2016/08/29(Mon)
【栗東】
◆シロニイ(牡、父キングカメハメハ、母シラユキヒメ、栗東・池江泰寿厩舎)
 半姉に2008年関東オークスを勝ったユキチャン(父クロフネ)や全姉にダートで4勝を挙げているブチコがいる血統。斑が混じった白毛だが、どこにいても一目で分かる存在感はさすがといった感じ。

 しかし、毛色だけでなく追い切りの動きも目立ち始めた。レースでも騎乗予定の浜中俊騎手が跨った8月24日のCW追い切りでは、3歳未勝利と併せ馬を行ってきっちり先着。時計も6F83.6秒、1F12.0秒としっかり動けている。坂路での追い切りでは常にラスト1F12.5秒を切るような動きを見せており、この走りを見ると芝でも期待感が高まる。ひとまず、デビュー予定の9月4日(日)小倉芝1800mでどんなレースを見せてくれるか楽しみ。

◆ホウロクダマ(牡、父ショウナンカンプ、母タマヒカル、栗東・中竹和也厩舎)
 半兄タイマツリは今春に阪神ダート1800mの500万下を勝ち上がっており、母系には芝中長距離で5勝を挙げたトーワナゴン(父アンバーシャダイ)がいる血統。

 8月24日の坂路では新馬メリオラを追走して、ゴールでは遅れてしまったが、3F目に12.3秒と速いラップを刻むことができた。「追いかけた分、最後は止まってしまいましたが、追い切りでも動き出している段階。いいスピードを持っているし、初戦から楽しみにしていますよ」と中竹和也調教師。デビュー戦は9月3日(土)新潟芝1400mを野中悠太郎騎手で予定している。

◆ケンビション(牡、父マツリダゴッホ、母アテナブルー、栗東・大久保龍志厩舎)
 母系には2004年京都記念など重賞3勝を挙げたシルクフェイマス(父マーベラスサンデー)がいる血統。ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されており、8月に入厩してからは坂路での追い切りを中心に行っている。

 8月24日の坂路では3歳未勝利に遅れたものの、4F53.4秒、1F12.7秒と数字的には悪くない内容。ただ「もっと走り方を覚えてこないといけないし、素質だけで走っているような現状。一応、9月4日(日)小倉芝1800mでのデビューを視野に入れていますが、いろんな状況を見た上で判断しようと思います」と大久保龍志調教師。

【美浦】
◆ウルラーレ(牡、父ハーツクライ、母ウミラージ、美浦・小島茂之厩舎)
 1歳上の半兄ウムブルフは現3勝。8月25には田辺裕信騎手を背にウッドチップコースで追われ、NHKマイルC2着のロードクエストと併入した。「あまり詰め込みすぎないように意識してソロッと乗っていきました。大きな馬だし、まだ少し重めだけど、エンジンが掛かってからの走りはいいですね。そういう意味でも新潟の外回りは良さそう。どんな競馬をしてくれるか、血統的にも楽しみにしています」と小島茂之調教師。9月4日(日)、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆バブルウィズジョイ(牝、父ダイワメジャー、母バブリームード、美浦・尾関知人厩舎)
 現3歳の半兄インザバブルはダートで2勝。いとこにダービー馬のディープブリランテ、フラワーC2着のハブルバブルがいる。8月25日にはウッドチップコースで長めから負荷を掛け、1000万下のブロワを追走して併入。ひと追い毎に時計を詰めており、気配は上々だ。「少しテンの入りが遅かったけど、そのぶん、しまいの動きは良かったと思います。牝馬にしては馬格があるし、しっかりと乗り込んできました。まだまだ良くなる余地もあるけど、気性的には初戦から動いてくれそう雰囲気があります」と尾関知人調教師。9月3日(土)、新潟の芝1400mをM.デムーロ騎手で予定している。

