2013/10/29(Tue)
【栗東】
◆ロザリンド(牝、父シンボリクリスエス、母シーザリオ、栗東・角居勝彦厩舎)
 先週はディープインパクトの半弟、モンドシャルナがデビュー勝ちを決めた角居勝彦厩舎。今週は菊花賞を制したエピファネイアの全妹が満を持しての登場となる。
 レースでは、エピファネイアと同じ福永祐一騎手が手綱を握る予定だが、そのジョッキーが跨って追い切られたのが、10月23日。CWで古馬レッドエルザを追走する内容だったが、手応えは完全に優勢で同入。中間の追い切りでは、目一杯に追ったことが一度もないだけに、追われてからどのくらい伸びるか、未知数な部分はあるものの、素軽い動きができているのは間違いない。デビュー戦は11月3日(日)京都芝1600m(牝)を予定している。

◆チャーマー(牡、父ストーミングホーム、母ヴェルヴェットクイーン、栗東・安田隆行厩舎)
 半兄デボネアは小倉芝2000mの未勝利戦を勝った後、弥生賞3着で皐月賞に出走して4着だった。父ストーミングホームの産駒には芝1200mで4勝を挙げているサドンストームや芝中距離で3勝を挙げて、秋華賞(9着)に出走したマコトブリジャールなど、タイプはいろいろ。
 本馬について「ハッキリと適性を掴みにくい馬。追い切りでも時計が出ていますし、走ってくると思いますが、まずはレースを使ってみて」と慎重な安田隆行調教師。10月23日の坂路では、先週デビュー勝ちを決めたゲットアテープに遅れたが、追走して4F53.6秒なら水準以上。11月2日の京都芝1400mでのデビューを予定。なお鞍上は、今週から日本での騎乗を予定しているミカエル.バルザローナ騎手を予定されている。

◆アルティメイタム(牡、父ディープスカイ、母キュームレイト、栗東・藤原英昭厩舎)
 近親にニュージーランドTなど、重賞3勝を挙げているエーシントップがいる血統で、父は2008年日本ダービーを勝った新種牡馬。
 本馬は8月21日にヒルサイドステーブルより栗東へ入厩。坂路やCWをはじめとして、いろんな馬場で追い切りを積み重ねている。10月23日はCWでステファノスを追走する併せ馬で、僅かに先着。全体時計は6F85.9秒と目立たないが、ラスト1Fは12.3秒の伸びを見せた。「素材はいい」と藤原英昭調教師。デビューは11月3日(日)京都芝1800mを浜中俊騎手で予定している。

◆テーオービックバン(牡、父ゼンノロブロイ、母ゴットザビート、栗東・藤岡健一厩舎)
 母は現役時代にダートで4勝。近親には、芝1200mのオープン特別を2勝しているトーヨーロータス(父Lyphard)がいる血統。
 本馬は8月28日にノーザンFしがらきから入厩。当初は「動きが重い」と評していた藤岡健一調教師だが、最近では「追うたびに動きが素軽くなっている。まだまだ良くなる」と評価が上がってきた。10月23日のCWでは厩舎期待の良血トップアートに先着する動きを見せており、最終追い切りとなる、今週の動きも楽しみ。11月2日(土)東京芝1400mを石橋脩騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アジアエクスプレス(牡、父Henny Hughes、母Running Bobcats、美浦・手塚貴久厩舎)
 今春のOBSセール(アメリカ)に上場され、23万ドルで落札された。父の産駒は日本でデビューした9頭のうち、ケイアイレオーネ(シリウスS)やヘニーハウンド(ファルコンS)など8頭が勝ち上がっている。先週の23日にはウッドチップで5F65秒台の好時計をマーク。デビュー勝ちしているパシフィックギャル(今週のアルテミスSに出走予定)を相手に先着と抜群の動きを見せた。「いかにも米国産馬らしく、540キロほどの雄大な馬格で見た目はパワフル。そのわりに走らせると素軽いし、初戦から動けそう。距離もマイルぐらいまではこなせそうだし、先々まで楽しみ」と手塚貴久調教師。11月3日、東京のダート1400mをウンベルト・リスポリ騎手で予定している。

手塚厩舎からはマレーナ(牝、父ダイワメジャー、母ウィストラム)もスタンバイ。こちらは11月3日、東京の芝1600m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆アヴェクトワ(牝、父チチカステナンゴ、母キストゥヘヴン、美浦・戸田博文厩舎)
 母は2006年の桜花賞馬。まだ追い切りの時計的には目立たないが、入厩後の9月から入念に乗り込まれてきた。先週の24日にはウッドチップで長めから追われ、徐々に上向いてきている印象だ。「前向きでカッとなりやすい気性などは母のキストゥヘヴンに似たところがある。まだ全体的に幼い面もあるけど、いいスピードを持っていそうだし、上手にコントロールが利けば…」と斎藤調教助手。11月3日、東京の芝1600m(牝馬)を蛯名正義騎手で予定している。

◆オメガハートロック(牝、父ネオユニヴァース、母オメガアイランド、美浦・堀宣行厩舎)
 現4歳の半姉オメガハートランドはフラワーCの勝ち馬。先週の24日にはウッドチップで古馬のレイカーラ(今週のユートピアSに出走予定)と互角の動きを披露。「気性的にピリッとしたところがあるけど、ネオユニヴァース産駒の牝馬にしては無駄な動きをしない。バランスのいいフォームで走るし、現時点での比較では姉のハートランドよりも完成度が高そう。素質の高さを感じています」と橋本調教助手。11月3日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。
同じく堀厩舎のノーブルプラネット(牡、父ディープインパクト、母ノーブルステラ)は前日の11月2日、東京の芝1800mを戸崎騎手で予定している。

