2014/01/30(Thu)
ロードプライド(牡3、栗東・角居厩舎)
父:マンハッタンカフェ母:レディバラード母父:Unbridled
レッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)、ヒルノダムール(天皇賞・春)、グレープブランデー(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)など、様々なカテゴリーに一流馬を送るマンハッタンカフェの産駒。2009年にチャンピオンサイアーとなった以降も高いレベルで安定度を保ち、昨年のリーディング争いでも7位を確保している。 母レディバラード(その父アンブライドルド)は、交流重賞のクイーン賞やTCK女王盃をはじめ、7勝をマーク。同馬の半兄にはロードアリエス(3勝、京都新聞杯2着)、ダノンバラード(アメリカJCC)、(ラジオNIKKEI杯2歳S、宝塚記念2着)らがいる。ロードサラブレッドオーナーズにて総額4410万円で募集された。ケイアイファームでじっくりと体力強化が図られたうえ、11月1日、栗東に入厩した。15日のゲート試験に合格したが、両前のソエや左前脚に見られる骨瘤に配慮し、いったん吉澤ステーブルWESTへ移動して回復を待った。1月12日の帰厩後は順調にペースアップ。先週の併せ馬では伸びやかなフォームでラストまできちんと脚を伸ばし、確かな能力をうかがわせた。兄たちと同様、長くトップスピードが持続するのが持ち味である。2月1日(土)、東京の芝1800mより投票していく予定。内田博幸騎手を確保している。

ネオリアリズム(牡3、美浦・堀厩舎)
父:ネオユニヴァース母:トキオリアリティー母父:Meadowlake
同馬もネオユニヴァースが送る注目の逸材。母トキオリアリティー(その父メドウレイク)は3勝をマークした。同馬の兄姉にアイルラヴァゲイン(オーシャンS)、ウィルパワー(4勝)、そして、安田記念や阪神Cを制したリアルインパクトがいる。キャロットクラブにて総額4000万円で募集された。ノーザンファーム空港で基礎固めされ、9月14日、美浦に入厩。10月3日のゲート試験をパスすると、いったんNFしがらきへ移動し、丹念にペースアップされた。12月25日の帰厩後は予定どおりにスピードメニューを消化。当初は硬めに映ったフォームに伸びやかさが加わり、ひと追いごとに調子を上げている。リアルインパクトと同様、パワーも兼備したタイプであり、いい脚が長く持続しそうなイメージを受ける。 多くの希望馬が予想され、除外の可能性もあるが、2月1日(土)、東京の芝1800mより投票していく。戸崎圭太騎手に依頼している。

スワーヴカイザー(牡3、栗東・庄野厩舎)
父:ネオユニヴァース母:エポカブラヴァ母父:Point Given
父はネオユニヴァース。ファーストクロップよりアンライバルド(皐月賞)、ロジユニヴァース(ダービー)が登場したのに続き、ヴィクトワールピサ(ドバイワールドカップ、有馬記念、皐月賞)が世界へもその名を轟かせた。この世代でもオメガハートロック(フェアリーS)がタイトルを奪取。クラシック戦線でも目が離せない。 母エポカブラヴァ(その父ポイントギヴン)は未勝利だが、祖母オーシラがG3・ギャロレットHをはじめ、アメリカで9勝した強豪。母の半姉にG1・パーソナルエンスンHやG3・ベドーロージズBCHを制したパッシングショットがいる。現1勝のエアカリナンは同馬の半姉。セレクトセール(当歳)にて3000万円で落札された。ノーザンファーム空港で基礎固めされ、10月3日、栗東に入厩。17日のゲート試験をパスすると、丹念にタイムをマークする。いったんはデビュー直前まで進んだものの、熱発してしまったため、NFしがきに移動して態勢を整え直した。1か月ほどで体調は安定。1月9日の帰厩後は長めから追い切りを重ね、順当に反応がアップしてきた。500キロ超の大型ながら、中身はしっかりできている。
いよいよ2月2日(日)、京都の芝2000mに臨む。浜中俊騎手が手綱を取る。
[ ナリティー at 2014/01/30(Thu) 11:59コメント(0) ]
2014/01/30(Thu)
●エイシンヒカリ(牡 栗東・坂口正則 父ディープインパクト、母キャタリナ)
 エーシンピーシー(父Fusaichi Pegasus/07年スプリングS-GII・3着)、エーシンクールディ(父Distorted Humor/11年根岸S-GIII・4着)、エーシンシャラク(父タイキシャトル/準OP)の半弟。本馬を産んだとき母はすでに17歳だったが、「ディープインパクト×Storm Cat」という旬のニックス配合で、母方の奥に重厚なKey to the Mintが入るのは好感が持てる。「ディープ×Storm Cat」で重要なのは、残りの部分にHyperion-Alibhaiのようなブリティッシュトラッドの王道を添えること。たとえばキズナの場合、3代母FijiにHyperion≒All Moonshine 3×3という4分の3同血クロスがある。アユサンは4代母の父がYour Host。この馬はAlibhaiの息子で、Hyperionの父Gainsboroughを3×4で持っている。こうした血が入ることで大レース向きの底力を獲得するのだろう。Key to the Mintは底力の塊ともいえる重厚な血で、その父の母Flower Bowlはアユサンに入るYour Hostと4分の3同血。配合的には申し分ない。芝向きの中距離タイプだろう。

