2014/11/27(Thu)
【栗東】
◆エトランドル(牡、父ハービンジャー、母シェリール、栗東・友道康夫厩舎)

 半兄ムスカテール(父マヤノトップガン)は2013年目黒記念を制し、2014年川崎記念は2着しているように、スタミナとパワーを兼備。父がハービンジャーに替わった本馬だが、その特徴は似ている様子。
 11月19日に、レースで騎乗予定の内田博幸騎手が跨って、アドマイヤロケットとCWでの併せ馬。3馬身以上追走していたが、直線追い出されると、しっかり伸びて先着。道中のラップが速かったこともあり、6F79.4秒と素晴らしく速い時計をマークした。この動きを見ていても、パワーがあることは明確。あとは、芝の実戦に対応できるスピードが備わっているかどうか。11月30日(日)京都芝1800mでデビュー予定。

◆ミッキーオリビエ(牡、父キングカメハメハ、母ザレマ、栗東・音無秀孝厩舎)

母ザレマは同厩舎で管理され、2009年京成杯オータムHを優勝。本馬は2013年セレクトセール1歳にて、9000万円で落札されている。
 8月21日にゲート試験に合格したが、成長を促す意味で一旦放牧。10月31日に社台F山元トレセンから栗東へ再入厩し、その後は坂路での追い切り本数を順調に重ねている。時計は地味だが、同じ時期にデビューした母も目立った時計は出ていなかった。11月29日(土)京都芝1600mでデビューする予定。

 なお、いつもミッキーオリビエと併せ馬を行って、手応え優勢で動いているスーパールミナルは、11月30日(日)京都芝1400mでデビューする予定となっている。

◆オープニングガラ(牡、父コマンズ、母ロイヤルガラ、栗東・西園正都厩舎)

 半兄トレモロ(父Bertolini)は新潟芝1200mで新馬勝ち。また、父産駒には福島芝1200mで新馬勝ちしたブルーストーンや中京芝2000mで新馬勝ちしたケルヴィンサイドなどがおり、初戦から注目したい血統背景となっている。
 本馬は11月6日にゲート試験に合格。そこから坂路での追い切りを行っているが、現時点では目立って速い時計は出ていない。ただ、11月21日のゲートでは、レースで騎乗する酒井学騎手が跨って、センスよい飛び出しを見せた。11月29日(土)京都ダート1200mでのデビュー予定なので、このゲートは大きな武器になりそう。

◆ゴーントレット(牝、父ハーツクライ、母シーカーマ、栗東・角田晃一厩舎)
 母はアメリカで3勝を挙げ、芝マイル重賞を勝っている。本馬は二番仔にあたり、2013年セレクトセール1歳にて、3800万円で落札されている。
 10月23日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。1週間後にはゲート試験に合格し、坂路とCWでの追い切りを積み重ねている。11月20日のCW追い切りでは古馬500万下を追走して同入。6F82.5秒と上々の時計をマークしている。11月29日(土)京都芝1600mでのデビュー戦を予定。

【美浦】
◆スモークフリー(牡、父ディープインパクト、母スモークンフローリック、美浦・戸田博文厩舎)
 現5歳の半姉にエンプレス杯など交流重賞3勝のワイルドフラッパーがいる。540キロ前後の立派な馬格を誇り、見るからにパワフル。力の要るウッドチップコースでダイナミックな動きを見せており、1週前の追い切りは年長馬を相手に優勢の手応えで先着した。「普段は子供っぽいところもあるけど、パワーとスピードを兼ね備えたタイプ。ここまで順調に乗り込んできたし、初戦から動けると思います」と斎藤調教助手。11月29日、東京のダート1600mを岩田康誠騎手で予定している。

 戸田博文厩舎からは愛国産馬のアメリカンゴールド(牡、父Galileo 、母Society Selection)もスタンバイ。こちらは11月30日、東京の芝2000mを福永祐一騎手で予定している。