◆フルオブライフ(牡、父ヴィクトワールピサ、母トップモーション、美浦・手塚貴久厩舎)
 祖母プロモーションはクイーンSの勝ち馬。母の半兄に重賞2勝(毎日杯、青葉賞)、ダービー2着&菊花賞3着のアドマイヤメインがいる。8月24日にはウッドチップコースでビシッと追われ、しっかりと負荷を掛けた。「穏やかな気性だけど、動き自体は悪くないですね。530キロほどの大型馬で見た目も立派だし、いいところはありそう。ちょっと切れ味に欠けるようなところがあるけど、いい脚を長く使いそうなタイプだし、新潟の外回りは合うと思います」と手塚貴久調教師。9月4日(日)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆サクレエクスプレス(牝、父クロフネ、母ビーポジティブ、美浦・加藤征弘厩舎)
 2015年のセレクトセールに上場され、3200万円(税抜)で落札された。サンデーサイレンス産駒の母はクイーン賞の勝ち馬。伯母にトゥザヴィクトリー、いとこにトゥザグローリー、トゥザワールド、デニムアンドルビーなど一族には多くの活躍馬が並ぶ。函館競馬場で入念に乗り込み、じっくりと追い切りの本数を重ねてきた。「手先が軽いし、稽古の走りを見ると芝向きのイメージ。いい雰囲気に仕上がっているし、この馬は走ると思う」と加藤征弘調教師。9月3日(土)、札幌の芝1500mをC.ルメール騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/29(Mon) 19:24コメント(0) ]
2016/08/23(Tue)
【栗東】
◆ヴァナヘイム(牡、父キングカメハメハ、母グルヴェイグ、栗東・角居勝彦厩舎)
 母は同厩舎で管理され、2012年マーメイドSを制覇。本馬はその初仔となるが、母系には昨年の二冠馬ドゥラメンテや2012年クイーンエリザベス2世カップを優勝したルーラーシップなどが名を連ねる良血。

 6月10日にゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、8月5日にノーザンファームしがらきから栗東へ再入厩。8月17日に初めてCWで追い切られたが、古馬1600万下のハッピーモーメントを追走して僅かに遅れた。とはいっても手応えには余裕があったし、いきなり準オープン相手にこれだけ動けるのだから、さすが素質馬といった感じ。デビュー戦は8月28日(日)小倉芝1800mを浜中俊騎手で予定している。

◆ビミコウフク(牝、父メイショウボーラー、母ナゾ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 母のナゾはもちろん、その仔で芝2勝、ダート2勝を挙げたニザエモン(父フジキセキ)や先週の北九州記念に出走したオウノミチ(父オレハマッテルゼ)など、JRAに競走馬登録した馬はすべて佐々木厩舎で管理されている血統。

 本馬は入厩して1週間でゲート試験に合格するセンスのよさを見せ、それ以降も至って順調に追い切りを重ねてきた。8月11日の坂路ではデビュー戦3着だったトーヨーエースに先行して、相手に追いつかれることなく先着。8月17日の坂路での併せ馬は同入だったが、1F12.3秒をマーク。全体時計は遅いが、追い切りではあまり動かないのが、この血統の特徴。8月19日にはゲート練習を行い、スタート動作も確認済み。デビュー予定の8月27日(土)小倉芝1200mでどのような走りを見せてくれるか楽しみ。なお鞍上は浜中俊騎手が予定されている。

◆ブリラーレ(牡、父ディープブリランテ、母メジロルバート、栗東・斎藤崇史厩舎)
 半姉メジロツボネ(父スウェプトオーヴァーボード)は芝で4勝を挙げており、本馬は2015年セレクトセール1歳にて2400万円(税抜)で落札されている。父ディープブリランテは新種牡馬だが、ディーパワンサが新馬、中京2歳Sを連勝しており、すでに注目を集めている。

 本馬は8月20日の新潟芝1400mに出馬投票するも除外。デビュー戦を8月27日(土)新潟芝1600mにスライドすることとなった。8月10日のCWでは3歳未勝利を内から追走してしっかり追いつき、6F81.0秒をマーク。そして8月17日のCWではオウケンゴールドに先行して、相手に抜かせない走りができた。個人的には1400mよりも1600mの方が能力を発揮しやすい印象があるだけに、除外が良い方へ向く可能性があると思っている。