●グランドデイム(牝 栗東・角居勝彦 父ディープスカイ、母ミスアドーラブル)
 半姉サマリーズ(父ハードスパン)は全日本2歳優駿(GI)の勝ち馬。母ミスアドーラブルはMr.Prospectorのラストクロップで、旺盛な競走意欲と先行脚質を伝えるSeattle SlewとMr.Prospectorの組み合わせのほか、Raise a Native 2×4というスピード型のクロスを持っている。スピードに秀でた気のいい先行タイプ、といったイメージだ。父ディープスカイはやや鈍重な面が見られ、母方から積極的にスピードを補給したいタイプなので、ミスアドーラブルのような繁殖牝馬は合うだろう。「Mr.Prospector×Housebuster」という血統の母はパワーを帯びているので、7:3でダートのほうが合うかもしれない。

●グリーナウェイ(牡 美浦・国枝栄 父フジキセキ、母グリーリーランド)
 半兄にグリッドマトリクス(父シンボリクリスエス/1000万)、4分の3兄にウインスラッガー(父ダイワメジャー/1000万)がいる。母グリーリーランドは芝短距離でOPクラスまで出世したスピード馬。母の父Mr.Greeleyは仕上がり早のスピード血統で、Gone Westを経てMr.Prospectorにさかのぼる系統。フジキセキとGone West、またフジキセキとMr.Prospectorは基本的に相性良好。「フジキセキ×Mr.Greeley」の組み合わせからは、兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)4着のエイシンキンチェム、その全妹でファンタジーS(GIII)4着のエイシンオルドスが出ている。いかにも仕上がりの早いスピードタイプで、出てくれば初戦から狙える。芝1200~1400mあたりがベストだろう。

●サトノセレリティ(牡 美浦・国枝栄 父ディープスカイ、母ディアウィンク)
 半兄ナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)は宝塚記念(GI)など3つの重賞を制覇したほか、凱旋門賞(仏G1)2着という快挙を成し遂げた。半姉ディアアレトゥーサ(父トーセンダンス)は紫苑S(OP)の勝ち馬。母ディアウィンクは抜群の能力を秘めた繁殖牝馬だ。サンデー系を付けて誕生した上記2頭がいずれも走っているので、ディープスカイ(その父アグネスタキオン、その父サンデーサイレンス)を父に持つ本馬にも期待できる。ディープスカイ産駒は現在のところ6頭が勝ち上がり、そのうち半数の3頭がDanzigのクロスを持っている。本馬はDanzig 4×4なので成功パターンに当てはまる。芝中距離がベストで、道悪は鬼。

●ジュエルプラネット(牡 美浦・藤沢和雄 父ディープインパクト、母ダイヤモンドディーバ)
 2012年のセレクトセール1歳せりにおいて1億4000万円(税抜)で落札された。この日上場された242頭の1歳馬のなかで1億円以上の値がついたものは5頭。本馬はそのなかで4番目の高馬だった。母ダイヤモンドディーバはキャッシュコール招待S(米G2・芝8f)など2つの重賞を制した活躍馬。母の父Dansiliは欧州2400m路線に実績のあるスタミナ型だが、2代母Viviannaは「Indian Ridge×El Gran Senor×Auction Ring」というスピードタイプで、母にはBuckpasser 5×5というデインヒルの血を持つ馬としては好ましいクロスを持っているので、スピード不足だったりズブくてどうしようもない、といったタイプではない。芝中距離がベストで、東京でも中山でも走れるタイプ。道悪も苦にしない。

●フィラデルフィア(牝 栗東・笹田和秀 父ディープインパクト、母レディパステル)
 神戸新聞杯(GII)で2着となったロードアクレイムの全妹。母レディパステルは、オークス(GI)、中山牝馬S(GIII)、府中牝馬S(GIII)を勝った名牝で、現役を引退後、ヨーロッパで繁殖生活に入り、ロードバロック(父ロックオブジブラルタル/準OP)、ロードロックスター(父ロックオブジブラルタル/09年京都新聞杯-GII・3着)を出産。その後、日本に帰国している。「ディープインパクト×トニービン」はサトノノブレス(14年日経新春杯-GII)、グルヴェイグ(12年マーメイドS-GIII)などと同じ。コンスタントに走る配合で、とくに新馬戦の成績が抜群。直線の長いコースや外回りコースに向くので、この条件に出てきたらしっかり狙ってみたいところ。芝中距離向きだが、スタミナがあるので長丁場も苦にしない。
[ ナリティー at 2014/01/30(Thu) 11:57コメント(0) ]
2014/01/23(Thu)
サンジェナーロ(牡3、栗東・松田厩舎)
父:マンハッタンカフェ母:グレイトフィーヴァー母父:Kaldoun

レッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)、ヒルノダムール(天皇賞・春)、グレープブランデー(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)など、様々なカテゴリーに一流馬を送るマンハッタンカフェの産駒。2009年にチャンピオンサイアーとなった以降も高いレベルで安定度を保ち、昨年のリーディング争いでも7位を確保している。 母グレイトフィーヴァー(その父カルドゥン)は仏米で5勝をマーク。同馬の兄姉にラフォルジュルネ(4勝)、アーデント(現3勝、弥生賞3着)らがいる。マージ(G1・ロイヤルオーク賞)、ミュンシー(G1・サンタラリ賞、ストラタジェムの母)などが祖母の姉妹に名を連ねる一流のファミリーである。キャロットクラブの募集総額は4000万円だった。ノーザンファーム空港で基礎固めされ、9月4日、NFしがらきへ。しっかりと乗り込まれたうえ、12月13日、栗東に入厩した。27日のゲート試験に合格すると、長めからしっかり負荷をかけられた。ひと追いごとに反応が良化。予定どおりに出走態勢が整った。1月26日(日)、京都の芝1800mでデビュー。川田将雅騎手が手綱を取る。

