2015/12/25(Fri)
【栗東】
◆フラジョレット(牡、父クロフネ、母ポップコーンジャズ、栗東・池江泰寿厩舎)
 キングカメハメハ産駒の半兄ラブリーデイは今年になって覚醒。宝塚記念、天皇賞(秋)といったG1を制しており、今週の有馬記念でも有力馬の一頭になっている。ちなみに全兄は2頭いて、ビーチランデブーが中京芝2000mで新馬勝ち(その後はダート1800mで1勝)、シーサイドジャズが中山ダート1800mを勝ち上がっている。
 本馬は11月25日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩。12月17日はCWで新馬と併せて先行していたが遅れ。ラスト1F12.5秒なので、相手が走ったという見方もできるし、12月9日のCWでの併せ馬に比べると動けるようになってきた。初戦からというタイプではないかも知れないが、いずれにせよ、最終追い切りの動きは注目。12月26日(土)中山芝2000mでデビューする予定。

◆コイスルキセキ(牝、父キンシャサノキセキ、母マチカネホレルナヨ、栗東・西園正都厩舎)
 半兄オレニホレルナヨ(父サクラバクシンオー)は芝短距離で4勝を挙げているが、父がキンシャサノキセキなので、短距離に適性が高そうなイメージは変わっていない。
 本馬は12月3日のゲート試験に合格した後、坂路での追い切りを重ねており、12月16日のCWでは同厩舎の他3頭と実戦のような併せ馬になったが、直線では真っ先に抜けてゴール。6F82.5秒はもちろん、1F12.5秒は速く、騎乗していた田中克典調教助手も「この追い切りでもっと良くなってきそう」とコメント。この動きを見ていると、単なる短距離馬という印象でもないだけに、デビュー予定の12月26日(土)阪神芝1400mが楽しみ。なお鞍上は内田博幸騎手が予定されている。

◆ハイドロフォイル(牡、父クロフネ、母レースウィング、栗東・友道康夫厩舎)
 同厩舎で管理された半兄ポイマンドレース(父マヤノトップガン)や全兄グリッターウィングがいる血統。どちらもダート中距離で勝ち鞍を挙げているが、追い切りを見た印象では2頭ほどの重苦しさはない。
 12月17日はマーティンボロが先行して、それを追いかけるCWでの併せ馬だったが、道中の感じは楽。コーナーで急にペースが上がってからは対応するのに戸惑ったが、これは経験不足なだけで全く問題ない。むしろ引き離されずに食い下がったあたりに見どころがあったし、この追い切りが良い経験になったはず。デビュー戦は12月27日(日)阪神芝1800mが予定されているが、ダート血統だと軽視しない方がよいだろう。鞍上は藤岡康太騎手を予定している。

◆ベルクリア(牝、父ヴァーミリアン、母プレシャスライフ、栗東・吉田直弘厩舎)
 半姉シーブリーズライフ(父アドマイヤジャパン)は新潟芝1400mを新馬勝ちし、芝レースで計3勝を挙げている。近親にはウオッカの勝った2009年安田記念で3着したファリダット(父Kingmambo)がいる血統。
 本馬は11月27日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。12月16日はCWでカキナダ、キクノサージとの併せ馬を行っているが、内を回ったとはいえ、きっちり先着して、6F82.9秒をマーク。初めてのCW追い切りでこの時計を出せるのは潜在能力の高さを示すし、1F12.5秒の伸びも上々。12月26日(土)阪神ダート1800mのデビュー戦から楽しみ。鞍上はM.デムーロ騎手が予定されている。

【美浦】
◆アークアーセナル(牡、父ダイワメジャー、母ディスカバリングビューティー、美浦・国枝栄厩舎)
 2014年のセレクトセールに上場され、2000万円で落札された。伯母にGold Beauty(エクリプス賞最優秀スプリンター)、いとこにDayjur(欧州年度代表馬)がいる。当初は8月の札幌デビューを予定していたが、レースの直前にソエが出たために自重。じっくりと回復を待ち、立て直しを図った。「予定が延びたけど、再入厩後は順調。脚元の方も落ち着いている。ダイワメジャーの子で気持ちは前向き。距離的にはマイルぐらいがいいんじゃないかな」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを横山典弘騎手で予定している。

