2015/08/31(Mon)
【栗東】
◆イリデッセンス(牝、父ダイワメジャー、母スペリオルパール、栗東・佐々木晶三厩舎)
 ディープインパクト産駒の半兄ラストインパクトは2014年京都大賞典など重賞3勝を挙げており、母系には1994年の三冠馬ナリタブライアンや1994年天皇賞(春)を制したビワハヤヒデがいる血統。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月5日にノーザンファームしがらきから栗東へ再入厩。8月19日は坂路で4F55.1秒をマークし、1週前追い切りとなる8月27日はCWで川田将雅騎手(レースでも騎乗予定)が跨っての追い切り。手前を替えないなど、まだまだ課題も多い動きだったが、時計自体は6F85.0秒、1F12.1秒とまずます。デビュー予定の9月6日(日)小倉芝1800mでどのような走りを見せてくれるか注目したい。

◆ヒルトンヘッド(牡、父ダイワメジャー、母アシュレイリバー、栗東・角田晃一厩舎)
おじに2012年NHKマイルCを制したカレンブラックヒル、2014年ユニコーンSを制したレッドアルヴィスがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、5000万円で落札されている。
 血統的背景やセリ価格から注目を集めて当然の馬ではあるが、それに大きな付加価値が加わったのが、8月26日の坂路での追い切り。4F50.4秒はこの日の三番時計であり、2歳では図抜けて一番時計。「普段は大人しいので、どのくらい動けるのか確認する意味でも僕が騎乗してみたんですが、行き出すとすごいスピード。結果的に2F続けて11秒台になりましたが、最後は12秒台とバッタリ止まらなかったのがいいですね。距離の融通は利かないと思うので、ヒシアケボノみたいになってくれれば」と角田晃一調教師。ジョッキー時代に騎乗してスプリンターズSを制した馬名が出てくることで、期待の大きさが分かる。9月5日(土)新潟芝1400mをM.デムーロ騎手でデビューする予定となっている。

◆パーリオミノル(牝、父ディープインパクト、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン、栗東・北出成人厩舎)
 半兄に芝で2勝を挙げているサトノロブロイ(父ゼンノロブロイ)がいるが、全姉ジニアスミノルは先週までの時点で8戦して未勝利。「牧場(フジワラファーム)からもジニアスのことはいろいろ聞いていますが、馬体が小さくて、調整が難しいようですね。パーリオはそういった意味で馬体の心配はありません」と北出成人調教師。
 ただ「気難しいところがあって、そういった意味での調整の難しさがあります。ただ、追い切りには藤岡康太騎手(レースでも騎乗予定)に跨ってもらったり、いろんな工夫をして、少しずつ改善しています。動き自体はいいので、この雰囲気でデビューできれば」とのこと。デビュー戦は9月5日(土)札幌芝1500mを予定している。

◆タムロゴーゴー(牡、父ネオユニヴァース、母タムロイーネー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理されて、ダートで4勝を挙げている。ディープインパクト産駒の半兄タムロミラクルは先週の未勝利戦を単勝1.2倍の支持に応えて完勝している。
 8月7日に宇治田原優駿Sから栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、追い切りを開始。8月26日のCWでは3歳未勝利に少し遅れたが、食らい付く動きは見せており「ここまでの追い切り本数が多くないし、CWでは初めての追い切りだった割にはしっかり動けたのでは」と西園正都調教師。9月6日(日)小倉芝1800mを酒井学騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆タマワイドベガ(牝、父エンパイアメーカー、母ウメノファイバー、美浦・相沢郁厩舎)
 サクラユタカオー産駒の母は1999年のオークスを勝ち、相沢郁厩舎にGI初制覇をもたらした。本馬が9番仔となる。ゲート試験に約1カ月の時間を要したが、合格後は順調に追い切りの本数を重ねてきた。「ウメノファイバーの子では一番かもしれない。ゲート試験では気難しいところを見せていたけど、背中や全体のバランスがいい。稽古の感じからも現状では芝向きだと思う」と相沢郁調教師。9月6日、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆シュートラヴ(牝、父ゼンノロブロイ、母ジョイチャイルド、美浦・相沢郁厩舎)
 こちらは祖母がウメノファイバー。シンボリクリスエス産駒の母は地方競馬の笠松で3勝した。本馬が初仔になる。8月26日の追い切りではタマワイドベガと併せて先着しており、ひと追い毎に気配が上向いてきた。「こっちは素直だし、思っていた以上に動く。体つきからも距離的には短めの方が良さそう」と相沢郁調教師。9月5日、新潟の芝1400mに田辺裕信騎手で予定している。

