2015/07/27(Mon)
【栗東】
◆アッパレドンキ(牝、父ディープインパクト、母トレノトマト、栗東・藤原英昭厩舎)

 母系には1993年日本ダービー優勝のウイニングチケットや重賞2勝のロイヤルタッチ、2005年新潟大賞典を制したエアセレソンなどがいる血統。今年のCBC賞で2着したダンスディレクターもこの母系なので、最近も活躍馬が出ている血統。
 調教欄を見ていただければ分かるが、全体的な時計の出方は地味。ただ、7月23日の芝コースでサトノキングリーと併せた追い切りでは手応え優勢の動き。これも時計が遅いだけに慎重に判断する必要があるが、あの動きなら最終追い切りでは更に機敏な動きを見せてくれそう。8月2日(日)新潟芝1400m(牝)を岩田康誠騎手でデビューする予定となっている。

◆ルグランフリソン(牡、父Smart Strike、母Leaning Tower、栗東・中竹和也厩舎)

 日本で活躍する父産駒には、2009年共同通信杯を勝ったブレイクランアウトや2015年エンプレス杯を制したアムールブリエがいる。
 本馬は入厩当初から「動けると思う」と中竹和也調教師が強調していたが、その通りの動きを見せたのが、7月22日の坂路での併せ馬。相手は新馬だったが、こちらが追走したにも関わらず、ゴール手前では楽に交わして先着。同じデビュー前の2歳にも関わらず、こちらの方が年上かと思わせるような動きだった。これには「やっぱり動きますね。最終追い切りは少し動く馬と併せる予定です」とのことなので、強い負荷でしっかり仕上げての出走となりそう。デビュー戦は8月2日(日)新潟芝1600mをM.デムーロ騎手で予定している。

◆キリシマオジョウ(牝、父スクワートルスクワート、母ラッキービクトリー、栗東・橋口弘次郎厩舎)

 本馬と同じく九州産の半兄キリシマホーマ(父ロドリゴデトリアーノ)は一般馬との対戦となってからも勝ち星を重ねており、現在3勝。十分な活躍を見せているし、これからの活躍も期待できるが、そんな兄を差し置いて「きょうだいの中でも馬体は一番」と橋口弘次郎調教師の評価は高い。
 それを裏付けたのは、7月22日のCWでの併せ馬。時計を出したのは4Fだけだが、4F53.6秒、1F12.0秒と動いた。兄の新馬戦は出遅れたが「スタートは普通だが、二の脚が速い」ということなので、いかにも初戦向き。まずは8月2日(日)小倉芝1200m(九)で結果を出し、次のステップへと進みたい。なお、鞍上は小牧太騎手。

◆タニノアーバンシー(牝、父Sea The Stars、母Vodka、栗東・角居勝彦厩舎)

 母ウォッカは2007年日本ダービーを筆頭にG1を7勝した名牝。本馬が3番仔になるが、先週までの時点で勝ち上がることはできていない。ただ、ファンの注目度はNo.1といってもよいくらいで、7月に8月2日のデビュー戦(新潟芝1600m、鞍上は岩田康誠騎手)が決まった時も各メディアでその報道がされたくらい。
 7月中旬あたりの動きはひと息に思われたが、追い切りを重ねるごとに動けるようになっている。7月22日はCWでハッピーモーメントを追走したが、馬なりの手応えで並びかけた。このくらい動けるようになってくれば、初戦から楽しみではないだろうか。