◆ライトオブピース(牡、父ゼンノロブロイ、母グッバイマイラブ、栗東・佐々木晶三厩舎)
 ブライアンズタイム産駒の半兄ゴービハインドはダートで4勝、障害で1勝とパワータイプの印象だが、本馬に関しては追い切りの動きを見るかぎり、芝向きの素軽さを持っている。そのあたりは父ゼンノロブロイの影響が出ているのかも知れない。

 追い切り一発目から軽快な動きを見せていて、それが7月28日のCW。3歳未勝利との併せ馬だったが、追う相手に対して馬なりで同入。それ以降もCWでの追い切りは常に併せ馬で手応え優勢。8月11日に鮫島克駿騎手が跨った(レースは石橋脩騎手が騎乗予定)CW追い切りでは攻め駆けするセントラルルークを相手に先着している。時計は目立たないが、追い切り本数も十分なだけに、最終追い切りもさほど時計を出さなくても大丈夫。8月27日(土)新潟芝1600mでデビュー予定だが、どんな走りを見せてくれるか注目したい。

【美浦】
◆アルジャントゥイユ(牡、父ダイワメジャー、母アンプレショニスト、美浦・畠山吉宏厩舎)
 エアジハード産駒の母はアネモネS2着の戦歴。現4歳の半兄ロンバルディアは2歳の夏に新馬戦で勝ち上がっている。

「まだ気持ちの面で幼いところがあるけど、よく言えば落ち着いているタイプ。しっかりと乗れているし、ひと追い毎に良くなっている。兄たちは前進気勢が強かったけど、この血統にしては穏やかな気性だし、ゆったりと走れるような距離が良さそう」と畠山吉宏調教師。8月27日(土)、新潟の芝1600mを柴山雄一騎手で予定している。

◆キングファースト(牡、父ナカヤマフェスタ、母アンダルシア、美浦・相沢郁厩舎)
 2歳上の半姉スマートプラネットは現3勝。祖母の半弟に現種牡馬のアッミラーレがいる。既走馬や年長馬と併せるなどして負荷を掛けており、8月10日にはウッドチップコースで5F66秒台の時計をマークした。姉は1400mを得意にしているが、もう少し長い距離の方が良さそうとのこと。「いい感じ。しっかりと乗り込んでいるし、時計的にも十分に動けている。調教どおりなら走ると思う」と相沢郁調教師は好感触だ。8月27日(土)、新潟の芝1600mを石川裕紀人騎手で予定している。

◆ショウナンアエラ(牡、父ショウナンカンプ、母ショウナンタイリン、美浦・奥村武厩舎)
 キングカメハメハ産駒の母は2勝。1歳上の半兄ショウナンサスケは現1勝、昇級戦の村上特別でも2着と好走した。ウッドチップコースで週2本の追い切りを順調にこなしており、体力的には十分。8月21日には新潟2歳Sに出走予定のイブキと併せ、互角に動いている。

「ショウナンカンプの子で筋肉質だし、いかにもスピードが勝ったタイプ。短距離向きだと思うけど、脚長の体形でマイルぐらいまでは対応できそう。初戦から楽しみです」と奥村武調教師。8月28日(日)、新潟の芝1200mを予定している。

◆ダノンハイパワー(牡、父ダノンシャンティ、母ダノンボンジュール、美浦・菊沢隆徳厩舎)
 昨秋のJBCレディスクラシックを制したホワイトフーガの近親にあたる。先々週の8月11日に本馬場(芝)で長めから追われ、先週の18日にはウッドチップコースで横山典弘騎手が騎乗して感触を確かめた。古馬を追走して併入と好気配だ。

「ひと追い毎に良くなっている。軽さより、パワー型のイメージで短い距離が良さそうな体つき。気性的にも素直で変な悪さをしないし、いいところがありそう」と菊沢隆徳調教師。8月28日(日)、新潟の芝1200mを横山典弘騎手で予定している。

◆ハットラブ(牝、父ワークフォース、母ミルルーテウス、美浦・菊沢隆徳厩舎)
 千葉サラブレッドセールに上場され、2700万円(税抜)で落札された。アグネスタキオン産駒の母は1勝。伯父に1994年の朝日杯3歳Sを制したフジキセキ、伯母にシャイニンレーサー(マーメイドS)、いとこにシャイニンルビー(クイーンC)やノボリディアーナ(府中牝馬S)など一族には重賞ウイナーが並ぶ。