◆サトノキングダム(牡、父ディープインパクト、母ダリシア、美浦・国枝栄厩舎)
 5歳上の半兄Animal Kingdomはケンタッキーダービー、ドバイワールドCの勝ち馬。現3歳の半兄サトノメサイアは2勝している。これまで何度か入退厩を繰り返したが、じっくりと成長を待ち、ようやく態勢が整ってきた。「春に入厩した頃は体力不足だったし、その後も体質や蹄が弱かったから無理せずに待った。だいぶ良くなったし、今はウッドチップコースでも十分に動けている。距離にも融通が利きそうだし、いいモノはあると思う」と国枝栄調教師。12月27日、中山の芝1600mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆イマジンザット(牡、父ディープインパクト、母シャンラン、美浦・斎藤誠厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、6000万円で落札された。半兄にショウナンアルバ(共同通信杯)、半姉にショウナンタレント(フラワーC)がいる。11月18日に入厩して以来、ここまで順調に乗り込まれてきた。12月16日にはウッドチップコースで長めから追われ、軽快な動きを見せている。「血統的に少しヤンチャなところがあるけど、ひと追い毎に良くなっています。いいフットワークをしているし、ディープインパクト産駒らしさがありますね」と鈴木調教助手。12月27日、中山の芝1600mをクリストフ・ルメール騎手で予定している。

◆マイティーゴールド(牡、父ゴールドアリュール、母マイティースルー、美浦・尾関知人厩舎)
 伯母にフラワーC2着のスルーレート、いとこに札幌2歳S3着(現2勝)のハイアーレートがいる。夏の札幌や秋の東京あたりで使い出すプランもあったが、大型馬だけに脚元の状態を慎重に確認しながら進められてきた。「仕切り直すことになったけど、脚元の状態は思っていた以上に早く回復しました。血統的にもダート馬らしい体つきで見るからにパワフル。毛色(栗毛)からも父のゴールドアリュールを彷彿させるし、ダート路線での活躍を期待しています」と尾関知人調教師。12月27日、中山のダート1800mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/25(Fri) 10:56コメント(0) ]
2015/12/17(Thu)
【栗東】
◆トウカイミーロ(牝、父ワークフォース、母トウカイティアラ、栗東・安田隆行厩舎)
 おじは1991年の日本ダービーを優勝し、1993年には1年ぶりの有馬記念で劇的な復活勝利を収めて引退したトウカイテイオーがいる血統。
 本馬は11月14日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路での追い切りが中心だが、本数を重ねるごとに時計を詰めており、12月9日の坂路では4F53.1秒と新馬としては水準以上の数字をマーク。ただ、ラスト1Fが13.7秒要したこともあり「もう少し終いがしっかりしないと」と安田隆行調教師の評価は辛口。ただ、この追い切りで更に上昇する可能性も十分あるので、最終追い切りに注目したい。12月20日(日)中山芝1600m(牝)を津村明秀騎手でデビューする予定。

◆ショパン(牡、父キングカメハメハ、母エアグルーヴ、栗東・角居勝彦厩舎)
 母は1997年天皇賞(秋)を優勝、半姉アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)はエリザベス女王杯を連覇。全兄ルーラーシップは同厩舎で管理され、クイーンエリザベス2世Cを優勝している、言わずと知れた超良血。
 本馬は11月13日にノーザンF天栄から栗東へ入厩して、11月26日にはゲート試験に合格するという順調さ。12月9日はレースで騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、坂路で追い切られており、4F55.7秒という時計をマーク。この追い切りが単走だったことや、角居厩舎の主調教場所であるCWでなかったことは気になるものの、着々とデビューに向けての調教は進んでいる。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

◆スワーヴアーサー(牡、父ヴィクトワールピサ、母メイキアシー、栗東・庄野靖志厩舎)
 2013年セレクトセール当歳にて、1億1000万円で落札された馬ということもあり、入厩以前から庄野靖志調教師が期待馬として名前を挙げていた。もちろん、入厩してからもその評価は変わっておらず「速い時計を出そうと思えば、いくらでも出ると思うけど、じっくりやっていきたい」と話していた。
 その言葉通り、ゲート試験を10月に合格して、11月から時計を出し始めて、坂路とCWを併用して、ここまで順調に仕上げている。12月9日にはCWで新馬と併せ馬を行って同入。5F67.5秒、1F11.8秒という動きを見せている。ここまで入念に仕上げられていると、強い相手でも初戦から期待して当然だろう。12月20日(日)阪神芝2000mを四位洋文騎手でデビュー予定。

