2015/11/25(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤキズナ(牡、父ハービンジャー、母アドマイヤオウカ、栗東・友道康夫厩舎)
 母系には2010年ジャパンカップなどG1で2勝を挙げたローズキングダムがいる血統。ハービンジャー産駒はこれが2世代目になるが、初年度産駒であるスティーグリッツやエトランドルは同厩舎の管理馬。前者は菊花賞にも出走しており、父産駒には実績がある厩舎といってよいだろう。
 友道康夫調教師は「ハービンジャー産駒っぽくなくて、軽い感じのコンパクトな馬体。追い切りでもいい感じで動けているので、デビュー戦から楽しみなタイプですね」と評価。個人的には先週デビューした同厩舎のアドマイヤダイオウよりは追い切りの動きが地味に見えるので、そのあたりがどうか。11月19日のDPでは5F63.9秒で動けていたので、ウッドチップでもこのくらい動けるようなら。11月29日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビューする予定となっている。

◆ノンゼロサム(牡、父Speightstown、母Winendynme、栗東・西園正都厩舎)
 5月には栗東でゲート試験に合格。デビュー戦も決まっていたが、成長痛のようなもので無理をせずに一旦放牧に出て様子を見ることになった。11月に栗東へ戻ってきているが、順調に追い切りを積むことができている。
 11月15日の坂路では4F53.8秒をマーク。「5月の時点で出たとこ勝負だと思っていた馬ですからね。これくらい動けて当然だとは思いますが、一旦緩めるところがあって、最初の追い切りでこの数字を出しているのですから立派。20日にはゲートの確認も行いましたが問題ありません」と西園正都調教師。11月28日(土)京都ダート1400mを戸崎圭太騎手でデビューする予定。

◆サンテルモ(牡、父ヴィクトワールピサ、母エヴィータアルゼンティーナ、栗東・高野友和厩舎)
 半姉サンタエヴィータ(父Smart Strike)はダート1800mで2勝。母は現役時代にオールウェザーのG1を制している。
 本馬は9月24日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月27日にノーザンファームしがらきから再入厩している。11月から坂路での追い切りを積み重ねており、11月18日には坂路で一杯に追われて、4F54.6秒、2F24.8秒をマーク。追い切るごとに2F時計を詰めており、徐々に態勢が整ってきたという感じ。デビュー戦は11月29日(日)京都芝1800mを武豊騎手で予定している。

◆エスニックジュエル(牝、父キングカメハメハ、母ペニーブラック、栗東・安田隆行厩舎)
 母系に2008年天皇賞(春)を制したアドマイヤジュピタや2006年日本ダービー2着のアドマイヤメインがいる血統。
 本馬について「牝馬にしては馬格があるタイプ。繋ぎの立っている馬なので、ダート適性があると思います。20日にはゲートの駐立を確認しましたが、素直で大人しく対応していましたね」と安田隆行調教師。11月19日の坂路では、同じ2歳新馬と併せてきっちり先着、4F53.8秒をマークしている。11月28日(土)京都ダート1400mを鮫島克駿騎手でデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ジェロディ(牡、父ディープインパクト、母アイランドファッション、美浦・手塚貴久厩舎)
 2歳上の半姉パシフィックギャルは夏の福島で新馬勝ちを飾り、アルテミスS2着、フラワーC2着と早くから重賞戦線で活躍した。3歳上の半姉アイズーオンリーも新馬勝ちを飾っており、4歳上の半兄オーシャンドライブはダートで3勝した。「500キロを超す大型馬で少し余裕がある感じだけど、馬っぷりはいいですね。稽古の動きにも合格点を与えられます。ノドの弱さが気になるけど、そこを除けば水準以上の能力を持っていると思いますよ」と手塚貴久調教師。デビュー戦は11月29日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆スカイホープ(牡、父キングカメハメハ、母メイウインド、美浦・国枝栄厩舎)
 アグネスタキオン産駒の母は経験馬を相手にデビュー勝ちを飾った。一族には重賞2勝(函館記念、新潟記念)のトランスワープ、AJCC2着のインテレット、さらに遡れば2002年のマイルCSを制したトウカイポイントなどの活躍馬がいる。先週の追い切りでは評判馬のケイブルグラム(21日のメイクデビュー東京で5着)を相手に優勢の動きを見せていた。「バランスのいい体つきをしているし、稽古の反応も良かった。いつも元気で前向きな気性だし、初戦から動けるんじゃないかな」と国枝栄調教師。11月28日、東京の芝1600mを北村宏司騎手で予定している。

