2015/09/28(Mon)
【栗東】
◆アドマイヤビスタ(牡、父ネオユニヴァース、母レインボークォーツ、栗東・友道康夫厩舎)
 おじに2014年マイラーズCを優勝したワールドエース(父ディープインパクト)がいる血統で、2013年セレクトセール当歳にて、2700万円で落札されている。
 本馬は函館競馬場でゲート試験に合格し、一旦牧場へ戻って調整して、栗東へはノーザンファーム天栄を経て、9月4日に入厩。陣営が「あまりやるつもりはなかった」という、9月13日の坂路では4F53.0秒をマーク。この時点で能力の高さを見せていたが、それを確固たるものにしたのは9月24日のCWでの3頭併せ。前にアドマイヤバラード、後ろからシュヴァルグランと格上に挟まれた状態で道中を進んで、最後はアドマイヤバラードと並んで一杯に追われて、やや遅れ。それでも6F81.9秒という数字は時計を要する馬場状態だったこと、新馬ということを考慮すればトップレベル。坂路だけでなく、トラック馬場で速い時計が出た点も評価できるし、これで初戦から能力全開の走りを見せることができるだろう。10月3日(土)阪神芝1800mをC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆サラザン(牡、父ハーツクライ、母エービーヌードル、栗東・須貝尚介厩舎)

 全姉に東京芝1400mで新馬勝ちし、芝で3勝を挙げたセコンドピアットがいる血統。須貝尚介厩舎のハーツクライ産駒といえば、ジャスタウェイの印象が強すぎるせいか、どうしても期待してしまう。
 5月に栗東へ入厩して、ゲート試験に合格。その後は「成長を促す意味での放牧」(須貝尚介調教師)を挟んで、栗東へ再入厩した。坂路での追い切りを順調に積み重ねた後、9月24日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの併せ馬。マオウを追走して、最後はきっちり先着。6F83.7秒は一見すると平凡な数字だが、時計を要する馬場だったことを考慮すると速い部類。6月の坂路での併せ馬では遅れが目立っていただけに、そういった意味での成長は確実にありそう。デビュー戦は10月3日(土)阪神芝1800mを予定している。

◆トウカイメジャー(牡、父ダイワメジャー、母トウカイミステリー、栗東・安田隆行厩舎)

 母は現役時代に同厩舎で管理され、2011年北九州記念を優勝。近親に2009年シルクロードSを勝ったアーバンストリート(父スウェプトオーヴァーボード)がいる血統。
 9月11日のゲート試験合格後、坂路でオウケンビリーヴとの併せ馬を繰り返しており、9月24日はレースでも騎乗予定の北村友一騎手が跨っての坂路追い切り。追走した分、最後は半馬身ほど遅れるような形だったが、時計は4F54.0秒、1F12.3秒と悪くない。母は新馬勝ちできなかったが、その初仔は勝ち負けできる状態に仕上がりつつある。10月4日(日)阪神芝1400mでデビューする予定。

◆ルドルフィーナ(牡、父シンボリクリスエス、母アメーリア、栗東・松永昌博厩舎)

 おばに2001年スワンSなど重賞3勝のビハインドザマスク(父ホワイトマズル)、近親に2007年ヴィクトリアMを優勝したコイウタ(父フジキセキ)がいる血統。
 どちらもマイル以下の重賞で活躍したということもあり、松永昌博調教師も入厩当初はそのあたりの番組を検討していたが、追い切りを重ねるごとに長い距離にも対応できるということでデビュー予定は10月3日(土)阪神芝1800mに決定。9月24日、芝馬場での追い切りでは5F64.7秒をマーク。併せたメイショウシッポウにはきっちり先着している。馬場状態の違いはあるが、同じ芝馬場で追い切った1週前に比べると動きはしっかりしてきた。この距離でどのようなレースぶりを見せてくるか楽しみなところ。