 なお、9日の併せ馬のパートナーだったショークールは、12月19日(土)中京ダート1800mを加藤祥太騎手でデビューする予定となっている。

◆ゴールデンティアラ(牝、父ハーツクライ、母ルビーマイディア、栗東・松永昌博厩舎)
 半兄アドマイヤカリブ(父サクラバクシンオー)はクロッカスSを勝ち、NHKマイルCにも出走(9着)。きょうだいに姉は2頭いるが、いずれも勝ち上がっている。
 本馬は坂路での追い切りを積み重ねて、12月9日に初めてCWで追い切った。レースでも騎乗予定の岩田康誠騎手が跨っていたが、古馬500万下を追走して、半馬身ほど遅れ。相手の手綱が全く動いていなかったことを考えれば、物足りない内容だが、決して脚色一杯という感じではなく、初めての追い切り場所に多少戸惑いがあったと判断した方がよいだろう。最終追い切り場所は決まっていないが、もしCWになるようなら、そこで動きを見極めたい。デビュー戦は12月20日(日)阪神芝2000mを予定している。

【栗東】
◆アースコレクション(牡、父アンブライドルズソング、母アスペングロー、美浦・尾関知人厩舎)
 アメリカのファシグティプトン・フロリダセールに上場され、12万ドルで落札された。ノーザンファーム天栄で乗り込み、10月29日に入厩。じっくりと追い切りの本数を重ねてきた。既に勝ち上がっているステイパーシストやブロワを相手に優勢の動きを見せており、ひと追い毎に気配が上向いている。「欲を言えば息遣いの面で物足りないところはあるけど、ここまで順調に乗り込んできたし、気持ちも前向き。米国産の大型馬にしては芝をこなせそうな馬っぷりをしているし、本馬場に入れたときの動きも良かった。初戦から楽しみにしています」と尾関知人調教師。12月19日、中山の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。

◆クードヴァン(牝、父ディープインパクト、母マイネヌーヴェル、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の母はフラワーCを勝ち、福島牝馬S2着、中山金杯2着など重賞戦線で活躍した。叔父にマイネルネオス(中山グランドジャンプ)、マイネルアワグラス(シリウスS)、マイネルチャールズ(弥生賞)がいる。夏場に腱鞘炎を発症したために始動は遅れたが、じっくりと立て直して11月22日に再入厩。12月9日の追い切りでは古馬を相手に強めの負荷を掛けた。「はじめに入厩させた頃は頼りなかったけど、ここまで待って正解。ようやく馬が良くなってきたし、稽古でも動けるようになった。だいぶ気持ちも乗ってきたし、走りには軽さがある」と鹿戸雄一調教師。12月19日、中山の芝1800mを柴田大知騎手で予定している。

◆デナリ(牡、父マンハッタンカフェ、母ランフォザドリーム、美浦・田村康仁厩舎)
 2013年のセレクトセールに上場され、3600万円で落札された。母は重賞2勝、エリザベス女王杯2着の活躍馬。半姉にフィーユドゥレーヴ(函館2歳S)、オウケンサクラ(フラワーC)がいる。ここ2週はウッドチップコースで5F65秒台をマークしており、時計的にも目立つ動きを見せた。「走ると思いますよ。能力があることは確か。セレクトセールで買っていただいた馬ですし、血統的にも楽しみにしています」と田村康仁調教師。12月19日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。