【美浦】
◆サトノスピリット(牡、父ネオユニヴァース、母ピュアティー、美浦・池上昌和厩舎)
 今年の千葉サラブレッドセールに上場され、3300万円で落札された。兄姉はロングシャドウ(現2勝)、パールシャドウ、ヒシハイグレードなどがコンスタントに走っている。7月22日には芝で5F65秒台(馬なり)をマーク。併せた相手に優勢の手応えで駆け抜け、陣営の感触は上々だ。「トレーニングセールの出身で前向きな性格だし、いい動きをしていました。マイルまではこなせるように育てていきたいですね」と池上昌和調教師。8月1日、新潟の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ダイワドレッサー(牝、父ネオユニヴァース、母リバティープリント、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 こちらも千葉サラブレッドセールに上場され、同じく3300万円で落札された。祖母エアリバティーはクイーンS2着、秋華賞5着の活躍馬。近親にはサトノプライマシー(現オープン)がいる。「牝馬にしては落ち着いているし、ある程度の時計で動けている。ゲート試験の出も速かったし、トレーニングセールの出身だから初戦向きだと思う」と鹿戸雄一調教師。8月2日、新潟の芝1400m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。

◆ミネット(牝、父ディープインパクト、母レッドキャット、美浦・藤沢和雄厩舎)
 ストームキャットの肌にディープインパクトの配合はキズナなどと同じ。重賞戦線でも活躍したダイレクトキャッチ、ステラロッサなどの半妹にあたる。タフな馬場の坂路で時計的には目立たないが、古馬を相手に質の高い追い切りを重ねてきた。「そんなに大きくないけど、いいスピードと瞬発力がありそう。コントロールも利きそうだし、いいモノを持っていると思う」とのこと。8月2日、新潟の芝1400m(牝馬)か芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ティソーナ(牡、父ダイワメジャー、母ラドラーダ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 母の半弟にゴルトブリッツ、祖母レディブロンドの半弟にディープインパクトがいる良血。函館競馬場で慎重にゲート練習を重ねながら乗り込まれ、札幌競馬場に移動。7月22日には本馬場で時計を出し、翌23日にゲート試験をパスした。「筋肉質の馬体をしているし、いいスピードがありそう。稽古の動きも上々。あとは馬の様子を見ながら使うかどうかを判断したい」とのこと。8月1日、札幌の芝1500mを柴山雄一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/07/27(Mon) 18:22コメント(0) ]
2015/07/20(Mon)
【栗東】
◆ワントゥワン(牝、父ディープインパクト、母ワンカラット、栗東・藤岡健一厩舎)
母ワンカラットはフィリーズレビューを筆頭に重賞4勝を挙げた、藤岡健一厩舎の看板娘。本馬のおばにあたるサンシャインやおじにあたるトップアートなど同厩舎で管理された3頭はすべて新馬勝ちしている。
 ゲート試験合格の後、先々週までは坂路での追い切りが中心だったが、7月15日はCWでエナジータウンとの併せ馬。道中は馬体を併せて折り合い、直線は追い比べ。きっちり3馬身先着しているが、相手は先週の未勝利戦を勝っているので、この先着は中身が濃い。7月25日(土)中京芝1400mを藤岡佑介騎手でデビューする予定。

◆アオイプリンセス(牝、父キングカメハメハ、母シルバートレイン、栗東・大久保龍志厩舎)
おじに1999年スプリンターズS、2001年安田記念を制したブラックホーク、おばに2007年NHKマイルCを勝ったピンクカメオがいる血統。半姉アンティフリーズ(父タップダンスシチー)も芝1600m以下の距離で3勝を挙げている。
 大久保龍志調教師は「育成の段階から目立っていましたね。牝馬ですが、物事に動じることなく、どっしりとしています」とコメント。7月1日の坂路では、4F54.0秒、1F12.2秒という時計で、新馬らしからぬ脚力を見せている。デビュー戦は7月26日(日)中京芝1600mをM.デムーロ騎手で予定している。

◆ココファンタジア(牝、父ステイゴールド、母ココシュニック、栗東・友道康夫厩舎)
祖母ゴールドティアラは2000年南部杯を制しており、半兄ステファノス(父ディープインパクト)は2014年富士Sを制している。本馬は栗東へ入厩してゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されており、7月3日にノーザンファームしがらきから再入厩している。
 入厩後はデビュー予定の7月26日(日)中京芝1600mへ向けて急ピッチで乗り込まれているが、7月15日のCWでの3頭併せでは、前半から速いペースで飛ばしたこともあり、最後はアップアップ。ただ、時計は6F81.7秒だったので、決して悲観する内容ではなく、このひと追いで上昇してくる可能性は大きい。なお、鞍上はZ.パートン騎手を予定している。