ロザリウム(牝3、栗東・橋口厩舎)
父:キングカメハメハ母:ローズバド母父:サンデーサイレンス
昨年もディープインパクトには及ばなかったものの、2年連続してリーデングの2位をキープしたキングカメハメハが父。コンスタントに勝ち上がるうえ、豊富な成長力にも定評があり、ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世C)、歴史的な名牝のアパパネ(阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)らをはじめ、スプリント部門へはロードカナロア(スプリンターズS2回、香港スプリント2回、高松宮記念、安田記念)、ダート路線にベルシャザール(JCダート)、ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)、ハタノヴァンクール(ジャパンダートダービー、川崎記念)、タイセイレジェンド(JBCスプリント)と、様々なカテゴリーに一流馬を送り出している。橋口弘次郎厩舎で華麗に花を咲かせた「薔薇一族」より期待のニューフェイスが登場。母ローズバド(その父サンデーサイレンス)はフィリーズレビューやマーメイドSに優勝しただけでなく、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯を2着した名牝である。ローズキングダムは同馬の全兄。姉弟にローザブランカ(3勝)、ローゼンケーニッヒ(現4勝)らもいる。サンデーサラブレッドクラブにて総額5000万円で募集された。ノーザンファーム早来で入念に乗り込みを消化。当初は左トモに弱さが感じられたものの、それも解消に向かう。12月19日、栗東に入厩すると、調整は順調に進行した。坂路での15-15と並行してゲート練習に取り組み、1月10日の試験をクリア。先週のポリトラックコースでは前述のブロンシェダームと併せて遅れたが、こちらも手応えに余裕があり、反応は上々だった。中身はしっかりできている。いよいよ1月26日(日)、京都の芝1800mでベールを脱ぐ。小牧太騎手が騎乗する。

ブロンシェダーム(牝3、栗東・橋口厩舎)
父:ディープインパクト母:スリープレスナイト母父:クロフネ

稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。この世代ではミッキーアイル(シンザン記念)、ハープスター(新潟2歳S)が重賞を奪取。クラシックへも大挙して臨むこととなろう。 母スリープレスナイト(その父クロフネ、重賞3勝)はスプリンターズSで頂点を極め、JRA賞最優秀短距離馬に輝いた。繁殖としても大いに期待されたが、右トウ骨を骨折するアクシデントに見舞われ、まだ8歳の若さでこの世を去ってしまった。残された産駒は、同馬と現2歳の全弟のみとなる。祖母のホワットケイティーディド(英仏で3勝)は、ヒシアマゾン(エリザベス女王杯など重賞9勝)の半姉にあたる。愛1000ギニーを制し、英3歳牝馬チャンピオンとなった曽祖母ケイティーズに連なる名牝系。サンデーサラブレッドクラブでの募集総額は5000万円だった。 父に似たスマートなスタイル。繊細な面に配慮し、ノーザンファーム空港で丁寧にペースアップされた。栗東への移動は12月19日。坂路でのキャンターと並行してゲート練習を進め、1月10日の試験をパスする。飼い食いの細さが悩みである反面、仕上げには手間取らない個性。常にキビキビと動き、母譲りのスピードが伝わってくる。先週のポリトラックコースではヴィンテージローズ(3歳500万下)を追いかけ、鋭い伸び脚で先着を果たした。1月26日(日)、中京の芝1400mにスタンバイ。川須栄彦騎手がエスコートする。
[ ナリティー at 2014/01/23(Thu) 17:37コメント(0) ]
2014/01/23(Thu)
●ケイブラスト(牡 美浦・杉浦宏昭 父タイキシャトル、母レオソレイユ)
 半兄レオアクティブ(父アドマイヤムーン)は京成杯オータムH(GIII)で1分30秒7という芝1600mの世界レコードを打ち立てた。また、芝1400mでは1分19秒7という持ち時計を持っている。気性的に難しいところがあるので最近は成績的に振わないが、絶対能力は高い。タイキシャトル産駒はNijinskyクロスを持つものが成功しているが、それと相似な血であるStorm Birdが入る配合もメイショウボーラー、レッドスパーダなどが出ており成功している。本馬はこのほかSadler's Wellsが入り、Thatch=Special 4×5も生じる。この配合パターンはダート適性を高める働きがあるので、本馬は芝・ダート兼用のマイラーだろう。

●ゴールデンフェザー(牝 美浦・二ノ宮敬宇 父キングカメハメハ、母レディベローナ)
 フェアリーS(GIII)2着のマイネエポナ、その全兄で1000万条件で走ったルシャンベルタンの全妹。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス+ハッピートレイルズ」といえばコディーノ(12年東京スポーツ杯2歳S-GIII、12年朝日杯FS-GI・2着、13年皐月賞-GI・3着)と同じ。本馬とコディーノは8分の7同血の関係にある。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」の配合にはいくつかコツがある。そのひとつはHyperionが濃いめであること。本馬の3代母ハッピートレイルズは5代以内にHyperionとSon-in-Lawから成る血を3本抱えており(Forli、Abernant、Aureole)、このファミリーの底力を下支えすると同時に、キングカメハメハと相性のいい配合パターンを構成している。芝向きのマイラーで、姉は道悪の鬼だったので時計の掛かる馬場コンディションでは特に強いはず。