「そんなに目立った時計は出していないけど、自分からグッとハミを取って行く。前向きな性格だし、いいスピードがありそうなタイプ。もう少し重心が起きて走れるようになれば理想的だけど、初戦から動けそう」と菊沢隆徳調教師。8月27日(土)、札幌の芝1200mを戸崎圭太騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/23(Tue) 14:36コメント(0) ]
2016/08/16(Tue)
【栗東】
◆マジョラム(牝、父ストーミングホーム、母プリュネル、栗東・宮本博厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理され、ダートで4勝を挙げている。ただ、父産駒にはティーハーフやマコトブリジャールなど、芝重賞を勝った産駒もいるだけに、一概にダート向きというわけでもなさそう。

 本馬について「ゲートの出が悪くて、ここまで時間を要した。追い切りも並行しながら調整して、ゲート合格の後も練習に行きましたが、そこでは水準の出を見せてくれました。十分に乗り込んでいますし、初戦から力を発揮してくれると思います」と宮本博調教師。デビュー戦は8月20日(土)小倉芝1200mもしくは8月21日(日)小倉芝1200m(牝)を和田竜二騎手で予定している。

◆ガンサリュート(牡、父ダノンシャンティ、母ベネディーレ、栗東・安田隆行厩舎)
 おじに2015年小倉記念を勝ったアズマシャトルがいる血統で、父の代表産駒には今年の京都新聞杯を勝ったスマートオーディンがいる。本馬は2015年セレクションセールにて、1500万円(税別)で落札されている。

 ゲート試験合格後は坂路とCWを併用しての仕上げ。8月11日はレースでも騎乗を予定している北村友一騎手が跨っての追い切りだったが、先行していたサトノサンシャインを外から交わして先着。時計は4F54.7秒、1F11.7秒と終いの伸びが目立った。「追い切るごとに動きが良くなっていますね。11日の追い切りでは、ジョッキーが手応えを感じてくれたようで、デビュー戦に向けて態勢が整ったといった感じです」と安田隆行調教師。8月21日(日)小倉芝1800mでのデビューが予定されている。

◆ピンクガーベラ(牝、父ディープインパクト、母ルシュクル、栗東・中竹和也厩舎)
 同厩舎で管理されている全姉ブランボヌールは新馬、函館2歳Sと連勝。その比較について「姉は前進気勢旺盛で、重心を低くして走るので、いかにも短い距離という感じ。こちらは追い切りでも目立った時計が出ていないように、距離に融通が利きそう」と中竹和也調教師。

 8月10日の坂路ではカルムパシオンを追走して、最後は一杯に追われて、なんとか追いついたという感じ。時計が4F55.7秒と地味ではあるが、追われるごとに時計を詰めているのが現状。同師は「距離に関しては、実際にレースで走ってみないことにはなんとも言えない部分もあると思うので、まずはマイルから」ということで、8月21日(日)新潟芝1600m(牝)でのデビューを予定。なお、鞍上は石川裕紀人騎手が予定されている。

◆タムロセレッサ(牝、父ダイワメジャー、母タムロイーネー、栗東・西園正都厩舎)
 ディープインパクト産駒の半兄タムロミラクルはダート中距離で4勝を挙げているが、こちらはダイワメジャー産駒ということもあり芝の短いところといったイメージ。この中間は先週デビューしたルパルクと併せ馬を行っている。

 8月10日のCWでは、直線でふらつく相手を尻目に大きく先着。ルパルクはレースでも気難しいところを見せていたので、その分の先着だったとも解釈できるが、8月14日の坂路では4F56.3秒、1F12.1秒をマーク。この時計なら初戦から楽しみにしたいところ。デビュー戦は8月21日(日)小倉芝1200m(牝)を酒井学騎手で予定している。

【美浦】
◆エディフィス(牝、父ステイゴールド、母シーズオールエルティッシュ、美浦・尾関知人厩舎)