◆トーセンセラヴィ(牝、父ディープインパクト、母トーセンジョウオー、美浦・加藤征弘厩舎)
 母は2007年のエンプレス杯などダートの交流重賞を6勝した活躍馬。ゲート試験合格後に夏場は牧場で成長を促し、秋を待って再入厩した。先週の23日にはウッドチップで軽快な動きを見せており、気配の良さが目につく。「非常に素晴らしい動きを見せてくれた。いいバネがあるし、すごく躍動感のある走りをする」と加藤征弘調教師。11月3日、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/10/29(Tue) 06:32コメント(0) ]
2013/10/24(Thu)
ブレイズゴールド(牡2、栗東・梅田智厩舎)父:ステイゴールド母:ラヴァーズチェイス母父:Peaks and Valleys

ドバイシーマクラシックや香港ヴァーズを制した底力を産駒に伝え、種牡馬として大成功しているステイゴールドが父。ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯FS)、ナカヤマフェスタ(宝塚記念)、オルフェーヴル(皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念、宝塚記念)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念)、フェノーメノ(天皇賞・春)と、次々にG1ウイナーを輩出している。現2歳ではレッドリヴェールが札幌2歳Sを制覇した。決して名繁殖でなくても大物を輩出するのが特徴。今後も個性的な実力派が登場するに違いない。 母ラヴァーズチェイス(その父ピークスアンドヴァリーズ)は1勝のみに終わったが、祖母のパルフェアムールがアルゼンチン・ウルグアイの2歳牝馬チャンピオン。G1を4勝した。同馬の兄姉にリミットブレーカー(2勝)、ステディーラブ(2勝)、キッズチェイサー(2勝)らがいて、コンスタントに勝ち上がる血脈である。キャロっくクラブにラインナップ。募集総額は2400万円だった。6月3日の遅生まれながら、ノーザンファーム空港でも早くから上々の動きを見せていた。5月2日、栗東に入厩。しかし、左トモに骨膜が発見されたため、北海道へユーターンすることとなる。丁寧につくり直され、8月28日に帰厩した。9月6日にはゲート試験に合格。慎重に手順を踏みながらも、順調にペースアップされた。仕上がりは良好。まだ自らハミを取ろうとしない幼さが残るものの、芝の実戦で渋太く脚を伸ばしそうな印象を受ける。10月26日(土)、京都の芝2000mでデビューする。鞍上はイオリッツ・メンディザバル騎手。

ベルキャニオン(牡2、美浦・堀厩舎)父:ディープインパクト母:クロウキャニオン母父:フレンチデピュティ

稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。ファーストクロップから次々とG1ウイナーを送り出し、今春もダービー(キズナ)、桜花賞(アユサン)を手中に収めている。この世代も大挙してクラシック戦線に臨むことになろう。 母クロウキャニオン(その父フレンチデピュティ)は1勝のみで引退したが、兵庫ジュニアグランプリの3着馬。京王杯オータムHや府中牝馬Sの覇者となったクロカミが祖母にあたる。同馬の半兄にキラウエア(現5勝)、全兄にはボレアス(レパードSなど現3勝)、マウントシャスタ(現3勝、毎日杯2着)、カミノタサハラ(弥生賞など現3勝)がいる。ノーザンファーム空港で順調に乗り込まれ、7月5日、美浦に入厩。環境に慣らしながら、19日のゲート試験を1回で合格した。暑さを避けて北海道での放牧を挟んだうえ、9月20日に帰厩。繊細さを残す精神面に配慮し、丁寧に段階を踏みながら調整が進められたが、体力的には余裕があり、楽々と動いてしまう。先週のウッドコースではゴーハンティング(古馬1600万下)、エパティック(古馬1000万下)と併せ、終いを強めに追って最先着を果たした。490キロ程度の体重を誇っていても、すっきりしたシルエットに仕上がった。
10月27日(日)、東京の芝2000mにスタンバイ。内田博幸騎手が手綱を取る。

ラングレー(牡2、栗東・矢作厩舎)父:ディープインパクト母:ラヴズオンリーミー母父:Storm Cat
3世代目が走り始めた昨年、圧倒的な差でリーディングのトップを奪取し、史上最速のスピードで勝ち鞍を積み重ねているディープインパクトが父。類まれな柔軟性やバネを産駒に伝え、前3世代ともクラシック制覇を成し遂げている。 母ラヴズオンリーミー(その父ストームキャット)は未出走だが、その半姉が全欧2歳牝馬チャンピオンに輝いたランプルスティルツキン。曽祖母ミエスク(全欧古馬チャンピオン、全欧3歳牝馬チャンピオン、米芝牝馬チャンピオン、キングマンボらの母)に連なる名牝系である。サンデーサラブレッドクラブにて総額8000万円で募集された。ノーザンファーム空港での育成時も、俊敏かつパワフルな動きを見せていた。6月7日にはNFしがらきに移り、さらにブラッシュアップ。満を持して、9月19日、栗東に入厩する。ゲート試験の合格は2度目のチャレンジとなった10月4日だったが、基礎体力がしっかり備わっているだけに、当初から追い切りの動きは圧巻だった。先週のウッドコースでは古馬オープンのダイワマッジョーレと併せ、コンマ4秒の先着。初戦から勝負できる態勢が整っている。いよいよ10月27日(日)、東京の芝2000mでベールを脱ぐ。戸崎圭太騎手に依頼している。
[ ナリティー at 2013/10/24(Thu) 07:00コメント(0) ]
2013/10/24(Thu)
【栗東】
◆トップアート(牡、父ディープインパクト、母バルドウィナ、栗東・藤岡健一厩舎)
 半姉は2009年フィリーズレビューなど、重賞4勝のワンカラット、2012年エルフィンSを勝ったサンシャインがおり、どちらも管理する藤岡健一調教師は「ワンカラットとサンシャインもタイプは違いましたが、この馬も全くタイプが違いますね」とのこと。
 10月17日にCWコースでテーオービックバンとの併せ馬で、6F92.4-5F73.0秒と時計自体は遅かったが、素軽い動きを見せていた。中間の坂路での追い切りも速い時計が出ておらず、調教欄だけ見てしまうと、やや攻め不足の印象もあるが、速い時計を出さなくても動けそうなタイプ。デビュー戦については「クラシック路線を意識して」(同師)ということで、10月26日(土)京都芝2000mをM.デムーロ騎手で予定している。

