2014/06/24(Tue)
イッツマイン(牝2、栗東・安田厩舎)父:Medicean母:ミー2 母父:Green Desert

魅力的な血脈の持ち込み馬である。マキアヴェリアンの後継であり、英G1のロッキンジSやエクリプスSを制したメディチアンが父。ナンニナ(コロネーションS、フィリーズマイル)、ダッチアート(モルニ賞、ミドルパークS)、アルシェマーリ(ドバイデューティフリー)など、数多くのトップホースを送り出している。 母ミー2(その父グリーンデザート)はイギリスで走って未勝利だが、祖母のマイセルフは英G3・ネルグウィンSの覇者。曽祖母プッシー(英G2・クイーンメアリーSなど)に連なる筋が通ったファミリーだ。キャロットクラブの所属であり、募集総額は1800万円だった。ノーザンファーム早来の屋内坂路コースでハロン15秒程度のスピードメニューを消化したうえ、4月24日、栗東へ移動。練習に少し時間がかかったものの、5月23日、ゲート試験をパスした。不器用さも残るとはいえ、体力は豊富。素直で真面目な性格を生かし、ひと追いごとに進歩を見せる。先週の坂路では4ハロン52秒2、ラストも12秒8でまとめ、併走したビキニブロンド(古馬1600万下)に最後まで食い下がった。6月28日(土)、阪神の芝1200mにスタンバイ。福永祐一騎手が手綱を取る。

レッドソロモン(牡2、栗東・庄野厩舎)父:メイショウサムソン母:アドマイヤリッチ母父:サンデーサイレンス

クラシック2冠や春秋の天皇賞を制したメイショウサムソンの産駒。父がオペラハウス、母父ダンシングブレーヴという重厚な血が重ねられているだけに、そろそろ大物が登場して不思議はない。 母アドマイヤリッチ(その父サンデーサイレンス)は6勝をマーク。その全兄にアドマイヤレース(5勝)、妹弟にもレースウィング(5勝、グリッターウイングらの母)、トーセンアレス(6勝、地方2勝)がいる。総額1400万円で東京サラブレッドクラブの募集馬となった。ノーザンファーム空港でしっかり乗り込まれ、NFしがらきを経由して5月15日、栗東へ移動。坂路での15-15と並行してゲート練習を進め、6月4日の試験をパスした。追い切りを重ねるごとに動きも良化し、先週のウッドコースでは豪快な伸び脚を披露。この父らしく豊富なスタミナもうかがえ、長くトップスピードが持続する。6月29日(日)、阪神の芝1800mでデビュー。川須栄彦騎手に依頼している。

クラシコ(牡2、美浦・堀厩舎)父:キンシャサノキセキ母:カリズマティックゴールド母父:Charismatic

フジキセキの後継であり、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの産駒。豊富な速力を見込まれ、初年度から多数の繁殖を集めた。南半球産にもかかわらず、2歳12月に新馬を勝ち、続くオープン(ジュニアC)も連勝した一方、8歳の引退レースで過去最高の強さを示した父。仕上りが早いうえ、奥深さも見込める。折り合いの難しさからスプリントで才能が花開いたものの、NHKマイルCを3着するなど、1600mまでは守備範囲だった。 母カリズマティックゴールド(その父カリズマティック)はアメリカで走って未勝利に終わったが、その半妹にオークスを制したローブデコルテがいる。ベルライン(現2勝)やアドマイヤウイング(現1勝)は同馬の半姉にあたる。ノーザンファーム空港の坂路コースで定期的にスピードメニューを消化したうえ、5月23日、美浦に入厩。6月6日のゲート試験に合格すると、順調にタイムをマークする。まだトモに緩さが残るものの、反応は上々。先週のウッドコースではラジオNIKKEI賞に出走予定のラリングクライ(1000万下)をコンマ4秒追いかけ、馬なりで併入した。6月28日(土)、東京の芝1600mに向かう。追い切りに騎乗し、好感触を得ている戸崎圭太騎手で。
[ ナリティー at 2014/06/24(Tue) 20:58コメント(0) ]
2014/06/24(Tue)
【栗東】
◆ティルナノーグ(牡、父ディープインパクト、母バイコースタル、栗東・松永幹夫厩舎)
 半姉レディアント(父マンハッタンカフェ)は未勝利、半兄ノートゥング(父Giant's Causeway)はダート1200mで1勝と、兄姉に活躍馬が見当たらないにも関わらず、POGでは注目を集めている馬。これは大山ヒルズでの評判の高さによるものだと思われるが、栗東へ入厩してからの雰囲気も非常に良い。
 6月18日のCWでは、レースで騎乗予定の武豊騎手がファーストコンタクト。追い切りが終わって、馬場から上がってくるなり、ジョッキーは「キズナの走り方に似ていますね」と松永幹夫調教師にコメント。2013年日本ダービー優勝馬の馬名が出てきたあたりに、スケールの大きさを感じずにはいられない。評判馬が集うとされている、6月29日(日)阪神芝1800mに出走予定だが、その主役であることは間違いない。