◆バンゴール(牝、父キングカメハメハ、母ローザブランカ、美浦・尾関知人厩舎)
 母は3勝。祖母のローズバドは重賞2勝の他、G1でも2着3回。叔父にあたるローズキングダムはG1を2勝している(朝日杯FS、ジャパンC)。先週の11月19日にはポリトラックで追われ、古馬のモンストールを追走して併入と上々の動きを見せた。「力の要る坂路だと動き切れなかった感じだけど、ポリトラックでは十分に動けている。長めから負荷をかけられたし、まだまだ変わってきそう。小柄なわりに意外と馬がしっかりしているし、血統的にも楽しみにしています」と尾関調教師。11月30日、東京の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ミステリウム(牡、父エンパイアメーカー、母ラヴィーズラヴィン、美浦・手塚貴久厩舎)
 セレクトセールの出身(取引価格3570万円)。兄姉は上級馬こそいないが、3頭すべてが勝ち上がっている。「500キロを越す大型馬で脚捌きが力強いし、デビュー前の2歳馬にしては体力もある。追い切りの時計的にも水準以上の動き。ダートで先行して粘り込むような競馬が合いそうだし、初戦から勝ち負けを期待しています」と手塚調教師。11月29日、東京のダート1600mをザカリー・パートン騎手で予定している。

◆ミュゼフローレンス(牝、父エンパイアメーカー、母シルクメガヒット、美浦・高市圭二厩舎)
 HBAセレクションセールの出身(取引価格1522万5000円)。サンデーサイレンス産駒の母は2勝している。じっくりと追い切りの本数を重ね、ひと追い毎に時計を詰めてきた。「納得のいく状態まで乗り込んだし、だいぶ体力がついてきた。サンデーサイレンスの肌で芝には対応できそう。トビの大きな走りをするし、ある程度は長めの距離がいいと思う」と高市調教師。11月30日、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/11/27(Thu) 07:08コメント(0) ]
2014/11/18(Tue)
【栗東】
◆コンテッサトゥーレ(牝、父ディープインパクト、母エアトゥーレ、栗東・安田隆行厩舎)

 半姉にスプリント重賞2勝のアルティマトゥーレ(父フジキセキ)、半兄に皐月賞馬キャプテントゥーレ(父アグネスタキオン)がいるという良血馬。
 6月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月に再入厩。デビューまでじっくりと時間をかけてきたが「追うごとに動きが良くなってきました」と安田隆行調教師。11月12日の坂路では、4F54.1秒と時計は目立っていないが、動きはしっかりとしている。追い切り本数も非常に多く、中身もきっちり出来ていると思われるため、デビュー予定の11月24日(月)京都芝1400m(牝)での走りが楽しみ。なお、鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

 なお、ロードカナロア(父キングカメハメハ)の半妹、ヴィーヴル(父ディープインパクト)は11月22日(土)京都芝1600mを岩田康誠騎手でデビューする予定になっている。

◆ウソハッピャク(牡、父ローエングリン、母ウソツキ、栗東・音無秀孝厩舎)

 半兄フクラムサイフ(父ジャングルポケット)は、芝2000mで2勝を挙げている。ローエングリン産駒には、2012年朝日杯FS、2013年皐月賞を制したロゴタイプがいる。
 本馬は5月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格して、ゲートに向けた追い切りも開始されていたが、軽度(3ヶ月)の骨折で夏場は休養を余儀なくされた。しかし「これがいい休養期間になった」と音無秀孝調教師。10月下旬に栗東へ再入厩すると、追い切りの動きが目立つようになり、11月13日の坂路では、4F52.6秒をマークした。時計は出たが、兄の活躍からも、適性距離は長めということになりそう。よって、デビュー戦は11月23日(日)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆スペリオルラスター(牡、父ハーツクライ、母スペリオルパール、栗東・須貝尚介厩舎)