◆ゲットアテープ(牡、父ディープインパクト、母オイスターチケット、栗東・安田隆行厩舎)
 半姉にチューリップ賞、ローズS2着のシェルズレイ、半兄にNHKマイルC2着、日本ダービー3着のブラックシェルがいる血統。
 本馬はゲート試験に合格した後、放牧に出されてからの再入厩となる。「夏負けがあったので、一旦放牧に出しましたが、あの時期に無理しなくて正解だったと思います」と安田隆行調教師。再入厩後は、10月10日の坂路で4F53.2秒をマークし、ダノンブレイブとの併せ馬で先着。10月17日のCWコースでは、カレングランブルーを追走して、それに追いつき、6F84.5-1F12.0秒をマークしている。「馬体重は510キロくらいでの競馬になると思いますが、パワータイプ」と同師。デビューは10月27日(日)東京ダート1600mをU.リスポリ騎手で予定している。

◆パーティードレス(牝、父デュランダル、母グロンシャール、栗東・松永幹夫厩舎)
 近親に2003年、タニノギムレットが優勝した日本ダービーで3着だったマチカネアカツキがいる血統で、2012年セレクトセール1歳では、450万円で落札されている。
 本馬について「ゲート試験に合格した後、リフレッシュ放牧に出しました。再入厩後は速い追い切り時計は出していませんが、少しテンションが高くて、前向きすぎるかなというところはあるタイプ。実戦に行けば、動けるのではないかと思います。ゲートがあまり上手ではないので、この中間は入念に練習しました」と松永幹夫調教師。10月26日(土)京都芝1400m(牝)をM.デムーロ騎手でデビューする予定となっている。

◆ホッコーホウオウ(牡、父ネオユニヴァース、母タイキマドレーヌ、栗東・西浦勝一厩舎)
 近親には、マイルCS連覇を含め、国内外のG1で5勝を挙げたタイキシャトルや2002年阪神JFを勝ったピースオブワールドがいる血統。なお、本馬は2012年北海道セレクションセールにて、3050万円で落札されている。
 10月9日の坂路では、4F55.3秒でアルマセクレタに遅れてしまったが、10月17日のD芝コースでは新馬トシストロングを追走して併入。騎乗していた幸英明騎手の手綱は動くことなく、持ったままの絶好の手応えだった。デビューは10月26日(土)東京芝1600mを石橋脩騎手で予定している。

【美浦】
◆ベルキャニオン(牡、父ディープインパクト、母クロウキャニオン、美浦・堀宣行厩舎)
 全兄に弥生賞勝ちのカミノタサハラ、毎日杯2着のマウントシャスタ、レパードS勝ちのボレアスがいる。ゲート試験に合格後はノーザンファーム空港で成長を促し、秋を待って帰厩。先週の10月17日にはウッドチップコースで追われ、「気性的にカッとなるところがあるけど、変な悪さはしない。稽古では我慢も利くし、ある程度の距離をこなせそうな雰囲気。古馬と併せても互角に動けているし、軽い走りで能力は高そう」と橋本調教助手。10月27日、東京の芝2000mを内田博幸騎手で予定している。

◆ニシノオンリーユー(牡、父ゼンノロブロイ、母オンリーザロンリー、美浦・手塚貴久厩舎)
 母の半妹にディープインパクトが出走した2006年の凱旋門賞でクビ差2着のプライド(香港CなどGI3勝)がいる。ここ2週は併せ馬で追われており、ひと追い毎に上昇中だ。「馬っ気が強いところはあるけど、薄手の体つきで血統的にも長めの距離に向きそう。仕上がり自体は順調だし、実戦に行って良さそうなイメージです」と手塚調教師。10月27日、東京の芝2000mを松岡正海騎手で予定している。

◆ジャッカスバーク(牡、父シンボリクリスエス、母ウェスタリーズ、美浦・古賀慎明厩舎)
 同じく古賀慎明厩舎に所属した母は芝1600mで1勝。坂路とコースの併用で入念に追い切りの本数を重ねており、仕上がりは良好だ。「大型馬でトビが大きいし、すごくパワフル。ひと追い毎に絞れてきたし、いいモノを持っていると思う」と厩舎サイド。10月27日、東京のダート1600mをイオリッツ・メンディザバル騎手で予定している。先週の東京でデビュー勝ちした僚馬のロジテーストに続き、こちらも初戦から注目だ。

◆マイネルシャルフ(牡、父ディープインパクト、母ゴールドインザグラス、美浦・国枝栄厩舎)
 先週の更新でも紹介したが、痛恨の除外でスライドすることに…。ここ2週はウッドチップコースで負荷を掛け、柔軟かつ迫力のあるフットワークを披露している。「ディープ産駒らしいバネがあるし、性格も前向きで初戦から動けそう。調教の動きからも手応えを感じているし、先々まで楽しみ」と国枝調教師。母系はビワハイジと同じ一族。血統的にも将来性は十分だ。10月26日、東京の芝1600mを柴田大知騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/10/24(Thu) 06:57コメント(0) ]
2013/10/16(Wed)
【栗東】
◆トーセンスターダム(牡、父ディープインパクト、母アドマイヤキラメキ、栗東・池江泰寿厩舎)
 半姉ラシンティランテは新馬勝ちを含めて、芝で3勝を挙げており、近親には2009年に天皇賞秋、マイルCSとG1を連勝したカンパニー、2011年天皇賞秋を制したトーセンジョーダンがいる血統。この血統背景もあり、本馬は2012年セレクトセール1歳にて、2億5000万円で落札されている。
 中間の追い切りでは、坂路、CWコースともに、併せ馬では遅れが目立っていたが、10月10日のCWでは、古馬サトノシーザーを追走して、最後は併入。時計は遅かったが、馬なりで並びかけており、追うごとに動きは良化している印象を受ける。10月20日(日)京都芝1800mでデビューする予定。