●プロミシングアイズ(牡 栗東・矢作芳人 父スペシャルウィーク、母サーガノヴェル)
 母サーガノヴェルはフェアリーS(GIII)とクリスタルC(GIII)を制した早熟のスピード馬。繁殖牝馬としては4頭の産駒を競馬場に送り込んでいるが、初子のアスフォデル(父サクラバクシンオー)は地方未勝利馬、2番子レジスタンス(父クロフネ)と3番子エンドレスノヴェル(父ダンスインザダーク)は中央未勝利馬、4番子イキ(父アグネスタキオン)は1勝馬と、期待ほどの成績を挙げているわけではない。母方の近い世代にDanzigとAlydarを併せ持つスペシャルウィークにはケイコアデージョ(05年新潟2歳S-GIII・5着)がいる。仮に芝でダメならダートでもやれそうな配合なので期待したい。

●メイショウネブタ(牡 栗東・中村均 父マツリダゴッホ、母エーピーサルート)
 父マツリダゴッホは有馬記念(GI)など6つの重賞を制した名馬で、現3歳の初年度産駒からウインスプラッシュ(ききょうS-OP)、ウインマーレライ(アスター賞-500万下)、マイネルギャルソン(中京2歳S-OP・3着)など6頭の勝ち馬を送り出している。上記の3頭はいずれも母の父がMr.Prospector系だった。本馬の母エーピーサルートはMr.Prospector 4×3なので配合構成は悪くない。半兄アドマイヤネアルコ(父リンカーン)は3勝馬。兄の父リンカーンよりもマツリダゴッホのほうがスピード値は高く仕上がりも早いので楽しめそうだ。芝向きの中距離タイプだろう。

●メイショウロッソ(牝 栗東・松永昌博 父ダイワメジャー、母ブーケドレーヌ)
 ファンタジーS(GIII)5着のニコールバローズ(父ゼンノロブロイ)の4分の3妹で、叔父にピースキーパー(11年アンタレスS-GIII・5着)がいる。「ダイワメジャー×フレンチデピュティ」はガイヤースヴェルト(13年毎日杯-GIII・2着、13年NHKマイルC-GI・5着)、サンブルエミューズ(13年フェアリーS-GIII・3着、13年桜花賞-GI・6着)などが出ている。この2頭の共通点は母方にNever Bendを持っていること。本馬は2代母プリンセスシラオキがNever Bend 3×4なので成功パターンどおりの配合だ。芝向きのマイラーだろう。
[ ナリティー at 2014/01/23(Thu) 17:35コメント(0) ]
2014/01/16(Thu)
レッドレイチェル(牝3、栗東・安田隆厩舎)
父:Medaglia d’Oro
母:クーデンビーチ
母父:Peintre Celebre

トラヴァーズSなどG1を3勝し、ドバイワールドCやBCクラシック、ベルモントSでも2着したメダグリアドーロの産駒。レイチェルアレクサンドラ(ケンタッキーオークス、プリークネスステークスなど)をはじめ、続々と大物を輩出している。 母クーデンビーチ(その父パントレセレブル)は英1勝。同馬の半兄にG2・ジムクラックSの優勝馬であり、G1・愛ナショナルSでも2着したシャウィールがいる。曽祖母オプティミスティックラス(G2・ナッソーS、G3・ムシドラS、G1・コロネーションCに勝ったゴールデンオピニオンの母)に連なる優秀なファミリーである。東京サラブレッドクラブの所属。募集総額は1400万円だった。 社台ファームでの育成過程で、左ヒザを剥離骨折するアクシデントがあったものの、8月後半にはキャンターを再開。順調にペースアップされた。11月9日にはグリーンウッド・トレーニングへ移動。12月9日、栗東に入厩した。素直な性格を生かし、18日のゲート試験をクリア。控えめな追い切りに終始してきたとはいえ、キビキビした動きが目立つ。着々と体力が強化され、終いの伸びにも磨きがかかってきた。1月18日(土)、京都の牝馬限定・ダート1400mでデビュー。浜中俊騎手が手綱を取る。

ラジオデイズ(牡3、美浦・古賀慎厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:シーキングマイラブ
母父:Seeking the Gold

レッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)、ヒルノダムール(天皇賞・春)、グレープブランデー(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)など、様々なカテゴリーに一流馬を送り、2009年のチャンピオンサイアーに輝いたマンハッタンカフェの産駒。信頼度は衰えず、昨年のリーディング争いでも7位を確保している。 母シーキングマイラブ(その父シーキングザゴールド)は3勝を挙げた。祖母がG1・ヴェルメイユ賞など仏4勝のクイーンモード。母の半弟にキングアーサー(5勝)、ハイソサエティー(4勝)らがいる。現2勝のブリスアウトは同馬の半兄。社台サラブレッドクラブに総額3600万円でラインナップされた。 社台ファームで順調に乗り込まれ、9月30日、山元トレセンヘ移動。スピードメニューをこなした後、11月29日、美浦に入厩した。2度目のチャレンジで12月6日のゲート試験をクリア。ペースアップされても体力に余裕があり、気持ちも前向き。若駒離れしたしっかりしたフットワークを繰り出している。仕上がりは万全だ。 開幕週に除外され、優先出走権を確保。1月19日(日)、芝1600mに臨む。フランシス・ベリー騎手に依頼している。

ロワジャルダン(牡3、美浦・戸田厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アグネスショコラ
母父:サンデーサイレンス