◆ミライヘノサイン(牝、父ブラックタイド、母ジョリーン、美浦・武藤善則厩舎)
 新潟2歳Sを圧勝したロードクエストと同様、昨年のHBAサマーセールで取り引きされた。ここ2週は力の要るウッドチップコースで追われ、上々の動きを見せている。「自分でも乗ってみたけど、すごく乗り味がいい。操縦しやすくて気持ちのオンとオフもしっかりとしているし、ちゃんと加速していく。どちらかと言えば、長く脚を使いそうなタイプですね」と武藤善則調教師。9月6日、新潟の芝1800mを吉田隼人騎手で予定している。馬名は武藤調教師の長女・彩未さん(アイドル歌手)の楽曲、『未来へのSign』に由来しているという。

◆ディーマジェスティ(牡、父ディープインパクト、母エルメスティアラ、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 母の産駒はコンスタントに勝ち上がり、セイクレットレーヴ(ニュージーランドT2着)、ワールドレーヴ(札幌日経オープン3着)、ホクラニミサ(現2勝)などが活躍している。目立つ時計こそ出していないが、函館競馬場のウッドチップや本馬場(芝)など様々なパターンで追い切りの本数を重ねてきた。「育成場の評判が良かったし、だいぶ成長して馬体重も増えてきた。全姉のホクラニミサなんかに比べるとバランスがいい」とのこと。9月5日、札幌の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/31(Mon) 20:34コメント(0) ]
2015/08/25(Tue)
【栗東】
◆レッドディヴェル(牝、父ハービンジャー、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)
 先週も当欄で紹介しているが、再び登場した理由は先週の新潟芝1600m牝馬限定戦を除外されたから。距離区分がいろいろある新潟の新馬戦はこのところ除外馬が続出しており、本馬が出馬投票したレースも7頭の除外が出た。しかし、これで優先出走権を得たため、予定されている8月29日(土)新潟芝1600mには優先的に出走できる。
 松永幹夫厩舎は前々週のクレマンダルザスに続き、2週連続で新馬戦で除外。「こればっかりは」と松永幹夫調教師も苦笑いするしかなかったが、馬自体は「今朝(21日)もCWを乗りましたが、問題ないですね。スライドしますが、そのレースを使って、入厩からちょうど1ヶ月ですから」と体調面に対する大きな変化はない。

◆ブレイキングザロウ(牡、父ゴールドアリュール、母シーザバッドガール、栗東・友道康夫厩舎)
 ネオユニヴァース産駒の半兄デモニオはデビューこそ京都芝2000mだったが、勝ち上がったのは京都ダート1800m。兄も管理する友道康夫調教師は「兄は芝でもやれると思いましたが、やっぱりダートでしたね。この馬はゴールドアリュールだから、間違いなくダート適性が高いと思います」と、7月に函館競馬場でゲート試験に合格した後は一旦放牧に出されて、デビュー戦の照準を8月29日(土)札幌ダート1700mに定めていた。
 8月20日の函館Wでは、シュヴァルグランとの併せ馬。先行していたとはいえ、最後まで抜かれることなく同入。時計は5F67秒台でラスト1Fを12秒台にまとめており、見た目にも数字的にも優秀な内容。なお、鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

◆タガノキングパワー(牡、父エンパイアメーカー、母タガノサムアップ、栗東・宮徹厩舎)
 おじに2014年京都大賞典などを制しているラストインパクト、近親には1994年の三冠馬ナリタブライアンや1993年菊花賞などG1で3勝を挙げたビワハヤヒデなどがいる良血。
 本馬は6月24日に宇治田原優駿Sから栗東へ入厩。最初は坂路で時計を出して乗り込まれ、ここ2週はCWでの追い切り。8月19日は新馬コンゴウノカガヤキを追走して、きっちり先着する動きを見せた。「思い描いた通りに良くなってきていますね。最終追い切りは坂路で予定していますが、たぶん4F52秒くらいは楽に出ると思います」と宮徹調教師。8月30日(日)小倉芝1800mを藤岡佑介騎手でデビューする予定。

◆マルカベッカム(牡、父ワークフォース、母ナショナルホリデー、栗東・羽月友彦厩舎)