◆リンネ(牝、父ワイルドラッシュ、母ペケジェイ、栗東・安田隆行厩舎)
半姉ブルーチッパー(父ボーナスフィーバー)はダート中距離で5勝、地方交流競走のクイーン賞でも3着している。7月25日(土)中京芝1400mを鮫島克駿騎手でデビュー予定だが「血統的にダート適性が高いのは間違いないと思いますが、今の番組に適当なものがありませんし、最終週の中京芝はパワーが必要なので、そういった意味では適性は十分だと思います」と安田隆行調教師。
 7月15日の坂路では、先週デビュー勝ちしたラヴアンドポップを追走して同入。4F52.9秒、1F12.7秒と時計的にも十分に動いている。

【美浦】
◆エミノマユアク(牝、父エンパイアメーカー、母エミリア、美浦・尾関知人厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母はダートで5勝。叔父に現種牡馬のアッミラーレ(ダートでオープン特別2勝を含む6勝)、いとこに現2勝のスマートプラネットがいる。「16日の追い切りで遅れたのは手前を替え切れなかったぶんもあると思うし、このひと追いで変わってくるはず。血統や走りからは中距離が合いそうだし、SSの肌で芝もこなせそうなイメージ。それほど折り合い面の心配はなさそうだし、ピリッとした気性が競馬に行って噛み合えば楽しみです」と尾関知人調教師。7月25日、福島の芝1800m(牝馬)を吉田豊騎手で予定している。

◆ジェラシー(牝、父ハービンジャー、母グローリアスデイズ、美浦・菊沢隆徳厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母はフローラS2着、ローズS2着の活躍馬。伯父に阪神大賞典など重賞3勝のリンカーン、叔父に皐月賞を制したヴィクトリーがいる。「ひと言で前向きな馬ですね。ハービンジャー産駒の牝馬だし、必要以上にテンションを上げ過ぎないように気をつけて乗ってきました。やれば動くし、3週目でも使えたぐらいの雰囲気に仕上がっています。トビが大きな走りでパワーもあるし、血統的にも楽しみですね」と菊沢隆徳調教師。7月25日、福島の芝1800m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ラパンノワール(牝、父ステイゴールド、母ラスリングカプス、美浦・斎藤誠厩舎)
 半姉にスプリンターズSを含め、重賞を4勝したアストンマーチャンがいる。ゲート試験に合格後、山元トレセンで調整して再入厩。先週の16日には戸崎圭太騎手が跨り、ゲート練習を消化した。「そんなに速い時計を出していないけど、馬体は十分に仕上がっています。コロッとした体つきだし、いいスピードがありそう」と斎藤誠調教師。7月25日、福島の芝1200mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆カマクラ(牝、父シンボリクリスエス、母フロイラインローゼ、美浦・戸田博文厩舎)
 バラ一族の牝系。じっくりと乗り込まれ、先週の16日には調教パートナーのグリントオブライトと併せて上々の動きを見せた。「ひと追い毎に良くなってきたし、いいセンスがありそう」と戸田博文調教師。7月25日、福島の芝1800m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆グリントオブライト(牝、父ステイゴールド、母アドマイヤライト、美浦・戸田博文厩舎)
 叔母にスプリンターズSを制したスリープレスナイトがいる。こちらは「すごく素直だし、ひと追い毎に前向きさが出てきた」とのこと。7月26日、中京の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/07/20(Mon) 18:35コメント(0) ]
2015/07/14(Tue)
【注目新馬 中京】
★トラストルーク:牡父ハービンジャー母ジターナ厩舎:池江寿(栗東) 馬主:菅波雅巳 生産:村上欽哉
7/9(木) 栗CWコース(重)69.5-53.8-39.6-12.4 外々強め
叔母に桜花賞を勝ったマルセリーナや叔父に先日七夕賞を制したばかりのグランデッツァがいる。「1週前の動きは2歳としては水準以上。瞬発力があるし、この時期の2歳にしてはシッカリしている」と陣営。中京6日目の芝2000mでデビューの予定、鞍上はZ.パートン騎手の予定です。

