2014/12/22(Mon)
【栗東】
◆エルクンバンチェロ(牡、父Elusive Quality、母ラクカラチャ、栗東・安田隆行厩舎)

 母はイギリスで7勝を挙げた名スプリンター。カレンチャン、ロードカナロアのスプリントGIホースを筆頭に、ダッシャーゴーゴーやトウカイミステリーなど、芝スプリント重賞ウイナーを数多く輩出した安田隆行厩舎にはマッチする血統だろう。
 本馬については「おっとりした気性で、乗り手の指示に従順。追い切りでもしっかり動けています。踏み込みが深く、球節を擦りやすいところが難点ですが、それだけ重心の低い走りができているということでしょう」と安田隆行調教師。12月20日の坂路では、4F54.0秒、2F24.7秒、1F12.4秒と素晴らしい時計をマーク。
 担当する岩本龍治調教助手は、カレンチャンとロードカナロアを担当していたが「顔つきなんか、ロードカナロアに似ていますね」とコメントとしているだけに、デビュー前から大物感が漂っている。12月28日(日)阪神芝1400mをG.ブノワ騎手でデビューする予定。

◆エイシンカリバーン(牡、父Ghostzapper、母Perfect Moment、栗東・川村禎彦厩舎)
 JRAでデビューした父産駒は6頭いるが、4頭が勝ち上がっており、レディスプレリュード(大井ダート1800m)を制したワイルドフラッパーを筆頭に、ダートで活躍する馬が圧倒的に多い。
 本馬は12月5日にレースで騎乗予定の和田竜二騎手が跨って、CWで6F82.8秒を馬なりでマークしている。12月11日の坂路では、先週デビューしたエイシンナセルに遅れたものの、4F52.3秒という時計はかなり評価できる。12月18日の坂路では、古馬コウエイワンマンに先行して、差を詰められながらも先着。3週続けて、中身の濃い追い切りを消化できている点を評価したい。デビュー戦は12月27日(土)阪神芝1800mを予定している。

◆マスターリデル(牡、父サムライハート、母ヒシレーシー、栗東・松永昌博厩舎)
 サムライハート産駒は函館芝2600mの支笏湖特別を勝ったヤマイチパートナーのように、長距離で活躍する馬もいれば、芝1600mで3勝を挙げている(他に芝1800mで1勝)ローレルブレットのように、マイル前後の距離で活躍する馬もいるなど、タイプは様々。母は現役時代にダート短距離で3勝挙げているものの、近親に目立った活躍馬はいない。
 本馬については「気性が素直だし、馬っぷりがいい」と松永昌博調教師。目立って速い時計を出した追い切りはないものの、徐々に動きが良化している。12月28日(日)阪神芝1400mを森一馬騎手でデビューする予定となっている。

◆ハッピーシェフ(牡、父クロフネ、母ハッピーディレンマ、栗東・友道康夫厩舎)

 おじに新馬、寒竹賞と連勝したターゲットマシン(父ディープインパクト)がいる血統。本馬は11月14日に吉澤ステーブルWESTから入厩。入厩からまもない時期に4F54.7秒をマークし、素質の高さを感じさせてくれたが、ここ数週の動きはさほど目立ってこない。
「育成場での動きは良かったし、入厩当初の動きも目立っていました。最近はウッドチップが重く、走りにくい状況なので、そのあたりが影響しているのかも知れません」と友道康夫調教師。12月17日のCWも先週デビューしたノーブルソニックに遅れる地味な内容だったが、12月27日(土)阪神ダート1800mでのデビューなので、それほど気にすることはないかも知れない。

【美浦】
◆キングカラカウア(牡、父キングカメハメハ、母ジターナ、美浦・加藤征弘厩舎)
 叔母に桜花賞馬のマルセリーナ、叔父に重賞2勝と現役で活躍中のグランデッツァがいる。古馬を相手に併せ馬の本数を重ね、ひと追い毎に気配が上向いてきた印象だ。「気性的にも素直な馬だし、水準以上の動きで初戦から楽しみ」とのこと。12月28日、中山の芝1600mを武豊騎手で予定している。