◆ソーアメージング(牡、父ネオユニヴァース、母ソーマジック、美浦・田村康仁厩舎)
 シンボリクリスエス産駒の母はアネモネSを勝ち、桜花賞でも3着に好走した。9月中旬に入厩してから約2カ月、じっくりと調教を重ねてきた。ひと追い毎に時計を積めてきており、動き自体も良化している。「口向きの矯正を含め、長く厩舎に置かせてもらって十分に乗り込んできました。まだ緩さがあるけど、初仔にしては母譲りの立派な馬格をしています。いいモノを持っていることは確かだし、先を見据えて大事に育てていきたいですね」と田村康仁調教師。11月29日、東京の芝1800mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆ピックミータッチ(牡、父ゼンノロブロイ、母レジェンドトレイル、美浦・藤沢和雄厩舎)
 一昨年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。母の半姉に1993年のマイルCSを制したシンコウラブリイがおり、一族にはキングストレイルやコディーノなど藤沢和雄厩舎で活躍した馬たちがズラリと並ぶ。「春に入厩したときは心身ともに頼りなかったし、牧場に戻して秋まで待機しました。ずいぶんと逞しくなったし、別馬のように良くなりましたね。いいスピードがありそうです」と津曲大祐調教助手。11月29日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/25(Wed) 10:04コメント(0) ]
2015/11/18(Wed)
【栗東】
◆アドマイヤダイオウ(牡、父ディープインパクト、母アドマイヤマリン、栗東・友道康夫厩舎
 おじに地方交流重賞の北海道スプリントCを優勝するなどダート戦で活躍するアドマイヤサガスがおり、全兄アドマイヤスターも京都ダート1800mでデビュー勝ち。てっきりダート向きかと思えば「顔つきが全然違いますよ。スターはディープっぽくない顔で、いかにもクロフネが出た感じ。けどダイオウは小さくていかにもディープっぽい。だから芝は大丈夫だと思います」と友道康夫調教師。
 追い切りの動きからもそれを感じさせたのが、11月12日のCW。レースで騎乗予定のC.ルメール騎手が跨ったが、先行していた2歳未勝利をあっさりと交わして先着。道中で脚をためて、直線で切れるという走り方はいかにも芝向き。時計が地味だっただけに、あまり注目されていないかも知れないが、初戦から勝ち負けクラス。11月22日(日)京都芝2000mのデビュー戦、内容次第では先々まで楽しみな馬になるはず。

◆レッドアヴァンセ(牝、父ディープインパクト、母エリモピクシー、栗東・音無秀孝厩舎
 兄にリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパン。すべて4勝以上を挙げており、重賞戦線でも活躍している。もちろんPOG的にも注目を集めていたが、10月1日にノーザンファームしがらきから満を持しての入厩。「たぶん走ると思うし、走ってもらわないと困る馬」と音無秀孝調教師の期待も大きい。
 11月5日の坂路での追い切り時計が予定よりも遅くなった分、11月8日の坂路ではある程度時計を出す追い切り。この過程を経て、11月12日の坂路では4F51.2秒をマーク。前週同様、古馬アクションスターを追走したが、馬なりの相手に遅れた前週に対して、今回は一杯に相手に先着。ガラリ一変とはこのこと。追い切り本数も十分なだけに、最終追い切りはあまり時計を出さないかも知れないが、すでにエンジンは温まっている。デビュー戦は11月21日(土)京都芝1600mを松若風馬騎手で予定している。

◆ブランカ(牝、父ディープインパクト、母スプリングチケット、栗東・安田隆行厩舎
 同厩舎で管理され、2011年スプリンターズS、2012年高松宮記念を優勝したカレンチャン(父クロフネ)の半妹。しかし、安田隆行調教師は「馬体が全然違いますね。カレンチャンは474キロでデビューしているように、牝馬にしては大きめの馬体でしたが、こちらは430キロくらい。全姉カレンシェリーメイよりも大きいというのはよいことだと思いますが」とコメント。
 現時点での動きに関しては「乗り手の評価が高い」とのことで、11月12日の坂路では4F54.4秒をマーク。まだそこまで速い時計は出ていないが、同師は「現状はマイルでもいいくらいの馬」ということなので、阪神ダート1200mでデビューしたカレンチャンとはタイプも違っているのだろう。11月23日(月)京都芝1400m(牝)をC.ルメール騎手でデビューする予定となっている。