【美浦】
◆アウェイク(牝、父ディープインパクト、母オールザウェイベイビー、美浦・斎藤誠厩舎)
 半兄ゴスホークケンは朝日杯FSの勝ち馬。6月下旬に函館でゲート試験を受け、夏場は北海道のノーザンファーム早来で成長を促した。9月上旬に再入厩してからは順調に乗り込まれ、24日の追い切りは既にデビューしている僚馬を追走して先着。テンションを上げすぎないように調整されているが、仕上がり自体は早そうな印象だ。「お姉ちゃんのディアマイベイビーは気性的な難しさがあったし、そこに気をつけながら進めてきました。今のところは許容範囲。カイバの食いが細いのは女の子らしいけど、ある程度は動けています。背中の感じがいいし、血統的にも楽しみ」と斎藤誠調教師。10月3日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆エレクトロポップ(牡、父マンハッタンカフェ、母ロリポップガール、美浦・小島太厩舎)
 現6歳の全姉ラフレーズカフェは新馬勝ちを含め、芝1200mと芝1400mで4勝。一族からは目黒記念を連覇した他、有馬記念2着、ジャパンC2着、メルボルンC2着など国内外で活躍したポップロックが出ている。ここ2週は坂路で4F54秒台をマークしており、陣営の評価も高まっている。「力の要るタフな坂路を余力十分に上がってくる。目一杯に追ったわけじゃないし、これだけ動ければ十分。まだ緩さがあるけど、稽古通りなら走ると思う」と小島良太調教助手。10月4日、中山の芝1800mをミルコ・デムーロ騎手で予定している。

◆ディクタム(牡、父メイショウサムソン、母マストビーラヴド、美浦・木村哲也厩舎)
 半姉ラインクラフトは桜花賞とNHKマイルCの変則2冠を含め、重賞5勝。現8歳の半兄アドマイヤロイヤルはプロキオンSを勝っており、叔父に高松宮記念など重賞3勝のアドマイヤマックスがいる。「種馬が違うぶん、1歳上のバルブランシュよりも扱いやすい。どっしりとしたところがあるし、稽古を積んでいってもテンションが上がらないのはいいですね。コントロールも利くし、芝の中距離にフィットしそうなイメージ。デビュー前としては体力的にも十分だと思います」と木村哲也調教師。10月4日、中山の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

◆スマートアリシア(牝、父ファルブラヴ、母スマートダイス、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 伯父にアーリントンC、京成杯AHとマイルの重賞を2勝したステキシンスケクンがいる。「ファルブラヴ産駒の牝馬らしく、ピリッとした気性で前向き。ちょっと馬体の線が細っこいけど、気性的には初戦から動けそうなタイプだと思う」と鹿戸雄一調教師。10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
 また、鹿戸厩舎からはシーサイドチャペル(牝、父シンボリクリスエス、母チャペルコンサート)もスタンバイ。同じく10月3日、中山の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/28(Mon) 20:06コメント(0) ]
2015/09/24(Thu)
【栗東】
◆エルリストン(牡、父マンハッタンカフェ、母アスペンアベニュー、栗東・須貝尚介厩舎)
 近親に2008年桜花賞を制したレジネッタがいる血統で、半兄アスペンツリー(父スペシャルウィーク)は東京ダート1600mの新馬戦を制している。
 本馬は8月15日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。本格的に追い切られたのは9月10日だったが、この時に坂路4F53.9秒を馬なりでマーク。併せ馬に先着し、ラスト1F12.6秒も評価できる内容だった。「心臓がいい。軽いフットワークをする馬で、いかにも瞬発力がありそうなタイプ」と須貝尚介調教師の評価も高い。9月16日の坂路ではレースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、また併せ馬で馬なり先着している。9月27日(日)阪神芝2000mのデビュー戦が楽しみ。