◆トーホウアスティ(牝、父フレンチデピュティ、母トーホウガイア、美浦・武藤善則厩舎)
 半兄に今年の菊花賞を制したトーホウジャッカル、半姉に今年のCBC賞を制したトーホウアマポーラがいる。坂路とウッドチップで追い切りの本数を重ね、じっくりと乗り込まれてきた。「晩成型の血統だし、馬の様子を見ながら進めてきた。フレンチデピュティの子にしては歩様に硬さがないのはいいね。ある程度は長めの距離が良さそうだし、しっかりとしてくれば走ってくると思います」と武藤善則調教師。12月27日、中山の芝2000mを後藤浩輝騎手で予定している。

◆プラパジシャン(牡、父ステイゴールド、母アビラ、美浦・萩原清厩舎)
 2012年のセレクトセールに上場され、4200万円(税込)で取り引きされた。半兄にマーチS2着などダート路線で活躍中のジェベルムーサがいる。先週の追い切りは力の要るウッドチップで水準以上の好時計を弾き出しており、素質の高さを印象づけた。「500キロを越す馬格。まだ少し余裕がある感じだけど、稽古の動き自体はしっかりとしている。芝も合いそうな感じだし、能力は高いと思います」とのこと。12月28日、中山の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆リガードリング(牡、父マンハッタンカフェ、母ミルグレイン、美浦・高木登厩舎)
 半兄に2008年の高松宮記念を制したファイングレインがいる。12月18日にはウッドチップでダービー3着馬のマイネルフロストと併せ、ラスト1Fを強めに追われて鋭い伸びを見せた。「少し繊細なところがあるけど、いい動き。血統的にも素質を感じます」と高木調教師。12月28日、中山の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆レサンシエル(牡、父キングカメハメハ、母バンドゥッチ、美浦・国枝栄厩舎)
 2012年のセレクトセールに上場され、2100万円(税込)で取り引きされた。伯母にフェアリーS2着のソルティビッド、いとこにアパパネがいる。国枝栄厩舎にとっては縁の深い母系だ。12月17日にはウッドチップでタンタアレグリア(ホープフルSに出走予定)と併せ、ビシッと追われた。「柔軟なフットワークで走ってきそうな雰囲気がある。いいモノを持っているし、血統的にも将来性は高そう」とのこと。当初は芝でのデビューも検討されていたが、ダートから使い出すことに…。12月28日、中山のダート1800mを柴田善臣騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/12/22(Mon) 20:14コメント(0) ]
2014/12/18(Thu)
【ジョンブドール】 父ステイゴールド母シャープキック

母父メジロマックイーン12月20日、中山競馬場の第5R・2歳新馬(ダ1800m)には、川崎・JpnIのJBCスプリントを制するなど、主にダートの短~中距離で活躍しているタイセイレジェンドの半妹ジョンブドール(牝2、美浦・高橋文)が鞍上柴田善騎手でデビュー戦を迎える。10月にゲート試験を合格した後は、一旦放牧に出され成長を促された。現地でも入念に乗り込まれ、帰厩後も上々の動きを披露。飼い食いの細さによる馬体減りが不安材料ではあるが、高いポテンシャルを持ち合わせているため初戦から期待したい。

【ジョンブドール】 父ステイゴールド母シャープキック母父メジロマックイーン
12月20日第6R・2歳新馬(芝1600m)では、報知杯4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)など重賞4勝、桜花賞やエリザベス女王杯2着などの成績を残したフサイチエアデールの孫、ジャポニカーラ(牝2、美浦・勢司)が鞍上横山典騎手でメイクデビューを果たす。他にも、伯母にクイーンC勝ちのライラプス、伯父に朝日杯FSなど重賞3勝を挙げたフサイチリシャールなど、活躍馬が多く見られる血統だ。


【アルティマブラッド】 父シンボリクリスエス母アルティマトゥーレ母父フジキセキ
12月20日、阪神競馬場の第5R・2歳新馬(芝1600m)には叔父に皐月賞など重賞4勝を挙げたキャプテントゥーレ、母はセントウルSなど重賞2勝のアルティマトゥーレ、祖母には阪神牝馬Sを勝ったエアトゥーレという血統背景のアルティマブラッド(牝2、栗東・音無)が鞍上W.ビュイック騎手でデビュー戦を迎える。「いかにも芝が合いそう」という素軽いフットワークには期待が持てそうだ。