 近親に1998年ステイヤーズSを制したインターフラッグや2014年新潟2歳Sを制したミュゼスルタンがいる血統で、2014年セレクトセール1歳にて、3100万円で落札されている。
 本馬は7月16日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、毎週のようにCWで時計を出しており、8月19日は3歳未勝利を追走して大差で先着。6F79.8秒とこれまでで最も速い時計をマークした。羽月友彦調教師も「ダイナミックなフットワークが魅力。乗り込みも十分なので、初戦から力を出せるのでは」とコメント。デビュー戦は8月30日(日)小倉芝1800mを幸英明騎手で予定している。

【美浦】
◆アンナトルテ(牝、父エンパイアメーカー、母クーヴェルチュール、美浦・奥村武厩舎)
 ブラックホーク産駒の母はキーンランドCの勝ち馬。奥村武調教師にとっては国枝栄厩舎の調教助手時代に携わっていた活躍馬の産駒として思い入れのある血統だ。当初は前開催の福島でデビューさせる予定だったが、軽い熱発があったために無理をせずに仕切り直した。「いいスピードがありそうだし、従順な性格で扱いやすい。両親の良さを兼ね備えているし、稽古での走り方なんかを見てもマイルぐらいまでは対応できそう」と奥村武調教師。8月30日、新潟の芝1200mを北村宏司騎手で予定している。

◆エディクト(牡、父キングカメハメハ、母サンクスノート、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 サクラバクシンオー産駒の母は京王杯SCの勝ち馬。その初仔となる。追い切りを開始した段階では体を上手に使い切れていないようなところもあったが、ひと追い毎に素質の片鱗を見せ始めた。8月12日にはウッドチップで5F65秒台の好時計をマークしており、ここに来ての良化度が目につく。「顔つきや体つきは母似だし、父のキンカメよりもサクラバクシンオーの方が強く出ている感じ。いい感じに動けているし、だいぶ息遣いの方も良くなってきた」と二ノ宮敬宇調教師。8月29日、新潟の芝1600mを田辺裕信騎手で予定している。

◆クリスタルスカル(牡、父ファルブラヴ、母ナスカ、美浦・高柳瑞樹厩舎)
 半姉のアロマティコは通算6勝、秋華賞3着などの活躍馬。母の半兄インティライミは重賞3勝、ダービー2着や宝塚記念3着などの実績を残した。「550キロほどの大型馬でストライドが大きな走りをする。水準以上には動くし、いいところがありそう。本当に良くなるのは先だと思うけど、血統的にも楽しみ」と高柳瑞樹調教師。8月29日、新潟の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ストライクショット(牝、父ファルブラヴ、母タイトルパート、美浦・加藤征弘厩舎)
 昨年のセレクトセールにて2300万円(税抜)で落札された。母の半姉に通算5勝でオープン入りを果たしたキャッチータイトルがおり、近親には欧州の重賞ウイナーが並ぶ。ゲート試験に合格後は牧場で調整されて再入厩。仕上がりは順調に進んでいる。「女馬らしくないし、そこは母父のアグネスタキオンが出ている感じ。坂路を引っ張り切りの手応えで上がってくるし、デビュー前の2歳馬としては体力的にも抜けている」と加藤征弘調教師。8月29日、新潟の芝1600mを石川裕紀人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/25(Tue) 06:18コメント(0) ]
2015/08/17(Mon)
【栗東】
◆レッドディヴェル(牝、父ハービンジャー、母レッドディザイア、栗東・松永幹夫厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、2009年秋華賞を制覇。ドバイではアル・マクトゥームチャレンジラウンド3を勝っており、ファンの多い馬だった。その初仔となるが「体型は母よりも父(ハービンジャー)に似ていますね」と松永幹夫調教師。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月29日にグリーンウッドから栗東へ再入厩。8月12日は2歳新馬クレマンダルザスと坂路での併せ馬。先行していたこともあるが、一杯になる相手に馬なりで先着。4F55.3秒、1F12.5秒という時計をマーク。週2本のペースで追い切りをこなせており、8月23日(日)新潟芝1600m(牝)のデビュー戦には、きっちり態勢を整えて出走することができそう。なお、鞍上は田中勝春騎手が予定されている。