【注目新馬 中京】
★ゼンノタヂカラオ:牡父キングカメハメハ母ダイヤモンドビコー厩舎:中内田(栗東) 馬主:大迫久美子 生産:村上欽哉
7/8(水) 栗CWコース(不)83.8-37.4-52.2-37.7-11.8 中強め
母ダイヤモンドビコーは重賞4勝しエリザベス女王杯でも2着の実績を持つ。祖母のステラマドリッドは米GI4勝を挙げた名牝。「まだ粗削りな面を残すが、稽古の動きも良く先々まで期待できそう」と陣営。中京6日目芝2000mでデビューの予定、鞍上はC.ルメール騎手の予定です。

【注目新馬 福島】★レベルフラッグ:牡父ワークフォース母ラバンディエーラ厩舎:尾形和(美浦) 馬主:吉田照哉 生産:社台ファーム
7/9(木) 南Wコース(重)68.7-54.3-39.8-13.0 内強め
父は今年の新種牡馬で先日の函館で産駒が初勝利を飾った。近親に新潟2歳Sを勝ったミュゼスルタンがいる。「この時期にしては馬がシッカリしているし、ひと追い毎に良化して来た。乗り役に従順で、秘めた素質を感じさせます」と陣営。福島6日目の芝1800mでデビューの予定、鞍上は田中勝春騎手の予定です。

【注目新馬 福島】
★ハタノインサイト:牝父フレンチデピュティ母クラスター厩舎:小島太(美浦) 馬主:グッドラックファーム生産:グッドラックファーム
7/8(水) 南芝コース(稍)60.8-47.8-35.8-12.8 馬なり
1歳上の半兄ハタノガイストは夏の福島で新馬勝ちしている。母の産駒の主な活躍馬は現役で活躍中、12年のデイリー杯2歳Sを勝ったテイエムイナズマがいる。「ゲートの出は速いので短距離向き。気性も素直で初戦から期待しているし、先々まで楽しめそう」と陣営。福島5日目のダート1150mでデビューの予定、鞍上は内田博幸騎手の予定です。

【注目新馬 函館】
★ジョルジュサンク:牡父ヴィクトワールピサ母ハリウッドローズ厩舎:鮫島(栗東) 馬主:CHEVALATTACHE生産:鎌田正嗣
7/9(木) 函館芝コース(良)68.3-51.4-37.5-12.5 外馬なり
母の産駒の多くはダートで勝ち上がっており、半兄ペガサスヒルズはダートの短距離で2勝している。「切れると言うよりは平均ペースで走れるタイプ。兄とは違って距離には融通性がありそう」と陣営。函館4日目の芝1800mでデビューの予定、鞍上は吉田隼人騎手の予定です。

【注目新馬 函館】
★サクセスボーイ:牡父タニノギムレット母サクセストレイン厩舎:栗田博(美浦) 馬主:鈴木芳夫 生産:ビッグレッドファーム
7/8(水) 函館芝コース(良)68.8-53.0-39.1-12.9 中馬なり
母はデビュー戦を勝ち、クイーンCを制した。産駒に目立った活躍馬は居ないが鞍上とは縁の血統である。1週前の追い切りでも3頭併せにて上々の動きを披露した。「ひと追い毎に良くなっているし、スタートは割りと速い方。素直なタイプなので距離も心配ない」と陣営。函館4日目の芝1800mでデビューの予定、鞍上は木幡初広騎手の予定です。
[ ナリティー at 2015/07/14(Tue) 07:50コメント(0) ]
2015/07/13(Mon)
◆ジュンヴァルカン(牡、父ネオユニヴァース、母ピンクリップス、栗東・友道康夫厩舎)