【デビュタント】 父ディープインパクト母モアザンベスト母父Giant’s Causeway
乗り味の良さと、非凡な能力を感じさせる動きから「女版キズナ」という異名を授かったデビュタント(牝2、栗東・佐々木)も武豊騎手を背に出陣。

【マイアベーア】 父ディープインパクト母オンブルリジェール母父Double Bed
伯母にフェアリーS勝ち、桜花賞とオークス共に3着という実績を残したジェルミナルらがいる血統のマイアベーア(牡2、栗東・矢作)も同レースにて初陣を迎える。馬っぷりの良さと前向きな気性が評判の1頭だ。鞍上は秋山騎手。

【オートチャーチル】 父マイネルラヴ母スカーレットミカ母父アドマイヤベガ
第6R・2歳新馬(ダ1200m)では、近親にヴァーミリアン、サカラート、ソリタリーキング、キングスエンブレムなどダート重賞での活躍馬が数多くいる血統背景のオートチャーチル(牡2、栗東・松永昌)が池添騎手でメイクデビューを果たす。パワーとスピードを兼ね備えた、短距離向きの走りは素質の高さを感じさせるとの評判だ。

【ノーブルソニック】 父ネオユニヴァース母ソニックグルーヴ母父フレンチデピュティ
12月20日、中京競馬場の第5R・2歳新馬(ダ1800m)では祖母が名牝エアグルーヴ、伯母アドマイヤグルーヴ、叔父にルーラーシップ、フォゲッタブルなど重賞馬が多数存在する華やかな血統背景の持ち主ノーブルソニックがデビュー戦を迎える。鞍上は川田騎手。雄大な馬格の持ち主で、ダート適性を見込まれての初陣となった。納得の仕上がりで初戦から動ける態勢にあるようだ。
[ ナリティー at 2014/12/18(Thu) 17:10コメント(0) ]
2014/12/15(Mon)
【栗東】
◆デビュタント(牝、父ディープインパクト、母モアザンベスト、栗東・佐々木晶三厩舎)

 POG取材時には、佐々木晶三調教師の口から「女版キズナ」という言葉が出た期待馬。5月に栗東へ入厩した時はその表現にふさわしい動きを見せていたが、デビュー直前になって、蹄のアクシデントで一旦放牧。10月に栗東へ再入厩して、ここまでは順調な調整が続いている。
 目立って速い時計は出ていないものの、楽に時計を出せているあたりは、素質の高さを感じさせる。ただ、6月時に見せていたような素晴らしいフットワークというのは、まだ影を潜めている。これは馬自身の問題なのか、時計を要する今の栗東坂路が問題なのか、そのあたりは定かでないが、もっと凄みのある動きができるはず。最終追い切りではそのあたりに注目したい。

◆アルティマブラッド(牝、父シンボリクリスエス、母アルティマトゥーレ、栗東・音無秀孝厩舎)

デビュー馬
 半兄アルティマプリンス(父キングカメハメハ)は、体質の弱さからデビューが遅れ、現時点で4戦1勝。昇級初戦の500万下で3着しているので、今後順調なら、更に活躍が見込めそう。母が現役時代にスプリント重賞で2勝を挙げている点から、やはりスピード能力が高い血統。
 本馬は坂路での追い切りが中心となっているが、その併せ馬では遅れたことがない。12月10日の坂路では、ブチコを追走して、最後は1秒近く先着。ラスト1Fは13.6秒と時計を要したものの、4F52.5秒は非常に優秀な数字。12月3日の坂路でも4F52.8秒をマークしているように、初戦から動けるスピードが十分に備わっている。12月20日(土)阪神芝1600mをW.ビュイック騎手でデビューする予定となっている。

◆リアルスティール(牡、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、栗東・矢作芳人厩舎)