◆ロライマ(牡、父キングカメハメハ、母ミルフィオリ、栗東・松田国英厩舎)
 父、母ともに現役時代に松田国英厩舎で管理されたマツクニ血統。また同厩舎では、先週デビューしたスマートオーディンが阪神芝1800mの新馬戦を圧勝している。
 本馬は7月16日に社台ファームから栗東へ入厩。ということで、2ヶ月以上、トレセンで乗り込んでのデビューとなる。その効果なのだろうか、9月16日のCWでは、時計を要する馬場状態にも関わらず、持ったままの手応えで追走した相手に同入。ラスト1Fは12.3秒という時計。これには「全体時計は遅いけど、この馬場であれだけ軽快な動きができるんだから、ちょっとスゴイよね」と松田国英調教師も興奮気味。デビュー戦は9月27日(日)阪神芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ランドストーリア(牡、父ブラックタイド、母アズサトップレディ、栗東・安達昭夫厩舎)
 2015年北海道トレーニングセールにて、550万円で落札されており、近親に地方交流重賞の2014年兵庫チャンピオンシップを優勝したエキマエがいる血統。
 8月13日のゲート試験に合格しているが、その時のラップが12.1秒。非常にダッシュ力がある印象だったが、ここまでじっくりと時間をかけて仕上げられている。9月16日の坂路では新馬ブラックジョーを追走して、馬なりで先着。時計は4F55.0秒、1F13.1秒と地味だが、動きはスピード感があって悪くない。「中間にはCWでも追い切りができていますし、出走態勢は整いました」と安達昭夫調教師。9月26日(土)阪神芝1200mを北村友一騎手でデビューする予定。

◆マイネルラック(牡、父オレハマッテルゼ、母トーワフォーチュン、栗東・梅田智之厩舎)
 母系に2002年新潟記念を優勝し、同年ファインモーションが優勝したエリザベス女王杯で4着したトーワトレジャーがいる血統。
 本馬は8月21日にビッグレッドファーム鉾田から栗東へ入厩。8月28日のゲート試験に合格すると、その後は坂路での追い切りを積み重ねた。9月16日はCWで古馬1000万下との併せ馬。さすがに格上が相手だったこともあり、手応えが見劣った上に遅れてしまったが、5F69.7秒でラスト1F13.1秒は新馬として決して悪くない数字。9月26日(土)阪神芝1200mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆マツリダバッハ(牡、父ディープインパクト、母ムーンレディ、美浦・国枝栄厩舎)
 2010年のダービー、2012年の天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュの異父弟。5月の千葉サラブレッドセールに上場され、1億9000万円(税抜)で落札された。当初は夏の新潟デビューを目指していたが、成長を促すために山元トレセンで再調整。9月2日に再入厩して態勢を整えてきた。16日の追い切りではディープジュエリー(ローズSに出走して7着)を相手に先行して併入。前進気勢を維持したフォームで駆け抜けた。「ジョッキー(蛯名正義騎手)とも相談して立て直すことにしたけど、だいぶ力強さが出てきた。放牧前に比べれば馬が良くなっているし、あとは実戦に行ってどうか。当然、血統的にも走ってもらいたいと思っている」と国枝栄調教師。9月27日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆プールアンレーヴ(牡、父Pour Moi、母Logjam、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 Montjeu産駒の父は2008年の英ダービー馬。一族にも欧州のGIウイナーなど活躍馬が並ぶ。9月16日には柴田大知騎手が跨り、ウッドチップコースで初時計をマーク。20日にも軽く時計を出している。入厩後の追い切り本数は少ないが、「牧場でも乗り込んでいたし、性格は素直。血統からイメージしていた手先の重たさは感じないし、意外と軽い走りをする」と鹿戸雄一調教師。9月27日、中山の芝2000mを視野に入れている。

◆シュペルミエール(牡、父ステイゴールド、母ヒカルアモーレ、美浦・木村哲也厩舎)
 クロフネ産駒の母は新馬勝ちを含め、通算2勝。現5歳の半姉グランデアモーレも新馬勝ちを含め、4勝をマークしている。おじには現オープンのアーデントがおり、血統的にも素質を秘めている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、9月4日に再入厩した。「まだ気持ちの面を含めて走り方を分かっていないようなところがあるけど、いいモノはある。現状、ゆったりと走れる長めの距離が良さそう。先を見据えて育てていきたいですね」と木村哲也調教師。9月27日、中山の芝2000mを北村宏司騎手で予定している。