◆オールドバルディー(牡、父Curlin、母シーカーマ、栗東・藤岡健一厩舎)
 父は2007年プリークネスSや2008年ドバイWCなどのG1を優勝。日本での産駒はこれまで5頭がデビューし、4頭が勝ち上がり。唯一、勝ち上がっていないディルガは先週の2歳未勝利戦で3着。こちらも勝ち上がるのは時間の問題だろう。父の父はSmart Strikeだが、日本の馬場への適性は高いだろう。
 本馬は10月9日のDPコースでの併せ馬で遅れているが「やっと動けるようになってきましたね。トモがしっかりしてきました。この動きなら、デビュー戦から走ってくれるでしょう」と藤岡健一調教師。デビュー戦は、10月20日(日)新潟芝2000mを丸田恭介騎手で予定している。

◆ディープミタカ(牡、父ディープスカイ、母アンジェラスキッス、栗東・藤岡健一厩舎)
 母はダート1200mで未勝利を勝ち上がっているが、本馬も「スピードタイプ」と藤岡健一調教師。ただ、デビュー戦は10月20日(日)京都芝1800mを予定(鞍上は藤岡康太騎手)しているということで、距離適性に関しては、父の影響があるのかも知れない。
 ゲート試験に合格してからは、坂路で追い切りを重ねてきたが、10月9日にDPコースで秋華賞に出走したティアーモと追い切り。ゴールでは僅かに遅れたが、時計は水準以上をマーク。「動きが軽くなってきましたね。しっかりと乗り込んでいますし、雰囲気もいいですよ」と師。

◆オウショウ(牡、父ブライアンズタイム、母ウエスタンベガ、栗東・西園正都厩舎)
 半姉に芝、ダートの1200mで計2勝を挙げたウエスタンハピネス、近親にダート1800mで3勝を挙げたウエスタンシーザーがいる血統。
 本馬は9月6日に宇治田原優駿Sより栗東へ入厩。ゲート試験に合格すると、先週デビュー勝ちを決めたエイシンアロンジーとともに追い切りを重ねた。10月2日のCWコースでは大きく遅れてしまったが、相手が素質馬だっただけのこと。この馬も6F81.4秒と、新馬としては水準以上の時計と評価したい。「アロンジーとの併せ馬が多く、遅れていましたが、この馬もしっかりと走れていますし、本数を積んできたので、初戦から動けると思います」と西園正都調教師。デビュー戦は、10月19日(土)京都芝1400mを幸英明騎手で予定している。

【美浦】
◆ウエスタンイヴ(牝、父Empire Maker、母South Humor、美浦・藤沢和雄厩舎)
 母の半弟にアメリカのクラシック3冠最終戦、ベルモントSで優勝したDa' Taraがいる。牧場でも十分に乗り込まれきたのか、入厩後の調整過程は至って順調。坂路を中心に週2本の追い切りをコンスタントにこなしている。「入厩してすぐに坂路で時計を出せたし、わりと真面目な気性。脚捌きも軽くて本馬場で追い切ったときの動きが良かったし、まずは芝から使っていきます」と藤沢和雄調教師。10月19日、東京の芝1800mを柴田善臣騎手で予定している。

◆ハビタブルゾーン(牝、父ネオユニヴァース、母フィールグルービー、美浦・斎藤誠厩舎)
 現6歳の半兄ハートビートソングはオープンのダート路線で活躍中。いとこにダイワズームがいる。坂路とコースを併用して順調に乗り込まれており、初戦から動ける態勢にありそうだ。「トビが大きいし、きれいなフォームで走る。ネオの牝馬にしては特に気難しさもない。古馬と併せてもしっかりと動いているし、いいところがありそう」と斎藤誠調教師。10月19日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ホワイトマニキュア(牝、父チチカステナンゴ、母マニックサンデー、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 母はオークストライアル、4歳牝馬特別(現フローラS)の勝ち馬。この牝系からはザッツザプレンティ、ショウナンパントル、ディープブリランテなどのGIウイナーが出ている。「いい体つきをしているし、動きは悪くない。渋いところもあるけど、ひと追い毎に良くなってきたし、軽い芝のほうが良さそう。血統的にも楽しみ」と鹿戸雄一調教師。10月19日、東京の芝1600m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。

◆マイネルシャルフ(牡、父ディープインパクト、母ゴールドインザグラス、美浦・国枝栄厩舎)
 3代母にビワハイジの母であるAghsanの名が…。つまり、一族にはブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどの活躍馬がズラリと並ぶ。それほど目立つ時計は出していないが、先週の10月9日にウッドチップコースで強めに追われ、僚馬のラハイナルナに先着と好気配だ。「ディープ産駒らしいバネがあるし、抜群にいいね。気性も前向きだし、初戦から楽しみ」と佐藤調教助手。10月20日、東京の芝1400mを柴田大知騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/10/16(Wed) 16:05コメント(0) ]
2013/10/08(Tue)
栗東】
◆エイシンアロンジー(牡、父Sea the Stars、母Ice Mint、栗東・西園正都厩舎厩舎)