 半兄に今年の小倉大賞典、京都大賞典を勝ったラストインパクト(父ディープインパクト)がいる血統。父がハーツクライの本馬だが「ハーツクライっぽくなくて、歩きがしっかりしていますね。心肺機能も高いので、初戦からしっかり結果を出してくれそう」と須貝尚介調教師。
 11/12はCWで新馬ショウナンラージャと併せ馬を行って、2馬身先着。6F83.5秒の時計をマークしており、追われるごとに動きもしっかりとしてきた。11月23日(日)京都芝2000mをW.ビュイック騎手でデビューする予定となっている。

◆エイシンアルファー(牝、父マンハッタンカフェ、母エーシンコンファー、栗東・野中賢二厩舎)

 母は現役時代に芝で4勝を挙げており、本馬はその初仔になる。また近親に米子Sなど、芝で6勝を挙げているエーシンミズーリがいる血統。
 11月6日の坂路では、4F52.4秒と好時計を出しており、11月13日のCWでは、古馬500万下を追走して楽に追いついた。この追い切りについて「やるつもりはなくても、時計が出るタイプ。芝の実戦ならもっと良さそうですし、新馬向きの印象がありますね」と野中賢二調教師。デビュー戦は、11月24日(月)京都芝1400m(牝)を北村友一騎手で予定している。

【美浦】
◆ヴェールデローザ(牝、父ネオユニヴァース、母オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
 1歳上の異父姉がオークス馬のヌーヴォレコルト。当初は4回京都開催でデビューするプランを立てていたが、まだ体力不足で弱さもあったことから無理せずに乗り込まれてきた。十分に調教量をこなしており、ひと追い毎に良化している。「ヌーヴォレコルトと一緒に栗東トレセンに滞在させた効果で心身ともに馬がしっかりとしてきました。姉とはタイプが違うけど、まだまだ成長してくるでしょうし、いいモノを持っていると思います」と斎藤誠調教師。11月24日、東京の芝1600m(牝馬)を岩田康誠騎手で予定している。

 斎藤誠厩舎にはトラキアンコード(牡、父マンハッタンカフェ、母レッドルンバ、母の父レッドランサム)もスタンバイ。こちらは同じく11月24日、東京の芝1800mを岩田康誠騎手で予定している。

◆グランシルク(牡、父ステイゴールド、母ルシルク、美浦・戸田博文厩舎)
 戸田博文厩舎にゆかりの血統。2歳上の異父兄に現2勝のクロムレック、叔父に2009年の共同通信杯を制したブレイクランアウトがいる。ウッドチップとポリトラックで追い切りの本数を重ね、先々週の11月6日には現1勝馬のソールインパクト(東スポ杯2歳Sに出走予定)と互角の動きを見せていた。「ひと追い毎に良くなっているし、いいスピードがありそう。調教の感じからも距離には融通性があると思います」とのこと。11月24日、東京の芝1800mを福永祐一騎手で予定している。

◆マーセラス(牡、父キンシャサノキセキ、母カーリーパッション、美浦・久保田貴士厩舎)
 ダート路線で活躍したフラムドパシオン、ダートムーアの異父弟。トニービン産駒の母は1勝止まりだが、祖母がダイナカール、伯母にエアグルーヴ、いとこにアドマイヤグルーヴやルーラーシップやオレハマッテルゼなど一族には数々のGI馬が並ぶ。先週の11月12日には坂路で4F54秒6の好タイムを出しており、血統馬らしい素質を秘めていそうだ。「まだ追い切りの本数は少ないけど、気が勝っているタイプ。仕上がり自体は早そうだし、血統面からも楽しみ」と久保田貴士調教師。11月23日、東京の芝1400mを柴山雄一騎手で予定している。

◆レッドマジュール(牝、父ディープインパクト、母マンダララ、美浦・手塚貴久厩舎)
 1歳上の異父姉に現2勝のレッドシェリール、ヴェルメイユ賞などフランスのG1を3勝したMandeshaがいる。「線の細い牝馬で追い切ると疲れが出やすく、まだ少し弱いところを抱えている感じ。正直、思っていたよりも動き切れていないけど、走るフォーム自体は悪くない。水準級の時計も出ているし、軽い芝で良さを見せてくれれば…。今週の追い切りは戸崎圭太騎手に乗ってもらい、本馬場(芝)での動きを確認するつもりです」と手塚貴久調教師。11月24日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/11/18(Tue) 05:55コメント(0) ]
2014/11/12(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤジャズ(牡、父タニノギムレット、母ジュピターズジャズ、栗東・友道康夫厩舎)