昨年もディープインパクトには及ばなかったものの、2年連続してリーデングの2位をキープしたキングカメハメハが父。コンスタントに勝ち上がるうえ、豊富な成長力にも定評があり、ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世C)、歴史的な名牝のアパパネ(阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)らをはじめ、スプリント部門へはロードカナロア(スプリンターズS2回、香港スプリント2回、高松宮記念、安田記念)、ダート路線にベルシャザール(JCダート)、ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)、ハタノヴァンクール(ジャパンダートダービー、川崎記念)、タイセイレジェンド(JBCスプリント)と、様々なカテゴリーに一流馬を送り出している。 母アグネスショコラ(その父サンデーサイレンス)は2勝をマーク。祖母が名牝のスキーパラダイス(G1・ムーランドロンシャン賞など仏5勝、京王杯SC)であり、母の半妹にエアトゥーレ(阪神牝馬Sなど6勝、キャプテントゥーレ、アルティマトゥーレの母)がいる。フレンチクルーラー(2勝)、ゴールデンチケット(兵庫チャンピオンシップなど3勝、毎日杯2着、JCダート3着、ジャパンダートダービー3着)は同馬の半兄にあたる。社台サラブレッドクラブにて総額5000万円で募集された。 社台ファームでトレーニングを積んだうえ、9月23日には山元トレセンへ移ってブラッシュアップ。11月2日、美浦に入厩した。8日のゲート試験をパスすると、同ステーブルらしく時間をかけ、入念に仕上げられた。当初は目立たなかった反応も順当に良化。ダート向きのパワーやスタミナも兼ね備えている。 先週は除外。1月18日(土)、中山のダート1800mに向かう。鞍上は蛯名正義騎手。
[ ナリティー at 2014/01/16(Thu) 05:38コメント(0) ]
2014/01/16(Thu)
●エイシンフランキー(牡 栗東・西園正都 父クロフネ、母マサコチャン)
 全姉ベストクルーズはファンタジーS(GIII)2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)3着などの成績がある。同牝系で同じ父を持つ馬にはホエールキャプチャ(12年ヴィクトリアマイル-GIを含めて重賞4勝)、シゲルスダチ(12年北九州記念-GIII・2着)などがいる。「クロフネ・サンデーサイレンス・チヨダマサコ」を組み合わせるとBlue Moon=Blue Grotto≒Banish Fearというクロスが生じる。これがニックスの核心だろう。配合的な裏付けがあるので姉同様の活躍が期待できる。芝向きのマイラーで仕上がりは早い。

●キネオソレイユ(牝 栗東・清水久詞 父ネオユニヴァース、母バイザキャット)
 4分の3姉アユサンは桜花賞の勝ち馬。セレクトセールで落札されたのは11年夏で、アユサンはまだデビューしていなかったため1250万円(税抜)という安さだった。母バイザキャットは「Storm Cat×Affirmed」という組み合わせで、これはゴスホークケンの父Bernstein、ショウナンマイティの母ラグジャリーと同じ。“サンデーサイレンス、Storm Cat、Affirmed”のトライアングルを持つ馬は意外なほど走っており、アユサンとショウナンマイティのほか、アルキメデス、エンリル、アストロロジーなどがいる。姉と同じく芝向きのマイラーだろう。

●ゴルゴネイオン(牡 栗東・安田隆行 父フジキセキ、母デビルズコーナー)
 母の父Songandaprayerは現役時代にファウンテンオブユースS(米G1・ダ8.5f)を勝ち、種牡馬としては仕上がり早のスピードタイプを量産して成功している。日本ではサープラスシンガー(07年函館スプリントC-GIII・2着)が代表産駒。本馬はその影響を受けているので、ファイングレイン、キンシャサノキセキ、アルティマトゥーレのような芝向きのスプリンターになりそうだ。ミルレーサー≒Gana Facil 2×5という組み合わせのクロスは実績があり、UnbridledとDevil's Bagを併せ持つフジキセキ産駒は、ロードクルセイダー、キンシノキセキと外れなく走っている。スピードがあり確実性が高いのでPOG向きだ。

●ステイバンク(牝 美浦・柴田政人 父ステイゴールド、母ヒカルラフィーネ)
 「ステイゴールド×メジロマックイーン」の組み合わせはJRAでわずか8頭しか出走していないものの、周知のとおりオルフェーヴル、ドリームジャーニー、ゴールドシップ、フェイトフルウォーなどの大物が続出している。本馬は、現3歳世代でこのニックスを持つわずか2頭のうちの1頭。これまで「ステゴ×マック」で重賞を勝った4頭はいずれも牡馬で、本馬は牝馬ではあるが、前記の4頭と同じくNorthern Dancerクロスを持っている。母ヒカルラフィーネは現役時代、スピードに弱点があり、重い馬場を得意とするフラガラッハのイトコでもある。こうした鈍重な部分が表に出なければ楽しめそうだ。芝向きの中長距離タイプ。

●ビーイノベイティブ(牡 栗東・藤原英昭 父クロフネ、母ビーポジティブ)
 トリップ(12年ジャパンダートダービー-Jpn1・2着、12年弥生賞-GII・2着)の全弟にあたる。母ビーポジティブはトゥザヴィクトリー(01年エリザベス女王杯-GIなど重賞4勝)、サイレントディール(03年武蔵野S-GIII、07年佐賀記念-Jpn3)の全きょうだいにあたる良血で、現役時代にクイーン賞(GIII)を勝った。父がクロフネで、母がトゥザヴィクトリーとサイレントディールの全きょうだい、という配合はバトードール(10年ユニコーンS-GIII・2着)と同じ。高確率で走ってくるであろう良血馬だ。