◆コウソクライン(牡、父ダイワメメジャー、母ウィンドハック、美浦・畠山吉宏厩舎)
 セレクトセールの出身。現3歳の半兄ブランドベルグは新馬勝ちを含め、芝の中距離で2勝している。「与えたメニューを順調にこなしているし、動き自体も水準以上。大きな馬体や悍性の強さは父譲り。いいスピードがありそうだし、稽古通りなら初戦から楽しみ」と畠山吉宏調教師。9月26日、中山の芝1600mを内田博幸騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/24(Thu) 05:40コメント(0) ]
2015/09/15(Tue)
【栗東】
◆スマートオーディン(牡、父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、栗東・松田国英厩舎)
 父ダノンシャンティは現役時代に同厩舎で管理され、2010年NHKマイルCをレコードタイムで優勝。今年の2歳世代が初産駒となるが、ルノートルが福島芝1800mを新馬勝ち、レッドカーペットが小倉2歳S4着など、すでに活躍を見せている。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩。レースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨った、9月3日のCWでは新馬を追走してあっさりと先着したが、そのラスト1Fが11.7秒と切れのある動きを見せた。9月20日(日)阪神芝1800mでデビューする予定。

◆ラベンダーヴァレイ(牝、父ディープインパクト、母クロウキャニオン、栗東・藤原英昭厩舎)
 全兄に2013年弥生賞を制したカミノタサハラ、2011年レパードSを制したボレアスなどの重賞ウイナーがいる血統。母クロウキャニオン、その仔である7頭はすべて、馬主が金子真人ホールディングス株式会社という、金子血統でもある。
 本馬は7月30日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。9月3日のCWでは併せたトーホウカンナに楽な手応えで先着。9月10日の芝馬場での追い切りでは同じ相手に遅れているが、これは後方から追走したものなので問題ない。むしろ、余力ある状態で極悪の芝を6F81秒まとめた点を評価したい。デビュー戦は9月20日(日)中山芝1600m(牝)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎)
 同厩舎で管理された母は未勝利で現役時代を終えたが、仔には2009年福島牝馬S、2010年エンプレス杯といった芝とダートの重賞を制したブラボーデイジーいる。本馬はその全弟になるが「デイジーも芝、ダートどちらも走れたように、この馬に関してもどちらに適性があるとは言い切れない感じ。デイジーは550キロ前後でレースをした超大型馬でしたが、この馬は470キロくらいでレースになるでしょう」と音無秀孝調教師。
 ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されての再入厩。9月9日に坂路で追い切られて、ラクアミと併せたが僅かに遅れた。とはいえ、雨の影響で時計を要する馬場状態で4F53.8秒は評価できる数字。9月21日(月)阪神芝1600m(牝)を松若風馬騎手で予定している。

◆マイネルブランブル(牡、父マンハッタンカフェ、母スターオブサファイア、栗東・西園正都厩舎)
 近親に新馬、プラタナス賞と連勝して、今春にはUAEダービーに出走(5着)したタップザットがいる血統。本馬は2014年セレクトセール1歳にて、1850万円で落札されている。
 ゲート試験に合格すると、すぐに坂路での追い切りを開始。9月10日は坂路でヴァリアシオンを追走する併せ馬だったが、追いついて突き放す動きで古馬1000万下に先着した。「育成時にも追い切りの動きが目立っていた馬。ゆったりしたところがあるので、長い距離がいいと思います。欲を言えば、馬格の割に筋肉量が物足りないので、これから成長してくれば、もっと動ける馬になると思いますよ」と西園調教師。9月21日(月)阪神ダート1800mを和田竜二騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆アポロリベリオン(牡、父Medaglia d'Oro、母Ocicat、美浦・堀井雅広厩舎)
 アメリカのファシグティプトンオクトーバーセールに上場され、10万ドルで落札された。Storm Cat産駒の母は未出走だが、祖母の全弟にケンタッキーダービーを制したFusaichi Pegasusがいる。「フットワークが大きいし、気性も素直。距離が延びても大丈夫そうだし、これは走ると思いますよ。アポロソニック(ダービー3着)のようになってくれたらいいですね」と堀井雅広調教師。9月19日、中山の芝1800mを吉田豊騎手で予定している。