◆トーセンバジル(牡、父ハービンジャー、母ケアレスウィスパー、栗東・藤原英昭厩舎)
 おじに2011年天皇賞(秋)を優勝したトーセンジョーダン(父ジャングルポケット)がいる母系に加えて、新種牡馬ハービンジャーということで、注目集める良血。早い時期に栗東へ入厩していたが、ゲート試験に不合格になった時点で、一旦放牧。5月23日にノーザンFしがらきから再入厩して、ゲート試験に合格した。
 6月18日のCWでは、レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って追い切り。ルペールノエルに先行して、最後は遅れる内容だったが、ラスト1Fは12.4秒で動けている。馬体の良さが目立つ1頭だけに、一度レースを経験してからの上積みが大きい印象もあるが、素質の高さでどこまでやれるか注目。デビュー戦は6月29日(日)阪神芝1800mを予定。

◆イッツマイン(牡、父Medicean、母ミー2、栗東・安田隆行厩舎)
 日本で活躍する父の代表産駒はダート1200mで2勝、ダート1400mで1勝を挙げているアルベルティ。本馬についても「ダートの短い距離に適性があると思います」と安田隆行調教師。ちなみに、2013年セレクトセール1歳にて、1300万円で落札されている。
 追い切りに関しては5月初旬から時計を出しており、本数は十分すぎるくらい消化している。その中身だが、6月18日の坂路。古馬1600万下のビキニブロンドと併せて、僅かに遅れはしたものの、4F52.2秒という時計をマークした。デビュー戦は6月28日(土)阪神ダート1200mを福永祐一騎手で予定している。

◆ホーリーランド(牡、父サクラバクシンオー、母ラシルフィード、栗東・松永幹夫厩舎)
 近親に2008年桜花賞を優勝したレジネッタ(父フレンチデピュティ)がいる血統。本馬はサクラバクシンオー産駒になるが「父の産駒らしい、スピードが長所の馬」と松永幹夫調教師。
 栗東へは入厩せず、牧場から直接函館競馬場へ入厩。函館Wでの追い切りを中心に、本数を重ねているが、追い切り時計は徐々に詰めているという感じ。同師は「牧場で十分に調教してからの入厩でしたが、まだまだ良化の余地がある状態ですね」ということなので、最終追い切りで、更に時計を詰めるような動きができれば楽しみ。6月29日(日)函館芝1200mを松田大作騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ナギット(牝、父Smart Strike、母Freedom Flag、美浦・尾関知人厩舎)
 キーンランドセプテンバーセールの出身。ノースヒルズの代表、前田幸治氏が28万ドルで落札した。先週の追い切りはウッドチップで年長馬を追走して併入。しっかりと負荷をかけ、自己最速の時計をマークしている。「少し疲れが出た時期もあったけど、気のいいタイプで仕上がりは順調。血統的にも距離には融通が利きそう。中型サイズで馬格がしっかりとしているし、初戦から楽しみにしています」と尾関調教師。6月29日、東京の芝1400mを吉田豊騎手で予定している。

◆ブライトエンブレム(牡、父ネオユニヴァース、母ブラックエンブレム、美浦・小島茂之厩舎)
 ウォーエンブレム産駒の母は秋華賞の勝ち馬。初仔の半兄テスタメントはデビュー勝ちを飾っている。それほど速い時計は出していないが、ウッドチップとポリトラックで追い切りの本数を重ねてきた。「この血統にしては大人しい。まだトモが弱くて成長の余地を残しているけど、少しずつ良くなってきています」と小島茂之調教師。6月28日、東京の芝1600mを田辺騎手で予定している。

◆ヘイジーブロンド(牝、父フレンチデピュティ、母マッチザピース、美浦・斎藤誠厩舎)
 全姉に共同通信杯3着のマッチレスバロー、叔父にマイルCSを制したトウカイポイントがいる。ゲート試験に合格してからはノーザンファーム天栄で乗り込み、6月12日に再入厩。先週の追い切りでは年長馬を追走して併入と上々の動きを見せた。「初めて追ったけど、しっかりと反応していた。軽い走りで気性も前向きだし、この動きなら初戦から楽しみです」と斎藤誠調教師。6月28日、東京の芝1600mを蛯名騎手で予定している。

◆ネミッサ(牝、父マンハッタンカフェ、母メリッサ、美浦・牧光二厩舎)
 ホワイトマズル産駒の母は北九州記念の勝ち馬。この馬が初仔になる。美浦で乗り込んでから函館競馬場に移動し、先週の追い切りは本馬場で余力十分の動きを見せた。「いいスピードがありそうだし、小柄な牝馬で仕上がり早。気のいいタイプだし、初戦から動けると思う」と牧調教師。6月29日、函館の芝1200mを木幡初広騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/06/24(Tue) 05:46コメント(0) ]
2014/06/18(Wed)
アースライズ(牝2、栗東・矢作厩舎)父:マンハッタンカフェ母:ライジングクロス母父:Cape Cross

レッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)、ヒルノダムール(天皇賞・春)、グレープブランデー(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)など、様々なカテゴリーに一流馬を送るマンハッタンカフェの産駒。2009年にチャンピオンサイアーとなった以降も高いレベルで安定度を保ち、昨年のリーディング争いでも7位を確保している。 母ライジングクロス(その父ケープクロス、英5勝)はG2・パークヒルSを制し、英オークスでも2着した一流馬。同馬の半兄にクライナーヘルツ(地方3勝)、ライザン(現1勝)がいる。矢作芳人調教師も「いずれ大物が出る」と、大きな期待を寄せている繁殖。馬主を対象とした社台グループオーナーズに総額2400万円でラインナップされた。ノーザンファーム空港での育成は順調に進行。5月10日、栗東に入厩した。22日のゲート試験に合格。仕上りは早く、ひと追いごとに進歩を示す。先週は芝コースをラスト11秒台で駆け抜け、非凡な能力を垣間見せた。6月22日(日)、東京の牝馬限定・芝1600mでデビュー。内田博幸騎手に依頼している。

マックヴァン(牡2、美浦・堀厩舎)父:キンシャサノキセキ母:ラタフィア母父:Cozzene

フジキセキの後継であり、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの産駒。豊富な速力を見込まれ、初年度から多数の繁殖を集めた。南半球産にもかかわらず、2歳12月に新馬を勝ち、続くオープン(ジュニアC)も連勝した一方、8歳の引退レースで過去最高の強さを示した父。仕上りが早いうえ、奥深さも見込める。折り合いの難しさからスプリントで才能が花開いたものの、NHKマイルCを3着するなど、1600mまでは守備範囲だった。 母ラタフィア(その父コジーン)は5勝をマーク。同馬の兄姉にラターシュ(4勝)、エクセルサス(3勝)、エピセアローム(セントウルS、小倉2歳Sなど現4勝)がいる。カポーティスター(日経新春杯)やサクラローレル(天皇賞・春、有馬記念)らを輩出しているファミリーだ。サンデーサラブレッドクラブにて総額3000万円で募集された。ノーザンファーム早来の坂路コースで定期的にスピードメニューを消化したうえ、2代に渡って堀宣行厩舎へ。5月9日、美浦に入厩し、21日のゲート試験をパスした。この時期の2歳としては体力的に余裕があり、反応も良好。順調にペースペースアップされた。先週の追い切りでは道中でかかる若さを見せたものの、普段は落ち着きを保ち、性格的にも大人びている。6月21日(土)、東京の芝1600mにスタンバイ。石橋脩騎手が手綱を取る。

アクセラレート(牡2、栗東・佐々木厩舎)父:ステイゴールド母:オリジナルスピン2 母父:Distorted Humor

ドバイシーマクラシックや香港ヴァーズを制した底力を産駒に伝え、種牡馬として大成功しているステイゴールドが父。ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯FS)、ナカヤマフェスタ(宝塚記念)、オルフェーヴル(皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念2回、宝塚記念)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念)、フェノーメノ(天皇賞・春2回)と、次々にG1ウイナーを輩出している。現3歳ではレッドリヴェールが阪神JFを制覇した。この世代からも個性的な実力派が登場するに違いない。 母オリジナルスピン2(その父ディストーティドヒューマー)は、ダート8ハロンのG3・アーリントンワシントンBCラッシーSの勝ち馬。G1のテストSを2着、BCジュベナイルフィリーズでも3着した実力馬である。同馬の兄姉にシュガーパイン(現1勝)、レヴアップスピン(1勝)がいる。キャロットクラブの所属であり、募集総額は3800万円だった。 追分ファーム・リリーバレーでしっかり乗り込まれ、5月14日に栗東へ移動した。30日のゲート試験をクリアし、坂路でのスピード調教へ。素直で乗りやすく、フットワークの伸びも上々である。1週前追い切りは併走馬に遅れたものの、終始、馬なりのまま。中身はきっちりできている。軽い芝で鋭い決め手を発揮しそうなイメージを受ける。6月22日(日)、阪神の芝1600mに向かう。追い切りにも騎乗して好感触を得ている浜中俊騎手で。
[ ナリティー at 2014/06/18(Wed) 09:41コメント(0) ]
2014/06/18(Wed)
ポルトドートウィユ(牡、父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、栗東・高野友和厩舎)
 祖母がエアグルーヴということで、POGでも人気、注目を集めている1頭。高野友和調教師は「牧場では、牝馬っぽい性格だと聞いていましたが、こちらは入厩してからは、そういった印象はなく、しっかりとしていますね」とコメント。
 中間は坂路とCWを併用して、きっちりと追い切りを消化。6月11日はCWで3頭併せの真ん中。時計は6F84.9秒と特筆するほど速くはないが、追い比べで頭ひとつ出ようとする闘争心はさすが。派手さはないが、中身の濃い調教ができているのではないだろうか。6月22日(日)阪神芝1600mを川田将雅騎手でデビューする予定。