 全兄スズジュピターは新馬、ダリア賞と連勝し、東京スポーツ杯2歳S2着。その後は朝日杯FSに出走し、1番人気になっている(5着)。2012年セレクトセール当歳にて、5200万円で落札されている。
 本馬は10月4日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。当初から動きの良さは目立っていたが、11月6日のCWでは、ボージェストを追走して楽に先着。6F82.2秒、1F11.8秒と、新馬としてはトップクラスの時計をマークした。追い切り本数は十分にこなしており、初戦から楽しみな状態で出走できそう。11月16日(日)京都芝1600mを藤岡康太騎手でデビューする予定。

◆アンビシャス(牡、父ディープインパクト、母カーニバルソング、栗東・音無秀孝厩舎)

 半兄に芝長距離で2勝を挙げ、現在は障害レースに出走しているプロフェッサー(父リンカーン)がいる血統。入厩当初、本馬について「最初は動かないかも知れないけど、追うごとに良くなってくると思う」とコメントしていた音無秀孝調教師。
 実際、10月30日のゲートからの追い切りでは、先週の新馬戦でデビュー勝ちしたマズイマズイウマイに手応え優勢で同入した。レースで騎乗予定のC.ルメール騎手が跨った、11月6日の坂路ではまだまだ物足りない面が見られたが、芝の実戦タイプという印象もある。デビュー戦は11月15日(土)京都芝1800mが予定されている。

◆エイムハイ(牡、父ディープインパクト、母サンドリオン、栗東・安田隆行厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、3連勝で紫苑Sを制し、カワカミプリンセスの勝った秋華賞で7着した後、引退している。母との比較について「母もデビューした当初は少し地味な印象がありましたが、似たような感じですね。レースに使っていって、良さが出てくるタイプだと思います」と安田隆行調教師。
 11月6日には、レッドアルヴィスを追走する併せ馬で、最後は1馬身の遅れ。しかし、相手は重賞ウイナー。よく食い下がって、4F52.4秒をマークしたと評価すべきだろう。デビュー戦は11月15日(土)東京芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ロードユアソング(牡、父ディープインパクト、母レディバラード、栗東・池江泰寿厩舎)

