2012/12/06(Thu)
ヒカリマサムネ(美浦・池上、牡、アグネスデジタル×ヒカリブラッシア)

ウッドチップコースで入念に乗り込まれる。先月の21日には併せ馬で、69秒9ー54秒4ー39秒9ー13秒4をゴール前強目に追って併入。28日には、3頭併せを行い、69秒4ー53秒7ー39秒5ー12秒8を一杯に追って最先着。21日の段階では、余計な脂肪がついていたが、かなり馬体もスッキリして素軽さが出てきた。抜かせない様にする勝負根性を秘めており、調教より実戦にいって良さが出るタイプ。馬格があって走りはパワフル。大型馬にありがちな重苦しいところはなく、器用さも兼ね備えている。将来性も十分で期待の一頭である。「兄弟のなかでは馬格があって丈夫ですね。ですから、ビシビシやれるんでしょうね。短距離向きのいいスピードがありますし、確り折り合いも付きますよ。デビュー戦はダートで卸しますが、芝も大丈夫だと思います。スタートは速いですし、うまく先手が取れれば押し切れるハズですよ」と調教師。中山2週目、ダート1200を蛯名騎手で予定している。推定体重500キロ。

コスモアンジェリケ(牝、父サムライハート、母ルシファー)

まだ目立つほどの速い時計は出していないが、11月29日の1週前追いでは、美浦の坂路で2歳馬による3頭併せ馬で4ハロン54秒1をマーク。素軽い動きを見せた。牝馬によくある気の勝ったタイプで、仕上がりに手間取らない。 中川調教師は「気性が新馬向きでスタートもポンと出られる方だと思う。中山のマイル戦なので、内枠でも引いてすんなりと行ければ…」と善戦を期待する。馬体重は440キロ前後。

フェリーチェレガロ(栗東・友道、牝、マンハッタンカフェ×チャッターリップス)

兄姉には、オープン馬のカトルズリップスがいるぐらい。まだ目立った産駒は出ていないが、当馬は500キロぐらいのグラマラスなボディーでかなりの素質を秘めていそうだ。11月29日の追い切りでは、同じく新馬3頭の併せ馬を敢行。僚馬2頭を追走し、CWで6F85秒3ー11秒7の好タイムをマークして先着を果たした。「1週前としてはいい動きだった」と平間助手は及第点を与えていた。「筋肉がついて、馬体にメリハリが出てくればもっと動けると思う」とのことで、初戦はもちろん先々まで楽しめそうだ。中京4日目の芝2000m戦を川須騎手で予定されている。

ディオジェーヌ(栗東・石坂、牝、ディープインパクト×フォーシンズ)

母の産駒は持ち込みの1頭のみ。実質的に当馬が初産駒と言える。それが、いきなり父にディープインパクトを迎えたあたりに、この繁殖牝馬に対する期待がうかがえるだろう。今週のケイコを含めてまだ2本と少ないし、時計も坂路で4Fで59秒4ー15秒3とかなり軽め。ただ、動き自体は素軽く良血馬らしさは見せていた。「体質が弱かったので放牧に出したのだが、思っていた通り良くなって帰ってきた。一生懸命走りすぎるので、その辺りが解消されれば面白いと思う」と古川助手。鞍上は未定だが、レースは阪神7日目の芝1600m戦(牝馬限定)を予定されている。推定体重は430キロ。

タブレット(栗東・音無、牡、ディープインパクト×スカーレット)

母は現役時未出走だったが、血統の良さを買われて繁殖入り。近親に皐月賞馬ヴィクトリー、日曜阪神でデビューしたトルストイがいる厩舎期待の素質馬。先週木曜日にゲート試験をパスし、今週の追い切りでは坂路4F56秒2をマーク。最後までしっかりした脚取りで、力強い動きを見せている。「大型馬の割には背が高くて、スラッとした体形をしている。これといった欠点がなく、すべてにおいて水準以上のものがあるし、先々まで楽しめそうな素材」と蛭田助手。デビューは5回阪神5日目芝2000m戦をスミヨン騎手で予定している。推定体重500キロ。
 