 兄姉はアドマイヤオウジャ(現1600万下)、エルビッシュ(現1000万下)など4頭とも勝ち上がっている。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整されて再入厩。先週の8月11日には戸崎圭太騎手が手綱を取り、初めてウッドチップコースで追い切られた。3歳馬のステイパーシストに遅れはしたが、「これがウッドチップでの1本目。併せた相手も動く馬だし、しっかりと長めから負荷を掛けられたのは良かったと思います。わりとリラックスして走れていたし、ジョッキーは『乗りやすい』と言ってくれました。速いところに行ったときの格好もいいし、軽い芝なら違うと思います」と尾関知人調教師。8月21日(日)、新潟の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

◆スマイルフラワー(牝、父ステイゴールド、母ダノンスズラン、美浦・奥村武厩舎)

 今春のJRAブリーズアップセールに上場され、1400万円(税抜)で落札された。牧場で十分に基礎体力を強化してから入厩させ、じっくりと乗り込まれてきた。「小柄な牝馬で素軽いし、いいスピードがありそう。気持ちも前向きだし、いいバネをしています。いかにも軽い芝に向きそうなタイプだと思います」と奥村武調教師。8月21日(日)、新潟の芝1600m(牝馬)を田辺裕信騎手で予定している。

◆ベストアドバンス(牡、父ヴィクトワールピサ、母ジェイズジュエリー、美浦・田村康仁厩舎)

 2008年の天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタの異父弟。昨年のセレクトセールに上場され、4100万円(税抜)で落札された。「まだ少し線の細さがあるけど、今のところは折り合い面の心配もないし、いいバランスで走れています。奥手の血統で本当に良くなるのは先だと思うけど、いいモノを持っているし、立ち回りひとつで楽しみ」と高木調教助手。8月20日(土)、新潟の芝2000mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆アルトリウス(牡、父キングカメハメハ、母レジネッタ、美浦・藤沢和雄厩舎)

 フレンチデピュティ産駒の母は2008年の桜花賞馬。初仔の半兄レジメンタルは現1勝。美浦で十分に乗り込み、函館に移動後も順調に乗り込まれている。「雄大な馬格をしているし、いい馬だよ。素直な気性でコントロールも利く。牧場(追分ファーム)の期待馬だし、楽しみだね」と藤沢和雄調教師。8月21日(日)、札幌の芝1800mを蛯名正義騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/16(Tue) 07:41コメント(0) ]
2016/08/08(Mon)
【栗東】
◆デザートストーム(牡、父ストーミングホーム、母レディオブパーシャ、栗東・西浦勝一厩舎)
 母は現役時代に同厩舎で管理されて、芝1勝、ダート1勝で終わっているが、おじが芝で4勝を挙げているサドンストームや2015年函館SSを勝っているティーハーフという血統。本馬は7月8日にグリーンウッドから栗東へ入厩しているが、当初から坂路での動きが目立っていた。

 7月20日の坂路は先週デビューしたデュパルクカズマとの併せ馬だったが、追いかけてくる相手を馬なりの手応えで突き放した。7月27日の坂路ではブルドッグボスとの併せ馬。さすがの相手に最後は手応えで見劣ったが、その時計は4F52.5秒、1F12.4秒なので、新馬としてはトップクラス。これだけ動けば、当然デビュー戦から注目してみたいところ。8月14日(日)小倉芝1200mの初陣が楽しみ。なお、鞍上は国分優作騎手が予定されている。

◆ジャーミネイト(牡、父ハービンジャー、母クラックシード、栗東・中尾秀正厩舎)
 母系に1996年秋華賞を勝ったファビラスラフインや2012年阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライがいる血統。母は現役時代に中山芝1600mで新馬、500万下と連勝している。

 先週の小倉芝1800mに出馬投票したが、除外になってしまった。それについて「追い切りは軽めだったので、その影響はありませんね。ハービンジャー産駒は緩い馬が多いけど、この馬はコンパクトな分、しっかりしています。追い切りを重ねるごとにギアチェンジも上手になってきたので、初戦から楽しみ」と中尾秀正調教師。8月14日(日)新潟芝1600mをM.デムーロ騎手でデビューする予定。