◆トップライセンス(牝、父キンシャサノキセキ、母キャリアコレクション、美浦・尾関知人厩舎)
 近親に新馬戦とエリカ賞を連勝し、きさらぎ賞2着のバンドワゴンがいる。ゲート試験に合格後は牧場で調整。再入厩後も順調に乗り込まれ、仕上がりの良さを感じさせる。「疲れが出たので立て直したけど、その間に成長して馬体に伸びが出てきました。稽古の動きにも余力があるし、前向きな気性でスピードとパワーを兼ね備えたタイプ。しっかりと追い切りをこなせているし、初戦から走ってくれると思います」と尾関知人調教師。9月21日、中山の芝1200mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆レッドシルヴィ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ダンスーズデトワール、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 半兄にアルゼンチン共和国杯を制したルルーシュがいる。坂路や本馬場(芝)で順調に追い切りを積み、ひと追い毎に良化してきた。「小さいけど、稽古では動けている。まだ良くなりそうだし、素直で実戦向きだと思う。血統的に奥手かもしれないけど、いいところがありそう」と鹿戸雄一調教師。9月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ヴィータファン(牡、父マンハッタンカフェ、母オカノハーモニー、美浦・黒岩陽一厩舎)
 母は福島2歳Sの勝ち馬。近親にエリザベス女王杯を制したリンデンリリー、フィリーズレビューを制したヤマカツリリーがいる。新潟で使うプランもあったが、万全を期して中山まで待機した。「じっくりと乗り込んできたし、仕上がりとしては十分。いいスピードがありそうだし、気もいいので初戦から楽しめると思います」と黒岩陽一調教師。9月19日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆リアリゾンルレーヴ(牝、父Lemon Drop Kid、母Arrested Dreams、美浦・池上昌和厩舎)
 アメリカのOBSマーチセールに上場され、8万5000ドルで落札された。祖母はハリウッドオークスを勝っている。新潟のダート1200mを除外され、ここまで待機。そのぶん、仕上がりは十分だ。「トレーニングセールの出身でスピードとパワーを兼ね備えています。気性的にも血統的にもダートの短距離向きでしょう」と池上昌和調教師。9月19日、中山のダート1200mを予定している。
[ ナリティー at 2015/09/15(Tue) 05:45コメント(0) ]
2015/09/07(Mon)
【栗東】
◆ラニ(牡、父Tapit、母Heavenly Romance、栗東・松永幹夫厩舎)
 母ヘヴンリーロマンスは松永幹夫調教師がジョッキーの時に2005年天皇賞・秋を制したG1ホース。同厩舎で管理されている半姉アムールブリエ(父Smart Strike)はエンプレス杯、ブリーダーズゴールドCとダート地方交流重賞を連勝している。
 7月に栗東でゲート試験に合格したが、適当なデビュー戦がないことや馬体の成長を促すという意味も込みで、大山ヒルズに放牧へ出されていた。帰厩してからは、CWで入念に乗り込まれている。9月2日のCWではピオネロに大きく先行していたが、最後は懸命に追われて同入だった。「まだまだ走る気持ちが前向きではありませんね。やっぱり雰囲気を持っている馬なので、素質は間違いないと思います。ただ、初めてのレースともなれば、レースの流れに乗っていけるか。そこが鍵になりそうです」と同師。デビュー戦は9月13日(日)阪神芝2000mを武豊騎手で予定されている。

◆アマルティア(牝、父アドマイヤムーン、母エミネントシチー、栗東・安達昭夫厩舎)
 半兄は同厩舎で管理され、ダートG1を9勝(地方交流含む)を挙げたエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)。本馬の担当者である森崎教太調教助手はエスポワールシチーの担当者だったが「運動中に肩から体を当ててきたり、負けん気の強いところなんかが似ていますね」とコメント。
 ゲート試験合格後は、DP、CWで時計を出しているが、いずれも単走での追い切り。調教ではゆったりと走ることが出来ているので、距離に関しては、予定されている9月12日(土)阪神芝1600mがベストマッチに思える。ただ「エスポワールシチーも徐々に完成されてきた馬。そういった意味では、本当に良くなるのは先だと思います」と安達昭夫調教師は冷静なコメントを出している。