12月8日阪神4R2歳未勝利 芝1600mヘミングウェイ藤原英昭厩舎

デビューから3戦は全て0.2秒差の2着。新馬戦では大きく離したピンポン、テイエムイナズマが次走で未勝利勝ちし、テイエムイナズマについてはデイリー杯2歳Sも快勝。レベルの高い新馬戦だった。前走は直線で前をカットされる痛恨の不利。それでもメンバー最速の上がりで2着を確保。陣営も「不利がなけれな勝っていた」と肩を落としてた。使われながら馬体も増やしているように、引き続き好調を持続。今週の追い切りでも格上馬に先着しておりデキも絶好だ。
前走時の稽古でも、古馬の格上馬をアオル絶好の動きで常に併走馬に先着。「稽古の動きどおりなら、本当に直ぐに勝てるんだよ」と厩舎サイドも計算している期待馬。初戦と2戦目は相手が悪く、前走は不利が響いての敗戦だけに、この馬の能力なら初勝利は目の前。鞍上にも厩舎お気に入りのM.デムーロを確保して万全の状態で臨む今回は、未勝利脱出の大チャンスだ。

12月9日中京5R2歳新馬 芝2000mステージジャンプ須貝尚介厩舎

父はアドマイヤジャパンと渋めだが、近親にラジオNIKKEI賞を勝っているコンラッドがいる血統で、須貝尚介厩舎×馬主小林英一氏という2冠馬ゴールドシップと同じコンビの2歳馬。
「父に似てしぶといタイプ。長くいい脚を使うよ」とは須貝尚師の評価。その適性を見込んで、直線の長い中京の芝2000mをデビュー戦に選択した。阪神JFにも3頭登録させているように、とにかく2歳戦に強い厩舎。この馬も初戦から注目すべき存在だ。

リリーローズ

母は先行力を武器に交流GIIIエーデルワイス賞を勝ち、GIIIフラワーCでも2着と活躍した。約400キロの小柄な馬だが、5日は美浦のポリトラックで5ハロン66秒1、1ハロン12秒4をマーク。追われるごとに時計を短縮しており、順調な仕上がりを見せている。「線が細く、もう少し体に幅が出てほしいところはあるが、バネがあってポテンシャルが高そう」と小笠調教師。芝のマイル前後で持ち味が生きるタイプのようだ。

[ ナリティー at 2012/12/06(Thu) 07:55コメント(0) ]
2012/12/06(Thu)

【栗東】
◆リヤンドファミユ(牡、父ステイゴールド、母オリエンタルアート、栗東・池江泰寿厩舎)
オルフェ全弟リヤンドファミユ

オルフェ全弟リヤンドファミユ

 2009年に宝塚記念、有馬記念のグランプリレースを制覇したドリームジャーニー、2011年に牡馬三冠を達成したオルフェーヴルが全兄というPOGでも話題の一頭。

 ゲート試験に合格するまで、少々手間取った印象もあるが、その後は順調に調教を消化しており、11月29日のCWでの1週前追い切りにはレースで騎乗が予定されている川田将雅騎手が騎乗。古馬ロードハリケーンを追走して、最後は3馬身ほど先着する動き。時計は6F83.6~5F67.8~4F52.8~3F38.9~1F12.7秒と目立って速くはないが、馬場状態を考慮すれば上々。最終追い切りで更に動けるようであれば、偉大な兄に近付く第一歩を踏み出せるのではないだろうか。12月9日(日)阪神芝1800mでデビュー予定。

◆フェリーチェレガロ(牝、父マンハッタンカフェ、母チャッターリップス、栗東・友道康夫厩舎)
 全姉に芝1400mで4勝を挙げているカトルズリップスがおり、叔父には2009年京阪杯などスプリント重賞を3勝しているプレミアムボックスがいる血統。

 本馬はゲート試験合格後に一旦放牧。11月9日にグリーンウッドより再入厩しているが「牝馬にしては大きくて緩いところがあったので、時間をかけた方が良いと思って一旦放牧に出していました」と友道康夫調教師。11月29日には新馬シークレットレシピとCWで併せ馬を行い、追走して先着。6F85.6~5F69.2~4F53.4~3F38.3~1F12.0秒と終い上々の伸びを見せている。12月8日(土)阪神芝1400mを福永祐一騎手でデビューする予定。

◆ステージジャンプ(牡、父アドマイヤジャパン、母ステージヴァージン、栗東・須貝尚介厩舎)
好調須貝厩舎のステージジャンプ

好調須貝厩舎のステージジャンプ

 近親に2005年ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞)を制したコンラッドがいる血統で、2011年セレクトセール1歳では2000万円で落札されている。