●ボラーレ(牡 栗東・角居勝彦 父Sea the Stars、母ウオッカ)
 日本ダービー(GI)、ジャパンC(GI)、天皇賞・秋(GI)など7つのG1を制した女傑ウオッカの待望の初子。引退後はアイルランドへ渡り、三度目の交配でやっと受胎するなど苦労も多かったが、生まれた子はすくすくと成長し、現在の馬体重は600kgを超えているという話もある。父Sea the Starsは大種牡馬Galileoの半弟で、現役時代に凱旋門賞、英ダービー、英2000ギニーなど6つのG1を制した名馬。種牡馬としても大きな期待を掛けられているが、現3歳の初年度産駒は全欧ファーストシーズンサイアーランキングで11位と出遅れている。アイルランドのC.L.ウェルドパークS(愛G3・芝7f)を勝ったMy Titaniaや、日本でもエイシンアロンジーが新馬戦で強い勝ち方をしており、3歳シーズンではもう少し巻き返してくるのではないかと思う。母ウオッカはNorthern DancerもMr.Prospectorも持たないだけに、双方を抱えたSea the Starsは悪くない。ただ、欧州では華々しい成功を収める父の半兄Galileoも日本においてはほとんど実績がなく、Danzigの流れをくむCape Crossの系統も同様だ。要するに父Sea the Starsは日本向きの素軽さという点で懸念がある。このあたりを母ウオッカのスピードでカバーできれば大物に育っても不思議はない。馬体が大きくパワフルなのでダートは得意だろう。
[ ナリティー at 2014/01/16(Thu) 05:35コメント(0) ]
2014/01/09(Thu)
注目の新馬【1回中山】キープシャイニング

キープシャイニング
(牡3、美浦・高木厩舎)
父:キングカメハメハ
母:フェイドレス
母父:バブルガムフェロー

「まだ成長段階だけに、慎重にペースアップしましたが、ずいぶん張りを増し、ぴりっとした雰囲気になりましたよ。馬力があって追わせるタイプ。普段はおっとりしていても、いざとなれば一所懸命に走るのが心強い」高木登調教師がこう期待を寄せるのはキープシャイニングのこと。同馬もキングカメハメハが送る注目株である。 母フェイドレス(その父バブルガムフェロー)はダートで2勝をマーク。同馬の姉兄にフェイドレスシーン(3勝)、サンクフルルック(1勝)がいる。阪神4歳牝馬特別や京成杯3歳Sを制した曽祖母シャダイダンサーに連なるファミリーだ。サンデーサラブレッドクラブに総額2800万円でラインナップされた。ノーザンファーム空港でしっかり乗り込まれたうえ、11月15日に美浦へ。27日のゲート試験に合格すると、ひと追いごとに進歩を示す。先週の坂路では2本目に53秒9、ラスト12秒4(馬なり)をマーク。一杯に追われたパートナーのマイネルイルミナル(古馬500万下)と併入したが、余力はたっぷり感じられた。1月12日(日)、中山のダート1800mでデビューを迎える。鞍上は大野拓弥騎手。

イルーシヴキャット
(牝3、栗東・松元厩舎)
父:キングカメハメハ
母:レッドキャット
母父:Storm Cat

昨年もディープインパクトには及ばなかったものの、2年連続してリーデングの2位をキープしたキングカメハメハが父。コンスタントに勝ち上がるうえ、豊富な成長力にも定評があり、ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世C)、歴史的な名牝のアパパネ(阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)らをはじめ、スプリント部門へはロードカナロア(スプリンターズS2回、香港スプリント2回、高松宮記念、安田記念)、ダート路線にベルシャザール(JCダート)、ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)、ハタノヴァンクール(ジャパンダートダービー、川崎記念)、タイセイレジェンド(JBCスプリント)と、様々なカテゴリーに一流馬を送り出している。 母レッドキャット(その父ストームキャット)はアメリカで5勝をマーク。レイディブレッシングトン(G2・オールアロングS、G3・ミネルヴ賞)など、多数の強豪を輩出しているファミリーだ。同馬の兄姉にヘイアンルモンド(3勝)、ダイレクトキャッチ(1勝、共同通信杯2着、中日新聞杯2着)、ボンバルリーナ(2勝)、ステラロッサ(5勝)らがいる。社台サラブレッドクラブの所属。募集総額は3000万円だった。 追分ファームリリーバレーでしっかりとトレーニングを積み、11月6日に栗東トレセンへ。22日のゲート試験に合格した。順調にペースアップ。馬なりでもキビキビ動け、無理なく出走態勢が整った。1月11日(土)、京都の牝馬限定・芝1600mにスタンバイ。C.ルメール騎手に依頼している。