2009年凱旋門賞を制した父Sea The Starsの知名度に加えて、各POGメディアでも取り上げられていた注目馬。すでに一度栗東へ入厩し、ゲート試験にも合格しているが「成長を促すため」(西園正都調教師)ということで、一旦放牧に出されていた。
 帰厩してから、最初のCWコースでの追い切りはさほど目立つ動きではなかったが、10月2日のCW追い切りでは、道中から速いラップで駆け抜けて、6F80.0-1F12.8秒と、新馬では高水準の時計をマーク。騎乗していた田中克典調教助手は「まだ緩さはありますが、追うごとに良くなっていますね」と感触をコメント。10月13日(日)京都芝2000mのデビュー戦に向けて、態勢は整ってきた。なお、鞍上は内田博幸騎手を予定。

◆サウンズオブアース(牡、父ネオユニヴァース、母ファーストバイオリン、栗東・藤岡健一厩舎)
 半兄はブルーグラスS(米G1)を勝っているDominican。夏前に栗東へ入厩し、ゲート試験を受けてから一旦放牧に出されているが、アクシデントがあったというわけではなく、馬が良くなる秋を待つという意味合いでの小休止だった。
 10月2日にCWコースで新馬オールドバルディーとの併せ馬を行って先着。時計は6F88.0秒と少し遅かったが、追われてから沈むようなフットワークは印象的。その動きについて藤岡健一調教師は「これくらいは動ける馬。もっともっと良くなる」とまだまだ物足りない様子だが、厳しい評価は期待の裏返し。最終追い切りでは、更に良い動きを見せてくれるのではないだろうか。デビュー戦は素質馬が揃う、10月13日(日)京都芝2000mを福永祐一騎手で予定している。

◆アルテ(牡、父マツリダゴッホ、母ダイヤモンドクイン、栗東・北出成人厩舎)
 ダート中距離で2勝を挙げているダークブレイズ(父ロージズインメイ)が半兄にいるが、近親には安田記念、スプリンターズSを勝ったダイイチルビーがいる血統。母系にはスピードの裏付けもある。
 9月25日の坂路での追い切りは、新馬ファシーノと併せて先着。4F53.3-1F12.1秒と終いの脚がしっかりしており「終いは追えば11秒台が出ていた」と北出成人調教師。10月2日のCWコースでの追い切りは、逆にファシーノに遅れてしまったが、6F83.5秒と時計は遅くない。坂路での動きから、スピード能力が高いことは間違いないので、10月12日(土)京都芝1600mでのデビュー戦が楽しみ。鞍上は松田大作騎手を予定。

 なお、ファシーノは10月13日(日)京都芝2000mを幸英明騎手でデビューする予定となっている。

◆キタサンウンゲツ(牡、父ゴールドアリュール、母キタサンオウシャン、栗東・橋口弘次郎厩舎)

近親に芝中距離で3勝を挙げたキタサンチーフがいる血統だが「520キロくらいの大型馬で、体型はダート向き」と橋口弘次郎調教師。
 大型馬だが、追い切りの動きは軽快。9月25日の坂路で4F52.9秒をマークしたかと思えば、10月3日の坂路では、4F52.5秒と更に時計を縮めてきた。25日よりも手応えに余裕があったことを思えば、週を追うごとに動きが良化していると判断したい。デビュー戦は10月13日(日)京都ダート1800m、小牧太騎手で予定されている。

【美浦】
◆ウラレナ(牡、父キングカメハメハ、母ソルティビッド、美浦・国枝栄厩舎)
 牝馬3冠を含むGI5勝の輝かしい実績を残したアパパネの全弟。当初は開幕週の芝1800mを視野に入れていたが、万全を期す意味で予定を延ばした。先週の10月2日にはデビュー戦2着のダイワレジェンドと併せ、重馬場の坂路で4F52.2の自己ベストをマーク。ひと追い毎に気配が良くなっており、陣営のトーンも上がってきている。「当然、1週待って追い切りの本数を積めたことはプラスになるだろうね。全きょうだいということもあるだろうけど、筋肉質の体つきなんかはアパパネに似ている感じ。大きいわりに芝向きのイメージがあるし、この馬も走ってくると思うよ」と国枝栄調教師。10月14日、東京の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ノーステラス(牝、父ネオユニヴァース、母プライムナンバー、美浦・国枝栄厩舎)
 サクラバクシンオー産駒の半兄インテグラルヘッドは芝1200mで2勝した他、函館2歳S5着などの戦歴。豪州産の祖母はニュージーランドを主戦場に重賞3勝、GIでも2着7回の実績がある。ゲート試験では1F11秒台の加速力を見せており、どちらかというとスピードタイプの印象だ。「ネオユニヴァース産駒の牝馬で気性的にカッとなりやすいところがあるけど、普段は落ち着いている。よく言えば気持ちが前向きだし、初戦から動けるんじゃないかな」と国枝栄調教師。こちらは10月13日、東京の芝1400m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。

 国枝厩舎からはハートオブクラリス(牝、父ディープインパクト、母クライム)も同じレースを後藤浩輝騎手で予定している。

◆テスタメント(牡、父ディープインパクト、母ブラックエンブレム、美浦・小島茂之厩舎)
 ウォーエンブレム産駒の母は秋華賞の勝ち馬。本馬が初仔になる。春に入厩した当初は6月の東京でデビューするプランもあったが、骨瘤が出たことから牧場に戻され、じっくりと成長を促した。秋に再入厩してからは順調。モヤで動きを確認できなかったが、先週の10月3日にはポリトラックで追い切りを消化した。「もう少し力強さが出てくれば理想的だけど、いいバネをしている。ディープインパクト産駒らしい軽さがあるし、調教ではコントロールも利く。まだ何とも言えないところだけど、持っている能力は相当に高いと思っています」と松岡正海騎手。10月12日、東京の芝2000mを予定している。

