2014/10/29(Wed)
【栗東】
◆ケースバイケース(牝、父Sea The Stars、母Vodka、栗東・角居勝彦厩舎)

 母は2008年天皇賞(秋)など、GIを7勝したウオッカ。今週は東京競馬場で「豪快な淑女・ウオッカカップ」が行われるということもあり、同日に行われる芝2000mでデビュー(鞍上は戸崎圭太騎手)することとなった。
 全兄ボラーレは超大型馬でレースでの馬体重は580キロ。体をもて余すような形で、良績を残すことができなかったが「牝馬ということもあり、兄に比べると素軽さがありますし、柔らかさもあります」と角居勝彦調教師。超がつく良血馬だけに、どうしても注目を集めてしまうが「まだまだ緩さがあるので、初戦からというタイプではないと思います」と同師。とはいえ、個人的には、10月22日のCW追い切りでは、馬なりでマンボダンサーと同入しているので、かなり動きに余裕が出てきた印象がある。

◆アドマイヤスター(牡、父ディープインパクト、母アドマイヤマリン、栗東・友道康夫厩舎)

おじに北海道スプリントCなど、ダートで5勝(芝は1勝)を挙げているアドマイヤサガス(父フジキセキ)、おばに新馬、500万下をダート1400mで連勝したローブデソワ(父スペシャルウィーク)がいる血統。そんな背景もあって、本馬も11月1日(土)京都ダート1800mでのデビューが予定されている(鞍上は福永祐一騎手)。
 10月16日の坂路では、4F54.0秒。アドマイヤサガスは坂路で4F51秒前後を楽にマークするくらい、攻め駆けするタイプだが、こちらは時計的に地味。ただ、その分、長い距離もこなせるのではないだろうか。

◆レッドベルダ(牝、父ディープインパクト、母エリモピクシー、栗東・安田隆行厩舎)

 2011年スワンSを制したリディル、2014年京成杯AHなど重賞6勝のクラレント、芝で4勝を挙げているレッドアリオンといった活躍馬を兄に持つ。どうしても兄達との比較をされてしまうが「現状ではまだまだ」と安田隆行調教師。「間違いなくイイものは持っていると思いますが、まだ成長段階ですね」とのこと。
 10月22日の坂路では、4F53.2秒、1F13.1秒。正直、ラスト1Fの伸びが足りない印象があるが、デビューに向けた最終追い切りはCWで行われるとのこと。トラック馬場でどのくらい動けるのか、じっくり見守ってみたい。11月1日(土)京都芝1600mを福永祐一騎手でデビューする予定。

 なお、同厩舎で2013年セレクトセール1歳にて3000万円で落札されたステイゴールド産駒のオメガレイノワール(母ヴェストリーレディ)が、11月2日(日)京都芝1800mを藤岡佑介騎手でデビューする予定。

◆ロカ(牝、父ハービンジャー、母ランズエッジ、栗東・今野貞一厩舎)
 母の現役時代は未勝利。半姉カラエ(父キングカメハメハ)も3戦して未勝利に終わっているが、おじは2005年牡馬三冠を達成し、GIで7勝を挙げ、現在は種牡馬としても大活躍しているディープインパクト(父サンデーサイレンス)がいる血統。
 10月22日にCWでレースで騎乗予定の和田竜二騎手が跨って、古馬ローブデソワとの併せ馬を行っている。先行していたとはいえ、その差を保ったまま、先着でゴール。6F80.2秒は新馬として水準以上の時計。血統の裏付けがあって、これだけ動けるようなら、11月2日(日)京都芝1800mのデビュー戦が楽しみ。

【美浦】
◆アフェットゥオーソ(牡、父ネオユニヴァース、母アコースティクス、美浦・萩原清厩舎)
 6歳上の全兄ロジユニヴァースは2009年のダービー馬。叔父には現役の重賞ウイナーとして活躍中のランフォルセ、ノーザンリバーがいる。じっくりと乗り込まれ、ここ2週はウッドチップで70-40の追い切りを消化した。「ここまで十分に乗り込んでいるし、気性面にも特に問題はない。キャンターに下ろすと体を使って走るし、いい動きをする」と萩原調教師。11月2日、東京の芝2000mを横山典弘騎手で予定している。