ポーリュシカポーレ
(牝3、栗東・笹田厩舎)
父:ダイワメジャー
母:モスコーバーニング
母父:Moscow Ballet

ファーストクロップよりG1ウイナーのカレンブラックヒル(NHKマイルC)を送り出したダイワメジャーが父。4歳にはコパノリチャード(スワンS、アーリントンC)、この世代もマーブルカテドラル(アルテミスS)らがいて、続々と勝ち星を積み重ねている。サンデーサイレンスの後継ながら、2年連続してJRA賞・最優秀短距離馬に選出されたスピード色が強い遺伝子。しかも、豊富な成長力も見込める。 母モスコーバーニング(その父モスコーバレエ)は、芝11ハロンのG2、シープスヘッドベイHをはじめ、アメリカで11勝を挙げた。4代母が米3歳牝馬チャンピオンのオフィスクイーン(米16勝)。馬主を対象とした社台グルーオーナーズにて総額2000万円で募集された。 社台ファームでの基礎固めを経て、7月には山元トレセンへ。9月7日、栗東に入厩した。20日のゲート試験をパスしたものの、馬房内で口角に切り傷を負うアクシデントがあり、いったんグリーンウッド・トレーニングに移動する。患部は短期間で回復し、現地でも順調な乗り込みを消化。12月5日の帰厩後は予定どおりにペースアップされた。先週の坂路では53秒6、持ったままでラストが12秒7。コンマ8秒も先行していたミヤビジャスパー(3歳500万下)にあっさり先着した。非凡な瞬発力の持ち主である。1月11日(土)、京都の牝馬限定・芝1600mにスタンバイ。松山弘平騎手に依頼している。
[ ナリティー at 2014/01/09(Thu) 11:43コメント(0) ]
2014/01/09(Thu)
●ウエスタンゼウス(牡 美浦・大竹正博 父Pulpit、母Boom Town Girl)
 母Boom Town Girlはモンマスオークス(米G2・ダ8.5f)2着馬。父PulpitはTale of the Catの従兄弟、ヨハネスブルグの近親にあたる良血で、種牡馬としても多くの活躍馬を送り出して成功を収めた。日本ではピットファイター(04年武蔵野S-GIIIなど重賞3勝)やパイロ(本邦輸入種牡馬)の父として知られている。Pulpitの父A.P.Indyは現在アメリカで最も勢いのある父系のひとつ。Mr.Prospectorとの相性の良さには定評があるが、このところFappiano(父Mr.Prospector)と組み合わせたケースの成功が目に付く。アメリカで注目を集める若手種牡馬Tapit、Bernardini、名牝Royal Deltaなどなど。本馬はこのパターンにあてはまる。母がこれまでに産んだ最も優れた産駒はやはりA.P.Indy系だった。ダート向きの中距離タイプ。

●エアカページ(牡 栗東・笹田和秀 父キングカメハメハ、母エアメサイア)
 秋華賞(GI)とローズS(GII)を勝ったエアメサイアの息子。伯父にエアシェイディ(08年アメリカJCC-GII)がいる。2代母エアデジャヴーはクイーンC(GIII)を勝ってオークス(GI)でも2着となった活躍馬。その全弟には二冠馬エアシャカール(00年皐月賞-GI、00年菊花賞-GI)がいる。このような絢爛たるファミリーの出身で、半姉エアワンピース(父ロックオブジブラルタル)は500万下から3連勝で準OP入りを果たし、「いずれ重賞でも」と期待を抱かせたものの、残念ながら引退してしまった。本馬はキングカメハメハの息子。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス×ノーザンテースト」の組み合わせは、ソリタリーキング、アドマイヤロイヤル、コンノートなどダート馬が出やすい傾向がある。ただ、この馬が属するアイドリームドアドリームのファミリーからはダート馬がほとんど出たことがないので、芝も問題ないだろう。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●クレイジージョー(牡 栗東・藤岡健一 父ブライアンズタイム、母ラヴリージョー)
 母ラブリージョウは繁殖牝馬として優秀で、これまで競走年齢に達した3頭の息子のうち、ワンモアジョーとハコダテナイトがいずれも準OPまで出世している。それぞれの父は決して種牡馬として成功しているとはいえないツルマルボーイとアルカセットなので、ブライアンズタイムに父が替わった本馬は大いに期待できる。「ブライアンズタイム×フレンチデピュティ」という組み合わせはパワーが前面に出ているのでダート向きだろう。母方の奥には76年の東京大賞典(ダ3000m)を3分08秒6という驚異の大レコードで圧勝したファインポートの名も見える。ダート中距離で非凡な能力を発揮しそうだ。

●サクラアンプルール(牡 美浦・尾関知人 父キングカメハメハ、母サクラメガ)
 半兄サクラメガワンダー(父グラスワンダー)は、金鯱賞(GII)、鳴尾記念(GIII)[2回]、ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)の勝ち馬。母サクラメガは、GIを勝ったサクラチトセオー、サクラキャンドルの半妹にあたる良血。サクラメガの半姉の子にはフラワーC(GIII)を勝ったサクラプレジールがいる。勢いのある一族だ。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス×ノーザンテースト」はダート向きに出やすい配合だが、本馬は7:3の確率で芝向きだろう。どちらかといえば小回りコースに強そうなタイプ。

●ビジュートウショウ(牝 栗東・今野貞一 父ディープスカイ、母スイープトウショウ)
 母スイープトウショウは宝塚記念(GI)、エリザベス女王杯(GI)、秋華賞(GI)など6つの重賞を制した女傑で、その2番子が本馬。初子のジュエルトウショウ(父アグネスタキオン)はデビュー前に大怪我を負ったせいもあったのか、4戦未勝利といいところなく引退した。本馬の父はダービー馬ディープスカイ(父アグネスタキオン)なのでその4分の3妹となる。ダンシングブレーヴとアグネスタキオンのニックスからはリトルアマポーラ(08年エリザベス女王杯-GI)、リディル(11年スワンS-GII)、レッドクラウディア(12年クイーン賞-Jpn2)などが出ており成功している。父の産駒は期待ほど走ってはいないが、重厚なところが見受けられるので、ハマれば一発おもしろいところがありそうだ。芝向きの中距離タイプ。