◆ブラボーウォーム(牝、父クロフネ、母ブラボーサンライズ、栗東・音無秀孝厩舎
 これまで2回、栗東トレセンに入厩して、デビューまで調教を進めていたが、いずれもアクシデントがあり、放牧で立て直しをいう状況。ここまで大事をとってきたのは、音無秀孝調教師が素質の高さを感じているからこそ。その背景には、同厩舎で管理された全姉ブラボーデイジーが2009年ヴィクトリアMで2着するなど、G1でも好勝負していたという実績があるからだろう。
 11月に入ってから時計を出し始めているため、この中間だけを見ると追い切り本数は少なめ。しかし、前記したようにここまで入念に調教を積んでいるので、その点は心配なし。11月23日(月)京都芝1400m(牝)を松若風馬騎手でデビューする予定。

【美浦】
◆アルスフェルト(牝、父キングカメハメハ、母アルスノヴァ、美浦・尾関知人厩舎)
 ダンスインザダーク産駒の母は芝2000mで2勝。おじに有馬記念などGIを3勝したドリームジャーニー、クラシック3冠などGIを6勝したオルフェーヴルがいる。ゲート試験に合格後は山元トレセンで乗り込み、10月22日に再入厩。11月12日の追い切りはウッドチップコースで長めから追われ、既走馬を追走して併入と水準以上の動きを見せた。「まだ少し気持ちが入り過ぎてしまうところはあるけど、しっかりと動けていたと思う。牝馬にしてはパワーもある。能力を感じさせるし、血統的にも距離には融通が利きそう」と尾関知人調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。

◆ケイブルグラム(牡、父ディープインパクト、母ジンジャーパンチ、美浦・国枝栄厩舎)
 きさらぎ賞を勝ち、オークス2着、エリザベス女王杯4着など活躍しているルージュバックの異父弟。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月28日に再入厩した。先週の11月11日にはウッドチップコースで長めから時計を出しており、ひと追い毎に態勢を整えてきている。「ディープインパクトの子にしては馬格があるタイプ。まだ走り方なんかを見ると子供っぽさがあるけど、段々と良くなっている。乗り込むに連れて動きも体つきも少しずつシャープになってきたし、いい方向に進んでいると思う」と国枝栄調教師。11月21日、東京の芝1800mをライアン・ムーア騎手で予定している。

◆クイックモーション(牝、父ディープインパクト、母クイックリトルミス、美浦・木村哲也厩舎)
 ディープインパクト産駒の牝馬にしては立派な馬体の持ち主。10月7日に入厩してからはゲート練習に時間を要したが、じっくりと乗り込まれている。先週の11月11日には3頭併せの最後方から追いかけさせる調教で負荷をかけた。「まだ全体的に良くなる余地を残しているけど、まずまずの動き。馬格がいいし、しっかりとしてくれば楽しみ」と木村哲也調教師。11月23日、東京の芝1600m(牝馬)を柴山雄一騎手で予定している。

◆ベストレート(牝、父ゼンノロブロイ、母プロモーション、美浦・牧光二厩舎)
 毎日杯と青葉賞を勝ち、ダービー2着や菊花賞3着などクラシック戦線で活躍したアドマイヤメインの異父妹。9月25日に入厩し、じっくりと時間をかけて調教を進めてきた。先週の11月11日にはウッドチップコースで年長馬のディアデルレイと併せて先着しており、上々の気配だ。「まだ少しトモが甘いけど、牝馬とは思えないような馬っぷりをしている。ゆったりと走れる距離がいいと思うし、血統的にも将来性は高そう」と牧光二調教師。11月21日、東京の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/18(Wed) 05:42コメント(0) ]
2015/11/11(Wed)
【栗東】
◆ピースマインド(牡、父ディープインパクト、母マイティーカラー、栗東・宮徹厩舎)
 母は芝中距離で5勝を挙げており、半兄にはダートで4勝を挙げているブライトアイディア(父ゴールドアリュール)がいる血統だが、母、そしてその仔はすべて宮徹厩舎で管理されており、まさに厩舎ゆかりの血統と言えるだろう。ちなみに担当者も母や兄を担当した荻須恭一郎調教助手。
 中間の調教は坂路で時計を出し始めて、10月28日の芝馬場での3頭併せは目立った動きではなかった。ただ、11月4日のCWでは古馬1600万下に先行していたとはいえ、最後まで楽な手応えで同入。6F81.1秒は新馬としては十分な時計をマークした。当初は先週デビューも視野に入っていたようだが、先週の追い切りを消化して、今週さらに動けるようになれば、デビュー戦から期待できそう。11月15日(日)京都芝1800mを藤岡康太騎手でデビュー予定。