◆ウインオベロン(牡、父カネヒキリ、母エイシンベリンダ、栗東・宮本博厩舎)
 入厩当初「コスモビューの坂路ですごく動いているので、期待は大きいですよ」と宮本博調教師が話したカネヒキリ産駒。6月4日の坂路では、ノーブルルージュと併せて遅れてしまったが、ノーブルルージュはその週末に新馬勝ち。相手が悪かったというところだろう。
 レースで騎乗する松山騎手が跨った、6月11日のCW追い切りでは、5F71.8秒だったが「動きは悪くなかった」と同師。このひと追いが効果的だったのか、6月15日の坂路では、4F53.6秒と新馬として水準以上の時計をマーク。出走態勢が整ってきた。デビュー戦は6月21日(土)阪神ダート1200mを予定。


◆アクセラレート(牡、父ステイゴールド、母オリジナルスピン2、栗東・佐々木晶三厩舎)
 先週、阪神芝1200mでオリエンタルダンスがデビューした佐々木晶三厩舎。今年は例年より、この時期のデビュー予定の頭数が多く、本馬もそのうちの1頭。ゲート試験は問題なくクリアし、坂路での追い切りも順調に重ねている。
 6月11日はレースでも騎乗が予定されている浜中俊騎手が跨って、坂路での追い切り。時計は4F55.5秒と平凡だが、併せた相手、古馬バルダザールと互角の動きを見せた。6月22日(日)阪神芝1600mでデビューする予定となっている。

◆ワンダーショット(牡、父スペシャルウィーク、母キスショット、栗東・小崎憲厩舎)
 おじに2009年共同通信杯を制したブレイクランアウト(父Smart Strike)がいる血統。本馬は4月には栗東へ入厩し、ゲート試験に合格。その後はデビュー戦まで時間があるということで、調整のため、ノーザンFしがらきに放牧に出されていた。
 5月15日に帰厩して、それから本格的な追い切りを消化。6月8日に坂路で追い切られて、4F57.4秒をマークした後、6月12日にCWで追い切られて、6F84.9秒をマーク。エイシンバーナードを追走したため、最後は少し遅れたが、よく差を詰めたという感じ。デビュー戦は6月21日(土)東京芝1600mを予定している。

【美浦】
◆マイネルクレイモア(牡、父マツリダゴッホ、母マンバラ、美浦・尾関知人厩舎)
 6月15日に行われたマーメイドSで2着に粘り込んだコスモバルバラの半弟。坂路とウッドチップで追い切りの本数を重ね、順調な仕上がり具合を印象づけている。「血統的に繊細なところがあるけど、小柄なわりに体力は十分。ジョッキー(柴田大知騎手)も好感触をつかんでくれている。気持ちが前向きだし、初戦から動けると思います」と尾関知人調教師。6月21日、東京の芝1600mを予定している。

◆マックヴァン(牡、父キンシャサノキセキ、母ラタフィア、美浦・堀宣行厩舎)
 重賞2勝(セントウルS、小倉2歳S)と短距離路線で活躍しているエピセアロームの半弟。フジキセキ産駒の父は現2歳世代が初年度産駒、母の父がコジーンでイスラボニータに似通った配合だ。坂路とコースで丹念に乗り込まれ、先週の6月12日にはウッドチップで強めに追われて3歳馬を相手に先着を果たした。「普段のキャンターより、速いところに行くとバランスのいい走りをする。思っていた以上に丈夫そうだし、気性も素直で扱いやすいタイプ。いい雰囲気を感じさせるし、血統的にも持っている能力は高そう」と橋本調教助手。6月21日、東京の芝1600mを予定している。

◆パピーラヴ(牝、父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ、美浦・国枝栄厩舎)
 2012年のダービーを制したディープブリランテの全妹。同年のセレクトセールに上場され、1億4500万円の高値をつけた注目の良血だ。6月14日にデビュー勝ちしたホワイトエレガンスや15日のデビュー戦で2着のロジチャリスと併せるなど順調に乗り込まれ、ひと追い毎に気配が上向いている。「ディープ産駒らしい素軽い走りでバネがありそうだし、さすがは血統馬という感じ。まだまだ随所に幼いところがあるけど、力の要る坂路やウッドチップよりも軽い芝で良さを見せるタイプだと思う」と国枝栄調教師。6月22日、東京の芝1600mをクレイグ・ウィリアムズ騎手で予定している。

◆アールブリュット(牝、父Makfi、母イグジビットワン、美浦・戸田博文厩舎)
 現2歳世代が初年度産駒となる父は英2000ギニー、ジャックルマロワ賞の勝ち馬。一族には全欧2歳牡馬チャンピオンのZafonicがいる。美浦で入念に乗り込んでから函館競馬場に移動。先週の6月11日には本馬場で追われ、ラスト1F11秒台のシャープな伸びを見せた。「いい馬ですよ。素質の高さは間違いないと思うし、初戦から楽しみ」と三浦皇成騎手。6月21日、函館の芝1200mを予定している。