 僚馬のカクテルハット(牝、父サクラバクシンオー、母シャルロットノアル)は翌日の10月13日、東京の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ヌーヴォレコルト(牝、父ハーツクライ、母オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
 母の半妹にオープン特別のエルフィンSを勝っており、ファンタジーS2着、チューリップ賞2着、阪神3歳牝馬S3着など活躍したゴッドインチーフがいる。先週の10月2日には大きく先行させた相手を問題にせず、楽な雰囲気で抜け出す瞬発力を発揮。ここに来て雰囲気は急上昇している。「牝馬らしい前向きさがあるし、仕上がりも早そうな感じ。この雰囲気なら初戦から動けそうだし、楽しみですね」と鈴木調教助手。10月13日、東京の芝1400m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。
[ ナリティー at 2013/10/08(Tue) 07:30コメント(0) ]
2013/10/04(Fri)
注目の新馬【4回京都】ペンタトニック

ペンタトニック
(牡2、栗東・大久保厩舎)
父:ジャングルポケット
母:ポップス
母父:サンデーサイレンス

ジャガーメイル(天皇賞・春)、オウケンブルースリ(菊花賞)、トールポピー(オークス、阪神JF)などを送り出し、大舞台での強さが光るジャングルポケットが父。この世代もサンデーサイレンス系を中心に優秀な繁殖を集めていて、大物の登場が待たれる。
母ポップス(その父サンデーサイレンス)は3勝をマーク。同馬の兄姉にはポップロック(目黒記念2回、ジャパンC2着、有馬記念2着、メルボルンC2着)、カノンコード(4勝)、ルグランヴォヤージ(4勝)、スピードリッパー(現1勝、フィリーズレビュー2着)らがいる。馬主を対象とした社台グループオーナーズの所属。募集総額は3600万円だった。ノーザンファーム早来で順調にペースアップ。6月8日、栗東に移動した。27日に2回目のチャレンジでゲート試験をパスすると、いったんNFしがらきに移動して乗り込みを進めた。8月14日に帰厩し、丹念に時計をマーク。先週のポリトラックコースではラウンドロビン(古馬500万下)をコンマ7秒追走し、堂々の併入を果たした。馬なりでもラストは11秒台と上々の反応を見せた。しっかり中身はできている。10月6日(日)、阪神の芝1800mに向かう。追い切りにも跨って好感触を得ている小牧太騎手が手綱を取る。

注目の新馬【4回京都】フェイブルネージュ

フェイブルネージュ
(牝2、栗東・加用厩舎)
父:ディープインパクト
母:ミセススノー
母父:Singspiel

稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトが父。3世代目が走り始めた昨年、圧倒的な差でリーディングのトップを奪取。史上最速のスピードでJRA500勝に到達した。類まれな柔軟性やバネを産駒に伝え、次々とG1ウイナーを送り出している。今春もダービー(キズナ)、桜花賞(アユサン)を手中に収めた。来春もクラシック戦線をリードしていくに違いない。 母はイギリス生まれのミセススノー(その父シングスピール)。ドイツで走り1勝をマークし、イタリアのG3・セルジオクマニ賞を3着した。その半妹にG2・伊オークスの2着馬、ワダートがいる。祖母の半妹が独古牝馬チャンピオンに輝いたヴァルツァーケーニギン(G1・独ダービーを制したヴィーナーヴァルツァーの母)という名牝系である。社台サラブレッドクラブにて総額3000万円で募集された。 社台ファームの直線ダートコースでもハロン15秒程度のスピードメニューを消化し、6月19日、函館競馬場に入厩。7月4日のゲート試験に合格した。いったん放牧を挟んで成長を促した後、8月21日、函館に帰厩した。9月5日には栗東に移動して本格的な追い切りをこなしてきたが、18日の芝コースでは6ハロンから追い切られ、終いが11秒台のシャープな伸び。25日の坂路では余力たっぷりに54秒1(ラスト12秒6)をマークした。初戦から動ける態勢にある。
岩田康誠騎手を配し、10月5日(土)、京都の牝馬限定・芝1600mでデビューする。非凡な瞬発力を発揮するに違いない。

注目の新馬【4回京都】シードオブハピネス

シードオブハピネス
(牝2、栗東・角田厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:ケイティーズギフト
母父:フレンチデピュティ

父はゼンノロブロイ。初年度からサンテミリオン(オークス)、トレイルブレイザー(アルゼンチン共和国杯)などを輩出し、着々と勝ち鞍を伸ばしている。サンデーサイレンスの後継ながら、パワーやスタミナにも優れた産駒が多く、大レース向きの底力に富む。豪華な繁殖を集めた世代にあたり、続々と新たなスターが誕生しそうな予感がする。 母ケイティーズギフト(その父フレンチデピュティ、1勝)の兄姉にゴーステディ(6勝)、マイケイティーズ(アドマイヤムーンの母)、トールハンマー(6勝)ら。曽祖母ケイティーズ(英3歳牝馬チャンピオン、ヒシアマゾンの母)に連なる名牝系だ。同馬の半兄に現1勝のケイティープライドがいる。G1サラブレッドクラブにラインナップ。募集総額は1800万円だった。ノーザンファーム空港でしっかり乗り込まれたうえ、6月29日、NFしがらきへ。8月3日には栗東に移動し、9日のゲート試験でスピード合格を果たす。いったん放牧を挟んで心身を整えた。9月3日の帰厩後もスムーズに調整が進む。先週のウッドコースでは6ハロンより加速し、ラストは12秒台前半の鋭い伸びを見せた。
10月5日(土)、京都の牝馬限定・芝1600mにスタンバイ。追い切りにも跨って特徴をつかんでいる池添謙一騎手で。
[ ナリティー at 2013/10/04(Fri) 07:37コメント(0) ]
2013/10/04(Fri)
●アカネイロ(牝 栗東・清水久詞 父クロフネ、母マチカネエンジイロ)
 ゴットフリート(父ローエングリン/12年朝日杯FS-GI・3着、13年共同通信杯-GIII・2着、13年京成杯オータムH-GIII・3着)の半妹で、マデイラ(現500万下)の全妹にあたる。「クロフネ×サンデーサイレンス+Mr.Prospector+La Troienne血脈」という血統構成は、フサイチリシャール(05年朝日杯フューチュリティSなど重賞3勝)やブラボーデイジー(10年エンプレス杯-Jpn2、09年福島記念-GIII)を出して成功している。クロフネ産駒は牡馬よりも牝馬のほうが芝向きの大物に育ちやすい傾向があるので、500万下の全兄マデイラ以上の活躍を期待したい。1200~1600m向きの芝馬。