 なお、同厩舎で管理されているエイシンヴァラーやエイシンバッケンの半妹のエイシンムーは、8月14日(日)小倉芝1200mを太宰啓介騎手でデビューする予定となっている。

◆タガノアルーア(牡、父キングズベスト、母アルーア、栗東・角田晃一厩舎)
 母は現役時代に未勝利で終わったが、祖母アルーリングアクトは小倉芝1200mの新馬戦を勝ち、その勢いで小倉3歳S(現2歳S)を連勝。その後も阪神JFや桜花賞といったG1レースに出走した。

 本馬はゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、7月21日に宇治田原優駿Sから栗東へ帰厩。そこから本格的な追い切りを行っているが、今のところは目立って速い時計が出ているわけではない。「時計は地味ですが、母系は芝ダート問わず短い距離で活躍した馬が多い血統なので、いいものは持っていますよ」と角田晃一調教師。デビュー戦は8月14日(日)小倉芝1200mを藤岡佑介騎手で予定している。

◆ランドジュピター(牡、父サマーバード、母フィールザファン、栗東・安達昭夫厩舎)
 おじにダートで5勝、カゼノコが勝った2014年ジャパンダートダービーで3着などの実績があるフィールザスマートがいる血統。本馬は2016年北海道トレーニングセールにて、760万円(税抜)で落札されている。

 7月27日の坂路では、単走ながら一杯に追われて4F53.9秒、1F13.2秒をマークしている。安達昭夫調教師は「サマーバード産駒でダート適性は高そう。あとは距離に対応して息がもつかどうか。最終追い切りには和田竜二騎手に騎乗してもらって、感触を確かめてもらいます」と評価。8月14日(日)新潟ダート1800mでデビューする予定となっている。

【美浦】
◆オメガジェルベーラ(牡、父ジャングルポケット、母クインリーグレイス、美浦・斎藤誠厩舎)

 千葉サラブレッドセールの出身(取引価格2376万円)。祖母のクイーンモードは仏G1ヴェルメイユ賞の勝ち馬。スペシャルウィーク産駒の母は新馬勝ちを飾っており、その兄姉にキングアーサー(障害含め5勝)、ハイソサエティー(4勝)、シーキングマイラブ(3勝)などがいる。8月4日の追い切りは坂路で4F52.7-38.4-24.9-12.3の好時計をマークした。「乗り込みは十分。やや瞬発力に欠けるけど、持久力型で長く脚を使えそう。うちの厩舎で例えれば、同じくジャンポケ産駒のプランスシャルマンに似たタイプ。稽古も動くし、奥がありそうです」と斎藤誠調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆フローレスマジック(牝、父ディープインパクト、母マジックストーム、美浦・木村哲也厩舎)

 一昨年のエリザベス女王杯を制したラキシス、今年の京王杯SCを制したサトノアラジンの全妹として早くから注目を集めていた存在。ゲート試験をパスしてからはノーザンファーム天栄で基礎体力の強化を図り、再入厩後も順調に乗り込まれてきた。時計以上に質の高い併せ馬を消化しており、8月7日の日曜追いも坂路でラスト1F11.9秒の速いラップを刻んだ。

「強めの調教をしてもヘコたれないし、しっかりとした体つき。もともとの身体能力が高いし、やればいくらでも動けちゃう。気持ちがグンと入りやすいので精神的に詰め込み過ぎないように気をつけて進めてきたけど、能力があることは確か。冷静に走れるように教えながら大事に育てていきたいですね」と木村哲也調教師。8月14日(日)、新潟の芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。

◆レッドエレノア(牝、父ハーツクライ、母サビアーレ、美浦・木村哲也厩舎)

 全兄に2013年の日経新春杯を制したカポーティスターがいる。「こちらも馬っぷりがいいし、いい動きをする。女の子にしては気持ちの面がドッシリとしたタイプで体つきも力強い。じっくりと乗り込んだし、初戦から楽しみにしています」と木村哲也調教師。8月13日(土)、新潟の芝1800mをC.ルメール騎手で予定している。