 本馬は10月3日にノーザンFしがらきより入厩。ゲート試験合格後は坂路を中心に追い切りが進められているが、併せ馬で遅れることが目立っていた当初に比べて、最近では先着する前向きさが出ており「調教を積むごとに良くなってきましたよ」と須貝尚介調教師。11月28日にレースで騎乗が予定されている荻野琢磨騎手が跨って、古馬アスカクリチャンと併せて先着している。デビューは12月9日(日)中京芝2000mを予定。

 なお同レースには松永幹夫調教師が「まだこれから良くなっていくタイプの馬だと思いますが、素質は高いと思います」と話すコスミックワンダー(栗東・松永幹夫厩舎)も出走を予定。なお鞍上は吉田隼人騎手。

◆コピーライター(牡、父サウスヴィグラス、母メディアプランナー、栗東・境直行厩舎)
ダッシュ力抜群のコピーライター

ダッシュ力抜群のコピーライター

 近親に芝で4勝を挙げたピースピースがいる血統だが、兄姉はJRAでは未出走。2011年北海道サマーセールでは260万円で落札されている。

 血統やセリ価格からは目立たないものの、11月29日のゲートからの追い切りが抜群。ゲートが開くとポンと出て、見る見るうちに加速。2F目にマークした11.3秒は新馬としては高水準のダッシュ力。「ゲートは久しぶりだから練習のつもりで出したんですが、速かったですね」と中川義久助手。速い追い切り時計は少ないが、すでに出走態勢は整っている。12月9日(日)阪神ダート1200mを幸英明騎手でデビュー予定となっている。

【美浦】
◆アンレール(牝、父ディープインパクト、母フレンチバレリーナ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 1996年のダービー馬に輝いたフサイチコンコルド、2009年の皐月賞を制したアンライバルドの姪にあたる良血。その他、一族からはリンカーン、ヴィクトリー、アンブロワーズなど数多くの活躍馬が出ている。10月31日に入厩し、11月14日にゲート試験を合格。徐々に調教の負荷を強め、25日にポリトラックで5F65秒台の速い時計をマークしている。先週の28日にはウッドチップで70―40の時計を出し、12月2日の日曜日にも坂路で4F53秒8を計時した。小柄な牝馬で仕上がりは順調だ。

「今のところは素直で扱いに手こずらせることもないし、至って順調に稽古をこなしています。ディープインパクトの子供らしく、しなやかな身のこなしでバネがありそう。まだまだ良くなる余地を残しているけど、新馬レベルの相手関係なら初戦から勝ち負けになると思います」と厩舎サイド。12月8日、中山の芝1600m(牝馬限定)を横山典弘騎手で予定している。

◆スペクトロライト(牝、父ディープインパクト、母バランセラ、美浦・堀宣行厩舎)
 母は米仏で4勝した他、GIで2着3回の戦歴。一族にはドイツの年度代表馬に輝いたマーダックの名もある。9月にゲート試験を受け、その後はノーザンファームしがらきで調整。11月2日に再入厩してからはデビューに向け、コンスタントに追い切りの本数を重ねてきた。ここ2週はウッドチップで年長馬を相手にビシッと追われ、しぶとく食らいつく動きを見せている。

「はじめのうちはスクミの症状が出たりしたけど、それが解消されてからは順調にメニューをこなしているし、ひと追い毎に動けるようになってきた。ディープの子にしては落ち着いた気性だし、体形的にも芝の中距離向きという感じ。水準以上の時計が出ているし、能力を出せる仕上がりに持って行けると思います」と橋本調教助手。12月8日、中山の芝2000mを石橋脩騎手で予定している。

◆ソフトライム(牝、父フジキセキ、母アスピリンスノー、美浦・伊藤圭三厩舎)
 祖母はスキーパラダイス。伯母にエアトゥーレ、いとこにアルティマトゥーレ、キャプテントゥーレ、ゴールデンチケットなど一族からは数多くの活躍馬が出ている。当初は夏の札幌でデビューする予定だったが、ソエが出て立て直しを図った。10月下旬に再入厩してからは坂路とコースを併用して入念に乗り込まれ、ひと追い毎に反応が良化。しっかりと時計も詰めている。