●オメガヴェンデッタ(牡 栗東・安田隆行 父ゼンノロブロイ、母ビハインドザマスク)
 母ビハインドザマスクはスワンS(GII)など重賞を3勝したスピード型の名牝。父ゼンノロブロイはスカッとしたスピードに欠ける面があるので、Mr.Prospector 4×3が生じるこの配合は悪くないはず。ダートでOP入りを果たしたマスクトヒーロー(父ハーツクライ)、フィリーズレビュー(GII)6着のシュガーヴァイン(父アグネスタキオン)など、兄姉はコンスタントに走っている。「ゼンノロブロイ×ホワイトマズル」の組み合わせはサンデーサイレンスとダンシングブレーヴのニックスが生じ、過去1頭が出走(スリーロブロイ)して1000万条件で走っている。組み合わせとしては悪くない。芝向きのマイラー。

●オルドリン(牡 栗東・角居勝彦 父キングカメハメハ、母ムーンレディ)
 母ムーンレディはドイツ産馬で、芝2200m以上の重賞を4勝した名牝。ドイツ血統は、世界的に主流を形成している米英愛仏とは異質の、狭いドイツの閉鎖的な環境のなかで育まれた独特の血統。現代の血統のなかでドイツ血統の果たしている役割は大きく、日本でもマンハッタンカフェやブエナビスタなどはドイツ血統を含んでいる。母の繁殖成績は素晴らしく、King's Bestとの間にエイシンフラッシュ(10年日本ダービー-GI、12年天皇賞・秋-GI)を誕生させている。本馬の父キングカメハメハはKing's Bestと同じくKingmamboの息子なので、本馬とエイシンフラッシュは4分の3兄弟ということになる。芝中距離で楽しめそうだ。

●ジェットブラック(牡 栗東・友道康夫 父ゼンノロブロイ、母ハルーワソング)
 4分の3兄フレールジャック(父ディープインパクト)はラジオNIKKEI賞(GIII)の勝ち馬で、姪のヴィルシーナはヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬。3代母のGlorious Songは、Devil's Bag、Saint Ballado、Angelic Songなどと全きょうだいの関係にある良血で、ダノンシャンティ(10年NHKマイルC-GI)も同じファミリーに属している。基本的にサンデー系とGlorious Songの組み合わせはHaloクロスを介して優れた相性を示している。また、NureyevとBlushing Groomを併せ持つゼンノロブロイ産駒にはステラウインド(12年青葉賞-GII・3着、13年フォワ賞-仏G2・5着)がいる。芝中距離で活躍が期待できる好配合馬だ。

●ラングレー(牡 栗東・矢作芳人 父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー)
 3代母Miesqueは80年代の世界最強マイラーで、2代母Monevassiaは名種牡馬Kingmamboの全妹に当たる良血。母ラヴズオンリーミーは不出走馬だが、05年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬Rumplestiltskin(05年マルセルブサック賞-仏G1、05年モイグレアスタッドS-愛G1)の半妹で、短距離王ロードカナロアの配合(Kingmambo系×Storm Cat)をひっくり返したような興味深い配合構成となっている。本馬は「ディープインパクト×Storm Cat」なので、日本ダービー馬キズナ、桜花賞馬アユサン、青葉賞(GII)を勝ったヒラボクディープなどと同じ組み合わせ。この配合で重要なのは、残り4分の1の部分にHyperion-Alibhaiのようなブリティッシュトラッドの王道を添えることで、本馬の3代母MiesqueはHyperion 5・5×6でAlibhaiも抱えており、配合的には申し分ない。大物感あふれる中距離向きの好配合馬でデビューが待たれる。

●レッドアルゴ(牡 栗東・友道康夫 父クロフネ、母ハリウッドドリーム)
 CBC賞(GIII)を2回と阪急杯(GIII)を制したマジンプロスパー(父アドマイヤコジーン)の半弟。バブルガムフェローは父としてはイマイチだったが母の父としては悪くない。本馬と同じ「クロフネ×バブルガムフェロー」は、少ないサンプルからグリッターウイング(OP)、ファンドリカップ(準OP)、マルカリョウマ(1000万下)、グリサージュ(新馬勝ち)など上々の成績を収めている。半兄が重賞勝ち馬で、母ハリウッドドリームはサンデーサイレンスとLa Troienneを併せ持つというクロフネ産駒の成功パターンを押さえているので配合構成も良好。基本的にはダート向きかもしれないが走りが軽ければ芝でもいけるだろう。
[ ナリティー at 2013/10/04(Fri) 07:35コメント(0) ]
2013/10/04(Fri)
【栗東】
◆ペンタトニック(牡、父ジャングルポケット、母ポップス、栗東・大久保龍志厩舎厩舎)
半兄に目黒記念(2006年、2007年)を連覇したポップロックや半姉に今夏のクイーンS2着のスピードリッパーなどがいる血統。
入厩当初から「初戦からきっちり結果を出さないといけない、素質の高い馬です」と大久保龍志調教師がコメントしており、具体的なデビュー戦は決めず、追い切りの動きを見ていくという方針で調整。中間のDPでも素軽い動きを見せていたが、同師のGOサインは出ず、デビューは見送られていた。そして、9月26日のDPでの追い切り。3頭併せ、最後方から、直線は内という進路だったが、手応えは楽。追い切り直後の師は「これで大丈夫」と納得の表情だった。「思っていた通りの動きになってきましたね。これなら初戦から動けると思います」ということで、デヒュー戦が10月6日(日)京都芝1800mに決定。なお、鞍上は小牧太騎手を予定している。