◆シャドウチェイサー(牡、父ゼンノロブロイ、母マンボスルー、美浦・藤沢和雄厩舎)
 Kingmambo産駒の母は北米のG3(芝8F、芝9F)を2勝。日本で走った産駒は2歳上の半兄レッドジャイヴが新馬勝ち、3歳上の半兄ブードゥーロアも勝ち上がっている。今開催の2週目にデビューさせるプランもあったが、じっくりと追い切りの本数を重ねてきた。「兄は気性的な難しさがあったようなので慎重に進めてきました。今のところ、そういう素振りは見せていません。動きの方も段々と良くなっているし、順調に仕上がってきたと思います」と津曲調教助手。11月2日、東京の芝2000mを柴田善臣騎手で予定している。

◆ブライトバローズ(牡、父キングカメハメハ、母ジェダイト、美浦・堀宣行厩舎)
 一昨年のセレクトセール(当歳)にて5460万円で取引された。サンデーサイレンス産駒の母はOP特別・忘れな草賞の勝ち馬。その産駒は現3勝のサナシオンなど全て勝ち上がっている。「ひと追い毎に反応が良くなってきました。穏やかな性格で素直に動くし、ある程度の距離をこなせると思います」と渡辺調教助手。11月2日、東京の芝2000mを予定している。

◆ロートリンゲン(牡、父ローエングリン、母ホワイトペッパー、美浦・田中剛厩舎)
 母はダートで2勝。祖母のレッドチリペッパーは重賞2勝(富士S、中山牝馬S)。1歳上の半兄アンプラグドは4戦目で勝ち上がっている。当初は2週目のデビューを予定していたが、ここまで待機。先週の追い切りはウッドチップで5F65秒台の好時計をマークした。「いい馬っぷりをしているし、しっかりと追えるだけの体力もある。まだまだ変わってくると思うし、もう少し背腰が強くなってくれば楽しみ」と田中剛調教師。11月1日、東京の芝1400mを三浦皇成騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/10/29(Wed) 07:32コメント(0) ]
2014/10/21(Tue)
【栗東】
◆レーゲンヴァルト(牡、父ジャングルポケット、母レインダンス、栗東・宮徹厩舎)
 母レインダンスは宮徹厩舎で管理され、牝馬三冠レースに出走。秋華賞ではダイワスカーレットの2着、この時はウオッカ(3着)に先着している。本馬はその初仔になる。
 調教は坂路とCWを併用して、追い切り本数は十分。10月9日にCWで先週デビューしたヘイムダルとの併せ馬では、6F80.4秒をマーク。翌週にあたる10月16日にも同じくCWで併せ馬。1600万下のマイネルアイザックと併せたので、手応え見劣っての同入だったが、6F79.6秒は優秀な時計。2週続けて、これだけ速い時計をマークできるのは、能力の証だろう。デビュー戦は10月26日(日)京都芝2000mを藤岡康太騎手で予定している。

◆ストーンウェア(牡、父Birdstone、母Antique Auction、栗東・吉田直弘厩舎)

デビュー馬
 半兄にダートで4勝を挙げたドリーミーペガサス(父Fusaichi Pegasus)がおり、近親には4連勝で京成杯AHを制したエクセラントカーヴ(父ダイワメジャー)がいる血統。
 本馬は9月24日のゲート試験に合格後、9月27日の坂路では、4F54.6秒、1F11.9秒をマーク。その後のCWでの追い切り時計は目立っていないが、高島調教助手は「この馬は走りますよ」と笑顔でコメント。10月13日の坂路も1F12.2秒。終いの切れ味は相当なものを持っているのかも知れない。10月25日(土)京都芝1600mを北村友一騎手でデビューする予定となっている。

 なお、10月26日(日)京都芝2000mには、半姉にディアデラノビア(父サンデーサイレンス)がいる、レレオーネがデビューする予定。鞍上は北村友一騎手。

◆ウインガニオン(牡、父ステイゴールド、母チャンネルワン、栗東・西園正都舎)

