2013/09/24(Tue)
【栗東】
◆アムールブリエ(牝、父Smart Strike、母ヘヴンリーロマンス、栗東・松永幹夫厩舎)

母は現役時代に2005年天皇賞秋を制覇。繁殖入りしてからは、ヴェイロン、ウイニングサルートなど、2勝は挙げるものの、まだオープンで活躍するところには至っていない。今回は初めての牝馬ということもあってか「兄たちに比べると、かなり素軽い印象。手先の軽さは、今までになかったスピードを感じます」と松永幹夫調教師も入厩当初から手応えを感じている。
 9月19日の坂路での追い切りは、時計が4F57.1秒で、スマイルミッキーに先行して先着。「トビが大きくて、坂路では動かないタイプ。目立った時計は出ていませんが、実戦では動いてくれると思います」と師も信頼している。9月28日(土)阪神芝1800mを岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆フルールシチー(牝、父サクラバクシンオー、母ブーケティアラ、栗東・西園正都厩舎)

半兄ナンヨーケンゴーは新潟芝1800mで新馬勝ちし、先週のセントライト記念では4着。兄がタニノギムレット産駒に対して、本馬はサクラバクシンオー産駒だが「胴が長くて、気性も素直。距離は融通が利くと思います」と西園正都調教師。
 2週続けて、CWで追い切られているが、その動きは著しく良化。9月19日にCWで、新馬3頭での3頭併せを敢行。その真ん中に入り、道中から先導役となったが、直線に向いて、乗り手の仕掛けに鋭く反応。内から外から迫る相手を寄せ付けず、大きく先着した。6F80.2秒は新馬として水準以上の動き。デビュー予定は9月29日(日)中山芝1600mだが、あとは距離適性だけといったところだろう。なお、鞍上は酒井学騎手を予定している。

◆ルールビクトリア(牝、父グラスワンダー、母グッドバニラ、栗東・北出成人厩舎)

2012年北海道サマーセールにて、250万円で落札されており、近親には、新馬、東京スポーツ杯2歳Sを連勝したフサイチアソートがいる血統。
 本馬について「素直で賢い馬。もう少し柔らかみも欲しい走りをしますが、体の使い方自体は悪くありませんよ」と北出成人調教師。9月11日には、CWで6F82.8秒と水準時計をマークし、9月20日は坂路を単走で追われて、4F54.6秒。調教馬場問わずに、しっかりと動けている点が評価できる。9月29日(日)阪神芝1400mを北村友一騎手でデビューする予定となっている。

◆ドラゴンストリート(牡、父ディープインパクト、母フィラストリート、栗東・藤原英昭厩舎)

半姉に2009年ローズSを制したブロードストリートや阪神芝1800mで新馬勝ちし、芝で3勝を挙げたフィニステールなどがいる。なお、どちらも同厩舎で管理されていた。
 本馬はゲート試験に合格後、一旦放牧に出されて、8月15日に吉澤ステーブルWESTから再入厩。中間の追い切りは坂路やCWだけでなく、D芝コースで時計を出すなど、様々な調教場所を経験。9月19日のCWでは古馬ショウリュウバイオを追走して、ラスト1F12.3秒を使って、併入に持ち込む渋い内容。1週前には同じくCWで古馬セイルラージに同入しており、追われてからしっかりと伸びている印象がある。実戦で、どのようなレースを見せてくれるか楽しみ。9月28日(土)阪神芝1800mでデビュー予定。

【美浦】
◆イタリアンネオ(牡、父ネオユニヴァース、母プラジェラート、美浦・斎藤誠厩舎)
 叔母に重賞3勝(七夕賞、小倉記念、府中牝馬S)のイタリアンレッドがいる。ゲート試験に合格後は牧場で乗り込み、基礎体力の強化に努めた。再入厩後は順調に追い切りを積み、ひと追い毎に上向いている。先週の9月19日には3歳馬のガイヤースヴェルトを相手にビシッと負荷をかけた。「春先は弱いところがあったので成長を促した。動きは追い切る度に良くなっている。競馬に行って良さそうなイメージがあるし、スケールは大きいと思います」と鈴木調教助手。9月29日、中山の芝1800mを内田博幸騎手で予定している。