 全兄ラングレーはPOGでも注目を集めた1頭で、クラシック路線に乗れなかったものの、現時点で3勝。本馬の弟にあたる、母ラヴズオンリーミーの2013年産駒が、2014年セレクトセール1歳にて、1億8000万円で落札された点からも注目度の大きい血統だということがよく分かる。
 本馬は11月14日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩しているが、12月4日にゲート試験に合格するなど、順調そのもの。「馬はラングレーより上だと思いますが、その分、まだ緩さがありますね」という矢作芳人調教師のコメントを聞くと、初戦向きではない印象もあったが、12月10日のCWでは、馬なりで6F80.6秒をマーク。この追い切りで素質の片鱗を見せただけに、12月21日(日)阪神芝2000mのデビュー戦で注目を集めることは間違いないだろう。なお、鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

◆ノーブルソニック(牝、父ネオユニヴァース、母ソニックグルーヴ、栗東・友道康夫厩舎)

 祖母エアグルーヴは1997年天皇賞(秋)を制した女傑。おじにルーラーシップ(父キングカメハメハ)、おばにアドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)などがいる良血。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、11月28日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩。12月11日には、CWで先行するヴィルシーナを目標にする併せ馬。ヴィルシーナを追い抜いてからは、新馬ハッピーシェフとの併せ馬だったが、最後はきっちり先着して、6F82.3秒。しっかり動ける態勢が整っている。12月20日(土)中京ダート1800mを川田将雅騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆クインズラピス(牡、父ステイゴールド、母アンドモアアゲイン、美浦・田村康仁厩舎)
 母の半兄にダートで4勝したビッグポパイがいる。フレグモーネの影響で予定を延ばしたが、追い切りを再開してからは抜群の動きを見せている。12月10日にはウッドチップコースで5F64秒台をマーク。内めを回ったにせよ、デビュー前の2歳馬としては出色の時計だ。「そんなに大きくないので仕上げには手間取らないタイプ。時計的にも十分に動けているし、タイプとしては瞬発力がありそうな感じ。調教通りなら初戦から楽しみです」と町田調教助手。12月21日、中山の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆スターキャスト(牝、父ディープインパクト、母ライムライトII、美浦・畠山吉宏厩舎)
 母の半兄にAussie Rules(仏2000ギニーの勝ち馬)がいる。秋の東京デビューも視野に入れられていたが、カイ食いが細かったために山元トレセンで立て直しを図った。再入厩後は順調に追い切りの本数を重ねている。先週の12月10日にはポリトラックコースでラスト1F11秒台をマーク。ディープインパクト産駒らしい小柄な牝馬で素軽い走りが目につく。「見た目は小さいけど、いかにも牝馬らしい体つき。カイ食いや馬体重の維持がポイントになるけど、軽いフットワークで切れる脚を使えそうなタイプ。以前、うちの厩舎にいたアカンサスのようなイメージがありますね。血統的にも楽しみ」と畠山吉宏調教師。12月20日、中山の芝1600m(牝馬)を内田博幸騎手で予定している。

◆ビーウィッチド(牝、父ハービンジャー、母ロフティーエイム、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 4戦3勝で阪神JFを制したショウナンアデラを要する二ノ宮敬宇厩舎には、まだまだデビュー前の素質馬が控えている。サンデーサイレンス産駒の母は通算3勝、2006年の福島牝馬Sを制した。母の半妹にはダート路線で活躍したメーデイア(JBCレディスクラシックの勝ち馬)がいる。「入厩したての頃はトモが弱くて心配したけど、だいぶ力をつけてきた感じ。軽い感じで切れる脚を使えそうだし、血統的には距離が延びても対応できると思う」と篠原調教助手。12月20日、中山の芝1600m(牝馬)を蛯名正義騎手で予定している。

 その他にもシルバージェニー(牝、父Lantana Mob、母Jennierees)、ダフィーゴールド(牡、父ステイゴールド、母ダフィーナ)がスタンバイ。前者は12月21日、中山のダート1200mを内田博幸騎手で予定。後者は12月21日、中山の芝1800mを柴田善臣騎手で予定。