 全兄のシルクメビウスは2010年東海Sなどダート重賞で3勝を挙げているが、本馬については「芝適性を感じさせるスピードある動きを見せている」と西園正都調教師。
 入厩後すぐにゲート試験に合格し、週1本のペースでCW追い切りを消化。10月2日、10月10日と併せた2歳新馬に先着したので、10月16日の追い切りでは大きく追走して遅れてしまったが、6F82.6秒、1F12.2秒をマーク。この時間帯の追い切りでは、少し時計を要する印象があっただけに、高い評価ができる時計であり、追い切り内容ではないだろうか。デビュー戦は10月26日(日)京都芝2000mを柴田大知騎手で予定している。

◆ラディカル(牡、父ブライアンズタイム、母コンプリカーター、栗東・大久保龍志厩舎)

 当コラム、6月30日更新分で情報をお伝えしていたが、馬の成長を促す意味でデビューを延期。一旦放牧に出されて、9月に再入厩する形となった。
 10月10日の坂路では、レースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、1600万下ミッキースマホを追走する併せ馬。ゴールでは半馬身ほど先着して、4F55.3秒、1F12.5秒をマーク。他の追い切りでも、スマートレイアーやエイシンゴージャスなど、同厩舎のオープン馬の胸を借りて、併せ馬を消化している。10月26日(日)京都芝2000mでデビュー予定。

【美浦】
◆アグスタ(牡、父ゼンノロブロイ、母ソニンク、美浦・田村康仁厩舎)
 2013年のセレクトセール(1歳)において6510万円で取引された。異父兄にアーリントンCやカペラSなど重賞5勝のノーザンリバー、エルムSなど重賞4勝のランフォルセがいる。先週の16日にはウッドチップコースで長めから追われ、新潟2歳S3着のニシノラッシュを相手に併入。雨を含んだ重たい馬場の中、力強い動きを見せた。「まだまだ心身ともに幼いところがあるけど、デビュー前の2歳馬としては一枚上の雰囲気。パワフルさと手先の軽さを兼備しているし、追い切りの動きからも上級の素材だと思う。まずは負担の少ないダートから使っていくけど、しっかりとしてくれば芝にも対応できそう。上が走っている血統的にも先々まで楽しみ」と高木調教助手。10月26日、東京のダート1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆アンタラジー(牡、父ディープインパクト、母プリティカリーナ、美浦・萩原清厩舎)
 2012年のセレクトセール(当歳)において1億1550万円で取引された。一族(祖母の半弟)には米2冠馬のBernardiniがいる。育成時代から評判が高く、まずは初戦のレースぶりに注目だ。「まだ体質的に弱いところがあるけど、素晴らしいバネを持っている。いい瞬発力がありそうだし、順調に成長していけば楽しみ」(萩原調教師)とのこと。10月25日、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆サトノクラウン(牡、父Marju、母ジョコンダII、美浦・堀宣行厩舎)
 2013年のセレクトセール(1歳)において6090万円で取引された。父はイギリスのG1・セントジェームズパレスS(芝8F)の勝ち馬。ブルードメアサイアー(母の父)としては桜花賞馬のマルセリーナが出ている。全姉にはイギリスのG1・チェヴァリーパークS(芝6F)を制したライトニングパールがおり、スピード能力に優れた血統背景だ。「いいスピードがありそうな体つきをしているし、ある程度は距離にも融通が利きそう。攻め馬通りに走れば初戦から勝ち負けになると思います」と橋本調教助手。10月25日、東京の芝1800mを福永祐一騎手で予定している。

◆トリノレージョ(牝、父ディープインパクト、母ディーバ、美浦・田中剛厩舎)
 現8歳の半兄に重賞4勝と活躍中のサンカルロがいる。成長を促すために入退厩を繰り返したが、先週の16日には本馬場で上々の動きを見せた。「あの動きなら十分に合格点でしょう。だいぶ良くなってきたし、小柄な牝馬で軽い芝が合いそう。血統的にも楽しみにしています」と田中剛調教師。10月25日、東京の芝1600m(牝馬)を武豊騎手で予定している。