 おばに2007年フローラSを勝ち、その後のオークスで2着したベッラレイア(父ナリタトップロード)がいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、3500万円で落札されている。
 友道康夫厩舎のデビューまでのオーソドックスなパターンとしては、初回に入厩した際はゲート試験の合格を目標として、合格すれば放牧に出して、一旦リフレッシュする。しかし、本馬に関してはゲート試験合格後もじっくりと栗東在厩で調整。その効果あって、追い切るごとに動きに素軽さが出ている。7月9日のCWでは、レースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、ジュンスパーヒカルを追走。直線に向くと瞬発力の違いであっさり先着。6F82.8秒、1F11.7秒と素晴らしい動きを見せた。7月19日(日)中京芝2000mでデビューする予定。

◆フィールドシャルム(牡、父アドマイヤムーン、母タイキクラリティ、栗東・西園正都厩舎)
 2013年セレクトセール当歳にて、1500万円で落札されているが、半兄は今年のNHKマイルCを優勝したクラリティスカイ(父クロフネ)。同じく半兄クラリティシチー(父キングカメハメハ)は今年のダービー卿CTで2着と活力ある母系。
 本馬については「上はいずれもクラシックに出走していますが、この馬は父アドマイヤムーンなので適性距離は短いところだと思います」と西園正都調教師。函館競馬場に入厩してから、週2本の函館W追い切りを順調にこなしており、仕上がりは万全。7月18日(土)函館芝1200mでデビュー勝ちを目指す。なお鞍上は酒井学騎手が予定されている。

◆ブラックスピネル(牡、父タニノギムレット、母モルガナイト、栗東・音無秀孝厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理されて芝中距離で4勝。祖母タンザナイトも同厩舎で管理されて芝中距離で3勝という、厩舎ゆかりの血統。新馬の評価について「追い切りをやってみないと分からない」というのは、音無秀孝調教師の口癖。本馬も追い切りまでは同じだったが、7月2日の追い切り後に「追ってから重心が低くなるのがいい」と手応えあるコメントを出している。
 7月8日の坂路での追い切りでも、4F53.2秒をマークし、併せたシルバーメールにきっちり先着した。7月10日にはゲートの確認も込めて追い切られており、初戦から力を出せる調整が着々と進んでいる。

◆エイシンディクティ(牝、父ヴィクトワールピサ、母マーゼリン、栗東・小崎憲厩舎)

 父ヴィクトワールピサは今年の新種牡馬。7月5日までの時点で2頭しかデビューしていないが、すでにクラウンドジャックが勝ち上がっている。
 7月10日はCWで藤岡佑介騎手が跨っての追い切り。道中は3頭の隊列を最後方から進めて、直線では前2頭の真ん中を割る形。最内アンシエルワープの手応えがよく、見た目には追っている本馬が見劣ったようにも感じたが、時計は6F84.5秒、1F12.1秒と終いはしっかり伸びていた。このひと追いで、更に状態が上がってきそうなだけに、デビュー予定の7月18日(土)中京芝1600mでの走りが楽しみ。

【美浦】
◆レベルフラッグ(牡、父ワークフォース、母ラバンディエーラ、美浦・尾形和幸厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は芝で4勝。伯父にインターフラッグ(ステイヤーズS)、伯母にマルカコマチ(京都牝馬特別)がおり、一族からはミュゼスルタン(新潟2歳S)も出ている。ひと追い毎に時計を詰めており、雰囲気は上々だ。「トビが大きいし、ジワジワと伸びるようなタイプ」と2週連続で追い切りに騎乗した田中勝春騎手。「追う毎に良くなってきたし、いいモノを持っている。操縦も利くし、性格の良さがセールスポイント」と尾形和幸調教師。7月19日、福島の芝1800mを田中勝春騎手で予定している。