◆ハーランズロマン(牝、父Harlan's Holiday、母Swinging、美浦・斎藤誠厩舎)
 3代母はアメリカで通算13戦13勝の名牝。BCディスタフなどG1を7勝しており、1988年のエクリプス賞で最優秀古牝馬に選出された。祖母はOur Emblem(ウォーエンブレムの父)の全妹。一族からはゴッドオブチャンス(京王杯SCの勝ち馬)が出ている。「前向きは前向きだけど、乗り手に素直で我慢も利く。いいスピードがあるし、初戦から動けると思います」と斎藤誠調教師。12月20日、阪神のダート1200mをビュイック騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/12/15(Mon) 18:58コメント(0) ]
2014/12/09(Tue)
【栗東】
◆リアファル(牡、父ゼンノロブロイ、母クリソプレーズ、栗東・音無秀孝厩舎)

 ディープインパクト産駒の半姉マリアライトは芝中距離で2勝を挙げているが、同厩舎で管理されているゴールドアリュール産駒の半兄クリソライトはジャパンダートダービーをはじめ、ダートで5勝を挙げている。
 本馬についても「パワーがあって、ダートタイプ」と音無秀孝調教師。11月13日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩して、順調に調教を行っている。11月27日の坂路の併せ馬ではアクションスターに先着し、12月4日はジリオンに先着するなど、古馬と併せて優秀な動き。4日は坂路4F53.2秒と時計的にも評価できる内容だった。デビュー戦は12月13日(土)阪神ダート1800mを予定している。

◆メイショウヒコザ(牡、父ファルブラヴ、母フィオリトゥーラ、栗東・安達昭夫厩舎)
 小倉芝1200mの未勝利を勝ち上がった半姉ローザペルラ(父マーベラスサンデー)を筆頭に、兄姉は安達昭夫厩舎で管理されている血統。本馬については「きょうだいの中では、一番素直な気性ですね」と安達昭夫調教師。
 追い切りにはレースで騎乗予定の太宰啓介騎手が跨ることが多いが、11月27日は新馬サウンドバーニングと芝馬場で併せ馬を行って同入。12月3日はDPで6F77.8秒と好時計を単走でマークしており、姉同様にスピードがあるところを見せた。12月13日(土)阪神芝1200mでのデビューを予定。

 なお、前記サウンドバーニングは12月14日(日)阪神芝1800mを幸英明騎手でデビューする予定となっている。

◆クルムロフ(牡、父マルカシェンク、母レオコマチ、栗東・北出成人厩舎)
 半兄カロッサル(父マヤノトップガン)は芝1600mで3勝を挙げているが、本馬に関しては「ダート適性が高そう」と村田調教助手。2013年北海道サマーセール1歳にて、510万円で落札されている。
 11月27日はCWを単走で追い切られて、6F84.7秒と特に目立つ時計でもなく、動きも水準といったところだった。ただ、12月3日の坂路では時計が出にくい馬場を4F54.7秒。単走だったことを考慮すると、それなりに時計が出てきた。マルカシェンク産駒は、マルカウォーレンが先々週に京都ダート1800mの新馬戦を圧勝しているが、それに続くことができるか。デビューは12月13日(土)阪神ダート1800mを予定している。

◆ジュンスパーヒカル(牡、父ファルブラヴ、母フラッシュウェーブ、栗東・友道康夫厩舎)
 2005年オールカマーを制したホウキパウェーブ(父カーネギー)や2010年スワンSを制したマルカフェニックス(父ダンスインザダーク)が近親にいる良血だが、入厩当初は調教での動きもさほど目立っていなかった。
 ところが、追い切りを重ねるごとに動きが良化。11月27日のCWで古馬アドマイヤキュートと併せて先着。そして、12月4日にもCWでアドマイヤキュートと併せたが1馬身ほど先着。6F85.6秒は決して速い数字ではないが、ラスト1F12.1秒はそれなりの切れ味。ここまで動いてくると、血統的背景に期待したくなってくる。デビュー戦は12月13日(土)阪神ダート1800mが予定されている。

【美浦】
◆エクソールナーレ(牝、父コンデュイット、母マイネカンナ、美浦・畠山吉宏厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は福島牝馬Sの勝ち馬。おじには天皇賞・春を制したマイネルキッツ、アルゼンチン共和国杯3着など現役で活躍中のマイネルマークがいる。11月28日、12月4日とニューポリトラックコースで追い切られ、同じくデビュー前の僚馬と併せて軽快な動きを見せた。「牧場でも乗り込んできたし、410キロぐらいの小柄な牝馬なので仕上がりは早そう。走りが軽くて思っていた以上に動けているし、血統的にも楽しみです」と畠山吉宏調教師。12月14日、中山の芝2000mを予定している。