「ここまで予定が延びてしまったけど、帰厩後の雰囲気は上々。いいアクションで走るし、なかなかの素質を感じる」と厩舎サイド。12月8日、中山の芝1600m(牝馬限定)を柴田善臣騎手で予定している。

◆タケショウナデシコ(牝、父スペシャルウィーク、母スーティー、美浦・相沢郁厩舎)
 母はビワハイジの全姉。叔母のブエナビスタとは3/4同血の配合となる。11月7日に入厩し、先週の28日にはポリトラックで5F65秒台の好タイムを楽な手応えでマーク。体重の軽い騎手課程の生徒が騎乗していたとはいえ、デビュー戦3着の既走馬を相手に軽快な動きを見せた。

「まだ脚元に弱いところがあるけど、稽古の動きを見ると素軽そうな感じがする。しっかりとしてくれば血統的にも楽しみ」と相沢調教師。12月8日、中山の芝1600m(牝馬限定)を予定している。
[ ナリティー at 2012/12/06(Thu) 06:05コメント(0) ]
2012/12/06(Thu)
注目の新馬【5回阪神】リヤンドファミユ

リヤンドファミユ
(牡2、栗東・池江厩舎)
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン

「ドリームジャーニー(G1を3勝)、オルフェーヴル(G1を現5勝、凱旋門賞2着)の全弟。体高は低めですが、幅があります。兄たちと同様、パワーも十分。バネやキック力が並外れているんですよ。しかも、より長いつなぎが特徴的で、柔らか味を兼ね備えている。奥が深い一方、仕上がりも早い血統ですからね。初戦から好勝負を期待しています」(池江泰寿調教師)

父ステイゴールドの偉大な点は、前述の全兄2頭だけでなく、決して良血とはいえない肌からもナカヤマフェスタ(宝塚記念)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞)らを送り出していること。もちろん、オリエンタルアート(その父メジロマックイーン、3勝)との相性は証明済みである。池江ステーブルにとって宝物のような母。助手時代の師は、その全兄にあたるシュペルノーヴァ(4勝)に跨った経験もある。そんな縁で託されたのがドリームジャーニーであり、オルフェーヴルとの出会いにもつながった。厩舎の躍進とともに、名繁殖としての地位を高めてきた。

サンデーサラブレッドクラブにて総額6000万円で募集された同馬は、ノーザン空港で丁寧に体力強化が図られた。8月10日にNFしがらきへ移動し、順調にペースアップ。10月19日、栗東に入厩した。

当初はこの血らしく、気難しいところを見せていたものの、入念にゲート練習を行い、11月16日に二度目の試験をクリア。並行して坂路で乗り込まれていただけあって、本格的な追い切りに移行すると短期間で態勢が整った。先週のウッドコースではロードハリケーン(古馬500万下)をコンマ7秒追走し、コンマ5秒の先着。脚力の違いを見せつけた。

いよいよ12月9日(日)、阪神の芝1800mでベールを脱ぐ。鞍上に抜擢されたのは川田将雅騎手。


【5回中山】スペクトロライト

スペクトロライト
(牝2、美浦・堀厩舎)
父:ディープインパクト
母:バランセラ
母父:Acatenango

牝馬3冠に輝き、日本最高峰のジャパンCも制したジェンティルドンナ、ダービー馬となったディープブリランテをはじめ、2世代目がさらにスケールアップし、早くも総合リーディングの座を確実なものにしているディープインパクトが父。来春のクラシックにも多頭数で臨むこととなろう。

母バランセラ(その父アカテナンゴ)はフランス産で、仏1勝、米3勝。ガーデンシティBCHなどでG1の2着が3回ある。キャロットクラブにラインナップ。募集総額は3200万円だった。

ノーザンファーム早来で基礎固めされた後、NFしがらきに移ってペースアップ。8月25日、美浦に入厩した。9月5日のゲート試験をパスすると、いったん牧場に戻って心身の強化を図る。11月2日の帰厩後は順調に追い切りを消化。先週のウッドコースではミエノゴーゴー(古馬1000万下)と併せ、最後まで食い下がった。成長の余地をかなり残してはいるものの、現時点でもスケールの大きさが伝わってくる。

12月9日(日)、中山の芝2000mでデビュー。石橋脩騎手が手綱を取る。
[ ナリティー at 2012/12/06(Thu) 06:00コメント(0) ]