◆スガノラッシュ(牝、父ワイルドラッシュ、母レーブドグランパ、美浦・田村康仁厩舎)
 英国産の母はダートの短距離で3勝。いとこに天皇賞・春を制したヒルノダムールがいる。ここ2週はウッドチップで5Fから追い切られ、順調に仕上がってきた。「血統通りにダートの短距離向き。順調に調教の本数を積んできたし、いかにも初戦向きのタイプ」と町田調教助手。7月18日、福島のダート1150mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ゴールデンビーンズ(牡、父タニノギムレット、母ピサノパスティーユ、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は芝2000mで3勝。一族からはヒシマサル(重賞3勝、ジャパンC5着)が出ている。7月8日は本馬場に入れ、5F62秒台の好時計で駆け抜けた。「時計は出たけど、まだ気持ちの面が子供で集中力に欠ける。競馬に行って真面目に走ってくれれば…」と篠原調教助手。7月19日、福島の芝1800mをリサ・オールプレス騎手で予定している。

◆オメガパスポート(牡、父タイキシャトル、母オメガロンド、美浦・武藤善則厩舎)
 一昨年のセレクトセールに上場され、2300万円で落札された。母はダートの短距離で2勝。祖母の全兄にダービー馬のタヤスツヨシがいる。目立って速い時計は出していないが、8日の追い切りは3歳の1勝馬を相手に併入した。「素直だし、いい馬っぷりをしている。血統的にもスピードタイプ」と武藤善則調教師。7月18日、福島の芝1200mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/07/13(Mon) 19:49コメント(0) ]
2015/07/06(Mon)
◆オーバーカム(牡、父ネオユニヴァース、母プラジェラート、栗東・松永幹夫厩舎)
 全兄イタリアンネオは未勝利、若竹賞と連勝して弥生賞にも出走(12着)。4歳になってから1000万下を勝ち上がっている。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、4300万円で落札されている。
 5月29日に大山ヒルズから栗東へ入厩。その後、ゲート試験にもスムーズに合格し、6月24日の坂路追い切りには松永幹夫調教師が自ら騎乗。その感触を「まだまだ余裕があって、4F52.5秒。動きますね」とやや興奮気味に語っていることが性能の高さを示している。7月1日のCWでは、レースに騎乗予定の武豊騎手が跨って、CWでの併せ馬。先行していたカレングラスジョーを捕まえる際、重心の低いフットワークで、その走りは実に印象的。6F82.6秒、1F11.7秒と時計的にも文句なく、初戦から楽しみ。デビュー戦は7月11日(土)中京芝1600mを予定している。

◆レガーロ(牡、父Bernardini、母サンタテレジータ、栗東・大久保龍志厩舎)
 母は2009年サンタマリアH(米G1)を優勝しており、日本で活躍するBernardini産駒には、ダートで5勝を挙げているサトノプリンシパルや同じくダートで5勝を挙げているアメリカンウィナーなどがいる。
 本馬は5月1日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、6月6日に社台ファーム山元トレーニングセンターから栗東へ再入厩。ここまで坂路での追い切りを中心に併せ馬をこなしており、7月1日はレースでも騎乗予定のC.ルメール騎手が跨って、坂路4F53.6秒をマーク。デビュー予定の7月11日(土)中京ダート1400mでもきっちり能力を発揮してくれそうだ。

◆シルバーステート(牡、父ディープインパクト、母シルヴァースカヤ、栗東・藤原英昭厩舎)
 近親に2006年京都記念を優勝、ディープインパクトが勝った2005年日本ダービー3着などの実績を残したシックスセンスがいる血統。全兄オリハルコンは芝で1勝、ダートで1勝を挙げている。
 この中間はCWでの追い切りが中心。7月2日はレースでも騎乗予定の福永祐一騎手が跨ってのCW追い切り。先行していた3歳未勝利を楽に交わすと、最後までスピードは衰えない。6F83.5秒、1F12.0秒という数字は文句なく、追っていれば、もっと時計が詰まっていたと思われる。センスの高い走りはデビュー戦だけでなく、今後の大舞台での活躍も意識できそうなだけに、まずは初戦でどのような走りを見せてくれるか。7月11日(土)中京芝1600mでの走りが楽しみ。