 母は現役時代にTCK女王盃(大井ダート2000m)、クイーン賞(船橋ダート1800m)の地方交流ダート重賞を制覇。全兄ダノンバラードは池江泰郎厩舎でラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ち、厩舎が定年解散で池江泰寿厩舎へ転厩した後はAJCCを勝っている。
 本馬は吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。順調に坂路での追い切りを積み重ねて、1週前はCWで新馬ラヴィダフェリースとの併せ馬。追い比べで遅れてしまったが、6F83.5秒、1F12.4秒は決して悪くない数字。十分に中身は出来ているだけに、初戦から態勢は整っている。11月16日(日)東京芝2000mをR.ムーア騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アジアンテースト(牡、父Into Mischief、母Touch Me Babe、美浦・手塚貴久厩舎)
 OBSマーチセールの出身(39万ドル)。試走では1F10秒0のタイムを出していた。父はHarlan's Holidayの直仔(Storm Cat系)で米国の2歳G1(AW1700m)を勝っている。ここ2週は京王杯2歳S2着のサフィロスを相手に併入と水準以上の動きを見せており、初戦から動けそうなムードだ。「走るフォームがいいし、しっかりと動けている。530キロ前後の大型馬で緩さがあるけど、その割に手先は軽い。血統的にも体形的にもダートの1400mから1600mぐらいに適性がありそう」と手塚貴久調教師。11月15日(土)、東京のダート1400mmをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆ブレイクエース(牡、父キングカメハメハ、母キュー、美浦・戸田博文厩舎)
 戸田博文厩舎にゆかりの血統。半兄に共同通信杯を制したブレイクランアウト、現3勝のエネアド、半姉に現2勝のキュリオスティーがいる。入厩後の調教量は実に豊富。先週の6日には三浦皇成騎手を背にポリトラックコースで1F11秒台をマークした。「じっくりと乗ってきたし、ひと追い毎に反応が良くなってきました」と斎藤調教助手。11月15日(土)、東京の芝1600mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ボルゲーゼ(牡、父キングカメハメハ、母ラルケット、美浦・木村哲也厩舎)
 ファルブラヴ産駒の母は通算4勝の他、クイーンC3着の活躍馬。おじに障害の重賞を制したクランエンブレム、クリーバレンがいる。「ゲート試験に合格してから牧場に戻して成長を促したけど、理想通りに成長している。能力があることは確か。早くから期待していた馬だし、先々を見越して大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。11月15日(土)、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆フロリアード(牝、父クロフネ、母キャスケードブーケ、美浦・大竹正博厩舎)
 一族からダイワメジャー、ダイワスカーレットなどの一流馬が出ている母系。先週の追い切りでは蛯名正義騎手を背に軽快な動きを見せた。「馬体重以上に大きく見せるタイプ。クロフネ産駒にしては軽さがあって気性的にも前向き。ジョッキーの感触もいいし、初戦から楽しめそう」と大竹正博調教師。11月15日、東京のダート1400mを蛯名正義騎手で予定している。

 大竹厩舎からはルサルカ(牝、父ステイゴールド、母ウォータームーン)もスタンバイ。こちらは11月16日(日)、東京の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/11/12(Wed) 07:42コメント(0) ]
2014/11/05(Wed)
【栗東】
◆シーオブラブ(牝、父ディープインパクト、母バランセラ、栗東・高橋義忠厩舎)

 全姉スペクトロライトはダート1600m、1800mで2勝を挙げており、2013年セレクトセール1歳にて、8400万円(税別)で落札されている。
 本馬は9月19日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。坂路では15-15、CWで本追い切りといった形で調整が進んでいるが、10月23日にレースで騎乗予定の岩田康誠騎手が跨った、CWでの併せ馬がみどころ十分。古馬オープンのメイショウサミットを追走して、馬なりで先着。時計は6F84.0秒と全体時計は特筆するほどではないものの、余力ある状態でラスト1F12.5秒は優秀。1週前となる、10月30日のCW追い切りでも変わらず、機敏な動きを見せており、自然と初戦から期待したくなる雰囲気を出している。11月9日(日)京都芝1600m(牝)でデビューする予定。

◆ラインルーフ(牡、父フレンチデピュティ、母サルトリーガール、栗東・松永昌博厩舎)

 半兄マヤノカデンツァ(父マヤノトップガン)は未勝利を勝ち上がれず、地方競馬に移籍し、再びJRAに転厩してから、函館ダート1700mの500万下を勝ち上がった。本馬について、松永昌博調教師は「距離は長い方がいいみたい」ということで、11月9日(日)京都芝2000mでのデビューが予定されている。10月29日にレースで騎乗予定の武幸四郎騎手が跨って、CWで追い切り。ラホーヤビーチを大きく追走して、最後は追いつかなかったが、相手は先週の未勝利戦で1着。時計の6F82.2秒を順当に評価すべきだろう。追うごとに動きが良化している印象も受けるので、最終追い切りでは更に動けるのではないだろうか。

◆シャインバルキリー(牝、父ダイワメジャー、母シャイニングピアス、栗東・友道康夫厩舎)