◆ハーモニックソウル(牝、父ハービンジャー、母コイウタ、美浦・大和田成厩舎)
 フジキセキ産駒の母はヴィクトリアMの勝ち馬。半兄に現1600万下のミッキーラブソングがいる。当初は前開催の東京デビューも視野に入れていたが、予定を先延ばしにして乗り込んできた。ここ2週はウッドチップコースで追い切られており、ひと追い毎に前進している。「血統的にも素質はありそう。本当に良くなってくるのは先でしょうけど、しっかりとしてくれば走ってくると思います」と大和田成調教師。12月13日、中山の芝1600mを予定している。

◆ピンクシャンパン(牝、父ディープインパクト、母ピンクカメオ、美浦・国枝栄厩舎)
 同じく国枝栄厩舎で管理されていた母はNHKマイルCの勝ち馬。おじにG1を2勝(スプリンターズS、安田記念)したブラックホーク、おばにクイーンS3着のカウアイレーンがいる。初仔の全姉ブルーロータスは未勝利だが、2番仔には活躍が期待されるところだ。目立つ時計こそ出していないが、追い切りでは軽快な動きを見せている。「ディープ産駒らしい軽さがあるし、芝の実戦に行って切れる脚を使えそう。初戦から動けるんじゃないかな」と国枝栄調教師。12月13日か20日、中山の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ムーンセイル(牡、父ジャングルポケット、母ヴェラブランカ、美浦・牧光二厩舎)
 おばにG1を2勝(オークス、阪神JF)したトールポピー、秋華賞を制したアヴェンチュラがいる。12月3日にはウッドチップコースでビシッと追われ、3頭併せで併入。7日にもウッドチップで軽めの時計を出しており、仕上がりは順調だ。「だいぶ動けるようになってきたし、感触は悪くない。心肺機能も良さそう。まずは芝の中距離で見てみたい」と牧光二調教師。12月14日、中山の芝2000mを後藤浩輝騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/12/09(Tue) 17:46コメント(0) ]
2014/12/04(Thu)
【栗東】
◆ジルダ(牝、父ゼンノロブロイ、母エアデジャヴー、栗東・友道康夫厩舎)
 半兄に2008年AJCCを制したエアシェイディ(父サンデーサイレンス)や、半姉に2005年秋華賞を制したエアメサイア(父サンデーサイレンス)がいる血統。本馬は2013年セレクトセール1歳にて、3100万円で落札されている。
 夏に函館競馬場でゲート試験に合格。栗東へは11月14日に入厩している。順調に調教を積み重ねて、11月26日の芝馬場での追い切りでは、先週デビューしたジーンノワールに手応えよく先着している。「胴の詰まった体型で、ピッチ走法」(友道康夫調教師)ということなので、距離適性に関しては限界があるかも知れないが、初戦から楽しみなタイプ。デビュー戦は12月7日(日)阪神芝1400m(牝)を予定している。

◆パラダイスリッジ(牝、父ディープインパクト、母クロウキャニオン、栗東・池江泰寿厩舎)
 同厩舎で管理されているマウントシャスタを筆頭に、2013年弥生賞を制したカミノタサハラなど、本馬と同じディープインパクト産駒の全兄はみな、GIレースに出走経験があるという素晴らしい成績を残している血統。
 10月23日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。11月28日のCWでは、2戦2勝のタップザットと併せ馬を行って同入。時計は遅いが、中身の濃い追い切りとなった。追い切り本数も十分に積み重ねており、初戦から動けるだろう。12月7日(日)阪神芝1600mでのデビュー戦が予定されている。

◆メナスコ(牡、父ストーミングホーム、母トリート、栗東・藤岡健一厩舎)