◆ノボリクラウン(牡、父ジャングルポケット、母ミュージックアワー、栗東・松永昌博厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げたオメガキングティー、おじにディープインパクトが勝った天皇賞(春)で3着だったストラタジェムがいる血統。本馬は2013年セレクトセール当歳にて、2200万円で落札されている。
 10月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩。10月21日の坂路では、4F55.0秒と目立った時計は出なかったが、11月4日のCWでは3頭併せを後方から追走して、最後は同入。古馬500万下を相手にそれなりに動き、時計は6F82.4秒をマークした。松永昌博調教師は「それなりに動けるようになってきた。将来的には長い距離も視野に入っている馬ですが、初戦はマイルから」ということで、11月14日(土)京都芝1600mを武豊騎手でデビューする予定となっている。

◆ナーウル(牝、父ブラックタイド、母プリティアンブレラ、栗東・音無秀孝厩舎)
 おじに同厩舎で管理され、ダート1400mで5勝を挙げたトラバントやダート1400mで3勝を挙げているアドマイヤシェルがいる血統。ちなみに母は現役時代に橋口弘次郎厩舎で管理され、ダート1200mで1勝を挙げている。
 本馬はゲート試験に合格した後、坂路で追い切りを重ねて一旦放牧。10月21日にグリーンウッドから栗東へ再入厩している。11月5日の坂路では4F53.1秒と、これまでで最も速い時計をマークしており、追うごとに時計を詰めている印象。今週の追い切りでもう少し終いの踏ん張りが利けば。デビュー戦は11月14日(土)京都ダート1800mを浜中俊騎手で予定している。

 なお、以前に当欄で紹介したカンパニーの半弟プロジェクト(父ハービンジャー)は、11月15日(日)京都芝1800mを松山弘平騎手でデビューする予定となっている。

◆エイシンリベラル(牡、父マンハッタンカフェ、母エイシンパンサー、栗東・西園正都厩舎)
 母は現役時代にダートで1勝、芝で3勝を挙げており、2歳時には阪神JFに出走した経験もある。父産駒は天皇賞(春)を優勝したヒルノダムールやNHKマイルCを優勝したジョーカプチーノなど、距離、芝ダート問わず、G1ホースを輩出しているだけに、使い出しに注目していたが「母の実績(1400m以下で4勝)を考えて、この番組に」ということで、デビュー戦は11月15日(日)東京芝1400mを池添謙一騎手に決まった。
 11月1日の追い切りは坂路で4F54.5秒と少し地味。しかし、池添騎手が跨った11月5日のCWでは外にいたタムロダイチに食い下がる動きを見せて6F82.8秒。ラスト1Fも12.2秒と伸びており、トラックコースでのセンスの良さを見せた形。最終追い切りは坂路になるかも知れないが、4F時計が詰まってくれば、CWでの追い切り効果があったと考えたい。

【美浦】
◆アフェクテューズ(牡、父ディープインパクト、母オールウェイズウィリング、美浦・手塚貴久厩舎)
 現3歳の全姉ショウナンアデラは昨年の阪神JFを勝ち、最優秀2歳牝馬に輝いた。当初は夏の新潟デビューも視野に入れていたが、軽い筋肉痛を発症したために大事を取って再調整。じっくりと立て直してきた。先週はウッドチップコースで長めから追われ、ひと追い毎に気配が良化している。「見た目にズングリムックリの体形で緩さも残っているけど、その気になれば動く。十分に量を乗ってきたし、中身はできていると思う。テンから進んでいくような感じではないけど、しまいに切れる脚を使えそうなイメージがある」と手塚貴久調教師。11月15日、東京の芝1600mを松岡正海騎手で予定している。