◆サフィロス(牡、父キンシャサノキセキ、母ダークサファイア、美浦・手塚貴久厩舎)
 オープン特別のマーガレットSなど短距離路線で活躍しているローガンサファイア(現1000万下)の半弟。6月5日の追い切りではデビュー戦2着のデュアルメジャーに先着しており、陣営のトーンも上昇している。「そんなにテンのダッシュは速くなさそうだけど、しまいの脚が良さそうなイメージ。ジョッキー(三浦皇成騎手)も走ると言ってくれているし、いい感じに仕上がったと思う。初戦から期待しています」と手塚貴久調教師。6月22日、函館の芝1200mを予定している。
[ ナリティー at 2014/06/18(Wed) 09:34コメント(0) ]
2014/06/12(Thu)
サンフレイム(牝2、栗東・大久保厩舎)父:キンシャサノキセキ母:ササファイヤー母父:Saint Ballado

フジキセキの後継であり、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの産駒。豊富な速力を見込まれ、初年度から多数の繁殖を集めた。折り合いの難しさからスプリントで才能が花開いた父ではあるが、NHKマイルCを3着しているように、1600mまでは守備範囲だった。仕上りが早い一方、8歳の引退レースで過去最高の強さを示しただけに、奥深さも見込める。 母はアメリカ生まれのササファイヤー(その父セイントバラード、未出走)。その半姉に米G1・ヘンプステッドHなど7勝のシスターアクトがいる。同馬の半兄にプラテアード(現5勝)、マズルファイヤー(現1勝、きさらぎ賞2着)ら。スワップスSを制したハイパボーリアンも同ファミリーの出身である。キャロットクラブの所属であり、募集総額は1600万円だった。ノーザンファーム空港での基礎固めを経て、4月19日、栗東に入厩。25日のゲート試験にスピード合格すると、いったんNFしがらきに移って乗り込みを重ねる。5月17日の帰厩後も順調そのもの。スピードの乗りが早く、新馬向きの印象。まだもたれたりする若さが残っているとはいえ、伸び脚も上々である。6月14日(土)、阪神の芝1400mに向かう。追い切りにも騎乗して好感触を得ているクレイグ・ウィリアムズ騎手で。

エイシンシャーマン(牡2、栗東・坂口厩舎)父:キングカメハメハ母:セントルイスガール母父:Silver Hawk

「この時期の若駒には気を遣うことが多い。それでも、オーナーの経済的な負担をできるだけ少なくするように気を配ってきたし、勝たせようと思ったら、できるだけ早めに臨戦態勢を整え、チャンスを広げるのが得策だよ。いまは育成技術の向上も目覚しいからね」と話す坂口正則調教師。夏季の2歳戦で抜群の好成績を誇ることで知られる。いよいよ坂口厩舎の季節が到来。先週の新馬(阪神の芝1400m)でも、早速、デンコウハシャが2着に健闘した。6月14日(土)、阪神の芝1400mにはエイシンシャーマンがスタンバイ。鞍上に幸英明騎手を配し、初戦突破を狙っている。 昨年もディープインパクトには及ばなかったものの、2年連続してリーディングの2位をキープしたキングカメハメハが父。コンスタントに勝ち上がるうえ、豊富な成長力にも定評があり、ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世C)、歴史的な名牝のアパパネ(阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)をはじめ、スプリント部門へはロードカナロア(スプリンターズS2回、香港スプリント2回、高松宮記念、安田記念)、ダート路線にベルシャザール(JCダート)、ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)、ハタノヴァンクール(ジャパンダートダービー、川崎記念)、タイセイレジェンド(JBCスプリント)と、様々なカテゴリーに一流馬を送り出している。この世代からも大物の誕生が待たれる。 母セントルイスガール(その父シルヴァーホーク)も坂口師のもとで新馬勝ちを収め、小倉2歳Sを2着。同馬の兄姉にエーシンミズーリ(現6勝)、フェニックス賞に勝ったエーシンセノーテ(2勝)らがいる。 岡山の栄進牧場久世育成センターで順調に乗り込まれ、4月16日、栗東へ移動。5月14日のゲート試験をパスすると、大切に手順を踏みながらもコンスタントに時計をマークする。先週の追い切りでも併走馬に遅れたものの、いかにも軽い芝が向きそうなフットワーク。仕上りに不安はなく、いきなりエンジン全開となろう。
[ ナリティー at 2014/06/12(Thu) 05:52コメント(0) ]
2014/06/12(Thu)
【栗東】

◆ベルラップ(牡、父ハーツクライ、母ベルスリーブ、栗東・須貝尚介厩舎)
 入厩前から須貝尚介調教師の評価の高かった馬。4月23日にノーザンFしがらきから入厩し、福永祐一騎手でゲート試験を受けて合格しているが、ジョッキーから好感触を得ていた。なお、鞍上は福永祐一騎手の騎乗停止により、岩田康誠騎手でデビューすることになる。
 これまでの調教は坂路を中心に時計を出していたが、6月4日は岩田康誠騎手が跨って、栗東Cコースでの追い切り。併せた相手サージェントバッジが止まってしまったので、ラストの時計は平凡だったが、全体的な走りは魅力たっぷり。トラックコースでの追い切りを消化したことで、更に上昇気配を感じる。デビュー戦は6月15日(日)東京芝1800mを予定している。