◆スパーブデイ(牡、父アポインテッドデイ、母マルターズスパーブ、美浦・堀井雅広厩舎)
 米国産の母はフラワーCの勝ち馬。アメリカでも2勝している。先週の9月19日にはダートコースで5F65秒台を出しており、「これだけの時計が出れば十分でしょう。この血統だし、前に行けるスピードはあるはず。ゲートの出も速いし、先行して抜け出すような競馬ができそう。父母ともに自分が手掛けた血統だからね。期待していますよ」と堀井雅広調教師。9月29日、中山の芝1600mを武豊騎手で予定している。

◆ディアデルレイ(牡、父キングカメハメハ、母ディアデラノビア、美浦・牧光二厩舎)
 母は重賞3賞(フローラS、京都牝馬S、愛知杯)、オークス3着などGIでも活躍した。叔父にステイヤーズS2着のイグアスがいる。追い切りの本数は多くないが、牧場でも十分に乗り込んでの再入厩。先週の9月19日にウッドチップコースで強めに追われ、ひと追い毎に態勢が整ってきている。「だいぶ良くなってきたし、まだまだ変わってきそう。いいところがありそうだし、血統的にも楽しみです」と牧光二調教師。9月29日、中山の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ディールフロー(牡、父スペシャルウィーク、母コーレイ、美浦・尾関知人厩舎)
 母はブラジルの年度代表馬に輝いた名牝。産駒は目立たないが、初めての牡馬で活躍を期待されている。坂路とコースで順調に追い切りの本数を重ね、併せ馬では常に優勢の手応え。じっくりと乗り込んできたこともあり、仕上がりは上々だ。「母の産駒は小さい馬が多かったようだけど、それなりにしっかりとした感じに出ました。追い切りを積むに連れて気が入ってきた感じだし、時計的にも水準の動きを見せています」と尾関知人調教師。9月29日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/09/24(Tue) 05:15コメント(0) ]
2013/09/18(Wed)
【栗東】
◆パドルウィール(牡、父クロフネ、母レストレスハート、栗東・中尾秀正厩舎)
藤岡康太騎手でデビュー予定のパドルウィール
 おじにダート1400mで4勝を挙げたルックミーナウがいる血統で、父と母父の配合では、2005年朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールや2012年ヴィクトアMを勝ったホエールキャプチャなど、G1ホースが出ている。
 本馬は7月26日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。中間は坂路とCWを併用して、入念の追い切りを積み重ねており、9月12日には、レースで騎乗予定の藤岡康太騎手が跨って、CWでの追い切り。古馬ヴァレンティーアとの併せ馬だったが、最後は反応よく先着。6F85.1-1F12.6秒をマークしている。「気性は素直。自分から行くようなタイプではありませんが、追うごとに動きが良化。これで出走態勢は整ったと思います」と中尾秀正調教師。9月22日(日)阪神芝1600mでのデビューを予定している。

◆ローゼロッセ(牝、父ハーツクライ、母ソーマサイト、栗東・宮本博厩舎)
宮本博師も期待するローゼロッセ
 先週の野路菊Sでは、新馬勝ちのウインフルブルームがクビ差の2着。今年の2歳馬には勢いを感じる宮本博厩舎だが「これはちょっと走ってくると思うよ」と宮本博調教師のトーンが高いのが本馬。ちなみに、2012年セレクトセール1歳にて、850万円で取引されている。
 9月11日の坂路では、4F58.1秒と全体時計は遅かったが、ラスト1Fは12.5秒。併せたマムティに僅かながら先着している。「牝馬にしては大型馬で、スタミナタイプ。距離も1800mくらいあった方がいい、体力のしっかりした馬。動きも水準以上ですね」と同師。9月21日(土)阪神ダート1800mを中井裕二騎手でデビューする予定。