◆ナタリーバローズ(牝、父メイショウサムソン、母ルビーレジェンド、栗東・角田晃一厩舎)
 先週の当欄でも紹介した同厩舎のヒルトンヘッドはデビュー戦を完勝。ヒルトンヘッドの取材時に「この馬もいいよ」と角田晃一調教師の頬が緩んだのが本馬。8月26日の坂路で4F53.7秒をマークして、2F24.8秒、1F12.4秒と終いもしっかりしていたことが評価の要因。「母父アグネスタキオンのスピードがうまく伝わったんでしょうね」と同師。
 9月2日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、トウショウピストとの併せ馬。前半をかなりゆったり進めたので、全体時計は遅くなったが、ラストの反応はしっかり。9月12日(土)阪神芝1400m(牝)でデビューする予定なので、あとはゲートを出て、流れに乗ってレースをできるかどうかだろう。

◆コンゴウノカガヤキ(牡、父ハービンジャー、母プロヴィナージュ、栗東・宮徹厩舎)
 母は現役時代にブラックエンブレムの勝った、2008年秋華賞で3着。本馬はその初仔であり、2014年セレクトセール1歳にて、2100万円で落札されている。
 7月上旬から坂路で時計を出し始めており、2ヶ月以上、みっちりと追い切りを消化。「時間をかけた方がいいタイプだと判断したので、じっくりと仕上げてきましたが、徐々に動けるようになってきましたね」と宮徹調教師。9月2日はレースで騎乗予定の松山弘平騎手が跨って、古馬500万下との併せ馬。追走した分、遅れてしまったが、このひと追いでまた上昇してくるだろう。9月13日(日)阪神芝2000mでデビュー予定。

【美浦】
◆サドルオン(牡、父ステイゴールド、母ケリーケイズプレジャー、美浦・武藤善則厩舎)
 昨年のセレクトセールに上場され、2500万円で落札された。当初は6月の東京デビューを目指していたが、ソエが出たために大山ヒルズで立て直して再入厩。坂路、ウッドチップ、芝で追い切りの本数を重ねており、ひと追い毎に良化している。「まだ緩いけど、馬っぷりはいい。本馬場(芝)の動きが良かったし、現状は軽い馬場で良さそう。いいモノは持っている」と武藤善則調教師。9月12日、中山の芝2000mを三浦皇成騎手で予定している。

◆ノンシュガー(牡、父ダイワメジャー、母クリームオンリー、美浦・戸田博文厩舎)
 現3歳の半兄に東スポ杯2歳S3着のソールインパクトがいる。ここまで7-8本の追い切りを重ねており、乗り込み量は豊富だ。「ひと追い毎に反応が良くなってきたし、だいぶ馬体も締まってきた。兄に比べると性格的にも乗りやすい」とのこと。9月13日、中山の芝1600mを福永祐一騎手で予定している。

◆マイネルドラグーン(牡、父ストーミングホーム、母マイネカプリース、美浦・尾関知人厩舎)
 半兄に昨年のスプリンターズSを制したスノードラゴンがいる。9月2日の追い切りでは古馬に食い下がり、上々の動きを見せた。「本当に良くなるのは先だと思うけど、まずまずの動き。ゲート試験を含め、入厩後も順調に来ています。前向き過ぎる気性面に注意しているけど、パワーとスピードを兼ね備えたタイプ。血統的にも先々は短い距離にシフトしていくかもしれません。芝から使っていくか、ダートにするのかはオーナーサイドとも相談して考えていきます」と尾関知人調教師。9月13日、中山の芝1600mとダート1800mの両にらみで検討している。

◆レッドリュンヌ(牝、父ゼンノロブロイ、母リーチフォーザムーン、美浦・手塚貴久厩舎)
 おじにアグネスデジタル、シェルゲーム、ジャリスコライトといった活躍馬がいる。仕上がり次第で夏場のデビューも視野に入れていたが、じっくりと中山の開幕週に目標を定めてきた。「ひと追い毎に良くなっているし、動きも悪くはない。今のところは2000m前後の中距離が良さそう。あとは気性的にカイ食いや馬体重の維持が課題になってきそうけど、まだまだ変わってくると思う」と手塚貴久調教師。9月12日、中山の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/09/07(Mon) 20:06コメント(0) ]