◆フロレットアレー(牝、父ディープインパクト、母ブルーミングアレー、美浦・小島茂之厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母は新馬勝ちを含め、通算4勝。条件戦とはいえ、レインボーダリア、フミノイマージン、ダイワファルコンなどの実力馬を下していた。叔父にトーセンラー、スピルバーグがいる血統背景からも将来性は高い。「小柄な牝馬でビッシリとは攻めていないけど、すごく背中がいい。新馬戦なら能力の高さとセンスの良さでカバーできると思うし、現状の仕上げでどれだけ走れるのか楽しみにしています」と小島茂之調教師。10月25日、東京の芝1600m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/10/21(Tue) 04:27コメント(0) ]
2014/10/15(Wed)
【栗東】
◆コスモジョイジョイ(牡、父ジャングルポケット、母シルバージョイ、栗東・西園正都厩舎)

 全兄に2008年菊花賞を制したオウケンブルースリがいる血統にも関わらず、2013年北海道サマーセールでは、620万円と比較的低価格で落札されている。ちなみにオウケンブルースリは2005年セレクトセール当歳にて、3000万円で落札されている。
 西園正都厩舎は坂路での追い切りが通常だが、本馬は新馬ということもあり、CWでの調教を積み重ねている。10月10日は酒井学騎手(レースでは柴田大知騎手が騎乗予定)が騎乗し、同じく新馬のマラニーノとウインガニオンとの3頭併せ。最内に進路をとり、最後のウインガニオンとの追い比べに少し負けてゴール。時計は6F84.0秒、1F12.7秒だが、ラストでバテた10月2日の追い切りに比べると、かなり動けるようになってきた。10月19日(日)京都芝1800mでデビューする予定。

 なお、マラニーノは10月18日(土)京都芝1200mを岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆ブルドッグボス(牡、父ダイワメジャー、母リファールカンヌ、栗東・西浦勝一厩舎)

 近親に2009年阪神ジャンプSを制したマヤノスターダム(父カーネギー)、現2歳に福島芝1800mで未勝利を勝ち、ミュゼスルタンの勝った新潟2歳Sで4着したコメート(父ブラックタイド)がいる血統。
 本馬は9月3日に小松トレーニングセンターから栗東へ入厩。ゲート試験に合格すると、坂路での追い切りを積み重ねているが、動きが目立ったのは10月9日。フミノムーンを追走する内容だったが、あっさりと先着して、その時計が4F53.4秒、1F11.9秒。この追い切りの1週前にあたる、10月1日の坂路でも1F12.1秒をマークしており、その動きは確実に上昇している。デビュー戦は10月19日(日)京都ダート1200mを勝浦正樹騎手で予定している。

◆ヘイムダル(牡、父バゴ、母ノースプリンセス、栗東・宮徹厩舎)

 祖母シーズプリンセス(父カコイーシーズ)は、1996年ファンタジーSを勝ち、メジロドーベルが勝った阪神3歳牝馬Sで2着した実績を残している。本馬は2013年北海道サマーセール1歳にて、400万円で落札されている。
 栗東へ入厩してから、坂路での追い切りを積み重ねていたが、10月9日はCWでレーゲンヴァルト、ステイバーニングの新馬での3頭併せ。直線でステイが大きく遅れて、最後はレーゲンとの併せ馬だったが、同入でゴール。その時計は6F79.6秒、1F12.9秒と古馬でも出せないような時計をマークした。
 デビュー予定の10月19日(日)京都芝1800mには、前記コスモジョイジョイや2013年菊花賞馬エピファネイアの半弟クローディオ(父ハービンジャー)など、クラシック路線で活躍した良血が集うが、馬券的には本馬の走りに注目してみたい。なお、鞍上は熊沢重文騎手を予定している。

◆エルブダムール(牡、父Unbridled's Song、母Only First Class、栗東・中竹和也厩舎)