◆パイレートクイーン(牝、父ダイワメジャー、母デアリングダンジグ、栗東・松永幹夫厩舎)
デアリングハートの妹パイレートクイーン
 2004年武蔵野Sなど、交流競走を含めた重賞を3勝しているピットファイター、2006年クイーンSなど、重賞3勝のデアリングハートが兄姉にあたる良血。
 本馬は8月10日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、当初から「前向きさがあって、気のいい馬。仕上がりは早いと思います」と松永幹夫調教師が話していた。その通り、ゲート試験合格後も、順調に調整が進み、9月11日には、レースで騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、坂路での追い切り。併せた相手、新馬アムールブリエには先着して、時計は4F54.6秒。「この血統で、求めるものが大きいだけに、この追い切りに関してはあまり高い評価はできませんが、飼葉はしっかり食べていますし、もっと良くなってくると思います」と同師。まずは初陣、9月22日(日)阪神芝1600mでどのような走りを見せてくれるか注目したい。

◆スマートダイバー(牡、父ゴールドアリュール、母ウッドウインド、栗東・吉田直弘厩舎)
武豊騎手でデビューのスマートダイバー
 近親にタニノギムレットが勝った、2002年日本ダービーで3着だったマチカネアカツキがいる血統で、2011年セレクトセール当歳にて、1800万円で落札されている。
 本馬はゲート試験合格後、CWを中心に追い切りを重ねており、9月13日はCWを単走で追われて、6F86.1-1F12.8秒。新馬が単走で追われると、物見をしたりして、集中力のない走りを見せることが多いが、この馬はしっかりと走れていた。デビュー戦は9月21日(土)阪神ダート1800mを武豊騎手で予定している。

【美浦】
◆セルバンテス(牡、父キングカメハメハ、母ファインセラ、美浦・久保田貴厩舎)
 祖母が阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジ。叔母のブエナビスタをはじめ、アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ、トーセンレーヴ、ジョワドヴィーヴルなど一族からは上級の活躍馬が出ている。同じく久保田厩舎に在籍している半兄のラロメリア、アロヒラニ、ホワイトフリートもコンスタントに勝ち上がっており、「この兄弟の良さを兼ね備えている感じだし、どんな競馬も出来そうなタイプ。素直な気性だし、血統的にも期待しています」と厩舎サイド。9月22日、中山の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆ロジモン(牡、父フジキセキ、母モンテミウ、美浦・大竹正博厩舎)
 2012年のセレクトセールにて1200万円で落札された。叔母に阪神牝馬Sを制したサウンドオブハート。近親に重賞3勝のシルポートがいる。ソエの影響で少し楽をさせた時期もあったが、先週の12日にはウッドチップコースでデビュー戦2着のマイネルグリプスを相手にキビキビとした動きを見せた。「スピードタイプの血統だけど、稽古では抑えが利く。フットワークも柔軟だし、弾けそうなイメージがある」と大竹正博調教師。9月22日、中山の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆アクアベール(牝、父スウェプトオーヴァーボード、母サンデースクリーン、美浦・尾形和幸厩舎)
 祖母の全弟に重賞4勝のムービースター。従兄弟に東スポ杯2歳S3着のマイネルディーンがいる。9月11日には坂路で4F50.3秒の好タイム(この日に登坂した2歳馬の2番時計)をマークした。「ひと追い毎に時計を詰めてきたし、いい感じで来ている。血統的にも気性的にも初戦向きのタイプだと思います」と尾形和幸調教師。9月21日、中山の芝1200m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

◆タカミツダンサー(牡、父スウェプトオーヴァーボード、母スズノヒロイン、美浦・高橋裕厩舎)
 伯父に通算5勝でオープン入りしたダンディズム。同じく高橋裕厩舎に在籍している半兄のスズノフウジンはデビュー3戦目に勝ち上がっている。9月12日にはウッドチップコースで現1000万下の3歳馬を追走して先着。ひと追い毎に素軽くなってきており、騎乗した三浦皇成騎手も好感触を掴んでいるようだ。「いいスピードを持っているし、気性的にも初戦から動けそう」と高橋裕調教師。9月21日、中山の芝1200mを三浦皇成騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/09/18(Wed) 18:10コメント(0) ]