◆レッドゲルニカ(牡、父カジノドライヴ、母エポカブラヴァ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 現4歳の半兄スワーヴカイザーはダートの中距離で3勝。近親にはテンザンデザート(オープン特別2勝、ファンタジーS2着)、メジャーアスリート(全日本2歳優駿2着)がいる。坂路を中心に乗り込み、12月9日にはウッドチップコースで古馬を相手に長めから負荷を掛けた。「ここまで徐々に調教のピッチを上げてきたし、しっかりと動けている。ちょっと硬さがあるけど、大型馬のわりに前向きでゲートの出も速そうだし、ひと追いごとに良くなってきていると思います」と津曲大祐調教助手。12月19日、中山のダート1800mを柴田善臣騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/17(Thu) 11:04コメント(0) ]
2015/12/09(Wed)
【栗東】
◆ミッキーロケット(牡、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、栗東・音無秀孝厩舎)
 半兄に札幌ダート1700mで未勝利を勝っているマイフリヴァ(父Smart Strike)がいる血統。2014年セレクトセール当歳にて、9200万円で落札されている。本馬は11月7日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩している。
 12月2日の坂路では、古馬1000万下のタッチシタイと併せて3馬身先着。4F53.8秒、1F12.8秒をマークしている。「乗り味はかなりいいみたいですね。乗り込み量も十分なので、初戦から力を出してくれると思います」と音無秀孝調教師。12月12日(土)阪神芝1800mを浜中俊騎手でデビューする予定となっている。

◆オモロイシャチョウ(牡、父スズカマンボ、母ミヤジプロスパー、栗東・野中賢二厩舎)
 半兄に芝1200mで5勝を挙げたミヤジエムジェイ(父キングカメハメハ)やダートで4勝(うち3勝は1400m)を挙げているミヤジマッキー。母も現役時代は1200m以下の距離で芝を3勝。「母も兄も短距離で活躍する血統。この馬もそんな感じですね」と野中賢二調教師。
 本馬は12月3日にCWで併せ馬。他厩舎の2歳新馬に先行する形だったが、最後まで抜かれることなく、手応え優勢で先着。5F66.7秒、1F12.5秒は非常に優秀な時計。「時計はもっと遅くなる予定でしたが、楽に出ましたね。やりながら良くなっている段階ですが、現状でも十分に動けそう」と同師。デビュー戦は12月13日(日)阪神芝1200mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ダッシャークワトロ(牡、父キングカメハメハ、母ストリートスタイル、栗東・安田隆行厩舎)
 母は現役時代に1400m以下の芝で4勝。おばのブロードストリートは2009年ローズSを優勝し、同年秋華賞でレッドディザイアの2着という実績を残している。
 本馬について、安田隆行調教師は「なかなか体が絞れなくて、ここまで入念に乗り込んできました。ようやく動ける体になって、11月26日の追い切りでは4F53.6秒、1F12.5秒と終いがしっかりした動きでした。スタートもそこそこ速いので、この距離で使います」ということで、12月13日(日)阪神芝1200mでのデビューを予定。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

◆スマートメダリオン(牡、父ゴールドアリュール、母ウッドウインド、栗東・吉田直弘厩舎)
全兄スマートダイバーは同厩舎でデビュー(現在は古賀史生厩舎)して、阪神ダート1800mの新馬戦を勝っているが「兄は弱いところがありましたが、この馬は馬格がありますね」と高島調教助手。
 12月3日のCWでは、2歳未勝利を大きく追走していたが、直線では馬なりで追いついて、6F82.3秒という好時計をマークしている。「しっかりしているので、強い調教を課しても応えてくれますね」と同助手。デビュー戦は兄と同じ舞台、12月13日(日)阪神ダート1800mを予定。鞍上は田辺裕信騎手を予定している。