◆ドリームフォー(牡、父パイロ、母エターナルドリーム、栗東・羽月友彦厩舎)
 おじに2005年中山大障害など、障害重賞で4勝を挙げたテイエムドラゴン(父アドマイヤベガ)。日本で活躍するパイロの代表産駒には先日の地方交流重賞、北海道スプリント(門別ダート1200m)で初重賞制覇となったシゲルカガがいる。
 新馬に関しては、慎重なコメントが多い羽月友彦調教師だが「初戦から動ける態勢は整っています」とデビュー戦から手応えを感じている様子。6月24日にレースでも騎乗予定の小牧太騎手が跨って、坂路で追い切っているが、追走した3歳未勝利に余力残しで先着。その時は4F56.4秒という時計だったが、7月2日の追い切りでは坂路4F54.1秒と数字を詰めており、厩舎の思惑通りに仕上がっている。7月12日(日)中京芝1400mでのデビュー予定。

【美浦】
◆エフティスパークル(牡、父ハービンジャー、母エフティマイア、母の父フジキセキ美浦・鹿戸雄一厩舎)
 フジキセキ産駒の母はデビュー戦から3連勝で新潟2歳Sを勝ち、桜花賞2着、オークス2着と牝馬2冠の舞台でも活躍した。先週の追い切りは芝コースに入れ、母の主戦も務めていた蛯名正義騎手を背に余力十分の動きを見せている。「素直な気性で一生懸命に走るタイプ。そんなに大きな馬ではないし、仕上げにも手が掛からない。思い入れのある血統で期待の1頭。ある程度は順調に乗り込んできたし、どんな競馬をしてくれるか楽しみにしています」と鹿戸雄一調教師。7月12日、福島の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆サトノアイリ(牝、父ステイゴールド、母サーキットレディ、美浦・宗像義忠厩舎)
 1歳上の半姉にファンタジーS2着のダノングラシアス、3歳上の半兄に現3勝のサトノアビリティがいる。7月1日には初めてウッドチップコースで長めから時計を出し、田中勝春騎手を背に軽快な走りを見せた。「まずまずの動き。小柄な牝馬だけど、バランスがいい。堅実に走る血統だし、いい素質がありそうです」と宗像義忠調教師。7月11日、福島の芝1200mを田中勝春騎手で予定している。

◆スピアザゴールド(牡、父ネオユニヴァース、母キューティゴールド、美浦・久保田貴士厩舎)
 昨年の秋華賞を勝ち、今年の宝塚記念3着などGI戦線で活躍しているショウナンパンドラの半弟。入厩後も入念に乗り込まれ、ウッドチップコースでコンスタントに追い切りの本数を重ねてきた。それほど目立つような時計は出していないが、テンションを上げすぎないように考慮してのこと。動き自体には血統馬らしい雰囲気を感じさせる。「まだ子供っぽいところはあるけど、わりと順調に乗り込んでくることができた。ネオの子でテンションが上がりやすいような面もあるけど、うまく気持ちをコントロールできれば楽しみ」と久保田貴士調教師。7月12日、福島の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ルミナスティアラ(牝、父メイショウサムソン、母ルミナスハッピー、美浦・奥村武厩舎)
 全兄に現2勝のルミナスウォリアー、叔母に関屋記念3着のサトノフローラ、叔父に東京ジャンプS2着など障害でも活躍したネオレボルーションがいる。5月中旬に入厩して以来、じっくりと乗り込まれてきた。「ちょっと馬体重が安定しないけど、動き自体は悪くない。血統的にも芝向きで長めの距離が良さそう。しっかりしてくるのは先だと思うけど、いい素質を持っていると思うので楽しみにしています」と奥村武調教師。7月12日、福島の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/07/06(Mon) 20:11コメント(0) ]