◆オーダードリブン(牡、父ディープインパクト、母コマーサント、美浦・加藤征弘厩舎)
 4歳上の全兄ベストディールは京成杯の勝ち馬。7月末にゲート試験を合格後は山元トレセンで調整され、10月10日に再入厩した。先週、先々週とノンコノユメを相手に時計を出しており、仕上がりは順調だ。「牧場で乗り込み、しっかりとしてきた。フットワーク、息遣いともに良好。いいモノを持っている」と加藤征弘調教師。11月14日、東京の芝2000mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆チェッキーノ(牝、父キングカメハメハ、母ハッピーパス、美浦・藤沢和雄厩舎)
 3歳上の全兄コディーノは重賞2勝(札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳S)。兄姉は全て勝ち上がっており、コンスタントに走る血統だ。当初は夏の札幌デビューを予定していたが、まだ動きが物足りなかったために仕切り直した。10月17日に再入厩後は順調に乗り込まれており、坂路とウッドチップコースで追い切りの本数を重ねている。「1歳上の半姉カービングパスとは違い、わりと穏やかな性格。牧場でもしっかりと乗り込んできたし、仕上がりは良さそう。早い時期から走れる一族だし、1回目から動けると思う」と藤沢和雄調教師。11月15日、東京の芝1400mを北村宏司騎手で予定している。

◆ハートレー(牡、父ディープインパクト、母ウィキッドリーパーフェクト、美浦・手塚貴久厩舎)
 母は米GIアルシバイアディーズSの勝ち馬。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、10月22日に再入厩した。11月4日の追い切りでは3歳馬のデュアルメジャーを追走し、抜群の好気配だ。「まだ気持ちの面が散漫で分かっていないようなところもあるけど、息遣いやフットワークはいい。古馬を相手にしても楽に動けるのは能力の高さ。さすがは牧場でも評判になっていた通り、相当なポテンシャルを感じる」と手塚貴久調教師。11月14日、東京の芝2000mをライアン・ムーア騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/11(Wed) 06:46コメント(0) ]
2015/11/03(Tue)
【栗東】
◆ダイワウィズミー(牝、父キングカメハメハ、母ダイワスカーレット、栗東・松田国英厩舎)
 当初は11月7日(土)京都芝1600m(牝)をM.デムーロ騎手でデビューする予定だったが、先週のレースでM.デムーロ騎手が騎乗停止。これには注目しているファンもそわそわしたと思うが、2日午前に松田国英調教師へ確認したところ、11月7日(土)東京芝1400m(牝)を戸崎圭太騎手でデビュー予定とのこと。
 本馬が栗東へ入厩したのは5月。それからは1度も放牧へ出ず、ずっと栗東で調整していた。ひと昔前なら、このようなタイプも珍しくなかったが、ゲート試験に合格すれば放牧という近年のトレンドから考えると非常に珍しい。これには「ダイワスカーレットもゲート試験までにじっくり時間を費やしたので、この馬にも丁寧に調整していきたかった」と師。追い切りで目立って速い時計は出ていないが、本数は十分すぎるくらいこなしている。まずはその初戦に注目したい。

◆ロイカバード(牡、父ディープインパクト、母アゼリ、栗東・松永幹夫厩舎)
 すでに「2億対決」ということで注目を集めているレースが、11月8日(日)京都芝2000m。1頭は2013年セレクトセール当歳にて、2億3000万円で落札されたサトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)。もう1頭が2013年セレクトセール当歳にて、2億4000万円で落札された本馬。
 10月28日のCW追い切りでは、レースで騎乗予定の武豊騎手が跨って併せ馬。アムールブリエを追走したが、内からきっちりと先着してゴール。6F84.5秒は2歳新馬として水準クラスの数字だが、ラスト1F12.1秒は水準以上。この動きに「ようやく、動けるようになりましたね。これだけ高額な馬ですから、初戦だからとか言ってられないレベル。きっちり結果にこだわりたい」と松永幹夫調教師。