◆ドラゴンシュバリエ(牡、父ダイワメジャー、母シェルズレイ、栗東・角田晃一厩舎)
 6月20日にエポックが新馬勝ちした時に「北海道でも期待している新馬がいるんですよ」と角田晃一調教師が話していたのが本馬。2014年セレクトセール1歳にて、6600万円で落札されており、半兄シャイニングレイ(父ディープインパクト)は新馬、ホープフルSと連勝したのだから、期待されて当然かも知れない。
 7月29日から追い切りにはレースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨って、3週連続で札幌ダートの併せ馬を行っているが、8月12日はエルムSに出走したカチューシャと併せて同入。これなら、予定されている8月22日(土)札幌芝1500mで評判通りの走りを見せてくれるのではないだろうか。

◆ナンゴクハルネット(牝、父ダイワメジャー、母ナンゴクプラネット、栗東・高橋康之厩舎)

 母は現役時代に短距離で活躍、芝で3勝、ダートで1勝を挙げている。おじのマイネルプライゼンはイーグルカフェ産駒で芝1600mで2勝(全4勝)を挙げているので、父の距離適性次第では、マイルまでこなせるのではないだろうか。
 本馬は8月13日にレースでも騎乗予定の和田竜二騎手が跨って、CWでの併せ馬(写真左)。新馬シゲルホオジロザメを追走していたが、直線で追い比べになると僅かに先着してゴール。6F87.2秒、1F12.4秒と時計は少し地味だが「芝で変わってくる実戦タイプ」と普段の調教に跨る松水浩明調教助手。母と同じ小倉芝1200m牝馬限定戦(8月23日)でのデビューとなるが、3着だった母以上の結果を残すことができるか。

◆インカンターレ(牝、父ステイゴールド、母マジカルウーマン、栗東・佐々木晶三厩舎)

 2007年シリウスSを制したドラゴンファイヤーや2006年ユニコーンSを制したナイキアースワークなど、父がブライアンズタイムの半兄はダート重賞を勝っているが、全兄ドラゴンマジックは京都芝2000mの未勝利を勝ち上がっているように、本馬も芝に対する適性は十分にありそう。
 8月12日の坂路では古馬1000万下に2馬身遅れる動きとなってしまったが、8月6日の坂路では、4F55.6秒、1F12.9秒を馬なりでマーク。追いかけてきた3歳未勝利にきっちり先着している。「12日の動きはまだ力をつけている段階だから、遅れは想定していたこと。なにより、ここまで十分に乗り込めたし、初戦からちょっと楽しみ」と佐々木晶三調教師。8月23日(日)小倉芝1800mでデビューする予定。

【美浦】
◆オールプリュネル(牝、父ステイゴールド、母ディアウィンク、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)
 宝塚記念を勝ち、凱旋門賞2着など国内外で活躍したナカヤマフェスタの全妹。6月26日にゲート試験をクリアし、7月に入ってから本格的な追い切りを開始した。8月12日の追い切りはウッドチップコースで5F65秒台をマーク。3頭併せの外で遅れたが、ビシッと負荷をかけた。「女の子ということもあるし、馬の様子を見ながら徐々に動かしてきた。気性的な難しさも見せていないし、この時期としては悪くない。どちらかというと長めの距離が合いそう」と二ノ宮敬宇調教師。8月22日、新潟の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ケルフロイデ(牡、父キングカメハメハ、母ケルアモーレ、美浦・加藤征弘厩舎)
 Dubawi産駒の半姉ケルシャンスは現1勝。ここ2週は実戦を想定した併せ馬を消化しており、ひと追い毎に良化している。「上とは馬格が違うし、しっかりとした体つき。いい感じに動けているし、距離的には1600メートルから2000メートルぐらいが良さそう。血統的にも楽しみ」と加藤征弘調教師。8月22日、新潟の芝2000mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ミュゼウェルズ(牡、父ディープインパクト、母ノーブルストーン、美浦・大江原哲厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、4305万円(税込)で取り引きされた。父ディープインパクトの祖母Burghclereの3×4のクロスがある。「まだフワフワとしたりして気性的に幼いところがあるけど、芝で切れる脚を使えそうな感じはある。基本的にはマイル前後が合いそう」と大江原哲調教師。8月22日、新潟の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ウインフィロソフィ(牝、父ステイゴールド、母コウエイソフィア、美浦・奥村武厩舎)
 伯母にコウエイロマン(小倉3歳S)、叔父にコウエイトライ(障害重賞8勝)がいる。「ステイゴールド産駒らしく、いいバネがあるし、背中もいいんですけどね。動きの方が思っていたよりもピリッとしてこない現状。芝の実戦に行って変わってくれれば…」と奥村武調教師。8月23日、新潟の芝1600mを大野拓弥騎手で予定している。