◆エクシードリミッツ(牝、父Exceed And Excel、母Welsh Diva、栗東・須貝尚介厩舎)
 入厩当初から馬体の良さがひと際目立っていたが、動かしてもその迫力は変わらない。5月22日の坂路での併せ馬。先週デビューしたスマートアロー(4着)を1秒近く追走したが、余力たっぷりに2馬身先着。4F53.8秒は楽に2歳新馬の水準時計をクリアしている。この動きに須貝尚介調教師も「ほんとに走るね」と頬が緩む。
 6月15日(日)函館芝1200mでデビュー(鞍上は秋山真一郎騎手)ということで、すでに函館競馬場へ移動しているが、函館Wで追われて時計も出しており、ここでは3歳馬との併せ馬で先着。この時期の短い距離なら、重賞戦線でも活躍できる器のはず。まずは初戦を無難にクリアしてほしい。

◆ディープフォルツァ(牡、父ディープインパクト、母チナンデガ、栗東・安田隆行厩舎)
 半姉ツーオブアスは小倉芝1200mで新馬勝ちしているが、父がフジキセキからディープインパクトに替わったことで「デビュー前からあまり大きなことは言えませんが、来年はクラシック路線を意識したいと思っている」と安田隆行調教師。このコメントからも、馬のタイプは全く違うようだ。
 5月28日の坂路ではゼンノイザナギとの併せ馬では遅れてしまったが、時計は4F52.6秒と非常に速い。6月4日は栗東Cコースで古馬レッドアルヴィスと併せ馬を行い、外から先着。時計的には新馬勝ちを意識できる数字が出ている。6月15日(日)東京芝1800mを戸崎圭太騎手でデビューする予定。

◆サンフレイム(牝、父キンシャサノキセキ、母ササファイヤー、栗東・大久保龍志厩舎)
 半兄に同厩舎で管理され、京都芝1800mで未勝利勝ち、きさらぎ賞2着のマズルファイヤー(父ホワイトマズル)がいるが「サンフレイムは父がキンシャサノキセキに替わったこともあり、血統的にも体型的にも短い方が良さそう」と大久保龍志調教師。
 5月28日の坂路では、4F53.6秒をマークし、6月4日はレースでも騎乗予定のC.ウィリアムズ騎手が跨って、4F55.2~1F12.9秒。「時計は目立ちませんが、動きはいいですよ」と同師。デビュー戦は6月14日(土)阪神芝1400mが予定されている。

◆コンフェッシオン(牝、父ダイワメジャー、母ストールンハート、栗東・中竹和也厩舎)
 入厩当初は、中竹和也調教師のトーンもさほど高くなく、5月14日の坂路で他厩舎のスームジュールと併せて遅れた時には「まだまだかな」と勝ち負けには程遠い印象のコメント。しかし、それ以降の併せ馬では、遅れることはなく、むしろ先着している回数の方が多い。
 特にここ2週は古馬を相手にして1馬身以上の先着。チェイスザゴールドを追走した、6月4日の坂路では、4F55.8~1F13.0秒の時計をマーク。数字的には地味だが、追われてからしっかりした脚を使える点は魅力。デビューは6月14日(土)阪神芝1400mを武豊騎手で予定している。

【美浦】

◆アヴニールマルシェ(牡、父ディープインパクト、母ヴィートマルシェ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 祖母は1997年の桜花賞を制したキョウエイマーチ。現4歳の半姉にオープン勝ち(芙蓉S)のサンブルエミューズ、現3歳の半兄に3戦2勝のグレナディアーズ、叔父に皐月賞2着のトライアンフマーチがいる。キャロットクラブの募集総額は7000万円の値がつけられた。2週前にペルーサと併せるなど中身の濃い調教を消化しており、前評判どおりのポテンシャルを感じさせる。「穏やかで素直な性格。ひと追い毎に体力がついてきたし、まだまだギアを隠している感じ。背中もいいし、持っている能力は高いと思います」と高林調教助手。6月15日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆ロジチャリス(牡、父ダイワメジャー、母プラチナチャリス、美浦・国枝栄厩舎)
 一族からブラックホーク(スプリンターズS、安田記念)、ピンクカメオ(NHKマイルC)が出ており、国枝栄厩舎にゆかりのある血統。2012年のセレクトセールに上場され、2600万円で落札された。坂路とコースで順調に乗り込まれており、「500キロを越す大型馬のわりに手先が軽いし、気性も前向きで初戦から動けそう。血統的にも先々まで楽しみ」と国枝栄調教師。6月15日、東京の芝1800mを予定している。

 国枝栄厩舎からはホワイトエレガンス(牝、父クロフネ、母レディベローナ)もスタンバイ。こちらは前日の6月14日、東京の芝1400mを蛯名正義騎手で予定している。

◆グリシーヌシチー(牝、父ハーツクライ、母シェナンドアリバー、美浦・相沢郁厩舎)
 伯父に2005年のダイヤモンドSを制したウイングランツがいる。ウッドチップコースでビシビシと乗り込まれており、「時計的にも水準以上の動き。順調に仕上がってきたし、稽古どおりなら初戦から楽しみ」と相沢郁調教師。6月14日、東京の芝1400mを石橋脩騎手で予定している。