 2012年北九州記念など、芝1200mで5勝を挙げているスギノエンデバー(父サクラバクシンオー)が半兄にいる血統。本馬はダイワメジャー産駒だが「ピッチ走法だし、力強い走りをするので、マイル前後の距離に適性がありそうです」と友道康夫調教師。10月30日には、レースで騎乗予定の藤岡佑介騎手が跨って、坂路での単走追い切り。4F54.1秒は決して目立つ時計ではないが、追い切り本数は十分にこなしており、追い切りで動かないあたり、兄よりは長い距離で活躍できる可能性がある。11月9日(日)京都芝1600m(牝)でのデビューを予定している。

◆ブロードキャスト(牡、父ディープインパクト、母アジアンミーティア、栗東・中竹和也厩舎) 全兄ダコールは芝の1600mから2400mの距離で5勝を挙げており、重賞でも常に掲示板に載る、堅実な走りを見せている。本馬は8月21日にゲート試験合格後、一旦放牧に出されて、10月に栗東へ再入厩した形。
 10月29日には、坂路で古馬オープンのソロルを追走する併せ馬。さすがに手応えは相手が優勢だったが、追いついて、なんとか併入する動き。時計の4F55.0秒は平凡でも、中身の濃い追い切りだったのではないだろうか。11月9日(日)京都芝2000mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆レッドライジェル(牡、父ディープインパクト、母サセッティ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 半姉のレッドセシリアは現4勝、阪神JF3着の戦歴。母の半弟には1998年の愛オークスを制したWinonaがいる。ゲート試験に合格後は牧場で心身の成長を促し、秋の東京デビューを目指して再入厩。「ディープの子で男馬にしては大きくない方だし、調教をやり過ぎて馬体重を減らすことがないように注意して乗り込んできた。仕上がり自体は良すぎるぐらい。血統的にも走る母系だし、いいスピードがありそう」と藤沢和雄調教師。11月9日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

 藤沢和雄厩舎からはソルティコメント(牡、父Smart Strike、母Salty Response)もスタンバイ。本馬は今年のOBSマーチセールに上場され、21万ドルで落札された。こちらは11月8日、東京の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆ゴールデンバローズ(牡、父Tapit、母Moter Russia、美浦・堀宣行厩舎)
 ファシグティプトンフロリダセールの出身。父の産駒はG1を2勝したテスタマッタ(ジャパンダートダービー、フェブラリーS)をはじめ、現2歳世代も2戦2勝のタップザットなどがコンスタントに勝ち上がっている。10月30日にはウッドチップコースで古馬のゴーハンティング、サトノテイオウと併入。米国産馬らしいパワフルな馬体が目を惹く。「いいスピードとパワーを兼ね備えたタイプ。気性面が課題になりそうだけど、稽古の動きからは能力を感じます」と橋本調教助手。11月8日、東京の芝1600mを予定している。

◆シェーネフラウ(牝、父ゼンノロブロイ、母モンテミウ、美浦・大竹正博厩舎)
 母の半姉に阪神牝馬Sを制したサウンドオブハートがいる。ウッドチップコースで水準以上の動きを見せており、先週の10月29日には松岡正海騎手を背に軽やかな走りを見せた。「いい感じ。センスが良さそうだし、芝で切れそう」と松岡騎手。大竹正博調教師も「牝馬にしては調教を積んでいってもイレ込むようなところがないし、しっかりと動けている。距離はマイル以上もこなせそう」と好感触だ。11月8日、東京の芝1600mを予定している。

◆ニーマルキング(牡、父キングカメハメハ、母リヴァプール、美浦・田村康仁厩舎)
 2012年のセレクトセールに上場され、1550万円(税別)で取引された。ダンスインザダーク産駒の母は通算5勝の他、ファンタジーS3着の戦歴がある。先週の10月29日にはウッドチップコースで1000万下の古馬を突き放し、迫力満点の動きを見せた。「仕掛けてからの反応が抜群だし、まるで瞬間移動みたいな動きでした。とにかく瞬発力が桁違い。まだ気持ちの面が子供だし、いかにも2歳っ子という感じだけど、全体的に芯が入ってくれば先々まで楽しみ」と高木調教助手。11月8日、東京のダート1600mをライアン・ムーア騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/11/05(Wed) 16:57コメント(0) ]