 近親に札幌ダート1700mで新馬勝ちしたアグン(父Indian Charlie)がいる血統。また、日本で活躍した父産駒には、地方交流ダート重賞で7勝を挙げたラヴェリータがおり、父母ともにダートで活躍する血統。
 本馬の追い切り時計は、10月11日の坂路で4F56.4秒と少々地味ではあるが、ゲート試験合格後も順調に追い切りを積み重ねている点が強調できる。10月1日の坂路では、一杯に追うクリアスカイに馬なりで併入しており「相手に合わせる調教だったので、最後は抑えるのに苦労したくらい。時計は地味でも中身は濃い」と中竹和也調教師。10月19日(日)東京ダート1400mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ペルセヴェランテ(牡、父キングカメハメハ、母ダイヤモンドビコー、美浦・国枝栄厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母はローズSや阪神牝馬Sなど重賞4勝の他、エリザベス女王杯2着の実績。2002年の最優秀4歳以上牝馬にも選出された。一族からは今年のNHKマイルCを制したミッキーアイルや兵庫ジュニアグランプリ2着のマキャヴィティをはじめ、オープンクラスの活躍馬が出ている。先週の追い切りはウッドチップで長めから乗られ、騎乗予定の戸崎圭太騎手が感触を確かめた。「まだ緩さはあるけど、ちょうどいい感じに仕上がりそう。どっしりとしているし、どちらかと言えばパワフルなタイプ。持っているポテンシャルは高いと思う」と佐藤調教助手。10月18日、東京の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ボルドネス(牡、父ハーツクライ、母エンプレスティアラ、美浦・大竹正博厩舎)
 祖母に2000年の南部杯を制したゴールドティアラ。叔父にオープン特別を2勝したゴールデンハインド、いとこに毎日杯3着や皐月賞5着など現オープンで活躍中のステファノスがいる。先週の追い切りには横山典弘騎手が跨がり、長めから古馬を追走して上々の動きを見せた。「気持ちが入り過ぎないように考慮して乗っている。現状ではハーツクライ産駒らしい緩さがあるけど、血統的にも能力はありそう」と大竹正博調教師。10月18日、東京の芝2000mを横山典弘騎手で予定している。

◆ミエノキティ(美浦・鹿戸雄一厩舎、牝、父ゼンノロブロイ、母モテック)
 アパパネとの同着で2010年のオークス馬に輝いたサンテミリオンの全妹。まだ動き自体はピリッとしないが、じっくりと坂路とウッドチップで追い切りの本数を重ねている。「背丈が小さいけど、バランスは悪くない。ひと追い毎に良くなっているし、まだ変わってくると思う」と鹿戸雄一調教師。10月18日、東京の芝2000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆グレイトフルデッド(牝、父ハーツクライ、母ヴィアンローズ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 先週の更新でもお伝えしたが、抽選で痛恨の除外でスライドする。ディープインパクト産駒の半姉ローズノーブルは現1600万下で活躍中。母はフランスのG3を勝っている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄でトレーニングを積み、再入厩してからも坂路で順調に乗り込まれてきた。「春先から雰囲気の良さを感じていたけど、素直で乗り手に従順な性格だし、稽古を積んでもカイ食いが落ちないのは何より。いい体つきをしているし、先々まで期待しています」と鹿戸雄一調教師。10月19日、東京の芝1600mを三浦皇成騎手で予定している。

 また、鹿戸雄一厩舎からはダークネブラス(牡、父ハーツクライ、母マイベストスター)もスタンバイ。こちらは10月18日、福島の芝1800mを丸山元気騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/10/15(Wed) 05:10コメント(0) ]
2014/10/07(Tue)
【栗東】
◆サーサルヴァトーレ(牡、父ハービンジャー、母マリアヴァレリア、栗東・音無秀孝厩舎)

 半姉マリアヴェロニカ(父ジャングルポケット)は、東京芝1800mで未勝利、500万下を連勝。近親には2005年朝日杯FSを制したフサイチリシャール(父クロフネ)がいる良血。本馬はゲート試験に合格してから、一旦放牧され、9月17日にノーザンFしがらきから栗東へ再入厩した。
 9月25日はレースでも騎乗を予定している松若風馬騎手が跨って、坂路での併せ馬。一杯に追うプレシャスルージュに馬なりで1馬身先着して、時計は4F52.4秒。「体重の軽いジョッキーが跨ったとはいえ、馬なりでこの時計は立派。ゲート試験の後、放牧に出して、ひと回り大きくなって帰ってきたので、その成長が追い切りにも表れているのでしょう」と音無秀孝調教師。10月13日(月)京都芝2000mでデビューする予定となっている。

