自分(の力)で切り開く。
[ ナリティー at 2013/08/02(Fri) 09:48コメント(0) ]