◆デュアルメジャー(牡、父ダイワメジャー、母デュアルストーリー、美浦・手塚貴久厩舎)
 現6歳の半兄デュアルスウォードはオープンのダート路線で活躍している。母も手塚貴久厩舎で管理され、短距離路線で4勝と活躍した。6月5日の追い切りはサフィロス(牡、父キンシャサノキセキ、母ダークサファイア)との併せ馬で遅れたが、「相手が思っていた以上に動いたからね。この馬も及第点を与えられるし、馬体は十分に仕上がっている。お母さんに似て気性的にも短距離向きのタイプだし、初戦から動けると思う」と手塚貴久調教師。6月14日、東京の芝1400mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/06/12(Thu) 05:49コメント(0) ]
2014/06/05(Thu)
マイネルシアトル(牡2、栗東・中村厩舎)父:アドマイヤムーン母:スリーピングインシアトル母父:Seattle Slew

ドバイューティーフリー、宝塚記念、ジャパンCなどを制したアドマイヤムーンが父。ハクサンムーン(セントウルSなど重賞3勝)、アルキメデス(朝日チャレンジC)など、鮮烈なパフォーマンスを演じる産駒が多い。この世帯も優秀な繁殖を集め、大物の登場が待たれる。 母スリーピングインシアトル(その父シアトルスルー)は未出走だが、祖母のレディーズシークレットが『鉄の女』と呼ばれ、アメリカのG1を11勝した名馬。同馬の半姉にサウンドバリアー(フィリーズレビュー)がいる。ラフィアンターフマンクラブにラインナップ。募集総額は2400万円だった。ビックレッドファーム内の真歌トレーニングパークでしっかり乗り込まれたうえ、5月3日、栗東に入厩。14日のゲート試験をクリアすると、開幕週に照準を定め、順調にメニューを消化してきた。先週のウッドコースでは6ハロンから追われ、1.5秒先行したパートナーのシゲルヒマツリ(新馬)にコンマ6秒も先着した。「小柄で新馬向き。性格が素直だし、反応もいいよ」と、中村均調教師の評価も高い。 注目のデビュー戦は、6月7日(土)、阪神の芝1600m。川須栄彦騎手に依頼している。

ノーブルルージュ(牝2、栗東・宮本厩舎)父:ショウナンカンプ母:スプラッシュビート母父:タイキブリザード

サクラバクシンオーの後継であり、高松宮記念を逃げ切ったショウナンカンプが父。スピードが豊かな遺伝子だけに、勝ち上がり率は優秀。この世代からも、ショウナンアチーヴ(ニュージーランドトロフィー)に続く逸材が登場して不思議はない。 母スプラッシュビート(その父タイキブリザード)は地方で1勝をマークした。曽祖母ダブルズパートナー(米G3・アンアランデルH)に連なるファミリー。近親にはイーグルカフェ(NHKマイルC、JCダート)もいる。JRA宮崎育成牧場にて順調に乗り込まれ、ブリーズアップセールに上場。950万円で落札されると、直後には栗東へ移動した。5月15日にはゲート試験をパス。青写真どおりにペースアップされた。先週のポリトラックコースでは3歳未勝利のローゼロッセを追走し、楽々と突き放した。ラストを11秒台でまとめ、確かな性能をアピール。態勢はしっかり整っている。6月8日(日)、阪神の芝1400mにスタンバイ。高倉稜騎手が手綱を取る。

サンマルティン(牡2、美浦・国枝厩舎)父:ハービンジャー母:ディアデラノビア母父:サンデーサイレンス

キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを11馬身もの大差を付けてレコード勝ちしたハービンジャーのファーストクロップ。優秀な繁殖を集めているだけに、続々とクラシック候補が誕生しそうな予感がする。 母ディアデラノビア(その父サンデーサイレンス)はフローラSなど重賞を3勝。G1での3着も3回ある。同馬の半姉にディアデラマドレ(現3勝)。祖母のポトリザリスがアルゼンチンダービー、同オークスとG1を2勝した名牝だ。キャロットクラブにて総額5000万円で募集された。ノーザンファーム空港の坂路コースで定期的にスピードメニューを消化した後、4月26日、美浦に移動。5月8日のゲート試験を1回でクリアし、順調にペースアップされた。「いい馬だよ。期待が高いだけに、まだ動きに物足りなさを感じるけど、身のこなしは軽い。先々まで考えて育てていきたい」と、国枝栄調教師。 今週の追い切り次第で延期される可能性もあるが、6月8日(日)、東京の芝1600mが目標。クレイグ・ウィリアムズ騎手を確保している。
[ ナリティー at 2014/06/05(Thu) 19:48コメント(0) ]
2014/06/05(Thu)
【栗東】
◆スマートアロー(牡、父ディープインパクト、母スマートフェアリー、栗東・須貝尚介厩舎)
 吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩したのは、4月17日。間もなく、ゲート試験に合格すると、須貝尚介調教師から「阪神開幕週(6月7日)のマイル戦でデビュー」とコメントされたくらい、非常に順調に調整が進んでいる。
 5月28日の坂路での追い切りでは、ラスト1Fが14秒要してしまったが「芝向きのフットワークをしているので、ウッドチップではこんなもの」と同師は気にしていない様子。逆に、1F目から13秒台で動けている点は新馬として水準以上。しっかりと調教を積んでいるだけに、その走りには注目。なお、鞍上は武豊騎手が予定されている。