◆エイシンガイア(牝、父ハービンジャー、母ミンティエアー、栗東・野中賢二厩舎)
 母は現役時代に東京芝1600mで新馬勝ち。フローラS2着で優先出走権を得たオークスでは、ローブデコルテの4着と健闘した。近親にはダート1200mで5勝を挙げているフィールドシャイン(父サクラバクシンオー)などがおり、いろんなタイプがいる母系。
 9月24日の坂路では大下智騎手(レースは秋山真一郎騎手)が跨って、単走で4F54.5秒をマーク。10月2日のCWでは、ウイングアクティブに遅れてしまったが、坂路とCWを併用して、しっかりと乗り込まれている。10月13日京都芝1600m(牝)でのデビューを予定している。
 なお、ウイングアクティブは同日京都芝2000mを和田竜二騎手でデビューする予定。

◆ワールドレジェンド(牡、父キングカメハメハ、母ヤマノローラ、栗東・松永昌博厩舎)
 近親に目立った実績を残している馬はおらず、母が現役時代にダート中距離を2勝して収得賞金が最も高いくらい。少々地味な血統ではあるが、中間の追い切りの動きはなかなか見せてくれている。
 10月1日に坂路でレースで騎乗予定の岩田康誠騎手が跨っての併せ馬。1馬身ほど遅れる形だったが、相手は古馬1600万下のラインスピリット。鞍上を入厩して間もない時期の押さえていたこと、格上相手に併せ馬を行ったことを考えても、松永昌博調教師の期待の大きさが分かる。10月13日京都芝2000mでのデビューを予定しているが、レース週の最終追い切りでは、更に動いてくるのではないだろうか。

◆クリプトグラム(牡、父キングカメハメハ、母チアズメッセージ、栗東・藤原英昭厩舎)
 半兄プレファシオ(父クロフネ)はダート中距離で5勝を挙げているが、母は現役時代に京都牝馬Sの重賞制覇を含めて、芝で5勝を挙げている。
 本馬は7月12日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。約3ヶ月にわたって、じっくりと乗り込まれている。10月1日はレースでの騎乗が予定されている岩田康誠騎手が跨って、CWで新馬ロードグランツとの併せ馬。時計は6F86.6秒と遅めだが、ラスト1Fは12.3秒と速い数字をマーク。しっかりと中身が出来ているからこその時計だろう。デビュー戦は10月12日(日)京都芝1800mが予定されている。

◆ステイバーニング(牡、父ステイゴールド、母カーディナルローズ、栗東・宮徹厩舎)
 母系を調べても、近年活躍馬の出ていない血統だが、父ステイゴールド。その産駒の活躍は目覚ましいものがあり、宮徹厩舎で管理されたステイゴールド産駒には、2009年マーメイドSを制したコスモプラチナなどがいる。
 本馬は8月7日にゲート試験に合格した後、坂路での追い切りを積み重ねて、9月24日には坂路4F53.4秒をマーク。古馬500万下のタガノベルーガに食い下がる動きを見せた。宮徹調教師も「徐々に動けるようになってきた」と合格点のコメント。デビューは10月12日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手で予定している。

【美浦】
◆グレイトフルデッド(牝、父ハーツクライ、母ヴィアンローズ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 セレクトセールの出身(取引価格は2835万円)。兄姉はコンスタントに勝ち上がっており、3歳上の半姉に現4勝のローズノーブルがいる。坂路で順調に追い切りの本数を重ねており、仕上がりは順調だ。「素直で従順だし、稽古を積んでいっても馬体を維持できているのが何より。馬っぷりもいいし、その気になれば動きそう。初戦だけでなく、先々まで期待している」と鹿戸雄一調教師。10月11日、東京の芝1600m(牝)を三浦皇成騎手で予定している。