◆プロイエット(牝、父キングカメハメハ、母レッドステラーノ、美浦・手塚貴久厩舎)
 祖母が桜花賞2着馬のロンドンブリッジ、母の半姉にオークス馬のダイワエルシエーロがいる。「もう少し体を起こして走れるようなれば理想だけど、まずまずの動き。体つきは仕上がっているし、気性もいい。入厩前から牧場(下河辺牧場)の評価が高かったし、血統的にも楽しみ」と手塚貴久調教師。8月23日、新潟の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/17(Mon) 21:01コメント(0) ]
2015/08/10(Mon)
◆サトノサンシャイン(牝、父ステイゴールド、母ノーブルステラ、栗東・安田隆行厩舎)

 半姉ノーブルジュエリー(父Smarty Jones)は2014年洛陽Sなど、芝で6勝を挙げており、それ以外のJRAでデビューした兄や姉もすべて勝ち上がっているという血統。本馬は栗東でゲート試験に合格し、一旦放牧に出されてから札幌競馬場へ入厩している。
 8月5日は札幌芝でレッドオーヴァルと新馬ダノンエールとの3頭併せ。先行しているレッドオーヴァルを追いかける形だったが、直線に向くと、並びかけようとする意思がはっきりとした走り。相手はG1でも好走歴のある馬だけに、手応えでは完全に見劣ったが、このひと追いで上向いてくるだろう。8月15日(土)札幌芝1500m(牝)を福永祐一騎手でデビューする予定となっている。
 なお、ダノンエールは8月16日(日)札幌芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定。

◆テゾーロミノル(牡、父アサクサキングス、母ピエナアマゾン、栗東・北出成人厩舎)


 2014年北海道サマーセールにて、1000万円で落札されているが、その1ヶ月前の函館2歳Sを勝っているのが、同厩舎で管理されている半兄アクティブミノル(父スタチューオブリバティ)。同馬は後に朝日杯FSで5着しているように、決してスプリンターというわけではないのだろう。
 函館デビューの兄とは違って、本馬は栗東でじっくり調整。8月5日の坂路では4F53.1秒と新馬としては水準以上の時計をマークしているが「まだまだ成長の余地を残している段階。それでもこれだけ動けるのですから、やっぱり潜在能力が高いと思いますし、もっと良くなってくると思いますよ」と北出成人調教師。デビュー戦は8月16日(日)小倉芝1200mを鮫島克駿騎手で予定している。

◆ディープエクシード(牡、父ディープインパクト、母オールアイキャンセイイズワウ、栗東・松永昌博厩舎)
 全姉に芝中距離で2勝を挙げているキネオダンサーがいる血統。本馬は栗東へは入厩せず、函館競馬場に直接入厩し、調整が進められている。
 8月5日に岩田康誠騎手が跨って、函館Wで併せ馬を行っているが、追走したこともあり、手応えが見劣った上に遅れる内容。「血統馬だし、初戦からきっちり結果を残したい馬。8月16日(日)札幌芝1800mでのデビューを予定していますが、最終追い切りを行って、その動きで使うか延期するかを慎重に判断したいと思います」と松永昌博調教師。

◆クレマンダルザス(牡、父ワイルドラッシュ、母シャンパンマリー、栗東・松永幹夫厩舎)

 7月3日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩し、ここまで順調に追い切りを消化。母系には今年の日本ダービーを優勝したドゥラメンテもいる血統だが「母はダート1000mで連勝したようですが、この馬に関しては馬格もあって、距離はあった方がいいタイプ。繋ぎの形からしても、ダート適性が高いと思います」と松永幹夫調教師。
 7月29日に坂路4F55.5秒だった時計が、8月5日には坂路4F54.3秒に詰まっており、追うごとに動ける状態になっている。