【美浦】
◆アルカサル(牡、父ドリームジャーニー、母アビラ、美浦・大竹正博厩舎)
 今年のエルムSを制したジェベルムーサの半弟。9月下旬にゲート試験を受け、その後は福島県のノーザンファーム天栄で調整されてきた。じっくりと脚元が落ち着くのを待ち、11月17日に再入厩。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマークした。遅れはしたが、時計的にも合格点を与えられる。「現状では扱いやすいさがセールスポイント。ジェベルムーサよりは軽さもあるし、芝向きだと思う。まだグッと来るところがないけど、500キロを超す大型馬でもあるし、少しずつ良くなってくれれば…。長い目で見ていきたいですね」と大竹正博調教師。12月12日、中山の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆コパノマリーン(牝、父ヴィクトワールピサ、母ヴォークリンデ、美浦・斎藤誠厩舎)
 母はダート1200mで1勝。4歳上の半兄グラーネは芝の中距離で2勝している。12月2日にはウッドチップコースで5F67秒台をマーク。まだ実質的な追い切りは2本だけだが、仕上がりの良さを印象づける。「入厩してから追い切りの本数は多くないけど、時計的にも水準以上に動けている。整った馬格をしているし、いいところがありそうです」と斎藤誠調教師。12月13日、中山の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆サンクロワ(牡、父ハービンジャー、母サンヴィクトワール、美浦・斎藤誠厩舎)
 祖母のヴィクトリーバンクはマーメイドS2着、エリザベス女王杯5着など活躍。叔父に京都新聞杯2着、ステイヤーズS2着のユニバーサルバンクがおり、現4歳の半姉サンソヴールは1600万下に在籍している。6月に函館競馬場でゲート試験を受け、その後は北海道のノーザンファーム早来で調整。11月に再入厩してからは坂路を中心に追い切りの本数を重ね、じっくりと態勢を整えてきた。「まだ体質的に弱いところがあるけど、乗り込みは十分。背中が良くて操縦性もあるし、動き自体には及第点を与えられると思います」と斎藤誠調教師。12月12日、中山の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ポンテファブリチオ(牡、父ダイワメジャー、母ローマンブリッジ、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 叔父にニュージーランドTを制したサンライズプリンスがいる。11月29日にはオープン馬のネオブラックダイヤと併せ、優勢の手応え。12月2日にも古馬と併せるなど順調に乗り込まれており、気配の良さが目につく。「500キロぐらいの馬格で見た目はパワフル。一時期は体力不足で体調が上がってこなかったけど、だいぶ動けるようになってきた。速いところに行くと軽い走りをするし、初戦から楽しみ」と鹿戸雄一調教師。12月12日、中山の芝1800mを横山典弘騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/09(Wed) 15:14コメント(0) ]
2015/12/01(Tue)
【栗東】
◆サトノマルス(牡、父ディープインパクト、母ゴッドフェニックス、栗東・池江泰寿厩舎)
 祖母ロンドンブリッジはデビューから3連勝でファンタジーSを制し、桜花賞ではファレノプシスの2着という実績を残している。おばには2004年オークスを勝ったダイワエルシエーロがいる血統。ちなみに父、母ともに池江泰寿調教師の父である池江泰郎元調教師が管理していた。
 本馬は11月7日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。坂路、CWの他にDPを追い切りで使用するなど、いろんな場所での追い切りを行っている。11月26日のCWではダノンシャルマンと併せて、なんとか同入という感じ。時計は全体が6F87.8秒と遅いものの、ラスト1F12.5秒は決して悪くない。あとは最終追い切りでどの程度の動きを見せるかといったところ。12月5日(土)阪神芝2000mでデビューする予定。

◆エアショウ(牝、父ディープスカイ、母トークショウ、栗東・野中賢二厩舎)
 半姉に同厩舎で管理され、芝で3勝を挙げているベッラヴォーチェ(父アドマイヤムーン)がいる血統。「まだ動き出すまでに少し時間のかかるところがありますが、スピードに乗ってからはいい走りをしてくれますよ。これから、もっと良くなっていきそう」と野中賢二調教師。
 入厩してからの追い切り本数は多くないが、11月26日のCWでは新馬モズビリーブと併せて、ラスト1Fは12.3秒。全体の時計は遅かったが、それなりには動けており、今週の追い切りではもっと動けるのではないだろうか。デビュー戦は12月6日(日)阪神芝1400mを四位洋文騎手で予定している。

◆フェザリータッチ(牡、父ダイワメジャー、母カメリアローズ、栗東・吉田直弘厩舎)
 全兄に芝で4勝を挙げているダローネガ、半姉に芝で2勝を挙げているノーブルリーズン(父ネオユニヴァース)がいる血統。本馬は9月10日のゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されており、11月13日に栗東へ再入厩している。
 11月19日のCWでは2歳未勝利を追走して、最後はきっちり先着。一杯に追う相手に対して馬なりで先着しているだけに、その動きは時計うんぬんを抜きにして評価してよいだろう。そもそも、6F84.9秒、1F12.2秒という数字は速く、時計からも評価できる。デビュー戦は12月6日(日)中京芝1400mをC.ルメール騎手を予定している。