 日本で活躍する父産駒には、先週の京阪杯で2着したサドンストームや芝中距離で5勝を挙げているマコトブリジャールなど、距離適性の幅は、短距離から中距離まで広い印象を受ける。
 本馬は「スピードがあって、ゲートも上々」と藤岡健一調教師のコメント。11月27日の坂路では、4F56.1秒と時計こそ目立っていないが、併せた新馬キングルアウを追走して、大きく先着。数字以上にインパクトの動きを見せている。中間の併せ馬では、まだ一度も遅れたことがなく、この前向きさは評価したい。デビュー戦は12月6日(土)阪神ダート1400mを藤岡康太騎手で予定している。

 なお、同厩舎で「追ってからがいい」と同師がコメントするブラックパールは、12月7日の中山芝1800mでデビューする予定。

◆ジーシスター(牝、父ジャングルポケット、母ロージーミスト、栗東・矢作芳人厩舎)
 半兄に同厩舎で管理され、2011年NHKマイルCなど、重賞5勝を挙げているグランプリボス(父サクラバクシンオー)がいる血統。本馬は2012年セレクトセール当歳にて、1700万円で落札されている。
 11月14日にゲート試験に合格。その後は坂路で追い切りを重ねているが、11月20日の坂路4F54.5秒を馬なりでマークしたあたりは兄同様のスピードを感じさせるもの。その後は目立って速い時計が出ていないので、最終追い切りの動きには注目したい。12月7日(日)阪神芝1400m(牝)でのデビューを予定している。

【美浦】
◆ソリッドアクシス(牡、父Flashy Bull、母Sister Quick、美浦・国枝栄厩舎)
 父は米G1・スティーヴンフォスターH(ダート9F)の勝ち馬。JRAでデビューした産駒はサウンドビガレス(現3勝)、ミリアグラシア(現3勝)の2頭ともダート路線で勝ち上がっている。おじのTexas Glitter、Mr.Johnも米国で重賞を勝っており、ダート向きのスピード血脈だ。当初は秋の東京でデビューさせるプランを立てていたが、体調を崩したために仕切り直した。「いいスピードがありそうだし、血統的にもダートは良さそう」と国枝栄調教師。12月7日、中山のダート1200mを後藤浩輝騎手で予定している。

◆マイネルサージュ(牡、父ハービンジャー、母サオヒメ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母はダートで3勝。2013年の北海道市場・セレクションセールにおいて2730万円で取り引きされた。11月27日の追い切りは本馬場(芝)に入れ、重賞ウイナーのスマートオリオンを追走して併入。ゴール板を過ぎてからも緩めずに流しており、時計以上の負荷をかけた。「当初は夏場のデビューも考えていたけど、無理せずに体調が良くなるのを待った。入厩後も順調に乗れているし、ひと追いごとに良くなっている。素直な馬だし、いい脚を長く使えそうな感じで長めの距離が良さそう」と鹿戸雄一調教師。12月7日、中山の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆ヨットマン(牡、父High Cotton、母Dinghy、美浦・栗田徹厩舎)
 父は米G1・BCジュヴェナイルフィリーズを制したStorm Songの甥にあたる血統馬。米国ではGIウイナーのCurrency Swapなどを輩出している。OBSスプリングセールの出身で米国産馬らしい筋肉質の好馬体が目につく。先週の11月27日には北村宏司騎手が跨がり、しっかりと追われた。「入厩前からノーザンファーム天栄でも順調に乗り込んでいたし、仕上がりは早そう。乗り手に従順で性格がいいし、気持ちも前向き。走法的にも短めの距離が良さそうだし、いいモノを持っていると思います」と栗田徹調教師。12月6日、中山の芝1200mを北村宏司騎手で予定している。

◆レクスターズ(牡、父スニッツェル、母ディソサード、美浦・高橋文雅厩舎)
 半姉に昨年の阪神JFを制したレッドリヴェールがいる。それほど目立つ時計は出ていないが、じっくりと乗り込んできたぶん、ひと追いごとに良化している。「入厩当初は緩さがあったけど、乗り込むにつれて少しずつ解消してきた。いいスピードがありそうだし、血統馬らしい素質を秘めていると思います」と高橋文雅調教師。12月6日、中山の芝1200mを藤岡佑介騎手で予定している。
[ ナリティー at 2014/12/04(Thu) 05:50コメント(0) ]