◆ラルク(牝、父ディープインパクト、母ライラックスアンドレース、栗東・松永幹夫厩舎)
 今週の松永幹夫厩舎はもう1頭の「億ホース」がデビュー予定。それが2014年セレクトセール1歳にて、1億4500万円で落札された本馬。母系には5連勝でNHKマイルCを制したミッキーアイルがいる血統で、父はディープインパクト。金額、血統ともに注目されて当然の存在。
 10月21日のCWではロイカバードと併せて地味な動きだったが、10月28日のCW追い切りにはレースで騎乗予定の武豊騎手が跨った。ゴッドフロアーとの併せ馬で、追い出されてから重心を下げて伸びており、上々の動き。6F83.3秒、1F11.9秒は文句ない動きだった。「これまでの動きから、デビュー予定を延ばした方がいいかなとも考えましたが、この動きなら大丈夫ですね」と松永幹夫調教師も笑み。デビュー戦は11月7日(土)京都芝1600m(牝)を予定している。

◆サトノシンゲキ(牡、父エンパイアメーカー、母ホームスイートホーム、栗東・池江泰寿厩舎)
 半兄バーディバーディ(父ブライアンズタイム)は2010年ユニコーンSなど地方交流を含むダート重賞で2勝を挙げている。バーディーイーグル(ダート4勝)、サトノアルバトロス(ダート3勝)など、ダートでの活躍が期待される血統だろう。
 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ再入厩。中間のCWでの併せ馬では遅れが目立っているが、これはバーディバーディのデビュー前と同じ。最終追い切りこそ、DPで追い切って併せ馬先着した兄だったが、CWでは遅れを連発していた。そういった意味では兄に似ていると判断できるし、坂路とCWを併用して十分に追い切られているので中身は出来ているだろう。11月8日(日)福島ダート1700mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆ケルベロス(牡、父ディープインパクト、母モーニングタイド、美浦・大江原哲厩舎)
 京成杯AHを連覇するなど、芝1600mの重賞を3勝したマイネルモルゲンの異父弟。いとこにはナリタキングオー(京都新聞杯など重賞3勝)やキングストリート(東京新聞杯2着)がいる。「背は小さいけど、お尻の幅がある。これから筋肉がついてくれば、トモの緩さも改善してくると思う。ディープインパクト産駒らしい悍性の強さと芝向きの軽さがあるし、追い切りの雰囲気からは切れる脚を使えそう。血統的にも楽しみ」と大江原哲調教師。11月8日、東京の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆ゼーヴィント(牡、父ディープインパクト、母シルキーラグーン、美浦・木村哲也厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はバーデンバーデンCのレコード勝ちなど、芝1200メートルのオープン特別を3勝した。伯母にブライアンズイブ(ファンタジーS3着)、いとこにシセイオウジ(カペラS3着)がいる。「ゲート試験に合格後も在厩して乗り込んできた。やり始めの頃は体力的にも動き切れていなかったけど、だいぶ形になってきたし、ひと追い毎に良くなっている。現状、ゆったりと走れる距離の方が良さそう。初戦は芝の中距離で適性を見てみたいですね」と木村哲也調教師。11月8日、東京の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。

 木村哲也厩舎からはドイツ産馬のエラクレーア(牝、父Raven's Pass、母Elle Gala)もスタンバイ。こちらは11月8日、東京の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆レッドエトワール(牝、父ワークフォース、母フレンチノワール、美浦・久保田貴士厩舎)
 フレンチデピュティ産駒の母はダートで4勝。本馬が初仔になる。5月にゲート試験をクリアしたが、その後は成長を促すために牧場で調整。10月10日に再入厩した。じっくりと進めてきた効果もあり、追い切りでは古馬を相手に好気配の動きを見せている。「ひと追い毎に良くなってきたし、しっかりと動けている。気性的にも素直だし、いい感じに仕上がってきていると思う」と久保田貴士調教師。11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。

◆レディカリーナ(牝、父ゴールドアリュール、母レディクラシック、美浦・相沢郁厩舎)
 現8歳の半兄グランドシチーはマーチSの勝ち馬。先週のダート1400mを除外(非当選)になったが、「そのぶん、追い切りを積めるのはプラスだと思う。この時期の兄よりも見た目の馬っぷりはいいし、距離にも融通が利きそうな感じ。いいところがありそう」と相沢郁調教師。11月7日、東京のダート1600mを石川裕紀人騎手で予定している。

 相沢郁厩舎からはショコラーチ(牝、父キンシャサノキセキ、母ウイッチ)もスタンバイ。こちらは11月7日、東京の芝1400m(牝馬)を石川裕紀人騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/11/03(Tue) 04:55コメント(0) ]