◆ダイワミランダ(牝、父ハービンジャー、母ダイワスカーレット、美浦・国枝栄厩舎)
 母はG1(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、有馬記念)を4勝した名牝。本馬が3番仔となる。夏の札幌デビューを視野に入れていたが、右ひざを外傷したために立て直された。美浦に再入厩後は順調に乗り込まれ、先週の10月2日に蛯名正義騎手が跨がって感触を確かめている。「1歳上の姉(ダイワレジェンド)とは体形的にもタイプが違う。カッとなりやすいところはあるけど、調教で併せるとハートの強さを見せる。現状では様子を見ながらソフトに乗っているけど、ちょうどいい感じに仕上がると思う」と佐藤調教助手。10月11日、東京の芝1600m(牝)を蛯名正義騎手で予定している。

◆ドゥラメンテ(牡、父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ、美浦・堀宣行厩舎)
 母は2003、2004年のエリザベス女王杯を連覇した。デビューした兄姉は全て勝ち上がっており、3歳上の全姉に京阪杯2着など重賞戦線で活躍したアドマイヤセプターがいる。先週の10月2日にはウッドチップコースでビッシリと追われ、既走馬のクリーミーボイスに先着と抜群の動きを見せた。「普段はテンションの高さを見せるけど、速いところに行けば素直に動く。トビが大きいし、ゆったりと走らせた方が良さそうなタイプ。そういう意味でも府中の広いコースは向きそう。能力的にも高いレベルにあると思う」と橋本調教助手。10月12日、東京の芝1800mをフランシス・ベリー騎手で予定している。

◆ルノンキュール(牝、父ゼンノロブロイ、母アドヴァーシティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 半兄のレッドバリオスとレッドエクスプレスはデビュー勝ちを飾っている。春に一度は入厩したが、馬体が細化したために牧場(ファンタストクラブ)で成長を促した。再入厩後は坂路を中心に入念な乗り込みを消化しており、ひと追い毎に仕上がりが進んでいる。「牧場でも札幌競馬場でも乗り込んできたし、ひと息入れたことで馬は確実に良くなっている。牝馬にしては素直そうだし、動き自体も軽快です」と津曲調教助手。10月11日、東京の芝1600m(牝)を北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/10/07(Tue) 06:36コメント(0) ]
2014/10/01(Wed)
◆スティーグリッツ(牡、父ハービンジャー、母サンタフェソレイユ、栗東・友道康夫厩舎)

 兄姉に活躍馬はいないものの、近親には、2005年セントライト記念優勝のキングストレイル、2003年京都牝馬S優勝のハッピーパス、2012年東京スポーツ杯2歳S優勝のコディーノなど、重賞ウイナーが名を連ねる血統。
 本馬は9月24日にCWで3頭併せを敢行。その相手はヴィルシーナ、先週の未勝利戦を完勝したクラリティスカイ。その2頭を追走して、直線は最内に進路をとり、並びかけるところまで伸びてきた。時計の6F81.8~5F67.4~4F52.9~3F38.5~1F12.5秒も優秀だが、これだけの相手に怯むことなく、互角に走れたことに意味がある。最終追い切りでは、更に良い動きを見せてくれそうな気配だけに、10月4日(土)阪神芝1800mのデビュー戦が楽しみ。鞍上は浜中俊騎手を予定している。

◆メッサーウイング(牝、父グラスワンダー、母チアフルスマイル、栗東・佐々木晶三厩舎)

 母は現役時代にキーンランドCなど芝で8勝を挙げている。栗毛のグラスワンダー産駒だが、馬体重は430キロ程度なので、馬体は母似かも知れない。
 8月下旬に入厩し、じっくりと乗り込まれていたが、目立つ動きを見せたのは、9月18日のゲート試験。同厩舎の3頭での受験だったが、ゲートの出は二歩も三歩も速い。出てからのダッシュ力も相当で、そのラップタイムは12.6秒、12.0秒。これは一杯に追ってのものではなく、他の2頭と待つような形でマークした数字。このスタートセンスは新馬戦で最大の武器となる。9月24日の坂路では4F53.2秒と、新馬として水準以上の時計をマークできているので、デビュー戦となる10月5日(日)阪神芝1400mで主役を務める1頭であることは間違いない。なお、鞍上は北村友一騎手を予定している。