◆ヴォルシェーブ(牡、父ネオユニヴァース、母ヴェイルオブアヴァロン、栗東・友道康夫厩舎)
芝で6勝を挙げ、G1ではNHKマイルC3着などの実績があるリルダヴァルの半弟。すでに函館競馬場でゲート試験に合格。この京都開催まで待機する形で調整を進めて、9月に入り、栗東へ入厩した。
友道康夫調教師が「まだ緩さがある」と話すように、追い切りでの動きはさほど目立っていなかった。ところが、内田博幸騎手(レースでも騎乗予定)が跨った、9月25日のCWでは、古馬アドマイヤイバマを追走して、きっちり先着。時計は6F84.3-1F13.3秒と地味だが、動きには迫力があった。これなら、10月6日(日)京都芝1800mのデビュー戦が楽しみ。

同じく、函館競馬場でゲート試験に合格して、栗東入厩しているアドマイヤシーマは、10月5日(土)新潟芝1600m(牝)を福永祐一騎手でデビュー予定。「使おうと思えば、函館でも使えたくらい。ディープインパクト産駒らしい、素軽い動きを見せているので、初戦から楽しみ」と同師。

◆ミューラルクラウン(牝、父ホワイトマズル、母クラウンプリンセス、栗東・音無秀孝厩舎)

母は現役時代に芝で7勝を挙げており、2009年きさらぎ賞、2010年マイラーズCを勝ち、2009年日本ダービーで2着したリーチザクラウンがおじにいる血統。

母は現役時代、馬体重の維持に苦労した経験があるが「やっぱりそういうところはありますね」と音無秀孝調教師。また、「馬格や体高はありますが、体はまだまだ寂しいですね。それでも、いい背中をしていますし、素質があるのは間違いないでしょう」と同師。スピードがあるところを見せたのが、9月25日の坂路での追い切り。レースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、レッドラヴィータとの併せ馬。ほぼ同入のような形で、手応えはこちらが優勢。4F52.5-1F12.5秒と速い時計をマークしている。10月5日(土)京都芝1600m(牝)でデビューする予定。

◆ナウシカ(牝、父タニノギムレット、母タニノローゼ、栗東・宮徹厩舎)
近親に芝1200mで3勝を挙げたタニノスバルや芝中距離で3勝を挙げたナリタダイコクなどがいる血統。
本馬は9月25日に新馬タニノベルーガと坂路で併せ馬を行い、一杯に追う相手に対して、馬なりで先着。4F52.7秒をマーク。「気がいいし、追い切りの動きも良好。初戦向きのタイプだと思います」と宮徹調教師。追い切り本数は決して多くないが、すでに軽快な動きを見せており、十分に動ける態勢。10月5日(土)京都芝1600m(牝)を藤岡康太騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆ダイワレジェンド(牝、父キングカメハメハ、母ダイワスカーレット、美浦・国枝栄厩舎)
桜花賞や有馬記念などGIを4勝した名牝の2番仔。前開催の中山を見送り、じっくりと乗り込んできた。先週の9月25日には坂路で追われ、4F50.8(この日に登坂した2歳馬の1番時計)をマーク。28日の中山1Rで初勝利を飾ったショウナンチーヴを相手に楽な手応えで駆け上がった。「春先に比べれば体力的にはしっかりとしてきた。段々と動きも良くなってきているし、軽い馬場のほうがいいと思います」と北村宏司騎手。10月5日、東京の芝1400mを予定している。

◆トレクァルティスタ(牡、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
今週の毎日王冠に出走を予定しているコディーノの全弟。7月に函館でゲート試験を受け、9月に入ってから美浦に再入厩した。坂路を中心に乗り込みを重ね、先週の9月25日には美浦に来場した四位洋文騎手が初騎乗。本馬場(芝)で長めから追われ、ひと追い毎に良化している。まだまだ精神面の幼さはあるようだが、「このひと追いで気持ちの面がピリッとしてくれば…。おっとりとした性格だし、同じ時期のコディーノに比べれば体つきにも厚みがある。タイプは違えど、この馬も走ってくると思いますよ」と藤沢和雄調教師。10月6日、東京の芝1800mを四位洋文騎手で予定している。

◆ロジモン(牡、父フジキセキ、母モンテミウ、美浦・大竹正博厩舎)
叔母に阪神牝馬Sを制したサウンドオブハートがいる。当初は9月22日の中山でデビューする予定だったが、軽い熱発で当週の動きが今ひとつだったこともあって回避。東京の開幕週に切り替えてきた。先週の9月25日にはウッドチップコースで古馬を相手に素軽い動きを見せており、上々の雰囲気に仕上がっている。「いいスピードを持っているし、稽古どおりに抑えが利けば終いは弾けそうなイメージ。走りが柔らかいし、気性的にも初戦から動けると思います」と大竹正博調教師。10月6日、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆アインクラング(牝、父チチカステナンゴ、母カデンツァ、美浦・加藤征弘厩舎)
半兄に東スポ杯2歳S3着のインプロヴァイズがいる。まだ追い切りの本数は多くないが、牧場でも十分に乗り込んでの入厩。先週の9月26日にはウッドチップコースで強めに追われ、古馬を相手に先着した。「それなりに切れる脚を使えそう。新潟の軽い芝は合うと思います」と加藤征弘調教師。10月5日、新潟の芝1600m(牝馬)を予定している。
[ ナリティー at 2013/10/04(Fri) 07:34コメント(0) ]