◆ミュゲプリンセス(牝、父エンパイアメーカー、母カワカミプリンセス、栗東・西浦勝一厩舎)
 すでに当欄でも紹介した馬だが、デビューがかなり延びてしまった。とはいえ、紹介した当時から「いろんなことを教えている段階なので、もっと時間をかけた方がいいタイプ」と西浦昌一調教助手がコメントしていただけに、万全を期して、ここまで待ったという解釈でよいだろう。母は同厩舎で管理され、オークス、秋華賞とG1で2勝。半姉ミンナノプリンセス(父コマンズ)はここまで5戦2勝と結果を残しており、本馬に対する期待も自然と大きくなってくる。
 11月に入ってからの坂路での追い切りは地味。26日の併せ馬でも、4F54.6秒という時計。全体は目立たないが、2F25.4秒は終いがしっかりしていることを示すし、追走して同入まで持ち込んだ動きも評価できる。結果が求められるだろうが、まずは12月6日(日)阪神芝1400m(牝)のデビュー戦でどのような走りを見せてくれるか注目したい。なお、鞍上は国分優作騎手を予定している。

【美浦】
◆カリアティード(牝、父カジノドライヴ、母リビングデイライツ、美浦・武井亮厩舎)
 フジキセキ産駒の母は新馬勝ちを含む5勝。おばにケープリズバーン(TCK女王盃)、ジェダイト(忘れな草賞)、いとこにサナシオン(東京ハイジャンプ)、ガイヤースヴェルト(毎日杯2着)などの活躍馬がいる一族だ。当初は10月にデビューさせるプランもあったが、ひとまず牧場(ノーザンファーム天栄)に戻して体力強化を図った。再入厩後は順調に乗り込まれており、11月23日と27日にウッドチップコースで長めから時計を出している。「ひと追い毎に息遣いが良化しているし、だいぶ動けるようになってきました。気性的にも初戦から力を出せると思います」と武井亮調教師。12月5日、中山のダート1200m(牝馬)を北村宏司騎手で予定している。

◆ギャラントグリフ(牡、父ホワイトマズル、母ビコーガイア、美浦・牧光二厩舎)
 5月のHBAトレーニングセールに上場され、842万4000円(税込)で取り引きされた。母系を遡ると3代母の半兄にボールドラツド、一族にはアジュディケーティングやゲーリックチューン(シンボリインディの母)の名がある。追い切りでは古馬を相手に上々の動きを見せており、時計的にも及第点だ。「息はしっかりとできていると思う。走りにも軽さがある。いい感じに動けているし、初戦から楽しめそう」と牧光二調教師。12月6日、中山の芝2000mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ユニバーサルソング(美浦・奥村武厩舎、牡、父ネオユニヴァース、母ソングオブプライズ)
 祖母のTorocaは伊G3・セルジオクマーニ賞の勝ち馬。叔父のサトノプリンシパルはレパードS2着などダート路線で活躍している。当初は秋の中山デビューを予定していたが、動きがピリッとしなかったために牧場で立て直した。再入厩してからはヒプノティストや古馬と併せるなど順調に追い切りを重ねており、放牧前に比べると気配が良化している。「雄大な馬格をしているし、ネオユニヴァースの子にしては特に気難しいところはない。切れるというより、しぶとそうなタイプ。長めの距離が合うと思います」と奥村武調教師。12月6日、中山の芝2000mを伊藤工真騎手で予定している。

◆ラグルーラ(牡、父ディープインパクト、母アドアード、美浦・加藤征弘厩舎)
 Galileo産駒の母は愛G3・ブルーウインドSの勝ち馬。3歳上の半兄シェイクザバーレイ、1歳上の全兄ウェルブレッドは新馬勝ちを飾っている。当初は東京の最終週に使うプランもあったが、まだ動きが物足りなかったために予定を延ばした。「ひと追い毎に良化している。今ひとつ反応が鈍かったので延ばしたけど、だいぶ軽さが出てきた。中山だと勝負どころで小脚を使えるかどうかがポイントになりそうだけど、血統的にも能力はあると思う」と加藤征弘調教師。12月6日、中山の芝2000mをトミー・ベリー騎手で予定している。
[ ナリティー at 2015/12/01(Tue) 05:23コメント(0) ]