【栗東】
◆アウアウ(牝、父カネヒキリ、母ネネグース、美浦・奥村武厩舎)
 母は未勝利。半兄に現1600万下のロノ、半姉に現500万下のマカワオクイーンがいる。6日の追い切りには北村宏司騎手が跨り、時計以上に力強い動きを見せた。「大型馬だし、いかにもカネヒキリ産駒という感じでダート向きのパワーがありそう。早くから内地の牧場に持ってきて乗り込んでいたし、この時期としては体力も十分。いいモノを持っていると思います」と奥村武調教師。8月16日、新潟のダート1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆スケッチブック(牡、父Rip Van Winkle、母Divine Power、美浦・奥村武厩舎)
 2013年12月のタタソールズセールで落札された英国産馬。父はイギリスのG1を3勝(サセックスS、クイーンエリザベス2世S、英インターナショナルS)。近親にはワールドインパクトやダノンジェラートなど日本での活躍馬も名を連ねる。先週の5日には福島でデビュー勝ちしたフルオブスターズを相手に、ウッドチップコースで半マイルから51秒台と上々の動きを見せた。「1週前の追い切りは時計的にも上出来。暑さも乗り越えてくれているし、だいぶ体力をつけてきた感じですね。小脚を使えるような感じではなく、ダイナミックなフットワークで走るタイプ。スケールが大きそうだし、先々まで楽しみです」と奥村武調教師。8月15日、新潟の芝1800mを予定している。

◆サンセットトウホク(牡、父ディープインパクト、母マジックポーションII、美浦・加藤征弘厩舎)
 セレクトセールの出身。フサイチパンドラ(エリザベス女王杯、札幌記念)の近親にあたる。「ある程度、しっかりと乗れるだけの体力がある。息の入りや動き自体も悪くないし、あとは実戦に行ってどうかだけ」と加藤征弘調教師。8月15日、新潟の芝1800mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆スミレ(牝、父ダイワメジャー、母ラリズ、美浦・加藤征弘厩舎)
 こちらもセレクトセールの出身。半兄に現1000万下のミッキーシーガルがいる。美浦で乗り込んでから札幌入り。先週の追い切りは本馬場に入れ、ルメール騎手を背に軽快な動きを見せた。「牝馬にしてはタフだし、しっかりと乗れている。ゲートのセンスもいいし、スッと前に行けるスピードもありそう。調教の動き通りなら初戦から楽しみ」と加藤征弘調教師。8月15日、札幌の芝1500m(牝馬)をC.ルメール騎手で予定している。

◆チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、皐月賞3着など早い時期から活躍したコディーノの全妹。母の産駒は全て勝ち上がっており、血統的にも注目を集める存在だ。「入厩後も順調に来ているし、動きの方は少しずつ良くなってきています。上背がある体つきで気性も穏やかだし、コディーノや1歳上のカービングパス(父ハービンジャー)とは違ったタイプですね」とのこと。8月15日、札幌の芝1500m(牝馬)を杉原誠人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/10(Mon) 19:27コメント(0) ]
2015/08/03(Mon)
【栗東】
◆ペイザージュ(牝、父ダイワメジャー、母ネガノ、栗東・大久保龍志厩舎)

 半兄に2010年セントウルSなどスプリント重賞を3勝したダッシャーゴーゴー(父サクラバクシンオー)がいる血統。
 ゲート試験合格後はアオイプリンセスとともに追い切りを消化していたが、その僚馬は新馬勝ちを決めた。7月29日は併せ馬のパートナーが古馬500万下に代わったが、格上を相手に追走して先着する脚力を披露。4F52.5秒、1F12.3秒は新馬としては素晴らしい数字なので、ゲートさえ決まれば、その性能の高さを発揮してくれそうだ。8月9日(日)小倉芝1200m(牝)を浜中俊騎手でデビューする予定。

◆ギャディス(牡、父ハーツクライ、母ロックトニック、栗東・中竹和也厩舎)
 ブランボヌールが新馬、函館2歳Sと連勝し、先週はルグランフリソンが新潟芝1600mでデビュー勝ち。今年の中竹和也厩舎の2歳勢は絶好調だが、そのルフランフリソンと併せ馬のパートナーだったのが本馬。2014年セレクトセール1歳にて、1000万円で落札されている。

 7月22日の坂路での併せ馬では、ルグランフリソンに完敗するような内容だったが、パートナーが代わった7月29日の坂路では3歳未勝利と併せて2馬身先着。4F53.3秒は前週に出していた時計を3秒縮めたことになるので、徐々に動ける態勢が整っていることは間違いない。あとは最終追い切りでどの程度の動きを見せるか。デビュー戦は8月8日(土)新潟芝1600mを田中勝春騎手で予定している。