◆サトノアレス(牡、父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、美浦・藤沢和雄厩舎)

 愛国産の母は1勝。全兄にサトノヒーロー(通算4勝)、サトノフェラーリ(現3勝)がいる。美浦で十分に追い切りの本数を重ねてから札幌に移動。8月3日の追い切りは本馬場で古馬のエポワスと併せ、軽快な動きを見せた。「まだ気性的に若い馬だけど、じっくりと乗り込んで順調に来ている。ディープの子で軽い走りをするし、いいところはある」と藤沢和雄調教師。8月14日(日)、札幌の芝1800mを柴山雄一騎手で予定している。

 藤沢和雄厩舎からはラユロット(牝、父エンパイアメーカー、母ユメノオーラ)もスタンバイ。こちらは8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)をJ.モレイラ騎手で予定している。

◆ステレオグラム(牝、父ローエングリン、母ステレオタイプ、美浦・田中剛厩舎)

 2012年の朝日杯FS、2013年の皐月賞、今年の安田記念とG1を3勝しているロゴタイプの全妹。美浦でゲート試験を受け、7月20日に函館入り。先週の8月3日にはウッドチップコースでビシッと追われ、しっかりと負荷を掛けた。

「おっとりしたところがあるけど、女の子にしては馬格もあるし、いい心臓をしている。まだ上と比べるのはかわいそうだけど、ひと追い毎に良くなっています」とのこと。8月13日(土)、札幌の芝1500m(牝馬)を三浦皇成騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/08(Mon) 20:23コメント(0) ]
2016/08/02(Tue)
【栗東】
◆ノーティカルマイル(牡、父Cape Cross、母オーシャンウェイ、栗東・野中賢二厩舎)
 日本で活躍する父産駒は少ないが、海外ではSea The StarsやGolden Hornなど凱旋門賞馬を輩出している。本馬は母系に新馬、紫菊賞を連勝したティルナノーグがいる血統。

 6月24日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ入厩。7月8日にはゲート試験に合格している。7月27日のCWでは藤岡康太騎手(レースはM.デムーロ騎手が騎乗予定)が跨って、フォーチュンラックとの併せ馬。追走していたが、きっちり同入して5F69.2秒。全体時計は遅いが、ラスト1Fは余裕を持った動きを見せている。「まだ緩いところはありますが、徐々にしっかりしてきましたし、素質を感じさせる馬」と野中賢二調教師。8月6日(土)新潟芝1600mでデビューする予定。

◆メイショウハチク(牡、父マンハッタンカフェ、母エガオヨシ、栗東・南井克巳厩舎)
 母系にダートで5勝を挙げたカーティスバローズがいる血統で、2015年オータムセール1歳にて、1100万円(税抜)で落札されている。

 7月22日の坂路ではメイショウハバネラと併せて手応え劣勢。4F53.9秒と時計もさほど目立っていなかったが、7月28日のCWでその印象が一変。ミキノヘラクレスとの併せ馬だったが、内を回ったとはいえ6F81.7秒、1F12.0秒は非常に優秀。外から並びかけてくる相手に交わされなかったところを見ても勝負根性を感じる。デビュー戦に関しては「8月7日(日)小倉芝1800mを予定していますが、状況を見ながら、8月6日(土)小倉芝1200mを使うことも考えています。距離適性に関しては融通が利くと思うので」と南井克巳調教師。鞍上はどちらのレースになっても義英真騎手が予定されている。

◆デュパルクカズマ(牡、父エンパイアメーカー、母フェザーレイ、栗東・西浦勝一厩舎)
 半兄サムソンズプライド(父メイショウサムソン)は芝中長距離で5勝を挙げており、2013年日本ダービーにも出走。そして、母系には昨年の二冠馬で先日現役引退を発表したドゥラメンテがいる血統。

 本馬は7月20日の坂路で抜群に走るデザートストームと併せて遅れていたが、7月27日のCWでは素晴らしい動き。カズマペッピーノを追走する内容だったが、ゴール前ではあっさりと交わして、最後は外から追いかけてくるマインシャッツとの併せ馬。内を回っていたとはいえ、最後は1F11.7秒でまとめているだけに、さすがの相手も追いつかない。追い切り本数は十分なので、初戦からきっちり力を出せそう。デビュー戦は8月7日(日)小倉芝1800mを幸英明騎手で予定している。