◆イスキューロス(牡、父Bluegrass Cat、母Arden Way、栗東・安田隆行厩舎)

 日本で活躍する父産駒はダートで2勝を挙げているミリオンヴォルツやダート1000mで2勝を挙げているロケットダッシュなど、ダート短距離で結果を出している馬が多い。本馬についても「パワータイプ」(安田隆行調教師)ということで、10月5日(日)新潟ダート1200mでのデビューを予定。
 9月24日の坂路では、4F54.7秒、1F12.9秒の時計をマークしているが、安田隆行厩舎の新馬としては、やや物足りない数字。追うごとに時計内容が良化している印象もあるので、最終追い切りでどのような時計が出るか、注目してみたい。

【美浦】
◆レッドオルバース(牡、父ダイワメジャー、母アグネスラズベリ、美浦・国枝栄厩舎)
 エアジハード産駒の母は函館スプリントSを制した他、阪神牝馬S2着、キーンランドC2着など短距離路線で活躍した。一族にはロゴタイプやパドトロワなどがおり、上級のスピードを受け継いだ配合だ。9月24日はダートコースで追われ、5F65秒1の好タイムをマークした。「順調に乗り込んだし、いい雰囲気。ひと追い毎に良くなってきたし、水準以上のモノはあると思う」と国枝栄調教師。大きな流星の派手顔にも注目だ。10月5日、新潟の芝1600mを三浦皇成騎手で予定している。

◆グランシャリオ(牡、父ハーツクライ、母オリーブクラウン、美浦・加藤征弘厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、2600万円で落札された。ドクターデヴィアス産駒の母はオークス3着馬。一族にはスターバレリーナ、グランパドドゥ、アグネスラズベリ、更に遡るとロゴタイプやパドトロワなど重賞ウイナーがズラリと並ぶ。ひと追い毎に時計を詰め、9月24日にはウッドチップコースで古馬を相手に軽快な動きを見せた。「血統的にも長めの距離に向きそう」と加藤征弘調教師。10月4日、新潟の芝2000mを田中勝春騎手で予定している。

 加藤征弘厩舎からはエバーキュート(牝、父チチカステナンゴ、母フレジェール)もスタンバイ。こちらは10月5日、新潟の芝1600mを予定している。

◆エクセレントガール(牝、父マンハッタンカフェ、母ファインドロップ、美浦・手塚貴久厩舎)
 サクラバクシンオー産駒の母は通算5勝(JRA2勝、地方3勝)。伯父に園田ダービーを大差で圧勝したシンドバッド(通算18勝)がいる。9月24日の追い切りでは既走馬に先着しており、「牝馬でカッとなりやすいところがあるけど、芝向きのフットワークで走りそうな雰囲気。距離的にはマイルぐらいまでが良さそう」と手塚貴久調教師。10月5日、新潟の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆アポロセイバー(牡、父ハーツクライ、母チョウノヨウニマイ、美浦・堀井雅広厩舎)
 母はデビュー戦から3連勝を飾った。祖母のGold Princessは米G3を勝っている。9月17日に本馬場で5F65秒台をマークしており、仕上がりは順調だ。「素直な気性でカリカリするところがない。コントロールが利くし、切れ味もありそう」と堀井雅広調教師。10月5日、新潟の芝1600mを武豊騎手で予定している。

◆アースライジング(牡、父Henny Hughes、母Oelectra、美浦・和田正道厩舎)
 今春のバレッツマーチセールに上場され、15万ドルで落札された米国産馬。母は北米で4勝、叔父に通算6勝(JRA2勝、地方4勝)のエイシンマロニエがいる。8-9月のデビュー予定を延ばし、じっくりと態勢を整えてきた。ここ3週はポリトラックコースで追い切られており、「だんだんと動けるようになってきた」とのこと。10月5日、新潟のダート1200mを岩田康誠騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/10/01(Wed) 12:45コメント(0) ]