◆メイショウトキン(牡、父メイショウボーラー、母メイショウフェーヴ、栗東・安達昭夫厩舎)
 おじに芝中長距離で5勝を挙げ、2013年ダイヤモンドSで3着した実績もあるメイショウカドマツ(父ダイワメジャー)がいる血統だが、本馬に関しては「素直な気性ですが、父(メイショウボーラー)の特徴が出たスピードタイプなので、距離適性は短いところでしょう」と安達昭夫調教師。

 7月29日にはレースで騎乗予定の藤岡康太騎手が跨って、終い重点の動き。栗東でゲート試験を受け、坂路で時計を出してからの札幌入りだけに調教の中身は濃い。8月8日(土)札幌芝1200mでのデビュー予定だが、ゲートが水準程度ということなので、スタートが結果を左右してきそう。

◆ティルヴィング(牝、父ディープインパクト、母ストゥデンテッサ、栗東・松永幹夫厩舎)

 2013年セレクトセール当歳にて、7400万円で落札された馬。5月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月に再び栗東へ入厩。坂路で15-15の時計を出した後、札幌競馬場へ移動している。
 7月29日は札幌芝コースでの併せ馬。レースで騎乗予定の福永祐一騎手が跨っていたが、相手の新馬を追走して最後は余裕の手応えで併入。時計も5F65秒を切っているが「動きが良かったという報告を受けました。ここまで順調に進めることができているので、初戦から楽しみですね」と松永幹夫調教師。8月9日(日)札幌芝1800mでデビュー予定。

【美浦】
◆コーサー(牡、父バゴ、母シベリアンクラシカ、美浦・手塚貴久厩舎)
 同じく手塚貴久厩舎に在籍していた母は4勝。その2番仔になる。当初は1週目のデビューを予定していたが、じっくりと2週目まで待機。そのぶん、馬体は十分に仕上がっている。「バゴの子にしては難しいところがないし、むしろ落ち着いて走れている。お母さんに似た雰囲気があるし、初戦から動けそう」と手塚貴久調教師。8月9日、新潟の芝1400mを田中勝春騎手で予定している。

◆ドラゴンテリー(牡、父ディープインパクト、母コージーロージー、美浦・戸田博文厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、1億500万円(税抜)で落札された。母はアメリカで芝の重賞を3勝した他、G1・イエローリボンS2着の実績もある。じっくりと時間をかけて乗り込み、この新潟開催を目標に仕上げられてきた。7月30日には初めて本馬場に入れ、1F11秒台とシャープな動きを見せている。「それほど大きくないけど、均整の取れた体つき。ディープインパクト産駒らしい軽さがある」とのこと。8月8日、新潟の芝1600mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ボーンレガシー(牡、父ショウナンカンプ、母ボーンスター、美浦・小島茂之厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は1勝。同じく小島茂之厩舎に在籍していた半姉プロヴィナージュは阪神牝馬S2着、秋華賞3着など重賞戦線で活躍した。1歳上の全兄ナリタスターワンは新馬→白梅賞を連勝している。7月30日の追い切りは6月の東京で新馬勝ちを飾ったロードクエストに後ろから突かれる形で追われ、反応を促しながら併入した。「まだ緩さがあるけど、ひと追い毎に動き自体は良くなってきています。大きなストライドで走るし、距離には融通が利きそう」と小島茂之調教師。8月9日、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ミッキーグローリー(牡、父ディープインパクト、母メリッサ、美浦・国枝栄厩舎)
 ホワイトマズル産駒の母は北九州記念の勝ち馬。一昨年のセレクトセールに上場され、6800万円(税抜)で落札された。7月29日にはウッドチップコースで追われ、3頭併せの最内で軽快な動きを見せた。「まだ若いけど、エネルギーがありそう。軽い走りで身のこなしも悪くないし、ジワッと脚を使いそうなイメージですね」と北村宏司騎手の評価は上々だ。8月8日、新潟の芝1600mを予定している。

◆ヴィガーエッジ(牡、父キングカメハメハ、母エラドゥーラ、美浦・池上昌和厩舎)
 米国産の母は2勝。半兄シャンギロンゴは新馬勝ちを含めて3勝した。ゲート試験に合格後は牧場で成長を促し、函館競馬場に再入厩。7月22日から順調に追い切りの本数を重ねてきた。「だいぶ良くなって戻ってきました。兄と同様に体質は強くないけど、いい素質がありそう。しっかりとしてくれば楽しみです」と池上昌和調教師。8月9日、札幌の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/08/03(Mon) 19:17コメント(0) ]