◆レーヌミノル(牝、父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル、栗東・本田優厩舎)
 全姉ダイワプロパーは京都芝1400mで新馬勝ち、現時点で2勝を挙げている。兄姉は堅実に勝ち上がっているが、オープンや重賞でバリバリ活躍しているというわけでもない。しかし、本馬の追い切りを見ていると、デビュー戦だけでなく、それ以降の活躍も期待したくなる動きを見せている。

 まず7月21日はCWで3頭併せの大外ながら、6F82.2秒、1F12.3秒の時計で相手を突き放した。これを余裕を持った走りでマークするのだから、その性能は相当なもの。7月27日のCWではレースで騎乗予定の浜中俊騎手が跨って、古馬1000万下を突き放した。この動きが実戦にどのようにつながってくるのか。デビュー予定の8月7日(日)小倉芝1200m(牝)には注目したい。

【美浦】
◆ホウオウパフューム(牝、父ハーツクライ、母マチカネタマカズラ、美浦・奥村武厩舎)
 2015年のセレクトセールに上場され、5200万円(税抜)で落札された。Kingmambo産駒の母は通算2勝、クイーンC3着の戦歴がある。順調に追い切りのピッチを上げ、先週の7月27日には田辺裕信騎手を背にウッドチップコースでビシッと追われた。古馬1000万下のシルクブルックリンに先着しており、雨で力の要る馬場を思えば全体の時計的にも上々だ。「いい動きだったし、これだけの時計が出れば十分。まだ緩いところがあるけど、走りそうな雰囲気をしている。ためていけば切れそうだし、血統的にも距離は融通が利くと思う。春先から期待していた馬だし、初戦から楽しみ」と奥村武調教師。8月7日(日)、新潟の芝1800mを田辺裕信騎手で予定している。

◆ランガディア(牡、父キングカメハメハ、母マリーシャンタル、美浦・木村哲也厩舎)
 サンデーサイレンス産駒の母は通算4勝。ご存じ、ダイナカール一族の優秀な牝系。近親にはエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテなどの名馬が並ぶ。ゲート試験をクリアしたあとは牧場(ノーザンファーム天栄)で調整され、7月に入ってから再入厩。意識的に速い時計は出していないが、じっくりと乗り込んで態勢を整えてきた。「まだ子供っぽくて馬が若いし、走りが雑なところもあるけど、ひと追いごとに良くなっている。血統的にも能力があることは確かだと思うし、どれだけフットワークの質を高めていけるかでしょう」と木村哲也調教師。8月7日(日)、新潟の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆レッドローゼス(牡、父ステイゴールド、母リヴィアローズ、美浦・国枝栄厩舎)
 Galileo産駒の母は未勝利だが、牝系を遡るとイブキパーシヴ(クイーンC1着、桜花賞2着)の名がある。7月27日の追い切りは蛯名正義騎手を背にウッドチップコースで3頭併せ。古馬を相手に馬なりで併入と好気配の動きを見せた。「順調に乗り込んできたし、まずまずの動き。だいぶ体力がついてきたし、気性も前向き。いいところがありそう」と国枝栄調教師。8月6日(土)、新潟の芝1600mを蛯名正義騎手で予定している。

◆ヴァルツァー(牝、父ジャングルポケット、母マツリダワルツ、美浦・小島茂之厩舎)
 現3歳の半兄ロードクエストは新潟2歳Sを勝ち、NHKマイルC2着など活躍している。函館と札幌で順調に追い切りの本数を重ねており、仕上がり自体は順調そうだ。「小柄な牝馬でロードクエストとは違ったタイプ。まだ兄と比べるのはかわいそうだけど、仕上がり早でゲートの出も良さそうだし、いいモノを持っていると思います」と小島茂之調教師。8月6日(土)、札幌の芝1200mを長岡禎仁騎手で予定している。
[ ナリティー at 2016/08/02(Tue) 08:11コメント(0) ]