●モクレン(牝 栗東・藤原英昭 父Galileo、母Mauralakana)
 2012年のタタソールズオクトーバーイヤリングセールにおいて34万ギニー(当時の邦貨で約4100万円)で落札された。母MauralakanaはビヴァリーD.S(米G1・芝9.5f)をはじめ米仏で6つの重賞を制した名牝で、その父Muhtathirはジャックルマロワ賞(仏G1)を勝ったマイラー。この母にヨーロッパナンバーワン種牡馬Galileoを交配して誕生したのが本馬。母はアメリカの芝に適応したものの、血統を見ると素軽いタイプとはいえず、これに重厚なGalileoを掛けた配合なので、素軽さという点で一抹の不安がある。ただ、底力は抜群なので、軽いスピードが備わっているようならビッグレースでも期待できる。芝向きの中長距離タイプで、やや時計の掛かる芝が合うだろう。ダートもこなす。
[ ナリティー at 2014/01/09(Thu) 11:41コメント(0) ]
2014/01/02(Thu)
●ウイニングチャンス(牝 栗東・梅田智之 父ダイワメジャー、母テンザンデザート)
 母テンザンデザートはGreen Desertを父に持つ持込馬で、ファンタジーS(GIII)2着、フィリーズレビュー(GII)3着などの成績を持つ。母としては期待ほどの成績ではなく、これまでにJRAで走った6頭中、勝ち上がったのは2頭で、いずれも1勝馬で終わった。しかし、本馬はメジャーアスリート(11年全日本2歳優駿-Jpn1・2着)の4分の3同血(父が同じで母同士が親子)なので期待できる。母の父Green Desertのなかに父と相性がいいSir Ivorが含まれるのもいい。芝・ダート兼用で1200~1400mがベスト。

●ウォーターショパン(牡 栗東・岡田稲男 父ハーツクライ、母ウォーターエナン)
 母ウォーターエナンは芝・ダート兼用のスプリンターで、3勝を挙げて1000万条件まで出世した。繁殖成績も上々で、初子のウォータールルド(父ウォーターリーグ)は13年の阪神最終週にギャラクシーS(OP・ダ1400m)を勝ち、14年は重賞路線での活躍が見込める。父ハーツクライはCapoteを抱えた繁殖牝馬と相性が良好。これまでにこのパターンの配合馬は4頭デビューし、カポーティスター(13年日経新春杯-GII)、マジェスティハーツ(13年神戸新聞杯-GII・2着)、ダイワズーム(13年中山牝馬S-GIII・5着)の3頭が重賞クラスに出世している。ニックスといっていいだろう。「ハーツクライ×ボストンハーバー」の組み合わせは前出のマジェスティハーツと同じ。芝向きの中距離タイプ。

●エイシンゴーイング(牡 栗東・松元茂樹 父ゼンノロブロイ、母チケットトゥダンス)
 半兄シビルウォー(父ウォーエンブレム)はダート巧者で、ブリーダーズGC(Jpn2)[2回]、白山大賞典(Jpn3)、マーキュリーC(Jpn3)を制している。いずれも2000m以上の重賞だったのは、母の父Sadler's Wellsの豊かなスタミナを受けているからだろう。本馬の父ゼンノロブロイはSadler's Wellsと相性が良く、2代母の父Rivermanとはニックスといえる関係にある。母チケットトゥダンスがこれまでに産んだ5頭は、1頭として芝向きに出たことがないので本馬もパワー型に出るだろう。ダート1800~2000mがベスト。

●スヴァラッシー(牝 栗東・矢作芳人 父ディープインパクト、母ベユーズラッシー)
 母ベユーズラッシーは現役時代、アメリカでチャーチルディスタフマイルS(米G3・芝8f)など3つの重賞を制した。母の父Outflankerは現役時代に10戦して未勝利に終わったものの、メリーランド州で種牡馬になると意外な成功を収めた。超大物は出していないものの、コンスタントに活躍馬を送り続けた。Outflankerは「Danzig×Alydar」という組み合わせで、これはジェンティルドンナの母の父Bertolini」と同じ。ジェンティルドンナはディープインパクト産駒なので、本馬とジェンティルドンナの配合構成はよく似ている。芝中距離で堅実に走ってきそうだ。

●スターアクトレス(牝 栗東・千田輝彦 父フレンチデピュティ、母マザーリーフ)
 半兄ダンスディレクター(父アルデバラン2)は現在2戦1勝(2着1回)と好成績。母マザーリーフの「サンデーサイレンス×トニービン」という組み合わせは、ハーツクライ(05年有馬記念-GI)、アドマイヤベガ(99年日本ダービー-GI)、アドマヤグルーヴ(03、04年エリザベス女王杯-GI)と3頭のGI馬を誕生させている。2代母スカラシップはフラワーC(GIII)4着馬で、日本ダービー馬ウイニングチケットの全妹にあたる良血。芝向きの柔らかなスタミナタイプの母に、やや硬さのあるフレンチデピュティという組み合わせは悪くない。芝中距離タイプだろう。

●ビービージンガ(牡 栗東・藤原英昭 父ディープインパクト、母オールザチャット)
 ビービーガルダン(父チーフベアハート/09年阪急杯-GIII。09年キーンランドC-GIII)の半弟。母オールザチャットはニュージーランド産のスピード血統。もともとノーザンファームが日本に輸入した馬だが、現在は平取町の坂東牧場に繋養されている。母の父の父Grosvenorはリーディングサイアーの経験こそないものの、オーストラリアとニュージーランドの双方で優れた産駒実績を挙げた。近い世代にSir Ivor、Round Table、Aureole を持っており、いかにもディープインパクトに合いそうな血統。オールザチャットがスピードタイプ、というのも好ましい。懸念材料は遅生まれ(5月29日)という点だけ。確実に走ってくるだろう。
[ ナリティー at 2014/01/02(Thu) 07:11コメント(0) ]