◆デンコウハシャ(牡、父バゴ、母レガシーウィンド、栗東・坂口正則厩舎)
 2013年北海道サマーセールにて、560万円で落札されている。近親には、1993年ジャパンCを優勝したレガシーワールド(父モガミ、母ドンナリデイア)がいる血統。
 ゼッケン番号が4番で、栗東へ入厩した2歳馬の最も早い組。それだけに、じっくりと調整が進められており、坂路とCコースを併用しての調教。5月28日のCコースでは、6F82.8秒と、新馬にしては非常に速い時計での追い切りを消化。これには「追うごとに動きが良くなってきました」と坂口正則調教師も上々の評価。6月8日(日)阪神芝1400mを太宰啓介騎手でデビューする予定だが、ゲートさえ決めれば、初戦勝ちも十分に可能な能力は追い切りで見せている。

◆ケツァルテナンゴ(牡、父チチカステナンゴ、母ダイワオンディーヌ、栗東・笹田和秀厩舎)
 近親に2006年ダイヤモンドSを制したマッキーマックス(父ダンスインザダーク、母クリアーチャンス)がいる血統。
 本馬は坂路での追い切りが中心になっているが、5月28日はレースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨っての坂路追い切り。新馬グローリアポンテを追走する内容だったが、きっちり先着して、4F53.9~1F12.6秒でまとめた。追われるごとに4F時計が詰まっているだけに、最終追い切りでは、更なる4F時計の短縮が期待できる。6月7日(土)阪神芝1600mでのデビュー戦が予定されている。

【美浦】

◆マコトダッソー(牡、父ダイワメジャー、母マコトサンゴ、美浦・水野貴広厩舎)
 母の半弟に重賞3勝を挙げ、JBCクラシック2着などダート路線で活躍したマコトスパルビエロがいる。牧場で十分に乗り込んできての入厩。5月29日に蛯名騎手が跨がり、ウッドチップコースで4F53.1秒をマークするなど入厩後も順調だ。「入厩前から速いところを乗っていたし、メジャーの子で水準以上のスピードがありそうな感じ。ジョッキーの感触も悪くない。ひと追い毎に絞れてきたし、初戦から動けると思います」と水野調教師。6月7日、東京の芝1400mを蛯名騎手で予定している。

◆リミットブレイク(牡、父サクラバクシンオー、母マザーウェル、美浦・尾関知人厩舎)
 祖母のシンコウラブリイはマイルCSの勝ち馬。近親にコディーノなどの活躍馬が並ぶ優秀な一族で立派な馬体の持ち主だ。5月28日にはウッドチップコースで古馬のサクラプレジールを追走して強めに追われ、年長馬を相手に抜群の動きを見せている。「強い負荷をかけても思ったほどテンションが上がらず、いい意味で操縦性がある。この時期の2歳馬としては体力も十分。スピードタイプの血統で2歳戦から楽しめそうだし、マイルぐらいまではこなしてくれると思います」と尾関調教師。6月7日、東京の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ウインエスパシオ(牡、父ネオユニヴァース、母ラストパートナー、美浦・畠山吉宏厩舎)
 昨年のHBAサマーセールで落札され、コスモヴューファームで育成された。5月2日に入厩して6日後には早々とゲート試験をパス。先週の28日には松岡騎手を背にウッドチップコースでビッシリと追われ、年長馬を相手に水準級の動きを見せている。「入厩した当初から開幕週のデビューを目標にしてきたし、ひと追い毎に仕上がってきている。うながせばハミを取って一生懸命に走るし、距離適性はマイル以上が良さそうな感じですね」と畠山吉宏調教師。6月8日、東京の芝1600mを松岡騎手で予定している。

◆サンマルティン(牡、父ハービンジャー、母ディアデラノビア、美浦・国枝栄厩舎)
 父は注目の新種牡馬。サンデーサイレンス産駒の母はオークストライアルのフローラSなど重賞3勝、GIでも3着2回と牝馬戦線で活躍した。兄姉は3頭とも勝ち上がっており、現4歳のディアデラマドレと現3歳のディアデルレイが新馬勝ちを飾っている。5月29日の追い切りでは翌週にデビュー予定のロジチャリス(牡、父ダイワメジャー、母プラチナチャリス)に遅れたが、4月に入厩してから坂路やコースを併用して入念に乗り込まれてきた。「併せた相手が動くこともあるけど、思っていたよりも反応が今ひとつ。そのあたり、まだまだ成長の余地がありそう。血統的にも素質はあるし、競馬に行って勝ち気な気性を生かせれば…」と国枝調教師。6月8日、東京の芝1600mをウィリアムズ騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/06/05(Thu) 19:44コメント(0) ]